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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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Re:青き名将(仮題) 第十話
 松井一真  - 2008/7/20 23:03 -
  
グリーンアイランド戦。高高度まで飛びます。

第十話 南洋の贈り物
同日、マッグユーノス再攻撃が行われた
既に市街地に潜伏していたプロトン陸軍の主力部隊の支援に、キュワール各国の計3個連隊が駆けつけた
やはり、巨大爆撃機の攻撃により大損害を被っていた
リピーレド元帥「・・・やはり、前の紛争のようには行かないな」
ミフェイドビッチ大佐「当たり前ですがね。一体あの空中要塞は何者なんでしょうか・・・」
第一次攻撃の折、飛行パーツを付けた数両の兵士が攻撃に向かったが、瞬時に返り討ちにされたという
大規模な工業都市とあって、防備は非常に固い
挙句、郊外では巨大爆撃機が猛威を振るっている
対策として対空砲部隊が応援に向かったが、果たしてどうなることやら
M24が走り出す
敵戦車を砲撃で吹き飛ばす
そして、階段を駆け上がる
しかし、側面から砲撃を受ける
反撃で発砲したのを最後に、M24は階段から落下した
M24が撃った砲弾は見事敵戦車に命中、相打ちとなる
相変わらず、双方の部隊の錬度があってか、状況は互角である

アファノ時間〇九三〇、「緑」一号は終点、マグナム駅へと到着した
諜報班員達は民兵に扮し、ホームを進む
階段を駆け上がり、改札を通る
そして、駅舎を出た
路面電車に乗り込み、飛行場を目指す
直後、近くで爆発音が響いた
ケナン大尉「何だっ!?」
見ると、バス停が炎上していた
諜報員の任務はこれだったのだ
班員B「どうやら我々を追っていたようですな・・・」
ただ、流石にこちらが電車で移動するとは思ってもいなかったのだろう
街中ではサイレンが鳴り響いている

数分後、陸軍司令部前に到着
ここから自力で飛行場へと行くのだ
ふと見ると、向こうにも民兵のような集団が見える
電車はゆっくりと走り出していく
ケナン大尉「・・・あれか」
班員B「らしいですな」
班員A「奴さん、ようやく見つけたようだな」
そして、民兵が一両、発砲した
走り出すケナン
砲弾、背後に着弾する
ケナン大尉「行くぞ!」
一斉に走り出す諜報員達
郊外とはいえ、街中での戦闘は避けるべきだ。ひとまず離脱に限る
謎の集団も追ってくる
道路に次々と砲弾が着弾する
班員A「随分と無茶をするな・・・」
ケナン大尉「駅前を爆破した奴らとは別の奴かもしれんな」
諜報員達は建物の陰に隠れる
民兵も建物に近づく
諜報員が急速前進、一斉砲火で数両を倒す
一撃離脱、そのまま飛行場へと走る
幸い、機動力はこちらの方が上だった
無事、諜報員達は飛行場に到着した
飛行場の将校に、これまでの顛末を報告した
グリーンアイランド将校「・・・連中だろうな」
ケナン大尉「・・・連中?」
グリーンアイランド将校「ああ。グリーンアイランドは、第四次キュワール大戦終戦と共に独立した国家だからな。帝国派の奴もいるんだよ。大方、そいつらだろうな」
班員A「・・・しかし、我々が途中で追ったチョロ〜ン軍の諜報員は一体・・・」
グリーンアイランド将校「帝国派の奴らは、どこかで帝国と接しているようだからな。同盟国のチョロ〜ンの諜報員が現れても、不思議ではない」
直後、飛行場で爆発音が響き渡った
グリーンアイランド将校「どうしたっ!?」
グリーンアイランド兵士A「帝国派の襲撃です!」
班員A「・・・我々を追ってきた奴らだ!」
ケナン大尉「・・・早く新型爆撃機に乗らなければな・・・」
間違いなく、狙いは俺たちだ。一刻も早く離脱しなければ
グリーンアイランド将校「新型爆撃機は第三格納庫だ。急いでくれ!」
そういうと、将校は駆け出していった
諜報員達も、第三格納庫へと急ぐ
格納庫の扉を開けると、そこには巨大な機影があった
片側二基のエンジン、巨大な翼。間違いなく新型爆撃機だ
タラップは既に掛けられていた
グリーンアイランド兵士B「急いでください!」
諜報員達は、タラップを駆け上がる
そして、予定されていた配置に付いた
ケナン大尉「全員、搭乗完了!」
格納庫のシャッターが開き始める
滑走路は開けており、巨大な新型爆撃機の離陸も可能である
管制官(通信)「滑走路まで移動せよ!」
ケナン大尉「了解!」
巨大な機影が、滑走路へ向かって動き出す
滑走路周辺では、砲撃戦が行われていた
離陸に支障は無いようだ
無事、滑走路まで到達。一旦、機体を停止させる
滑走路周辺では未だ戦闘が行われている
管制官(通信)「離陸を許可する!」
再び、エンジンを始動させる
機体はゆっくりと加速していく
その脇では、複数の戦車が戦闘を続けていた
銃座に座っている諜報員が、威嚇発砲をする
離陸速度まで加速し、操縦桿を引き起こす
巨大な機影が、空軍飛行場を飛び立っていった

眼下の街を見ると、戦車が大通りを進んでいる
陸軍が支援に向かっているようだ
班員B「班長!後方より国籍不明機!・・・Qグリーンです!」
ケナン大尉「奴らだ!」
再び班員達が銃座につき、射撃を開始する
とはいえ、こちらの武器は後方の一丁のみだ
機体を急上昇させる
この機体は高高度まで飛ぶことができるのだ
敵機も追うが、途中で失速したのか、見えなくなった
しばらくはこれで大丈夫だろう

膠着状態に陥っていたマッグユーノスの戦闘だが、戦力の逐次投入によって、徐々にその防衛網は破られつつあった
サミッティー少佐「・・・大津波を防ぐには力不足の防波堤だったな・・・」
ドドビガ大尉「・・・なかなか、上手いたとえですな」
サミッティー少佐「しかし、ここの工場も殆ど、稼動に時間がかかるだろう。奴らの榴弾砲でな」
ドドビガ大尉「・・・せめて、ここいらの工場を焼き払って撤収しますか?」
サミッティー少佐「・・・それは、君の上官に任せるよ」
サミッティーは無線機を取った
サミッティー少佐「・・・全軍へ告ぐ。残念だがマッグユーノスは放棄する。工場の殆どが使い物にならない今、この街を守り抜く意味は無い。キョウビーチャまで後退し、防衛網を立て直す」
そういうと、サミッティー少佐は司令室を後にした
入れ違いでバギルス中将が入ってきた
バギルス中将「・・・誠に残念だ、大尉」
ドドビガ大尉「・・・はい。敵の三個連隊を撃破したまでは良かったのですが、敵の車海戦術には敵いませんでした・・・」
バギルス中将「・・・後退に次ぐ後退か。どこかで跳ね返せない物かね。あの大津波を」
ドドビガ大尉「・・・司令、一つ上申させてもらいます。現時点で使用可能な工場を爆破して、奴らに使用できなくしましょう」
バギルス中将「なるほど。考えたな、大尉。・・・しかし、民間車両の退避は完了したのか?」
ドドビガ大尉「これほど長引いてくれましたからな。全施設からの退避が完了したようです」
バギルス中将「・・・分かった。『あれ』の残弾をばら撒いておこう。なるべく、敵が集結しているところにな」
ドドビガ大尉「・・・司令、勝てますかね?この戦争」
バギルス中将「・・・分からんな。だが、希望はまだある。それまで耐えるのだ」
そして、二両も司令室を出て行った
慌しく、通信書類や器具を持っていく通信兵たち
工業都市とあって、撤収作戦は大変である

負傷車を運び出す兵士達の間を縫って、重機を担いだ二両の兵士が走っていく
チョロ〜ン兵士A「撤収作戦の終了まで、連中を食い止めるんだ!」
チョロ〜ン兵士B「分かった!なんとしてでも食い止めるぞ!」
街中はもはや煙と炎にまみれている
火を消す物もいない
二両は固定銃架に重機を置いた
チョロ〜ン兵士B「こいつが最後の弾帯だ。一個小隊潰したら、さっさと戻るぞ!」
前方から巡航戦車やM4A2が数両向かってくる
チョロ〜ン兵士A「喰らえっ!」
鳴り響く銃声。弾帯は瞬く間に重機へと消えた
数両のタンクが吹き飛ぶ
しかし、敵も反撃した
チョロ〜ン兵士B「退避!」
砲弾は背後の建物に命中する
二両は砲撃をしながら撤収した
チョロ〜ン兵士A「・・・危なかったな」
チョロ〜ン兵士B「ああ、全くだ」
チョロ〜ン兵士A「・・・撤収先、どこだっけ?」
チョロ〜ン兵士B「キョウビーチャだ。あそこも大都市だからな。この前の爆撃で大変なことになったらしいが」
兵士の一両は、いつのまにか重機を担いでいた
チョロ〜ン兵士A「・・・いつも思うんだが、お前やけに重機外すの早いな」
チョロ〜ン兵士B「そりゃ、何度もやってるからな」
二両は急いで本隊と合流、街を後にした
第十話 続く

引用なし
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青き名将(仮題) 第九話 松井一真 2008/6/8 21:32
  Re:青き名将(仮題) 第九話 松井一真 2008/6/8 21:34
   Re:青き名将(仮題) 第九話 松井一真 2008/6/8 21:37
   Re:青き名将(仮題) 第九話 松井一真 2008/6/8 21:58
   Re:青き名将(仮題) 第九話 ダークスピリッツ 2008/6/9 22:45
   Re:青き名将(仮題) 第九話 松井一真 2008/6/9 23:59
   青き名将(仮題) 第十話 松井一真 2008/7/20 22:59
   Re:青き名将(仮題) 第十話 松井一真 2008/7/20 23:00
   Re:青き名将(仮題) 第十話 松井一真 2008/7/20 23:03
   Re:青き名将(仮題) 第十話 松井一真 2008/7/20 23:05
   青き名将(仮題) 第十話 あとがき 松井一真 2008/7/20 23:36
   Re:青き名将(仮題) 第十話 あとがき 感想 ダークスピリッツ 2008/7/21 23:23
   Re:青き名将(仮題) 第十話 あとがき 感想 松井一真 2008/7/21 23:51

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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