■BBS - Bulletin Board System
掲示

ホーム > BBS > チョロQ小説板

雑談板 チョロQ小説板  

どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

  新規ツリースレッド一覧トピック番号順検索設定  
61 / 523 ツリー ←次 | 前→

青き名将(仮題) 第九話 松井一真 2008/6/8 21:32
  Re:青き名将(仮題) 第九話 松井一真 2008/6/8 21:34
   Re:青き名将(仮題) 第九話 松井一真 2008/6/8 21:37
   Re:青き名将(仮題) 第九話 松井一真 2008/6/8 21:58
   Re:青き名将(仮題) 第九話 ダークスピリッツ 2008/6/9 22:45
   Re:青き名将(仮題) 第九話 松井一真 2008/6/9 23:59
   青き名将(仮題) 第十話 松井一真 2008/7/20 22:59
   Re:青き名将(仮題) 第十話 松井一真 2008/7/20 23:00
   Re:青き名将(仮題) 第十話 松井一真 2008/7/20 23:03
   Re:青き名将(仮題) 第十話 松井一真 2008/7/20 23:05
   青き名将(仮題) 第十話 あとがき 松井一真 2008/7/20 23:36
   Re:青き名将(仮題) 第十話 あとがき 感想 ダークスピリッツ 2008/7/21 23:23
   Re:青き名将(仮題) 第十話 あとがき 感想 松井一真 2008/7/21 23:51


青き名将(仮題) 第九話
 松井一真  - 2008/6/8 21:32 -
  
1ヶ月に1回のペースで進行中のシリーズ。第九話です。

第九話 バーセックナール炎上
CQ暦241年、3月
先月末に陥落したロナルミックは、一応の平穏を取り戻している
航空隊の攻撃により倒壊した家屋の瓦礫の撤去作業も、だいぶ進んできている
とはいえ、このチョロ〜ン帝国という国は、かつてはノースグリーンにも進出していたという伝統ある大国である
しばらくの間、市民と兵士が衝突することがあった
日戦軍団の特殊爆撃機で編成された航空隊が、同国の同盟国、ウルタンクにあった核兵器研究所を破壊したという連絡は入っていた
とはいえ、その日戦軍団は間髪入れることなく、新たな核施設攻撃作戦を計画しているという
近頃チョロ〜ンとの関係が指摘されているQトルック帝国だ
ここの紛争にもプロトン王国が進出したことがある
あれも酷いものであった。陣頭指揮を執っていたのが強硬派のリピーレド元帥だったこともあったのだが、どうもプロトンはキュワールの平和のためなら「悪」を完膚なきまでに叩きのめす、という風潮だったようだ
ロドスシルトは、帝国軍から接収した司令部で休んでいた
真っ先に修理したのが軍施設だったというのが、いかにも戦時下らしい
ロドスシルト少佐「・・・それで、Qトルックとの情勢は?」
副官「だいぶ悪くなってきたそうです。例のQQQQ軍装甲列車消失事件にはQトルックが関わっているという説が高まっていますし、Qトルック領マジノライン島からは頻繁に航空機が離着陸を繰り返しています」
ロドスシルト少佐「・・・『民兵』は?」
副官「『核査察を受け入れなければ、研究所に誘導弾を叩き込む』らしいですよ」
例の民兵、すなわち日戦軍団は、Qトルック帝国の大都市、パトラファックの郊外にある核研究所を攻撃する計画をしていた
あの都市も、以前の紛争でプロトン王国の焼き討ちにあった街である
今となってはその遺恨はほとんど無いであろう
散々街を焼き払っても、司令部の面々がやってくるころにはすっかり元通り。それは施設部隊のおかげであるが、司令部の面々は彼らを労

うことなど、ほとんど無い
第二次キュワール大戦時は「敵地は完全に復興できているのに本土のザンブニールは一向に復興しない」という、散々な状況になっていた
ザンブニールが戦前の威光を取り戻すことが出来たのは、終戦から数ヶ月が経ってからのことであった
ロドスシルト少佐「ここいらの復興作業が随分と早く進んでいるのは、前線基地として役立つだろうから、だな」
次の攻撃目標が大規模な港湾都市、バーセックナールであることは、指令書が来る前から知っている
あの街はチョロ〜ン海軍の重要拠点の一つである。流石にこればかりは海軍の助けを借りないわけが無いだろう
もっとも、命令を無視してロナルミックに飛来した第268航空隊がどうなるかは、知るよしもないのだが
寛容な海軍部だけで何とかなればよいのだが
突如、司令室にエレファントが駆け込んでくる
スミューゲン中尉だ
スミューゲン中尉「司令!大変です!また市内で暴動が・・・」
ロドスシルト少佐「何ぃっ!?あれほど言動に気をつけろと言ったのに・・・」
大方、占領軍の兵士が市民の感情を逆撫でするようなことを言ったに違いない
もしくはそのようなことをうっかり市民の前で口ずさんだ、と言ったところか
スミューゲン中尉「いや、それがどうも、今回は訳が違うようで・・・」
ロドスシルト少佐「・・・どういう意味だ?」
スミューゲン中尉「兵士同士の喧嘩がどうも暴動騒ぎになってしまったようで・・・」
ロドスシルト少佐「報告をする前にとりあえず鎮圧に向かうんだ。行くぞ!大尉、後は頼んだ!」
副官「了解!」
二両は慌しく司令室を出て行った

市街地での暴動騒ぎは、どうもロナルミックの市街戦の件が遠因らしい
「海軍の航空隊が速く来ていればクリーク王国軍は壊滅しなくて済んだのだ」というある兵士の言葉に、別の兵士が「貴様は他国に先を越されても良いのか?」と返し、それに呼応して大論争が発生したようだ
全く血の気の多い奴らで困る
Qトルックとの情勢が悪化しているばかりか、部内でのちょっとした対立も若干問題になっている
統率力こそがプロトンの力だったはずだが
ミーンテースが、ロドスシルトの下へやってきた
ミーンテース隊長「苦労しているそうですな、少佐」
ロドスシルト少佐「ああ。新兵は血の気が多いからな。君のところは元々同じ志を持った集団だから、こういうことはあまり無いだろう?」
ミーンテース隊長「まあ、ちょっとしたいざこざぐらいはありますがね。しかし、第二次キュワール大戦のころは『統制力はキュワールでトップクラス』だなんて言われていたのに、ちょっとした喧嘩が暴動騒ぎになるなんて・・・」
ロドスシルト少佐「本土解放と敵地侵攻じゃ、訳が違うよ。こういうのは状況の悪い時の方が、よっぽどか統率が取れている」
論争を抑えたのは、ロドスシルトの「鶴の一声」であった
ミーンテース隊長「我々も、そのうちQトルック方面に転戦する羽目になりそうですな」
ロドスシルト少佐「あっちの担当はQシュタインだろう。例の新型装甲列車を使った奇襲攻撃作戦を予定しているそうだからな」
例の四一式重装甲列車だ
プロトン王国にも派兵編成「青島」が指揮下に加わっている
幸い、兵装は互換性があった
本土防衛の要として、バチェリットの車庫で整備が進められている
突如、轟音が聞こえ始めた
見上げると、爆撃機が飛んでいた
ロドスシルト少佐「・・・飛行場でも出来たのか?」
スミューゲン中尉「らしいですね。放棄された飛行場を直したってところでしょう」
だとしたら、あの爆撃機はどこへ向かって飛んでいるのか
改めて、指令書を読み返すことにした

同時期、Qシュタイン大陸内で日戦軍団主導の新型誘導爆弾の実験が行われていた
誘導装置が上手くいかず、開発は難航していた
設計車の技師は、安定翼を調整しながら、何とか命中率を高めようとしていた
弾頭に爆薬を搭載していないため良かったものの、停泊している友軍艦に爆弾が直撃したこともあった
運用側の意見も聞き、誘導機構の調整は進められた
そして、何とか誤差数センチにまで抑えることに成功した
この爆弾を搭載する、新型飛行艇の開発も進んでいる
対Qトルック宣戦布告の時は、近い

指令書を読み返したロドスシルトは、驚愕した
バーセックナールの徹底爆撃作戦が行われようとしていたのだ
チョロ〜ン紛争時も、この街では大規模な爆撃作戦が行われた
あの時に続いて、またもこの街を焦土にするつもりか
ロドスシルト少佐「上は何を考えているんだ・・・!」
副官「司令、フェレックス大将から通信が入りました」
フェレックス大将(通信)「ロドスシルト少佐、出撃時刻が正式に決定した。バーセックナール攻撃は翌明朝だ。敵の航空隊が来る前に仕掛ける」
ロドスシルト少佐「大将殿、成功するんですかね?」
フェレックス大将(通信)「強硬派の連中の決めた作戦だから、正直分からんが、爆撃機編隊による攻撃作戦も予定されているから大丈夫だろう」
ロドスシルト少佐「・・・建前ではなく、ですか?」
フェレックス大将(通信)「護衛機も、ちゃんと参加するはずだ」
さすがに、そっちの方では学習能力はあったようだ
前の紛争では護衛機も無しに単独で突っ込んでいったため、チョロ〜ン軍の戦闘機部隊によって呆気なく撃墜された、などという間抜けな話があった
しかし、先の爆撃機編隊には護衛機が見られなかったが・・・
フェレックス大将(通信)「今、第一派が爆撃に参加している。報告がもうすぐ到着するはずだが・・・」
ロドスシルト少佐「また、壊滅しなければいいですがね」
フェレックス大将(通信)「これ以上、無駄死には避けたいからな・・・」
ロドスシルト少佐「そろそろ、通信を切ったほうがよさそうですな」
フェレックス大将(通信)「分かった、ここまでにしよう。健闘を祈る」
通信が切れた
どうもフェレックス大将自身は、この作戦に関しての成功を信じようとしているらしい
一応参謀本部のチョロQだから、そうでなければいけないのだろうか
前の紛争でも、この方面の陣頭指揮を執っていたからか
いずれにせよ、プロトン軍の航空隊の爆撃に呼応して進軍する、と言う計画だ
今度とばかりは、損害を抑えられるか
ロドスシルト少佐「・・・大将殿も大変だな。航空支援の有用性を訴えながらも、結局自軍管轄下で近場にある重爆飛行隊しか出せないとはね」
副官「・・・確かに。陸軍にだって軽爆はあるんですがね」
ロドスシルト少佐「配備されてきたばかりのB−25。あいつを持ってこれれば完璧なんだがな」
無論、B−25も重爆撃機の一種であることに変わりは無い
それでも、他の重爆よりは機動性に優れている
プロトン航空兵A(通信)「・・・こちらプロトン王国陸軍、第378航空隊!」
ロドスシルト少佐「どうしたっ!?」
プロトン航空兵A(通信)「敵軍の対空砲火は熾烈!応援を頼みます!」
ロドスシルト少佐「了解した!すぐに航空基地に連絡を入れる!・・・大尉」
副官「分かっています!」
無線のコードを繋ぎ変え、航空基地へと連絡を入れる
本当に、護衛機はいるのか
第九話 続く
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich253023.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


Re:青き名将(仮題) 第九話
 松井一真  - 2008/6/8 21:34 -
  
航空戦。モチーフは怪獣映画です。

第九話 バーセックナール炎上
確かに、護衛機は飛んでいた
多数のP−40やP−38が、友軍機を護衛していた
しかし、対空砲火への機銃掃射時に、多数が撃墜されていた
すぐさま、援軍が送られることとなった
上陸作戦のときもこれぐらいの迅速な支援が出来たはずなのだが
いずれにせよ、今度とばかりは損害を避けられそうだ

バーセックナール司令部の周辺では、高射砲が爆撃機へ向けて一斉砲撃を開始している
ドドビガ大尉(車種:マーダーII)「こちら第三八五中隊第三小隊、こちら第三八五中隊第三小隊。第八四三航空隊、航空支援願います」
基地駐留部隊司令、ドドビガ大尉が飛行場に通信を開いている
バギルス中将(車種:チョールヌィ・オリョール)(通信)「この前引き上げてきたばっかりなんだがなぁ、仕方が無い、行ってやる。各員出撃準備!『あれ』を出せ!」
ドドビガ大尉「・・・『あれ』を出してくれるんですか?」
バギルス中将(通信)「国家の危機だと言うのに、出し渋るわけにはいかんだろう。出せる時に出す」
背後に怒声が聞こえる
準備を始めたようだ

バーセックナール近辺にある空軍基地の滑走路は、とてつもなく広い
中型旅客機が二機並んで飛び立てそうなぐらいだ
飛行場隊員A「弾薬チェック完了!」
将校「燃料は!?」
飛行場隊員B「満タンです!いつでもどうぞ!」
管制官「滑走路の機体は全部どかした!タキシング急げ!」
機長(通信)「了解、滑走路までタキシングする!」
轟音が響き渡る
バギルス中将「・・・頼んだぞ」
飛行場隊員A「・・・落とされなければ良いんですがね」
バギルス中将「P−40が何機来ようが、『あれ』に勝てるわけが無いだろう」
管制官「離陸を許可する!」
機長(通信)「了解、離陸する!」
轟音は徐々に大きくなり、それを発する機影は徐々に速度を上げていく
そして、轟音は再び小さくなっていく
管制官「よし、高度制限解除。生きて帰って来い」
バギルス中将「よし、戦闘機隊の離陸準備急げ!」
慌しくなる格納庫
チョロ〜ン空軍、第八四三航空隊の出撃準備だ

バーセックナール近辺、一機の偵察機が飛んでいた
偵察機通信士「ジェムズ、バーセックナール爆撃作戦はだいぶ難航しているらしいぞ」
偵察機操縦士「まさか航空隊が現れたのか?」
偵察機通信士「いや、高射砲が派手に撃ち上げているらしい。下手に機銃掃射して民家に突っ込んだ機体もいるそうだからな」
偵察機操縦士「無茶をする奴もいるんだな、陸軍にも」
偵察機通信士「・・・ん?」
通信士は、遠方に何かを見つけた
偵察機通信士「・・・あれは・・・飛行機雲か?」
飛行機雲のようにも見える。数は6つ。六機が並列して飛んでいたのだろうか
いや、その割には近い
偵察機通信士「おいっ、あの飛行機雲を追いかけるぞ!」
偵察機操縦士「分かった!」
偵察機は旋回、飛行機雲の方角へと向かう
偵察機通信士「こちらフルカワ、こちらフルカワ。正体不明の大型機を発見、これより追跡する!」
通信士はマイクを取り、母艦と通信を取る

通信は母艦「ペンシルヴァニア」に送られていた
通信士「ジェムズ機、ジェムズ機。判明次第機体を確認せよ」
偵察機通信士(通信)「了解、これより追跡を開始する」
通信長「・・・なんだろうな」
通信士「爆撃機でしょうかね?陸軍にも打っておきます?」
通信長「いや、奴らも気づいているはずだ」
偵察機通信士(通信)「大型機を目視しました、機種は不明、速力は約600km、バーセックナール方面へ向かって飛行中!」
通信士「バーセックナール?一体なぜ・・・」
通信長「陸上部隊の攻撃にでも向かうのだろうか?」
いずれにせよ、国籍はわからない。QQQQの超兵器かもしれないし、チョロ〜ンの最新鋭機かもしれない

飛行機雲は徐々に太くなっていく
そして、その先端に何かを見つけた
飛行機だ
見るからに大きい
すると、機影が旋回した
偵察機通信士「・・・突っ込んできます!とてつもなく大きな・・・」
機影から何かが突き出ている
間違いない、銃身だ
偵察機通信士「畜生!」
重々しい銃声と共に、通信は途絶えた

不意に響き渡る爆発音は、機体が撃墜された証拠であった
通信士「・・・ジェムズ機、応答せよ!・・・フルカワ!・・・フルカワ!」
通信長「・・・やられたか」
偵察機一機が、謎の機体に撃墜された
しかし、最後の通信を参考にすれば、巨大な機影が急旋回したのだ
それほどまでに鋭い機動を描く事ができる大型機が、いるのだろうか
第九話 続く
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich253023.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


Re:青き名将(仮題) 第九話
 松井一真  - 2008/6/8 21:37 -
  
終結。若干急ぎすぎた感じがあります。

第九話 バーセックナール炎上
三機のP−40戦闘機が、バーセックナールへと向かっていた
プロトン航空兵B「・・・バーセックナールはどうなってるんだろうな?」
プロトン航空兵C(通信)「大体互角だろ。陸に何機かの飛行機が落ちてるが、その周りは火を噴いてるってところか」
プロトン航空兵B「・・・だといいんだけどな」
プロトン航空兵A(通信)「こちら第376航空隊、敵国と思われる国籍不明の大型機がこちらに向かっているらしい。悪いが迎撃に向かってくれ」
プロトン航空兵B「・・・国籍不明?大方チョロ〜ンだろ。了解了解、迎撃に向かう」
プロトン航空兵C(通信)「でかいだけならただの的だな。カルセオリアみたいな奴だったら楽だ」
カルセオリア、第二次キュワール大戦末期にQシュタイン帝国軍が導入した重爆撃機である
ステルス爆撃機を髣髴とさせるその機体には、大口径バルカン砲と空雷投射機を搭載している
更には無数の500kg爆弾を搭載し、一機で町一つを壊滅させることもできるとまでいわれている
しかし、その威力を発揮する前に、プロトン陸軍特殊部隊の隊員によって「撃墜」された
空軍の目標となるはずだったそれを陸上部隊にとられたためか、航空隊は「戦果を勝手に持っていくのも陸戦の仕事か」などと批判したという
三機のP−40は、「国籍不明の大型機」がいるという方角へと向かった

管制塔では、その通信が逐次入っていた
プロトン航空兵B(通信)「国籍不明機を目視。推測するにチョロ〜ン陸軍所属、機種は不明」
航空隊司令「よし、そのまま追跡を続行せよ」
飛行場隊員「隊司令、一体何なんでしょうね?」
航空隊司令「新型の爆撃機かもしれんな。今、陸軍の第一〇二中隊を主力とする四個中隊とレジスタンス小隊、ニビリア陸軍の二個小隊がバーセックナールへ総攻撃を敢行しているはずだからな」
数分前、ロドスシルト少佐の指揮する第一〇二中隊が進撃を開始。これに呼応して補給を完了させた他の三個中隊、レジスタンス小隊及びニビリア陸軍の二個小隊が進撃を開始したのだ
クリーク軍は補充が完了しておらず、「後から追いつく」という電文を進撃中の部隊によこしていた

機影は、恐ろしく大きい
それでいて、尾翼が無い
カルセオリアの数倍はある
飛行機雲を追って、三機のP−40が追跡する
散開するP−40
一機が機銃の射程距離へ近づく
その時、敵機が上昇した
プロトン航空兵C「何いぃっ!?」
急上昇するP−40
不意に鳴り響く銃声
火を噴くP−40
プロトン航空兵C「二番機、脱出する!」
プロトン航空兵B(通信)「了解!生きて戻ってくるんだぞ!」
風防が開き、搭乗員が脱出する
プロトン航空兵D「敵さん、恐ろしいほどの機動性だな」
プロトン航空兵B(通信)「ヘリコプターじゃねぇんだから・・・」
プロトン航空兵D「よしっ、俺が行く!」
一機が巨大機に肉薄する
機関砲が一斉に発砲する
火を噴き、撃墜される

やはり相手は只者ではない
爆撃機か、はたまたガンシップか
通信士「二番機、三番機、応答無し!」
航空隊司令「・・・一体どうなっているんだ?一機の爆撃機に対し撃墜・・・」
通信士「ヘマをやってぶつかったか、旋回機銃にでも撃たれたんじゃないですかね?」
プロトン航空兵B(通信)「こちらライデン、こちらライデン。大型飛行機はバーセックナール上空を通過・・・爆撃機が撃墜された!」
航空隊司令「何いっ!?」
プロトン航空兵B(通信)「友軍爆撃機が二機・・・三機・・・四機、撃墜されました!」
航空隊隊員「・・・司令、やはりガンシップ・・・」
既に三機の航空機が撃墜されている
一機は機動性の高い偵察機、残りはある程度の格闘戦が可能なP−40戦闘機。ガンシップだったら撃墜は容易だろう

バーセックナール上空で、多数の爆撃機が撃墜されていく
ようやく別働隊と合流したP−40戦闘機は、大型機を追跡する
航空隊司令(通信)「ライデン、深追いはするな!」
プロトン航空兵B「了解!」
多数のP−40が、大型機へ襲い掛かる
しかし、機銃掃射が殆ど通用しない
まるで空の怪獣だ

それまで高射砲弾を撃ち上げていた司令部では、歓声が上がっていた
ドドビガ大尉「敵爆撃機多数を撃墜!お見事です!」
バギルス中将(通信)「あたりまえだろう。二〇機の戦闘機ばかりか、『あれ』まで持ってきたんだ。撃退できないわけが無い」
航空隊隊員(通信)「司令、敵航空隊は撤退しました!」
バギルス中将(通信)「よし、このまま陸上部隊の追撃に移った後に帰還させる」
バーセックナールでは、巨大な機影が影を落としていた

塹壕に隠れていたロドスシルトは驚愕した
友軍の爆撃機が、ことごとく撃墜されていく
上空に見える、かつてのカルセオリアを髣髴とさせる機影
あれが噂の「空中要塞」か
ロドスシルト少佐「・・・一苦労ありそうだな。奴さんの弾切れを待つか・・・」
副官「・・・しかし、もしあの機体が爆弾を積んでいたら・・・」
ロドスシルト少佐「・・・まずいな・・・」
巨大な機影は、急旋回して友軍機を次々と撃墜していく
プロトン通信兵「航空隊、撤収が完了しました!」
機影は未だ目視距離を飛んでいる
ロドスシルト少佐「良し、奇襲により一気に制圧する。行くぞ!全部隊突撃!」
塹壕から、一斉にタンクが飛び出す
機影も旋回し、陸上部隊を狙う
降り注ぐ銃弾の雨
エンジンに直撃、火を噴くM4A3
爆風を受け横転するM24
高射砲の水平射撃を受け炎上するM3
町の看板を踏み越えて突き進んでいくM24
T34ロケットランチャーを装備したM4A3が、一斉にロケット砲を発射する
高射砲陣地が炎上する
M24が一斉に砲撃する
反撃を受け、1両のM24が炎上する
M4A3、主砲を撃つ
炎上する敵戦車
しかし、反撃を受けてM4A3も撃破される
クルセイダーMkIIIが、撃破された戦車たちを避けながら進撃する
機銃掃射を受け、火を噴くクルセイダーMkIII
戦闘はほぼ互角だ
前の紛争でもここに限っては多数の守備隊が配置されていた
それを考えれば普通であろう
ミーンテース、ビルの陰に隠れ、敵を撃つ
敵戦車、炎上する
スミューゲンが所持していたロケットランチャーを撃つ
敵戦車、ロケット砲を受け炎上する
ふと、スミューゲンは何かに気づいた
スミューゲン中尉「・・・司令、あれを見てください!」
ロドスシルト少佐「どうしたっ!?」
巨大な機影が、旋回しながら街から離れていく
弾切れだろうか
さらに、クリーク軍からの通信が入った
クリーク軍将校(通信)「遅れてすまない。これよりバーセックナールに突入する」
補充が完了し、追いついたのだ
ロドスシルト少佐「よしっ、形勢逆転だ!一気に畳み掛けるぞ!」
指示を受け、陸上部隊が一斉に進撃を開始する

街は所々炎上していた
あれほどの爆撃機ばかりか、ガンシップの事実上無差別爆撃があったためだ。無理も無いだろう
ドドビガ大尉「・・・中将、すみません。自分の指揮権限では、この街を守ることは出来ませんでした」
バギルス中将(通信)「・・・分かっている、大尉。たとえ栄華を誇った我が祖国も・・・『西の帝国』には歯が立たないのだろう」
ドドビガ大尉「我々だけが、生き残るんでしょうなぁ。この街も」
バギルス中将(通信)「・・・撤退命令は入ったのか?」
ドドビガ大尉「・・・たった今入りました。そろそろ、サミッティー少佐殿の部隊と合流します」
バギルス中将(通信)「分かった。今度は、無線機越しではなく直で話そう」
ドドビガ大尉「了解しました!」
ドドビガは無線機を背負って、司令部を飛び出した
ドドビガ大尉「各員、残念だがこの街は放棄する!周囲の敵を撃破した後に撤退する!」
まさかの撤退命令。隊員たちは唖然とした
またしても後退か
このままでは、前の紛争と同じだ
しかし、望みが無くなったわけではない
事実、迎撃に現れたガンシップは、見事敵の航空隊を追い払ったのだ
運用次第では、勝てるかもしれない

同時刻、パトラファック郊外の核研究所が、突如業火に包まれた
上空には、三機の機影
新型のジェット戦闘機六機が、迎撃に向かった
Qトルック航空兵「機種は不明、飛行艇。国籍表示は・・・『東の民兵』!」
航空隊司令(通信)「我が国の切り札を奪った相手だ!何としてでも撃墜しろ!」
突如、一機の戦闘機が炎上した
撃墜されたのだ
Qトルック航空兵「三番機がやられた!」
航空隊司令(通信)「何としてでも撃墜するんだ!」
無茶を言いやがって。相手は最新鋭機を一機、既に撃墜しているではないか
しかし、退く事はQトルックの威信にかけて許されない
「民兵」ごときに負けるわけには行かないのだ
しかし、現実は厳しかった
突如、飛行艇の翼端が火を噴いた
撃墜ではない。ロケット噴射だ
補助ロケット推進機を有していたのだ
Qトルック航空兵「・・・逃げられた!畜生!」
航空隊司令(通信)「残燃料は!?」
Qトルック航空兵「ギリギリです!」
航空隊司令(通信)「追撃を・・・何ぃっ!?帰投命令!?・・・やむを得ん、帰投せよ」
Qトルック航空兵「・・・了解!」
この攻撃の目前、すなわち、日戦軍団飛行艇部隊がQトルック領空に進入する直前、Qシュタイン帝国から最終通牒が出された
「パトラファック郊外の核施設を放棄しない限り、我が国は宣戦を布告し、『東の民兵』は必ず施設に爆弾を投下する」
それが、最終通牒の内容であった
事実、パトラファック郊外の核施設は、爆撃を受けて炎上した
被爆車が多数出た。しばらくは救助に近寄ることすら困難であろう
CQ暦241年、3月初頭のことであった・・・

バーセックナール攻撃作戦は、何とか成功した
今回は航空隊の損害が重大であった
多数の飛行隊が壊滅、しかもその原因となったガンシップは悠々と空域を離脱していったのだ
いずれ撃墜して、借りを返さなければならないのだろう
無論、借りを返すのは航空隊の仕事であり、上層部の仕事である
またくだらないことに、陸上部隊が巻き込まれるのは勘弁だ
ロドスシルト少佐「・・・Qシュタインが、Qトルックに宣戦布告したそうだな」
副官「はい。既にグリシネ近辺に、Qシュタイン軍の地上部隊が集結しています」
ロドスシルト少佐「・・・しばらくは、南は彼らに任せることになるな」
副官「おそらく、やってくれますな、彼らは」
次期攻撃目標は山岳地帯らしい。しばらくはこれほどの大規模な戦闘もないだろう
プロトン陸軍第一〇二中隊は、僅かながらの平穏を手にすることとなった
第九話 終わり
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich253023.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


Re:青き名将(仮題) 第九話
 松井一真  - 2008/6/8 21:58 -
  
あとがき:SCQ第三十九話〜第四〇話に前後する話。対Qトルック宣戦布告は殆ど描かれてませんでした。
元々が「紺碧の艦隊」のニュールンベルグ爆撃なんですが、当時はHe162の存在を知らなかったので、「富士」を迎撃していたジェット戦闘機は架空機です。

冒頭の兵士の喧嘩。「圧勝部隊(改訂版)」で、民衆がプロトン兵士に物を投げる場面があったので、そういうのをやりたかったんですが、結局のところ兵士同士が喧嘩しているだけの場面に。気づいてみれば、今回ミーンテース隊長とスミューゲン中尉がまともに出てくるのはこの場面だけですな。

誘導爆弾の開発。モチーフが「紺碧の艦隊」のTY爆弾開発なので、似たような感じになっています。OVA版がモチーフになっているので、停泊中の友軍艦に模擬弾が直撃したというエピソードが語られています(SCQでは他に補給地点に目印をつけるために岩場に発信機を置く場面も描かれている)。

焦土作戦。結局のところガンシップに阻止されるんですが、エースコンバットZEROの影響を受けています。

バギルス中将。フィズィキさんの作品では航空機はそのまま航空機のキャラクターなんですが、それだと面倒なので車種を設定。元々がヘリコプターだったので「ヘリ→ハインド→ロシア→チョールヌィ・オリョール」という、随分と安直な感じです。まあ、T−72じゃないだけマシか。

偵察機の撃墜。操縦士のジェムズと通信士のフルカワというコンビ。フルカワは当然グリシネ系が混じってます。
ジェムズは「圧勝部隊(改訂版)」に登場したグンナ軍航空隊員ジェムズ、フルカワは「チョロQ王国対Qカラー王国」に登場したチョロQ王国軍将校フナダ大将が元ネタです。最初はフナガワだったんですが、微妙だったのでフルカワに。
このガンシップ追跡の場面は、ようやく借りることが出来た怪獣映画「空の大怪獣ラドン」の中盤にある、F−86戦闘機が国籍不明機(正体はラドン)を追跡する場面がモチーフになっています。「ラドン追撃せよ」を聞きながら書きました。

続くP−40によるガンシップ追跡も似たような感じですが、こちらはその後のF−86戦闘機によるラドンの邀撃シーンがモチーフ。ただ、相手が怪獣ではなくガンシップなのであまり無茶はしてません。さりげなく「紀伊」の第134航空隊隊長、ライデンが登場。このときは三機のP−40を率いていただけなんですな。
しかし、所詮は一機。弾切れになって撤収してしまいます。直後に突入するクリーク軍は、ロナルミックで壊滅した分のお返しといった感じです。

陸戦描写は控えめ。元々控えめにするつもりでしたが、改めてみるとミーンテースやスミューゲンの出番が取ってつけたような感じに。空中戦に割きすぎましたな。

続くQトルック軍航空隊による「富士」追跡は、直前の偵察機によるガンシップ追跡と対になっています。こちらは補助ロケットにより振り切られてしまっています。

ちなみに、ガンシップのモチーフは初代エースコンバットの「空中要塞」と、エースコンバットZEROの「XB−0(エックス・ビー・オー)」。初代はプレイしたことが無いので、基本的に後者がモチーフです。この「XB−0」、無数の機関砲とミサイル発射機を搭載して自機を苦戦させます。更に初登場時には自機が駐留する航空基地を襲撃して壊滅させてしまいます(自機と僚機は奇跡的に無事だった)。
さらには事実上の地上目標扱い。一番有効な武器が気化爆弾というありさま。結局Su−37で気化爆弾を三発叩き込んで倒しました。

次回はQQQQ軍装甲列車の強奪事件と、一両の諜報士官の物語。片田舎を攻撃するプロトン軍をサイドに置いた話になる予定です。
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich131159.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


Re:青き名将(仮題) 第九話
 ダークスピリッツ  - 2008/6/9 22:45 -
  
> あとがき:SCQ第三十九話〜第四〇話に前後する話。対Qトルック宣戦布告は殆ど描かれてませんでした。
> 元々が「紺碧の艦隊」のニュールンベルグ爆撃なんですが、当時はHe162の存在を知らなかったので、「富士」を迎撃していたジェット戦闘機は架空機です。
He162・・・ザラマンダーでしたっけ確か。僕も存在を知ったのは中2の時でした。ということで迎撃している架空機はHe162ということですね
>
> 冒頭の兵士の喧嘩。「圧勝部隊(改訂版)」で、民衆がプロトン兵士に物を投げる場面があったので、そういうのをやりたかったんですが、結局のところ兵士同士が喧嘩しているだけの場面に。気づいてみれば、今回ミーンテース隊長とスミューゲン中尉がまともに出てくるのはこの場面だけですな。
今回の喧嘩はほとんど一般車が出てきてませんでしたね。しかもロドスシルト少佐によって一瞬で鎮圧・・・。
この青き名将(仮題)はロドスシルト少佐が主人公な気がします。もしかして青き名将はロドルシルト少佐のことでしょうか?
>
> 誘導爆弾の開発。モチーフが「紺碧の艦隊」のTY爆弾開発なので、似たような感じになっています。OVA版がモチーフになっているので、停泊中の友軍艦に模擬弾が直撃したというエピソードが語られています(SCQでは他に補給地点に目印をつけるために岩場に発信機を置く場面も描かれている)。
誘導爆弾の開発には色々と苦労している様子。史実ではドイツのV1やV2が有名ですが超射程砲としてV3砲(別名ムカデ砲だったっけ?)なる超兵器も存在します。こいつは長大な砲身の中に多数の薬室を設けその中を砲弾が通った時に爆発し砲弾の速度を更に加速させる事で超射程を生み出す兵器でしたが発射される前に連合軍の爆撃により破壊されました。
>
> 焦土作戦。結局のところガンシップに阻止されるんですが、エースコンバットZEROの影響を受けています。
このガンシップ正式名称は出てきてませんでしたね。話から察するに複数機存在するのでしょうか?
>
> バギルス中将。フィズィキさんの作品では航空機はそのまま航空機のキャラクターなんですが、それだと面倒なので車種を設定。元々がヘリコプターだったので「ヘリ→ハインド→ロシア→チョールヌィ・オリョール」という、随分と安直な感じです。まあ、T−72じゃないだけマシか。
>
> 偵察機の撃墜。操縦士のジェムズと通信士のフルカワというコンビ。フルカワは当然グリシネ系が混じってます。
> ジェムズは「圧勝部隊(改訂版)」に登場したグンナ軍航空隊員ジェムズ、フルカワは「チョロQ王国対Qカラー王国」に登場したチョロQ王国軍将校フナダ大将が元ネタです。最初はフナガワだったんですが、微妙だったのでフルカワに。
結局この二人は戦死したのでしょうか?それとも脱出?
> このガンシップ追跡の場面は、ようやく借りることが出来た怪獣映画「空の大怪獣ラドン」の中盤にある、F−86戦闘機が国籍不明機(正体はラドン)を追跡する場面がモチーフになっています。「ラドン追撃せよ」を聞きながら書きました。
ゴジラ系の映画はモスラとガメラしか見たこと無いな・・・
>
> 続くP−40によるガンシップ追跡も似たような感じですが、こちらはその後のF−86戦闘機によるラドンの邀撃シーンがモチーフ。ただ、相手が怪獣ではなくガンシップなのであまり無茶はしてません。さりげなく「紀伊」の第134航空隊隊長、ライデンが登場。このときは三機のP−40を率いていただけなんですな。
3機って事は小隊長程度でしょうか。「紀伊」ではまだまだ活躍予定です。
> しかし、所詮は一機。弾切れになって撤収してしまいます。直後に突入するクリーク軍は、ロナルミックで壊滅した分のお返しといった感じです。
ここではクリーク軍が積極的に攻勢にでていますねガンシップは弾つんだらまた来るのでしょうね
>
> 陸戦描写は控えめ。元々控えめにするつもりでしたが、改めてみるとミーンテースやスミューゲンの出番が取ってつけたような感じに。空中戦に割きすぎましたな。
ここらへんはちょっと急いでかかれてましたね。なんか速攻で占領してましたし。
>
> 続くQトルック軍航空隊による「富士」追跡は、直前の偵察機によるガンシップ追跡と対になっています。こちらは補助ロケットにより振り切られてしまっています。
補助ロケット使用時は800km以上でますからね「富士」は。さすが日戦軍団といったところか。
>
> ちなみに、ガンシップのモチーフは初代エースコンバットの「空中要塞」と、エースコンバットZEROの「XB−0(エックス・ビー・オー)」。初代はプレイしたことが無いので、基本的に後者がモチーフです。この「XB−0」、無数の機関砲とミサイル発射機を搭載して自機を苦戦させます。更に初登場時には自機が駐留する航空基地を襲撃して壊滅させてしまいます(自機と僚機は奇跡的に無事だった)。
空中要塞は初めてやったときは結構うざい敵でしたがヒット&アウェイで攻撃したら案外あっさり倒せました。このときの乗機はEF2000。実はあまり使っていませんでしたが気分で使用。攻・機動に優れた良い機体でした。あと空中要塞っていっても実際はエンジンを4発搭載した巨大な航空機でしたね。

XB−0はエースコンバット2に出てきたので良く知っています。でもエースコンバット2では実質的に武装が機銃2丁でしかもほとんど当たらなかったのでB−52のようにあっさり倒せました。しかも後方からの機銃掃射であっさり・・・・
> さらには事実上の地上目標扱い。一番有効な武器が気化爆弾というありさま。結局Su−37で気化爆弾を三発叩き込んで倒しました。
あるミッションで地上駐機中のXB−0を撃破する任務がありましたがやはりミサイル2発+機銃掃射少々であっさり撃破・・・まあ周りにいたミサイル発射機や機銃が中々うざかったんですがね。この時の乗機はA−4スカイホーク。機動性や防御力は低いですが対地攻撃能力に優れていました。A−6イントルーダーには劣りますが・・・
>
> 次回はQQQQ軍装甲列車の強奪事件と、一両の諜報士官の物語。片田舎を攻撃するプロトン軍をサイドに置いた話になる予定です。

現在Qタンク王国宇宙軍艦艇/航空機を終了。次は考え中。第七十三話を書こうかそれとも継続して設定を作るか・・・
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.0.3705; .NET CLR...@i220-109-48-52.s04.a014.ap.plala.or.jp>


Re:青き名将(仮題) 第九話
 松井一真  - 2008/6/9 23:59 -
  
> > あとがき:SCQ第三十九話〜第四〇話に前後する話。対Qトルック宣戦布告は殆ど描かれてませんでした。
> > 元々が「紺碧の艦隊」のニュールンベルグ爆撃なんですが、当時はHe162の存在を知らなかったので、「富士」を迎撃していたジェット戦闘機は架空機です。
> He162・・・ザラマンダーでしたっけ確か。僕も存在を知ったのは中2の時でした。ということで迎撃している架空機はHe162ということですね

はい。He162を元にした航続距離強化型といったところです。

> > 冒頭の兵士の喧嘩。「圧勝部隊(改訂版)」で、民衆がプロトン兵士に物を投げる場面があったので、そういうのをやりたかったんですが、結局のところ兵士同士が喧嘩しているだけの場面に。気づいてみれば、今回ミーンテース隊長とスミューゲン中尉がまともに出てくるのはこの場面だけですな。
> 今回の喧嘩はほとんど一般車が出てきてませんでしたね。しかもロドスシルト少佐によって一瞬で鎮圧・・・。
> この青き名将(仮題)はロドスシルト少佐が主人公な気がします。もしかして青き名将はロドルシルト少佐のことでしょうか?

はい、ロドスシルト少佐が主人公です。キュワールシリーズでは毎回前線に出張っているのに主役じゃなかったので。青い国(プロトン)で名将といえばやはり彼でしょう。車体色も青色ですし。ビスカイト中将も名将ですが、彼は今回バックアップですし。

> > 誘導爆弾の開発。モチーフが「紺碧の艦隊」のTY爆弾開発なので、似たような感じになっています。OVA版がモチーフになっているので、停泊中の友軍艦に模擬弾が直撃したというエピソードが語られています(SCQでは他に補給地点に目印をつけるために岩場に発信機を置く場面も描かれている)。
> 誘導爆弾の開発には色々と苦労している様子。史実ではドイツのV1やV2が有名ですが超射程砲としてV3砲(別名ムカデ砲だったっけ?)なる超兵器も存在します。こいつは長大な砲身の中に多数の薬室を設けその中を砲弾が通った時に爆発し砲弾の速度を更に加速させる事で超射程を生み出す兵器でしたが発射される前に連合軍の爆撃により破壊されました。

またの名を「スーパー・ガン」。その後イラクでミサイルの射程向上のために似たような武器が作られたとか。
あるサイトで写真を見ましたが、斜面に配置されたそれはもはや水道管のように見えました。

「紺碧の艦隊」ではV1が航空機搭載型の赤外線誘導(母機からの誘導式)対艦ミサイルとして登場していました。戦艦「長門」にめがけて発射され、あわや命中といったところで「長門」の放った対空ミサイルが母機に直撃、照準が外れて命中を免れました。

> > 焦土作戦。結局のところガンシップに阻止されるんですが、エースコンバットZEROの影響を受けています。
> このガンシップ正式名称は出てきてませんでしたね。話から察するに複数機存在するのでしょうか?

一応、途中で偵察機を撃墜した奴と、P−40が追跡したのは同一機ですが、チョロ〜ン領内には少なくとも二機存在するようです。
ちなみに、爆撃飛行隊の番号、正しくは「第378航空隊」です。

> > 偵察機の撃墜。操縦士のジェムズと通信士のフルカワというコンビ。フルカワは当然グリシネ系が混じってます。
> > ジェムズは「圧勝部隊(改訂版)」に登場したグンナ軍航空隊員ジェムズ、フルカワは「チョロQ王国対Qカラー王国」に登場したチョロQ王国軍将校フナダ大将が元ネタです。最初はフナガワだったんですが、微妙だったのでフルカワに。
> 結局この二人は戦死したのでしょうか?それとも脱出?

元のラドンでのF−86パイロットは戦死していますが、こちらは脱出成功です。いかにもやられたみたいな感じですが。

> > このガンシップ追跡の場面は、ようやく借りることが出来た怪獣映画「空の大怪獣ラドン」の中盤にある、F−86戦闘機が国籍不明機(正体はラドン)を追跡する場面がモチーフになっています。「ラドン追撃せよ」を聞きながら書きました。
> ゴジラ系の映画はモスラとガメラしか見たこと無いな・・・

「空の大怪獣ラドン」は現在の怪獣映画とは異なり、怪獣がなかなか現れません。結局のところラドン自体がアップで写ることはめったに無く(その後の福岡市の攻防戦で写るのみ)、遠めにしか写りません。

ちなみに、ラドン追撃の場面は後に「ゴジラvsキングギドラ」のキングギドラ追撃の場面で(BGMの「ラドン追撃せよ」を含めて)オマージュされています。

厳密にはガメラは東宝じゃなくて大映なんですが、ある意味ガメラシリーズのほうが自衛隊をリアルに描写してるんですよね。なぜならガメラに出てくる怪獣は東宝怪獣とは違い、自衛隊の攻撃がちゃんと通用するからです。当然ながら平成以降の場合です。
ただ、ゴジラ、モスラ以外の怪獣なら意外と自衛隊の攻撃が通用し、「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」に登場するガイラはデビュー当初のメーサー殺獣光線車によって倒されかけました。

ちなみに東宝怪獣というのはゴジラシリーズ系怪獣(ゴジラとその亜種、味方怪獣、敵役怪獣)だけで二四種類、ゴジラシリーズの敵役宇宙人が六種類、モスラ系で三種類、他作品デビューのゴジラシリーズ系怪獣が七種類、その他東宝系単独怪獣を含めると相当数が存在します。

ちなみに今度の夏に公開されるギララは元々松竹の怪獣。初代ギララは東宝特撮と比べると少々甘いですが、東宝特撮では見られないF−104戦闘機が登場しています。他にも東宝以外の怪獣映画としては珍しく架空の兵器が出ています。
他にも日活ではガッパという親子怪獣の映画が製作されました。

> > 続くP−40によるガンシップ追跡も似たような感じですが、こちらはその後のF−86戦闘機によるラドンの邀撃シーンがモチーフ。ただ、相手が怪獣ではなくガンシップなのであまり無茶はしてません。さりげなく「紀伊」の第134航空隊隊長、ライデンが登場。このときは三機のP−40を率いていただけなんですな。
> 3機って事は小隊長程度でしょうか。「紀伊」ではまだまだ活躍予定です。

そのあたりですかね。こちらもラドンを見た勢いで書きました。

> > しかし、所詮は一機。弾切れになって撤収してしまいます。直後に突入するクリーク軍は、ロナルミックで壊滅した分のお返しといった感じです。
> ここではクリーク軍が積極的に攻勢にでていますねガンシップは弾つんだらまた来るのでしょうね

指揮官のバギルス中将の判断で今回は一度後退していますが、次の山岳地帯攻撃の折に再登場してまたも大打撃を与えるはずです。

> > 陸戦描写は控えめ。元々控えめにするつもりでしたが、改めてみるとミーンテースやスミューゲンの出番が取ってつけたような感じに。空中戦に割きすぎましたな。
> ここらへんはちょっと急いでかかれてましたね。なんか速攻で占領してましたし。

ちょっと中盤の航空戦をやりすぎましたな。

> > 続くQトルック軍航空隊による「富士」追跡は、直前の偵察機によるガンシップ追跡と対になっています。こちらは補助ロケットにより振り切られてしまっています。
> 補助ロケット使用時は800km以上でますからね「富士」は。さすが日戦軍団といったところか。

モチーフはこちらも「紺碧の艦隊」における「富士」とドイツ軍He162戦闘機の空中戦です。

> > ちなみに、ガンシップのモチーフは初代エースコンバットの「空中要塞」と、エースコンバットZEROの「XB−0(エックス・ビー・オー)」。初代はプレイしたことが無いので、基本的に後者がモチーフです。この「XB−0」、無数の機関砲とミサイル発射機を搭載して自機を苦戦させます。更に初登場時には自機が駐留する航空基地を襲撃して壊滅させてしまいます(自機と僚機は奇跡的に無事だった)。
> 空中要塞は初めてやったときは結構うざい敵でしたがヒット&アウェイで攻撃したら案外あっさり倒せました。このときの乗機はEF2000。実はあまり使っていませんでしたが気分で使用。攻・機動に優れた良い機体でした。あと空中要塞っていっても実際はエンジンを4発搭載した巨大な航空機でしたね。

確か初代の頃は特殊兵装(いわゆる対地爆弾とか)が無かったからミサイルによるヒットアンドアウェイしかなかったんですな。
ZEROではエンジンが六基に増え、航空機五〇機の収納が可能(ゲーム中では同機から飛行機が発進する描写は皆無)、全幅は503m、というようにパワーアップしています。

> XB−0はエースコンバット2に出てきたので良く知っています。でもエースコンバット2では実質的に武装が機銃2丁でしかもほとんど当たらなかったのでB−52のようにあっさり倒せました。しかも後方からの機銃掃射であっさり・・・・

あれは「XB−10」だったような。ただ、名前だけは拝借しているようですな。
B−52。エースコンバットでは爆撃機は基本的に飛んでいるだけのただの的なんですが、ZEROでは二回ほど「BM−335」という地味な架空機(機首周りが第二次大戦時のイギリスの爆撃機にそっくり)が登場し、旋回機銃で攻撃してきます。よほどヘマをしない限り被弾しませんが、二回目に登場したときはF−15Eが護衛に付いていて、こっちの方が厄介。

> > さらには事実上の地上目標扱い。一番有効な武器が気化爆弾というありさま。結局Su−37で気化爆弾を三発叩き込んで倒しました。
> あるミッションで地上駐機中のXB−0を撃破する任務がありましたがやはりミサイル2発+機銃掃射少々であっさり撃破・・・まあ周りにいたミサイル発射機や機銃が中々うざかったんですがね。この時の乗機はA−4スカイホーク。機動性や防御力は低いですが対地攻撃能力に優れていました。A−6イントルーダーには劣りますが・・・

ZEROの場合超兵器は一度出てきたら次のステージもしくはそのステージで即行倒されるような物になっていまして、それ以前にもC−17輸送機の四機編隊をただの一発で消し飛ばした高性能レーザー「エクスキャリバー」も、次のステージではKC−10給油機を一機撃墜しただけで、自機と僚機、それと友軍の四機のF−16Cによって倒されています。
XB−0はその後しばらくたってから登場し、搭載機と自らの武装で自機が所属する空軍基地を爆撃、壊滅させます。何とか滑走路を修理して飛び立った自機と僚機はXB−0を追跡しますが、XB−0に近づくとJ35Jとラファールで編成されたエース飛行隊が襲い掛かります。
このJ35J、こちらが乗っているSu−37と比べれば古い機体ですし、自機としては序盤から使える奴なんですが、とにかく強い。相方のラファールの方が機動で少々劣るほどで、強烈な機動で時間を稼ぎます。
やり方次第では呆気なく倒せたりするんですが、いずれにせよXB−0の防弾性は尋常ではなく(高性能気化爆弾でさえ三発も必要)、しかも最後は機首のコックピットを攻撃しなければならない(結局真上から貴下爆弾を投下したんですが)ので難しい。

余談。それまでSu−37は使ったことが無かったのに「気化爆弾が積める機体ではF−15S/MTDの次に優秀」ということで導入(F−15S/MTDもあったんですが)。それでもヘマをやってJ35Jに落とされたり、時間切れになったり、XB−0に体当たりしてしまったりと、結構苦戦しました。

> > 次回はQQQQ軍装甲列車の強奪事件と、一両の諜報士官の物語。片田舎を攻撃するプロトン軍をサイドに置いた話になる予定です。
>
> 現在Qタンク王国宇宙軍艦艇/航空機を終了。次は考え中。第七十三話を書こうかそれとも継続して設定を作るか・・・
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich065102.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


青き名将(仮題) 第十話
 松井一真  - 2008/7/20 22:59 -
  
ついに完成、第十話。

第十話 南洋の贈り物
CQ暦241年、3月
Qシュタイン帝国は核兵器開発疑惑のあったQトルック帝国を独自に調査していた。その結果、チョロ〜ン帝国軍特殊部隊により強奪されたQQQQ軍最新型装甲列車「A−307」の行方が判明した
このA−307は核兵器使用能力を持つ装甲列車である
全長20mの車体を三両連結し、先頭車は前方警戒用に36mm曲射砲一基、53mm榴弾砲一基、25mm連装機関砲一基を有する
中間車は254mm火焔放射器一基と、200mm核弾頭弾発射機一基を有する
後部車は320mm核弾頭弾発射機一基を有する。事実上遠距離攻撃には中間車、後部車が用いられる
QQQQ陸軍特殊倉庫に、厳重に保管されていたはずの一編成が、ジョロンバ軍曹が指揮する特殊部隊によって強奪された、という報告が入ったのはほんの数週間前だった
本来は自衛システムが作動するはずだったが、チョロ〜ン軍はあらかじめシステムの回線を破壊しておいたのだ
警備部隊の奮闘空しく、A−307と搭載されていた核弾頭弾はチョロ〜ン軍に渡ってしまった
連合軍輸送船に偽装した特別輸送船によってチョロ〜ンに搬送されたA−307は、チョロ〜ン軍のある基地に収容されたという
その後、消息を絶っていた
しかし、遂に明らかになったのだ。言うまでもない。Qトルック軍の手に渡っていたのだ

プロトン陸軍諜報科所属、ケナン大尉は、ある書類を読んでいた
上から入ってきた指令書だ
現在、彼の上官はポルシェ元帥である。元帥はQシュタイン帝国出身で、「ドロワル事件」に関わったことから国外追放された将校である
ケナン大尉(車種:M18ヘルキャット)「・・・グリーンアイランド、ですか」
ポルシェ元帥「ああ。陸軍作戦本部の指示に寄れば、グリーンアイランド領内で新型爆弾の開発に成功したらしい。君の班はその護送任務に当たってもらうこととなった」
新型爆弾。例の日戦軍団工作部から連絡のあった「あれ」であろう
「一発で街が一つ消える」とまで表現されるそれは、未知数ながら莫大な威力を持つ
ケナン大尉「・・・『あれ』をGIが開発したんですか」
ポルシェ元帥「・・・ああ。我が国でも、昔造っていた『あれ』だ」
ポルシェ元帥にとっての「我が国」は、Qシュタイン帝国だ。第三次キュワール大戦時、Qシュタイン帝国は二発の新型爆弾を所持。一発を実験に使用し、雪原を砂漠へと変えた(現在は環境が回復し「砂塵と雪が同時に舞う」という珍妙な状態になっている)
残りの一発は実戦使用を控えていたが、格納されていたダイバーン基地が国籍不明の特殊部隊に破壊され、新型爆弾も姿を消した
ケナン大尉「・・・良いのでしょうか?」
ポルシェ元帥「・・・連合の勝利のためなら、止むを得ない。それが、上の決断だ・・・」
ケナン大尉「・・・了解しました。しかし、護送手段は、どうするつもりで?艦艇では遅すぎるのでは?」
ポルシェ元帥「それは、心配無用だ。最新式の重爆撃機の、試験飛行も兼ねて護送することとなっている」
新型爆撃機。エンジン四機を有する大型の機影で、合計約9tの爆弾を搭載することができる
そして、非武装の試作機はなんと、新型爆弾の搭載が可能である
なんでも、日戦軍団で開発されていた新型爆撃機を参考に開発されたという
現在、グリーンアイランドで各種の試験を行っている
この作戦は、それに呼応してケナン大尉を含む諜報班員は民兵に扮して国際鉄道でグリーンアイランドへ入国。帰路は新型爆弾の護送と長距離飛行訓練を兼ねて新型爆撃機で帰国する、という手筈となっている
ポルシェ元帥「作戦決行は明日、バチェリット駅前、〇七三〇だ」
ケナン大尉「了解!」
ケナン大尉は、指令書を持って出て行った
ポルシェ元帥「・・・因果な仕事だ」
ポルシェ元帥は、そう呟いた
彼のいる陸軍司令部施設は、以前は国王居城に直結していたが、現在は別の場所に移転している
それまで手狭だった諜報科科長室も、ようやく他の兵科と同等の部屋を得ることが出来た
とはいえ、巨大な本棚に立ち並んでいるのは、キュワール各国のさまざまな資料である
ポルシェ元帥が持ち込んできたものもあれば、以前からプロトン陸軍に収容されていた物もある
バチェリットは、平和である

翌朝、バチェリット駅の三番ホームには、長編成の客車列車が止まっていた
国際急行「緑」一号。バチェリット発、アファノアイランド経由、マグナム行きの長距離列車である
元帥から渡された切符は、二等車だった
ケナン大尉「各員、準備は出来たな」
班員「勿論です」
ケナン大尉「よし、元帥のご好意により個室車だ。民兵ということになっているから覚えておけ」
班員「了解!」
ホームは普段どおり込み合っており、もはや彼らの声など無線機越しである
緑色の客車に乗り込んだ班員達は、所定の車両へとたどり着いた
ケナン大尉「六号車だ。あとは各員、コミニュティー駅まで自由行動だ。あくまで民兵として行動せよ。以上だ」
部下にそういうと、ケナンはとりあえず用意された部屋へと入った
寝台列車にありがちな個室だ
ベルが鳴り響く
列車はゆっくりと動き始める
この駅を出た列車は、ナルドニック駅を出た後、タルタ海線へと移り海底トンネルへと突入する
しばらくは、平和な旅だ
だが、この列車にはまた別の「民兵」が潜んでいることに、ケナンは気づいていなかった

同時期、北方ノースグリーン大陸では、チョロ〜ン帝国侵攻作戦が進められていた
次期攻撃目標はマッグユーノス。大規模な工業都市といわれている
とはいえ、今度という今度はロドスシルトが苦悩する話ではなかった
問題のリピーレド元帥が陣頭指揮を執ることとなったのだ
彼は精鋭の第三師団のうち直轄の一個連隊を連れてきていた
結果、第一〇二中隊は今回のマッグユーノス攻撃から外されることとなった
ロドスシルト少佐「しかし、大将も大変ですな。こんなところにまではるばると」
フェレックス大将「いや、前の紛争と比べればマシだ。大義名分が辛うじて存在する」
ロドスシルト少佐「・・・確かに、あの紛争に大義名分があったかというと、定かではありませんな」
フェレックス大将はマッグユーノス攻撃作戦とは関係なく、ただ前線に慰労に訪れただけであった
謎の巨大航空機の襲撃で損害は甚大だ。士気も落ちていた
過去の紛争で大活躍したリピーレドの直轄連隊が攻撃作戦を敢行するというのは士気向上につながる
フェレックス大将はその説明をかねての前線慰労であった
ロドスシルト少佐「・・・中将は?」
フェレックス大将「・・・あいにくだが、Qトルック方面攻撃作戦の準備があるそうでな」
ロドスシルト少佐「・・・やはり、行きますか」
Qトルック帝国は、グリシネ国との間にいくつかの島々からなるグッドウェイ諸島を領有する
以前から国境紛争でもめていた場所だ
かつてのQトルック紛争も、元々はそういうものだった
「第三次キュワール大戦」などという大袈裟な名前が付けられているその大戦も、実際はいくつかの紛争がキュワール各地で頻発しただけで、他の三つの大戦ほどの規模は無かった
ただ、最も規模があったといわれているのは例のQシュタイン大陸南方紛争だ。従来から紛争の絶えなかったところに、帝政Qシュタインが大攻勢をかけた
これに対し、大陸南方にあった三大国家、クリーク、ゲール、ヴァイナーが同盟を結んで戦った。その後、散発的に謎の傭兵部隊の活動が見られるようになる
「ドロワル事件」はこの紛争のゴタゴタの間に起こったクーデターであった
ロドスシルト少佐「・・・ところで、例のA−307ですが・・・」
フェレックス大将「ああ、報告によれば、グッドウェイ諸島のうち、グリシネと線路でつながっているマジノライン島に収容されたという。あとはQシュタインに任せておくだけだ。奴さんが攻勢をかけてきても、『敷島』がそれを阻止する」
例の重装甲列車である。流石に我が国の長距離砲をコストパフォーマンスで打ち負かした火器。機動性は抜群であろう
副官「司令、お取り込み中失礼致します」
ロドスシルト少佐「おお、大尉。どうした?」
副官「たった今、リピーレド元帥によるマッグユーノス攻撃が開始されました。状況は互角との報告です」
フェレックス大将「そうでなければ、彼自身が困るだろうな・・・少佐、報告にあった『あれ』については?」
ロドスシルト少佐「相手は飛んでるんですから、全く分かりませんよ。一応、元帥の部隊には飛行パーツを付けた奴がいくつかいますがね」
副官「例の巨大爆撃機については、まだ飛来報告はありません」
ロドスシルト少佐「分かった。こりゃ、緊急出撃も無し。航空隊も万々歳ですな」
フェレックス大将「だと、いいんだがね。では、私は別の基地へ」
ロドスシルト少佐「了解しました」
フェレックス大将は、司令室を出て行った
数時間前、このバーセックナールの街には大勢のタンクがごった返していた
いまや、普段どおりの港町の喧騒だけとなっている
行進曲と共に送り出されていった一個連隊の、どれほどのタンクが生還できるだろうか
第十話 続く
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich031145.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


Re:青き名将(仮題) 第十話
 松井一真  - 2008/7/20 23:00 -
  
マッグユーノス攻撃。殆どチョロ〜ン主観です。

第十話 南洋の贈り物
プロトン時間、〇八〇五。「緑」一号は予定通りナルドニックへ到着
工業都市であるナルドニックだけに、空気が少々悪い
とはいえ、駅の構内は若干の空調が整っているためか、外ほどは悪くないという
ここで、新型空母の進水式に出席するティーガー元帥の護衛部隊が乗車する
〇八三〇、予定通り発車。戦時下とはいえ、銃後は平和である
ふと見ると、近くにある飛行場から航空機が多数離陸しているのが見える
この調子だと、昼食はトンネルの中か
流石にガラス張りのチューブ状トンネルだなんて大袈裟な物を作れるはずが無いので、普通のシールド工法トンネルである
例の新型超速シールドマシン「ロケット・モール」による戦果だ
今の車窓はナルドニックの灰色の空を、無数の飛行機が飛んでいる
あの工場でも、いつものように工員達が缶詰にされて働いているのだ
前線の兵隊も苦労しているそうだが、やはり最も苦労しているのは彼らかもしれない
個室のドアが開いた
ティーガー元帥だ
ティーガー元帥「場所は聞いていたよ、大尉」
ケナン大尉「あまり来られない方がいいと思うんですがね。こちらも民兵という扱いなので」
ティーガー元帥「いや、それに関しては問題ない。こっちの護衛部隊にも民兵は少なからずいるからな」
ケナン大尉「・・・今回の新型爆弾についてですが・・・」
ティーガー元帥「仕方の無い話だ。この国がキュワールの盟主となるには、『あれ』は必要不可欠なのだよ。グリーンアイランドの幕僚も、相当反対したそうなんだがね」
この作戦を発案したのは、実はグリーンアイランド陸軍のロレス元帥だったという
既に戦後工作が行われているというのだから、恐ろしい物だ
車窓の景色はいつの間にやら郊外の工業団地へと変わり、青空へと戻っていた
ティーガー元帥「では、私はこれで。健闘を祈るよ」
ドアを開ける元帥
通路へと出て行った
現時点で、列車は平和である

工員が次々と走り出していく
鳴り響く警報音
轟く砲声
飛び来る弾丸
ミフェイドビッチ大佐(車種:S103)「行けぇ!」
連隊副司令官のミフェイドビッチ大佐が絶叫する
シェリダンがミサイルを発射する
ミサイルが煙突に直撃、煙突が折れ始める
煙突は周辺の通信塔と工員達を巻き添えにして倒れる
数両のM4A3が突撃する
敵戦車の砲撃を受け、M4A3が一両吹き飛ぶ
一両が砲撃、敵戦車を撃破する
軽機関銃が咆哮する
M4A3が被弾、炎上する
リピーレド元帥「我々は史上最強のプロトン王国軍だ!これしきの奴ら、倒せないはずが無ぁい!」
元帥の近くで、鉄塔が倒れる
工業都市、マッグユーノスにおける戦闘は熾烈な物と化していた
ロナルミック、バーセックナールより撤退したチョロ〜ン軍の主力部隊が集結、工業都市特有の建物を利用して猛攻撃を行っているのだ
二両のチョロ〜ン兵士が、工場の通路を走っていく
チョロ〜ン兵士A「速くしろぉ!あっちだ!」
逃げ回る工員達に指示を出す兵士
チョロ〜ン兵士B「どうやら今日は本隊のお出ましらしい、今までより派手だ!」
チョロ〜ン兵士A「喋っている暇も無いようだ。下にM8が三両!」
そう言うと、兵士は重機関銃の引き金を引いた
鉄柵の上に備え付けられた重機関銃から、無数の銃弾が発射される
M8、銃撃を受け炎上する
もう一両が砲塔を旋回させる
銃弾、ターレットリングに直撃、砲塔が吹き飛ぶ
最後の一両、銃弾がエンジンに直撃、炎上
チョロ〜ン兵士A「よし、やったぞ!」
すると、彼らの背後で鉄塔が爆発した
チョロ〜ン兵士B「危ねぇ!倒れるぞ!」
二両のチョロ〜ン兵士、慌てて退避する
一両は先の重機関銃を背負っている
鉄塔が倒れる
チョロ〜ン兵士A「間に合ったか・・・」
チョロ〜ン兵士B「次の銃架まで急ぐぞ!」
再び走り出す二両
それを見つけたM24が、発砲する
砲弾、建物に直撃
砲撃をかわしつつ、銃架までたどり着く二両
チョロ〜ン兵士A「喰らえぇっ!」
重機関銃が炸裂、M24が炎上する
チョロ〜ン兵士A「畜生、弾切れだ。弾は無いか!?」
チョロ〜ン兵士B「ああ、なんとか持ってきた」
道路を跨ぐ小さな通路の上で、二両は孤軍奮闘する
彼らの背後を、工員達が走って逃げていく
ギリギリまで操業していたのだ
上空に響き渡る爆音
巨大な機影、六発のエンジン
チョロ〜ン兵士A「見ろよ、我らが空中戦艦のお出ましだ!」
チョロ〜ン兵士B「街中でぶっ放されるのは勘弁だがな」
バーセックナール戦で大活躍し、精鋭第一〇二中隊をあと一歩のところまで追い詰めた空中戦艦である
今回は郊外のプロトン軍の掃討のために駆けつけたのだ

プロトンは苦戦していた。援軍としてクリーク軍、ゲール軍の計二個連隊が駆けつけたのだが、ここに居座るチョロ〜ン軍は非常に強力だった
双方の銃砲撃で、大きな建物が次々と倒壊、その倒壊に巻き込まれて多数のチョロQが死亡している
リピーレド元帥「一体何をやっているんだ!」
ミフェイドビッチ大佐「司令、相手は前の紛争で呆気なく壊滅したチョロ〜ンではないのです。彼らは軍備を整えているんです」
リピーレド元帥「・・・グレートブラスターの発射許可さえ出ていれば、こんな街吹き飛ばしてやったものだが・・・」
その上空を飛んでいく、巨大な機影
リピーレド元帥「・・・何だ?」
ミフェイドビッチ大佐「総員、退避いぃ!」
ミフェイドビッチが走り出す
後を追って走るリピーレド
リピーレド元帥「お、おい、あれが噂の空中要塞かっ!?」
ミフェイドビッチ大佐「大将からの報告では、間違いありません!」
背後に響き渡る爆発音
撃ち始めたのだ
街へと突入しようとしていた連合軍部隊が、壊滅的打撃を受ける
ゲール兵士(通信)「こちらゲール陸軍第五八二中隊!恐ろしくでかい爆撃機が・・・」
通信は途絶した
リピーレド元帥「・・・爆撃機か」
ミフェイドビッチ大佐「厳密には、ガンシップです」
彼らの目前を、大勢の巡航戦車が走っていく
何とか突入に成功したクリーク軍だ

M8が榴弾を撃つ
敵戦車、爆発、炎上する
その脇を縫って、軽機関銃を撃つ敵兵
被弾したM8が炎上する
M3が飛び出し、主砲を撃つ
敵戦車のターレットリングに直撃、砲塔が吹き飛ぶ
現状は膠着状態である

プロトン時間、一二〇〇。「緑」一号は海底トンネルへと突入
予定通りに、昼食はトンネルの中だ
これが事実上夜行便となる五号では、見事に夜なのだが
アファノでは少々時差ができるのだが、いずれにせよアファノアイランド到着は翌朝となる
そのため、この列車に座席車は無い
全席が寝台/座席兼用なのだ
現在、ケナン大尉ら諜報班の面々は、食堂車で昼食を食べている
班員A「流石に豪華列車とあって、昼飯はうまいですね」
ケナン大尉「ああ、噂どおりって奴だな」
流石に任務関連のことは話せないので、自然と雑談になる
班員B「しかし、アファノの新型空母って、何機ぐらい搭載できるんですかね?」
班員A「確か、六〇機だろ」
ケナン大尉「だが、機種によるだろう。それこそ新型の雷撃機は結構大きいからな」
それを遠くで眺める、別の民兵
しばらくすると、その民兵は立ち去っていった
班員の一両が、それに気づいた
班員B「・・・班長、あれ怪しくありません?」
ケナン大尉「・・・確かに、怪しいな。とにかく、コミニュティー駅までは泳がせておくか」
何しろ、ここは海底トンネルの中だ。出る場所も無い
食事を終えた班員達は、再び各々の部屋に戻った

その後、特に異常は無く、アファノ時間〇五三〇に海底トンネルより浮上
〇六〇〇、コミニュティー駅に到着した
謎の民兵は、ホームの傍らにいた
駅員「・・・君、そこで何をしている?」
すると、民兵は発煙弾を発砲した
駅ホームに噴煙が上がる
それに気づく諜報班員
班員A「あっ!」
班員B「待てぇっ!」
必死に追うが、謎の民兵は群集の中に消えていた
班員A「・・・班長、逃しました・・・」
ケナン大尉「・・・仕方がない。後は現地の警察と軍部に任せるしかない。我々はグリーンアイランドへ向かう」
班員達は列車に戻った
結局のところ、謎の民兵は行方をくらませたままだったが、民兵が残した肩章により、チョロ〜ン陸軍所属であることが明らかになった
隠し持っていた物を落としたようだ。全く間抜けな奴だ
ただ、どうやら彼の任務は航空母艦の進水式の妨害ではなかったようで、進水式は無事に行われたという
果たして、諜報員の任務は何だったのか
第十話 続く
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich031145.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


Re:青き名将(仮題) 第十話
 松井一真  - 2008/7/20 23:03 -
  
グリーンアイランド戦。高高度まで飛びます。

第十話 南洋の贈り物
同日、マッグユーノス再攻撃が行われた
既に市街地に潜伏していたプロトン陸軍の主力部隊の支援に、キュワール各国の計3個連隊が駆けつけた
やはり、巨大爆撃機の攻撃により大損害を被っていた
リピーレド元帥「・・・やはり、前の紛争のようには行かないな」
ミフェイドビッチ大佐「当たり前ですがね。一体あの空中要塞は何者なんでしょうか・・・」
第一次攻撃の折、飛行パーツを付けた数両の兵士が攻撃に向かったが、瞬時に返り討ちにされたという
大規模な工業都市とあって、防備は非常に固い
挙句、郊外では巨大爆撃機が猛威を振るっている
対策として対空砲部隊が応援に向かったが、果たしてどうなることやら
M24が走り出す
敵戦車を砲撃で吹き飛ばす
そして、階段を駆け上がる
しかし、側面から砲撃を受ける
反撃で発砲したのを最後に、M24は階段から落下した
M24が撃った砲弾は見事敵戦車に命中、相打ちとなる
相変わらず、双方の部隊の錬度があってか、状況は互角である

アファノ時間〇九三〇、「緑」一号は終点、マグナム駅へと到着した
諜報班員達は民兵に扮し、ホームを進む
階段を駆け上がり、改札を通る
そして、駅舎を出た
路面電車に乗り込み、飛行場を目指す
直後、近くで爆発音が響いた
ケナン大尉「何だっ!?」
見ると、バス停が炎上していた
諜報員の任務はこれだったのだ
班員B「どうやら我々を追っていたようですな・・・」
ただ、流石にこちらが電車で移動するとは思ってもいなかったのだろう
街中ではサイレンが鳴り響いている

数分後、陸軍司令部前に到着
ここから自力で飛行場へと行くのだ
ふと見ると、向こうにも民兵のような集団が見える
電車はゆっくりと走り出していく
ケナン大尉「・・・あれか」
班員B「らしいですな」
班員A「奴さん、ようやく見つけたようだな」
そして、民兵が一両、発砲した
走り出すケナン
砲弾、背後に着弾する
ケナン大尉「行くぞ!」
一斉に走り出す諜報員達
郊外とはいえ、街中での戦闘は避けるべきだ。ひとまず離脱に限る
謎の集団も追ってくる
道路に次々と砲弾が着弾する
班員A「随分と無茶をするな・・・」
ケナン大尉「駅前を爆破した奴らとは別の奴かもしれんな」
諜報員達は建物の陰に隠れる
民兵も建物に近づく
諜報員が急速前進、一斉砲火で数両を倒す
一撃離脱、そのまま飛行場へと走る
幸い、機動力はこちらの方が上だった
無事、諜報員達は飛行場に到着した
飛行場の将校に、これまでの顛末を報告した
グリーンアイランド将校「・・・連中だろうな」
ケナン大尉「・・・連中?」
グリーンアイランド将校「ああ。グリーンアイランドは、第四次キュワール大戦終戦と共に独立した国家だからな。帝国派の奴もいるんだよ。大方、そいつらだろうな」
班員A「・・・しかし、我々が途中で追ったチョロ〜ン軍の諜報員は一体・・・」
グリーンアイランド将校「帝国派の奴らは、どこかで帝国と接しているようだからな。同盟国のチョロ〜ンの諜報員が現れても、不思議ではない」
直後、飛行場で爆発音が響き渡った
グリーンアイランド将校「どうしたっ!?」
グリーンアイランド兵士A「帝国派の襲撃です!」
班員A「・・・我々を追ってきた奴らだ!」
ケナン大尉「・・・早く新型爆撃機に乗らなければな・・・」
間違いなく、狙いは俺たちだ。一刻も早く離脱しなければ
グリーンアイランド将校「新型爆撃機は第三格納庫だ。急いでくれ!」
そういうと、将校は駆け出していった
諜報員達も、第三格納庫へと急ぐ
格納庫の扉を開けると、そこには巨大な機影があった
片側二基のエンジン、巨大な翼。間違いなく新型爆撃機だ
タラップは既に掛けられていた
グリーンアイランド兵士B「急いでください!」
諜報員達は、タラップを駆け上がる
そして、予定されていた配置に付いた
ケナン大尉「全員、搭乗完了!」
格納庫のシャッターが開き始める
滑走路は開けており、巨大な新型爆撃機の離陸も可能である
管制官(通信)「滑走路まで移動せよ!」
ケナン大尉「了解!」
巨大な機影が、滑走路へ向かって動き出す
滑走路周辺では、砲撃戦が行われていた
離陸に支障は無いようだ
無事、滑走路まで到達。一旦、機体を停止させる
滑走路周辺では未だ戦闘が行われている
管制官(通信)「離陸を許可する!」
再び、エンジンを始動させる
機体はゆっくりと加速していく
その脇では、複数の戦車が戦闘を続けていた
銃座に座っている諜報員が、威嚇発砲をする
離陸速度まで加速し、操縦桿を引き起こす
巨大な機影が、空軍飛行場を飛び立っていった

眼下の街を見ると、戦車が大通りを進んでいる
陸軍が支援に向かっているようだ
班員B「班長!後方より国籍不明機!・・・Qグリーンです!」
ケナン大尉「奴らだ!」
再び班員達が銃座につき、射撃を開始する
とはいえ、こちらの武器は後方の一丁のみだ
機体を急上昇させる
この機体は高高度まで飛ぶことができるのだ
敵機も追うが、途中で失速したのか、見えなくなった
しばらくはこれで大丈夫だろう

膠着状態に陥っていたマッグユーノスの戦闘だが、戦力の逐次投入によって、徐々にその防衛網は破られつつあった
サミッティー少佐「・・・大津波を防ぐには力不足の防波堤だったな・・・」
ドドビガ大尉「・・・なかなか、上手いたとえですな」
サミッティー少佐「しかし、ここの工場も殆ど、稼動に時間がかかるだろう。奴らの榴弾砲でな」
ドドビガ大尉「・・・せめて、ここいらの工場を焼き払って撤収しますか?」
サミッティー少佐「・・・それは、君の上官に任せるよ」
サミッティーは無線機を取った
サミッティー少佐「・・・全軍へ告ぐ。残念だがマッグユーノスは放棄する。工場の殆どが使い物にならない今、この街を守り抜く意味は無い。キョウビーチャまで後退し、防衛網を立て直す」
そういうと、サミッティー少佐は司令室を後にした
入れ違いでバギルス中将が入ってきた
バギルス中将「・・・誠に残念だ、大尉」
ドドビガ大尉「・・・はい。敵の三個連隊を撃破したまでは良かったのですが、敵の車海戦術には敵いませんでした・・・」
バギルス中将「・・・後退に次ぐ後退か。どこかで跳ね返せない物かね。あの大津波を」
ドドビガ大尉「・・・司令、一つ上申させてもらいます。現時点で使用可能な工場を爆破して、奴らに使用できなくしましょう」
バギルス中将「なるほど。考えたな、大尉。・・・しかし、民間車両の退避は完了したのか?」
ドドビガ大尉「これほど長引いてくれましたからな。全施設からの退避が完了したようです」
バギルス中将「・・・分かった。『あれ』の残弾をばら撒いておこう。なるべく、敵が集結しているところにな」
ドドビガ大尉「・・・司令、勝てますかね?この戦争」
バギルス中将「・・・分からんな。だが、希望はまだある。それまで耐えるのだ」
そして、二両も司令室を出て行った
慌しく、通信書類や器具を持っていく通信兵たち
工業都市とあって、撤収作戦は大変である

負傷車を運び出す兵士達の間を縫って、重機を担いだ二両の兵士が走っていく
チョロ〜ン兵士A「撤収作戦の終了まで、連中を食い止めるんだ!」
チョロ〜ン兵士B「分かった!なんとしてでも食い止めるぞ!」
街中はもはや煙と炎にまみれている
火を消す物もいない
二両は固定銃架に重機を置いた
チョロ〜ン兵士B「こいつが最後の弾帯だ。一個小隊潰したら、さっさと戻るぞ!」
前方から巡航戦車やM4A2が数両向かってくる
チョロ〜ン兵士A「喰らえっ!」
鳴り響く銃声。弾帯は瞬く間に重機へと消えた
数両のタンクが吹き飛ぶ
しかし、敵も反撃した
チョロ〜ン兵士B「退避!」
砲弾は背後の建物に命中する
二両は砲撃をしながら撤収した
チョロ〜ン兵士A「・・・危なかったな」
チョロ〜ン兵士B「ああ、全くだ」
チョロ〜ン兵士A「・・・撤収先、どこだっけ?」
チョロ〜ン兵士B「キョウビーチャだ。あそこも大都市だからな。この前の爆撃で大変なことになったらしいが」
兵士の一両は、いつのまにか重機を担いでいた
チョロ〜ン兵士A「・・・いつも思うんだが、お前やけに重機外すの早いな」
チョロ〜ン兵士B「そりゃ、何度もやってるからな」
二両は急いで本隊と合流、街を後にした
第十話 続く
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich031145.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


Re:青き名将(仮題) 第十話
 松井一真  - 2008/7/20 23:05 -
  
撤収。ブリテンが登場してます。

第十話 南洋の贈り物
連合軍は、チョロ〜ン軍の撤退を確認した
「深追いは無用」と見なし、彼らは街中で残存部隊の掃討に当たっていた
結果、街中には連合軍以外に一両のチョロQも確認できなかった
リピーレド元帥「かなりの損害を受けたが、何とか占領に成功したな・・・」
ミフェイドビッチ大佐「・・・司令、やはり相手は只者ではありません。新型の航空機を開発して、あのガンシップを撃墜する以外に、手はありませんな」
リピーレド元帥「・・・その新型の航空機というのは、具体的にどういうものなのかね?」
ミフェイドビッチ大佐「・・・そればかりは・・・」
すると、彼らの上空に巨大な機影が飛来した
リピーレド元帥「退避だ!」
機影は次々と砲弾を発射し、街を火の海にする
そして、全弾をばら撒いたのか、北方へと飛び去った
リピーレドたちは、辛うじて無事だった
リピーレド元帥「・・・こういう作戦だったのか・・・」
ミフェイドビッチ大佐「・・・裏をかかれましたな」
マッグユーノス占領作戦は、戦力の七割を損耗するという大損害を受けながらも、成功した

新型爆撃機は、順調に海上を飛んでいる
航空電探には、機影は確認できない
このまま、プロトンまで無事にたどり着けるか、そう思ったときだった
班員C「後方より敵機!四機、高速で向かってきます!国籍は・・・Qトルック!」
班員A「何ぃっ!?」
Qトルックの新型戦闘機が、高高度まで飛んできたのだ
ケナン大尉「・・・落ち着け。向こうは上昇してくる。一旦降下するぞ。壁に掴まれ!」
そういうと、ケナンは操縦桿を倒した
機体は急降下する
敵機も追って降下していく
高度は徐々に下がっていく
ケナンは操縦桿を引き起こす
高度計は1000に到達していた
再び高度は上がっていく
これで敵機の海面衝突を引き起こせるか
しかし、電探には四つの反応が残っていた。敵機も追って来たのだ
振り切るには少々無理があるか
すると、前方に八つの反応が現れた
班員C「前方より八機。国籍は・・・日戦軍団!」
班員A「こういうときに限って、やけに遅いな・・・」
班員B「まあ、落とされる前でよかったですがね」
ケナン大尉「よし、民兵が戦っている間に離脱する!」
日戦軍団の航空隊と、我が新型爆撃機がすれ違う
機体は再び上昇した
班員B「・・・一体、我々を追っていたのは何者なんでしょうかね?」
ケナン大尉「・・・Qグリーンか?しかし、チョロ〜ンやQトルックまで関わっているとなると、どうにも妙だ。A−307の件と何か関連があるかもしれん・・・」
以後は、友軍機の護衛を代わる代わる受けつつ、バチェリットの飛行場まで到着した
管制官(通信)「着陸を許可する。よく帰ってきた」
管制官の声を聞き、ケナンは安堵した
しかし、油断できないのが着陸だ
目前の滑走路を目指し、操縦桿を動かす
無事、着陸に成功した

滑走路では、ポルシェ元帥と国王が出迎えに来ていた
ポルシェ元帥「・・・新型爆弾は無事か?」
爆弾糟を空けて、内部を確認する
新型爆弾は、ブリーフィングで見た写真と変わらない姿でそこに収まっていた
ポルシェ元帥「任務完了だ。よくやってくれた」
プロトン国王「・・・無茶な作戦だと思ったが、大成功だったな」
ケナン大尉「民兵に助けられましたよ。あわや墜落かといったところだったんですよ」
プロトン国王「・・・神出鬼没だな、あの部隊は」
ポルシェ元帥「・・・さて、次はティーガー元帥の帰還を待つだけだな」
プロトン時間、一七三〇、新型爆撃機は予定通りバチェリット飛行場に到着
バチェリット飛行場は、夕日に照らされていた

同時刻、バーセックナールの司令部では、ロドスシルト少佐が各地からの報告を聞いていた
ウルタンク帝国における戦闘は連合軍優位だが、辛うじてマッグユーノス制圧に成功したチョロ〜ン方面軍は壊滅的打撃を被った
一方で諜報班による新型爆弾輸送作戦は成功し、Qシュタイン帝国によるQトルック攻撃計画も進行中とのことだ
ロドスシルト少佐「・・・リピーレド元帥の部隊が壊滅したそうだな」
副官「そりゃ、例の巨大爆撃機が、終始あの街の上を飛んでいたそうですからね」
ロドスシルト少佐「・・・これで、現場の苦心が上に分かってもらえただろうか」
副官「そうでなくては、おかしいですな。奴らだって油の通ったQタンクなんですから」
負傷兵達がトラックに載せられて戻ってきていた
司令室に、クリーク軍の将校がやってきた
彼は、第三次キュワール大戦では諜報士官として活躍した陸軍大尉だったはずだ
ロドスシルト少佐「久しぶりだな、ブリテン君」
ブリテン(車種:クルセイダーMkI)「・・・少佐殿、また怪我して戻ってきました」
ロドスシルト少佐「前は重傷、今度は軽傷だろ。無事で何よりだよ」
ブリテン「あの時の傭兵は、確か少佐殿の国にいたそうですが」
ロドスシルト少佐「ああ。だが、前の大戦が終わった後にはQタンク王国に移ったよ。あっちのほうが居心地がいいと思って、俺が向こうに渡した」
ブリテン「・・・なるほど。元々が傭兵で成り立った国ですからな」
ロドスシルト少佐「・・・一応、救護所まで行って来い。戦闘の報告はそれからだ」
ブリテン「・・・了解!」
異国のチョロQだが、ロドスシルトは面識がある。元諜報士官だからキュワール各国を渡っていたのだ
副官「・・・旧友ですか」
ロドスシルト少佐「ああ。サンドポリス戦にも参加してたそうなんだがな」
副官「戦況は、泥沼化してきましたな」
ロドスシルト少佐「予想はついていたよ。Qグリーンも内戦で大変らしいからな」
バーセックナールの街では、一応の戦勝パレードが行われていた
前線ともあればパレードは質素である。これがバチェリットだったらさぞ盛大だっただろう
次の攻撃目標はミニッツワーモ。一応の片田舎である
第一〇二中隊はまだ補充が完了していないので、また本土からやってきた増援部隊が、攻撃に参加するという
また損害が増えるのだろうか。はたまた、今度こそ最小限に抑えられるのか
第十話 終わり
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich031145.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


青き名将(仮題) 第十話 あとがき
 松井一真  - 2008/7/20 23:36 -
  
あとがき:遂にこの作品も第十話。目測を誤って、プロトン軍の攻撃先が大都市マッグユーノスになってしまいました。片田舎ミニッツワーモはこのマッグユーノスの一つ次でした。おかげでまたも長い話になってしまいました。
SCQでは第四十一話〜第四十四話に当たりますが、まだ強奪されたQQQQ軍装甲列車は破壊されていません。

サブタイトルは散々悩んだ末に、ふと思い浮かんだ「ヒットラーの贈り物(日本陸軍に供与されたドイツ製の噴進砲につけられた通称)」と、ウルトラマンの「空の贈り物(例のスプーン変身の話)」にちなんでつけました。
今回は本編の主人公、ロドスシルト少佐は最初のほうに少しと、ラストシーンのみの登場。チョロ〜ン方面軍は今回脇役なので仕方ないんですが。

その代わり、諜報士官ケナン大尉が大活躍。とはいえ、部下達を引き連れて街中を敵の諜報員から逃げ回ってるだけなんですがね。
「一両の」とは書きましたが、部下を含めると明らかに四両いますね。機長、操縦士、尾部銃座射手、電探手で四両。この新型爆撃機のモチーフはB−29のシルバープレート機(原爆搭載機)です。

冒頭でA−307強奪の詳細が語られています。結構A−307も高杉さんの無茶苦茶な兵器考証の産物で(そもそも装甲列車に核弾頭というのが無理矢理)、自衛システムなるものまでつんでいるという厄介な奴なんですな。それを解除したジョロンバ軍曹はチョロ〜ン一の功労車。

マッグユーノス攻撃は殆どチョロ〜ン軍視点です。二両の重機関銃手が活躍。プロトン軍のやられ役としてM8が登場してますが、これはSCCQの「砲と煙との狭間で」の作戦終了後に現れるプロトン兵士がM5スチュアートだったことからです。
リピーレドが実戦参加。実は僕の作品ではリピーレドはあまり実戦に参加してないんですね。元帥だから当たり前ですが。このときにリピーレドが呟いた台詞は終盤への伏線になっていました。

夜行列車で移動する諜報員。別に西村京太郎サスペンスを読んでいたからこうなったわけではありません。元の第四十四話でも夜行列車で移動していました。登場した列車はあじあ号がモチーフですが、本来は座席特急ですな。

「ロケット・モール」。ようやく付けられた高速シールドマシンの名前です。サンダーバードのジェットモグラあたりが名前の参考になってます。

進水式。第三話でアファノが新型空母を建造しているという節がありましたが、あれです。
市街地の戦闘。グリーンアイランドは政治が不安定という設定(終戦後に共産党が政権を獲得する)から、このような状態になっています。新興国家だけに紛争地です。

爆撃機対戦闘機。途中でQグリーン機が失速しますが、あれはエースコンバット2をやっていて、「高高度追撃戦」でXB−70とSR−71を追っていたら失速して逃してしまったことからです。あんなにストールしやすいのかよ。二周目ではそれを踏まえて何とか全機撃墜しましたが。
続いて高高度でも飛べるQトルック機が登場し、爆撃機を窮地に陥れます。このときに「重い爆弾を積んでいるのに急降下と急上昇を連続する」という凄まじい機動を取っていますな。

マッグユーノス壊滅。敵味方の砲撃を受けて結局壊滅してしまっています。「守る意味を失った」と言って退却するチョロ〜ン軍。彼らの任務はプロトン軍を損耗させることだったんですな。結果、プロトン軍を含めた連合軍は参加部隊の七割を失います。今回のマッグユーノス壊滅もエースコンバットZEROがモチーフです。
ラストシーンではブリテンが登場。CCQAに出てきたチョロQです。クリーク王国陸軍の諜報員(推定)で、戦場で重傷を負ったところを主人公Qタローらによって助けられる、というもの。CCQAの登場キャラクターで、味方側で唯一名前が登場するサブキャラクター。その癖に出番はたった二回です。

さて、Qレース艦艇と、爆撃機対戦闘機の項で書きましたが、エースコンバット2を買いました。友人からは「3のほうがよくなかったか?」などを言われました。3はストーリーが面白いようです。シリーズ屈指の名言「挟まっちまった!」はこの作品。
結局のところ難易度ノーマル、六日でクリアしました。ちゃんとZOEも全機撃墜し、真のエンディングまで到達しました。コブラ機動を取るだの後方にミサイルを撃ってくるなど書かれてましたが、ADF−01は案外たいしたことがありませんでした。
狭いところを飛んでいくステージが案外多くて大変でした。隠しステージを含め四回しかありませんでしたが。
一番苦労したのは実は隠しステージの一つだった原子力潜水艦撃沈ステージ「大型潜水艦追撃」。このステージ、敵潜水艦をただ沈めるだけかと思いきや、敵艦は友軍と刺し違えるつもりか、撃沈直後にVLSから巡航ミサイルを発射します。当然こいつを叩き落さないと友軍が壊滅してしまいます。が、何とこいつ、ロックオンできません。弾道ミサイルなのに。
友軍にペイトリオットかイージス艦さえいれば苦労しないのに、こっちはラプターでガンアタック。全速で追いついてもまるでエースパイロットが乗っているかのような機動で避けやがります。ただ、途中から完全に攻撃モードに移ったようで、楽々撃墜できました。機関銃は弾薬が無限なので発射ボタンを押しっぱなしにしてました。
現在は二周目。架空戦闘機のXFA−27が手に入り、XB−10を軽々と撃墜しました。護衛のラプターやフランカーのほうが強かったような。そもそも、このステージには地上部隊がいないのに、どうしてXB−10やB−2が飛んでいたんだろうか。
ちなみに3と04も買いました。3はまだ手をつけていませんが、04は「ストーンヘンジ」壊滅まで進めました。
あるステージで港に停泊する大艦隊を襲撃するという真珠湾攻撃みたいなステージがあります。2にもあったような気がしますが、2では空母一隻、今度は戦艦一、空母一、イージス艦一、巡洋艦九、駆逐艦十、潜水艦七、揚陸艦二、補給艦二という「無敵艦隊」。奇襲攻撃で出港が間に合わなかった巡洋艦や駆逐艦はともかく、ちゃんと陣形を組んでいた戦艦、空母、イージス艦に加え駆逐艦三隻は弾幕を張ります。上空には空母の艦載機が飛んでいてアラートが鳴りやまない。四連対地ミサイルを放って戦艦とイージス艦を屠るまでこの状態でした。
さらにその次のステージでは巨大なレールガン「ストーンヘンジ」が現れます。自機は射角外の谷に入って逃れるんですが、間に合わなかった友軍機は次々と落とされていきます。そのときに少々気になることが。
「5、4、3、2、1、今!」
「オメガ1、墜落!」
「ヘイロー7、通信途絶!」
「オメガ11が墜落した!」
「オメガ1、墜落!」
・・・「オメガ1」が二機いますよ。
ちなみに、その次のステージ。敵の精鋭飛行隊、黄色中隊と交戦するんですが、舞台がコモナ諸島。2でXB−10が開発されていた飛行場です。今回はロケットのほうがクローズアップされています。
その後は上陸戦の支援に参加したり、「ストーンヘンジ」の射程下にある要塞を、「ストーンヘンジ」の砲撃を避けながら破壊したり、亡命者達の乗った旅客機を護衛したりして、ついに「ストーンヘンジ」本体と交戦。ジャミング網があって最初は攻撃できないんですが、隕石落下で砲台の一基が壊れているのでその隙間から突入、ジャミング網を破壊した後は内側から残りの砲台を破壊しました。
この後、この「ストーンヘンジ」の防空部隊だった黄色中隊と交戦します。

次回はグッドウェイ諸島攻撃作戦、ミニッツワーモ攻撃作戦、QQQQ装甲列車引渡し阻止の豪華三本立て。今回に引き続きとてつもなく長くなりそうです。
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich255216.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


Re:青き名将(仮題) 第十話 あとがき 感想
 ダークスピリッツ  - 2008/7/21 23:23 -
  
> あとがき:遂にこの作品も第十話。目測を誤って、プロトン軍の攻撃先が大都市マッグユーノスになってしまいました。片田舎ミニッツワーモはこのマッグユーノスの一つ次でした。おかげでまたも長い話になってしまいました。
> SCQでは第四十一話〜第四十四話に当たりますが、まだ強奪されたQQQQ軍装甲列車は破壊されていません。
>
> サブタイトルは散々悩んだ末に、ふと思い浮かんだ「ヒットラーの贈り物(日本陸軍に供与されたドイツ製の噴進砲につけられた通称)」と、ウルトラマンの「空の贈り物(例のスプーン変身の話)」にちなんでつけました。
> 今回は本編の主人公、ロドスシルト少佐は最初のほうに少しと、ラストシーンのみの登場。チョロ〜ン方面軍は今回脇役なので仕方ないんですが。
今回は主人公よりも比較的脇役の方が活躍していましたね
>
> その代わり、諜報士官ケナン大尉が大活躍。とはいえ、部下達を引き連れて街中を敵の諜報員から逃げ回ってるだけなんですがね。
> 「一両の」とは書きましたが、部下を含めると明らかに四両いますね。機長、操縦士、尾部銃座射手、電探手で四両。この新型爆撃機のモチーフはB−29のシルバープレート機(原爆搭載機)です。
そういえば複数いましたね。というかイメージ的には最初から複数居るんだなとおもってましたが^^;
新型爆撃機のモチーフは新型爆弾と聞いて一発でB−29か?と思いましたがどうやら当たりだったようで^^そういえば実際に原爆を落としたのは2機ですがシルバープレート機は5機ぐらい存在したらしいですね
>
> 冒頭でA−307強奪の詳細が語られています。結構A−307も高杉さんの無茶苦茶な兵器考証の産物で(そもそも装甲列車に核弾頭というのが無理矢理)、自衛システムなるものまでつんでいるという厄介な奴なんですな。それを解除したジョロンバ軍曹はチョロ〜ン一の功労車。
装甲列車に核弾頭、自衛システムとなるとなんかフライトシュミレーションかただのスクロール系シューティングゲームのボスみたいですね
>
> マッグユーノス攻撃は殆どチョロ〜ン軍視点です。二両の重機関銃手が活躍。プロトン軍のやられ役としてM8が登場してますが、これはSCCQの「砲と煙との狭間で」の作戦終了後に現れるプロトン兵士がM5スチュアートだったことからです。
戦闘は主にチョロ〜ン軍視点でしたがチョロ〜ン軍は思いのほかに活躍していましたね。自分的には無名だけどかなり奮戦してた2両の重機関銃手が好みです。是非名前を付けてこれからも登場さしてほしいですね^^
> リピーレドが実戦参加。実は僕の作品ではリピーレドはあまり実戦に参加してないんですね。元帥だから当たり前ですが。このときにリピーレドが呟いた台詞は終盤への伏線になっていました。
リピーレドは後方で色々指示を出しているだけかと思いましたが意外に行動力がある様子。まあ元帥という役職上あまり前線にでる事は無いことですけれども・・・
>
> 夜行列車で移動する諜報員。別に西村京太郎サスペンスを読んでいたからこうなったわけではありません。元の第四十四話でも夜行列車で移動していました。登場した列車はあじあ号がモチーフですが、本来は座席特急ですな。
一応食堂車とか何等車とかついてましたが基本的に「ジパング」で見たかぎりでは座席特急でしたね
>
> 「ロケット・モール」。ようやく付けられた高速シールドマシンの名前です。サンダーバードのジェットモグラあたりが名前の参考になってます。
>
> 進水式。第三話でアファノが新型空母を建造しているという節がありましたが、あれです。
> 市街地の戦闘。グリーンアイランドは政治が不安定という設定(終戦後に共産党が政権を獲得する)から、このような状態になっています。新興国家だけに紛争地です。
現代でのソマリアとかの内戦地域みたいですねやはり新興国家にはお約束の内戦、紛争がある様子。
>
> 爆撃機対戦闘機。途中でQグリーン機が失速しますが、あれはエースコンバット2をやっていて、「高高度追撃戦」でXB−70とSR−71を追っていたら失速して逃してしまったことからです。あんなにストールしやすいのかよ。二周目ではそれを踏まえて何とか全機撃墜しましたが。
エースコンバット2は失速高度が低いですからね。僕も苦労しました^^;でもF−4で挑んでフルスロットルでヒット&アウェイを繰り返して全機撃墜できました
> 続いて高高度でも飛べるQトルック機が登場し、爆撃機を窮地に陥れます。このときに「重い爆弾を積んでいるのに急降下と急上昇を連続する」という凄まじい機動を取っていますな。
結構無理やりな機動ですな。
>
> マッグユーノス壊滅。敵味方の砲撃を受けて結局壊滅してしまっています。「守る意味を失った」と言って退却するチョロ〜ン軍。彼らの任務はプロトン軍を損耗させることだったんですな。結果、プロトン軍を含めた連合軍は参加部隊の七割を失います。今回のマッグユーノス壊滅もエースコンバットZEROがモチーフです。
結局の所時間稼ぎという事ですね
> ラストシーンではブリテンが登場。CCQAに出てきたチョロQです。クリーク王国陸軍の諜報員(推定)で、戦場で重傷を負ったところを主人公Qタローらによって助けられる、というもの。CCQAの登場キャラクターで、味方側で唯一名前が登場するサブキャラクター。その癖に出番はたった二回です。
>
> さて、Qレース艦艇と、爆撃機対戦闘機の項で書きましたが、エースコンバット2を買いました。友人からは「3のほうがよくなかったか?」などを言われました。3はストーリーが面白いようです。シリーズ屈指の名言「挟まっちまった!」はこの作品。
> 結局のところ難易度ノーマル、六日でクリアしました。ちゃんとZOEも全機撃墜し、真のエンディングまで到達しました。コブラ機動を取るだの後方にミサイルを撃ってくるなど書かれてましたが、ADF−01は案外たいしたことがありませんでした。
僕はA−4でクリア。ZOEのコブラ機動には悩まされましたがコブラした瞬間にミサイル&機関銃を叩き込んで何とか撃墜しました。
> 狭いところを飛んでいくステージが案外多くて大変でした。隠しステージを含め四回しかありませんでしたが。
狭い所は最初は機動性の高い機体で挑戦してましたが最終的にはやはりA−4でクリアしました
> 一番苦労したのは実は隠しステージの一つだった原子力潜水艦撃沈ステージ「大型潜水艦追撃」。このステージ、敵潜水艦をただ沈めるだけかと思いきや、敵艦は友軍と刺し違えるつもりか、撃沈直後にVLSから巡航ミサイルを発射します。当然こいつを叩き落さないと友軍が壊滅してしまいます。が、何とこいつ、ロックオンできません。弾道ミサイルなのに。
> 友軍にペイトリオットかイージス艦さえいれば苦労しないのに、こっちはラプターでガンアタック。全速で追いついてもまるでエースパイロットが乗っているかのような機動で避けやがります。ただ、途中から完全に攻撃モードに移ったようで、楽々撃墜できました。機関銃は弾薬が無限なので発射ボタンを押しっぱなしにしてました。
自分はやっぱり大好きA−4で挑戦。潜水艦自体は問題ありませんでしたが巡航ミサイルには苦労しました。避けるなんて反則orzでも機関銃がちょっと当たったら速攻落ちたので少し拍子抜けしました(長年太平洋戦争もののゲーム(ゼロパイロットとか)やってたお陰で機関銃当てるのは得意。だいたい距離300mぐらいで当てる自信あり)

> 現在は二周目。架空戦闘機のXFA−27が手に入り、XB−10を軽々と撃墜しました。護衛のラプターやフランカーのほうが強かったような。そもそも、このステージには地上部隊がいないのに、どうしてXB−10やB−2が飛んでいたんだろうか。
現在は二周目をF−4でクリアし現在三周目。・・・MIg−21に萌えた(オイ
> ちなみに3と04も買いました。3はまだ手をつけていませんが、04は「ストーンヘンジ」壊滅まで進めました。
最近ゼロパイロット〜銀翼の戦士なるものをプレイ。PS2に慣れていた僕にとってはかなりきつかったです。爆撃照準機が存在しないので爆撃は全て勘。高高度から落として当たるとかなり快感です。最終ステージの敵総司令部撃破は敵の司令部がでかかったお陰か爆弾が面白いようにあたりかなり楽にクリアできました。
> あるステージで港に停泊する大艦隊を襲撃するという真珠湾攻撃みたいなステージがあります。2にもあったような気がしますが、2では空母一隻、今度は戦艦一、空母一、イージス艦一、巡洋艦九、駆逐艦十、潜水艦七、揚陸艦二、補給艦二という「無敵艦隊」。奇襲攻撃で出港が間に合わなかった巡洋艦や駆逐艦はともかく、ちゃんと陣形を組んでいた戦艦、空母、イージス艦に加え駆逐艦三隻は弾幕を張ります。上空には空母の艦載機が飛んでいてアラートが鳴りやまない。四連対地ミサイルを放って戦艦とイージス艦を屠るまでこの状態でした。
> さらにその次のステージでは巨大なレールガン「ストーンヘンジ」が現れます。自機は射角外の谷に入って逃れるんですが、間に合わなかった友軍機は次々と落とされていきます。そのときに少々気になることが。
> 「5、4、3、2、1、今!」
> 「オメガ1、墜落!」
> 「ヘイロー7、通信途絶!」
> 「オメガ11が墜落した!」
> 「オメガ1、墜落!」
> ・・・「オメガ1」が二機いますよ。
> ちなみに、その次のステージ。敵の精鋭飛行隊、黄色中隊と交戦するんですが、舞台がコモナ諸島。2でXB−10が開発されていた飛行場です。今回はロケットのほうがクローズアップされています。
> その後は上陸戦の支援に参加したり、「ストーンヘンジ」の射程下にある要塞を、「ストーンヘンジ」の砲撃を避けながら破壊したり、亡命者達の乗った旅客機を護衛したりして、ついに「ストーンヘンジ」本体と交戦。ジャミング網があって最初は攻撃できないんですが、隕石落下で砲台の一基が壊れているのでその隙間から突入、ジャミング網を破壊した後は内側から残りの砲台を破壊しました。
> この後、この「ストーンヘンジ」の防空部隊だった黄色中隊と交戦します。

そして現在久しぶりにドラゴンクエストVIIをプレイ。やはりクオリティ高くていい・・・・。そしてもう一つある意味有名な「ひぐらしのなく頃に祭」(PS2)をプレイ中。現在鬼隠し編までクリア。今は綿流し編をプレイしています。これをやってると何故か創作意欲が沸いてくるんですよ^^(謎
>
> 次回はグッドウェイ諸島攻撃作戦、ミニッツワーモ攻撃作戦、QQQQ装甲列車引渡し阻止の豪華三本立て。今回に引き続きとてつもなく長くなりそうです。
現在気分的にQターレット艦艇を製作中。序盤では結構でてきたのにある時期を境にしてパタリと登場しなくなったQターレット軍。航空隊はともかく艦隊はまったくといっていいほど登場していません。ですのでとりあえず序盤に一回艦隊は壊滅したという設定にしています。
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.0.3705; .NET CLR...@i219-167-58-54.s04.a014.ap.plala.or.jp>


Re:青き名将(仮題) 第十話 あとがき 感想
 松井一真  - 2008/7/21 23:51 -
  
> > 今回は本編の主人公、ロドスシルト少佐は最初のほうに少しと、ラストシーンのみの登場。チョロ〜ン方面軍は今回脇役なので仕方ないんですが。
> 今回は主人公よりも比較的脇役の方が活躍していましたね

スピンオフの中でスピンオフをやってしまうという荒業です。

> > その代わり、諜報士官ケナン大尉が大活躍。とはいえ、部下達を引き連れて街中を敵の諜報員から逃げ回ってるだけなんですがね。
> > 「一両の」とは書きましたが、部下を含めると明らかに四両いますね。機長、操縦士、尾部銃座射手、電探手で四両。この新型爆撃機のモチーフはB−29のシルバープレート機(原爆搭載機)です。
> そういえば複数いましたね。というかイメージ的には最初から複数居るんだなとおもってましたが^^;
> 新型爆撃機のモチーフは新型爆弾と聞いて一発でB−29か?と思いましたがどうやら当たりだったようで^^そういえば実際に原爆を落としたのは2機ですがシルバープレート機は5機ぐらい存在したらしいですね

予告では一両でしたが、爆撃機の乗員だったら四両いるだろうということで四両に変更。
「新型爆撃機+新型爆弾=B−29」、お約束の図式です。元の第四十四話ではB−36だったので、その流れを汲んでB−29。
シルバープレート機は実際は6機で行動し、一機に原爆、一機にカメラ、また一機に気象観測用の器具、残り三機は偵察機として攻撃予定空域を飛んでいたそうです。

> > 冒頭でA−307強奪の詳細が語られています。結構A−307も高杉さんの無茶苦茶な兵器考証の産物で(そもそも装甲列車に核弾頭というのが無理矢理)、自衛システムなるものまでつんでいるという厄介な奴なんですな。それを解除したジョロンバ軍曹はチョロ〜ン一の功労車。
> 装甲列車に核弾頭、自衛システムとなるとなんかフライトシュミレーションかただのスクロール系シューティングゲームのボスみたいですね

装甲列車がボスのシューティングというと「ストライカーズ1945」が思い浮かびますな。あれは陸上戦艦でしたが。
ちなみに、QQQQはCQ暦240年の次期新型防衛兵器案にこいつを提出しましたが「核兵器は諸刃の剣だ」ということで却下されたそうな。

> > マッグユーノス攻撃は殆どチョロ〜ン軍視点です。二両の重機関銃手が活躍。プロトン軍のやられ役としてM8が登場してますが、これはSCCQの「砲と煙との狭間で」の作戦終了後に現れるプロトン兵士がM5スチュアートだったことからです。
> 戦闘は主にチョロ〜ン軍視点でしたがチョロ〜ン軍は思いのほかに活躍していましたね。自分的には無名だけどかなり奮戦してた2両の重機関銃手が好みです。是非名前を付けてこれからも登場さしてほしいですね^^

フルカワ、ジェムズの二両に続く「無名兵士の活躍」ですな。次に出てくるのはおそらくキョウビーチャ戦。キョウビーチャは城砦があるのでそこにいるかもしれません。
あえて敗勢のチョロ〜ンを主軸においた作品。今度はキョウビーチャ戦でやります。

> > リピーレドが実戦参加。実は僕の作品ではリピーレドはあまり実戦に参加してないんですね。元帥だから当たり前ですが。このときにリピーレドが呟いた台詞は終盤への伏線になっていました。
> リピーレドは後方で色々指示を出しているだけかと思いましたが意外に行動力がある様子。まあ元帥という役職上あまり前線にでる事は無いことですけれども・・・

「前線に出たがるが元帥という役職の都合で出られない」のが彼です。一方で役職をわきまえて後方にいるのがライバルのロッキード。

> > 夜行列車で移動する諜報員。別に西村京太郎サスペンスを読んでいたからこうなったわけではありません。元の第四十四話でも夜行列車で移動していました。登場した列車はあじあ号がモチーフですが、本来は座席特急ですな。
> 一応食堂車とか何等車とかついてましたが基本的に「ジパング」で見たかぎりでは座席特急でしたね

そういえば「ジパング」で出てたんですね。僕は「紺碧の艦隊」の方を参考にしました。
機関車(パシナ型)−手荷物郵便車(テユ8型)−三等車(ハ8型)−三等車(ハ8型)−食堂車(シ8型)−二等車(ロ8型)−一等車(展望車)(テンイ8型)、という編成だそうです。
南満州鉄道には寝台車も在籍していましたが、あじあ号は座席特急のようです。

> > 市街地の戦闘。グリーンアイランドは政治が不安定という設定(終戦後に共産党が政権を獲得する)から、このような状態になっています。新興国家だけに紛争地です。
> 現代でのソマリアとかの内戦地域みたいですねやはり新興国家にはお約束の内戦、紛争がある様子。

個人的には東ティモールとか東南アジア系の感じですが、やはり紛争地といえばアフガンだのイスラエルだのそういったところでしょうな。

> > 爆撃機対戦闘機。途中でQグリーン機が失速しますが、あれはエースコンバット2をやっていて、「高高度追撃戦」でXB−70とSR−71を追っていたら失速して逃してしまったことからです。あんなにストールしやすいのかよ。二周目ではそれを踏まえて何とか全機撃墜しましたが。
> エースコンバット2は失速高度が低いですからね。僕も苦労しました^^;でもF−4で挑んでフルスロットルでヒット&アウェイを繰り返して全機撃墜できました

僕は2週目なのでMig−29を。フルクラムは偉大だ。

> > 続いて高高度でも飛べるQトルック機が登場し、爆撃機を窮地に陥れます。このときに「重い爆弾を積んでいるのに急降下と急上昇を連続する」という凄まじい機動を取っていますな。
> 結構無理やりな機動ですな。

それを言い出したら先の空中戦艦はなんなんだといった感じになりますがね。

> > マッグユーノス壊滅。敵味方の砲撃を受けて結局壊滅してしまっています。「守る意味を失った」と言って退却するチョロ〜ン軍。彼らの任務はプロトン軍を損耗させることだったんですな。結果、プロトン軍を含めた連合軍は参加部隊の七割を失います。今回のマッグユーノス壊滅もエースコンバットZEROがモチーフです。
> 結局の所時間稼ぎという事ですね

大都市マッグユーノスの大規模な守備隊でさえも時間稼ぎ。無論、キョウビーチャ戦はさらに壮大な戦闘になるはずです。

> > 結局のところ難易度ノーマル、六日でクリアしました。ちゃんとZOEも全機撃墜し、真のエンディングまで到達しました。コブラ機動を取るだの後方にミサイルを撃ってくるなど書かれてましたが、ADF−01は案外たいしたことがありませんでした。
> 僕はA−4でクリア。ZOEのコブラ機動には悩まされましたがコブラした瞬間にミサイル&機関銃を叩き込んで何とか撃墜しました。

コブラ機動は良く見るとフランカー系の機体の大半が行っていますな。

> > 狭いところを飛んでいくステージが案外多くて大変でした。隠しステージを含め四回しかありませんでしたが。
> 狭い所は最初は機動性の高い機体で挑戦してましたが最終的にはやはりA−4でクリアしました

僕は狭いステージは毎回A−4使ってました。

> > 一番苦労したのは実は隠しステージの一つだった原子力潜水艦撃沈ステージ「大型潜水艦追撃」。このステージ、敵潜水艦をただ沈めるだけかと思いきや、敵艦は友軍と刺し違えるつもりか、撃沈直後にVLSから巡航ミサイルを発射します。当然こいつを叩き落さないと友軍が壊滅してしまいます。が、何とこいつ、ロックオンできません。弾道ミサイルなのに。
> 自分はやっぱり大好きA−4で挑戦。潜水艦自体は問題ありませんでしたが巡航ミサイルには苦労しました。避けるなんて反則orzでも機関銃がちょっと当たったら速攻落ちたので少し拍子抜けしました(長年太平洋戦争もののゲーム(ゼロパイロットとか)やってたお陰で機関銃当てるのは得意。だいたい距離300mぐらいで当てる自信あり)

一発当たりだすと呆気ないですね。

> > 現在は二周目。架空戦闘機のXFA−27が手に入り、XB−10を軽々と撃墜しました。護衛のラプターやフランカーのほうが強かったような。そもそも、このステージには地上部隊がいないのに、どうしてXB−10やB−2が飛んでいたんだろうか。
> 現在は二周目をF−4でクリアし現在三周目。・・・MIg−21に萌えた(オイ

Mig−21。何か恵まれない感じの機体ですな。共産側だけに。これでも画期的な奴だったんですがね。
案外ロシア機が強い。何で今まで避けてきたのかさえ分からないぐらい強い。

> > ちなみに3と04も買いました。3はまだ手をつけていませんが、04は「ストーンヘンジ」壊滅まで進めました。
> 最近ゼロパイロット〜銀翼の戦士なるものをプレイ。PS2に慣れていた僕にとってはかなりきつかったです。爆撃照準機が存在しないので爆撃は全て勘。高高度から落として当たるとかなり快感です。最終ステージの敵総司令部撃破は敵の司令部がでかかったお陰か爆弾が面白いようにあたりかなり楽にクリアできました。

例の仮想戦記めいた作品ですか。日本海軍の考証面ではあれですが、なかなか良く出来た作品だそうで。

> > その後は上陸戦の支援に参加したり、「ストーンヘンジ」の射程下にある要塞を、「ストーンヘンジ」の砲撃を避けながら破壊したり、亡命者達の乗った旅客機を護衛したりして、ついに「ストーンヘンジ」本体と交戦。ジャミング網があって最初は攻撃できないんですが、隕石落下で砲台の一基が壊れているのでその隙間から突入、ジャミング網を破壊した後は内側から残りの砲台を破壊しました。
> > この後、この「ストーンヘンジ」の防空部隊だった黄色中隊と交戦します。
>
> そして現在久しぶりにドラゴンクエストVIIをプレイ。やはりクオリティ高くていい・・・・。そしてもう一つある意味有名な「ひぐらしのなく頃に祭」(PS2)をプレイ中。現在鬼隠し編までクリア。今は綿流し編をプレイしています。これをやってると何故か創作意欲が沸いてくるんですよ^^(謎

ドラクエのVII。僕はやってないんですが、弟がやってます。隠しボスが強いとのこと。
ひぐらし。ああ、あの登場人物が「紺碧の艦隊」から真似たようなあれですか。友人がやっていたり見ていたりでいろいろと知っています。「紺碧の艦隊」の方を調べると共通点が面白いように出てきます。特に紺碧艦隊がらみで。あとは軍令部総長とか海中要塞計画とか旭日艦隊司令とか陸軍の指揮官とかが。

> > 次回はグッドウェイ諸島攻撃作戦、ミニッツワーモ攻撃作戦、QQQQ装甲列車引渡し阻止の豪華三本立て。今回に引き続きとてつもなく長くなりそうです。
> 現在気分的にQターレット艦艇を製作中。序盤では結構でてきたのにある時期を境にしてパタリと登場しなくなったQターレット軍。航空隊はともかく艦隊はまったくといっていいほど登場していません。ですのでとりあえず序盤に一回艦隊は壊滅したという設定にしています。

何か小規模な艦隊が少し出てきたくらいで殆ど壊滅した感じがありますね。
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich106199.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>

  新規ツリースレッド一覧トピック番号順検索設定  
61 / 523 ツリー ←次 | 前→
ページ:  |  記事番号:
49,072
(SS)C-BOARD v3.3.10 is Free.

んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


"Tamashii no Katamari" is created...