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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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Re:青き名将(仮題) 第十話
 松井一真  - 2008/7/20 23:00 -
  
マッグユーノス攻撃。殆どチョロ〜ン主観です。

第十話 南洋の贈り物
プロトン時間、〇八〇五。「緑」一号は予定通りナルドニックへ到着
工業都市であるナルドニックだけに、空気が少々悪い
とはいえ、駅の構内は若干の空調が整っているためか、外ほどは悪くないという
ここで、新型空母の進水式に出席するティーガー元帥の護衛部隊が乗車する
〇八三〇、予定通り発車。戦時下とはいえ、銃後は平和である
ふと見ると、近くにある飛行場から航空機が多数離陸しているのが見える
この調子だと、昼食はトンネルの中か
流石にガラス張りのチューブ状トンネルだなんて大袈裟な物を作れるはずが無いので、普通のシールド工法トンネルである
例の新型超速シールドマシン「ロケット・モール」による戦果だ
今の車窓はナルドニックの灰色の空を、無数の飛行機が飛んでいる
あの工場でも、いつものように工員達が缶詰にされて働いているのだ
前線の兵隊も苦労しているそうだが、やはり最も苦労しているのは彼らかもしれない
個室のドアが開いた
ティーガー元帥だ
ティーガー元帥「場所は聞いていたよ、大尉」
ケナン大尉「あまり来られない方がいいと思うんですがね。こちらも民兵という扱いなので」
ティーガー元帥「いや、それに関しては問題ない。こっちの護衛部隊にも民兵は少なからずいるからな」
ケナン大尉「・・・今回の新型爆弾についてですが・・・」
ティーガー元帥「仕方の無い話だ。この国がキュワールの盟主となるには、『あれ』は必要不可欠なのだよ。グリーンアイランドの幕僚も、相当反対したそうなんだがね」
この作戦を発案したのは、実はグリーンアイランド陸軍のロレス元帥だったという
既に戦後工作が行われているというのだから、恐ろしい物だ
車窓の景色はいつの間にやら郊外の工業団地へと変わり、青空へと戻っていた
ティーガー元帥「では、私はこれで。健闘を祈るよ」
ドアを開ける元帥
通路へと出て行った
現時点で、列車は平和である

工員が次々と走り出していく
鳴り響く警報音
轟く砲声
飛び来る弾丸
ミフェイドビッチ大佐(車種:S103)「行けぇ!」
連隊副司令官のミフェイドビッチ大佐が絶叫する
シェリダンがミサイルを発射する
ミサイルが煙突に直撃、煙突が折れ始める
煙突は周辺の通信塔と工員達を巻き添えにして倒れる
数両のM4A3が突撃する
敵戦車の砲撃を受け、M4A3が一両吹き飛ぶ
一両が砲撃、敵戦車を撃破する
軽機関銃が咆哮する
M4A3が被弾、炎上する
リピーレド元帥「我々は史上最強のプロトン王国軍だ!これしきの奴ら、倒せないはずが無ぁい!」
元帥の近くで、鉄塔が倒れる
工業都市、マッグユーノスにおける戦闘は熾烈な物と化していた
ロナルミック、バーセックナールより撤退したチョロ〜ン軍の主力部隊が集結、工業都市特有の建物を利用して猛攻撃を行っているのだ
二両のチョロ〜ン兵士が、工場の通路を走っていく
チョロ〜ン兵士A「速くしろぉ!あっちだ!」
逃げ回る工員達に指示を出す兵士
チョロ〜ン兵士B「どうやら今日は本隊のお出ましらしい、今までより派手だ!」
チョロ〜ン兵士A「喋っている暇も無いようだ。下にM8が三両!」
そう言うと、兵士は重機関銃の引き金を引いた
鉄柵の上に備え付けられた重機関銃から、無数の銃弾が発射される
M8、銃撃を受け炎上する
もう一両が砲塔を旋回させる
銃弾、ターレットリングに直撃、砲塔が吹き飛ぶ
最後の一両、銃弾がエンジンに直撃、炎上
チョロ〜ン兵士A「よし、やったぞ!」
すると、彼らの背後で鉄塔が爆発した
チョロ〜ン兵士B「危ねぇ!倒れるぞ!」
二両のチョロ〜ン兵士、慌てて退避する
一両は先の重機関銃を背負っている
鉄塔が倒れる
チョロ〜ン兵士A「間に合ったか・・・」
チョロ〜ン兵士B「次の銃架まで急ぐぞ!」
再び走り出す二両
それを見つけたM24が、発砲する
砲弾、建物に直撃
砲撃をかわしつつ、銃架までたどり着く二両
チョロ〜ン兵士A「喰らえぇっ!」
重機関銃が炸裂、M24が炎上する
チョロ〜ン兵士A「畜生、弾切れだ。弾は無いか!?」
チョロ〜ン兵士B「ああ、なんとか持ってきた」
道路を跨ぐ小さな通路の上で、二両は孤軍奮闘する
彼らの背後を、工員達が走って逃げていく
ギリギリまで操業していたのだ
上空に響き渡る爆音
巨大な機影、六発のエンジン
チョロ〜ン兵士A「見ろよ、我らが空中戦艦のお出ましだ!」
チョロ〜ン兵士B「街中でぶっ放されるのは勘弁だがな」
バーセックナール戦で大活躍し、精鋭第一〇二中隊をあと一歩のところまで追い詰めた空中戦艦である
今回は郊外のプロトン軍の掃討のために駆けつけたのだ

プロトンは苦戦していた。援軍としてクリーク軍、ゲール軍の計二個連隊が駆けつけたのだが、ここに居座るチョロ〜ン軍は非常に強力だった
双方の銃砲撃で、大きな建物が次々と倒壊、その倒壊に巻き込まれて多数のチョロQが死亡している
リピーレド元帥「一体何をやっているんだ!」
ミフェイドビッチ大佐「司令、相手は前の紛争で呆気なく壊滅したチョロ〜ンではないのです。彼らは軍備を整えているんです」
リピーレド元帥「・・・グレートブラスターの発射許可さえ出ていれば、こんな街吹き飛ばしてやったものだが・・・」
その上空を飛んでいく、巨大な機影
リピーレド元帥「・・・何だ?」
ミフェイドビッチ大佐「総員、退避いぃ!」
ミフェイドビッチが走り出す
後を追って走るリピーレド
リピーレド元帥「お、おい、あれが噂の空中要塞かっ!?」
ミフェイドビッチ大佐「大将からの報告では、間違いありません!」
背後に響き渡る爆発音
撃ち始めたのだ
街へと突入しようとしていた連合軍部隊が、壊滅的打撃を受ける
ゲール兵士(通信)「こちらゲール陸軍第五八二中隊!恐ろしくでかい爆撃機が・・・」
通信は途絶した
リピーレド元帥「・・・爆撃機か」
ミフェイドビッチ大佐「厳密には、ガンシップです」
彼らの目前を、大勢の巡航戦車が走っていく
何とか突入に成功したクリーク軍だ

M8が榴弾を撃つ
敵戦車、爆発、炎上する
その脇を縫って、軽機関銃を撃つ敵兵
被弾したM8が炎上する
M3が飛び出し、主砲を撃つ
敵戦車のターレットリングに直撃、砲塔が吹き飛ぶ
現状は膠着状態である

プロトン時間、一二〇〇。「緑」一号は海底トンネルへと突入
予定通りに、昼食はトンネルの中だ
これが事実上夜行便となる五号では、見事に夜なのだが
アファノでは少々時差ができるのだが、いずれにせよアファノアイランド到着は翌朝となる
そのため、この列車に座席車は無い
全席が寝台/座席兼用なのだ
現在、ケナン大尉ら諜報班の面々は、食堂車で昼食を食べている
班員A「流石に豪華列車とあって、昼飯はうまいですね」
ケナン大尉「ああ、噂どおりって奴だな」
流石に任務関連のことは話せないので、自然と雑談になる
班員B「しかし、アファノの新型空母って、何機ぐらい搭載できるんですかね?」
班員A「確か、六〇機だろ」
ケナン大尉「だが、機種によるだろう。それこそ新型の雷撃機は結構大きいからな」
それを遠くで眺める、別の民兵
しばらくすると、その民兵は立ち去っていった
班員の一両が、それに気づいた
班員B「・・・班長、あれ怪しくありません?」
ケナン大尉「・・・確かに、怪しいな。とにかく、コミニュティー駅までは泳がせておくか」
何しろ、ここは海底トンネルの中だ。出る場所も無い
食事を終えた班員達は、再び各々の部屋に戻った

その後、特に異常は無く、アファノ時間〇五三〇に海底トンネルより浮上
〇六〇〇、コミニュティー駅に到着した
謎の民兵は、ホームの傍らにいた
駅員「・・・君、そこで何をしている?」
すると、民兵は発煙弾を発砲した
駅ホームに噴煙が上がる
それに気づく諜報班員
班員A「あっ!」
班員B「待てぇっ!」
必死に追うが、謎の民兵は群集の中に消えていた
班員A「・・・班長、逃しました・・・」
ケナン大尉「・・・仕方がない。後は現地の警察と軍部に任せるしかない。我々はグリーンアイランドへ向かう」
班員達は列車に戻った
結局のところ、謎の民兵は行方をくらませたままだったが、民兵が残した肩章により、チョロ〜ン陸軍所属であることが明らかになった
隠し持っていた物を落としたようだ。全く間抜けな奴だ
ただ、どうやら彼の任務は航空母艦の進水式の妨害ではなかったようで、進水式は無事に行われたという
果たして、諜報員の任務は何だったのか
第十話 続く

引用なし
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青き名将(仮題) 第九話 松井一真 2008/6/8 21:32
  Re:青き名将(仮題) 第九話 松井一真 2008/6/8 21:34
   Re:青き名将(仮題) 第九話 松井一真 2008/6/8 21:37
   Re:青き名将(仮題) 第九話 松井一真 2008/6/8 21:58
   Re:青き名将(仮題) 第九話 ダークスピリッツ 2008/6/9 22:45
   Re:青き名将(仮題) 第九話 松井一真 2008/6/9 23:59
   青き名将(仮題) 第十話 松井一真 2008/7/20 22:59
   Re:青き名将(仮題) 第十話 松井一真 2008/7/20 23:00
   Re:青き名将(仮題) 第十話 松井一真 2008/7/20 23:03
   Re:青き名将(仮題) 第十話 松井一真 2008/7/20 23:05
   青き名将(仮題) 第十話 あとがき 松井一真 2008/7/20 23:36
   Re:青き名将(仮題) 第十話 あとがき 感想 ダークスピリッツ 2008/7/21 23:23
   Re:青き名将(仮題) 第十話 あとがき 感想 松井一真 2008/7/21 23:51

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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