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雑談板 チョロQ小説板  

どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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1 / 263 ページ 前→


Re:もう10年以上……
 Matsui  - 2020/12/12 13:30 -
  
> > 大変遅くなりまして申し訳ございません。自分もふと昔のスレを見返して(主にミリタリー・戦史関連の)認識不足に自爆しておりました。あんな有様じゃ軍事板は無理だ。あの時期の雑談スレは正直消したい気分です。
> > 冒涜云々の話題があった2007年ごろは実はある方の書いたチョロQ小説(ここには全く出入りしていない方なので名は伏せます)に江素弐千さんの作品のキャラクターが(少なくとも自分には)無断で登場していたという事件があり、「言われても仕方ないよなぁ」と思っていた時期だったりします。ちなみに事件は解決済みです。
> そういう事件があったんですね。
> 個人的に自作のキャラが他作品に使われるのは嬉しい事ですが、内容によりますね……。
> 記憶が曖昧ですが当時の自分は確か、設定や戦史が複雑化して元々のチョロQゲームの世界観から
> 大きくかけ離れた物になってしまった状態に危機感(何それ)を抱いていたのですが、
> んなもん書きたい奴が好きに書けばいいし、嫌なら自分のサイトで“原作に忠実な”二次創作やっとけやという話でした。
> (ていうか自分もエスコンハマった時にエスコンもどき書いてたんだから何一つ正当性がない)
> 皆さんの創作の場に水を差してしまい申し訳ありませんでした。

いわゆる「キャラクター募集企画」で投稿されたキャラで、レーサーという設定でもなかったのにレーサーとして登場したり、そもそも元の作品に存在すらしなかった空軍基地の設定まで足したりしていろいろ目に余る内容だったのは事実です。作者さんが後に「ファミコンウォーズ」シリーズや某オンライン戦車ゲームにはまってミリタリー方面に走り、結果的にそのキャラが輝く機会を得たのは不幸中の幸いというべきか。

この辺りの記憶も定かではありませんが、「紀伊」についてはすでに「迷走している」というコメントがあったり、明らかに自分の書いている本編とダークスピリッツさんのストーリープロットが合致していなかったり、書きたいものの食い違いが発生しているなぁとは思っています。一時期なんか作品内に「ギャグが足りない」とか書いてたりしますし。
ダークスピリッツさんご自身の投稿にもありますように彼は途中からオリジナル作品も書くようになったので、そのあたりで「紀伊」をいったん打ち切っても良かったかなとも思っています。

実はこのころ(「ZERO」のベスト版が出たころ)には自分もエスコンにはまりまして、しばらく空戦モノを書いていた時期があります。2015年ごろに書いた作品でも「ZERO」のモブキャラの台詞を引用してたりしてますね。ストーンヘンジ的な巨大高射砲を出す案もあったと思います。
ジェット機出したいなと思っていたこともありましてその辺の方向性の食い違い(ダークスピリッツさんは第一次大戦時の機体に凝っていた様子)が「紀伊」のグダグダを生んでしまったのかなとも思っています。ただの知識自慢大会にしたくなかったんだけどな。
ちなみに「7」も難しかったですがなんとかクリアしました。渓谷抜け怖い。

> > 実は自分も戦時下のレーサーをテーマにした短編を構想していた時期がありまして、以前から構想だけはあったHG4二次創作に活かそうかと思ったりと画策しています。ただこれは現状未完の3作品を考えると、書くことはないんだろうなぁ。
> >
> HG4は二次創作の土壌として申し分ない深みを持っていますね。
> 主人公やノラヒカがその後どうなったのか、チョロQアイランドのカースト社会がどうなっていくのか
> そもそもドイツ語を喋るレーサーの存在やバリバリの貴族社会である事から
> オーストリア・ルクセンブルク辺りの小国がモデルっぽいので
> そこら辺とQシュタイン帝国の関係性みたいなのを描いていくと面白くなりそうだな、と思います。

オーストリというチョロQもいるくらいなのでオーストリアはモチーフの一つとしてありそうだなぁとは思っています。
ほとんど主人公と絡みの無いようなサブイベントのキャラさえも掘り下げ甲斐のありそうなセリフがあったりするのも面白いところですね。

> そういや自分が書いてた時はプロトン=アメリカ、Qタンク=イギリスに寄せていきましたが、
> 別に特定の国家のロールを無理に当てはめる必要もなかったなと反省しております。
> (じゃあニビリアではキューバ革命が起きなきゃダメなのか、
> Qシュタインがナチスドイツならソ連はどこなんだみたいになって色々無理が出てくる)
> あと全員が単一の世界線のキュワールに拘った結果設定のコンフリクトが多数生まれたので、
> 各自別ユニバースって事で、欲しい時だけオマージュするくらいの距離感でやればよかったなと。
> 全部後出しじゃんけんですが

途中からQグリーンをソ連モチーフにしようとして「革命が起こったのちに大陸内の小国を統合したが、維持できなくなって空中分解」みたいな要素を入れたりしていた(これ自体は高杉さんが唐突に出してきた設定を活かしたもの)ことがあります。肝心のそれ関係の設定を明記した話を4年くらい放置しているのが現状ですが。

「紀伊」のころはホントに国家が多すぎてどの国家・勢力を出すべきかと迷っていた時期もありまして、正直そろそろ日戦軍団もどこかに落ち着かせようとグリシネ正規軍との軋轢について描写したりしていたらかえってダークスピリッツさんとは構想の溝が深まるという有様で「グリシネ正規軍関連は他の作品でやればよかったな」などと後出しで考えてみたり。

あとはダークスピリッツさんが2006年頃に構想だけしていた(と思われる)「デュミナス星の歴史」みたいにキュワールユニバースだけど別惑星の話という設定でまっさらな状況で話を始めたりしても面白いかなとも思ったりしてます。

> > それでは、ほとんど出入りのなくなった掲示板ですが、覗いていただきありがとうございました。
> ほとんど出入りが無くなったとはいえ、ゼロではありませんので
> 皆さんも書きたいなと思った時に書いて、やめたいなと思った時にやめる感じでいいんじゃないでしょうか。
> 20年続いたなら、30年も行けそうな気がします。

まぁ今後も多分気まぐれに何か書いていくと思いますのでよろしくお願いします。それこそまたヤサグレ戦車隊の改訂版とか(どれだけ改訂するつもりなのか)。
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Re:もう10年以上……
 江素弐千  - 2020/12/8 2:14 -
  
> 大変遅くなりまして申し訳ございません。自分もふと昔のスレを見返して(主にミリタリー・戦史関連の)認識不足に自爆しておりました。あんな有様じゃ軍事板は無理だ。あの時期の雑談スレは正直消したい気分です。
> 冒涜云々の話題があった2007年ごろは実はある方の書いたチョロQ小説(ここには全く出入りしていない方なので名は伏せます)に江素弐千さんの作品のキャラクターが(少なくとも自分には)無断で登場していたという事件があり、「言われても仕方ないよなぁ」と思っていた時期だったりします。ちなみに事件は解決済みです。
そういう事件があったんですね。
個人的に自作のキャラが他作品に使われるのは嬉しい事ですが、内容によりますね……。
記憶が曖昧ですが当時の自分は確か、設定や戦史が複雑化して元々のチョロQゲームの世界観から
大きくかけ離れた物になってしまった状態に危機感(何それ)を抱いていたのですが、
んなもん書きたい奴が好きに書けばいいし、嫌なら自分のサイトで“原作に忠実な”二次創作やっとけやという話でした。
(ていうか自分もエスコンハマった時にエスコンもどき書いてたんだから何一つ正当性がない)
皆さんの創作の場に水を差してしまい申し訳ありませんでした。

> 実は自分も戦時下のレーサーをテーマにした短編を構想していた時期がありまして、以前から構想だけはあったHG4二次創作に活かそうかと思ったりと画策しています。ただこれは現状未完の3作品を考えると、書くことはないんだろうなぁ。
>
HG4は二次創作の土壌として申し分ない深みを持っていますね。
主人公やノラヒカがその後どうなったのか、チョロQアイランドのカースト社会がどうなっていくのか
そもそもドイツ語を喋るレーサーの存在やバリバリの貴族社会である事から
オーストリア・ルクセンブルク辺りの小国がモデルっぽいので
そこら辺とQシュタイン帝国の関係性みたいなのを描いていくと面白くなりそうだな、と思います。

そういや自分が書いてた時はプロトン=アメリカ、Qタンク=イギリスに寄せていきましたが、
別に特定の国家のロールを無理に当てはめる必要もなかったなと反省しております。
(じゃあニビリアではキューバ革命が起きなきゃダメなのか、
Qシュタインがナチスドイツならソ連はどこなんだみたいになって色々無理が出てくる)
あと全員が単一の世界線のキュワールに拘った結果設定のコンフリクトが多数生まれたので、
各自別ユニバースって事で、欲しい時だけオマージュするくらいの距離感でやればよかったなと。
全部後出しじゃんけんですが

> それでは、ほとんど出入りのなくなった掲示板ですが、覗いていただきありがとうございました。
ほとんど出入りが無くなったとはいえ、ゼロではありませんので
皆さんも書きたいなと思った時に書いて、やめたいなと思った時にやめる感じでいいんじゃないでしょうか。
20年続いたなら、30年も行けそうな気がします。
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お久しぶりです。二十年ぶりです。
 鳴神  - 2020/5/28 10:32 -
  
お久しぶりです。
おすなさんは恐らく私のことをもう覚えてらっしゃらないかもですが、かつてチョロ研にいた鳴神です。

こちらにお邪魔するのも、もう二十何年ぶりか分かりませんが、2002年ぶりくらいでしょうか?だとしたら18年ですね(笑)
まだこちらのサイトが残っていることに大変驚きました。

私はあれからチョロQとは疎遠になり、最近は単なる普通の人として生きていますが、アキバン氏やTQMF氏など、当時の面々は今どうしているのでしょうか。
機会があればまた当時の面々で話をしたいものです。

最後になりましたが、20年以上もの間この掲示板、いやサイトを運営されているおすなさん、ありがとうございます。
おかげでまた、このように書き込むことが出来ました。
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Re:もう10年以上……
 Matsui  - 2020/4/26 0:35 -
  
> > お久しぶりです。自分もふと思い出して立ち寄らせて頂きました。
> > 過去の自分の発言を軽く遡ってみたところテンションの痛々しさに裂傷を負ってしまいました。
> > 本当に他人との距離感が掴めない子供でして(大学でサークルを追い出されるまで自覚が無かった)、
> > ここでの振舞いも酷いもので、人の作品はロクに読まない癖に自分の作品の感想は求めたがるわ、
> > 流れを無視して勝手な設定を付けたすわ、挙句チョロQ小説がチョロQへの冒涜ではないかと騒ぎ出すわで、
> > 当時の皆さんには不快な思いを何度もさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした。
> > 興味の対象が「ミリタリー」ではなく「ゲームの世界観」にあった為、
> > 軍記物を読んで勉強するという発想すらなく、ただただその時ハマったゲームを真似した
> > 新作ばかり乱造し、そして一つも完結させないという有様でした。その点も深く反省しております。
> >
> > 現在の関心分野はチョロQにはありませんが、ここでの作品投稿で培った
> > 「何らかの世界観を考え、そこでの物語を想像する」という習慣は
> > 個人でゲーム制作を行っている現在においても大きな礎となっております。
> > 10代の語彙からチョロQという単語がもはや失われてしまった2020年ですが、
> > もし時間が取れればHG2とコンバットチョロQを足して割ったようなサンドボックスを
> > 作ってみたいなという思いは抱き続けています。
> > (ワールドグランプリと国際紛争が複雑に絡み合い、平和の祭典と現実問題との狭間で苦悩するレーサーと兵士の話とか)
> >
> > 恐らく「小説家になろう」「カクヨム」等のサイトが十分に発達した時代に育っていれば
> > 確実にそちらに行っていたであろう私達ではありますが、
> > そうでなかった時代だからこそ、少人数でお互い高め合いながら長期間続いてきたコミュニティだと思います。
> > 松井さん、ダークスピリッツさん、本当にありがとうございました。
> 大事なお方への謝辞を失念しておりました。
> 管理人のおすなさん、本当にありがとうございました。
> この掲示板が20年近く稼働し続けているのはおすなさんのお陰です。

大変遅くなりまして申し訳ございません。自分もふと昔のスレを見返して(主にミリタリー・戦史関連の)認識不足に自爆しておりました。あんな有様じゃ軍事板は無理だ。あの時期の雑談スレは正直消したい気分です。
冒涜云々の話題があった2007年ごろは実はある方の書いたチョロQ小説(ここには全く出入りしていない方なので名は伏せます)に江素弐千さんの作品のキャラクターが(少なくとも自分には)無断で登場していたという事件があり、「言われても仕方ないよなぁ」と思っていた時期だったりします。ちなみに事件は解決済みです。

実は自分も戦時下のレーサーをテーマにした短編を構想していた時期がありまして、以前から構想だけはあったHG4二次創作に活かそうかと思ったりと画策しています。ただこれは現状未完の3作品を考えると、書くことはないんだろうなぁ。

それでは、ほとんど出入りのなくなった掲示板ですが、覗いていただきありがとうございました。
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Re:もう10年以上……
 江素弐千  - 2020/2/11 3:09 -
  
> > > 元ダークスピリッツです。気付けば最後の投稿から軽く10年以上経ってしまいました……結局この作品の風呂敷はたためませんでしたが、これを糧に今でも短編〜中編を主に執筆しております。即売会にも出させて貰っているので、ここでの経験が大きな勉強になりました。
> > >
> > > ここを見ている人はほぼゼロかも知れませんが、ふと思い出して立ち寄らせて頂きました。すでに当時とは性癖等も大きく異なっているのですが、ミリタリー歴史好きが高じて学芸員の資格も取っていたりします。あぁ、何もかも懐かしい(遠い目
> > >
> > > それでは、また会える日までノシ
> >
> > お久しぶりです。実は例の作品は独断で一話からリメイクしたバージョンを執筆したりしております(たぶんここでは公開しないと思いますが、作家気取りとしての意地で)。
> > 自分もここでちょくちょくネタにしていた自主制作アニメの監督にお会いできたりとここでの出来事を機にさまざまな変化がありました。
> > 多分ここでまた気まぐれに得体のしれない作品を書いてるかもしれないので覗いていただければ幸いです。
> >
> > ・・・「青き名将」もなんとか完結させたいなぁ。
>
> お久しぶりです。自分もふと思い出して立ち寄らせて頂きました。
> 過去の自分の発言を軽く遡ってみたところテンションの痛々しさに裂傷を負ってしまいました。
> 本当に他人との距離感が掴めない子供でして(大学でサークルを追い出されるまで自覚が無かった)、
> ここでの振舞いも酷いもので、人の作品はロクに読まない癖に自分の作品の感想は求めたがるわ、
> 流れを無視して勝手な設定を付けたすわ、挙句チョロQ小説がチョロQへの冒涜ではないかと騒ぎ出すわで、
> 当時の皆さんには不快な思いを何度もさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした。
> 興味の対象が「ミリタリー」ではなく「ゲームの世界観」にあった為、
> 軍記物を読んで勉強するという発想すらなく、ただただその時ハマったゲームを真似した
> 新作ばかり乱造し、そして一つも完結させないという有様でした。その点も深く反省しております。
>
> 現在の関心分野はチョロQにはありませんが、ここでの作品投稿で培った
> 「何らかの世界観を考え、そこでの物語を想像する」という習慣は
> 個人でゲーム制作を行っている現在においても大きな礎となっております。
> 10代の語彙からチョロQという単語がもはや失われてしまった2020年ですが、
> もし時間が取れればHG2とコンバットチョロQを足して割ったようなサンドボックスを
> 作ってみたいなという思いは抱き続けています。
> (ワールドグランプリと国際紛争が複雑に絡み合い、平和の祭典と現実問題との狭間で苦悩するレーサーと兵士の話とか)
>
> 恐らく「小説家になろう」「カクヨム」等のサイトが十分に発達した時代に育っていれば
> 確実にそちらに行っていたであろう私達ではありますが、
> そうでなかった時代だからこそ、少人数でお互い高め合いながら長期間続いてきたコミュニティだと思います。
> 松井さん、ダークスピリッツさん、本当にありがとうございました。
大事なお方への謝辞を失念しておりました。
管理人のおすなさん、本当にありがとうございました。
この掲示板が20年近く稼働し続けているのはおすなさんのお陰です。
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Re:もう10年以上……
 江素弐千  - 2020/2/11 2:51 -
  
> > 元ダークスピリッツです。気付けば最後の投稿から軽く10年以上経ってしまいました……結局この作品の風呂敷はたためませんでしたが、これを糧に今でも短編〜中編を主に執筆しております。即売会にも出させて貰っているので、ここでの経験が大きな勉強になりました。
> >
> > ここを見ている人はほぼゼロかも知れませんが、ふと思い出して立ち寄らせて頂きました。すでに当時とは性癖等も大きく異なっているのですが、ミリタリー歴史好きが高じて学芸員の資格も取っていたりします。あぁ、何もかも懐かしい(遠い目
> >
> > それでは、また会える日までノシ
>
> お久しぶりです。実は例の作品は独断で一話からリメイクしたバージョンを執筆したりしております(たぶんここでは公開しないと思いますが、作家気取りとしての意地で)。
> 自分もここでちょくちょくネタにしていた自主制作アニメの監督にお会いできたりとここでの出来事を機にさまざまな変化がありました。
> 多分ここでまた気まぐれに得体のしれない作品を書いてるかもしれないので覗いていただければ幸いです。
>
> ・・・「青き名将」もなんとか完結させたいなぁ。

お久しぶりです。自分もふと思い出して立ち寄らせて頂きました。
過去の自分の発言を軽く遡ってみたところテンションの痛々しさに裂傷を負ってしまいました。
本当に他人との距離感が掴めない子供でして(大学でサークルを追い出されるまで自覚が無かった)、
ここでの振舞いも酷いもので、人の作品はロクに読まない癖に自分の作品の感想は求めたがるわ、
流れを無視して勝手な設定を付けたすわ、挙句チョロQ小説がチョロQへの冒涜ではないかと騒ぎ出すわで、
当時の皆さんには不快な思いを何度もさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした。
興味の対象が「ミリタリー」ではなく「ゲームの世界観」にあった為、
軍記物を読んで勉強するという発想すらなく、ただただその時ハマったゲームを真似した
新作ばかり乱造し、そして一つも完結させないという有様でした。その点も深く反省しております。

現在の関心分野はチョロQにはありませんが、ここでの作品投稿で培った
「何らかの世界観を考え、そこでの物語を想像する」という習慣は
個人でゲーム制作を行っている現在においても大きな礎となっております。
10代の語彙からチョロQという単語がもはや失われてしまった2020年ですが、
もし時間が取れればHG2とコンバットチョロQを足して割ったようなサンドボックスを
作ってみたいなという思いは抱き続けています。
(ワールドグランプリと国際紛争が複雑に絡み合い、平和の祭典と現実問題との狭間で苦悩するレーサーと兵士の話とか)

恐らく「小説家になろう」「カクヨム」等のサイトが十分に発達した時代に育っていれば
確実にそちらに行っていたであろう私達ではありますが、
そうでなかった時代だからこそ、少人数でお互い高め合いながら長期間続いてきたコミュニティだと思います。
松井さん、ダークスピリッツさん、本当にありがとうございました。
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作曲者
 じゅん  - 2020/1/6 14:05 -
  
ピンクサーディンの曲は、全てベースリュウの作曲です。作詞はボーカルツル
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Re:もう10年以上……
 Matsui  - 2019/3/25 21:34 -
  
> 元ダークスピリッツです。気付けば最後の投稿から軽く10年以上経ってしまいました……結局この作品の風呂敷はたためませんでしたが、これを糧に今でも短編〜中編を主に執筆しております。即売会にも出させて貰っているので、ここでの経験が大きな勉強になりました。
>
> ここを見ている人はほぼゼロかも知れませんが、ふと思い出して立ち寄らせて頂きました。すでに当時とは性癖等も大きく異なっているのですが、ミリタリー歴史好きが高じて学芸員の資格も取っていたりします。あぁ、何もかも懐かしい(遠い目
>
> それでは、また会える日までノシ

お久しぶりです。実は例の作品は独断で一話からリメイクしたバージョンを執筆したりしております(たぶんここでは公開しないと思いますが、作家気取りとしての意地で)。
自分もここでちょくちょくネタにしていた自主制作アニメの監督にお会いできたりとここでの出来事を機にさまざまな変化がありました。
多分ここでまた気まぐれに得体のしれない作品を書いてるかもしれないので覗いていただければ幸いです。

・・・「青き名将」もなんとか完結させたいなぁ。
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もう10年以上……
 相澤泰衡  - 2019/3/24 19:18 -
  
元ダークスピリッツです。気付けば最後の投稿から軽く10年以上経ってしまいました……結局この作品の風呂敷はたためませんでしたが、これを糧に今でも短編〜中編を主に執筆しております。即売会にも出させて貰っているので、ここでの経験が大きな勉強になりました。

ここを見ている人はほぼゼロかも知れませんが、ふと思い出して立ち寄らせて頂きました。すでに当時とは性癖等も大きく異なっているのですが、ミリタリー歴史好きが高じて学芸員の資格も取っていたりします。あぁ、何もかも懐かしい(遠い目

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Re:短編小説 ヤサグレ戦車隊吶喊せよ 改訂版
 Matsui  - 2017/1/15 21:38 -
  
ことのほか追加シーンが思いつかなかった。

漫画用書下ろし短編 ヤサグレ戦車隊吶喊せよ
ゲリラ部隊との交戦を経て、ついに橋までたどり着いた幡野隊は、橋の周辺に展開する敵部隊に対し榴弾砲での遠距離攻撃を開始した。
橋の上での本隊の攻防戦に集中していた敵部隊は、後方よりさらなる援軍が近づいていることに全く気付いていなかった。
ミューラー一等兵「第二射、用意よし!」
幡野伍長「てぇーっ!」
部隊最大級の15cm砲を有するミューラー一等兵は、橋の周辺に展開する敵部隊に砲撃を行う。
砲弾が着弾し、敵のT−34が吹き飛ぶ。
ウェッセルス一等兵「喰らえっ!」
続いてウェッセルス一等兵が砲撃を行う。
自走砲四両を含めた二二両で構成された幡野隊は、見事に本隊の橋梁突破を援護した。
幡野伍長「よぉし、突撃ぃっ!」
続いて幡野伍長らが一斉に丘を駆け下り、敵中へと飛び込んでいく。
カラブリア上等兵「俺に続けぇっ!」
カラブリア上等兵が先陣を務める。
体勢を立て直そうとする敵部隊は、幡野隊の前方に立ちふさがる。
しかし先陣を務める二両が立ちふさがる敵T−34を吹き飛ばし、橋梁へと突入する。
幡野伍長「自走砲部隊は対岸から砲撃支援!残りは橋の中間点で敵を食い止める!行くぞ!」
橋の上にいる敵部隊を攻撃しつつ、幡野伍長が言う。
幡野伍長とカラブリア上等兵を追い越していく部隊各車両。
続いて対岸へと渡り切った本隊も行動を開始した。
リンケ大尉「自走砲部隊を掩護する!回り込んできた敵部隊を叩けぇっ!」
監視小屋の陰まで飛び出し、迂回してきた敵別動隊を攻撃する。
それと同時にさらに別の部隊が橋へと飛び込んできた。
友軍列車の直援を務める有村隊である。
有村大尉(車種:特二式内火艇)「待たせたな!真打登場だ!」
大混乱となった敵部隊に、今度は有村大尉率いる六両が一斉に飛び込む。
連邦軍将校「くそっ、次から次へと、なんて奴らだっ!」
幡野隊に続くように一斉に突破する有村隊。
ようやく体勢を立て直し、有村隊と幡野隊を追う追撃部隊。
その側面を、避難する一般市民を乗せた列車が走り抜けていく。
有村大尉「よぉ、ご苦労!」
橋の中間点に停車し、幡野隊とともに敵部隊を迎撃する有村隊。
先頭を行く敵T−34が吹き飛ばされる。
それを避けるように前進してくる別のT−34。
そこにカラブリア上等兵の砲撃が直撃する。
そして列車が橋梁を突破したのを確認し、有村隊と幡野隊は橋梁を突破した。
榴弾砲部隊はなおも対岸を砲撃し、敵部隊をけん制する。
連邦軍将校「一時後退!本隊の合流を待てぇっ!」
ようやく追撃部隊は撤退。橋に静寂が戻った。

本隊はなおも反対側から迫りくる敵部隊を迎撃すべく待ち受けていたが、周囲に敵影は見当たらない。
どうやらこれで打ち止めのようだ。
荒川曹長「ふぅ、終わりか」
リンケ大尉「敵さん、ずいぶん大量に攻め込んできたもんだな」
カンピオーニ一等兵「まだ対岸にいっぱいいますけどね」
対岸の追っ手たち―――別部隊と合流したらしくまだ一〇数両が確認できる―――はこちらを攻撃してくる気配はない。
すると彼らの背後から轟音が鳴り響く。
また敵の援軍か。
先頭を行くのは重戦車のKV−1。
見慣れた奴だ。
リンケ大尉「ほぉ、いよいよ将軍さんのお出ましか」
この橋で部隊を待ち受けていた連邦軍の総司令官・ジレンコフ将軍だ。
ジレンコフ将軍「よぉ、久しぶりだな」
リンケ大尉「これでチェックメイト、ってとこですかね」
ジレンコフ将軍「まあそんなところだな。あの列車を逃がすためとはいえ、機密文書を持ったまま居残るとは、らしくない失策だったな」
荒川曹長「あれほどの戦力を機密文書の奪取のためにねぇ・・・」
これまで倒しただけでも斥候が三両、橋の見張りが一四両、対岸から回り込んできたのが自走砲一両含めて二〇両ほど。追っ手の部隊の倍以上はいる。
リンケ大尉は線路のほうを向いて返す。
リンケ大尉「だったらお前さんの負けだな。我々が持ってるのは偽物。そして本物は・・・あの列車の中だ」
ジレンコフ将軍「なにっ・・・!?」
荒川曹長「この先は、まだまだ我々の勢力圏ですからねぇ。そろそろうちの本隊さんがあの列車の護衛に向かってる頃でしょう」
またしてやられたか、ジレンコフ将軍は思った。
リンケ大尉「さて、我々については好きにしてください」
荒川曹長「もう一戦、今度こそ決着でも付けますか?」
ジレンコフ将軍「・・・各車両・・・空に向かって撃てぇっ!」
その合図を受け、周辺のSU−85やT−34が空包を放つ。
ジレンコフ将軍「各車後退!敵の援軍が迫る前に、体勢を立て直す!」
そういって、ジレンコフ将軍は去っていった。
グランツ中尉「・・・一体、なんだったんだ・・・?」
荒川曹長「・・・相変わらず、粋な敵さんだ」
有村大尉「リンケ大尉、救援感謝します」
リンケ大尉「なぁに、礼は本部に戻ってからにしてくれ。あぁそれと、あの列車の物資についてはどうする?」
もともと救援のお礼に、町から持ち出した物資を頂くという算段だった。
有村大尉「・・・仕方がないな、最後尾の貨車二両分を融通しよう」
リンケ大尉「分かった・・・おい、そこのゲリラ」
グラツィアーニ軍曹らとともに部隊を援護してくれた二両のゲリラのほうへと振り向くリンケ大尉。
その時、二両のゲリラ兵がリンケ大尉の正体に気付いた。
ゲリラ兵A「あっ、アンタが噂の流れ者部隊長か!?」
リンケ大尉「なんだ、知ってたのか。よし、あの列車に積載されている補給物資のうち・・・貨車一両分を進呈しよう」
ゲリラ兵A「本当か!感謝する!」
グラツィアーニ軍曹「なぁに無理して残ってくれたお礼だ!なんだったらうちの民兵に入ってもいいんだぞ」
ゲリラ兵B「それはちょっと儲けが悪い!」
青木上等兵「チッ、つれねぇ奴だぜ」
そういって青木上等兵は笑った。
リンケ大尉「よぉし、全車両、このまま本部へと帰還する!前進!」
総勢三八両の部隊が、一斉に前進する。
ヤサグレ兵士たちの向かう先には、荒涼とした平原と青空が広がっていた。

終わり
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Re:短編小説 ヤサグレ戦車隊吶喊せよ 改訂版
 Matsui  - 2017/1/15 21:37 -
  
漫画用書下ろし短編 ヤサグレ戦車隊吶喊せよ

ほぼ同時刻、先の荒野から離れた鉄道線沿い。
砲声がこだまし、付近に砲煙が上がる。
幡野伍長「各車散開!」
先頭を往く別動隊指揮官・幡野伍長は付近のくぼ地に身を隠す。
カラブリア上等兵(車種:P40重戦車)「やっぱりこっちのほうが多そうですね」
別動隊随一の勇猛さを誇るカラブリア上等兵が言う。
幡野伍長「まあ汽車出してるってのはバレてるからな。しょうがねぇ」
敵は前方の丘を駆け下りてくる。
こちらが布陣するくぼ地は鉄道線を含めて切通しになっており、丘の左右を迂回すれば回り込まれる可能性がある。
部隊に所属するII号戦車F型が敵部隊へと機関銃を掃射する。
それに続いて部隊最大火力を誇るミューラー一等兵が発砲する。
ミューラー一等兵(車種:II号自走砲バイソン)「弾着まで5、4―――弾着、今ぁっ!」
着弾!
前進してきていた数両のT−34/76が吹き飛ぶ。
しかしそれを迂回して2両のT−34が別動隊に迫る。
その前方に立ちふさがる幡野伍長とカラブリア上等兵。
連邦軍兵士B「なにっ!?」
砲撃。爆発するT−34。
カラブリア上等兵「しっかし、こっちの攻撃は至近距離じゃなきゃ効かないって反則っすよね」
幡野伍長「まぁ、そう言うな。・・・ウェッセルス!」
2両に続いていた自走砲のウェッセルス一等兵が反応する。
急旋回し背後へ榴弾砲を放つウェッセルス一等兵。
付近の岩壁を飛び越えて着弾する砲弾。
吹き飛ばされるT−34の姿が見えた。
カラブリア上等兵「・・・すげぇ」
ウェッセルス一等兵(車種:ヴェスペ)「この連中は本隊を襲った奴らでしょうかね」
幡野伍長「だろうな。お互い足止め狙いってとこだな」
ミューラー一等兵が再び発砲する。
弾着とともに噴煙が上がる。
ミューラー一等兵「前方の敵部隊を一掃しました!」
幡野伍長「よぉし、後の火消しは有村隊に任せる!前進!」

先遣部隊からの報告を聞いた連邦軍の幕僚陣は、予想外の事態に困惑した。
参謀「あれほどの大部隊を、出し抜いたというのか?!」
ジレンコフ将軍(車種:KV−1)「・・・あいつらしいやり方だな」
参謀「いったい奴らは何者なんです?」
ジレンコフ将軍「帝國軍のはぐれ者だよ。戦死公報が出たのにひょっこり帰ってきちまった連中だ。なかなか死なないってんで最前線を転々としちゃいるが、一両たりともくたばる様子はない」
ジレンコフ将軍にとっても因縁の相手だ。リンケ大尉の原隊を壊滅させた際、大尉を後送させていた部隊を急襲、撃滅したのが彼らだった。
ジレンコフ将軍「また味方を助けに来たってところか。面白いことをするじゃないか」
参謀「しかし機密文書を手に入れるという我々の任務が達成できなくなります」
ジレンコフ将軍「その通りだ。なんとしてでも奴らを出し抜かなければならない」
そう言ってジレンコフ将軍は地図を眺めた。
ジレンコフ将軍「・・・ここだな」
将軍が指したのは、渓谷にかかる橋梁であった。

小高い丘に囲まれたこの橋梁は、帝國軍の勢力圏と連邦軍の勢力圏の境目にある。
丘から見下ろせば街道への砲撃は可能だが、橋梁自体は自走砲での砲撃でも破壊は困難だ。
橋梁の前後には帝國軍がかつて作った監視小屋があり、単線の線路と二車線分の道路が橋梁上に敷かれている。
この辺りでは典型的な併用橋だ。
橋梁を見下ろす丘には、リンケ大尉たち八両がたどり着いていた。
しかし彼らの視線の先には、案の定敵部隊の姿があった。
荒川曹長「・・・やっぱりね」
リンケ大尉「まだ友軍の列車はここを通っていない。何とかしてあの敵部隊を撃滅するしかないか」
しかし橋の周辺を警戒する戦車はT−34が見えるだけでも五〜六両。他にもいくつか控えているはずだ。
荒川曹長「・・・ずいぶん多いな。やっぱりさっきの斥候で感づいたか」
グランツ中尉「しかしもたもたしているとさっきの部隊に追い付かれる。強行突破するしかない」
リンケ大尉「落ち着け。ここで突撃するのは無謀というほかない」
すると、街道をトラックの一団が走ってきた。
先導するのはI号戦車だが、帝國軍の所属ではなさそうだ。
荒川曹長「おぉっ、ゲリラ隊か」
長らく激戦が続くこの大陸では、壊滅した小村の自警団などがゲリラ部隊となって活動している。
一部はどちらかの勢力に肩入れして“民兵”に昇格したりもするが、大半が山賊まがいのことをやっている輩ばかりだ。
有村隊が列車の直援に当たっているのも、そうしたゲリラに対応するためだ。
監視小屋からT−34とSU−85が出てくる。あの監視小屋は相当前に放棄されたはずだが、どうやら連邦軍が接収したらしい。
荒川曹長「よぉし、軍曹、カンピョウ。ゲリラたちに続いて橋を渡れ」
グラツィアーニ軍曹「了解!」
カンピオーニ一等兵「了解しました!」
二両が丘を駆け下りて街道へと走り出す。
グランツ中尉「・・・機密文書を護衛一両でどうするんです?」
荒川曹長「一両じゃない。ゲリラたちが守ってくれるさ」
グランツ中尉「では我々は?」
荒川曹長「慌てなさんな。軍曹の射撃技術をさっき見たでしょう?」
ゲリラ隊に続いて二両が橋を渡っていく。
グラツィアーニ軍曹「いやぁどうも」
衛兵A「今日はずいぶん荷物が多いな。どうした?」
カンピオーニ一等兵「帝國軍が撤退するってんでね。町の中に何か残ってないか漁ってたんですが、すっかりで」
グラツィアーニ軍曹は周囲を警戒する。
衛兵A「そうか。通れ」
衛兵のT−34の脇をすり抜けて、二両が通っていく。
すると、突然もう一両の衛兵が振り向いた。
衛兵B「待て」
カンピオーニ一等兵「はい?」
衛兵B「その荷車の中身は何だ?」
気づかれたか。
グラツィアーニ軍曹「いやぁ、妨害工作用の爆薬ですよ」
衛兵B「物資はさっきのトラックの分で全てじゃなかったのか」
衛兵A「追加のぶんってやつじゃないのか?」
衛兵B「いや、帝國軍の撤退を知っているあたりが怪しい」
グラツィアーニ軍曹「それなら一度開けて調べてみましょうか?」
そういってグラツィアーニ軍曹は荷車を開け始めた。
そのとき、どこからか砲声が轟いた。
衛兵A「なんだっ!?」
グラツィアーニ軍曹「走れっ!」
二両が急加速して走り出す。
衛兵B「あっ、逃げたぞ!」
衛兵A「敵襲!」
T−34が続々と現れる。
ゲリラ隊のI号戦車たちも次第に周囲を警戒し始める。
ゲリラ兵A「帝國軍かっ!?」
ゲリラ兵B「さっさとズラかるぞ!おいっ、最後尾!遅れるな!」
カンピオーニ一等兵「はいっ!」
ゲリラ隊の隊列に続いて脱出する二両。

砲撃をしたのはグランツ中尉だった。
二両、というよりは機密文書の危機に焦って発砲してしまったのだ。
リンケ大尉「なにやってんだ中尉!敵に気付かれたぞ!」
グランツ中尉「しかし、こうしなければ・・・!」
敵兵が周囲を警戒している。
衛兵B「砲撃はあの丘からだ!」
リンケ大尉「移動するぞ!」
八両が移動を開始する。
しかし街道上にはすでに多数のT−34が展開していた。
荒川曹長「中尉殿!落とし前つけちゃってください!」
グランツ中尉「くそぉっ!」
グランツ中尉とガリボルディ上等兵が発砲する。
前方に固まった三両のT−34を吹き飛ばす。
荒川曹長「突撃ぃっ!」
続いて荒川曹長と青木上等兵が突撃する。
前方に立ちふさがったもう一両のT−34が吹き飛ばされる。
池上兵長とリンケ大尉は監視小屋へと突撃する。
立ちふさがるSU−85を吹き飛ばし、小屋の真横に停車するリンケ大尉。
池上兵長は周囲の警戒に当たる。
池上兵長「こっち側の敵は一掃したようですね」
リンケ大尉「ということはあとは向こうからくる奴らか。渡った二両の援護もしないといけないな」

ゲリラ隊とともに渡り切った二両は、そのゲリラ隊に匿われていた。
物陰に隠れたゲリラ隊と二両は取引をすることになった。
ゲリラ兵A「どうもお前たちはワケアリのようだな。連邦軍に追われてるってことは・・・やはり帝國軍か?」
グラツィアーニ軍曹「そうだと答えたら?」
ゲリラ兵A「・・・我々はどっちの味方にもつかん。つまり・・・」
グラツィアーニ軍曹「・・・報酬は、向こう岸の隊長殿に談判するぜ」
ゲリラ兵A「・・・よぉし乗った!」
ゲリラ兵B「おっ、おい、いいのか!?」
ゲリラ兵A「あっちの連邦軍十両をあっさり片付けちまった隊長さんだ!乗らねぇでどうするってんだ!」
そういって二両のI号戦車が居残った。
グラツィアーニ軍曹「俺たちの任務はこれからやってくる帝國軍の列車が橋を突破するまで、ここを死守することだ」
ゲリラ兵A「そりゃいい。報酬はその列車に乗ってる物資の一部でどうだ?」
グラツィアーニ軍曹「よし、確約はできないがそこからにしよう」
カンピオーニ一等兵「いいんですか?そんなこと勝手に決めちゃって」
グラツィアーニ軍曹「俺たちがいちいち上にお伺い立てて判断したことがあったか?」
やがて敵の援軍が橋を渡り始めた。
グラツィアーニ軍曹「よしっ、今だっ!」
三両が一斉に機関銃を掃射する。
機銃弾を受けたT−34が慌てふためいたように反転する。
すると対岸から自走砲の砲撃が加わる。
連邦軍兵士C「軽戦車にかまうなぁっ!前方の本隊を攻撃!」
何両かのT−34が前進していく。
そこにすかさずリンケ大尉の砲撃が炸裂する。
すっかり旧式化したリンケ大尉の短砲身75mm砲でも、中距離での火力は抜群であった。
しかし敵軍は次々と押し寄せてくる。
荒川曹長「予想以上の数だな。こりゃ追っ手に追い付かれるかもしれん」
グランツ中尉「もし追いつかれたらどうするんだ?!」
池上兵長「そのときは・・・お手上げだな」
またも向こう岸から敵軍が現れる。
先頭には強力な自走砲・SU−122の姿がある。
荒川曹長「チッ、向こうの自走砲のほうがでけぇや」
リンケ大尉「でかいのは火力だけ、装甲はT−34とどっこいどっこいだ!」
SU−122の主砲が咆哮する。
リンケ大尉「退避っ!」
一同が小屋の陰から退避する。
直後、小屋が大爆発を起こす。
リンケ大尉「今だっ!」
ガリボルディ上等兵「喰らえっ!」
噴煙に紛れてガリボルディ上等兵が発砲する。
グランツ中尉「こうなりゃ意地だぁっ!」
グランツ中尉も次いで発砲する。
砲撃を受けたSU−122が吹き飛ばされ、橋から転落する。
荒川曹長「よぉし!このまま一気に突破するぞ!」
おそらく敵の追っ手もこちらに迫っている。幡野隊と有村隊が見えないのが気にかかるが、急いで突破するしかない。
荒川曹長「急ぐぞ!兵長、青木!」
池上兵長「了解!」
青木上等兵「待ってましたぁっ!」
三両が一斉に突撃する。
リンケ大尉「続けぇっ!」
リンケ大尉と自走砲二両も続く。
しかし橋の中間点に達したところで敵の砲声がとどろいた。
青木上等兵「追っ手が追い付いてきました!」
リンケ大尉「各車散開!なるべく散らばれぇ!」
車両二車線分に単線の線路が併設された橋梁は、多少余裕があるとはいえ狭い。
そうなるとやや広めの横隊を組んで前進してきた敵の追っ手は対処に時間がかかる。
そして岸から発砲した敵T−34の砲撃は、見事に前方を抑えようとした敵T−34に直撃した。
その隙を突いて突破する六両。
さらに側面からは軽戦車部隊が掩護射撃を行う。
グラツィアーニ軍曹「撃て撃てぇっ!」
その三両の側面から、橋を回り込んできた敵のBT−5が迫る。
すかさず急旋回し、一両をしとめるグラツィアーニ軍曹。
ゲリラ兵A「やるなぁ!」
もう一両のゲリラ兵が旋回し機関銃を撃つ。
残った二両のBT−5がそれにあおられて川岸を転落していく。
大混乱となる橋梁に、さらなる猛攻が待ち受けていた。
追撃部隊の後方に、続々と着弾する榴弾。
青木上等兵「おぉっ、ついに追いつきやがったか!」

続く
引用なし
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短編小説 ヤサグレ戦車隊吶喊せよ 改訂版
 Matsui  - 2017/1/15 21:36 -
  
戦闘シーン加筆修正版です。

漫画用書下ろし短編 ヤサグレ戦車隊吶喊せよ
荒涼とした平原に建つ、一軒の小屋。
そこに詰めている数両の戦車。
荒川曹長(車種:九七式中戦車改)「敵はここに来る途中に出くわした連中だ。ヤツらもとんでもない猛者だぞ」
小屋の外を覗く荒川曹長が言う。
カンピオーニ一等兵(車種:L6/40軽戦車)「戦ったことがあるんですか?」
荷車を牽引するカンピオーニ一等兵が言う。
荒川曹長「前の隊にいたときに戦った連中だ。なかなか頭のキレるヤツでな、部隊長殿の隊はヤツらに叩き潰された」
彼らは独立第一混成小隊。リンケ部隊長以下、歴戦の猛者たちで編成されている。
荒川曹長「そのときに部隊長殿は敵にとっ捕まって、後送されてたところを俺たちが偶然助けたって訳だ」
彼を始め、部隊の構成員たちは壮絶な激戦をかろうじて生き延びたが、その際に戦死公報が出てしまったため原隊に復帰できず、同小隊への配属となった面々だ。
リンケ大尉(車種:III号戦車N型)「もういつの話か忘れたよ」
荒川曹長「あぁ確か・・・帝國軍がこの町まで進撃したときだったはずですぜ」
池上兵長(車種:八九式中戦車)「ならばざっと去年の秋ごろってところ、ですか」
荒川曹長「もう一年は経ってるわけか・・・早ぇもんだ」
遠方から土煙を上げて敵部隊が進んでくる。
カンピオーニ一等兵「敵部隊接近!」
こちらの戦闘能力を上回る強力なT−34中戦車。それも本部の主力部隊に在籍する重戦車の火力に匹敵する85mm砲搭載型まで含んだ部隊。
正面から戦って勝てる相手ではない。
うまくやり過ごして背後から脱出するか。
奇襲を仕掛けて強行突破するか。
すると敵の何両かが散開して偵察を開始した。
連邦軍将校「敵の警戒線はこの周辺だ!探せぇっ!」
どうやら敵の先遣隊のようだ。
荒川曹長「中戦車が見えるだけでざっと二十両・・・とんだ大物だな。さぁて部隊長殿、どうしますか?」
リンケ大尉「幡野、そっちはどうだ!?」
別働隊を率いる幡野伍長に聞く。
幡野伍長(車種:九七式中戦車)「こちら幡野!見える限りは全員乗った!いつでもどうぞ!」
彼らの受けた任務は、敵の大部隊が迫りつつある町へ突入し、反攻作戦計画に必要な機密文書の回収であった。
しかし町に取り残されている一般市民や守備隊を見捨てられないとして、急遽作戦内容を変更した。
町にある貨物ヤードに、強行軍で故障して放棄された機関車が一両残されていた。
この機関車を守備隊の有村大尉らが修理し、貨物ヤードに残されているありったけの貨車に一般市民と物資を載せ、機関車で牽引して避難させる。
彼らは避難完了までの時間稼ぎをも受け持つことになったのだ。
グランツ中尉(車種:III号突撃砲C型)「しかしこの作戦は少々無謀ではないでしょうか。我々の任務はこの機密文書の回収であり、一般市民の退去と駐留部隊の撤収の援護は含まれていません」
リンケ大尉「だが成功すれば、一般市民と友軍を助けて、おまけに機密文書も回収。勲章は割り増しだ」
グランツ中尉「しかしやられてしまっては、最大の目標である機密文書の回収は果たせなくなります」
この小隊で唯一の“真っ当な将校”がこのグランツ中尉だ。
元々は回収作戦を命じた司令部に属する将校だったのだが、作戦の補佐という名目で同行を志願したのだ。
一両でも戦力が増えるのはありがたいため同行を許可したのだが、どうやらこの作戦を利用して昇進を図っているらしい。
荒川曹長「中尉殿は作戦目的と勲章にこだわりすぎですよ。とにかく生き延びりゃ機密文書は持ち帰れるようになってる」
牽引用の荷車に載せられたコンテナには、問題の機密文書が入っている。誰かがこれを牽引して持ち帰れば作戦目的は達成できる。
幸いにもこの部隊には足の速いものが多い。それゆえの抜擢ともいえる。
敵部隊は徐々にこちらに近づいて来る。
連邦軍兵士A「隊長!不審な履帯跡が!」
連邦軍将校「何っ!?」
斥候のT−34/76・・・砲塔が大きな後期型がこちらに向かってくる。
それに続いていくつかのT−34/76が前進してくる。
池上兵長「よぉし、食いついた!」
荒川曹長「軍曹、俺が3つ数えたら撃て!」
グラツィアーニ軍曹(車種:M13/40)「了解!」
部隊一の射撃の名手であるグラツィアーニ軍曹が言う。
敵部隊は周囲を警戒しながら前進してくる。
しかしその進路上には先ほど敷設したグランドボムが大量に展開されている。
さらに部隊の側面に見える瓦礫の陰には爆薬が仕掛けられているのだ。
敵部隊がこちらに近づいてくる。
荒川曹長「よしっ、1・・・2・・・」
そろそろ向こうさんの有効射程だ。
荒川曹長「3っ!」
荒川曹長の合図とほぼ同時に、グラツィアーニ軍曹が発砲する。
砲弾は見事爆薬に直撃する。
爆発!
連邦軍兵士A「敵襲!」
連邦軍将校「前方の小屋だっ!撃てぇっ!」
敵もこちらに気付いたようだが、すでに部隊は小屋を飛び出していた。
荒川曹長「今だぁっ!撃ちまくれぇっ!」
カンピオーニ一等兵の機関銃が炸裂する。
あたりに敷設されたグランドボムが次々爆発し、敵部隊を覆う。
連邦軍将校「クソッ、地雷原だ!」
噴煙に紛れて、敵部隊を強行突破する。
ガリボルディ上等兵(車種:セモベンテM40)「よっしゃぁっ!まとめて吹っ飛ばすぞ!」
前面に固まっている六両のT−34に向かって発砲するガリボルディ上等兵。
砲弾は見事敵部隊の中央に着弾、衝撃で吹き飛ばされるT−34。
荒川曹長「どけぇっ!」
その隙間を縫って部隊は敵部隊を突破する。
大混乱に陥る敵部隊。
連邦軍将校「くそぉっ、やられた!各車反転!奴らを追えぇっ!」
指揮官のT−34/85が旋回する。
しかし前方に残っていたグランドボムを踏んでしまう。
グランドボムの連鎖起爆により、部隊の前方の瓦礫まで吹き飛ばされる。
連邦軍将校「・・・クソッ!各車散開!地雷に警戒しつつ奴らを追うんだ!」
包囲網を展開したはずだった連邦軍は、隙を突かれて突破されてしまった。

どこまで続くかわからない荒野。
その中を突き進む八両の戦車。
カンピオーニ一等兵「なんとか撒くことはできたみたいですね」
リンケ大尉「楽観はできんぞ。この先の丘あたりに斥候が待ち構えているかもしれん」
荒川曹長「あの部隊の指揮官だったらやってるかもしれないなぁ」
この辺りは荒涼とした荒野だが、この先の街道は小高い丘を切り崩したような地形になっている。
敵が待ち伏せているとしたらあのあたりか。
そのとき、部隊随一の古参兵である池上兵長が何かに気付いた。
池上兵長「曹長殿、少々お静かに」
荒川曹長「どうした!?」
池上兵長「妙な音がする・・・!」
だが辺り一面の荒野に敵の気配は無い。
荒川曹長「音・・・?」
何か金属音のような音が遠方から聞こえる。
しかし履帯の仰々しい摩擦音は聞こえない。
ということは戦車ではないということか。
カンピオーニ一等兵「装甲車じゃないですかね。だったら機関銃でもどうにか〜」
池上兵長「いや、これは装甲車の音じゃない・・・!」
丘の向こうから轟音がはっきりと聞こえ始める。
すると、丘の稜線を飛び越えて装甲車両が飛び出してきた。
池上兵長「BT(ベーテー)だっ!」
優れた機動性を誇る連邦軍の快速戦車だ。
カンピオーニ一等兵が機銃を掃射する。
機銃の射線に煽られるように退避するBT。
すかさず前進した池上兵長がBTの背後を捉える。
池上兵長「もらった!」
見事一両を仕留める。
急旋回して部隊の背後に回ろうとする別のBT。
しかしその横合いから荒川曹長と青木上等兵が突撃する。
青木上等兵(車種:九五式軽戦車)「曹長殿!」
荒川曹長「よっしゃぁっ!」
機動力に優れる青木上等兵がBTの前方に飛び出す。
あわてたBTが明後日の方向に発砲する。
その間に背後に回った荒川曹長がBTを撃破する。
それを見た残る一両のBTは反転、撤退を試みる。
しかしその前方にはリンケ大尉が立ちふさがる。
正面への直撃弾を受け、爆発するBT。
荒川曹長「・・・これで全部のようだな」
カンピオーニ一等兵「・・・いったい、どうなってるんですか?」
池上兵長「BTは履帯を取り外し、高速で移動することができる。“快速戦車”たる由縁だ」
荒川曹長「履帯の金属音も減るし、隠密行動にはもってこいだ。まさに伝家の宝刀ってぇ奴だな」
周囲を警戒しながら二両がいう。
池上兵長「曹長殿、気づかれているかもしれませんが・・・」
荒川曹長「ああ。指揮車がいなかったな」
基本的に敵の小隊長クラスは司令部との通信用の大型無線機を持っている。大型無線機を有するBTは砲塔に鉢巻アンテナがついているのが特徴だ。
しかし倒した三両のBTは、どれも大型無線機用のアンテナをつけていない。
どこかに指揮車がいて、こちらの気配を察して先遣隊を送り込んだという事か。
リンケ大尉「別動隊との合流を急がなければならんな」
有村隊の支援をしていた幡野伍長率いる別動隊も町を出発し、鉄道線沿いに進んでいる。
現時点で敵部隊と交戦したとの報告はないが、さっき撒いた部隊があちらに気付く可能性も考えられる。
荒川曹長「合流地点は予定通りで問題ないですね?」
リンケ大尉「ああ。この街道を突っ切って、一気に橋を突破する。そこで幡野たちと落ち合う」
荒川曹長「それじゃ・・・いっちょ飛ばしますか!」
急加速し、前進する小隊。
目指す橋まではまだ距離がある。それまでにさっきの大部隊に見つからなければよいのだが。

続く
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短編小説 ヤサグレ戦車隊吶喊せよ 登場チョロQ紹介
 Matsui  - 2016/8/15 23:43 -
  
今後加筆の予定もありますが、現時点での設定を。

・リンケ大尉(車種:III号戦車N型)
独立第一混成小隊の隊長。
もともとは最前線に派遣されてきたエリート参謀だったのだが、敵に捕らえられた後に戦死扱いされてしまい、そのまま荒川たちともども生存したという経緯から流れ者部隊の指揮官として各地を転々としている。
元エリートらしく真面目な性格だが、その一方で荒くれものたちを纏め上げるだけの度胸も併せ持つ。

仕様:「コンバットチョロQ」登場のIII号戦車N型。
   本来のゲーム中の同車はシュルツェンがついていますが、装着は任意で。歴戦の猛者っぽくするため一部が脱落しているという設定もいいかも。


・荒川曹長(車種:九七式中戦車改)
副隊長。かつて参戦したほとんどのQタンクが死んだといわれている激戦の中生き延びた伝説のQタンク。
その際に戦死公報が出てしまったため原隊に復帰できず、共に生き延びたQタンクと共に流れ者部隊を編成した。
荒っぽい性格だが上官に対する敬語は欠かさない。


仕様:「新コンバットチョロQ」登場の九七式中戦車チハ改。
   ほぼゲーム中登場時と同じ。迷彩の印象が強いですが単色でOKです。

・池上兵長(車種:八九式中戦車乙型)
荒川の右腕のベテラン兵士。かつては屈指の精鋭部隊「鹿島隊」に所属していた。
寡黙だが情に厚い性格。

仕様:陸上自衛隊土浦武器学校の八九式中戦車と同一仕様。
   「ワールドタンクディフォルメ」の八九式は某戦車アニメの甲型がモデルになっているので乙型にはない給油口がついてます。


・カンピオーニ一等兵(車種:L6軽戦車)
部隊の一等兵。どこか頼りないコメディリリーフ。武装が機関銃しかないので斥候か敵の霍乱が主な仕事。
後方に荷車を牽引することが可能。

仕様:L6/40軽戦車。一応「コンバットチョロQアドバンス大作戦」に出ているがぶっちゃけあの作品のグラフィックは参考にならない。
   機密文書を持っている設定なので後部に荷車を牽引。

・ガリボルディ上等兵(車種:セモベンテM42)
部隊の上等兵。強力な榴弾を有し支援射撃を得意とする。

仕様:「新コンバットチョロQ」のセモベンテM42。

・青木上等兵(車種:九五式軽戦車)
部隊の上等兵。機動力を活かした接近戦を得意とする。主に荒川曹長と行動を共にする。

仕様:九五式軽戦車。L6同様「アドバンス大作戦」に出ているがやっぱり同作のグラフィックはアテにならない。

・グラツィアーニ軍曹(車種:M13/40カーロアルマート)
部隊の軍曹。元炊事兵。遠距離射撃を得意とする。カンピオーニ一等兵とは名コンビ。

仕様:「コンバットチョロQ」のカーロアルマート(Cアルマート)。
   ゲーム中ではかなり射程が長いので射撃の名手という設定にしてます。

・グランツ中尉(車種:III号突撃砲C型)
部隊に同行する中尉。機密文書を持ち帰り昇進を狙う。
階級の上では小隊長に次ぐナンバー2だが、出世欲に取り付かれており実力はあまり高くない。

仕様:「新コンバットチョロQ」のIII号突撃砲C型。「新コンバットチョロQ」のボルナソス大佐のような黒塗装だといいかも。

・幡野康明伍長(車種:九七式中戦車)
部隊の伍長。鉢巻アンテナがトレードマーク。
主に別働隊の指揮を執る。

仕様:「コンバットチョロQ」の九七式中戦車。

・一等兵(車種:II号戦車F型)
部隊の一等兵。名前未設定の幡野隊隊員。

仕様:「新コンバットチョロQ」のII号戦車F型。

・上等兵(車種:35(t)軽戦車)
部隊の上等兵。名前未設定の幡野隊隊員。

仕様:「新コンバットチョロQ」のシュコダ35(t)軽戦車。

・ウェッセルス一等兵(車種:ヴェスペ)
部隊の一等兵。部隊最大級の射程距離を誇り支援射撃を徳意とする。

仕様:「新コンバットチョロQ」のヴェスペ。

・ミューラー一等兵(車種:II号自走砲バイソンII)
部隊の一等兵。ウェッセルスともども支援射撃を得意とする。

仕様:「新コンバットチョロQ」のII号自走砲バイソンII。

・カラブリア上等兵(車種:P40重戦車)
部隊の上等兵。部隊随一の勇敢さを誇る。

仕様:P40重戦車。一応「コンバットチョロQ アドバンス大作戦」に出てますが某戦車アニメ仕様で大丈夫です。

・有村大尉(車種:特二式内火艇)
街に残留する部隊の指揮官。元々は技術将校であり、廃機関車の修理に尽力する。

仕様:「新コンバットチョロQ」の特二式内火艇カミ。フロートはつけたまま。

・連邦軍指揮官(車種:KV−1)
最前線の街および機密文書の確保を狙うQグリーン連邦軍の指揮官。機密文書の確保は副次的なものと考えている。
混成部隊の小隊長とは何かしらの因縁があるようだ。

仕様:「コンバットチョロQ」のKV−1。


そのほかのモブキャラ
    T−34(敵部隊一般兵士。CCQに出てきたノーマル(1941年型)と、SCCQに出てきた1943年型が混在)
    T−34(1940年型)(橋の見張り)
    SU−85(橋の見張り)
    SU−122(敵の自走砲)
    T−34/85(敵部隊将校)
    BT−5(敵の斥候)
    JS−1(敵軍幕僚)
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短編小説 ヤサグレ戦車隊吶喊せよ あとがき
 Matsui  - 2016/8/12 22:36 -
  
あとがき:構想六年、執筆実質三日。一番悩んだのは登場チョロQの名前という異色短編です。
もともとは二〇一〇年ごろにwcvさんのサイトで募集していた「チョロQ小説コミカライズ企画原作募集」みたいなものに向けて書いていた書下ろし短編でしたが、某有名戦車アニメの放送により盛大なネタかぶりが発生して困惑しているうちに今度は劇場版放映で完膚なきまでに叩きのめされました。
とはいえその過程で「独立愚連隊」などの戦争映画を数多く見ることになり、本作のアクションも大半が「独立愚連隊」を参考にしています。まあ斥候部隊のBTとの戦闘については某戦車アニメ映画のパロディも意識してますけどね。
後半の橋での戦闘は八月九日中に書き上げるために急ピッチで書き上げたこともあって個人的にはちょっと雑です。もうちょっと軍曹とゲリラ兵の会話とか幡野隊の戦闘とかラストの会話描写とかいろいろ入れたかった。戦闘シーン加筆版としてちょっと追記するかも。
ちなみに八月九日中にまとめたかったのは同日が弥栄堂創立記念日だから、という完全に個人的な事情です。

今回は登場タンクについては池上兵長の八九式中戦車を除けばすべてコンバットチョロQシリーズに登場する戦車にしました(ただしゲリラのトラックはチョロQシリーズに出ていないトヨタGB型トラックという設定)。L6軽戦車とかP40重戦車とか九五式軽戦車とかどこいたんだというと「コンバットチョロQ アドバンス大作戦」です。グラフィックとか見ていくと反則スレスレに見えるんですけどね。
全般的に機関銃装備の戦車がやたら活躍している印象があるのは作戦シリーズで敵味方問わず機関銃の弾幕を展開する場面が多かったからだったり(敵側についてはソ連軽戦車がBTしか出ていないのであきらめました)。橋での攻防戦は一応「蟻地獄作戦」のはずですが・・・完全に別物ですね。機関銃部隊の配置位置(橋の味方陣営側の岸)と回り込んでくる敵のほうが多いことぐらいしか共通点ない。

ただ個人的にはL6軽戦車というコンバットチョロQシリーズで見てもマニアックな戦車をメインで扱うことができて大満足です。
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Re:短編小説 ヤサグレ戦車隊吶喊せよ
 Matsui  - 2016/8/9 23:51 -
  
あとがきは後日追記します。

漫画用書下ろし短編 ヤサグレ戦車隊吶喊せよ
ゲリラ部隊との交戦を経て、ついに橋までたどり着いた幡野隊は、橋の周辺に展開する敵部隊に対し榴弾砲での遠距離攻撃を開始した。
橋の上での本隊の攻防戦に集中していた敵部隊は、後方よりさらなる援軍が近づいていることに全く気付いていなかった。
ミューラー一等兵(車種:II号自走砲バイソン)「第二射、用意よし!」
幡野伍長「てぇーっ!」
部隊最大級の15cm砲を有するミューラー一等兵は、橋の周辺に展開する敵部隊に砲撃を行う。
砲弾が着弾し、敵のT−34が吹き飛ぶ。
ウェッセルス一等兵(車種:ヴェスペ)「喰らえっ!」
続いてウェッセルス一等兵が砲撃を行う。
自走砲四両を含めた二二両で構成された幡野隊は、見事に本隊の橋梁突破を援護した。
幡野伍長「よぉし、突撃ぃっ!」
続いて幡野伍長らが一斉に丘を駆け下り、敵中へと飛び込んでいく。
カラブリア上等兵(車種:P40重戦車)「俺に続けぇっ!」
部隊随一の勇敢さを誇るカラブリア上等兵が先陣を務める。
体勢を立て直そうとする敵部隊は、幡野隊の前方に立ちふさがる。
しかし先陣を務める二両が立ちふさがる敵T−34を吹き飛ばし、橋梁へと突入する。
それと同時にさらに別の部隊が橋へと飛び込んできた。
友軍列車の直援を務める有村隊である。
有村大尉(車種:特二式内火艇)「待たせたな!真打登場だ!」
大混乱となった敵部隊に、今度は有村大尉率いる六両が一斉に飛び込む。
連邦軍将校「くそっ、次から次へと、なんて奴らだっ!」
幡野隊に続くように一斉に突破する有村隊。
ようやく体勢を立て直し、有村隊と幡野隊を追う追撃部隊。
その側面を、避難する一般市民を乗せた列車が走り抜けていく。
有村大尉「よぉ、ご苦労!」
橋の中間点に停車し、幡野隊とともに敵部隊を迎撃する有村隊。
先頭を行く敵T−34が吹き飛ばされる。
それを避けるように前進してくる別のT−34。
そこにカラブリア上等兵の砲撃が直撃する。
そして列車が橋梁を突破したのを確認し、有村隊と幡野隊は橋梁を突破した。

本隊は反対側から迫りくる敵部隊を迎撃すべく待ち受けていたが、周囲に敵影は見当たらない。
どうやらこれで打ち止めのようだ。
荒川曹長「ふぅ、終わりか」
リンケ大尉「敵さん、ずいぶん大量に攻め込んできたもんだな」
カンピオーニ一等兵「まだ対岸にいっぱいいますけどね」
すると彼らの背後から轟音が鳴り響く。
また敵の援軍か。
先頭を行くのは重戦車のKV−1。
見慣れた奴だ。
リンケ大尉「ほぉ、いよいよ将軍さんのお出ましか」
この橋で部隊を待ち受けていた連邦軍の総司令官・ジレンコフ将軍だ。
ジレンコフ将軍「よぉ、久しぶりだな」
リンケ大尉「これでチェックメイト、ってとこですかね」
ジレンコフ将軍「まあそんなところだな。あの列車を逃がすためとはいえ、機密文書を持ったまま居残るとは、らしくない失策だったな」
荒川曹長「あれほどの戦力を機密文書の奪取のためにねぇ・・・」
リンケ大尉は線路のほうを向いて返す。
リンケ大尉「だったらお前さんの負けだな。我々が持ってるのは偽物。そして本物は・・・あの列車の中だ」
ジレンコフ将軍「なにっ・・・!?」
荒川曹長「この先は、まだまだ我々の勢力圏ですからねぇ。そろそろうちの本隊さんがあの列車の護衛に向かってる頃でしょう」
またしてやられたか、ジレンコフ将軍は思った。
リンケ大尉「さて、我々については好きにしてください」
荒川曹長「もう一戦、今度こそ決着でも付けますか?」
ジレンコフ将軍「・・・各車両・・・空に向かって撃てぇっ!」
その合図を受け、周辺のSU−85やT−34が空包を放つ。
ジレンコフ将軍「各車後退!敵の援軍が迫る前に、体勢を立て直す!」
そういって、ジレンコフ将軍は去っていった。
グランツ中尉「・・・一体、なんだったんだ・・・?」
荒川曹長「・・・相変わらず、粋な敵さんだ」
有村大尉「リンケ大尉、救援感謝します」
リンケ大尉「なぁに、礼は本部に戻ってからにしてくれ。あぁそれと、あの列車の物資についてはどうする?」
有村大尉「・・・仕方がないな、最後尾の貨車二両分を融通しよう」
リンケ大尉「・・・よし、そこのゲリラ」
グラツィアーニ軍曹らとともに部隊を援護してくれた二両のゲリラのほうへと振り向くリンケ大尉。
リンケ大尉「あの列車に積載されている補給物資のうち・・・貨車一両分を進呈しよう」
ゲリラ兵A「本当か!感謝する!」
グラツィアーニ軍曹「なぁに無理して残ってくれたお礼だ!なんだったらうちの民兵に入ってもいいんだぞ」
ゲリラ兵B「それはちょっと儲けが悪い!」
青木上等兵「チッ、つれねぇ奴だぜ」
そういって青木上等兵は笑った。
リンケ大尉「よぉし、全車両、このまま本部へと帰還する!前進!」
総勢三八両の部隊が、一斉に前進する。
ヤサグレ兵士たちの向かう先には、荒涼とした平原と青空が広がっていた。
終わり
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Re:短編小説 ヤサグレ戦車隊吶喊せよ
 Matsui  - 2016/8/9 23:50 -
  
漫画用書下ろし短編 ヤサグレ戦車隊吶喊せよ
先遣部隊からの報告を聞いた連邦軍の幕僚陣は、予想外の事態に困惑した。
参謀「あれほどの大部隊を、出し抜いたというのか?!」
ジレンコフ将軍(車種:KV−1)「・・・あいつらしいやり方だな」
参謀「いったい奴らは何者なんです?」
ジレンコフ将軍「帝國軍のはぐれ者だよ。戦死公報が出たのにひょっこり帰ってきちまった連中だ。なかなか死なないってんで最前線を転々としちゃいるが、一両たりともくたばる様子はない」
ジレンコフ将軍にとっても因縁の相手だ。リンケ大尉の原隊を壊滅させた際、大尉を後送させていた部隊を急襲、撃滅したのが彼らだった。
ジレンコフ将軍「また味方を助けに来たってところか。面白いことをするじゃないか」
参謀「しかし機密文書を手に入れるという我々の任務が達成できなくなります」
ジレンコフ将軍「その通りだ。なんとしてでも奴らを出し抜かなければならない」
そう言ってジレンコフ将軍は地図を眺めた。
ジレンコフ将軍「・・・ここだな」
将軍が指したのは、渓谷にかかる橋梁であった。

小高い丘に囲まれたこの橋梁は、帝國軍の勢力圏と連邦軍の勢力圏の境目にある。
丘から見下ろせば街道への砲撃は可能だが、橋梁自体は自走砲での砲撃でも破壊は困難だ。
橋梁の前後には帝國軍がかつて作った監視小屋があり、単線の線路と二車線分の道路が橋梁上に敷かれている。
この辺りでは典型的な併用橋だ。
橋梁を見下ろす丘には、リンケ大尉たち八両がたどり着いていた。
しかし彼らの視線の先には、案の定敵部隊の姿があった。
荒川曹長「・・・やっぱりね」
リンケ大尉「まだ友軍の列車はここを通っていない。何とかしてあの敵部隊を撃滅するしかないか」
しかし橋の周辺を警戒する戦車はT−34が見えるだけでも一〇両前後。他にもいくつか控えているはずだ。
幡野隊が追いついたとしても到底対抗できそうもない。
荒川曹長「・・・ずいぶん多いな。やっぱりさっきの斥候で感づいたか」
グランツ中尉「しかしもたもたしているとさっきの部隊に追い付かれる。強行突破するしかない」
リンケ大尉「落ち着け。ここで突撃するのは無謀というほかない」
すると、街道をトラックの一団が走ってきた。
先導するのはI号戦車だが、帝國軍の所属ではなさそうだ。
荒川曹長「おぉっ、ゲリラ隊か」
長らく激戦が続くこの大陸では、壊滅した小村の自警団などがゲリラ部隊となって活動している。
一部はどちらかの勢力に肩入れして“民兵”に昇格したりもするが、大半が山賊まがいのことをやっている輩ばかりだ。
有村隊が列車の直援に当たっているのも、そうしたゲリラに対応するためだ。
監視小屋からT−34とSU−85が出てくる。あの監視小屋は相当前に放棄されたはずだが、どうやら連邦軍が接収したらしい。
荒川曹長「よぉし、軍曹、カンピョウ。ゲリラたちに続いて橋を渡れ」
グラツィアーニ軍曹「了解!」
カンピオーニ一等兵「了解しました!」
二両が丘を駆け下りて街道へと走り出す。
グランツ中尉「・・・機密文書を護衛一両でどうするんです?」
荒川曹長「一両じゃない。ゲリラたちが守ってくれるさ」
グランツ中尉「では我々は?」
荒川曹長「慌てなさんな。軍曹の射撃技術をさっき見たでしょう?」
ゲリラ隊に続いて二両が橋を渡っていく。
グラツィアーニ軍曹「いやぁどうも」
衛兵A「今日はずいぶん荷物が多いな。どうした?」
カンピオーニ一等兵「帝國軍が撤退するってんでね。町の中に何か残ってないか漁ってたんですが、すっかりで」
グラツィアーニ軍曹は周囲を警戒する。
衛兵A「そうか。通れ」
衛兵のT−34の脇をすり抜けて、二両が通っていく。
すると、突然もう一両の衛兵が振り向いた。
衛兵B「待て」
カンピオーニ一等兵「はい?」
衛兵B「その荷車の中身は何だ?」
気づかれたか。
グラツィアーニ軍曹「いやぁ、妨害工作用の爆薬ですよ」
衛兵B「物資はさっきのトラックの分で全てじゃなかったのか」
衛兵A「追加のぶんってやつじゃないのか?」
衛兵B「いや、帝國軍の撤退を知っているあたりが怪しい」
グラツィアーニ軍曹「それなら一度開けて調べてみましょうか?」
そういってグラツィアーニ軍曹は荷車を開け始めた。
そのとき、どこからか砲声が轟いた。
衛兵A「なんだっ!?」
グラツィアーニ軍曹「走れっ!」
二両が急加速して走り出す。
衛兵B「あっ、逃げたぞ!」
衛兵A「敵襲!」
T−34が続々と現れる。
ゲリラ隊のI号戦車たちも次第に周囲を警戒し始める。
ゲリラ兵A「帝國軍かっ!?」
ゲリラ兵B「さっさとズラかるぞ!おいっ、最後尾!遅れるな!」
カンピオーニ一等兵「はいっ!」
ゲリラ隊の隊列に続いて脱出する二両。

砲撃をしたのはグランツ中尉だった。
二両、というよりは機密文書の危機に焦って発砲してしまったのだ。
リンケ大尉「なにやってんだ中尉!敵に気付かれたぞ!」
グランツ中尉「しかし、こうしなければ・・・!」
敵兵が周囲を警戒している。
衛兵B「砲撃はあの丘からだ!」
リンケ大尉「移動するぞ!」
八両が移動を開始する。
しかし街道上にはすでに多数のT−34が展開していた。
荒川曹長「中尉殿!落とし前つけちゃってください!」
グランツ中尉「くそぉっ!」
グランツ中尉とガリボルディ上等兵が発砲する。
前方に固まった三両のT−34を吹き飛ばす。
荒川曹長「突撃ぃっ!」
続いて荒川曹長と青木上等兵が突撃する。
前方に立ちふさがったもう一両のT−34が吹き飛ばされる。
池上兵長とリンケ大尉は監視小屋へと突撃する。
立ちふさがるSU−85を吹き飛ばし、小屋の真横に停車するリンケ大尉。
池上兵長は周囲の警戒に当たる。
池上兵長「こっち側の敵は一掃したようですね」
リンケ大尉「ということはあとは向こうからくる奴らか。渡った二両の援護もしないといけないな」

ゲリラ隊とともに渡り切った二両は、そのゲリラ隊に匿われていた。
物陰に隠れたゲリラ隊と二両は取引をすることになった。
ゲリラ兵A「どうもお前たちはワケアリのようだな。連邦軍に追われてるってことは・・・やはり帝國軍か?」
グラツィアーニ軍曹「そうだと答えたら?」
ゲリラ兵A「・・・我々はどっちの味方にもつかん。つまり・・・」
グラツィアーニ軍曹「・・・報酬は、向こう岸の隊長殿に談判するぜ」
ゲリラ兵A「・・・よぉし乗った!」
ゲリラ兵B「おっ、おい、いいのか!?」
ゲリラ兵A「あっちの連邦軍十六両をあっさり片付けちまった隊長さんだ!乗らねぇでどうするってんだ!」
そういって二両のI号戦車が居残った。
グラツィアーニ軍曹「俺たちの任務はこれからやってくる帝國軍の列車が橋を突破するまで、ここを死守することだ」
ゲリラ兵A「そりゃいい。報酬はその列車に乗ってる物資の一部でどうだ?」
グラツィアーニ軍曹「よし、確約はできないがそこからにしよう」
カンピオーニ一等兵「いいんですか?そんなこと勝手に決めちゃって」
グラツィアーニ軍曹「俺たちがいちいち上にお伺い立てて判断したことがあったか?」
やがて敵の援軍が橋を渡り始めた。
グラツィアーニ軍曹「よしっ、今だっ!」
三両が一斉に機関銃を掃射する。
機銃弾を受けたT−34が慌てふためいたように反転する。
すると対岸から自走砲の砲撃が加わる。
連邦軍兵士B「軽戦車にかまうなぁっ!前方の本隊を攻撃!」
何両かのT−34が前進していく。
そこにすかさずリンケ大尉の砲撃が炸裂する。
すっかり旧式化したリンケ大尉の短砲身75mm砲でも、中距離での火力は抜群であった。
しかし敵軍は次々と押し寄せてくる。
荒川曹長「予想以上の数だな。こりゃ追っ手に追い付かれるかもしれん」
グランツ中尉「もし追いつかれたらどうするんだ?!」
池上兵長「そのときは・・・お手上げだな」
またも向こう岸から敵軍が現れる。
先頭には強力な自走砲・SU−122の姿がある。
荒川曹長「チッ、向こうの自走砲のほうがでけぇや」
リンケ大尉「でかいのは火力だけ、装甲はT−34とどっこいどっこいだ!」
SU−122の主砲が咆哮する。
リンケ大尉「退避っ!」
一同が小屋の陰から退避する。
直後、小屋が大爆発を起こす。
リンケ大尉「今だっ!」
ガリボルディ上等兵「喰らえっ!」
噴煙に紛れてガリボルディ上等兵が発砲する。
グランツ中尉「こうなりゃ意地だぁっ!」
グランツ中尉も次いで発砲する。
砲撃を受けたSU−122が吹き飛ばされ、橋から転落する。
荒川曹長「よぉし!このまま一気に突破するぞ!」
そのとき、後方から猛烈な駆動音が響き始めた。
リンケ大尉「・・・時間切れか」
最初に撒いた敵部隊がついに追いついてきたのだ。
荒川曹長「急ぐぞ!兵長、青木!」
池上兵長「了解!」
青木上等兵「待ってましたぁっ!」
三両が一斉に突撃する。
リンケ大尉「続けぇっ!」
リンケ大尉と自走砲二両も続く。
しかしこのままでは橋の上で挟み撃ちだ。
リンケ大尉「各車散開!」
車両二車線分に単線の線路が併設された橋梁は、多少余裕があるとはいえ狭い。
そうなるとやや広めの横隊を組んで前進してきた敵の追っ手は対処に時間がかかる。
そして岸から発砲した敵T−34の砲撃は、見事に前方を抑えようとした敵T−34に直撃した。
その隙を突いて突破する六両。
さらに側面からは軽戦車部隊が掩護射撃を行う。
グラツィアーニ軍曹「撃て撃てぇっ!」
その三両の側面から、敵のBT−5が迫る。
すかさず急旋回し、一両をしとめるグラツィアーニ軍曹。
大混乱となる橋梁に、さらなる猛攻が待ち受けていた。
追撃部隊の後方に、続々と着弾する榴弾。
青木上等兵「おぉっ、ついに追いつきやがったか!」

続く
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短編小説 ヤサグレ戦車隊吶喊せよ
 Matsui  - 2016/8/9 23:48 -
  
なんとか予定の日までに完成。

漫画用書下ろし短編 ヤサグレ戦車隊吶喊せよ
荒涼とした平原に建つ、一軒の小屋。
そこに詰めている数両の戦車。
荒川曹長(車種:九七式中戦車改)「敵はここに来る途中に出くわした連中だ。ヤツらもとんでもない猛者だぞ」
小屋の外を覗く荒川曹長が言う。
カンピオーニ一等兵(車種:L6/40軽戦車)「戦ったことがあるんですか?」
荷車を牽引するカンピオーニ一等兵が言う。
荒川曹長「前の隊にいたときに戦った連中だ。なかなか頭のキレるヤツでな、部隊長殿の隊はヤツらに叩き潰された」
彼らは独立第一混成小隊。リンケ部隊長以下、歴戦の猛者たちで編成されている。
荒川曹長「そのときに部隊長殿は敵にとっ捕まって、後送されてたところを俺たちが偶然助けたって訳だ」
彼を始め、部隊の構成員たちは壮絶な激戦をかろうじて生き延びたが、その際に戦死公報が出てしまったため原隊に復帰できず、同小隊への配属となった面々だ。
リンケ大尉(車種:III号戦車N型)「もういつの話か忘れたよ」
荒川曹長「あぁ確か・・・帝國軍がこの町まで進撃したときだったはずですぜ」
池上兵長(車種:八九式中戦車)「ならばざっと去年の秋ごろってところ、ですか」
荒川曹長「もう一年は経ってるわけか・・・早ぇもんだ」
遠方から土煙を上げて敵部隊が進んでくる。
カンピオーニ一等兵「敵部隊接近!」
こちらの戦闘能力を上回る強力なT−34中戦車。それも本部の主力部隊に在籍する重戦車の火力に匹敵する85mm砲搭載型まで含んだ部隊。
正面から戦って勝てる相手ではない。
うまくやり過ごして背後から脱出するか。
奇襲を仕掛けて強行突破するか。
すると敵の何両かが散開して偵察を開始した。
連邦軍将校「敵の警戒線はこの周辺だ!探せぇっ!」
どうやら敵の先遣隊のようだ。
荒川曹長「中戦車が見えるだけでざっと二十両・・・とんだ大物だな。さぁて部隊長殿、どうしますか?」
リンケ大尉「幡野、そっちはどうだ!?」
別働隊を率いる幡野伍長に聞く。
幡野伍長(車種:九七式中戦車)「こちら幡野!見える限りは全員乗った!いつでもどうぞ!」
彼らの受けた任務は、敵の大部隊が迫りつつある町へ突入し、反攻作戦計画に必要な機密文書の回収であった。
しかし町に取り残されている一般市民や守備隊を見捨てられないとして、急遽作戦内容を変更した。
町にある貨物ヤードに、強行軍で故障して放棄された機関車が一両残されていた。
この機関車を守備隊の有村大尉らが修理し、貨物ヤードに残されているありったけの貨車に一般市民と物資を載せ、機関車で牽引して避難させる。
彼らは避難完了までの時間稼ぎをも受け持つことになったのだ。
グランツ中尉(車種:III号突撃砲C型)「しかしこの作戦は少々無謀ではないでしょうか。我々の任務はこの機密文書の回収であり、一般市民の退去と駐留部隊の撤収の援護は含まれていません」
リンケ大尉「だが成功すれば、一般市民と友軍を助けて、おまけに機密文書も回収。勲章は割り増しだ」
グランツ中尉「しかしやられてしまっては、最大の目標である機密文書の回収は果たせなくなります」
この小隊で唯一の“真っ当な将校”がこのグランツ中尉だ。
元々は回収作戦を命じた司令部に属する将校だったのだが、作戦の補佐という名目で同行を志願したのだ。
一両でも戦力が増えるのはありがたいため同行を許可したのだが、どうやらこの作戦を利用して昇進を図っているらしい。
荒川曹長「中尉殿は作戦目的と勲章にこだわりすぎですよ。とにかく生き延びりゃ機密文書は持ち帰れるようになってる」
牽引用の荷車に載せられたコンテナには、問題の機密文書が入っている。誰かがこれを牽引して持ち帰れば作戦目的は達成できる。
幸いにもこの部隊には足の速いものが多い。それゆえの抜擢ともいえる。
敵部隊は徐々にこちらに近づいて来る。
連邦軍兵士A「隊長!不審な履帯跡が!」
連邦軍将校「何っ!?」
斥候のT−34/76・・・砲塔が大きな後期型がこちらに向かってくる。
それに続いていくつかのT−34/76が前進してくる。
池上兵長「よぉし、食いついた!」
荒川曹長「軍曹、俺が3つ数えたら撃て!」
グラツィアーニ軍曹(車種:M13/40)「了解!」
部隊一の射撃の名手であるグラツィアーニ軍曹が言う。
敵部隊は周囲を警戒しながら前進してくる。
しかしその進路上には先ほど敷設したグランドボムが大量に展開されている。
さらに部隊の側面に見える瓦礫の陰には爆薬が仕掛けられているのだ。
敵部隊がこちらに近づいてくる。
荒川曹長「よしっ、1・・・2・・・」
そろそろ向こうさんの有効射程だ。
荒川曹長「3っ!」
荒川曹長の合図とほぼ同時に、グラツィアーニ軍曹が発砲する。
砲弾は見事爆薬に直撃する。
爆発!
連邦軍兵士A「敵襲!」
連邦軍将校「前方の小屋だっ!撃てぇっ!」
敵もこちらに気付いたようだが、すでに部隊は小屋を飛び出していた。
荒川曹長「今だぁっ!撃ちまくれぇっ!」
カンピオーニ一等兵の機関銃が炸裂する。
あたりに敷設されたグランドボムが次々爆発し、敵部隊を覆う。
連邦軍将校「クソッ、地雷原だ!」
噴煙に紛れて、敵部隊を強行突破する。
ガリボルディ上等兵(車種:セモベンテM40)「よっしゃぁっ!まとめて吹っ飛ばすぞ!」
前面に固まっているT−34に向かって発砲するガリボルディ上等兵。
砲弾は見事敵部隊の中央に着弾、衝撃で吹き飛ばされるT−34.
荒川曹長「どけぇっ!」
その隙間を縫って部隊は敵部隊を突破する。
大混乱に陥る敵部隊。
連邦軍将校「くそぉっ、やられた!各車反転!奴らを追えぇっ!」
指揮官のT−34/85が旋回する。
しかし前方に残っていたグランドボムを踏んでしまう。
グランドボムの連鎖起爆により、部隊の前方の瓦礫まで吹き飛ばされる。
連邦軍将校「・・・クソッ!各車散開!地雷に警戒しつつ奴らを追うんだ!」
包囲網を展開したはずだった連邦軍は、隙を突かれて突破されてしまった。

どこまで続くかわからない荒野。
その中を突き進む八両の戦車。
カンピオーニ一等兵「なんとか撒くことはできたみたいですね」
リンケ大尉「楽観はできんぞ。この先の丘あたりに斥候が待ち構えているかもしれん」
荒川曹長「あの部隊の指揮官だったらやってるかもしれないなぁ」
この辺りは荒涼とした荒野だが、この先の街道は小高い丘を切り崩したような地形になっている。
敵が待ち伏せているとしたらあのあたりか。
そのとき、部隊随一の古参兵である池上兵長が何かに気付いた。
池上兵長「曹長殿、少々お静かに」
荒川曹長「どうした!?」
池上兵長「妙な音がする・・・!」
だが辺り一面の荒野に敵の気配は無い。
荒川曹長「音・・・?」
何か金属音のような音が遠方から聞こえる。
しかし履帯の仰々しい摩擦音は聞こえない。
ということは戦車ではないということか。
カンピオーニ一等兵「装甲車じゃないですかね。だったら機関銃でもどうにか〜」
池上兵長「いや、これは装甲車の音じゃない・・・!」
丘の向こうから轟音がはっきりと聞こえ始める。
すると、丘の稜線を飛び越えて装甲車両が飛び出してきた。
池上兵長「BT(ベーテー)だっ!」
優れた機動性を誇る連邦軍の快速戦車だ。
カンピオーニ一等兵が機銃を掃射する。
機銃の射線に煽られるように退避するBT。
すかさず前進した池上兵長がBTの背後を捉える。
池上兵長「もらった!」
見事一両を仕留める。
急旋回して部隊の背後に回ろうとする別のBT。
しかしその横合いから荒川曹長と青木上等兵が突撃する。
青木上等兵(車種:九五式軽戦車)「曹長殿!」
荒川曹長「よっしゃぁっ!」
機動力に優れる青木上等兵がBTの前方に飛び出す。
あわてたBTが明後日の方向に発砲する。
その間に背後に回った荒川曹長がBTを撃破する。
それを見た残る一両のBTは反転、撤退を試みる。
しかしその前方にはリンケ大尉が立ちふさがる。
正面への直撃弾を受け、爆発するBT。
荒川曹長「・・・これで全部のようだな」
カンピオーニ一等兵「・・・いったい、どうなってるんですか?」
池上兵長「BTは履帯を取り外し、高速で移動することができる。“快速戦車”たる由縁だ」
荒川曹長「履帯の金属音も減るし、隠密行動にはもってこいだ。まさに伝家の宝刀ってぇ奴だな」
周囲を警戒しながら二両がいう。
池上兵長「曹長殿、気づかれているかもしれませんが・・・」
荒川曹長「ああ。指揮車がいなかったな」
基本的に敵の小隊長クラスは司令部との通信用の大型無線機を持っている。大型無線機を有するBTは砲塔に鉢巻アンテナがついているのが特徴だ。
しかし倒した三両のBTは、どれも大型無線機用のアンテナをつけていない。
どこかに指揮車がいて、こちらの気配を察して先遣隊を送り込んだという事か。
リンケ大尉「別動隊との合流を急がなければならんな」
有村隊の支援をしていた幡野伍長率いる別動隊も町を出発し、鉄道線沿いに進んでいる。
現時点で敵部隊と交戦したとの報告はないが、さっき撒いた部隊があちらに気付く可能性も考えられる。
荒川曹長「合流地点は予定通りで問題ないですね?」
リンケ大尉「ああ。この街道を突っ切って、一気に橋を突破する。そこで幡野たちと落ち合う」
荒川曹長「それじゃ・・・いっちょ飛ばしますか!」
急加速し、前進する小隊。
目指す橋まではまだ距離がある。それまでにさっきの大部隊に見つからなければよいのだが。

続く
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青き名将 第十八話 あとがき
 松井一真  - 2015/11/3 19:04 -
  
あとがき:“しばらく”ってレベルじゃなくなりました。一応本作は完結までもっていくつもりで書き上げていた第十八話は五年の歳月をかけてやっと完成しました。
ただ5月に完成したのですがスパムの影響なのか投稿できず、結局完結予定だった8月にも間に合わず・・・という次第。どのみち自己満足、のんびり進めていきます。
ロドスシルト少佐の因縁の地・ビットレイク。ここでどう戦ってどうケリをつけるのか、とりあえずは前後編とすることで対処しました。
冒頭の市民兵。「フューリー」みたらやりたくなったのでつい。このあたりのエピソードはウルタンク軍のプロトン本土上陸あたりで回収するかも。
日戦軍団機とQトルック軍戦略爆撃機の空中戦。いうまでもなく「紺碧の艦隊」のパロディです。嵐龍はわりと好きな機体だったり。
バスク上級伍長。「紀伊」のバスク中佐です。最初は「二等兵曹」という設定にしてましたが、Qタンク軍(初代CCQ)はともかくプロトン軍には軍曹に等級設定なかったなぁと思い上級伍長としました。
航空攻撃封じ。そういや空中要塞は市街戦で使ったら味方も巻き添えになるじゃないか、と考え今回は航空攻撃を封じるのに使ってます。
元帝国襲来。SCQ時点で上陸使用とした所を撃破された設定だったので、今回は焼夷弾頭弾による攻撃としました。イルソン中将、SCQ未登場だったのに名前で得したなぁ。
元帝国のフビライ将軍とハン皇帝。モチーフそのままですね。この時期のQQQQキャラ(=高杉さん設定キャラ)はモチーフとなった人物そのままの名前を使っていて、近衛元帥の名前の由来は近衛文麿だったりします(設定では下の名前も「フミマロ」)。
パンサーホース。武装を軽量な機関銃にした結果かえって強化されたという設定になりました。もっとも今回は相手がロドスシルト少佐だったので完全にかませ犬でしたが。一応設定ではクリーク軍にも打撃を与えているはずです。
ジョロンバ軍曹の部隊。一見腰巾着に見えて鋭い一等兵、ベテランの兵長、寡黙な一等兵のトリオです。「履帯が鳴りますね!」のくだりは「アドバンス大作戦」のある場面のパロディだったり。
さて、大幅に遅れたのに結末を先延ばしにした第十八話。はたしてロドスシルト少佐とドグニア中佐の決着は!?
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Re:青き名将 第十八話
 松井一真  - 2015/11/3 19:02 -
  
多分今回あたりから主人公が実質コムニエム軍曹になってる。

第十八話 ビットレイク突入作戦
パンサーホース被弾の報告は、チョロ〜ン軍司令部にも入っていた
ドグニア中佐「思ったより早かったな・・・」
バハエフェ中尉(車種:BHEタンク)「噂の第一〇二中隊が動き出したのかもしれません」
副司令官のバハエフェ中尉が言う
市街地におけるチョロ〜ン軍の防備は、敵の小型巡航ミサイル対策として機動力を重視した構成となっている
戦災の影響で区画整理が進んだビットレイクは、どこもかしこも似たような町並みになっている
そのなかの入り組んだ路地を中心に一撃離脱戦法を行う。これがチョロ〜ン軍の作戦であった
爆撃機を手早く食い止めたのも、爆撃により建物が破壊され、遮蔽物が減るのを防ぐためでもあった
今まで連合軍の大部隊が攻撃していた大通の陣地は、すでに攻撃が来ることを見越して防御を強化していた
さらにパンサーホースを投入し、敵の市街地突入をできる限り遅らせていた
そうすることによって一般車両の退避がいち早く進むと考えたのだ
バハエフェ中尉「今回の我々の目標は一般市民ならびにチョロ〜ン海軍の退避です。ビットレイクの死守ではありません」
ドグニア中佐「・・・だがここで敵の戦力を減退できれば、しめたものだ」
すでにドドビガ大尉、サミッティー少佐も独自に陣地を構成、迎撃準備を整えている
少なくとも一般市民だけは守り抜く。ドグニア中佐は決意を新たにした

分隊員A「隊長殿、敵が市街地に突入したようであります!」
分隊のM18が駆け込んでくる
ジョロンバ軍曹「よぉし、そろそろ俺たちの出番だな」
分隊員A「いやぁ、履帯が鳴りますね!」
分隊員B「・・・それはな、震えているということだ」
分隊のベテラン兵長であるM10が言う
分隊員A「むっ、武者震いであります!」
ジョロンバ軍曹「ハハッ、そりゃ頼もしい。おそらく敵は王国軍一の切れ者だ。油断するなよ!」
ジョロンバ軍曹を先頭に、第692分隊は前進を開始した
装甲車と駆逐戦車を中心に構成した第692分隊は、機動偵察と敵部隊の狙撃を主な任務とする
何れも防御は弱いが火力と機動性に優れている
つまりは市街地における機動作戦にもってこいの面々なのである
早速突入してきた敵部隊を発見する
シャーマン・ジャンボを先頭に突き進んでくる
ジョロンバ軍曹「よし、お前は背面に回れ。兵長は前方から待ち伏せて着実に仕留める!」
後続のM18に指示を出す
分隊員A「了解!」
急旋回して路地に入るM18
ジョロンバ軍曹「機関銃はここで待機!」
分隊員C「了解!」
軽機関銃を担いだM3スカウトカーが返答する
ジョロンバ軍曹「よぉし、ひきつけて集中砲火を与えるぞ!」
前進してくるプロトン軍の小隊
こちらには気づいていないようだが警戒している
ジョロンバ軍曹「・・・兵長、いけるか?」
分隊員B「この路地の狭さなら・・・無力化は容易です」
ジョロンバ軍曹「よっしゃ、合図したら飛び出せ!」
ゆっくりと前進してくるシャーマン・ジャンボ
砲塔を旋回させながら路地を見回す
そのとき、シャーマン・ジャンボはこちらに砲口を向けるM10に気づいた
ジョロンバ軍曹「今だっ!」
分隊のM10が発砲する
車体側面への直撃弾を受け、あわてて反撃しようとするシャーマン・ジャンボ
そのとき、M3スカウトカーからの機関銃による援護射撃が行われる
ジョロンバ軍曹も発砲する
敵部隊最後尾のM4中戦車が爆発する
背面に回り込んだM18の攻撃だ
大混乱に陥る敵部隊
集中砲火を受け爆発するシャーマン・ジャンボ
シャーマン・ジャンボを避けて前進しようとする後続のM4A3中戦車
しかしそこに集中砲火が与えられる
弾薬庫に直撃、爆発するM4A3
狭い路地に追い込まれた小隊は、一方的に第692分隊の攻撃を受けた
大半を撃破したところで、第692分隊は移動を開始した

市街地に突入したコムニエム軍曹は、敵兵が異様に分散していることに気がついた
都市防衛戦には向かない空中要塞まで投入して爆撃機の突入を防いだのは機動作戦のためだったのか
コムニエム軍曹「・・・前より複雑になってる・・・?!」
再建されたビットレイクの西部は焼け残っていた中央商店街を中心に放射状に広がっており、東部は港から複数の道路が枝分かれした構造になっている
中心街が二つあるという異質な形態だ
付近に機銃弾が着弾する
コムニエム軍曹「クソッ、物陰に隠れろ!」
建物からの発砲だろうか
ミーンテース隊長「ゲリラ戦は我々の十八番なんですが、よもやチョロ〜ンまで使ってくるとは・・・」
コムニエム軍曹は義勇兵部隊とともに建物に突入、潜伏する敵部隊の攻撃に向かった
上階へ上がる斜面を降りてくる敵のM15/42
LVTH6が発砲する
命中弾を受け途中で転落するM15/42
コムニエム軍曹「上がるぞ!」
駆け上がっていくコムニエム軍曹
再び敵部隊が向かってくる
コムニエム軍曹「喰らえっ!」
正面から榴弾の直撃を受け、吹き飛ぶチョロ〜ン兵士

市街地に突入したロドスシルト少佐らも、敵の襲撃を受けていた
プロトン通信兵「第二七一小隊B分隊、応答ありません!」
副官「なにっ!?」
路地の警戒に向かった分隊が壊滅したらしい
ロドスシルト少佐「ゲリラ戦か・・・マッグユーノスの時の手を応用したか」
マッグユーノスでも敵は部隊を分散させ、路地を利用しての奇襲攻撃を多用していた
ビットレイクは復興の折、おそらくそのようなゲリラ戦法を行いやすいようにしたはずだ
空中要塞の攻撃でこちらの爆撃は封じられ、元帝国艦隊ならびにチョロ〜ン艦隊の攻撃を警戒して艦砲射撃も使えない
地上部隊だけの殴り合い。過去の大戦には多かったが、本大戦ではほとんど見られなくなった戦い
チョロ〜ン本土最大の激戦は、いよいよ佳境を迎えつつあった
第十八話 終わり
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Re:青き名将 第十八話
 松井一真  - 2015/11/3 19:01 -
  
まさかのイルソン中将再登場。

第十八話 ビットレイク突入作戦
同時刻、ノースポート沖
怪獣襲来から時をおかずして、QQQQ最大の軍都は脅威に晒されることとなった
元帝国軍の大規模な機動部隊が、ノースポートの沖合いに展開したのだ
チョロ〜ンの同盟国として目前の最大の脅威であるQQQQを撃滅し、プロトンへの反攻の糧としようとしていたのである
怪獣の襲来により少なくない被害を受けたQQQQは、敵の上陸を許すこともやむなしと思われていた
しかし、それを許さない者がいた
ジョンイル大佐「目標、前方の敵機動艦隊!」
東部方面第一艦隊である
先の怪獣迎撃の際にまるでいいとこなしだった艦隊が、元帝国艦隊の横っ腹に強力な焼夷弾頭弾を向けたのである
水雷士「発射準備、よし!」
イルソン中将「第八艦隊の手を煩わせる必要はない。もちろん、奴らもな」
第八艦隊はノースポート付近で待機し、残存戦力を撃破するつもりであった
高杉派の第六艦隊が艦載機に多数の被害を受けて動けない現状、元帝国軍を叩けるのは彼らしかいないという実情もあった
しかし、イルソン中将には別の思いが渦巻いていた
ここで元帝国軍を撃滅し、海軍上層部への出世の足がかりとする
元帝国のハン現皇帝は大陸の馬賊出身で、近年では国内でも反対する勢力がいるという
元帝国内部でも橋本派とつながりのある高官がいる。うまくいけば橋本派に近い新政権を樹立させることができるだろう
イルソン中将「よし。今度こそ奴を出し抜いてやる・・・!」
ジョンイル大佐「撃てぇーーーっ!」
轟音とともに、「鎮東」の艦尾VLSからミサイルが放たれる
目標は、遠方に展開する敵の機動部隊だ

元帝国軍機動部隊のフビライ将軍は、ハン皇帝の親戚である
彼もまたQQQQ攻略で手柄を上げ、ゆくゆくは次代皇帝の座を狙っていた
しかし、彼らの上空をすさまじい爆炎が襲った
爆風を受け大傾斜する戦艦
フビライ将軍(車種:ティーガーII)「何事だっ!?」
元帝国兵士A[敵の攻撃です!」
フビライ将軍「馬鹿なっ!?先の怪獣襲来で、敵の防衛網は完全に破綻しているはず・・・!」
元帝国兵士B「各艦被害報告!」
旗艦の損傷は軽微だったが、後方に展開していた輸送船団に二発目が飛来した
フビライ将軍「今度はなんだっ!?」
元帝国兵士A「後方の輸送船団に着弾!被害甚大!」
このまま前進してQQQQに上陸しても、おそらく敵の陸上部隊はこちらの想像を上回っている
現有戦力だけで勝てる見込みはない
フビライ将軍は撤退を決意した
フビライ将軍「一時後退!戦力を立て直すぞ!」
元帝国軍の機動部隊は一時後退した
しかしこれは、元帝国軍の最初で最後の攻勢となった

元帝国軍機動部隊を撃退した東部方面第一艦隊は、そのまま北上し機動部隊を追撃した
続いて第八艦隊も後を追うように北上した
彼らの後方には先の「G」迎撃の折に面倒なことをしてくれた第四軍を積載した輸送船団も続いていた
海軍総司令部のイソロク中将は彼らの行動に疑問を抱いた
確か元帝国には親橋本派の閣僚がいたはずだが、この奇襲攻撃で好影響を与えることができるというのか
イソロク中将「悪い動きでもないが・・・警戒が必要か」
イソロク中将は第二艦隊を元帝国方面に派遣し、状況の監視に勤めることとした

その報せは、ビットレイク付近に展開するプロトン軍にも伝わっていた
ロドスシルト少佐「来たか・・・!」
副官「このままでは、チョロ〜ンは彼らに蹂躙されます」
衝撃的なタイムリミットが迫っていた
QQQQ第四軍が元帝国を制圧するよりも早く、ビットレイクを攻略する
元帝国の首都カーコルムはビットレイクの目と鼻の先だ
一歩間違えればチョロ〜ン領内にQQQQが侵攻しかねない
ミーンテース隊長「・・・この状況を打破するには・・・一点突破で行きましょう!」
これまでクリーク軍は防御陣地を破壊、ビットレイクの包囲を目的としていたが、敵の防御陣地は強固で破るのは困難である
そこで現在向かっている自走砲部隊の合流後、連合軍残存部隊および第一〇二中隊ならびにミーンテース隊長率いる義勇兵部隊が集中突破、ビットレイク市街地でゲリラ戦を繰り広げるというものである
裏をかこうとしたゲール共和国軍がやられたのなら、あえて真正面から突っ込むまでだ
プロトン通信兵「第五三砲兵連隊、ただいま到着しました!」
待ち望んでいた増援部隊だ
ロドスシルト少佐「よし、これより作戦を説明する!」
机の上に複数の戦車の駒が置かれる
副官「現在連合軍はビットレイクの包囲に失敗し、各方面で打撃を受けている」
ロドスシルト少佐「そこで我々は正面にいる第二軍ならびにクリーク王国軍を支援しつつ前進、敵陣の集中突破を図る」
副官「なお、状況次第では側面に回ったゲール共和国軍の支援に一部部隊を分散させることも想定している」
ロドスシルト少佐「別働隊の指揮は・・・スミューゲン中尉、君に任せる」
スミューゲン中尉「はっ、了解しました!」
副官「唯一の懸案事項となる空中要塞だが、陸上部隊の攻撃を終えた後に反転した模様だ。敵が補給を終える前に市街地に飛び込めば敵も空中要塞を使えなくなる」
ロドスシルト少佐「時間が無い。直ちに出撃するぞ!」
このまま第二軍の被害が増大する前に、一気にビットレイクに攻め込む
第一〇二中隊は増援の第五三砲兵連隊、義勇兵部隊を引き連れて陣地へと前進を開始した

陣地付近に到達した第一〇二中隊が見たものは、凄惨な光景であった
炎上している無数の戦車
急降下爆撃機が陣地を攻撃していく
しかし高射砲の反撃により何機かが撃墜される
遠方で砲撃を続けている陣地に、M12自走砲の放った榴弾が命中する
爆発、沈黙する陣地
ロドスシルト少佐「よし、クリーク軍と足並みを揃えて前進!」
プロトン軍自走砲部隊の到着後、第一〇二中隊はクリーク軍の残存戦力とともに敵陣の一点突破を図った
上空では我が陸軍航空隊とチョロ〜ン軍航空隊の壮絶な空中戦が繰り広げられている
副官「・・・司令、想像以上ですね」
ロドスシルト少佐「敵にとっても因縁の地だ。仕方がないだろう」
砲撃の只中、M4中戦車が前進する
外観も装備も異なる多数のM4中戦車は、チョロ〜ンにおける激戦の生き残りたちだ
ロドスシルト少佐「スミューゲン中尉の小隊はゲール軍の援護に向かえ!」
スミューゲン中尉「了解!」
重駆逐戦車であるスミューゲン中尉を先頭に、M4シャーマン・ジャンボを中心にした重装甲小隊が迂回を開始する
迂回路の確保を狙ったが孤立しているゲール軍を援護するのだ
陣地は一点集中で突撃してくる隊列に砲撃を行っていたが、自走砲や爆撃機の攻撃により次々と沈黙していった
そのとき、前方に巨大な機影が姿を現した
四脚に支えられた車体には、機関砲らしきものが備え付けられている
以前のチョロ〜ン紛争でも似たものを見たことがある
ミーンテース隊長「パンサーホースだ!」
四脚のホバーで重戦車の車体を支えるという脅威の装脚戦車・パンサーホースだ
しかし先の紛争では強引に25cm砲を乗せてしまったばかりに横転してしまったはずだ
搭載兵装が機関砲になっているのも上部構造物の軽量化を図ったのだろうか
そのおかげか以前にも増して素早い動きを発揮している
ロドスシルト少佐「脚だ!脚を撃って動けなくするんだ!」
頭上から襲い来る機銃掃射
脚部に打撃を与えていたM4が三両まとめて吹き飛ばされた
武装を換装したせいか、以前よりも格段に強くなっている印象だ
以前の紛争で使ったのは試作品といったところだろうか
だがこちらの火力も以前より増している
遠距離からの自走砲攻撃を受け、脚部のひとつが損傷する
ロドスシルト少佐「今だっ!」
M24の小隊が失速したパンサーホースに打撃を与える
もうひとつの脚部に打撃を受け、バランスを崩すパンサーホース
そして沈黙したチョロ〜ン軍の陣地に突っ込み擱座した
ロドスシルト少佐「よし、今のうちに市街地に突入する!とどめは航空隊に任せよう!」
パンサーホースは自律起動式だ。あれほどまでに脚部に打撃を与えれば、体勢を立て直すのに相当の時間が必要となる
動きを止めている間に航空攻撃で仕留められるであろう
第一〇二中隊は友軍部隊を率いてビットレイクへと突入した
ミフェイドビッチ大佐「先陣部隊のビットレイク突入を確認!」
リピーレド元帥「よし、彼らに続け!」
リピーレド元帥率いる第二軍主力部隊もそれに続く
しかしそこに更なる砲撃が繰り広げられる
リピーレド元帥「強行突破だ!先陣部隊を援護するんだ!」
このまま陣地付近の敵を残せば、後方から撃たれかねない
第二軍主力部隊は陣地付近の敵を各個撃破しつつ突入することとした
第十八話 続く
引用なし
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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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