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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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Re:青き名将(仮題) 第七話
 松井一真  - 2008/4/5 23:21 -
  
上陸戦。いろいろな意味で派手にやりました。

第七話 シュパシュア半島上陸作戦
そして、上陸作戦が決行された
副官「・・・もうすぐです」
ロドスシルト少佐「・・・海軍はどうした?」
副官「・・・上が拒絶しました」
ロドスシルト少佐「・・・分かった」
コムニエム軍曹(通信)「司令!発進準備はまだですか!?」
勇猛果敢なコムニエムは、死さえも恐れない
副官「・・・作戦決行時刻です」
ロドスシルト少佐「・・・発進!」
揚陸艇が次々と発進していく
自身も、揚陸艇に飛び乗る
ロドスシルト少佐「・・・艇長、全速前進で頼む」
艇長「無論です」
既に、砲声が聞こえ始めていた

砲撃を受け、数隻の揚陸艇が爆発する
コムニエムの乗った艇は、水柱の中を突き進んでいく
分隊長「上陸始めぇ!」
揚陸ハッチが開いた
軽戦車たちが次々と飛び出していく
それに襲い来るは、無数の砲弾
急いで海へ飛び込むコムニエム
銃弾を受け、倒れていく戦友
コムニエムは海中を必死に突き進んでいく
近くにいたM4A3が砲撃を受け、吹き飛んでいく
銃弾を受け、砲身がちぎれ飛ぶ
残骸を掻き分け、コムニエムは行く
そして、なんとか砂浜に上陸したとき、分隊員は隊長と彼、そして二両がいたに過ぎなかった
他の部隊も似たようなものだった
榴弾が炸裂する
コムニエムは再び走り出した
敵の機関銃が目前に見えた
必死に砲を撃ち、銃を構える敵兵を倒す
一両のシェリダンが、ロケットランチャーを撃ち始めた
敵兵、次々と倒れる
しかし、倒れた敵兵が持っていた機関銃が暴発した
シェリダンも銃弾を受け、倒れる
プロトン兵士A「畜生、チョロ〜ンの奴らめ!」
プロトン将校「一体どれだけのチョロQを殺せば気が済むんだぁ!」
それはこっちの台詞だ、といわんばかりに、榴弾砲の砲声が続く
一応こっちも揚陸艦が撃ち返しているが、揚陸艦自体の武装はそれ程ではない。護衛も陸軍所属の小型艇が数隻いるだけだ
機銃掃射を受け、小型艇が一隻、吹き飛ばされる
M3中戦車が2門の砲で敵陣を狙う
しかし、直ちに発見され、砲撃を受ける
コムニエムも装備しているミサイル発射機を使って攻撃するが、機関銃陣地の数が多い
更に無数の弾丸が彼らを襲った
機関砲で蜂の巣にされていくM3軽戦車
一瞬にして正面装甲を貫かれ爆発するM4A2
レジスタンスから編入された水上戦車も応戦するが、榴弾砲の前に消えていった
コムニエム軍曹「畜生!こいつら、思ったより手強いぞ!」
彼の言葉も、無数の銃声によって消されていた
シェリダンが蜂の巣となっていく
プロトン兵士A「王国の正、義・・・のため・・・」
M24チャーフィーが一斉に突撃し、砲撃する
一両は機関砲で蜂の巣にされ、一両は榴弾砲で転覆し、また一両はターレットリングに直撃し砲塔が吹き飛ぶ
それでもなお、プロトン軍は突撃する
コムニエムも突撃するが、銃弾を正面から受け、倒れる
分隊長「コムニエム!」
プロトン兵士B「コムニエム、仇は俺が取る!」
一両のM24が突撃していく
愛国心と正義のため、彼らは戦った

砂浜へと上陸したロドスシルトは、驚愕した
ロドスシルト少佐「・・・思った以上に酷すぎる・・・」
目前にいたM3が、榴弾の炸裂に巻き込まれる
ロドスシルトの傍らには、M3の転輪が転がっていた
近くで再び榴弾が炸裂する
ロドスシルト少佐「立ち止まってはいられない。我々も行くぞ!」
ロドスシルトは副官と共に駆け出していく
もっとも、戦闘自体は収束に向かっている。それでもこの有様だ
何度も爆炎を上げていた榴弾も、榴弾砲陣地が制圧されたのか徐々に数を減らし、飛び交う銃弾も減っていた
そして、ようやく海岸の基地を制圧した
プロトン将校「・・・あんたの隊は、何両生きてる?」
スミューゲン中尉「・・・大体5〜6両だな」
話し合っている将校の姿も見えた
大体の戦闘は、収束した
ロドスシルト少佐「・・・これが、戦場か・・・」
何度も見ていた景色ではあるのだが、今日のそれは今までの物より凄い
本土防衛戦で戦い、負傷して前線部隊指揮官の座を降りた戦友バンダスが語っていた「本当の戦場」とはこういう事なのだろう
長い間戦場にいたのだが、上陸戦だけは経験したことが無かった
援護もなしに敵地へ殴り込みを掛けることが、どれほど無謀な戦いであるか、ということに気づいた
第二次キュワール大戦のグルンシュタット攻撃も航空攻撃が出来ていたからだった
何両ものタンクが横たわり、並べられている
プロトン兵士B「・・・こいつはどうだ?」
プロトン兵士C「・・・だめだ、死んでる・・・」
プロトン兵士D「・・・なんで死んじまったんだよ・・・生きて帰ると言ったじゃないか・・・」
横たわる戦友を見て、泣いている者もいた
ロドスシルトは、副官に尋ねた
ロドスシルト少佐「・・・大尉、報道員はこれを撮っているのか?」
副官「・・・当然です。彼らの仕事は戦場を生々しく撮る事ですから」
ロドスシルト少佐「・・・それが新聞に載るかといわれると、厳しいな」
副官「検閲に引っかかるでしょう。大体こんなのが朝刊に出たら朝食戻しちまいますよ」
・・・確かに、そうだ。銃後に戦場の絵を持ち込むのは困難だ
もしこの場で報道員が撮った写真をどこかの博物館に展示すれば、客の何両かが倒れて騒ぎになるだろう
プロトン兵士C「・・・こいつはまだ息があるぞ!」
プロトン兵士D「軍医!早いとこ診てやってくれ!」
軍医「言われるまでもないよ!」
M3とM4A3が、一両のヴェスペを救護所まで担ぎ出していく
特徴的な塗装からして、コムニエムだ
ロドスシルト少佐「・・・コムニエムもやられたのか?」
スミューゲン中尉「はい。正面から重機に撃たれたそうです」
ロドスシルト少佐「・・・撃った奴はどうした?」
スミューゲン中尉「肉薄してとっ捕まえたそうですよ」
ロドスシルト少佐「それはなかなか勇敢な奴だな・・・」
その後、その捕虜は語った
「20年前の復讐だ」と
彼の家族は、ビットレイクにいた
コムニエムの放った巡航ミサイルで、彼の家族は一瞬にして焼かれたのだ
遺体も無残な姿だったという
ロドスシルト少佐「・・・戦争ってのは、お偉いさんが我々を物のように扱って、軍民問わず大量の『敵の駒』を潰し、敵を完膚なきまでに叩きのめす。そんな物なんだろうな・・・」
所詮、上層部にとっては、我々も敵も、殺車ゲームの駒でしかない
副官「・・・司令。日戦軍団がバスタンクの占領に成功したそうです」
グリシネの民兵だ。確か祖国に嫌気が差して叛乱を起こした面々だと聞いた
ロドスシルト少佐「・・・戦果は?」
副官「敵味方共に被害を最小限に抑え、捕虜収容所に収容されていた連合系チョロQを多数救出した、との事です」
ロドスシルト少佐「さすがは民兵だ。もう街まで入ったのか」
副官「向こうは空挺ですからな。全く、上の奴らも見習って欲しい」
CQ暦241年、2月。プロトン王国軍はシュパシュア半島に上陸
同半島にある大都市、ロナルミックへと進撃を開始することとなる
第七話 終わり

引用なし
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青き名将(仮題) 第七話 松井一真 2008/4/5 23:18
  Re:青き名将(仮題) 第七話 松井一真 2008/4/5 23:20
   Re:青き名将(仮題) 第七話 松井一真 2008/4/5 23:21
   青き名将(仮題) 第七話 あとがき 松井一真 2008/4/5 23:39
   Re:青き名将(仮題) 第七話 あとがき+感想 ダークスピリッツ 2008/4/7 16:06
   Re:青き名将(仮題) 第七話 あとがき+感想 松井一真 2008/4/7 19:09
   青き名将(仮題) 第八話 松井一真 2008/5/14 19:30
   Re:青き名将(仮題) 第八話 松井一真 2008/5/14 19:32
   Re:青き名将(仮題) 第八話 松井一真 2008/5/14 19:33
   青き名将(仮題) 第八話 あとがき 松井一真 2008/5/14 21:04
   Re:青き名将(仮題) 第八話 あとがき ダークスピリッツ 2008/5/16 19:27
   Re:青き名将(仮題) 第八話 あとがき 松井一真 2008/5/16 21:42

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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