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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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Re:宇宙戦艦紀伊 第七十二話
 松井一真  - 2008/2/3 22:02 -
  
輸送船団。結局船団司令の名前は出てません。

第七十二話 崩落の始まり
同時刻、大日本帝国第一艦隊旗艦「近江」
艦長「・・・敵艦隊、撤退していきます」
副長「司令、追跡しますか?」
小澤大将「・・・戦う意思の無い者とは戦えない。敗残兵を追いまわすほどの偽善は無いよ。我々は武士であるべきだ」
副長「司令?」
艦長「・・・司令の命令だ。追撃はするな。我々はセイロンを占領する」
小澤大将「退避している揚陸艦隊に連絡。敵艦隊は去った。直ちに上陸準備を行え」
大日本帝国の大艦隊は、それ以外特別抵抗も無く、セイロンに接近、占領した

ルナツー沖、プロトン合衆国籍、SP−87船団は、特に支障も無く航行していた
目的地、プロトンは目前である
しかし、見えない脅威は迫っていた
通信士「『発 偵察艦「ビストロイ」 宛 駆逐艦「ラーヌス」。敵輸送船団捕捉。数、大型輸送船四、中型輸送船六、小型輸送船六、護衛艦十四』・・・敵船団です!」
艦長「司令、来ましたな!」
ヴォルフ中将(車種:T−34/76)「よし、本艦及び『ウダロイ』以下三隻は砲撃準備!」
艦長「砲撃準備ぃ!」
艦体下から、巨大な砲塔が現れる
そして、非常に長い砲身が姿を見せる
その姿、スナイパーライフルの如し
ヴォルフ中将「全艦、砲撃始め!」
長い砲身から、光弾が発射された
その数、六発
通常のレーザーよりはるかに速い速度で、輸送船団へ向かっていった

SP−87船団、旗艦「オレアナ」。ルナツー寄港を前に、日戦軍団第三艦隊第五水雷戦隊に護衛を要請した。その時であった
電探手「船長、電探に光点・・・」
直後、すぐ横を進んでいた大型輸送船が爆発した
電探手「『ブリスク』、『フューリー』、『ハウェット』沈没!」
船長「一度に三隻だと!?」
船団司令「遠距離から一瞬で・・・」
電探手「あっ、また光点が!」
後方の中型輸送船がやられた。一隻、火を噴いている。小型輸送船も三隻が炎上している
それだけではない、護衛の駆逐艦までもがやられている
船団司令「周辺基地へ救援要請!第五水雷戦隊だけでは足りないぞ!」
このままではJT−18の二の舞だ。何としてでも救援を呼ばなければ・・・

ライトウォーター基地。通信席には宮下一等兵が座っていた
宮下一等兵(車種:九五式軽戦車北満型)「SP−87船団から救援要請!輸送船八隻と駆逐艦一隻が何者かに撃沈されたとのこと!」
川島兵長「パレンバンからやってきたのか?」
宮下一等兵「いえ、分かりません。長距離砲による攻撃だそうです」
川島兵長「付近に展開している艦隊は?」
宮下一等兵「護衛の駆逐艦及び小型戦闘艦計十三隻以外は、第三艦隊第五水雷戦隊のみです!」
鍋坂大尉「・・・司令!」
コピック中佐「無論だ。所属がどこであれ、我々は救援に向かわなければならない」
彩帆中将(通信)「第七艦隊は手空きだ。いつでもいけるぞ」
第七艦隊所属の重巡「那智」から通信が入った。彩帆中将だ。普段は「赤城」にいるはずだが
コピック中佐「・・・しかし、空母を出すわけには・・・」
彩帆中将(通信)「第十二戦隊だけで行く。相手はどうも、長距離砲を積んだ駆逐艦らしい」
「那智」に乗ったのはそのためのようだ
船山曹長「司令、速く行った方が」
艦長(通信)「両舷前進全速!」
彩帆中将(通信)「既に『那智』に移っている。出港許可を頼む」
コピック中佐「許可といっても、もう動いてしまってますからな。健闘を祈りますよ」
第七艦隊第十二戦隊が出港した。重巡「那智」「妙高」を始め、重巡二、軽巡二、駆逐艦十八の艦隊だ
二十二隻の艦艇は、一斉に港を出て行った

同時刻、ルナツー沖
第三艦隊第五水雷戦隊は、SP−87船団の護衛のためにルナツーを出港、そして同船団に接近していた
水城大佐(第五水雷戦隊司令。車種:四式中戦車)「救援要請?」
通信長「はい。既に輸送船八と駆逐艦一がやられているとのことで」
艦長「彩帆中将からの連絡では、長距離砲だそうです」
通信長「第七艦隊第十二戦隊が救援に出動したとのことです。それまでの時間、耐えましょう」
水城大佐「船団の護衛は十三隻。我々は駆逐艦『舞風』、『浦風』、『初月』、『若月』を護衛に残し、護衛艦隊の支援にかかる!」
四隻の駆逐艦を置いて、第五水雷戦隊は敵艦隊へ向かった

同時刻、デトロワ第一特科艦隊
駆逐艦「ラーヌス」を旗艦とするこの艦隊は、デトロワの最新鋭艦の実験部隊である
ヴォルフ中将「・・・本艦及び『ウダロイ』以下三隻は戦線を離脱。残りに任せる」
見張り員「敵艦隊接近!軽巡二、駆逐艦十七です!」
艦長「増援のようですな」
重巡が撃ち始める。戦闘は始まった

レーザーはプロトン軍駆逐艦に直撃した
爆発、炎上する駆逐艦
第五水雷戦隊旗艦、「川内」でもそれは見えていた
航海長「なんでオンボロを残しておいたんだ・・・」
艦長「合衆国はもはや張子の虎だ。俺達だけでやらなければいけない。目標敵駆逐艦、砲撃始めぇ!」
先任将校「撃ち方始めぇ!」
「川内」も撃ち始めた
砲撃は敵駆逐艦に命中。駆逐艦は炎上する
その時、敵艦の砲撃が直撃した
艦長「被害報告!」
日戦軍団兵士A(通信)「右舷に命中!戦闘に支障ありません!」
「川内」の乗員は日戦軍団創設以来のベテラン組である
末端の水兵さえも、入隊はCQ暦255年だ
何発ものレーザーを受けながらも、果敢に向かっていく
日戦軍団兵士A(通信)「右舷第三区において火災発生!」
日戦軍団兵士B(通信)「左舷第七区において火災発生!」
艦長「消火急げ!」
機関長(通信)「機関は異常ありません!まだいけます!」
水城大佐「巡洋艦をやるぞ。砲撃用意!」
艦長「砲撃用意!」
各部署で火災が起こっているが、それもあっさりと消し止め、駆逐艦三を撃沈、重巡一を大破させていた

電探を見ていた隊員が、光点に「DD NAGATSUKI」の文字を見て叫んだ
電探手「第五水雷戦隊です!追いついたようです!」
彩帆中将「間に合ったか・・・」
電探手「敵艦を捕捉。重巡四、軽巡二、駆逐艦十三・・・いや、十二です」
電探に見えた敵駆逐艦の表示が一つ消えた
彩帆中将「奮戦しているようだ。よし、一斉攻撃だ。攻撃用意!」
艦長「攻撃用意!主砲及び誘導弾を使う!照準は各々に任せる!」
砲手(通信)「第一主砲、攻撃準備良し!」
砲手(通信)「第二主砲、攻撃準備良し!」
砲手(通信)「第三主砲、攻撃準備良し!」
砲手(通信)「第六主砲、攻撃準備良し!」
砲手(通信)「第七主砲、攻撃準備良し!」
ミサイル手(通信)「誘導弾、攻撃準備良し!」
艦長「よし、砲撃始めぇ!」
一斉砲撃を開始。主砲弾、駆逐艦に命中、炎上する
ミサイルが軽巡に直撃、軽巡、火を噴く
第五水雷戦隊も撃ち始める
駆逐艦、もう一隻炎上する
その脇をすり抜け、重巡が撃った
見張り員「敵艦、発砲!」
艦長「取舵一杯!」
「那智」、急旋回で砲撃をかわす
その時、砲撃が僚艦の「妙高」に命中した
見張り員「『妙高』、被弾!」
艦長「こっちも油断できんぞ。面舵一杯!全主砲、目標は敵重巡、照準後砲撃始めぇ!」
砲塔、敵重巡に合わさる
そして一斉砲撃
重巡、爆発する
激戦続く
通信士「『妙高』、損害軽微とのことです」
艦長「よし、戦闘を続ける」
炎上する敵重巡に、ミサイルが直撃する
敵重巡、轟沈する
先の第五水雷戦隊の戦果をあわせ、重巡二、軽巡一、駆逐艦五を撃沈した
その時であった
見張り員「敵艦隊、円陣を組んでおります」
艦長「一旦敵艦隊から距離を置け。何かをするのかもしれない」
ベータ沖での実績からである
二個艦隊は一時退避した
電探手や見張り員が敵艦隊を監視している
その時、敵艦隊が突然動き出した
電探手「強力なエネルギー反応あり!」
直後、敵の光点が消失した
電探手「敵艦隊・・・消失!」
艦長「亜空間ドライブか!?」
彩帆中将「おそらくそうだろうな。それにしても、見慣れない船だった・・・」
艦長「・・・・デトロワとかじゃないですかね?」
彩帆中将「デトロワ・・・例の独立艦隊の報告にあった奴か。確かに、その可能性はありそうだ」
「妙高」は中破していた。無論、「那智」も無傷ではない
彩帆中将「これより本艦隊は、SP−87船団の護衛に移行、ルナツーに寄港する」
艦長「すっかり忘れてたな・・・」
日戦軍団艦隊と、残っていた十一隻のプロトン軍駆逐艦は、SP−87船団の護衛に戻り、ルナツーへと向かった
チョロンネル中佐(通信)「寄港を許可。よく生きて戻ってきましたな」
彩帆中将「全くだ。今回の実戦成績を生かしてくれよ」
チョロンネル中佐(通信)「了解です」
輸送船団の護衛さえも、実戦を考慮しなければならなくなった
非常に厄介なこととなった

同時刻、ロドリグ
司令官「我々は内惑星連合最後の希望として、キュワール連合軍と共同で反抗作戦を敢行する!」
派遣艦隊を編成し、キュワール連合軍と共に反抗の準備を整えていた
戦闘こそ起こっていないが、ファントムと共に軍事力は最強クラスである
防戦一方となっている内惑星連合だが、果たして反撃なるか

同時刻、メサイア沖
突如、二個艦隊が現れた
緑色だ。Qグリーンとデトロワの艦隊である
ヴォルフ中将「・・・侮りがたし、だな」
艦長「あれが、噂の日戦軍団ですか」
ヴォルフ中将「実戦試験で済んで、彼らも運が良かったな」
通信士「『アウグスト』から通信です。『ウダロイ級の実戦試験良好を祝す』、以上です」
ヴォルフ中将「彼らも損害を軽微に抑えられて良かったな。しばらくは一緒に戦いそうだ」
通信士「あの艦隊には伝説の偵察艦ってのがいるそうですね」
艦長「『ビストロイ』か。なんでも、ガンドルフ戦の頃から哨戒任務に参加していたそうだな」
ヴォルフ中将「ほほう、大戦初期の船か。長持ちした物だな」
艦長「だいぶ修復が入ってるそうですがね」
ヴォルフ中将「まあ、しばらくメサイアに寄港することになるな」
彼らは実戦試験に来ていたのだ
そして、しばらくはメサイアにとどまることとなった

同時刻、ルナツー基地
寄港した日戦軍団艦隊及びSP−87船団に続いて、見覚えのある大型艦が現れた
「紀伊」だった
彩帆中将「・・・松井元帥?」
水城大佐「新しい作戦でしょうか?」
第一特務艦隊の主戦力がルナツーへやってきたのだ。その中にはグリシネ海軍第三巡洋艦隊の駆逐艦の姿もあった
松井元帥は、司令部へとやってきた
松井元帥「第一特務艦隊、寄港いたしました」
チョロンネル中佐「改まる必要はありませんよ、松井元帥」
松井元帥「前任のドニゲッテル少将には世話になったよ。彼はベータで目下奮闘中だ」
チョロンネル中佐「・・・そういえば、何の任務なんですか?」
松井元帥「・・・後の訓示で説明しようか」
その後、「紀伊」の幹部が司令室に集結した
末端の士官さえもいる
その中には、藤田上等兵もいた
松井元帥「今回の作戦を説明する。今作戦は、パレンバン基地に展開するラファリエス軍艦隊に対する、奇襲攻撃だ」
ティーガー元帥「奇襲?!そりゃ事実上特攻・・・」
松井元帥「あくまで『奇襲攻撃』だ。生きて帰ってこられるはずだ。なお、今作戦では、Qタンク王国艦隊も参加する。・・・諸君、最後までついてきてくれるか」
ティーガー元帥「無論です!」
灰田大佐「先任将校、ついていきます!」
伊原少佐「航海長、無論です!」
大嵐少佐「砲術科、続きます!」
通信長「通信科、勿論です!」
角田少佐「艦載飛行隊、同じく!」
高射長「高射分隊、同じく!」
松井元帥「・・・諸君、感謝する」
相変わらず、こういうときには口下手だ
作戦の時は、近づいていた
第七十二話 終わり

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宇宙戦艦紀伊 第七十一話 松井一真 2007/10/24 23:00
  Re:宇宙戦艦紀伊 第七十一話 松井一真 2007/10/24 23:01
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十一話 松井一真 2007/10/24 23:03
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十一話 松井一真 2007/10/24 23:04
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十一話 松井一真 2007/10/24 23:05
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十一話 松井一真 2007/10/24 23:07
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十一話 松井一真 2007/10/24 23:07
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十一話 ダークスピリッツ 2007/10/25 23:15
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十一話 松井一真 2007/10/25 23:46
   宇宙戦艦紀伊 第七十二話 松井一真 2008/2/3 22:01
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十二話 松井一真 2008/2/3 22:02
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十二話 ダークスピリッツ 2008/2/4 20:40
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十二話 松井一真 2008/2/4 20:58

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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