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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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Re:宇宙戦艦紀伊 第七十一話
 松井一真  - 2007/10/24 23:04 -
  
池内一等兵。溝口分隊はキャラクターの書き分けが難しいです

第七十一話 名将たちの旭日旗
戦闘地域から多少離れた住宅街。一両の三式中戦車が走っていた
彼の名は池内。第一一五中隊所属の一等兵である
数分ほど前まで杉山大尉指揮する臨時分隊と共に行動していたのだが、いかんせん方向音痴の彼(何しろ「非戦闘地域で隊員が一両足りないならそれは池内だ」と隊員たちに言われるほどだ。隊員同士の結束が硬い溝口分隊では冗談で通っているのだが)は迷ってしまったのだ
池内一等兵「くそぉ・・・みんなどこに行ったんだ・・・」
砲声は遠くで聞こえた
その時、砲声に混じって泣き声のような音が聞こえた
池内一等兵「・・・何だ?」
音のする方角に行ってみると、物陰にチョロQがいた
子供のようだ
怯えている
戦場の恐ろしさを知っているのだろう
戦場の恐ろしさを知っているのは、ある意味で、子供だ
「いつ殺されるか分からない」、その恐ろしさは、ある意味では子供が良く知っている
池内一等兵は、なだめながら言った
池内一等兵「・・・心配は、いらないよ」
子チョロQは、「敵兵ではない」と認識したのか、泣き止んだ
池内一等兵「・・・・・どうしたんだい?」
何でも、子チョロQの話によると、例の「デヴォリア・エクスプレス」第一段階の際に、はぐれてしまったのだという
池内一等兵「ここは危ないから、一緒に脱出しよう」
子チョロQは、嫌がることも無く了承した
池内一等兵「・・・とにかく、みんなを捜さなくては、この子を助けることも出来ない・・・」
池内一等兵は、子チョロQを助けるべく、そして戦友を見つけるべく、走り出した

一方、パレンバン基地臨時司令部
ボルナソス大佐「・・・さすが『敷島』。奮戦しているようだな」
ガランタン大尉「我々が乗っていたときと、変わりませんな」
――――――――――――――――――――――――――――
第五次キュワール大戦時 Qトルック本土 重装甲列車「敷島」
その時、我々が指揮を執る「敷島」は、Qトルックの首都に突入した
接近する敵部隊を駆逐し、司令部は目前であった
しかし・・・
突如、運転席が爆発した
ボルナソス大佐「な、何だ!?」
ガランタン大尉「レイザー!大丈夫か!」
運転席は床が無くなっていた。操縦士のレイザー大尉は、床にしがみついていた
レイザ―大尉「じ、地雷です!運転席が、やられました!」
ガランタン大尉によって、レイザー大尉は引き揚げられた
ボルナソス大佐「レイザー!怪我は無いか!?」
レイザ―大尉「履帯をやられました!」
ボルナソス大佐「畜生!なんという事態だ!」
「敷島」は操縦不能。後部車両は脱線し、我々の乗った前方警戒車も減速しつつある
ガランタン大尉「隊長!どうしますか?」
敵部隊の突撃は、時間の問題であった
ボルナソス大佐「・・・かくなる上は、バウンドボムを使う!ガランタン!車両指揮は任せた!俺は突撃する!」
ガランタン大尉「そ、そんな無茶な!」
ボルナソス大佐「ガランタン、砲戦指揮は簡単だ。現在こいつは動けない状況だ。ということは、要塞と同じだ。では」
俺は、そういうと、砲塔ハッチを開けて飛び出した
ガランタン大尉「隊長!」
車外の敵部隊めがけ、俺は突撃した
その後、ピクールガ中佐の指揮する「八島」の支援を受け、俺は接近しつつあった敵部隊を壊滅させることに成功した
―――――――――――――――――――――――――――
ボルナソス大佐「全く、無茶をした物だ」
ガランタン大尉「・・・そういえば、ピクールガ中佐ってあの後どうなったんでしたっけ?」
ボルナソス大佐「本土防衛部隊の指揮を執ってるそうだ」
ガランタン大尉「ナルマルガムさんの指揮下ですか」
ボルナソス大佐「そうなるな・・・」
Qシュタイン兵士「司令、大日本帝国艦隊が、セイロンへ向けて進撃を開始しました!」
ボルナソス大佐「何っ!?動いたのか!」
Qシュタイン兵士「はい。動き出しました」
溝口らを始め、重傷車は輸送機に載せている。もし大日本帝国艦隊が動き出したら、退路がふさがれてしまう
我々以上の犠牲は、避けたい・・・
ボルナソス大佐「第四飛行場へ、離陸準備を整えろ、と伝えておけ」
Qシュタイン兵士「了解!」
戦闘は、終局に向かいつつあった・・・

同時刻、パレンバン沖
爆雷の雨をかいくぐり、遂に到達した
潜宙艦「伊−901」以下四隻、パレンバン残存陸上部隊との会合地点へ到達
航海長「艦長、司令。予定された会合地点はここです。やりましたね」
栄少佐「ああ。やったな」
磯子大佐「・・・間に合ったか?」
通信長「今、パレンバンの臨時司令部へ回線を繋ぐところです」
磯子大佐「分かった、迅速に頼むぞ」
「伊−901」、浮上の時は近い

再び、舞台はパレンバン臨時司令部へ戻る
臨時司令部は、「伊−901」からの通信を受信した
磯子大佐(通信)「こちら日戦軍団第二潜宙輸送艦隊、予定された会合点へ到達」
ボルナソス大佐「・・・分かった」
磯子大佐(通信)「『紀伊』の松井元帥が話をしたいそうなので、回線を繋ぎます」
回線は、「紀伊」へとつながった
松井元帥(通信)「・・・ボルナソス大佐。そろそろ、戦闘も終盤だな」
ボルナソス大佐「・・・そうですね」
松井元帥(通信)「しばらくすれば、今度は俺がそっちに行っている」
ボルナソス大佐「・・・もっとも、その時には、自分はデヴォリア行きの潜宙艦ですけどね」
ガランタン大尉「・・・司令、指示願います」
ボルナソス大佐「よし、全部隊、撤収を開始せよ。また、時間稼ぎのために高層ビルに時限爆弾を仕掛けて置くように」
松井元帥(通信)「・・・撤収、か」
ボルナソス大佐「また、松井元帥に助けられました。それと・・・」
松井元帥(通信)「・・・どうした?」
ボルナソス大佐「・・・自分は、この撤収戦の陣頭指揮を執ります。生きて帰ってくる保証はありません」
松井元帥(通信)「・・・なに、君だったら何があろうが帰ってくると思っている」
ボルナソス大佐「松井元帥・・・最高の兵器を、ありがとうございます」
松井元帥(通信)「・・・生きて帰って来い!」
ボルナソス大佐「・・・了解!」
ボルナソス大佐は、周辺に置いてあった書類に火をつけると、臨時司令部を飛び出していった
第七十一話 続く

引用なし
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宇宙戦艦紀伊 第七十一話 松井一真 2007/10/24 23:00
  Re:宇宙戦艦紀伊 第七十一話 松井一真 2007/10/24 23:01
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十一話 松井一真 2007/10/24 23:03
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十一話 松井一真 2007/10/24 23:04
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十一話 松井一真 2007/10/24 23:05
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十一話 松井一真 2007/10/24 23:07
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十一話 松井一真 2007/10/24 23:07
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十一話 ダークスピリッツ 2007/10/25 23:15
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十一話 松井一真 2007/10/25 23:46
   宇宙戦艦紀伊 第七十二話 松井一真 2008/2/3 22:01
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十二話 松井一真 2008/2/3 22:02
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十二話 ダークスピリッツ 2008/2/4 20:40
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十二話 松井一真 2008/2/4 20:58

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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