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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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宇宙戦艦紀伊 第七十五話 あとがき
 松井一真  - 2009/10/6 22:14 -
  
あとがき:「最初に言っておく。今回のあとがきはかーなーり、長い!(元ネタ:某仮面ライダーのサブキャラ)」。二ヶ月ほど小説を公開していなかったのと、恐ろしく長い本編に比例してやたらと長くなりました。
今や遅しと待っていたにも関わらず執筆意欲が低下した今回。あとがきとか言ってますが今回は本編と並行して書いていて、執筆終了後に纏めてます。今回は内乱戦、それも一方的な戦闘(日戦軍団も勿論グリシネ系なので完全にグリシネ民族同士の内乱)なので執筆意欲が湧かなかったんです。お陰で何か内惑星連合結成前後のような間延び感。
今回、「腕が鈍ったんじゃないか?」と思うぐらいに味方側に都合の良すぎる展開。あまりに一方的過ぎて空軍側に敵愾心が沸きました。
そう言う敵愾心が災いしたか、今回の戦闘はむしろグリシネ空軍視点です。「無能な上層部によって多大なる損害を出す現場」といった雰囲気です。というか、グリシネ空軍視点にしないと執筆意欲が湧かなかったんです。「序盤で苦戦を強いられていた友軍艦隊が『紀伊』の到着で逆転」みたいなありきたりな展開ならまだできるんですが、初めから一方的というのはその前に敗走する前哨戦みたいなのがないと出来ない。グリシネ空軍(それこそ精鋭の第二艦隊とかが)がそれ以前に凄まじい戦闘技能を見せていれば話は別だったんですが、グリシネ空軍は今まで幕僚しか出てませんでしたし。

今回はどうも場面展開が多く詰め込みすぎ感がします。目まぐるしく舞台が変わるスピード感はどうも上手く出せない。いつも思うんだけど第七分隊(溝口分隊)と藤田上等兵って脇に追いやられてるなぁ。お陰で本編に比例してあとがきも長い長い。実は執筆時、テキストファイルをある一定の長さ(ファイルサイズ20kbぐらい)ごとに「A、B、C」で区切ってるんですが、まさかの「D」突入。Dパート入るなんて思わなかった・・・しかもそれでもBパートが30kbになってた。
そういうことで、どうもサブタイトルが思いつかない。あわや前代未聞の無題回になるところでした。「亡国の艦隊」というのが思いついたんだけど、二話前が「燃ゆる艦隊」だったし、とうの昔に「漂流艦隊」というサブタイトルもやったし・・・ということで却下。そもそも「紀伊」において「艦隊」というワードは最もサブタイトルに使われてるんですね(戦艦ものだから仕方ありませんが)。散々考えた末に現在にいたってます。グリシネ海軍厚木・三川隊、オルキス艦隊、そして潜宙艦「バリッラ」全てに当てはまる(一応拠点がある厚木・三川隊やバリッラが「放浪」と呼べるのかは疑問ですが)のでピッタリだと思いました。「殲滅者」と書いて「デストロイヤー」と読ませる感じです。
後々構成される「神聖グリシネ王国」にちなんで「正義亡き聖戦」というのも考えましたが却下。いずれ使いますが、使い時はこちらに任せてください。

デヴォリアの病院。実はここが最初に執筆意欲が湧いた部分。出てないけど天城と野末について色々と掘り下げてます。何故彼らはデヴォリアまで退避することになったのか、というのを説明してなかったので。
ルナツーの出航。池内に関するエピソードですが、今回の話の内容には合わないと思ったので出航式典の場面に統一しました。完全に脇に追いやられました。個人的には「相棒を死なせてしまった佐軒」と「止むを得ない事情があったとはいえ同僚を見捨てて逃げ延びてしまった天城」をメインに掘り下げたい。

会議室。前回書いたときにはものすごく熱くなったのに、どうしてここまで熱くならないのか分からない。空軍の強さが見せられていないからなのか、それとも湊川があまりにも確固たる情報をもっていて強すぎるのか。なんと言うか、こいつら本筋に関わると弱体化するなぁ・・・

機関室。「真夏のオリオン」を見た影響か、職人気質な機関長が登場。「ローレライ」のときのこちらも職人気質だけれどややコミカルな機関長とはまた違った雰囲気がありました。
京城大佐。兄弟という設定だからそろそろ下の名前を設定しようか検討中です。共演するとややこしくなりそうだから。因みに豊島少佐の語っている言葉は「エースコンバット5」に登場するバートレット大尉(主人公の所属する飛行隊の隊長)の台詞に由来。実は5はやったこと無いです。

時間経過。ルナツーからライトウォーターまで行くのに二日が経過していますが、もう少し遅くすれば良かったかもしれません。いずれにせよライトウォーターからベータまで三日が経過しているので、ルナツー〜ライトウォーター間よりベータ〜ライトウォーター間のほうが距離が長いようです。第四機動艦隊との整合性のためとはいえ少し無理したなぁ。

青柳中将。別に空軍参謀一派のチョロQでもなく、ただ職務意識、というか愛国心から、松井元帥と対立しているようです。松井元帥は二度、国を捨てて逃亡していますからね。
グリシネの参謀も一本調子じゃないんですよ。この後も森が結構騒いでるし。いくら強権的とはいえ全員あの様子じゃあとっくの昔に滅んでるわけですし、木島のようなQタンクが統合幕僚長になってるわけですし。
松井元帥と本国の関係はそれ程良好ではないのですが、陸海軍とは仲が良かったり、空軍でも現場筋とは通じてたりするので、別に敵同士というわけではないです。なんだかんだ言って北町地区には日戦軍団本部がありますし。
グリシネ空軍は現場側には現状打破を試みる勢力もいますし(今回の橋本少将は多分そんな感じ)、かのプロトン陸軍にだってリピーレド元帥のような権力主義車がいたわけですし。

出航。正直言って場面展開が多すぎると書いてて煩わしいのと読む側も混乱するので流れを変えて「第五主力艦隊出航→第一特務艦隊入港→第四機動艦隊出航」としました。空軍精鋭艦隊の配置も解説。勿論本土にもそれ相応の部隊はいます。

二度目の会議室。フィフス・ルナに舞台を移し変えてまで書く内容ではないと思ったので会議室のみ。とりあえず今回も幕僚総出演を目指しました。原田大将は会議中は台詞が一言しかありませんが、今回は陸軍の介入余地があまり無かったので仕方ありません。
決起文は「亡国のイージス」原作に由来。むしろ亡国のイージス的展開を狙って(=叛乱は鎮圧される!?)。その後の「俺はチョロQであることを止めたんだ!」と、「貴様らには恥も誇りも無いのか」も「亡国のイージス」から。やっぱり叛乱といったらこれに限る。
にしてもグリシネ軍上層部は出てくるたびにキャラが増えるなぁ。そして今更気づいたんですが、グリシネ軍参謀ってなぜか「さんずい」が多いなぁと。流石に陸軍はいませんが海空軍に多数。車種もマイナー車ばかりだ(いや、現場にメジャー車が多いから仕方ないんだけど(特に九七式中戦車))。

退室後の二両。ぶっちゃけ会議室のシーンそのものよりも気合入れて書いた。そしてこの場面書くの久々だなぁと思った。前回は高沢と湊川を中心的に書いてたからなぁ。
忘れてるかと思いますが、原田大将は松井元帥の旧友で、戦略思想の違いから松井と反目、「日戦軍団事件」には参加せずにグリシネの軍部に残っています。しかしそれ以降も交流を無くしていたのではなく、時折北町地区で会談をしていたようで、それは西郷中将ら海軍の面々にも影響を与えています。読み返すと初登場時と比べ相当丸くなったと思う。
西郷中将は根っからのグリシネ軍車で、空軍の黒田、森両中将、そして海軍の小泉少佐とは同い年で幼馴染。しかし、お互いが求める物が異なっていたために進んだ組織が異なり、結果的にそれぞれが全く別々の道を進んでしまいました。
実は一番微妙なポジションにいるのが、今回は出ていませんがパレンバン防衛で成果を挙げた装甲列車隊隊長の清水中佐。松井元帥、原田大将の旧友で、「日戦軍団事件」で松井と共に軍部を脱退した物の、軍時代は黒田や森といった空軍の幕僚達と仲が良かったという逸話があります。「日戦軍団事件」への参加の理由は「権力軍部を一度叩きなおし、三軍平等体制を築き上げる」と語っていたと言う設定です。仲の良かった空軍幕僚達を敵に回すことは躊躇わなかった様子。旧知の仲のほうが勝ったという意味ですな。西郷中将の「民兵に移った戦友」は実は清水中佐です。
今後の軍事政権壊滅後、背負う物が異なる原田大将と西郷中将、そして森中将はある意味大きな役割を担うかもしれません。
どうでもいい話ですが、今回西郷中将が松井元帥を評した「破天荒」。読めない人が多いそうですね。「はてんこう」です(「竣工」の前例があったので)。

空軍艦隊の出撃。いくら(一応)敵扱いとはいえ、あまり弱いとかわいそうなので(そういえばQターレットってどうなった?)、今回出撃した部隊は錬度的には空軍内ではかなり低めの部隊としました。まあ橋本少将自身はなかなかの名将なんですが、駆逐艦一隻しか敵艦を沈められてない辺りでどうも実戦参加する以前の問題のような。
実は今回戦闘シーンの執筆意欲が湧かなかったのは「精鋭部隊が新兵をなぶり殺しにする」展開に納得いかなかったから。日戦軍団の航空支援いらんだろとも思った(いや、オルキスの乱入は想定外だったんですが)。まあたまにはこういう展開もありかとも思いました。
松井元帥は実はQシュタインにクーデターの連絡をしていないんです。松井元帥自身も最終的に成り行きでQシュタインに頼る結果になっただけで、初めからQシュタインに頼ったわけではありませんでした。それに倣っての行動です。というかそうでもしないとQシュタインが支援に駆けつけなかった説明が出来なかった。

で、あえて空軍艦隊出撃をずらしたわけは、勿論厚木艦隊側と日戦軍団を同時に動かすため。しょっちゅう場面転換やるのもどうかと思ったので。
久々に登場の横田大佐。実は後述する深谷副長は横田大佐をすっかり忘れていた結果(というか横田大佐の乗務艦が「アナポリス」だったことを忘れていた)登場したキャラクターだったり。
「アナポリス」副長。厚木、横田と来たら次は深谷通信所から。余談ですが、厚木飛行場は厚木ではなく相模川を挟んで向かい側の大和市に存在するそうな。
車種の九五式軽戦車増加装甲付は実際にインドシナで見られたもの。元々防弾性に難があった九五式ならば増加装甲をつけるのも無理はない・・・というか旧軍戦車の大半がそうですな。その他にもラバウルには九五式改造の火炎放射戦車があったとか。

オルキス軍。そういえばホンゴウ軍港はともかくオルキス軍自体はこれが初登場。以前のホンゴウ軍港は随分駆け足で書いてましたな。よっぽど執筆意欲が湧かなかったのか。そう言う点では不憫なオルキス。そして今回も・・・

今回のあとがき、まだまだ続きます。

引用なし
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宇宙戦艦紀伊 第七十五話 松井一真 2009/10/6 21:55
  Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 松井一真 2009/10/6 21:56
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 松井一真 2009/10/6 21:59
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 松井一真 2009/10/6 22:01
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 松井一真 2009/10/6 22:01
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 松井一真 2009/10/6 22:03
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 松井一真 2009/10/6 22:04
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 松井一真 2009/10/6 22:06
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 松井一真 2009/10/6 22:07
   宇宙戦艦紀伊 第七十五話 あとがき 松井一真 2009/10/6 22:14
   宇宙戦艦紀伊 第七十五話 あとがき その2 松井一真 2009/10/6 22:16
   宇宙戦艦紀伊 第七十五話 あとがき その3 松井一真 2009/10/6 22:18
    Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 あとがき 総括 ダークスピリッツ 2009/10/7 19:12
    Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 あとがき 総括 松井一真 2009/10/10 11:00
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 あとがき ダークスピリッツ 2009/10/7 18:50

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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