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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話
 松井一真  - 2009/10/6 21:56 -
  
出航。ちょっと時系列をずらしてますが、これに関してはあとがきで。

第七十五話 放浪の殲滅者
同時刻、空母「天城」の格納庫
117空特有の塗装を施した愛機の整備を行う、一両の自走無反動砲
日戦軍団海軍屈指の精鋭飛行隊、第117航空隊の指揮官である彼は、一旦機体の下から出て汗を拭った
京城大佐「・・・よし、方向舵異常なし」
細い胴体に長い主翼、折りたたまれた翼端部
その機影は、日戦軍団屈指の名戦闘機、零戦であった
彼の愛機は、試験的に導入された零戦の後継機候補の一機「電征」であった
この電征は零戦に旋回性能で劣るが、防弾性及び機関砲の威力、そして速力で勝っている
同一の事情で開発された「烈風」に対し、武装が30mm機関砲二門の「電征」は、どちらかというと熟練兵向けであることから、日戦軍団海軍屈指の精鋭部隊である第117航空隊に配備されていた
しかし、数日前に整備兵のミスで発動機が故障してしまい、予備部品も無かったことから現在はかつての愛機である零戦を使うこととなった
とはいえ、仮に発動機が直ったとしても、電征に乗り換えるつもりは無い
第116航空隊の豊島少佐の「機体は消耗品。搭乗員さえ生きて帰ればどうにでもなる」という考えも「何よりも生きて帰ること」と考えればうなずけるが、自身の弟はそれに反して旧式であるがゆえに既に前線を離脱した一一型を使っていた
急降下性能において現行機に劣る一一型は、パレンバンにおける戦闘でその急降下性能が仇となって敵機を逃している
しかし、例え時代から遅れても、自身の機体に愛着を持って扱う、という考えには共感できた
それこそ、まさに「愛機」という言葉がふさわしいからだ
京城大佐「・・・そういえば、前にあいつに会おうとしたら、電征の発動機がいかれたんだっけか・・・」
最も、こちらも五日後に演習を控えている時期だ。陸上基地まで赴く暇は無い
兄弟の再会は、演習終了後になりそうだ

二日後、ライトウォーター近郊宙域
二十四隻の艦隊は、一路ベータへと向かっていた
しかし、この宙域において、その二十四隻全てが一旦停止した
と、言うのも、これから行う「作戦」のためである
ティーガー元帥「各員に告ぐ、これより本艦隊は一路ベータへ向かう。ここまで同行したグリシネ国海軍第三巡洋艦隊とはここでお別れだ。手空きの者は甲板に登って挙手敬礼をするように。以上」
その通信を聞き、多くの乗員が甲板へと駆け上がった
松井元帥「通信長、『ライズナ』との回線を開いてくれ」
通信長「了解!」
甲板上には多くの兵士達が集合する
そして、通信回線の準備が整った
松井元帥「『紀伊』より『ライズナ』へ。運が悪ければこれが今生の別れとなるだろう。しかしそのようなことはめったに無いと思っている。健闘を祈る」
厚木准将(通信)「『ライズナ』より『紀伊』へ。今回のは実在しませんでしたが、いずれは本物の外惑星軍との戦闘に参加する物と存じます。武運長久を祈ります」
ティーガー元帥「総員、敬礼!」
甲板上の乗員たちが、敬礼を行う
それから数十秒後、二つの艦隊は別れて動き始めた
これからの戦いは、さらに熾烈な物となる
両艦隊に待ち受ける運命は、如何なる物か

それから三日後、ルナツー基地
一つの艦隊が、出航準備を整えていた
戦艦八、巡洋艦九、駆逐艦八。グリシネでは標準的な中規模艦隊である
旗艦である戦艦「バージニア」の艦橋には、既に幹部達が詰めていた
通信長「第一特務艦隊から入電です!『ベータ基地駐留の青柳中将から「第三巡洋艦隊はいずこに在りや」との連絡あり』」
通信長の連絡を聞き、艦隊司令官、三川中将は、予定通りの電文を命じた
三川中将(車種:九七式中戦車)「よし、本国に打電!『第三巡洋艦隊は本国ならびに民兵の意思に叛いて、放棄された採掘基地「フィフス・ルナ」に向かっている模様。追撃の許可を求む』、以上!」
通信長「了解!」
通信士たちが、既に書かれていた通信文を、本国へと打電する
返答は、あまりにも早く帰ってきた
通信長「本国から入電です。『ただちに追撃せよ。一隻残らず殲滅せよ』、以上です!」
三川中将「了解!・・・・・これより本艦隊は、第三巡洋艦隊追撃のため、『フィフス・ルナ』へと向かう!」
艦長「両舷、前進微速!」
旗艦の「バージニア」が、轟音を立てて出航する
他の艦艇も、それに続く
そして、出航直後、艦隊は一斉に、近郊宙域に展開する別の艦隊に砲身を向けた
艦長「撃ち方、始め!」
八隻の戦艦から、一斉砲撃が開始される
別の艦隊は射程圏外のようで、反撃は何一つ無い
砲撃を受け、轟沈する駆逐艦
しかし、脱出する乗員の姿は、無い
その後も反撃どころか、動くことも無く、艦隊は壊滅していった
壊滅した艦隊の脇をすり抜け、グリシネ艦隊は進撃を続ける
果たして、この「戦闘」は如何なる意味を成すのか

話は、数十分前に遡る
ベータ基地の軍港には、多くの日戦軍団兵士が並んでいた
が、その近くには、本来近くに並んでいることはありえないQタンクが並んでいた
深緑の車体色。フェンダーに大きな階級章を装備し、さらに車体には無数の勲章
グリシネ空軍の参謀であった
その軍港に、艦隊がやってきた
キュワール屈指の精鋭艦隊、第一特務艦隊である
「紀伊」は、あえて参謀達がいる岸壁へと接岸した
タラップを掛けて、降りてくる松井元帥
松井元帥「・・・やあ、仇の諸君。ご苦労さん」
ベータ基地直属のグリシネ空軍参謀、青柳中将は驚愕した
青柳中将(車種:九八式中戦車)「・・・どういうことかね、これは!?」
松井元帥「本部に報告は上げたはずだよ。『哨戒艦隊を撃退したためここに寄港する』と」
青柳中将「第三巡洋艦隊は、どうしたと聞いているんだ!」
松井元帥「我々とは別の意思に従って行動している、としか、言いようがないな。まあ、その方があなた方も手を出しやすいだろうが」
その言葉を聞き、青柳中将はさらに驚愕した
グリシネ本国どころか、日戦軍団との意思とも異なっての行動
「反逆車」と罵られながらも、「祖国解放」を意にも介さず戦う民兵組織とさえ袂を分かつこの行動は、一体何を意味するのか
松井元帥と別れた青柳中将は、ただちにルナツー基地の第五主力艦隊に対し、第三巡洋艦隊の動向を探るよう打電。それからしばらく後、ライトウォーターの遠方にある放棄された採掘基地「フィフス・ルナ」へと向かっていることが判明した
あまりにも早い返答に、青柳中将は疑問を感じたが、ただちに第五主力艦隊に追撃を指示。これまた思いのほか早く、第五主力艦隊は追撃を開始した
今回の鎮圧作戦の指揮は、表向きには青柳中将に任されていた。しかし、厳密に言えば青柳中将は本国の意向を前線に伝える役目を負わされているに過ぎなかった。このときの指示も、実は「第三巡洋艦隊の行き先が判明次第ただちに第五主力艦隊に追撃を指示せよ」という命令書を受け取っていたためである
この時点で、前線に展開しているグリシネ海軍の艦隊は、第三巡洋艦隊、第五主力艦隊のほかは、デヴォリア方面まで退避した第三主力艦隊を除けば小規模な艦隊のみであった
空軍に関しては、ベータに停泊する二個艦隊のほか、数個艦隊が各基地に展開している。これに関しては後述する
このベータに停泊する二個艦隊に関しても、追撃作戦のバックアップとして出航準備を始めつつあった
その傍らで、出航する小規模な艦隊の姿があった
航空母艦「天城」。赤城型空母の二番艦で、第四機動艦隊の旗艦である
「天城」はこの日、遅れに遅れていた演習を行うため、巡洋艦二、駆逐艦七を伴ってベータ沖へ進出することとなっていた
だが、この日その宙域には、恐るべき敵が待ち受けていた
第七十五話 続く

引用なし
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宇宙戦艦紀伊 第七十五話 松井一真 2009/10/6 21:55
  Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 松井一真 2009/10/6 21:56
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 松井一真 2009/10/6 21:59
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 松井一真 2009/10/6 22:01
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 松井一真 2009/10/6 22:01
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 松井一真 2009/10/6 22:03
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 松井一真 2009/10/6 22:04
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 松井一真 2009/10/6 22:06
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 松井一真 2009/10/6 22:07
   宇宙戦艦紀伊 第七十五話 あとがき 松井一真 2009/10/6 22:14
   宇宙戦艦紀伊 第七十五話 あとがき その2 松井一真 2009/10/6 22:16
   宇宙戦艦紀伊 第七十五話 あとがき その3 松井一真 2009/10/6 22:18
    Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 あとがき 総括 ダークスピリッツ 2009/10/7 19:12
    Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 あとがき 総括 松井一真 2009/10/10 11:00
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十五話 あとがき ダークスピリッツ 2009/10/7 18:50

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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