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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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Re:青き名将(仮題) 第三話
 松井一真  - 2007/12/15 10:56 -
  
後半。色々と悩んだ末、島民はラクレル以外出しませんでした。

第三話 漂流諸島
それから三ヶ月が経過した
沿岸部には新たに沿岸砲台が配備され、待ち受けるであろうウルタンク艦隊迎撃のために戦うこととなった
新型空母を建造すべく、南部に新たにドックが作られた
沿岸砲台にプロトン兵士が居座り、監視を行っていた
その時だった
プロトン兵士「所属不明艦隊接近!軽巡四、駆逐艦二〇・・・あの艦隊です!」
ミーンテース隊長「・・・まさか、ウルタンクの・・・」
プロトン兵士「・・・輸送船と思しき船も連れています。こちらに上陸するつもりでしょう」
プロトン将校(通信)「臨時司令部だ。砲撃を許可する」
プロトン兵士「了解、撃ち方始めぇ!」
沿岸砲台から次々と砲撃が行われる

ウルタンク帝国軍は、突然の砲撃に驚いた
艦隊司令官のバス少佐もその一台であった
バス少佐「プロトン軍の砲撃か?!」
ウルタンク兵士「司令、この海域にプロトンの基地はありません。おそらく我々も知らない同盟国では・・・」
バス少佐「よし、輸送船団に連絡、あの島に上陸させろ」
ウルタンク兵士「司令!?」
バス少佐「いずれ目の上のたんこぶになるだろう敵だ。叩き潰しておく必要がある」
ウルタンク兵士「しかし、上層部からの指示では・・・」
バス少佐「上の指示など待っておれん!」
艦隊司令官の一言で、ウルタンク帝国軍は島に上陸することとなった

同時刻、希利香町役場
役場にはラクレルがいた。実は彼はここの町長だったのだ
ラクレル「どうやらミッケール村長の岬から北側にタンクが乗った艦隊か・・・」
北方の村の村長、ミッケールから連絡が入ったのだ
ラクレル「ラックス、今頃なにしてんだろ〜な〜チョロQワールドで・・・あいつも戦場に出ているのだろうか・・・」
彼の親友、ラックスはチョロQ王国に引っ越したのだ
ラクレル「アファノの一部の車しかこのアファノから外の世界は知らない。まだ南西にアファノ港が出来上がらないから船もきやしない」
ドックと同時に港も作っているのだが、いかんせん建造が遅れている。プロトン軍が来る前から建造していたのだが・・・
ラクレル「ラックスはこっちでつく他船に乗って向こうへいったがあの船が帰ってこないのも気がかりだ・・・」
その時、役場に一両の戦車が訪れた
????「失礼するよ〜」
ラクレル「?」
チャレンジャーだ。無論、プロトン軍のタンクではない
????「よっ、久しぶり!」
ラクレルの友人、ガイだ
ラクレル「ガイか・・・なんのようだ?」
ガイ「どうやら北側で何かあったぞ」
ラクレル「知ってらぁ、タンクどもがきやがった。しかも敵がな。おめぇもタンクだろ。何とかしてきてくれよ敵艦隊を。海にでも沈めてくれ」
ガイ「あいにく弾はねぇ。20年前の戦争で使い果たした」
ラクレル「どうやらレイオガル国王・・・いや、レイオガル王子が来てるぜ」
ガイ「マジか!?誰から聞いた?」
ラクレル「さっきアファノマウンテンに登って見てきた。3ヶ月間あのタンクたちはここの存在には気づいてないな。不思議だ」
ガイ「3ヶ月間なぁ〜」
ラクレル「うぃっとー。何とかしてくれとは言ったが、やっぱ俺もいこ。久々に大暴れしたくなってきた!じゃいくか!」
ガイ「そうだな!」
彼らの語る、「二〇年前の戦争」とは、新興国家だったレイオガル王国に、隣国カルオスが侵攻したCQ暦215年のことである
陸軍に所属していたレイオガル国王―――――当時は王子だった―――――は、ガモン少佐(当時)らと共に前線へと向かった
その際の戦闘で、敵部隊に特攻し戦死した、とされていた一両のチャレンジャーがいた
ガイ「やっぱこういうときに悪魔のエンジンは便利だ!」
ラクレル「ラックスが使ってたやつだけどな」
戦車でありながら超高速、その所以はそこにあった
ラクレル「しっかし、おめぇがここに来てから、ずいぶん速くなったな。あんときゃ70kmぐらいだったのによぉ。400km近く出せてんだぞおめぇ」
山を飛び越え、村へと向かっていく
沖合いには大艦隊が見える
ガイ「どんなもんよ!おっ!見えてきた!」
ラクレル「海でも飛び込んで、ガソリン爆弾でも使ってやらぁ!」
二台は村へと駆け下りていった
その先には、陣頭指揮を執っているプロトン国王達がいた・・・

沿岸砲台とウルタンク艦隊との戦闘は激戦となっていた
あたり一体で砂塵が上がっている
ミーンテース隊長「・・・なんかものすごい音聞こえません?」
プロトン国王「確かに・・・・・?!」
プロトン将校「戦車がすごい勢いで走ってくるぞ!」
プロトン兵士「チョロQが一緒に並列している!?」
ミーンテース隊長「あのタンク・・・タンクなのか・・・?」
プロトン国王「チョロQと互角に走ってるぞ・・・」
レイオガル国王「チャレンジャー?・・・」
プロトン国王「レイオガル君・・・あれが、現地住民が言っていた『レイオガルのタンク』では?」
レイオガル国王「・・・・・・・・・」
そして、超高速で一両のチャレンジャーと一台のR34が駆け込んできた
ミーンテース隊長「うわ!砂埃が・・・」
ガイ「20年ぶりだな、レイオガル王子!」
レイオガル国王「レ、レイオガル王子ぃ?ふざけてるのかね君は!・・・え、レイオガル・・・何故私の名前を・・・」
ガイ「忘れたのかぁ!?ま、仕方がないな。あんたがまだ子供だったときのことだからな」
レイオガル国王「君の名前は?」
ガイ「エストロネ=シザス=ガイだ!」
レイオガル国王「!あ、あなたはあの時の・・・」
ガイ「おっと、そこでストップ!さっさとやらねぇと島の自然が破壊されちまうからな。さっさと敵艦隊つぶさねぇと!ラクレル、行くぞぉ!」
そういって、ガイは駆け出していった
ラクレル「おい、ガイ。弾持ってなかったんじゃ・・・」
勢いで動いていそうな奴だ
そのまま海の上をしばらく走ってから、また戻ってきた
ガイ「す、すまんが弾をくれ・・・」
気づいてなかったのか
ミーンテース隊長「は、はい、どうぞ」
ミーンテース隊長は滑腔砲弾を手渡した
ガイ「今度こそ行くぞぉ、ラクレル!」
ラクレル「おっしゃー!」
そういうや、二台は飛び出していった

軽巡洋艦の艦橋では、ウルタンク兵たちが唖然としていた
ウルタンク兵士「なっ、なんだあれは!?」
ウルタンク将校「レジスタンスじゃない、あんなに速い奴は・・・」
直後、軽巡洋艦が業火に包まれた
大艦隊が次々と爆発を起こしていく
ウルタンク艦隊は壊滅した
残存する数隻の艦艇と輸送船は撤退していった
指揮官、バス少佐とその部下は、プロトン軍に捕獲された・・・
第三話 終わり

あとがき:SCQ第九話〜第十話が原型となった話。原型となる第九話〜第十話は、Laitoさん(当時は「ラクレル」名義)が原案を担当し、僕が前半部分(=第九話)を執筆しました。後半をLaitoさんが執筆し、僕の書いた第九話と相当キャラクターのずれたラクレルが登場していました。
冒頭の艦隊戦、SCQ第九話では相当無理のある作りになっていたので、さすがに書き直しました。艦隊が全滅したわけでもないのに救助されていない、という矛盾点も何とか解決。
で、SCQ第九話では相当落ち着いた感じで書かれていた島民たちですが、今回はラクレルがいきなり九九式短小銃を構えるという、南方の原住民(いや、科学が進歩しているとはいえほんとに「南方の原住民」だし)めいた展開にしました。構えている銃が「九九式短小銃」というところで日戦軍団とのつながりが見えますが、当然これはSCQ終盤において描かれたアレにつながります。
で、ラクレル以外の島民が一切登場してません。原文第九話での描写がコントみたいだったので・・・
ただ、次回には登場します。相当出番少ないですが。
Qトルックの設定、当然SCQ第九話の時期には存在せず、完全な後付けです。ただ、何故Qタンクに拒絶反応まがいの言動を見せるかという物が思い浮かばなかったので、後々登場したQトルックを使ったわけです。「紀伊」ではアファノ、Qトルック共に相当影の薄い国家になってますがね。
後半は敢えて原文のままにしました。レイオガル国王のフルネームを考えておくべきだったな、と思っています。とりあえず「レイオガル」は名字に当たる部分です。

次回はようやく日戦軍団が登場します。

引用なし
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「新・チョロQ大戦争」派生作品 青き名将(仮題) プロローグ 松井一真 2007/11/11 23:01
  青き名将(仮題) 第一話 松井一真 2007/11/11 23:04
   Re:青き名将(仮題) 第一話 松井一真 2007/11/11 23:12
   青き名将(仮題) 第二話 松井一真 2007/12/5 23:07
   Re:青き名将(仮題) 第二話 松井一真 2007/12/5 23:11
   青き名将(仮題) 第三話 松井一真 2007/12/15 10:46
   Re:青き名将(仮題) 第三話 松井一真 2007/12/15 10:56
   青き名将(仮題) 第四話 松井一真 2007/12/31 20:35
   Re:青き名将(仮題) 第四話 松井一真 2007/12/31 20:36
   Re:青き名将(仮題) 第四話 松井一真 2007/12/31 20:38
   Re:青き名将(仮題) 第四話 松井一真 2007/12/31 20:58
   Re:青き名将(仮題) 第四話 感想 ダークスピリッツ 2008/1/1 10:14
   Re:青き名将(仮題) 第四話 感想 松井一真 2008/1/1 11:36

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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