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雑談板 チョロQ小説板  

どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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「新・チョロQ大戦争」派生作品 青き名将(仮題) プロローグ 松井一真 2007/11/11 23:01

   Re:青き名将(仮題) 第三話 松井一真 2007/12/15 10:56
   青き名将(仮題) 第四話 松井一真 2007/12/31 20:35
   Re:青き名将(仮題) 第四話 松井一真 2007/12/31 20:36
   Re:青き名将(仮題) 第四話 松井一真 2007/12/31 20:38
   Re:青き名将(仮題) 第四話 松井一真 2007/12/31 20:58
   Re:青き名将(仮題) 第四話 感想 ダークスピリッツ 2008/1/1 10:14
   Re:青き名将(仮題) 第四話 感想 松井一真 2008/1/1 11:36


Re:青き名将(仮題) 第三話
 松井一真  - 2007/12/15 10:56 -
  
後半。色々と悩んだ末、島民はラクレル以外出しませんでした。

第三話 漂流諸島
それから三ヶ月が経過した
沿岸部には新たに沿岸砲台が配備され、待ち受けるであろうウルタンク艦隊迎撃のために戦うこととなった
新型空母を建造すべく、南部に新たにドックが作られた
沿岸砲台にプロトン兵士が居座り、監視を行っていた
その時だった
プロトン兵士「所属不明艦隊接近!軽巡四、駆逐艦二〇・・・あの艦隊です!」
ミーンテース隊長「・・・まさか、ウルタンクの・・・」
プロトン兵士「・・・輸送船と思しき船も連れています。こちらに上陸するつもりでしょう」
プロトン将校(通信)「臨時司令部だ。砲撃を許可する」
プロトン兵士「了解、撃ち方始めぇ!」
沿岸砲台から次々と砲撃が行われる

ウルタンク帝国軍は、突然の砲撃に驚いた
艦隊司令官のバス少佐もその一台であった
バス少佐「プロトン軍の砲撃か?!」
ウルタンク兵士「司令、この海域にプロトンの基地はありません。おそらく我々も知らない同盟国では・・・」
バス少佐「よし、輸送船団に連絡、あの島に上陸させろ」
ウルタンク兵士「司令!?」
バス少佐「いずれ目の上のたんこぶになるだろう敵だ。叩き潰しておく必要がある」
ウルタンク兵士「しかし、上層部からの指示では・・・」
バス少佐「上の指示など待っておれん!」
艦隊司令官の一言で、ウルタンク帝国軍は島に上陸することとなった

同時刻、希利香町役場
役場にはラクレルがいた。実は彼はここの町長だったのだ
ラクレル「どうやらミッケール村長の岬から北側にタンクが乗った艦隊か・・・」
北方の村の村長、ミッケールから連絡が入ったのだ
ラクレル「ラックス、今頃なにしてんだろ〜な〜チョロQワールドで・・・あいつも戦場に出ているのだろうか・・・」
彼の親友、ラックスはチョロQ王国に引っ越したのだ
ラクレル「アファノの一部の車しかこのアファノから外の世界は知らない。まだ南西にアファノ港が出来上がらないから船もきやしない」
ドックと同時に港も作っているのだが、いかんせん建造が遅れている。プロトン軍が来る前から建造していたのだが・・・
ラクレル「ラックスはこっちでつく他船に乗って向こうへいったがあの船が帰ってこないのも気がかりだ・・・」
その時、役場に一両の戦車が訪れた
????「失礼するよ〜」
ラクレル「?」
チャレンジャーだ。無論、プロトン軍のタンクではない
????「よっ、久しぶり!」
ラクレルの友人、ガイだ
ラクレル「ガイか・・・なんのようだ?」
ガイ「どうやら北側で何かあったぞ」
ラクレル「知ってらぁ、タンクどもがきやがった。しかも敵がな。おめぇもタンクだろ。何とかしてきてくれよ敵艦隊を。海にでも沈めてくれ」
ガイ「あいにく弾はねぇ。20年前の戦争で使い果たした」
ラクレル「どうやらレイオガル国王・・・いや、レイオガル王子が来てるぜ」
ガイ「マジか!?誰から聞いた?」
ラクレル「さっきアファノマウンテンに登って見てきた。3ヶ月間あのタンクたちはここの存在には気づいてないな。不思議だ」
ガイ「3ヶ月間なぁ〜」
ラクレル「うぃっとー。何とかしてくれとは言ったが、やっぱ俺もいこ。久々に大暴れしたくなってきた!じゃいくか!」
ガイ「そうだな!」
彼らの語る、「二〇年前の戦争」とは、新興国家だったレイオガル王国に、隣国カルオスが侵攻したCQ暦215年のことである
陸軍に所属していたレイオガル国王―――――当時は王子だった―――――は、ガモン少佐(当時)らと共に前線へと向かった
その際の戦闘で、敵部隊に特攻し戦死した、とされていた一両のチャレンジャーがいた
ガイ「やっぱこういうときに悪魔のエンジンは便利だ!」
ラクレル「ラックスが使ってたやつだけどな」
戦車でありながら超高速、その所以はそこにあった
ラクレル「しっかし、おめぇがここに来てから、ずいぶん速くなったな。あんときゃ70kmぐらいだったのによぉ。400km近く出せてんだぞおめぇ」
山を飛び越え、村へと向かっていく
沖合いには大艦隊が見える
ガイ「どんなもんよ!おっ!見えてきた!」
ラクレル「海でも飛び込んで、ガソリン爆弾でも使ってやらぁ!」
二台は村へと駆け下りていった
その先には、陣頭指揮を執っているプロトン国王達がいた・・・

沿岸砲台とウルタンク艦隊との戦闘は激戦となっていた
あたり一体で砂塵が上がっている
ミーンテース隊長「・・・なんかものすごい音聞こえません?」
プロトン国王「確かに・・・・・?!」
プロトン将校「戦車がすごい勢いで走ってくるぞ!」
プロトン兵士「チョロQが一緒に並列している!?」
ミーンテース隊長「あのタンク・・・タンクなのか・・・?」
プロトン国王「チョロQと互角に走ってるぞ・・・」
レイオガル国王「チャレンジャー?・・・」
プロトン国王「レイオガル君・・・あれが、現地住民が言っていた『レイオガルのタンク』では?」
レイオガル国王「・・・・・・・・・」
そして、超高速で一両のチャレンジャーと一台のR34が駆け込んできた
ミーンテース隊長「うわ!砂埃が・・・」
ガイ「20年ぶりだな、レイオガル王子!」
レイオガル国王「レ、レイオガル王子ぃ?ふざけてるのかね君は!・・・え、レイオガル・・・何故私の名前を・・・」
ガイ「忘れたのかぁ!?ま、仕方がないな。あんたがまだ子供だったときのことだからな」
レイオガル国王「君の名前は?」
ガイ「エストロネ=シザス=ガイだ!」
レイオガル国王「!あ、あなたはあの時の・・・」
ガイ「おっと、そこでストップ!さっさとやらねぇと島の自然が破壊されちまうからな。さっさと敵艦隊つぶさねぇと!ラクレル、行くぞぉ!」
そういって、ガイは駆け出していった
ラクレル「おい、ガイ。弾持ってなかったんじゃ・・・」
勢いで動いていそうな奴だ
そのまま海の上をしばらく走ってから、また戻ってきた
ガイ「す、すまんが弾をくれ・・・」
気づいてなかったのか
ミーンテース隊長「は、はい、どうぞ」
ミーンテース隊長は滑腔砲弾を手渡した
ガイ「今度こそ行くぞぉ、ラクレル!」
ラクレル「おっしゃー!」
そういうや、二台は飛び出していった

軽巡洋艦の艦橋では、ウルタンク兵たちが唖然としていた
ウルタンク兵士「なっ、なんだあれは!?」
ウルタンク将校「レジスタンスじゃない、あんなに速い奴は・・・」
直後、軽巡洋艦が業火に包まれた
大艦隊が次々と爆発を起こしていく
ウルタンク艦隊は壊滅した
残存する数隻の艦艇と輸送船は撤退していった
指揮官、バス少佐とその部下は、プロトン軍に捕獲された・・・
第三話 終わり

あとがき:SCQ第九話〜第十話が原型となった話。原型となる第九話〜第十話は、Laitoさん(当時は「ラクレル」名義)が原案を担当し、僕が前半部分(=第九話)を執筆しました。後半をLaitoさんが執筆し、僕の書いた第九話と相当キャラクターのずれたラクレルが登場していました。
冒頭の艦隊戦、SCQ第九話では相当無理のある作りになっていたので、さすがに書き直しました。艦隊が全滅したわけでもないのに救助されていない、という矛盾点も何とか解決。
で、SCQ第九話では相当落ち着いた感じで書かれていた島民たちですが、今回はラクレルがいきなり九九式短小銃を構えるという、南方の原住民(いや、科学が進歩しているとはいえほんとに「南方の原住民」だし)めいた展開にしました。構えている銃が「九九式短小銃」というところで日戦軍団とのつながりが見えますが、当然これはSCQ終盤において描かれたアレにつながります。
で、ラクレル以外の島民が一切登場してません。原文第九話での描写がコントみたいだったので・・・
ただ、次回には登場します。相当出番少ないですが。
Qトルックの設定、当然SCQ第九話の時期には存在せず、完全な後付けです。ただ、何故Qタンクに拒絶反応まがいの言動を見せるかという物が思い浮かばなかったので、後々登場したQトルックを使ったわけです。「紀伊」ではアファノ、Qトルック共に相当影の薄い国家になってますがね。
後半は敢えて原文のままにしました。レイオガル国王のフルネームを考えておくべきだったな、と思っています。とりあえず「レイオガル」は名字に当たる部分です。

次回はようやく日戦軍団が登場します。
引用なし
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青き名将(仮題) 第四話
 松井一真  - 2007/12/31 20:35 -
  
諸事情により感想が来ませんが、書き溜めておきます。第四話です。
第四話 正義の暴走
アファノでの戦闘から一日が明けた
ミーンテース隊長「朝がきたか・・・。早く、プロトン王国に戻らないと・・・」
ガイ「おはようさん」
ミーンテース隊長「あっ、おはようございます」
プロトン将校「ガイさん、話があるのですが」
ガイ「話ってなんだ?」
ミーンテース隊長「プロトン王国に来てくださいませんか?」
ガイ「いいけど、何故だ?」
ミーンテース隊長「ガイさんは知っているでしょう、三大帝国との戦争を・・・」
プロトン将校「私たちは昨日言ったようにあの艦隊にやられこの島に漂流しました・・・」
ミーンテース隊長「我々はプロトン王国に一旦戻り、あの荷物を運ばなければなりません。どうか、輸送作業と応援を頼みたいのですが、手伝っていただけるでしょうか?」
と、いうのも、ミーンテースは輸送船から荷物を運び出していたのだ。まともに退艦できず無線機を落としてしまった「パーカー」の乗員との錬度の差が出たようだ
ガイ「あぁ、いいとも!」
ミーンテース隊長「ありがとうございます!」
レイオガル国王「おはようございます」
ミーンテース隊長「あっ、レイオガル国王!おはようございます」
ガイ「おはよう、王子・・・じゃなかった、レイオガル国王」
レイオガル国王「ガイ殿、別に畏まる必要は無い。かつて、私を守っていただいた方なのですから。そして私の、兄さんのような存在でしたから」
ガイ「そうか。おっ、あれはプロトン国王ではないか」
プロトン国王「皆さん、おはようございます」
ガイ・ミーンテース隊長・レイオガル国王「おはようございます」
プロトン国王「・・・唐突だが、ガイ君。君を両国の元帥と任命したいのだが、いいかね?君の戦闘能力、そしてあの速さ!レイオガル君と昨夜相談したんだが、見事に意見が一致した。後は君しだいなのだが・・・どうだね?」
ガイ「おぉ、元帥に任命!これはいい!是非乗ろうじゃないか、その意見に!」
プロトン王国「協力に感謝するよ、君のような強豪がこの戦争に参加してくれると!そして元帥としての役目を果たしてくれると!」
かくして、唐突ながらエストロネ=シザス=ガイは急遽、連合国軍元帥に任命された
無論、正式な所属はレイオガル王国陸軍なのだが・・・

同時刻、アファノアイランド兵器工廠
超空母「アファノ」を建造している新設海兵隊の一同であったが、いかんせんドックごと作らなければいけないので遅れている。また、竣工したところで中立国Qトルックの動向が気になる。そこで急遽「海上がダメなら海底から進めばよい」ということで高速シールドマシン(シールドマシン:地下鉄を建設する際の掘削装置)を建造していたのだ
マキリア(車種:ノア)「最後の荷物、積み込み終わり!」
尼蒸(車種:セルシオ)「固定チェックよし!」
ラクレル「ふぅ〜。何とか積み込み完了。ありがとよ。解散!」
レミア(車種:モビリオ)「やっと終わった〜」
尼蒸「つ、つかれた〜」
建造にはラクレル、レミア、尼蒸、マキリアといった、アファノアイランド島民連合の主要な面々が参加していた
彼らは全力で連合軍を支援することにしたのだ
ラクレル「俺は残って仕上げをする」
尼蒸「分かった、じゃあお先に」
建造メンバーがそれぞれの自宅へ戻った後、ラクレルは考えた
ラクレル「う〜ん・・・」
まだ機関が彼の思い通りにいかないのだ
ラクレル「タンクたちの要望では300km/hだったが、やっぱり300km/hではものたりねーな。500km/hは出してもらわんと・・・」
彼自身のプライドだった。上の要求を越えるもの、いや、凌駕する物を作らなければならない。そういうものであった
ラクレル「・・・そうだ!あいつに頼もう!」
「あいつ」とは島の有力な技術車、デミスタであった
デミスタ(車種:ゾンダC12S)「え!?俺が?」
ラクレル「たのむ!」
デミスタ「う〜ん・・・よし、改造してみる!可能な限りやってみるぜ!」
ラクレル「サンキュゥ〜〜!!」
すると、部屋にガイが入ってきた。貰ったばかりの元帥の階級章をつけていた
しかし、車体形状が何か変だ
ガイ「よっ、ラクレル!」
ラクレル「あっ、ガイじゃねーか!・・・?!タンクボディかえたのか」
ガイ「あぁ、俺のお気に入りの二つ目のタンクボディだ!レオパルト2のだな。ところで何を話してた?」
ラクレル「この巨大マシンの改造のことだ。そうだ、コミニュティータウンに行かないか?」
ガイ「コミニュティータウン?・・・いいけど、何しに行くんだ?」
ラクレル「新しい喫茶店が出来たんだ。雰囲気はいいし、料理はうまい、そこに行くのさ!ちょうどお昼時だからおまえも行くだろ?」
ガイ「よし!そうしよう!」
改装計画が決まったところで昼食として喫茶店に行くことにしたのだ
一旦休憩といったところか

休憩の後、機関を改装した
デミスタは街一番の技術車である。その技術は掘削装置にも及んだ
デミスタ「最終調整もできたし、完成だ!」
そこへ、差し入れを持ってラクレルが入ってきた
ラクレル「お疲れさん。ほい、さしいれ」
デミスタ「サンキュ〜♪これで明日の昼にはプロトンへいける!後はレジスタンスのトンネル作業の準備が終わるのを待つだけ。いっしょに迎えに行くか?」
ラクレル「そうするか。ガイ!おまえもいくか?」
ガイ「ん?あぁ〜。いくいく」
移動試験のために、自走することになったのだが、これがとてつもなく速いのである
「畑も飛ぶ飛ぶ、家も飛ぶ」どころではない
ガイ「速ー」
デミスタ「最高時速、523km!これをリニア化すれば600キロ近くは出せる!ま、そんな暇はなかったからやってないけど」
ラクレル「おっ、見えてきた!」
デミスタ「停止!」
当然、ブレーキも大変だ
巨大な板が車体上部より突き出る
シールドマシンはゆっくりと減速し、停止した
掘削、移動部分だけでこのとおりだ。壁面に特殊コンクリートを塗る部分を更に後ろに連結するのだが、それでもやはり500kmは出るだろう

翌昼、シールドマシンのモーターが動き出した
ゆっくりと掘削用のドリルが回りだす
ミーンテース隊長「発進!」
あらかじめ掘ってあった地下トンネル入り口部分を通過し、遂にシールドマシンは岩盤を掘り始めた
中央海底、数千里を突き進むのだ
第四話 続く
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Re:青き名将(仮題) 第四話
 松井一真  - 2007/12/31 20:36 -
  
カルオス軍のパート。SCQ末期の雰囲気です。
第四話 正義の暴走
同時刻、中立国アルファロメオ帝国の本土、アルファロメオ島沖でカルオス帝国軍とQQQQ軍が交戦した
篠塚元帥率いるアルファロメオ帝国軍と共同で、QQQQ軍が防衛戦に参加したのだ
激戦の末、何とかアルファロメオ島を守り抜いたQQQQ軍だったが、更に勢いに乗ってカルオス帝国に航空隊を派遣したのだ
カイオグル元帥「戦局は膠着状態だ。次に指令が入るまで、我々はこの軍事病院の警備を行う」
ジル精鋭兵 \
ビグス精鋭兵 「了解!」
ジオン精鋭兵/
カイオグル元帥「数日前、アルファロメオ島沖で我が軍の艦隊が壊滅した。QQQQによるものだ。これだけなら普段の小競り合いと変わらん」
ビグス精鋭兵「確かにそうですね。それが理由で本土に残らなければならないってのが妙ですね・・・」
ジオン精鋭兵「・・・『QQQQによるもの』だからじゃないですか?」
ジル精鋭兵「そりゃ、どういう意味だ?」
ジオン精鋭兵「QQQQは容赦ないんだよ、こういうときは。だから帝国軍を撃退したら鼻高々で本土に奇襲をかけて来るんだよ。司令、当たってますか?」
カイオグル元帥「当たりだな。本土防衛部隊の指揮を執っているルノー少佐から直々に申し入れがあったそうでな、我々もここに回ってきたわけだ」
ビグス精鋭兵「・・・連合軍でさえ抑えの効かないQQQQですからな。厄介なことになりそうです」
その時、どこからとも無くサイレンが鳴り響いた
ジル精鋭兵「敵襲!?」
ドドルハ軍曹(車種:ソミュアS35)(通信)「QQQQの航空隊だ!そちらに向かっている!」
近辺基地に所属するドドルハ軍曹だ
ルノー少佐の実力に気づき、本土防衛部隊指揮官へ抜擢させたという、「軍曹」という階級に似合わない車だ
ビグス精鋭兵「こっちは軍事病院だぞ!どうして攻撃目標に・・・」
直後、レシプロ機特有の轟音が響いた
カイオグル元帥「撃ち方始めぇ!」
高射砲が咆哮する
機関銃が唸る
だが、空からの敵に、それらは無力だった
何機かの敵機が落ちるが、残る多数の機体がことごとく爆弾を投下する
ビグス精鋭兵「あっ!」
そして、その数発は病院に投下された
病院は業火に包まれた
軍事病院とはいえ、非常時故に民間車も入院していた
QQQQはそれを承知で爆撃したのだ
傷病車、医師、看護士、警備兵。爆弾は容赦ない。ことごとくそれらを「破壊」していく
ジオン精鋭兵「くそっ、連中は普通じゃねぇ!」
ビグス精鋭兵「対空戦どころじゃない、急いで患者を連れ出すんだ!」
そういってビグスは駆け出すが、再び病院に爆弾が投下された
そして、ビグスの姿は見えなくなった
ジオン精鋭兵「ビグス!畜生・・・」
ジル精鋭兵「カルオス帝国の精鋭部隊が、あんな残虐車どもに負けてたまるかぁぁぁぁ!」
倒れている兵士を押しのけ、ジルは対空機銃に取り付き、撃った
敵機は次々と撃墜されていく
だが、やはり勝てるはずが無かった
多数の急降下爆撃機がジルのいる銃座に襲い掛かる
ジル精鋭兵「喰らえぇぇぇぇ!」
だが、その多数の急降下爆撃機の前では、25mm機銃は役に立たなかった
何機かは撃墜されるが、残る数機が爆弾を投下する
その爆弾も数発は空中で爆散するが、やはり数発が残った
そして、ジルも爆発に消えていった
カイオグル元帥「ジル!」
ジオン精鋭兵「・・・司令、これが戦場って奴ですか・・・」
カイオグル元帥「・・・病院を襲うとは・・・」
その時、戦闘機が低空で飛んでいるのが見えた
カイオグル元帥「伏せろっ!」
機銃掃射だ
銃弾が精鋭部隊を襲う
その時、カイオグル元帥が被弾した
ジオン精鋭兵「司令!」
カイオグル元帥「くそっ・・・ジオン、『あれ』の起動を頼む・・・」
ジオン精鋭兵「『あれ』ですか!?」
カイオグル元帥「ああ・・・」
「あれ」とはカルオス帝国の超兵器である
まだ研究中の兵器なのだが、完成すれば連合軍にとって脅威となりえる兵器である
ジオン精鋭兵「・・・了解、何としてでも起動させて見せます!」
カイオグル元帥「頼んだぞ・・・」
猛爆が病院を襲う
ドドルハ軍曹(通信)「第三軍事病院!応答しろ!こちらカルオス帝国軍・・・」
絶えず叫びつづけていたドドルハ軍曹の声も、それを最後に途絶えた
機銃掃射で無線機が壊れたのだろう
ジオンは、爆風を背に走り出した
国家のため、上官のため、そして亡き戦友のため・・・

同時刻、カルオス帝国上空に輸送機が飛来した
????「今度こそ奴らを叩き潰すぞ」
????「ああ。『あれ』を起動させる前にな」
????「・・・ここで奴らを潰せれば、戦後連合国内で優位に立てるしな」
そこから何両ものタンクが降下していく
果たして、彼らは・・・
第四話 続く
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Re:青き名将(仮題) 第四話
 松井一真  - 2007/12/31 20:38 -
  
海底における戦闘。原型の第十三話も短かったので、こっちも短いです。
第四話 正義の暴走
同時刻、中央海底直下をシールドマシンが激走していた
その中には連合軍の兵士や物資だけではなく、ある民間車たちがいた
アファノアイランドのテレビリポーター、ノープルと撮影スタッフであった
「地底を進むんだからいい絵は撮れんぞ」といったプロトン軍将校の反対を押しのけての参加であった
その時、突如としてシールドマシンが停止した
プロトン国王「どうしたっ!?」
ミーンテース隊長「洞窟を見つけました!」
プロトン国王「何ぃっ!?」
洞窟、一体どういうことなんだろうか
一旦車両を後退させ、ミーンテース隊長たちが謎の海底洞窟へと向かった
しばらく洞窟を進んでいくと、なにやら光が見えた
良く見るとウルタンクの国旗が見える
彼らもトンネルを掘っていたのだ
ミーンテース隊長「帝国軍?!」
レジスタンス兵士「トンネルを掘っていたのか・・・」
ミーンテース隊長「総員、攻撃用意!シールドマシンに武装は無い。なんとしてでも守り抜かなければ!」
レジスタンス部隊が突撃する
そこに砲弾が降り注ぐ
敵の地底戦車だった
プロトン将校「地底戦車だと!?」
ミーンテース隊長「どうやら敵は、我々を地底で始末するつもりのようですね・・・」
かくして、プロトン王国軍第三八大隊及び国内レジスタンス部隊は、ウルタンク帝国軍の地底戦車と交戦した

同時刻、カルオス帝国本土
ジオン精鋭兵は、謎のQタンクたちに追われていた
非常に大量の相手だ。そして容赦無い
手負いの相手に数百倍の戦力で挑むとは・・・
謎のQタンク「喰らえ!」
次々と砲撃を始める謎のQタンク
辺り一体に爆風が広がる
ジオンは、それでも進みつづけた
ジオン精鋭兵「くっ!しかし、なんとしてでも『あれ』を・・・」
何故彼らは執拗なまでにジオン精鋭兵を追うのか・・・
そのとき、近くで凄まじい爆発が起こった
至近弾だ
砲身が、使用不可能となった
ジオン精鋭兵「チッ!武装が・・・」
謎のQタンク「クソッ!止まらんか!止まれば命ぐらい・・・」
直後、多数の戦車がやってきた
九七式中戦車、九五式軽戦車、一式中戦車、三式中戦車、四式中戦車、五式中戦車・・・
連合勢力ではQシュタイン帝国にいたような気がするが、そもそも彼らは連合所属と思しき謎のQタンクに砲を向けているのだ
無論、帝国勢力にこのような装備を有する国は無い
謎の将校「誰だ!増援か!?」
???「・・・負傷した兵士を袋叩きにするとはなんて奴だ!」
謎の将校「な、何だと!?」
???「止まれ!」
謎の将校「何!?貴様はまさか・・・」
チリ元帥「・・・連合軍民兵組織『日本戦車軍団』参謀長、チリ元帥だ!」
日本戦車軍団・・・
噂に聞いていた連合の新興組織であった
謎の将校「貴様、裏切る気か!?」
チリ元帥「・・・裏切るつもりはない。負傷兵を救出するだけだ!」
謎の将校「そいつは敵だぞ!」
チリ元帥「敵であれ味方でれ、負傷車は救出する。赤十字精神だ。貴様らにはそんな団体は無いんだろう。なんたって先刻、病院を丸ごと吹き飛ばしたからな」
・・・と、言うことは、謎のQタンクはQQQQの奴らだったのか
それはさておき、「赤十字精神」などといって、手負いとはいえ敵を救助するために味方に砲を向けるとは。変わった民兵組織だ
QQQQ将校「何故それを知っている!?」
チリ元帥「優秀な諜報部を持っているからだ」
その時、QQQQ軍将校の砲塔が動いた
QQQQ将校「・・・それを知ったからには、連合とはいえ生かすわけにはいかん!」
何と、彼らは本当に「戦うつもりで」味方に砲を向けたのだ
総司令官と思しき、妙な色合いのタンクまで叫ぶ
高杉元帥「そうだ!やってやれ!」
同士討ちは止むを得ない事態だ
味方同士が殺しあう
まさか、戦場のもう一つの本質を、目の当たりにするとは・・・
チリ元帥「なるべく戦いは避けたかったんだが・・・ん?」
そのとき、もう一両、タンクが現れた
チリ元帥「そ、総帥!?」
日本戦車軍団の将校たちが騒ぎ立てる
チト元帥「いや、あれは・・・」
遠くから見覚えのある90式戦車がやってくる
チヌ元帥「カ、カルオス帝国の優秀な指揮官・・・」
そう、機銃掃射で負傷したはずの・・・
ジオン精鋭兵「・・・司令・・・」
カイオグル元帥だった
カイオグル元帥「・・・・・・てめーら・・・・よくも・・・」
チリ元帥「カ、カイオグル元帥・・・」
しかも、様子がおかしい
脇には階級章だけではない。なにやらさまざまな装飾品が見える
そう、カイオグル元帥はもうひとつの顔があったのだ
それが、カルオス帝国皇帝だった・・・
リョウ少将「な、なんだられは!」
QQQQの将校が驚くあまりに言葉を噛んでいる
高杉元帥「おそれるなー!潰してしまえー!」
相変わらず、子供のような物言いのQQQQ指揮官
こんな奴が元帥だとは、QQQQはどうして国家として独立しているのか
弾幕はカイオグルを襲った
しかし、それらをはじき返している
チリ元帥「高杉の攻撃を跳ね返している!?」
チヌ元帥「そ、総員退避!」
日本戦車軍団の将校たちは慌てて退避していく
そのとき、波動砲を思わせるチャージ音が響いた
ジオン精鋭兵「ま、まさか・・・」
ヒロ大将「カイオグルが攻撃の準備をしている!今がチャンスだ!新兵器!9999京9999兆9999億9999万9999連発ロケットランチャー!」
なんと言う兵器だ
どこに弾を積んでいるのだ
そして、もはや数え切れない数のミサイルが飛んでいった
その一部は空中爆発を起こす
その無数の爆風が消え去った後も、カイオグル陸軍元帥・・・いや、カルオス帝国皇帝は健在であった
ヒロ大将「!?く、くらってないぞ!」
高杉元帥「なに!?」
そして、凄まじい光線が放たれた
カルオス帝国の超兵器であった
QQQQ軍全員「うわーーーーーーーーーーーーー!!」
そして、QQQQの兵士が次々と「消滅」した
高杉元帥「総員後退!」
総員といっても、彼を含めてものの数両。彼らは無数の部下を無駄死にさせて撤退した

同時刻、中央海底における戦闘は、終結しつつあった
地底戦車は所々被弾しており、先ほどまでの強さは発揮できないでいたのだ
ウルタンク将校「・・・くそっ、後退する」
ウルタンク軍は地底戦車に乗って後退していった
プロトン国王「・・・恐ろしい相手だったな」
ミーンテース隊長「はい・・・」
ガイ「さて、もうすぐプロトンだろ。早くシールドマシンに戻ろう」
そういうと、ガイはシールドマシンへと戻っていった
ミーンテース隊長(・・・やはり、凄まじい強さだった・・・)
地底戦車を後退へ追い込んだのはガイの実力であった
ミーンテースたちが部隊と交戦していたところでガイが懐に潜り込んで攻撃していたのだ
そして、ミーンテースたちもシールドマシンに戻り、シールドマシンは再始動した
目指すは、プロトンである・・・
第四話 続く
引用なし
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Re:青き名将(仮題) 第四話
 松井一真  - 2007/12/31 20:58 -
  
後半。ほぼ完全新作。例の7台は名前を出しませんでした。
第四話 正義の暴走
その後、ジオン精鋭兵の姿は輸送機の中だった
無論、例の民兵組織の輸送機の中だ
チリ元帥「・・・QQQQの航空隊はどうした?」
チト元帥「うちの飛行隊が追っ払ってる頃でしょう。これ以上の民間施設への爆撃は避けるべきです」
ジオン精鋭兵「・・・あの、一体あなた方は?」
チリ元帥「・・・連合軍民兵組織、日本戦車軍団の者だ。さっき言った通りだよ」
チヌ元帥「・・・過去に連合軍が行ってきた行動は、いくらなんでもやりすぎだった」
ジオン精鋭兵「・・・どういう、ことですか?」
チト元帥「チョロ〜ンにおける紛争で、プロトン王国軍は特殊弾頭ミサイルによる虐殺行為を行っております」
チリ元帥「プロトンの悪行はそれだけではない。Qトルックでの紛争で勝手に軍事介入した挙句、街一つを焼き払って虐殺を行ったのだよ」
ジオン精鋭兵「・・・どうして、味方の軍事行動を『悪行』と言っているのですか?」
戦場では何もかもが許される
たとえそれがチョロQの道に反していても
チリ元帥「・・・それが、我々の正義だ」
しかし、その常識に反する者がいたのだ
チヌ元帥「QQQQ軍による、病院爆撃は『悪行』の一つです。普通に考えれば、戦えないチョロQしか集まっていないはずの病院を爆弾で跡形も無く吹き飛ばすなど、正気の沙汰ではありません」
確かにそうだ
しかし、それは平時でのことだ
ジオン精鋭兵「・・・この飛行機は、どこへ向かっているのですか?」
チリ元帥「Qシュタイン帝国だ。元々帝国勢力だった国だから、カルオス系の君がいてもおかしくない」
ジオン精鋭兵「・・・この後、自分はどうなるのですか?」
普通に考えれば収容所行きだ。そして拷問を受けるのだ
チリ元帥「基地で勤務に当たってもらうよ。民兵組織だからチョロQが少なくてな」
常識では考えられない
まさか捕虜を通常の兵士と全く同じ待遇で・・・
その時、輸送機はゆっくりと降下を始めた
ジオン精鋭兵「もうQシュタインですか?」
チリ元帥「いや、サンドポリスだよ。帝国が攻撃を仕掛けてくるそうなのでね。我々はここで降りるが、君はこのまま、私の部下の護衛を受けてQシュタインに向かってくれ」
チヌ元帥「上官の指示でしてね。全くハードスケジュールなんだから・・・」
チリ元帥「君はこっちを望んだんだ。あんな捏造と欺瞞にまみれた、権力軍部より、人員不足の民兵組織をね」
ジオン精鋭兵「権力軍部?」
チリ元帥「私はQターレット出身だが、グリシネ国軍に勤務していたことがあってね・・・」
チヌ元帥「とんだ悪徳軍部でしたよ。プロトン王国のタカ派と組んでいろいろやってましたし・・・」
振動と共に、輸送機は着陸した
減速して、駐機場へと停止した
チリ元帥「じゃぁ、もう一両、ここへ送らなければならないチョロQがいるので」
ジオン精鋭兵「えっ?」
近くの席に座っていた水色の九五式軽戦車が、「チリ元帥」なる五式中戦車と共に、機外へと出て行った
チト元帥「では、我々もこれで。山田曹長、後は頼みましたぞ」
山田曹長(車種:五式中戦車)「はっ、了解しました!」
「山田曹長」と呼ばれた五式中戦車は、さっきまで前方の座席に居座っていた
指示を受ければ「はっ、了解しました!」と答えて行動する、典型的な側近のような兵士だ
山田曹長「・・・補給のため数十分ほど時間がかかりますので、しばらく飛行場で休みますか」
ジオン精鋭兵「・・・そのほうが、よさそうですね」
乗員達に続いて、数両のQタンクの護衛を受け、ジオン精鋭兵はサンドポリス飛行場へと降り立った

同時刻、サンドポリス
パンツァー王国から派遣された精鋭部隊は、既に都市周辺へ展開していた
パンツァー将校「よし、後は敵さんが来るのを待つだけだ」
その中には、「亡国の騎士」と呼ばれた、彼もいた・・・
その近くにはクリーク王国陸軍の精鋭部隊が展開している
プロトン王国軍の手配が遅れているためであった
クリーク将校「こちらクリーク王国陸軍第205中隊、予定通りの地点に到達」
その大軍の中には、老士官と重戦車がいた
かつて、大陸南方で起こった紛争に終止符を打ったという、名将であった・・・

同時刻、とある山村では一両のP40重戦車が、大勢のルノーFT17に見送られていた
村長「また、行くのか」
P40「ああ。兄貴達が待ってるだろうからな」
村民「生きて帰って来いよ」
P40「言われなくても分かってらぁ、じゃぁ村長、行って来るぜ」
村長「ああ、村の方はワシらに任せてくれ」
このP40重戦車も、かつての大陸南方の戦いに参加したチョロQである・・・

同時刻、サンドボリス司令部
プロトン通信兵「レジスタンスより入電、『南方住民の援助を受け、無事本土へと帰還せり』、以上です」
ロドスシルト少佐「・・・南方住民?」
プロトン通信兵「はい。『アファノアイランド』なる島だそうです」
ロドスシルト少佐「・・・アファノ?」
プロトン通信兵「何でも、Qトルック帝国と関係があるそうで・・・」
ビスカイト中将「アファノ民族ではないか?Qトルックに弾圧されていた」
ロドスシルト少佐「・・・共通点がありそうですな」
ビスカイト中将「とにかく、今回は参謀本部側に色々と文句をぶつけなければならないな」
無論、その声が聞き入れられるかどうかは分からない
それでも、やらないよりはマシだ
今度は精鋭部隊の威力偵察ではない。本格的な戦いになりそうだ
第四話 終わり

あとがき:SCQの第十一話〜第十三話を原型にした話。ただ、第十二話〜第十三話の頃に作られたジオン最強兵のエピソードを追加しています。カイオグルは何度も使っているのでそのままですが、ピクスをビグスに直しておきました。
第十一話の部分はほとんどそのままです。ガイ元帥の設定は変えようがないので、結局会話もほとんど変わってません。で、唯一の変更点はマキリアの登場シーンの追加。設定だけで出番が一つも無かったので出しておきました。もともとの登場シーンが「疲れた〜」だけなので、積み込みチェックをさせておきました。
あと、第十一話の場面はいまいちシールドマシンの速さが分からないので適当な表現で。ブレーキはリニアモーターカーをモチーフにした空気抵抗式ブレーキ(うろ覚えの名前)です。
第十二話、三行で片付けられています。QQQQのスピンオフを予定しているので、そっちで描くつもりです。ただ、その続きとしてジオン最強兵のエピソードが描かれています。
ドドルハ軍曹が登場。SCQ第八十五話に登場したルノーの恩師です。劇中ではその最期が一切描かれておらず、「紀伊」で設定するのに苦労しました。今回は基地所属の兵士として登場。ただ、軍歴からカイオグルにも溜め口です。
ジル精鋭兵が機関銃を撃つシーンは完全に勢いです。傷病車を助けに行ったビグスが敵弾に倒れ、どうにもならなくなったジルがやけになって発砲する、といった感じです。あの台詞は最初ジオンが喋るはずだったんですが、この後のシーンでジルが戦死するのでジルに喋らせました。
で、何故ジオンが行かなければならなかったのか。例の文章ではよく分からないので、カイオグルが負傷したという展開にしました。そこで飛び出すのが奇襲攻撃のお約束、機銃掃射です。「パール・ハーバー」でも、ありもしない機銃掃射が描かれたりしましたからね。「正義の暴走」というサブタイトルはこのシーンのためにつけました。
で、ジオンの救出。日戦軍団が行い、終戦まで捕虜として通す、という設定だったので、今回は日戦軍団が輸送機を手配するという展開に。
チリ元帥の言う「送らなければいけない相手」がジュウベエです。後を頼まれた山田曹長は、「紀伊」に登場した山田中尉です。彼のモチーフはわかる人にはわかると思う、赤いあの人です。
ラスト、第三話で描かれた参謀本部の話が再び。彼らも「正義の暴走」を象徴するキャラクターですな。

流用した話が少なく、ずいぶんと異色な話になりました。次回はチョロQアイランド陥落です。
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Re:青き名将(仮題) 第四話 感想
 ダークスピリッツ  - 2008/1/1 10:14 -
  
何気に全部見てます^^
初めに新年明けましておめでとう御座いますもうすぐ受験ですががんばっていきたいと思います!!・・・もちろん「紀伊」もですけれどね^^;

この青き名将は新・チョロQ大戦争の派生作品だそうですが新・チョロQ大戦争の内容があまり覚えていないので新鮮な気持ちで読ませてもらってます。
この作品はクオリティー高いうえにウケも入ってて面白いです^^
つーかシールドマシンが時速523kmも出せる時点でヤヴァイしww
そして「紀伊」の回想シーンにも出てきたあの場面がありますねその時はその前後の話が分からなかったので今回でQQQQ軍が病院を破壊した全貌とかが分かって良かったですそして9999京9999兆・・・・・とかいうワケワカンナイミサイルも再登場wwどこにんな数搭載してるのかは聞いちゃいけないお約束ですなw

只今グンナ帝国軍艦艇と平行して第七十二話の設定を書いております。受験勉強で忙しい(8割方ウソ
ですが少しずつ書いています。グンナは全然書いてなかったから結構兵装などが違ってきていますのでご注意。
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Re:青き名将(仮題) 第四話 感想
 松井一真  - 2008/1/1 11:36 -
  
> 何気に全部見てます^^
> 初めに新年明けましておめでとう御座いますもうすぐ受験ですががんばっていきたいと思います!!・・・もちろん「紀伊」もですけれどね^^;

自分も今年から来年にかけ、自分の将来を左右しかねない時期に至るので、頑張っていきます。
とりあえず、「紀伊」は以前予告した第七十四話までは書きたいですな。

> この青き名将は新・チョロQ大戦争の派生作品だそうですが新・チョロQ大戦争の内容があまり覚えていないので新鮮な気持ちで読ませてもらってます。
> この作品はクオリティー高いうえにウケも入ってて面白いです^^
> つーかシールドマシンが時速523kmも出せる時点でヤヴァイしww
> そして「紀伊」の回想シーンにも出てきたあの場面がありますねその時はその前後の話が分からなかったので今回でQQQQ軍が病院を破壊した全貌とかが分かって良かったですそして9999京9999兆・・・・・とかいうワケワカンナイミサイルも再登場wwどこにんな数搭載してるのかは聞いちゃいけないお約束ですなw

「新・チョロQ大戦争(以後SCQ)」は、その一つ前の「チョロQ大戦争」の流れを汲む作品で、初期は結構ウケ要素が入ってました。中盤からだんだんと中途半端にシリアス化して、そういった要素も無くなってしまいました。
で、この作品はSCQの本筋であるプロトン王国とレイオガル王国を中心に書かれているので、初期の要素を入れて書いています。
シールドマシンが523km、SCQの第十一話はLaitoさんが執筆したので、自分でもよく分からなかったです。元々はここで巨大空母の出港になったんですが、僕がどうしてもシールドマシンを出したかったのでシールドマシンに書き直したんです。そこを劇中では、竣工が間に合わないという事情に変更しました。
そういえば、当時の原稿(?)には「名前付けといてください」とあったんですが、名前が出てませんでしたな。後々登場させる際に名前を付けるつもりです。

QQQQ軍の病院空爆。実はこれは第五話公開直後に高杉さんが書いたものです。ジオン最強兵のエピソードと組み合わせるために時期をずらしました。そしてこの「青き名将(仮題)」で初めての新作エピソードです。
実はこの時期、SCQは出だしにして打ち切りの危機に立たされていました。というのも、全くもって空気が読めなかった高杉さんが大暴走を起こすことが多かったからです。それをLaitoさんが批判し、カルオスとQQQQの「潰しあい」状態になっていました。そこに歯止めをかけたのが僕だったんですな。

お約束の超連発ミサイル。初期作品にはたびたびあった兵装です。この時期のQQQQは現時点より恐ろしいことになっています。

日戦軍団。実はSCQ第十三話が初登場です。当時は名前も無い日本戦車の組織という設定で、暫定的に「日本戦車軍団」と付けたところ制式採用となりました。Qシュタイン帝国(→Qシュタイン連邦)の組織という設定ですが、後にこれの影響を受けてフィズィキさんがグリシネ国を設定したので「グリシネからQシュタインに亡命したグリシネ陸海軍(一応空軍所属車も数両ほど)有志によって作られた組織」という設定にしました。
フィズィキさんの作品も、乱入が無かったために批判されることはありませんでしたが、プロトン軍は平然と虐殺行為を行っているんですな。あとは意味も無く士官を生け捕りにして拷問に近い行為をしたりとか。
そこから、リピーレド元帥達は「タカ派(過激派)」、僕が独自に設定したロッキード元帥は「ハト派(穏健派)」という設定になりました。
グリシネ国は特に何もしてなかったんですが(SCQのニビリアがモチーフになっているからでしょうかね)、派遣部隊の指揮官が「曹長」だったりするところから、「事実上軍閥支配下にある色々と危ない国」という設定にしました。設定では、グリシネ国に所属する兵士は車体側面に大きな階級章(デザインはプロトン合衆国の物と同一、すなわちSCCQに出てくる階級章)をつけていることになっています(但し兵長以下は免除)。って、まだこれにはグリシネは出てませんでしたね。

> 只今グンナ帝国軍艦艇と平行して第七十二話の設定を書いております。受験勉強で忙しい(8割方ウソ
> ですが少しずつ書いています。グンナは全然書いてなかったから結構兵装などが違ってきていますのでご注意。

最初に戦った相手で、敵方向けの赤色だというのに、外惑星連合が出て以来影が薄くなってますからな。
グンナ艦艇の設定も第三十七話の時期以来更新がありませんからな。他は結構更新してるんですが。

現在「青き名将(仮題)」第五話執筆に取り掛かっています。第十四話以降、プロトン王国の出番が薄い話が多いので、書くのが結構大変です。
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