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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
以上、さくらがちる頃に。
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後半、チョロ〜ン空爆。ほぼ全編がオリジナルエピソードですな。
第六話 激動のノースグリーン
同年、プロトン王国軍のうち、いもむし元帥が指揮する直属部隊が消息を絶つ
後の記録によれば、異界において紛争に巻き込まれたという
「白川軍」、「渥美要塞」などの奇妙な単語が乱舞しており、詳細は一切不明である
その同時期、南方の新興国家、グリーンアイランドと、プロトン王国は同盟を締結した
ポルシェ元帥(プロトン王国第二師団司令。車種:ポルシェティーガー)「・・・Qグリーンからの独立国家・・・」
ロレス元帥(グリーンアイランド陸軍総司令官。車種:Obiekt279)「政治体制は全く違うんですがね。隣国アファノとは国交がありまして、現時点では貨物船のみの交易となっております」
ポルシェ元帥「航空機は、どうなのかね?」
ロレス元帥「まだまともに飛べる機体がほとんどありませんからね」
グリーンアイランド。Qグリーン帝国から独立した小国であり、アファノアイランドの連合入りに伴い、事実上の連合国であった
しかし、連合国の盟主たるプロトン王国との国交は無かった
今回の同盟により、ようやくグリーンアイランドは正式に連合国に入ったのである
さて、新興国家が現れたのは別に連合陣営だけではない
時を同じくして、ノースグリーン大陸南方における新興国家、チョロ〜ン帝国が宣戦を布告した
「新興」国家といえど、国自体はCQ暦210年代から存在しており、CQ暦230年代初頭に帝政国家となったのである
未だ膠着状態にあるチョロQ王国戦線に一部援軍を送っており、膠着状態を続けさせていた
プロトン王国は日戦軍団、Qシュタイン帝国と共同で、チョロ〜ン帝国上陸作戦を敢行した
だが、その直前にはウルタンク帝国第八艦隊が立ちはだかった
昨年五月にニビリアに現れた奴だった
飛び立っていく日戦軍団航空隊
双方共に、装備を強化していた
航空戦、熾烈
炎上する空母
日戦軍団兵士「消火急げぇぇーー!」
舞い上がる機銃弾
敵爆撃機、次々と散る
激戦、なおも続く
同時期、航空母艦「エンタープライズ」甲板。無数の航空機が並んでいる
艦長「発艦準備!」
甲板上に立ち並ぶ機体は、海軍の新型爆撃機、SBD。通称はドーントレス。類似品がウルタンクで主力機として活躍しているそうだ
どうやら、日戦軍団航空隊が戦っている戦闘機隊の中に、その姿があったそうだ
航空兵A「民兵は、いつまで持ち堪えてくれるかな・・・」
航空兵B「奴らの戦闘機は只者じゃねぇ、きっと敵艦隊までやってくれるだろうよ」
日戦軍団は「零戦」と呼ばれる戦闘機を用いており、その機動性は凄まじい
何でも、ウルタンク帝国軍のF4F戦闘機をことごとく撃墜しているという
航空兵の一両、シャイナー上等兵は、SBDに飛び乗った
風防が閉まる
プロペラが回り始める
艦長(通信)「第268航空隊、全機発艦せよ!」
シャイナー上等兵(車種:M4A2シャーマン)「了解、発艦する!」
艦載機が次々と発艦していく
そして、シャイナー機の番になる
機体を加速させる
飛行甲板がだんだんと短くなっていく
そして、操縦桿を引いた
機体はゆっくりと下降し、海面を下に見て上昇する
発艦成功だ
艦載機搭乗員ほど、苦労する飛行機乗りは無いだろう
先導する機体に続いて、多数のSBDは目標を目指した
目標は、チョロ〜ン帝国の要衝、チョロ〜ン運河だ
チョロ〜ン運河。ノースグリーン大陸南部にあるこの運河は、内陸部にあるチョロ〜ン軍の主要軍港と繋ぐ交通要所である
チョロ〜ン兵士A「宣戦布告したって言うけどよ、俺達には全く出撃命令がかかってこないぜ」
チョロ〜ン兵士B「陸戦のお国柄だから、俺達海軍には見向きもしねぇってとこかな・・・」
チョロ〜ン兵士A「じゃあ何で俺達がいるんだよ。我が国が陸戦のお国柄なら、海軍を作ることさえしないはずだぜ」
彼らは駆逐艦の乗員である
砲の整備をしながら、愚痴を言い合っていた
チョロ〜ン兵士A「・・・よし、終わった。第二砲塔の方はどうだ?」
チョロ〜ン兵士C「ああ、こっちも大体終わったよ」
その時、遠方に黒い影が見えた
チョロ〜ン兵士B「ん?・・・なんだありゃ?」
チョロ〜ン兵士A「うちの飛行隊かな・・・」
チョロ〜ン兵士B「陸戦のお国柄だから空軍は・・・」
チョロ〜ン兵士C「もうそれ聞き飽きたよ・・・」
轟音が響き渡る
その姿は、紛れも無く航空機だ
翼には、プロトンを示す羽の記章
チョロ〜ン兵士A「プロトンだ!」
チョロ〜ン兵士B「連合軍め、こんなところまで爆撃に来やがった!」
プロトン王国艦隊及び、日戦軍団特務潜宙艦隊が、チョロ〜ン運河を空爆した
上空には多数のSBDが飛来している
何機かの護衛機は降下、機銃掃射を始めている
飛行隊長(通信)「よし、シャイナー!民兵さんの援護をしてやれ!目標は運河施設だ!」
シャイナー上等兵「了解!ブラドベリ、行くぞ!」
後部には相棒、ブラドベリ上等兵がいる
ブラドベリ上等兵(車種:M4A2シャーマン)「了解!」
二両の駆るSBDは、列機に続いて降下する
各機散開、それぞれが施設に爆弾を投下する
機関砲弾が次々と放たれる
しかし、その機関砲も友軍機の爆弾により爆発する
目標の施設が見えた。運河の操作をしている奴だ
シャイナー上等兵「よし、もうすぐ目標だ!」
SBDは上昇する
そして、目標を捉える
機体、急降下
目標を照準に収める
ブラドベリ上等兵「投下!」
ブラドベリが投下スイッチを押す
250kg爆弾が切り離され、降下していく
爆弾は徐々に速度を増す
そして、施設に直撃
爆発、炎上する施設
機は既に上昇、施設の上空を後にしていた
チョロ〜ン運河近辺の指揮を執るのはモラスト少将だ。それ程有能ではないが、過去の紛争で戦果を挙げている
モラスト少将(チョロ〜ン陸軍所属。車種:ヤークトパンター12.8cm砲クルップ案)「何っ?!沖合いに展開していたウルタンク艦隊が撤退!?」
ウルタンク将校(通信)「ああ、やったのは例の民兵らしい。全く大変なことに・・・」
通信、途絶
モラスト少将「どうしたっ!?」
チョロ〜ン通信兵「敵の空爆です!」
急降下爆撃機から爆弾が投下される
運河施設は爆発、炎上する
モラスト少将「・・・空爆だと!?」
高射砲から次々と砲弾が放たれる
しかし、その弾幕をかいくぐり、見慣れない機影が魚雷を投下した
魚雷は運河閘門へと突入する
運河閘門は爆発。ダムが決壊したかのように、濁流の中に飲まれていく
停泊していた輸送船が、濁流に消えていく
大型タンカーは押し流され、街を蹂躙していく
駆逐艦は濁流により大回転する
チョロ〜ン兵士C「・・・おい、何なんだよあれ・・・」
チョロ〜ン兵士A「・・・津波だ・・・」
対空機銃は、沈黙していた
そして、閘門から離れたところにあった、彼らの駆逐艦は、波に押し流されてドックへ激突した
機上無線からは歓喜の声が上がっている
日戦軍団航空兵(通信)「こちら富嶽隊一番機。ビーチャ閘門を完全破壊、戦果は上々だ。連合軍の諸君の奮闘に感謝する」
航空兵A(通信)「いいとこ持ってったんだから、今度少しでいいから奢ってくれよ」
日戦軍団航空兵(通信)「帰路で無事だったらな」
シャイナー上等兵「敵の抵抗はそれ程の物ではないですからね。気をつけたほうがいいですよ」
日戦軍団航空兵(通信)「心得ておくよ」
国境を越えた談笑が、編隊の中に響いた
同時刻、ウルタンク第八艦隊と、日戦軍団艦隊の戦闘は収束に向かいつつあった
無数の雷撃機が、戦艦に迫る
放たれる対空弾
爆発する敵機。敵編隊は壊滅だ
艦橋員「『赤城』より入電、『消火完了なるも甲板使用不能』!」
艦隊司令「・・・やむを得ん。あの手を使うか・・・」
壮絶な戦いは、日戦軍団艦隊の勝利に終わった
第八艦隊は撤退。この際にスクリューをやられた航空母艦一隻が放棄され、「赤城」の艦載機はそれに着艦したという
空母「エンタープライズ」の飛行甲板に、航空隊が着艦する
航空兵A「大変だったよ。流石はチョロ〜ン最大の運河要塞だ」
航空兵B「奇襲じゃなかったら俺達は落とされてただろうな」
甲板員「それで、戦果は?」
航空兵A「目標の破壊に成功。街は大洪水ってとこだ」
航空兵B「飲み込まれた奴らには悪いが、これが戦争って奴だな」
航空兵C「我が王国に逆らった見せしめってことだぜ」
甲板員「それは流石に言いすぎじゃねぇか?」
航空機が次々と格納されていく
彼らの艦隊の脇には、陸軍の輸送船団が展開している
航空兵A「やい、シャイナー。さっきの民兵、どこの隊の所属だった?」
シャイナー上等兵「富嶽隊って言ってなかったか?」
航空兵A「分かった、今度会ったら、今日のことを話してなんか奢ってもらおうぜ」
ブラドベリ上等兵「もしかしたら、会った機会には撃墜されてるかも知れないぞ」
航空兵B「後席の奴は楽でいいよな。照準定めて投下すりゃ、後は前の奴に任せてりゃいいからな」
ブラドベリ上等兵「こっちだって大変なんだよ!操縦士がヘマしたら巻き添えなんだぞ!」
シャイナー上等兵「俺がいつヘマをしたってんだ!」
ブラドベリ上等兵「するかもしれねぇから言ってるんだぞ!」
飛行隊長「喧嘩をするな!これからの戦局、結束こそが大事になるんだぞ!」
副長「無駄話してないで、格納庫に入れ!あまり大勢いると他の隊の迷惑だ!」
飛行隊長「・・・了解!おめぇら、続きは格納庫だ!」
多数の隊員達が、格納庫へと戻っていく
開戦から五年。戦場は、ノースグリーンへと移っていった・・・
第六話 終わり
今回はやたらと長いのであとがきも分けます。
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