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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
以上、さくらがちる頃に。
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Matsui
- 2017/1/15 21:38 -
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ことのほか追加シーンが思いつかなかった。
漫画用書下ろし短編 ヤサグレ戦車隊吶喊せよ
ゲリラ部隊との交戦を経て、ついに橋までたどり着いた幡野隊は、橋の周辺に展開する敵部隊に対し榴弾砲での遠距離攻撃を開始した。
橋の上での本隊の攻防戦に集中していた敵部隊は、後方よりさらなる援軍が近づいていることに全く気付いていなかった。
ミューラー一等兵「第二射、用意よし!」
幡野伍長「てぇーっ!」
部隊最大級の15cm砲を有するミューラー一等兵は、橋の周辺に展開する敵部隊に砲撃を行う。
砲弾が着弾し、敵のT−34が吹き飛ぶ。
ウェッセルス一等兵「喰らえっ!」
続いてウェッセルス一等兵が砲撃を行う。
自走砲四両を含めた二二両で構成された幡野隊は、見事に本隊の橋梁突破を援護した。
幡野伍長「よぉし、突撃ぃっ!」
続いて幡野伍長らが一斉に丘を駆け下り、敵中へと飛び込んでいく。
カラブリア上等兵「俺に続けぇっ!」
カラブリア上等兵が先陣を務める。
体勢を立て直そうとする敵部隊は、幡野隊の前方に立ちふさがる。
しかし先陣を務める二両が立ちふさがる敵T−34を吹き飛ばし、橋梁へと突入する。
幡野伍長「自走砲部隊は対岸から砲撃支援!残りは橋の中間点で敵を食い止める!行くぞ!」
橋の上にいる敵部隊を攻撃しつつ、幡野伍長が言う。
幡野伍長とカラブリア上等兵を追い越していく部隊各車両。
続いて対岸へと渡り切った本隊も行動を開始した。
リンケ大尉「自走砲部隊を掩護する!回り込んできた敵部隊を叩けぇっ!」
監視小屋の陰まで飛び出し、迂回してきた敵別動隊を攻撃する。
それと同時にさらに別の部隊が橋へと飛び込んできた。
友軍列車の直援を務める有村隊である。
有村大尉(車種:特二式内火艇)「待たせたな!真打登場だ!」
大混乱となった敵部隊に、今度は有村大尉率いる六両が一斉に飛び込む。
連邦軍将校「くそっ、次から次へと、なんて奴らだっ!」
幡野隊に続くように一斉に突破する有村隊。
ようやく体勢を立て直し、有村隊と幡野隊を追う追撃部隊。
その側面を、避難する一般市民を乗せた列車が走り抜けていく。
有村大尉「よぉ、ご苦労!」
橋の中間点に停車し、幡野隊とともに敵部隊を迎撃する有村隊。
先頭を行く敵T−34が吹き飛ばされる。
それを避けるように前進してくる別のT−34。
そこにカラブリア上等兵の砲撃が直撃する。
そして列車が橋梁を突破したのを確認し、有村隊と幡野隊は橋梁を突破した。
榴弾砲部隊はなおも対岸を砲撃し、敵部隊をけん制する。
連邦軍将校「一時後退!本隊の合流を待てぇっ!」
ようやく追撃部隊は撤退。橋に静寂が戻った。
本隊はなおも反対側から迫りくる敵部隊を迎撃すべく待ち受けていたが、周囲に敵影は見当たらない。
どうやらこれで打ち止めのようだ。
荒川曹長「ふぅ、終わりか」
リンケ大尉「敵さん、ずいぶん大量に攻め込んできたもんだな」
カンピオーニ一等兵「まだ対岸にいっぱいいますけどね」
対岸の追っ手たち―――別部隊と合流したらしくまだ一〇数両が確認できる―――はこちらを攻撃してくる気配はない。
すると彼らの背後から轟音が鳴り響く。
また敵の援軍か。
先頭を行くのは重戦車のKV−1。
見慣れた奴だ。
リンケ大尉「ほぉ、いよいよ将軍さんのお出ましか」
この橋で部隊を待ち受けていた連邦軍の総司令官・ジレンコフ将軍だ。
ジレンコフ将軍「よぉ、久しぶりだな」
リンケ大尉「これでチェックメイト、ってとこですかね」
ジレンコフ将軍「まあそんなところだな。あの列車を逃がすためとはいえ、機密文書を持ったまま居残るとは、らしくない失策だったな」
荒川曹長「あれほどの戦力を機密文書の奪取のためにねぇ・・・」
これまで倒しただけでも斥候が三両、橋の見張りが一四両、対岸から回り込んできたのが自走砲一両含めて二〇両ほど。追っ手の部隊の倍以上はいる。
リンケ大尉は線路のほうを向いて返す。
リンケ大尉「だったらお前さんの負けだな。我々が持ってるのは偽物。そして本物は・・・あの列車の中だ」
ジレンコフ将軍「なにっ・・・!?」
荒川曹長「この先は、まだまだ我々の勢力圏ですからねぇ。そろそろうちの本隊さんがあの列車の護衛に向かってる頃でしょう」
またしてやられたか、ジレンコフ将軍は思った。
リンケ大尉「さて、我々については好きにしてください」
荒川曹長「もう一戦、今度こそ決着でも付けますか?」
ジレンコフ将軍「・・・各車両・・・空に向かって撃てぇっ!」
その合図を受け、周辺のSU−85やT−34が空包を放つ。
ジレンコフ将軍「各車後退!敵の援軍が迫る前に、体勢を立て直す!」
そういって、ジレンコフ将軍は去っていった。
グランツ中尉「・・・一体、なんだったんだ・・・?」
荒川曹長「・・・相変わらず、粋な敵さんだ」
有村大尉「リンケ大尉、救援感謝します」
リンケ大尉「なぁに、礼は本部に戻ってからにしてくれ。あぁそれと、あの列車の物資についてはどうする?」
もともと救援のお礼に、町から持ち出した物資を頂くという算段だった。
有村大尉「・・・仕方がないな、最後尾の貨車二両分を融通しよう」
リンケ大尉「分かった・・・おい、そこのゲリラ」
グラツィアーニ軍曹らとともに部隊を援護してくれた二両のゲリラのほうへと振り向くリンケ大尉。
その時、二両のゲリラ兵がリンケ大尉の正体に気付いた。
ゲリラ兵A「あっ、アンタが噂の流れ者部隊長か!?」
リンケ大尉「なんだ、知ってたのか。よし、あの列車に積載されている補給物資のうち・・・貨車一両分を進呈しよう」
ゲリラ兵A「本当か!感謝する!」
グラツィアーニ軍曹「なぁに無理して残ってくれたお礼だ!なんだったらうちの民兵に入ってもいいんだぞ」
ゲリラ兵B「それはちょっと儲けが悪い!」
青木上等兵「チッ、つれねぇ奴だぜ」
そういって青木上等兵は笑った。
リンケ大尉「よぉし、全車両、このまま本部へと帰還する!前進!」
総勢三八両の部隊が、一斉に前進する。
ヤサグレ兵士たちの向かう先には、荒涼とした平原と青空が広がっていた。
終わり
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