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雑談板 チョロQ小説板  

どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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Re:宇宙戦艦紀伊第七十一話設定中編その2
 ダークスピリッツ  - 2007/10/20 7:26 -
  
戦闘経過

市街地に侵入したラファリエス軍と最初に接敵したのは日戦軍団第115中隊第2臨時分隊であった(戦力が激減した第115中隊残存車19両は負傷した溝口少佐、砂原少佐(殿として撤退中至近距離で艦砲射撃の爆風を受け重傷。溝口少佐共々医務室に運び込まれた)に代わり指揮を執る事になった佐藤大尉の下臨時に部隊を4つにわけ(それぞれ5両、5両、5両、4両)ゲリラ戦に徹する事にしていた)。第2臨時分隊の隊長は宇野沢中尉であり他に寺島曹長、一式中戦車3両で編成されていた。宇野沢中尉の命令により二手に分かれ市街地南のビル影に潜んで待ち構えていた。そしてラファリエス軍の大部隊が侵入。自分達を通り過ぎたのを確認すると一斉に攻撃(といっても僅か5両の砲撃だが)、2、3発撃った所で攻撃を中止、撤退命令を出し全速力で撤退した。そしての後でもう一方の味方と合流、更に遊撃戦を続けた。ちなみに攻撃を受けたラファリエス軍は襲撃車を発見する事は出来なかった。

合流した宇野沢臨時分隊は他の臨時分隊と連絡を取りながら次の敵を探していた。本当は正面きって戦いたかったのだが部隊が少なすぎるのでそうも言っていられなかった。しばらくして前方に敵部隊を発見。敵も10両程度だったので再び二手に別れ挟撃する事にした。しかし敵の規模を1個分隊と見たのが宇野沢中尉の間違いだった・・・。

そして敵と戦闘を開始、数は若干劣るとはいえ技量ではこちらが勝る。既に10両の敵が5両以下に減っていた。しかし宇野沢中尉達3両の後方に新たな敵1個分隊15両が現れた。実は敵は2個分隊で行動しており宇野沢分隊と1個分隊が戦闘をしている間にもう1個の分隊が宇野沢中尉の後方に回りこんだのである。不利と見た宇野沢中尉は撤退命令を出したが自分達3両は敵に挟まれ袋の鼠となっていた。そして敵の攻撃が始まり反撃しながら「これまでか・・・」と思っていると上空から複数の発砲音と共に敵部隊に銃弾が降り注いだ。それは的確にQタンクの急所を突いており一気に新たな敵部隊の3分の1が煙を吹きながら停止した。宇野沢中尉達が音の方へ見上げるとそこには旧式ライフルを構えた複数のチョロQ達であった・・・・。
そこへ寺島曹長と伊沢一等兵がやってきた(宇野沢臨時分隊には伊沢一等兵も所属していた)。先ほど挟撃した敵部隊を撃破し援護にやってきたのだ。一方で上と前から十字砲火を受ける事になったラファリエス分隊は形勢不利と見て撤退していった。
戦闘終了後ビルから降りてきたのは民間のチョロQ5台で編成されたレジスタンス部隊であった。その手?(チョロQに手があるのかは分からない(汗))にはニビリアの旧式ライフルであるシャスポーM1866が握られていた。宇野沢中尉はとりあえず助けてくれた礼を言った。そして旧式ライフルのくせに戦車の装甲を貫通するなんてどんな改造がされてるんだ?と疑問に思っていた。そしてゲリラと言っても攻撃するにはある程度戦力があった方がいいとしてレジスタンス部隊は宇野沢臨時分隊に編入される事になった。レジスタンス部隊の隊長も快く了承してくれた。かくして軍民混成の部隊が誕生した。

同時刻パレンバン沖
その頃パレンバン沖の亜空間内ではヴァイナー、グリーンアイランド連合軍を救出したヴァイナー軍大型補給潜宙艦が航行していた(深度100m)幸い被害は少なくヴァイナー軍に救出された左軒准尉も今は医務室のベッドの中で眠っていた。その時艦内に警報音が響き渡った。敵駆逐艦が接近していたのだ。2隻はすぐさま限界深度である深度270mまで潜航し難を逃れた。その後も数回敵駆逐艦の哨戒に遭ったが全て切り抜け約一日後遂にデヴォリア要塞都市(国籍はヴァイナー連邦)まで撤退する事に成功した。

サーロイ要塞基地内
クリーク王国の永久中立宣言から他国の艦船及び航空機の出入りを禁止するとともに大規模な改造工事が進められ未だ工事途中だがパレンバンと同等以上の巨大要塞となりつつあった・・・
そしてパレンバンでの戦闘経過を聞いた要塞司令は部下にある命令を下した。それは「ルナツーへの退路が塞がれ現在セイロンに向けて日本軍が接近中となるとこちらへ撤退してくるかもしれん。いつでもスクランブルできるように戦闘機の整備をしておけ」との事であった。そしてこの命令の下ったクリーク空軍第110迎撃航空隊では12機の戦闘機に着々と整備が進められていた・・・。

パレンバン市街地
パレンバン市街地に侵入したラファリエス軍は司令部のある中心部を囲むように進軍しレジスタンスや遊撃部隊の妨害にあいながらもじわじわと侵攻範囲を広げていった。そして一部では既に本格的な戦闘が始まっていた。そして遂に「敷島」にも敵部隊が到達。「敷島」の猛烈な砲撃により戦闘は始まった。敵の方が兵力は圧倒的だが指揮官である清水中佐と砲術長的確な指示により敵部隊を圧倒していた。また外部支援部隊180両も「敷島」への接近を阻止しようと奮戦していた。これによりラファリエス軍左方面部隊の進撃度は著しく低下した。そして左方面部隊指揮官であるホーヘン中佐は「なるべく敵の装甲列車には近づかず敵司令部のみを目指せ!」という命令を全軍に出した。実際装甲列車の移動範囲は限られているのでこうなっては手も足もでなかった。第2の攻撃手段として射程距離の長い滑腔砲のみを使用し遠距離砲撃を開始したが市街中心はビル街となっているのであまり命中は期待できなかった。しかしこの「敷島」の活躍は後に活かされる事になる・・・。

そして司令部周辺の本格的な戦闘は3倍の戦力差があるにも関わらず地の利を利用した攻撃によりQシュタイン守備隊、「敷島」の活躍により進撃度が遅れまばらになっている敵部隊を迎え撃ったプロトン軍は善戦していた。しかし右方面ではニビリア軍が戦力差5倍の相手に苦戦していた。しかしニビリア軍も負けてばかりはいない。従来軟弱と思われていた軽戦車部隊の攻撃力強化と地の利のお陰で何とか戦線は持ちこたえていた。しかしいつまで持ちこたえれるかは分からなかった・・・。

パレンバン住宅街
戦闘区域とはちょっと離れた住宅街。このどこにでもある住宅街の道を1両の兵士が走っていた。それは日戦軍団第115中隊第3臨時小隊所属の池内一等兵であった。彼は先ほどまで5両の分隊で行動していたのだがどういうわけかはぐれてしまい、無線を使ってみてもどうやら本格的な戦闘が始まっているらしくノイズばっかで使い物にならなかった。とにかく自分で仲間のもとへ帰るしかないのだ。しかし池内一等兵は溝口分隊内でも方向音痴で有名であり適当に探している内に住宅街へ来てしまったのである。池内一等兵自身もどこに行けばいいのか困っていたがとりあえず仲間がいるかも知れないので住宅街の中へと入っていき今に至る。とにかく仲間を探す一心で走っているとどこかから泣き声が聞こえてきた。気になってその方向へいって見ると道の片隅に1台のチョロQがいた。その大きさから見るにどうみても子供である。何故避難したはずの民間チョロQしかも子供がいるのか驚き急いで「どうしたんだい?」話しかけようとしたがその子供Q(勝手に略称)は怯えて震えているばかりだった。困った池内一等兵は泣いている子供Qをなだめながらもう心配はいらないよと優しく話しかけた。そして泣き止み始めた所で再度「どうしたんだい?」と聞いてみた。するとどうやら親と一緒に避難している時にはぐれてしまい途方に暮れている内に戦闘が始まりここへ逃げて来ていたと言う事だった。それを聞いた池内一等兵はここに置いていくわけにも行かないし助けない事には日戦軍団軍Qとして恥なのでとりあえず連れて行く事にした。その事を子供Qに言うと嫌がらず了承してくれた。そして子供Qを車体後部の上に乗せ(人間でいうとおんぶ状態)仲間を探す事にした。果たして仲間を見つける事は出来るのだろうか・・・

臨時司令部周辺
ボルナソス大佐は守備隊が予想以上に善戦している事に驚いていたがそろそろ潮時である事を実感していた。それはセイロンに向け日本連合艦隊主力が接近中であるという情報が入ってきたからだ。これでは重傷車を乗せた航空隊(至急治療が必要な重傷車は先に潜宙艦より足の速い輸送機に搬送してあるのだ)の退路が無くなってしまう(潜宙艦なら最大深度まで潜る事で敵艦隊を回避可能だが航空機だと対空砲火&迎撃機で危険度がかなり上がる)ので第4飛行場へ離陸準備をするように打電した。あと自分達を救出しに来た日戦軍団の潜宙艦隊の司令官(司令官は松井さんが考えてください^^;)から撤退場所へ到着ししたとの通信も入ってきたので全軍に撤退場所への撤退と共に「時間稼ぎのために高いビルを破壊しろ」と命令した。また遊撃部隊にも至急撤退場所へ撤退するように通信を入れた。通信が終わった後ボルナソス大佐は重要文書を焼却処分し自ら直接指揮をとるため部下と共に外へ飛び出していった・・・。

中編その3は最後の戦闘〜撤退編です

引用なし
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宇宙戦艦紀伊第七十一話設定前編その1 ダークスピリッツ 2007/9/27 3:58
  Re:宇宙戦艦紀伊第七十一話設定前編その2 ダークスピリッツ 2007/9/30 9:38
   Re:宇宙戦艦紀伊第七十一話設定中編その1 ダークスピリッツ 2007/10/16 5:25
   Re:宇宙戦艦紀伊第七十一話設定中編その2 ダークスピリッツ 2007/10/20 7:26
   Re:宇宙戦艦紀伊第七十一話設定中編その3 ダークスピリッツ 2007/10/20 12:02
   Re:宇宙戦艦紀伊第七十一話設定後編その1 ダークスピリッツ 2007/10/26 0:20
   Re:宇宙戦艦紀伊第七十一話設定後編その2 ダークスピリッツ 2007/10/30 23:06
   Re:宇宙戦艦紀伊第七十二話設定前編その1 ダークスピリッツ 2007/10/31 2:03
   Re:宇宙戦艦紀伊第七十二話設定前編その2 ダークスピリッツ 2007/11/1 20:05
   Re:宇宙戦艦紀伊第七十二話設定中編その1 ダークスピリッツ 2007/12/25 3:40
   Re:宇宙戦艦紀伊第七十二話設定中編その2 ダークスピリッツ 2008/1/28 18:18
   Re:宇宙戦艦紀伊第七十二話設定後編その1 ダークスピリッツ 2008/1/28 18:45

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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