■BBS - Bulletin Board System
掲示

ホーム > BBS > チョロQ小説板

雑談板 チョロQ小説板  

どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

  新規ツリースレッド一覧トピック番号順検索設定  
34 / 523 ツリー ←次 | 前→

コンバットチョロQ 第二十話 松井一真 2007/9/16 13:13

   コンバットチョロQ 第二十一話 松井一真 2008/7/29 17:04
   コンバットチョロQ 第二十二話 松井一真 2009/3/16 19:17
   Re:コンバットチョロQ 第二十二話 松井一真 2009/3/16 19:27
   コンバットチョロQ 特別編八 松井一真 2009/3/16 19:29


コンバットチョロQ 第二十一話
 松井一真  - 2008/7/29 17:04 -
  
一年近く沈黙していたCCQ小説。無論続きを書いてました。今回はトロメイン次元。ドラゴンタンクの話です。

第二十一話 M21 次元断層の龍
ランガマンの前線基地に、Qタンク元帥たちがやってきた
しばらく、ここで作戦指揮を執ることになった
そして、Qタンク大使から渡された次の作戦は、驚くべき内容だった
Qタンク大使(通信)「臨時総司令部より作戦を発表する。今回は、Qシュタイン帝国の支配下にある次元断層に捕まった友軍諜報員を救出してもらいたい」
重戦車「次元断層!?」
Qタンク元帥「Qシュタイン帝国軍が発見した亜空間のことだ。次元の狭間にあるために、こう呼ばれる。まあ、『異次元空間』というべきか」
突撃砲「異次元空間ですか?!」
Qタンク元帥「大使が回収した情報に寄れば、空間そのものに重力が存在し、一度足場を踏み外したら、二度と土を踏むことは無い、とのことだ。帝国も犠牲車が大量に出たそうだ」
実験用試作型「大勢で行くのは、危険じゃないんですか!?」
Qタンク元帥「まあ、そうなるな。あまり大勢で行くと時間がかかるし、足場が狭い分非常に危険だ」
ディラット「では、自分とグランだけで行きます!」
重戦車「ディラット!?」
突撃砲「どんな敵がいるか、分からないんだぞ!?」
ディラット「かといって、大勢で行ける場所じゃない。隊長と副隊長だけで行くんだ、問題ないだろ」
確かに、未知の空間に大多数で挑むのは困難だ。一〜二両がベストだが・・・
グラン「確かに問題は、無いよな」
ディラット「異次元空間といっても、重力があるんなら普段と違わない、足場を踏み外さなければいいってことだからな」
重戦車「隊長に向いてるのかどうか分からん奴だ・・・」
Qタンク元帥「まあ、勇敢に越したことは無いな。よし、救出要員は二両で行こう」
Qタンク大使(通信)「了解した。諸君の健闘を祈る」
通信は終了した
グラン「・・・次元断層とはよく言ったものですが、一体その出入り口はどこにあるんですか?」
Qタンク元帥「それがだな、ここ、ランガマン地方に存在していた。どうやら敵は鉄道輸送した捕虜を即行で次元断層に転送できるようにしたらしい」
新手の捕虜収容所、ということだろう
「鉄道輸送」ということなので、駅の近くにあることは確かだ
Qタンク元帥「実は開戦当時、陸軍の実験施設周辺に妙な地下トンネルの存在が報告された。開戦劈頭、呆気なく占領された軍施設だ」
貨物列車を用いて引き上げたダンケロリ高原駐留部隊残存勢力の報告による物だった、という

Qタンク元帥に連れられてやってきたのは、駅のホームであった
ディラット「・・・『トロメイン異次元研究所前』・・・」
Qタンク元帥「随分と長い名前だが、元々そういうところだ。以前からここは、次元断層の研究に使われていた」
グラン「・・・それを、Qシュタインが完成させたってことか」
ホームの端には、なにやら地下通路への入り口のような物が見える
ディラット「あれが、次元断層への入り口ですか」
Qタンク元帥「そのとおりだ。ここから、入れるようになっている」
入り口の近くに三両がやってくる
Qタンク元帥「・・・健闘を祈る!」
2両は扉を開け、地下通路・・・もとい、次元断層へと突入した

突入した次元断層は、異様な紫色の空間であった
地面こそは緑色だが、辺り一面が紫色だ
その中心には大木があり、この地面はその大木の周辺にのみ存在する
すなわち、ここが「足場」だ
ディラット「どうやら、ついたらしいな」
グラン「・・・入り口はともかく、出口は・・・」
振り向いてみれば、先ほど入ったトンネルの姿は無い
ただ、木の幹が見えるだけだ
ディラット「上か・・・」
周りに敵の姿は無い。まあ、このようなところだったら警備の仕様がないか
まずはわざわざこんなところに連れ込まれた諜報員を捜すことにした
「足場」に開いている穴から下を見ると、異様な紫の空間が広がっている。ここに落ちればひとたまりも無いだろう
そして、その穴の向こうに、II号戦車の姿があった
友軍の諜報員だ
諜報員(通信)「救援要請!救援要請!現在燃料切れに伴い移動が不可能!」
通信が聞こえる
穴を迂回して、諜報員と合流した
ディラット「Qタンク王国陸軍、第一特殊部隊だ。救援に来た」
諜報員「ということは、信号が届いたのか。悪いが燃料が切れたから動けないんだ。最上階の脱出ゲートまで押していってくれ」
グラン「よし、俺が押していく。お前は万が一の時のために周りを見張ってくれ」
エンジンにパワーのあるグランなら、問題は無いだろう
さっきの穴の一角に、異様な緑色の立方体がある
一定時間で上昇と下降を繰り返している
ディラット「あれで上に昇るのか。一体ここはどうなっているんだ」
諜報員「実は全く分からないんだ。Qシュタイン帝国も正体が分からないままここを使っているらしい」
要するにこの空間全てが謎に包まれているのだ
移動と調整を繰り返しながら、何とか立方体の着陸地点の手前までたどり着いた
緑色の立方体が降りて来る
近くで見ると箱状の物を蔓が覆っているように見える
グランが諜報員を押して、立方体の中心に停める
後を追ってディラットが乗り込むと、立方体が上昇した
ふと、ディラットは戦車の移動音が鳴っていることに気づいた
俺たち以外に、誰かがいる
後ろのほうだ。信地旋回で反対側を向く
そして、立方体が停止した
前方には足場が無い
そして、後方には異形の戦車がいた
T−34を髣髴とさせる車体の上には、緑色のドラゴンが載っていた
ディラット「ドラゴン戦車だ!」
どうやらこの空間の主らしい。よく見るとドラゴンには後足が無い。完全に戦車と合体しているようだ
ディラットはドラゴンの載った戦車に接近、砲撃を浴びせる
グランも方向転換し、急いで諜報員を「足場」の上に載せる
ドラゴンの載った戦車が砲撃する
ディラット、回避する
着弾した砲弾が炎上する
どうやら榴弾らしい
Qタンク大使から通信が入る
Qタンク大使(通信)「次元断層に関する情報が入った!どうやら次元断層には『ドラゴンタンク』と呼ばれる新型戦車が配備されている模様。長射程の榴弾で応戦してくる!警戒しろ!」
ディラット「たった今交戦を開始しました!」
Qタンク大使(通信)「了解した!諜報員は何としてでも離脱させろ!」
一両を撃破する
もう一両が砲撃してくる
その間、グランは次の立方体を捜していた
一つ見つけたが、これは下降用だった
だが、その向こうにもう一つの「足場」があった
そして、その「足場」の上に、ドラゴンタンクがいる
しかも、緑色ではない。赤色だ
どうやらリーダー格らしい
そして、撃って来た
弾着。やはり榴弾だ
さっきの一両を撃破したディラットが戻ってきた
ディラット「そっちはどうだ!?」
グラン「敵のリーダー格がいる!どうやら性能が高いらしいぞ!」
再び立方体が上昇してくる
三両は前進する
そして、とりあえずは対岸に到着した
ディラットとグランは突撃、赤色のドラゴンタンクに肉薄する
一斉砲撃は、ドラゴンタンクの履帯に直撃した
ディラット「よし、後は撤退するだけだ!」
向こうで上昇する立方体が見える
急いでその手前まで向かう
再び立方体が降りてきた
ディラット「よし、離脱だ!」
立方体の近くにまでドラゴンタンクの砲撃が着弾する
立方体は再び上昇を始めた
そして、最上階へと到着した
グラン「よし、ここが最上階か。急いで離脱するぞ!さっきの奴が応援を呼んで来るかもしれん!」
諜報員を「足場」へと移動させたグランが言う
ディラット「おい、グラン。向こうにコンテナが見えるぞ」
その対岸に、赤色のコンテナが置いてある
今まで見てきた赤いコンテナは、パーツが入っていた
もっとも普通に工場で生産されている物であったのだが
ディラット「一応取ってくるよ。資金の節約になるからな」
グラン「まあ殆ど支給品で何とかなるから別にいいんだけどな。後で報告してくれ」
そういうと、グランは諜報員を脱出ゲートへと入れた
花火のように上昇し、諜報員は消えた
Qタンク元帥(通信)「こちら司令部、諜報員の脱出を確認。任務完了だ。諸君も脱出ゲートを通って帰還せよ」
コンテナを持ってきたディラットが戻ってくる
ディラット「・・・グラン、大変だ。見慣れないものが入っている」
グラン「・・・その前に、帰還命令が出た。戻ってから見よう」
ディラット「散々止められた割には、それ程苦戦しなかったな。まあ、足場が狭かったから大勢では無理だろうが」
二両も脱出ゲートを通って、帰還した

二両が持ち帰ったパーツは、Qシュタインの新兵器だった
「臼砲身」。大口径の臼砲で、非常に反動が大きいことから固定砲として使われる武器であった
が、これは車載式である
グラン「・・・一体、どうやって使うんだ?」
突撃砲「・・・『緩衝器』だな」
ディラット「『緩衝器』?そういえばそういうものがあったような・・・」
突撃砲「高威力大反動の武器を使用する場合に装備するパーツだ。しかし、現状ではわざわざこの武器を使うまでも無いな」
ディラット「確かに、現状ならそうだろうな。しかし・・・」
重戦車「・・・開戦時に聞いたな。『マウス』という重戦車がダンケロリを襲撃したという話を」
実験用試作型「そいつと戦う時に、使う必要がありそうだな」
通信機が鳴り響いた
Qタンク元帥「悪いがまた新しい指令が入った。作戦室に急行せよ」
ディラット「了解!」
隊員たちは、再び作戦室へ向かって走り出した

同時刻、ジークプリン線
Qタンク占領軍の重要拠点であり、ガリポリス地方への最終防衛線である
ここに、一両のタンクがやってきた
黒い車体。黄色いライン。小型の砲塔
謎の車両「・・・ドライジーネの配備は完了したな」
Qシュタイン兵士「はっ、準備は完了です。いつでもやれます」
謎の車両「わかった。・・・今度こそ、奴らを倒す」
駅のホームに、二両のQタンクがたたずんでいた
鳴り響く警笛。決戦の時は近い
第二十一話 終わり


あとがき:例のQタンク紹介とは別にあとがきを書くことにしました。多分「紀伊」ではやらないと思いますが。
出撃前の部分で止まっていたものを勢いで進めました。
捕まっていた友軍タンクを「諜報員」と解釈。II号戦車ですし、一両だから実働部隊ではないと思ってこうしました。
移動ルートはNTT出版の攻略本を参考にしました。
ドラゴンタンク。劇中でも書きましたが、実はドラゴンの部分に後足がありません。「ウルトラセブン」に戦車の上に恐竜が乗った怪獣「恐竜戦車」が登場しており、この恐竜にも後足が無いのでどうやらこれを参考にしているようです。
臼砲身。マウス戦の伏線です。マウス戦でこいつを使用する予定。
ラストシーンの謎の車両。無論マッドタンクです。Qシュタイン兵士は無論ティーガーII。
次回は勿論マッドタンクとの戦闘。いつになるかは分かりませんが地味に進めていきます。
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich058092.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


コンバットチョロQ 第二十二話
 松井一真  - 2009/3/16 19:17 -
  
他の作品の執筆が進まない時のために書いている気がするCCQ小説。今回はマッドとの本格的な戦闘です。

第二十二話 M22 黒騎士、鉄路を行く
CQ暦201年、ジーグプリン線
ここはQタンク王国の要衝であったところだ
現在、ここにはQシュタイン帝国軍の要塞が建設されている
ここで指揮を執っている黒い戦車は、ある因縁を持ったチョロQである
謎の車両「・・・軍の血筋か。仕方の無い話だ」
彼の口癖は、ただ一つだ
「強い敵に会えなくて、何とも寂しい」
これまでの戦い、彼は圧倒的な戦闘能力で打ち勝ってきた
だが、彼はそれが不服だった
もう少し、互角に戦える奴に出会いたい。そう思っていたのだ
そして、たまたまコロスク街道に赴いた際に、それらしき奴と遭遇した
だが、彼らが生き残っているかどうかは定かではない
この前のヒンジャク市の戦闘で死んだのかもしれない
だが、それはほんの数時間前に打ち消された
次元断層に突入し、見事脱出したQタンクがいたという報告が、占領された哨戒基地周辺まで出張っていた斥候から入ったのだ
それ程の技量を持ち合わせるのは彼らしかいない
謎の車両「・・・この前は思わぬ敗北をしたが・・・今度は負けん」
Qシュタイン兵士A「・・・司令、何か?」
近くにいた副官のティーガーIIが聞く
謎の車両「いや、独り言だ」
彼の考えた作戦は、装甲列車を陽動とし、自らの戦闘技能を持ってして目標を撃滅するということだった
装甲列車は以前の作戦で起用されたドライジーネ砲車。諜報部のヘタレが使っていた物と同じようで、ある部分が違う
そう、戦闘指揮車が導入されているのだ
以前使用されたものは75mm砲一門を砲塔に装備した砲車を二両繋いだ車両だが、今回の物はそれを二編成連結、その間に20mm機関砲を搭載した戦闘指揮車を配置するという計五両編成である
陽動作戦ではあるが、この装甲列車にはもう一つの任務がある
各車両内には特殊部隊が待機しており、これでヒンジャクを襲撃する予定もある
ただの陽動では終わらないのが彼らであった

同時刻、接収したランガマン基地司令部には、斥候部隊からの報告が届いていた
Qタンク元帥「・・・装甲列車だ」
参謀「・・・一体、いくついるんでしょうか?」
Qタンク元帥「分からんが、相当数が配備されているらしい」
次の目標となるのは、南東部にある要塞都市、ガリポリスである
開戦劈頭、奇襲攻撃により制圧された場所だ
この周辺にはいくつかの陣地があるのだが、勿論防衛のために線路がいくつか敷かれている。それがジーグプリン線である
参謀「・・・ここからガリポリスを押さえるには、ジーグプリン線を突破するのが最短ですが・・・ここには線路がありますからね」
Qタンク元帥「ここの防備は手薄だとの連絡だがな」
ジーグプリン線周辺の陣地郡には、それぞれ複数の装甲列車と大規模部隊が配属されているという
しかし、ジーグプリン線内の荒野にある村落に限っては、装甲列車一編成と数個中隊が配属されているだけのようだ
参謀「帝国軍の罠かもしれません。なにぶん装甲列車が待機しているのですから、もしかしたら、思わぬ伏兵が・・・」
Qタンク元帥「・・・威力偵察だ。特殊部隊を使う」
参謀「またあの部隊ですか?」
そのとき、司令室の扉が開いた
ディラット「第一特殊部隊、ただいま到着しました!」
Qタンク元帥「・・・うむ。これより、次の作戦を説明する。今度の作戦は、ジーグプリン線内の村落に待機する敵部隊の撃滅である」
ディラット「ジーグプリン線、というと・・・」
Qタンク元帥「ガリポリス要塞防衛のための防衛線だ。いくつかの村落が入っているが・・・そのうちの一つが妙に手薄なんだ。ここを偵察するのが今回の任務だ」
ディラット「・・・作戦決行は?」
Qタンク元帥「うむ。これより三時間後。先に第二分隊を派遣させ、次に君たちを送ることとする」
ディラット「了解しました。三時間後に第二分隊出撃ですね」
Qタンク元帥「そのとおりだ。健闘を祈る」
ブリーフィングは思いのほか早く終了した
司令部の通路で、二両は話している
グラン「それにしても、ヒンジャク制圧からここ数日、殆ど休んでいない。今度のジーグプリン線突破が終わったら休ませてもらいたいな」
ディラット「全くだ。要塞攻略は本隊に任せたいとこだよ」
それに第二分隊のメンバー、すなわち重戦車、突撃砲、実験用試作型が加わる
重戦車「にしても、俺たちの部隊って大使直属じゃなかったのか?」
突撃砲「だから、その大使からの命令書にガリポリスまでの突進が任務だと書いてあったんだろうが」
実験用試作型「どちらにしても、今度の敵は少なめに願いたい物だな」
ディラット「少なくても精鋭部隊って筋があるだろう。ガリポリスは奴らにとっても要衝だ」
グラン「・・・通路で話すのもなんだから、部屋に戻ろう」
そして、彼らは部屋に戻った

ジーグプリン線の司令部には、数両の自走砲の姿があった
ボルナソス大尉「敵は、防備を手薄にしてある荒野方面から攻めてくるはずです。閣下直属の特殊部隊がやってくれればそれでよいのですが、万が一、突破された場合、我々が総攻撃を仕掛ける。これでどうでしょう」
ドニゲッテル中佐「うむ、それで行こう。それで、総統閣下直属の部隊は、どこにいるのかね?」
ボルナソス大尉「先の荒野で既に待機しているとのことです」
ドニゲッテル中佐「そうか・・・それで、戦力は?」
ボルナソス大尉「ドライジーネ砲車四両、戦闘指揮車一両。あとは戦車一個分隊」
ドニゲッテル中佐「・・・ふざけているのか?!軽砲車四両と一個分隊で、Qタンク軍を叩き潰せると思っているのか?!」
ボルナソス大尉「いえ、厳密には、砲車に特殊部隊が待機しているとのことです」
ドニゲッテル中佐「この状況で本当にやれるのかね?」
ボルナソス大尉「閣下の直属部隊の戦力は強力だと聞いています」
ドニゲッテル中佐「それぐらいはわしも聞いているよ。まあ、実力はこの次の実戦で分かることだ」
ヒンジャク市防衛を果たせなかったQシュタイン陸軍第12軍は、このジーグプリン線でQタンク王国軍主力部隊を撃滅するために待機していたのだ
開戦から約二年。「彼ら」が現れてからQシュタインは敗勢へと転じた
たびたび展開した再攻撃作戦も、「彼ら」に阻止された
だが、今度は絶対的な防備がある。今度こそ「彼ら」を倒せる。ドニゲッテルは確信した

ジーグプリン線南方の荒野に、数両のQタンクがやってきた
重戦車「・・・ここだな」
自走砲「ジーグプリン線、南方202地点。西部劇にでも出てきそうなシチュエーションだな」
重戦車「ここを走ってくるのが、蒸気機関車だったらな」
実験用試作型「・・・しかし、やってくるのはディーゼルの装甲列車ですかね」
重戦車「ああ、そういうことだ」
自走砲「さて、斥候に向かってる奴と連絡をとってみるかな」
自走砲は無線機の回線を開いた
ルックス(通信)「こちら偵察班。装甲列車は今のところ駅に停車中。各砲車になにやらQタンクが乗り込んでいます」
現在偵察に向かっている数両の軽戦車たちは、駅の建物脇に隠れている
重戦車「こちら本隊、了解・・・砲車にQタンク?」
自走砲「砲車の乗員か?」
ヘッツァー(通信)「いえ・・・それにしては数が多すぎます」
重戦車「・・・一体、何なんだろうか・・・」
そのとき、無線機越しに轟音が響き渡った
エンジンの音だ
続いて衝撃音が響き、列車が動き出す音が鳴った
ルックス(通信)「装甲列車が動き出しました!」
重戦車「何っ!?」
T−34/85(通信)「推定移動方角は・・・そちらの方角です!これより追撃に移ります!」
自走砲「本隊、了解!まだ隊長たちが着いていない。俺たちがそっちに着くか、隊長たちが追いつくかまで持ち堪えろ。いいか、無茶はするなよ!」
T−34/85(通信)「了解!」
思ったより早かった。しかし、防衛線を構築しているはずの装甲列車が、敵も来ていないのに動き出すというのはどういうことだろうか
まさか、気づかれたのか?

装甲列車の追撃に移ったのは偵察班のうち火力に優れるツヴェッシェン・レーズング、高射砲車台、T−34/85の三両である
Z−レーズング「こんなこともあろうかと地雷投射機持ってきたんだが、どうする?」
高射砲車台「ダメだ、装甲列車の移動針路が分からない現状じゃ使いようが無い」
T−34/85「見たところ、燃料補給がまだみたいだから別の駅で補給するかもしれん。駅の場所さえわかればこっちの物なんだが」
自走砲(通信)「こちら本隊、現在そちらに向かっている!無茶はするな。可能な限り遠くから攻撃しろ!」
Z−レーズング「追撃班、了解!」
岩陰に隠れて装甲列車を追う三両
装甲列車はポイントを渡り、駅のほうへと向かった
ヘッツァー(通信)「こちら偵察班、現在針路上にあると思われる駅に潜入しました」
自走砲(通信)「本隊、了解。引き続き周囲を警戒せよ」
予定通りである。しかし、装甲列車の予想針路が何一つ分からない
この荒涼とした大地で、奴らは何をしようとしているのだ
高射砲車台「この分だとヘッツァーたちが待機している駅に向かいそうだ」
T−34/85「それは好都合だな。停まったところを総攻撃するか?」
高射砲車台「迂闊にやるとまずいな。砲車には大量の敵兵がいるんだ」
Z−レーズング「とりあえず、地雷でも仕掛けてみるか」
そう言って、Z−レーズングが先行した
線路上にいくつかの対戦車地雷をばら撒く
そのとき、装甲列車が撃ち始めた
反転し、列車の攻撃をかわして戻ってきた
Z−レーズング「やべぇ、気づかれた」
高射砲車台「そういう問題じゃないだろう。奴さん、敵部隊が突入したんで騒ぎだろうよ」
T−34/85「ヘッツァーたちがまずいかもしれんな」
追撃部隊は、駅の付近の岩場に隠れて、装甲列車の到着を待った

敵部隊が地雷をばら撒いたようだが、それだけで止まるような列車ではない
迂回路を通れば問題は無かった
謎の車両「・・・地雷戦法・・・特殊部隊が来たか?」
Qシュタイン兵士A「まだ断定は出来ませんが、おそらく」
謎の車両「・・・遂に来たか。次の駅で俺を降ろしてくれ。奴らと戦う」
列車は駅に近づきつつあった。地雷をばら撒いた自走砲は行方を絶ったが、すぐに戻ってくるだろう
列車は減速を開始する
謎の車両は壁に寄りかかる
決戦は目前だ
第二十二話 続く
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich034070.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


Re:コンバットチョロQ 第二十二話
 松井一真  - 2009/3/16 19:27 -
  
後半。マッドとの決戦ですが、少し短め。

第二十二話 M22 黒騎士、鉄路を行く
目前に、小さな駅が見える
燃料補給用と見られるタンクが見える
潜入中の分隊と合流した第2分隊本隊は、接近してくる敵の遭遇に備えた
自走砲「地雷作戦は失敗らしい」
無線機を取っていた自走砲が言う
実験用試作型「ポイントの数が多すぎるからな。確かにこれでは無理がある」
自走砲「・・・どうする?」
重戦車「・・・よし、追撃班は我々とともに、敵装甲列車に肉薄する。死に急ぐなよ!」
轟音が響き渡る
それとともに軽い金属音が規則的に流れてくる
装甲列車がやってきたのだ
装甲列車が停車次第、建物に潜伏する隊員たちとともに強襲する。これである程度撃滅できれば良いのだが
甲高いブレーキ音とともに、装甲列車が停車した
重戦車「かかれっ!」
燃料補給のため、乗員達がこちらに気づくのは遅いはずだ。その隙を突いて攻撃する
予定通り、偵察班、追跡班の砲撃により、二両が沈黙する
そのときであった
指揮車から、一両の黒い戦車が降りてきたのだ
重戦車「お前は・・・確か・・・」
謎の車両「・・・覚えてくれて光栄だな、王国の精鋭部隊・・・街道の時は、世話になったな」
重戦車「一体、あの列車は何をするつもりで持ってきたんだ?」
轟音とともに、装甲列車が走り出す
砲塔が破壊された二両は切り離されて駅に残っていた
謎の車両「貴様らの司令部を叩く、とでも言っておこうか。さて、お喋りはここまでだ」
急加速とともに、黒い戦車は走り出した
相変わらずの速度だ
前に対決した時はレースだったが、今度は実戦。敵も本気でかかってくるだろう
自走砲「偵察班及び追撃班は敵装甲列車への攻撃を続行!我々は敵戦車を足止めする!」
加速していく装甲列車を、八両のタンクが追跡する
それを追撃しようとする黒い戦車
それに対し、三両のタンクが攻撃を開始する
黒い戦車の付近に、多数の砲弾が着弾する
ディラット(通信)「こちら隊長、どうやら奴が現れたらしいな。すぐそっちに行く!」
戦域外で待機していた隊長以下二両も、黒い戦車への対策として出撃する
流石に五対一なら、機動戦法というわけにもいかないだろう
謎の車両「やはり、そう来るか・・・」
反転した黒い戦車は、こちらに攻撃を仕掛けてきた
弾着、至近。先のドラゴンタンクと同じ榴弾だ
そして、そのまま走り去っていく
こちらも砲撃を開始するが、なかなか当たらない
一方で高速で走りながらの砲撃のためか、黒い戦車の攻撃も当たらない
状況は三対一でほぼ互角。二両が合流すれば巻き返せるか

装甲列車に肉薄する八両のタンクは、それぞれが散開して攻撃に当たった
速射性が高く機動性に優れる物が多く、さらに砲弾の投射量でも勝っていたため、こちらは優勢であった
残っていた二両も沈黙する
すると、その車両から多数のタンクが脱出してきた
Qシュタイン兵士A「思ったより早かったな・・・」
Qシュタイン兵士B「作戦変更!敵部隊を撃滅する!」
ティーガーIIを筆頭とする敵部隊は、こちら側のタンクの性能をほぼ凌駕していた
やむなく岩陰に退避する八両
地雷発射機を活かして敵部隊の進路を妨害しつつ、岩陰を隠れながら移動する
辛うじて、敵の追撃を振り切った
Z−レーズング「やっぱりあいつら、アレが狙いだったんだ」
高射砲車台「・・・さっきの連絡のことか?」
T−34/85「そういえば本隊が遭遇した謎の車両・・・『司令部を叩く』とか言っていたな」
ヘッツァー「司令部の強襲が任務ということは、やっぱりあれが本隊・・・」
Z−レーズング「本部に救援を頼もう。我々だけではあれには勝てない」
高射砲車台「・・・しかし、迂闊に救援を頼むと、奴らの思う壺だ。もしかしたらさらに別の部隊がいるかもしれない」
そのとき、近くになにやら轟音が聞こえた
さっきの部隊が追いついたのだろうか
岩陰から覗いてみると、敵のタンクが数両、こちらに向かっている
どうやら分隊規模で分かれているようだ
T−34/85「数が少ないうちに、各個撃破と行くか。奴らがもう少し近づくまで待機だ」
轟音は徐々に大きくなる
T−34/85「今だ!」
一斉に八両が飛び出し、敵タンクを砲撃する
敵タンクは通信をする間もなく撃破された
八両はそのまま別の岩へと移動する
このまま各個撃破が上手くいけばいいが、高射砲車台の推測が正しければ、別働隊が攻め込んでいる可能性もある
作戦の長期化は避けるべきだ。早いうちに倒さなければならないが・・・
T−34/85「・・・待てよ、あいつらが居る」
Z−レーズング「あいつら?」
T−34/85「・・・考えてみろ。我が国の特殊部隊は、我々だけか?」
Z−レーズング「・・・そうか!」
ある部隊の名が思い浮かんだT−34/85は、すぐに無線機のスイッチを入れた

今のところ、被弾自体は無いものの、至近弾で損傷は負っている
あれほど強力なタンクが、帝国に居たというのか
Qタンク王国最強の特殊部隊をはるかに凌駕する車両。大戦初期に活躍したという伝説の敵機「黒騎士」とは彼のことだろうか
もはや逃げに徹することしか出来ない状況となっていた
そのときであった
黒い戦車の針路上に、二両のタンクが現れた
救援に向かっていたディラットとグランであった
実験用試作型「隊長!」
重戦車「全く、上手い具合に登場しやがって・・・」
砲撃、見事命中
しかし、曲面で構成された装甲板は、その砲撃を殆ど受け付けなかった
謎の車両「・・・見事だ。しかし、惜しかったな、精鋭」
ディラット「・・・どういうことだ?!」
謎の車両「貴様らが戦っていたのは、陽動部隊だ。本隊は装甲列車に乗って司令部に向かっている」
グラン「・・・装甲列車は我々が破壊したはずだ!」
謎の車両「装甲列車は、一編成だけではない、ということだ・・・」
遠方で警笛が響き渡る
ふとその方角を見ると、装甲列車の姿があった
トンネルに向かいつつある
自走砲「あれは司令部直通の・・・そういうことか!」
謎の車両「・・・惜しかったな、これで我々の攻勢は再開だ・・・」
そのときであった
トンネルが突然大爆発を起こした
謎の車両「何があった?!」
ディラット「・・・あいつら、やってくれたな」
重戦車「精鋭部隊は、我々だけではない。そういうことだ」
トンネルを爆破したのは、第二特殊部隊であった
派手な活躍をする第一特殊部隊と比べると少々地味であるが、彼らの活躍をサポートしている工作部隊である
謎の車両「・・・どうやら、我々の負けらしいな。ひとまず退散だ」
そう言うと、黒い戦車は急加速で走っていった
重戦車の砲撃が後を追うが、やはり砲弾は黒い戦車の後方へと着弾していた
ディラット「・・・また逃したな」
グラン「・・・しかし、あいつは一体何者なんだ・・・?」
特殊部隊隊員(通信)「こちら第二特殊部隊。予定通り作戦は終了。それと・・・そちらに増員を一両、送っておきます」
ディラット「・・・増員?またしてもか」
このところ、特殊部隊の任務は過酷さを増す一方だ。そろそろ性能不足も見え始めてきたところだった
今回は斥候に回っていた軽戦車部隊だが、弾種を徐々に高威力な物に差し替えていくことで何とか対応しているところだ
増員として入ったのは、自走砲であった
一両ずつとはいえ、最近増員の数が増えている。これも特殊部隊の功績が認められているからだろう
Z−レーズング(通信)「こちら偵察・追撃班。近辺に展開する敵部隊の撤退を確認。これより合流します」
任務を終了した一同は、直ちに合流、本部へと帰還した

要塞の司令部に、黒い流線型の戦車がやってきた
ドニゲッテル中佐「・・・ダメだったようですな」
謎の車両「・・・ああ、あいつら、予想以上の切れ者だ」
ドニゲッテル中佐「彼らが現れてからという物、我が国は劣勢ですからな。国境線だけは、なんとしてでも守らなくては」
謎の車両「国境線か・・・本当にこのラインが国境線になるのかねぇ」
ドニゲッテル中佐「少なくとも、ここが我が国の最後の砦となるはずです。敵の本隊が突入してくるとなれば、守る必要がある。それだけです」
ボルナソス大尉「大丈夫です。ガリポリス要塞は難攻不落です」
謎の車両「・・・だと、信じたいね」
既に防備は完了している。後は敵の攻撃を待つだけである
ドニゲッテル中佐「・・・『帝國の不死鳥』か」
損傷した装甲板の修理に向かった謎の車両を眺めて、ドニゲッテル中佐は呟いた

無事司令部に帰還した隊員たちは、兵舎で休んでいた
ディラット「・・・しばらく、任務は無いらしいぞ」
重戦車「それはありがたいな。今のうちに休んでおこう」
Z−レーズング「要塞の攻略は本隊がやることになっているそうだ。要塞一つ潰せないようじゃ、王国の誇る大部隊の名折れだからね」
次の王国軍の攻略目標は、ガリポリス要塞
すなわち、ジーグプリン線の先にある大要塞である
Qタンク王国軍は、大要塞の攻略のため、着々と準備を進めていた
第二十二話 終わり

あとがき:CCQ小説久々の執筆。モチーフは勿論CCQのステージ22「強行!ドライジーネ」。今回はマッドとの初の交戦となりますが、勿論装甲列車の撃破も重要事項。ということで主人公達をマッドと戦わせて、ノーマルタンク組を装甲列車と戦わせるという筋にしました。最も、前回に参加したのがディラットとグランだけだったので今度はそれ以外のメンバーを活躍させよう、ということでもありましたが。
装甲列車。後々ボルナソスが重要視する装甲列車ですが、この段階ではまだまだといったところ。高性能化するのは敷島になってからのようです。
荒野のシチュエーションということで、一撃が全てを制する決闘というイメージでも良かったんですがそこは現代戦、派手な撃ち合いにしました。
別働隊。本家のミッションに登場するティーガーIIをどうやって出すか考えたらこうなりました。そういえばノーマルタンク組も性能が敵タンクに追いつかなくなってきたなぁ。このステージではSU−122が手に入りますが今回は登場せず。次回からの参入です。
「帝國の不死鳥」。「黒騎士」と並ぶマッドの異名です。不死鳥のマークは無くてもマッドスペシャルの一種ですから。
次回は要塞の大規模戦闘。友軍部隊が久々に活躍します。
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich248029.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


コンバットチョロQ 特別編八
 松井一真  - 2009/3/16 19:29 -
  
特別編 8
Qタンク大使「マッドとの一回戦が終了。特別編の第八回だな」
ロドスシルト上級兵長「派生作品とかばっかりで、この作品は忘れ去られたかと思いましたよ」
ビスカイト三等軍曹「なんだかんだ言って古い企画だからな」
Qタンク大使「今はそれを言及するべきではないだろう」
ロドスシルト上級兵長「でもこの特別編ってあとがきにお株を奪われてそうなんですが・・・」
Qタンク大使「こっちはQタンク図鑑をやるんだから問題ないだろうが」
ミーンテース市民兵「そうでしたな。さて、恒例のQタンク図鑑でもやりますか」

コピック大尉(車種:パンターG型)
ランガマン基地指揮官で、ボルナソス大尉の戦友。副官のマグス中尉とは旧知の仲。

マグス中尉(車種:ケーリアン)
ランガマン基地副司令官。コピック大尉とは旧知の仲。

オイポン中将(車種:M4シャーマン)
Qタンク第一航空部隊司令。ドレッド少佐の上官である。

ビショップ
Qシュタイン軍の兵士。ランガマン基地の通信などを担当していた。
実車はバレンタイン戦車の車体に25ポンド砲を搭載した自走砲。

ランカスター
Qタンク王国軍の爆撃機。
実機はイギリスの中型爆撃機。

ハリケーン
Qタンク王国軍の戦闘機。
実機はイギリスの主力戦闘機で、スピットファイアと共に活躍した。

Me−262
Qシュタイン帝国軍の新型戦闘機。
実機はドイツのジェット戦闘機。ジェットエンジンが初期の物だったため故障が多かった。

基地要員
ランガマン基地の基地要員。車種はアメリカの軍用自動車、ハマー。

M12自走砲
Qシュタイン帝国軍の兵士。ランガマン基地の砲兵隊員だが、今回は接近戦で参加した。
実車はM3リーの車体に155mm砲を装備した重自走砲。

ブルムベア
Qシュタイン帝国軍の将校として登場。
実車は33B式突撃砲の後継としてIV号戦車を改造した突撃砲。

ドラゴンタンク
トロメイン次元断層にいた謎の車両。火炎放射ではなく榴弾が主武装。

レッドドラゴンタンク
ドラゴンタンクの亜種。赤色でやや大柄な車体。速力や速射性などで通常型に勝っている。


ロドスシルト上級兵長「今回は、これで全部ですね」
Qタンク大使「次回から久々に長くなりそうだな」
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich248029.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>

  新規ツリースレッド一覧トピック番号順検索設定  
34 / 523 ツリー ←次 | 前→
ページ:  |  記事番号:
49,063
(SS)C-BOARD v3.3.10 is Free.

んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


"Tamashii no Katamari" is created...