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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
以上、さくらがちる頃に。
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まさかのイルソン中将再登場。
第十八話 ビットレイク突入作戦
同時刻、ノースポート沖
怪獣襲来から時をおかずして、QQQQ最大の軍都は脅威に晒されることとなった
元帝国軍の大規模な機動部隊が、ノースポートの沖合いに展開したのだ
チョロ〜ンの同盟国として目前の最大の脅威であるQQQQを撃滅し、プロトンへの反攻の糧としようとしていたのである
怪獣の襲来により少なくない被害を受けたQQQQは、敵の上陸を許すこともやむなしと思われていた
しかし、それを許さない者がいた
ジョンイル大佐「目標、前方の敵機動艦隊!」
東部方面第一艦隊である
先の怪獣迎撃の際にまるでいいとこなしだった艦隊が、元帝国艦隊の横っ腹に強力な焼夷弾頭弾を向けたのである
水雷士「発射準備、よし!」
イルソン中将「第八艦隊の手を煩わせる必要はない。もちろん、奴らもな」
第八艦隊はノースポート付近で待機し、残存戦力を撃破するつもりであった
高杉派の第六艦隊が艦載機に多数の被害を受けて動けない現状、元帝国軍を叩けるのは彼らしかいないという実情もあった
しかし、イルソン中将には別の思いが渦巻いていた
ここで元帝国軍を撃滅し、海軍上層部への出世の足がかりとする
元帝国のハン現皇帝は大陸の馬賊出身で、近年では国内でも反対する勢力がいるという
元帝国内部でも橋本派とつながりのある高官がいる。うまくいけば橋本派に近い新政権を樹立させることができるだろう
イルソン中将「よし。今度こそ奴を出し抜いてやる・・・!」
ジョンイル大佐「撃てぇーーーっ!」
轟音とともに、「鎮東」の艦尾VLSからミサイルが放たれる
目標は、遠方に展開する敵の機動部隊だ
元帝国軍機動部隊のフビライ将軍は、ハン皇帝の親戚である
彼もまたQQQQ攻略で手柄を上げ、ゆくゆくは次代皇帝の座を狙っていた
しかし、彼らの上空をすさまじい爆炎が襲った
爆風を受け大傾斜する戦艦
フビライ将軍(車種:ティーガーII)「何事だっ!?」
元帝国兵士A[敵の攻撃です!」
フビライ将軍「馬鹿なっ!?先の怪獣襲来で、敵の防衛網は完全に破綻しているはず・・・!」
元帝国兵士B「各艦被害報告!」
旗艦の損傷は軽微だったが、後方に展開していた輸送船団に二発目が飛来した
フビライ将軍「今度はなんだっ!?」
元帝国兵士A「後方の輸送船団に着弾!被害甚大!」
このまま前進してQQQQに上陸しても、おそらく敵の陸上部隊はこちらの想像を上回っている
現有戦力だけで勝てる見込みはない
フビライ将軍は撤退を決意した
フビライ将軍「一時後退!戦力を立て直すぞ!」
元帝国軍の機動部隊は一時後退した
しかしこれは、元帝国軍の最初で最後の攻勢となった
元帝国軍機動部隊を撃退した東部方面第一艦隊は、そのまま北上し機動部隊を追撃した
続いて第八艦隊も後を追うように北上した
彼らの後方には先の「G」迎撃の折に面倒なことをしてくれた第四軍を積載した輸送船団も続いていた
海軍総司令部のイソロク中将は彼らの行動に疑問を抱いた
確か元帝国には親橋本派の閣僚がいたはずだが、この奇襲攻撃で好影響を与えることができるというのか
イソロク中将「悪い動きでもないが・・・警戒が必要か」
イソロク中将は第二艦隊を元帝国方面に派遣し、状況の監視に勤めることとした
その報せは、ビットレイク付近に展開するプロトン軍にも伝わっていた
ロドスシルト少佐「来たか・・・!」
副官「このままでは、チョロ〜ンは彼らに蹂躙されます」
衝撃的なタイムリミットが迫っていた
QQQQ第四軍が元帝国を制圧するよりも早く、ビットレイクを攻略する
元帝国の首都カーコルムはビットレイクの目と鼻の先だ
一歩間違えればチョロ〜ン領内にQQQQが侵攻しかねない
ミーンテース隊長「・・・この状況を打破するには・・・一点突破で行きましょう!」
これまでクリーク軍は防御陣地を破壊、ビットレイクの包囲を目的としていたが、敵の防御陣地は強固で破るのは困難である
そこで現在向かっている自走砲部隊の合流後、連合軍残存部隊および第一〇二中隊ならびにミーンテース隊長率いる義勇兵部隊が集中突破、ビットレイク市街地でゲリラ戦を繰り広げるというものである
裏をかこうとしたゲール共和国軍がやられたのなら、あえて真正面から突っ込むまでだ
プロトン通信兵「第五三砲兵連隊、ただいま到着しました!」
待ち望んでいた増援部隊だ
ロドスシルト少佐「よし、これより作戦を説明する!」
机の上に複数の戦車の駒が置かれる
副官「現在連合軍はビットレイクの包囲に失敗し、各方面で打撃を受けている」
ロドスシルト少佐「そこで我々は正面にいる第二軍ならびにクリーク王国軍を支援しつつ前進、敵陣の集中突破を図る」
副官「なお、状況次第では側面に回ったゲール共和国軍の支援に一部部隊を分散させることも想定している」
ロドスシルト少佐「別働隊の指揮は・・・スミューゲン中尉、君に任せる」
スミューゲン中尉「はっ、了解しました!」
副官「唯一の懸案事項となる空中要塞だが、陸上部隊の攻撃を終えた後に反転した模様だ。敵が補給を終える前に市街地に飛び込めば敵も空中要塞を使えなくなる」
ロドスシルト少佐「時間が無い。直ちに出撃するぞ!」
このまま第二軍の被害が増大する前に、一気にビットレイクに攻め込む
第一〇二中隊は増援の第五三砲兵連隊、義勇兵部隊を引き連れて陣地へと前進を開始した
陣地付近に到達した第一〇二中隊が見たものは、凄惨な光景であった
炎上している無数の戦車
急降下爆撃機が陣地を攻撃していく
しかし高射砲の反撃により何機かが撃墜される
遠方で砲撃を続けている陣地に、M12自走砲の放った榴弾が命中する
爆発、沈黙する陣地
ロドスシルト少佐「よし、クリーク軍と足並みを揃えて前進!」
プロトン軍自走砲部隊の到着後、第一〇二中隊はクリーク軍の残存戦力とともに敵陣の一点突破を図った
上空では我が陸軍航空隊とチョロ〜ン軍航空隊の壮絶な空中戦が繰り広げられている
副官「・・・司令、想像以上ですね」
ロドスシルト少佐「敵にとっても因縁の地だ。仕方がないだろう」
砲撃の只中、M4中戦車が前進する
外観も装備も異なる多数のM4中戦車は、チョロ〜ンにおける激戦の生き残りたちだ
ロドスシルト少佐「スミューゲン中尉の小隊はゲール軍の援護に向かえ!」
スミューゲン中尉「了解!」
重駆逐戦車であるスミューゲン中尉を先頭に、M4シャーマン・ジャンボを中心にした重装甲小隊が迂回を開始する
迂回路の確保を狙ったが孤立しているゲール軍を援護するのだ
陣地は一点集中で突撃してくる隊列に砲撃を行っていたが、自走砲や爆撃機の攻撃により次々と沈黙していった
そのとき、前方に巨大な機影が姿を現した
四脚に支えられた車体には、機関砲らしきものが備え付けられている
以前のチョロ〜ン紛争でも似たものを見たことがある
ミーンテース隊長「パンサーホースだ!」
四脚のホバーで重戦車の車体を支えるという脅威の装脚戦車・パンサーホースだ
しかし先の紛争では強引に25cm砲を乗せてしまったばかりに横転してしまったはずだ
搭載兵装が機関砲になっているのも上部構造物の軽量化を図ったのだろうか
そのおかげか以前にも増して素早い動きを発揮している
ロドスシルト少佐「脚だ!脚を撃って動けなくするんだ!」
頭上から襲い来る機銃掃射
脚部に打撃を与えていたM4が三両まとめて吹き飛ばされた
武装を換装したせいか、以前よりも格段に強くなっている印象だ
以前の紛争で使ったのは試作品といったところだろうか
だがこちらの火力も以前より増している
遠距離からの自走砲攻撃を受け、脚部のひとつが損傷する
ロドスシルト少佐「今だっ!」
M24の小隊が失速したパンサーホースに打撃を与える
もうひとつの脚部に打撃を受け、バランスを崩すパンサーホース
そして沈黙したチョロ〜ン軍の陣地に突っ込み擱座した
ロドスシルト少佐「よし、今のうちに市街地に突入する!とどめは航空隊に任せよう!」
パンサーホースは自律起動式だ。あれほどまでに脚部に打撃を与えれば、体勢を立て直すのに相当の時間が必要となる
動きを止めている間に航空攻撃で仕留められるであろう
第一〇二中隊は友軍部隊を率いてビットレイクへと突入した
ミフェイドビッチ大佐「先陣部隊のビットレイク突入を確認!」
リピーレド元帥「よし、彼らに続け!」
リピーレド元帥率いる第二軍主力部隊もそれに続く
しかしそこに更なる砲撃が繰り広げられる
リピーレド元帥「強行突破だ!先陣部隊を援護するんだ!」
このまま陣地付近の敵を残せば、後方から撃たれかねない
第二軍主力部隊は陣地付近の敵を各個撃破しつつ突入することとした
第十八話 続く
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