|
すっかり忘れてた会議室の節
直後、高杉元帥が橋本派の諜報員を捕えて、会議室へと連れてきた
高杉元帥「松井元帥、橋本派のスパイを捕まえてきたぞ」
相変わらずである。まあ、彼らしいといえば彼らしいか
松井元帥「・・・藤田、どうやら本国側の諜報員は既に上陸していたようだな」
藤田一等兵「どうやら、そのようですね」
後を追って、高杉派の幹部たちが会議室へと入ってきた
チリ元帥「これで、全員集合ですか」
松井元帥「まあ、予想を超越する結果となったわけだが、全員集まったことはいいことだ。Qシュタイン連邦の大統領にも伝えておいたよ」
T−35大統領のことである。第二次、第三次キュワール大戦では敵国となったQシュタインだったが、直後のクーデターを助長したのは松井元帥であった
それゆえに「叛乱のエキスパート」などと仇名されたこともあった
松井元帥「まあ、裏社会の話は後で聞こう。ひとまずは、敵が来るのを見守るまでだ」
そのとき、藤田と代わって通信室に座っていた平岡一等兵が駆け込んできた
平岡一等兵「司令、ついに来ました!連中の潜水艦です!」
どうやら、帝国勢力の潜水艦がやってきたようだ
松井元帥「第一艦隊、出港準備急げ!」
無論、出港させるのは駆逐艦である。わざわざ大型艦を連れ出さずとも対処できる
手始めに対潜哨戒機が対潜爆雷を投下する
敵潜は損害を受けるが、なおも前進する
そこに、駆逐艦の対潜魚雷一斉発射が襲い掛かった
敵潜は呆気なく撃沈された
平岡一等兵「司令、撃沈との事です」
松井元帥「おそらく、先の諜報員の回収に来たんだろうな」
チリ元帥「今後も、警戒を続ける必要がありますな」
無論、今回捕まえた奴以外にも、諜報員がいる可能性も、否定は出来ないからだ・・・
|
|
|