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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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Re:宇宙戦艦紀伊 第七十三話設定中編その1
 ダークスピリッツ  - 2008/12/7 2:34 -
  
やっと完成しました。これを元に作っていただければ幸いです^^

第七十三話

経過

連合軍ルナツー基地
現在前線基地となっているここルナツー基地の軍港では着々と出撃準備を整えている艦隊があった・・・。それは日戦軍団第一特務艦隊旗艦「紀伊」以下7隻の艦隊とグリシネ国第3巡洋艦隊のレイスト級旧式駆逐艦からなる4隻の艦隊であった。この12隻の艦艇群は松井元帥が発案したパレンバン沖に停泊するラファリエス軍大艦隊に対する艦艇による奇襲作戦決行のために集結していたのである。また、他の戦力としてはデヴォリア基地からQタンク王国第15巡洋艦隊が作戦参加のために既に出撃(途上にあるセイロン基地が日本軍の勢力化にあったため迂回航路を取らざるを得ず「紀伊」率いる主力部隊より先に出撃していた)、更に同国第111航空隊が支援のため出撃準備を整えていた。
戦力が少ないように思えるがこれは松井元帥が「大艦隊で行くよりも少数精鋭で敵中央に突っ込んだ方が敵を混乱させより戦果が期待できる」と言った事と元よりラファリエス軍大艦隊を完全に撃滅できるだけの力を連合軍は持っておらず奇襲攻撃により敵を混乱させ少しでも敵を削る事が目的だったからである。そのため松井元帥率いる第一特務艦隊では艦隊の編成を艦隊の主力となる「紀伊」の他「紀伊」に準ずる戦闘力を持ち尚且つ高い速度性能を持つ高雄型重巡洋艦3隻、及び速度性能が高い駆逐艦の中で戦闘力が比較的高い陽炎型駆逐艦4隻の計8隻とし形態を「紀伊」を先頭とする単縦陣とした。
そして決戦前夜松井元帥は厚木准将の事で考えていた。それはベータを出航する前の事グリシネ国第3巡洋艦隊司令官厚木准将との会話から始まっていた。彼はあの作戦の後グリシネ本国から叛乱軍に加担した罪としてベータでの謹慎処分と今後の叛乱軍に対する対応について厳重注意をされていた。また厚木准将に信頼感を持ち始めていた松井元帥は厚木准将にこれからの事を話しながら今回の作戦の事も話した。すると厚木准将は自分も援護すると言ってきたのだ。しかし松井元帥は有難く思いながらも君の艦隊の艦艇は旗艦を含めて大半が速度性能、機動性が低く今回の作戦には向かない、そして君は謹慎処分の身だとし丁重にお断りした。厚木准将はまだ何か言いたげだったが仕方なくルナツーに向かう松井元帥を見送る事にした。また本国から補充の艦艇が届く事になっておりそれを受領する意味でも厚木准将はベータ基地に留まる事にした。しかし届いた艦艇は当初の予定とは大幅に違い旧式のレイスト級駆逐艦4隻のみであった。厚木准将は先の謹慎処分と厳重注意によりグリシネ本国(特に軍部更に空軍)に不信感を募らせており更にこのことで遂にそれは爆発し軍部の命令を無視し独断による日戦軍団の支援を敢行するとともに必要ならばグリシネ本国に対する軍事クーデターを計画し始めた。そして第3巡洋艦隊の幹部を部屋に集めその事を話すと皆賛同し、更にベータ基地に駐留しているグリシネ国第5主力艦隊に連絡を入れた所この計画に賛同、厚木准将側に付く事が確認されたため計画は実行に移す事が決められた(これは厚木准将が人望の厚いチョロQであると共に元々海軍所属である宇宙艦隊もグリシネ国軍部の腐敗振りを実感(補充、補給の延期、不足等)していたためである)。そしてその第1段階として軍部の命令を無視してレイスト級旧式駆逐艦4隻からなる独断艦隊を編成し全速力でルナツー基地へ向かい、ルナツー基地近辺にて第一特務艦隊に合流、松井元帥に事の次第を告げると(まだクーデター計画の事は伏せて告げた)松井元帥はそこまで覚悟と思いがあるなら自分は止めない、しかし無茶はするなと言い援護を了承した。なお旧式駆逐艦であるレイスト級4隻で来たのはレイスト級が旧式ながら高い速度性能と機動性を持ち改装により備砲の強化や魚雷発射管の搭載等の武装強化が行われていたため多少の戦闘力を持ち合わせていたためと軍部が送ったどうでもいい旧式艦でも戦果を出せると言う事を軍部にアピール(というか皮肉)するためでもあった。そして今に至る。松井元帥はどうして厚木准将は命令を無視してまで向こうから見れば叛乱軍である日戦軍団に対して友好的な態度をとるのか、先の戦闘では味方の危機であったから仕方ないとして今回はここまで露骨に友好的な態度を示したら本国の軍部(特に空軍)が黙っていないのではないかと嬉しさ半分心配半分な気持ちになっていた。するとタイミング良く厚木准将がルナツー基地の自室に尋ねてきた。そこで准将を中にいれ思い切って聞いてみる事にした。すると厚木准将は「自分は今回の作戦が終われば軍法会議に掛けられ処刑されるかもしれません、しかし今の軍部は空軍のせいで腐敗している。そんな命令を聞く事は出来ない。そしてもうグリシネ軍部には居られない。そこである計画を立てています」と厚木准将はクーデターの内容を話した。それは宇宙に展開している全てのグリシネ国所属の艦隊及び陸軍部隊に自分の考えとグリシネに対する不信感を発信。それに呼応した部隊をベータ基地より数百km離れた地点にある小惑星に集め新生グリシネ軍を編成するというものであった。ようは松井元帥が日戦軍団を編成した時と同じような計画であり、グリシネ本国の指揮下を離れた後は集合地点を新たな拠点として外惑星連合及びグンナ同盟軍からQW星を守るために行動するとの事であった。松井元帥はいつかはこうなるのではないかと思っていたが厚木准将の行動の早さに驚いた。しかし現在劣勢の状況下厚木准将のグリシネ艦隊は貴重な戦力となると考え更に厚木准将に「補給はどうするのか」聞いた所厚木准将は日戦軍団に支援を要請してきた。松井元帥は自分もそれを考えていただけに「厚木准将の計画を支持し出来るだけ支援する」と答えた所厚木准将はかなり喜び何度も松井元帥にお礼を言った。そして明日の作戦の事に付いて2、3話し、雑談を交えた後厚木准将は部屋を出て行った。そして松井元帥は戦局に一筋の光が見えた事に喜んだがグリシネも変わらないな・・・と現在のグリシネの腐敗ぶりを嘆いた・・・。

ほぼ同時刻クリーク王国軍サーロイ基地
サーロイ基地の飛行場に多数の連合軍機が集結、発進準備を整えていた。それはクリーク側より怪我車を除きパレンバン基地からの撤退兵に退去命令が出されたためであった。ノイン上等兵や京城少佐らは怪我車はどうするのかと基地幹部に聞いた所怪我車達は治療が済み次第そちらに連絡を入れるとの事であった。これまでのクリークの行動からあまり信用は出来なかったが基地内での食事や怪我車に対する医療体制は確かに納得の行くものであったためノイン上等兵らは信用する事にした。そして更にノイン上等兵、京城少佐、菱沼少佐は滑走路脇に駐機してあった明らかに拿捕したものと思えるBv141、百式司令偵等の連合軍所属の偵察機及びそれらに搭乗していた搭乗員の返却を求めたが搭乗員の返却は認められたが機体の返却は認められなかった。ノイン上等兵らは粘ったがやはり無駄であった。ノイン上等兵らは仕方なく引き下がり解放された搭乗員達と共に自らの乗機へ向かった。そして発進準備が完了、次々と発進していった。ノイン上等兵が操るBv238は解放された搭乗員や無傷の撤退兵を乗せ最後に離陸、基地上空で僚機と合流、目的地であるベータ基地に向けて飛行を開始した。
そしてサーロイ基地では連合軍編隊が発進していった後3機のJ21A−1が飛び立っていった・・・。

翌日連合軍ルナツー基地
翌日ルナツー基地の軍港では出撃準備の整った「紀伊」を始めとする総勢12隻の艦艇が出撃の時を待っていた・・・。
そしてQタンク王国第15巡洋艦隊から「紀伊」の艦橋に居る松井元帥に現在位置を知らせる通信が入ってきた。そしてそれを確認すると松井元帥は全参加艦艇に作戦開始及び全艦出撃を命令し「紀伊」を戦闘に全艦単縦陣(前に日戦軍団第一特務艦隊、若干距離を置いて第一特務艦隊後方にグリシネ国独断艦隊)で出撃していった・・・。

同時刻パレンバンとセイロン基地の中間ぐらいの地点
松井元帥の主力部隊より先にパレンバンへと迫りつつあるQタンク王国第15巡洋艦隊。その中で旗艦「サレックス」では艦隊司令であるライズドール大佐が部下に現在位置を松井元帥に知らせていた。そして通信が終了した後時間合わせのために艦隊を停止させた。現在艦隊の陣形は主力部隊と違い旗艦「サレックス」とドレイク級重巡洋艦2隻を中心とし周りに軽巡洋艦、駆逐艦を配した輪形陣であった。これは敵潜宙艦を警戒しての事である。もちろん停止していても常時戦闘態勢を維持しておりいつでも戦闘ができるようにしていた。そしてしばらくしてライズドール大佐は艦隊に進軍再開を下令、艦隊を再びパレンバンへと向かわせた。また艦隊の陣形を単縦陣に変形、戦闘隊形へ移行させた。戦闘開始の時は近い・・・

ラファリエス皇国軍南方方面第1艦隊旗艦「テルミール」
ラファリエス軍パレンバン基地南方方面第1艦隊の旗艦を努める「テルミール」の電探室及び通信室では異常が起こっていた。それは電探が真っ白になり何も映らなくなってしまったのだ。また艦内通信は可能でも他艦との通信も不可能となってしまっていた。司令官であるギュスター少将は気象士の話からこの宙域を磁気乱流が通過中と判断し、索敵を目視に切り替える事にした。またその事を他艦に発光信号にて連絡させた。しかし誰もこの時QW艦隊が近づいてきていると知る者はいなく誰もが油断していた・・・。

同時刻松井元帥主力部隊
同時刻松井元帥が率いる主力部隊でも同様の異常が起こっていた。しかしこれを好機と見た松井元帥は通常航行に於ける最大戦速にて突撃する事を決定。他艦にそれを発光信号にて連絡しそれまでの25ktから艦隊の中で最遅艦であるレイスト級に合わせ全艦33ktでの高速航行を開始した。こちらも戦闘開始の時は近い。(ちなみに松井元帥は戦いに余り運とかを持ち込まないがこの時は運が良かったと思ったとか)

引用なし
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宇宙戦艦紀伊 第七十三話設定前編 ダークスピリッツ 2008/9/10 23:18
  Re:宇宙戦艦紀伊 第七十三話設定中編その1 ダークスピリッツ 2008/12/7 2:34
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十三話設定中編その2 ダークスピリッツ 2008/12/7 2:37
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十三話設定中編その2 ダークスピリッツ 2008/12/7 2:47
   Re:宇宙戦艦紀伊 第七十三話設定後編 ダークスピリッツ 2008/12/13 19:33

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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