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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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青き名将(仮題) 第十五話
 松井一真  - 2009/6/14 23:08 -
  
ようやく完成、第十五話。ぶっ飛んでますが原作が高杉さんだからしょうがない(おい)。

第十五話 北港大波乱
QQQQ、ノースポート沖
一隻の大型漁船が、沖合いで魚を獲っていた
船員A「よぉーし、揚げるぞぉー!」
停船した漁船が、網を揚げ始める
船員A「船長、今日は妙に大量ですねぇ」
網を揚げている船員が言う
船長「たまにはそう言う事だってあるだろう。このところ戦争で燃料費が高くなってるんだ。取れ高が増えりゃあ儲けもんじゃないか」
船長が答える
戦争が泥沼化する中、彼らも必死になっているのだ
この海域では数週間前、軍が核実験を行ったという
残留放射能の消滅を確認したことから、政府は禁漁を解除、彼らはようやく仕事に漕ぎ出したのだ
船員B「しかし、いくらなんでもこれは妙ですよ。それに・・・」
確かに、数週間前に核実験があった割には、奇妙なほど大漁である
魚群探知機を眺めていた船員は、通常の数倍の魚群がこの船の張った網へと飛び込んできたのを見た
そして、その奥にさらに大きな反応を確認していた
船長「とにかく、さっさと帰るぞ」
船員の言葉をさえぎるようにして、船長が答える
船員A「船長!ありゃなんですか!?」
網を揚げていた船員が、遠方を指して言う
船長「ん?なんだ、高潮・・・?」
恐ろしく大きな波が、こちらへ向かっている
船長「両舷前進全速!逃げるぞ!」
急いで急加速する漁船
船員の一台が無線機を起動させる
船員B「こちら第一六小林丸、第一六小林丸!」
大波はこちらへ向かってくる
しかも、徐々にその波は大きくなってくる
慌てて救命フロートを装着する船員達
逃げ切れない。このままでは転覆する
一瞬、波の間に何かが見える
一体あれは何者か
しかし、そのときさらに大きな波が漁船を襲った
そして、大型漁船は遂に転覆した

QQQQの海上警備隊は、緊急通信を受信。急いで現場海域へと出動した
ヘリ搭乗員A「もうすぐ現場海域だ。周辺を警戒しろ!」
操縦に当たる一両が言う
ヘリ搭乗員B「了解!・・・それにしても、妙ですね」
捜索に当たるもう一両が返す
ヘリ搭乗員A「どういうことだ?」
ヘリ搭乗員B「突然高潮が現れた件ですよ。今日はそれらしき予兆も発見できなかったって話じゃないですか」
ヘリ搭乗員A「確かに、奇妙だな・・・でっかいクジラか何かの浮上に巻き込まれたか?」
ヘリ搭乗員B「まさか、そんなでっかいクジラが、こんな北の海に居るんですかね?」
そのとき、眼下の海に、なにやら奇妙な漂流物が見つかった
ヘリ搭乗員B「高度、ちょい下げ!」
ヘリ搭乗員A「おっ、何か見つかったか!?」
ヘリ搭乗員B「何か浮いてます!二時の方向!」
操縦士も二時の方向の海面を見る
確かに何かが浮いている
どうやら船の底部らしい
ヘリ搭乗員A「・・・今確認した!寄せるぞ!」
出動したヘリコプターの一機が、転覆した漁船の近くに寄っている船員達を見つけた
ヘリ搭乗員B「こちら『北港』五番機、転覆した『第一六小林丸』を発見!」
観測員が急いで本部に打電する

通信を受けて、警備隊の艦船が現場へと急行した
生き残った船員は、警備艇によって救助された
沈没時の証言について、副長が報告する
警備艇艇長「怪物?」
警備艇副長「はい。怪物が現れたという証言です。怪物が浮上した時に発生した大波に、巻き込まれたということだと思われます」
転覆後、辛うじて脱出に成功した生存車たちは、口々に「怪物が現れた」という証言をしたのだという
警備艇艇長「先週の貨物船沈没といい、このところこの海域は妙な現象が多いな。まさかその怪物とやらと、関係があるのだろうか・・・」
実は一週間前、この付近の海域で貨物船が沈没するという事件が発生した
救出に向かった船舶も大半が謎の高潮により沈没。やはりこのときも、怪物の目撃証言があったという
警備艇副長「艇長、『怪獣』って知ってます?」
警備艇艇長「ああ、ちょっと前に流行った映画に出てくる奴だろ。街を襲撃するでっかい化物」
警備艇副長「・・・実在、するかもしれませんね」
警備艇艇長「・・・まさかな。そうなったら俺たちの仕事じゃない。軍の仕事になっちまう。この前は首都が爆撃されたんだ。これ以上軍の手を煩わせるわけには行かないぞ」
警備艇副長「でも軍も軍ですよ。核実験を強行したばかりか、未開の島占領して『独立国だ』なんて言い張ってるんですから」
警備艇艇長「・・・あまり大きいこと言えない立場なんだがね」
窓から見える海は、いつもと変わらない平静を取り戻している
警備艇艇長「怪獣、か。結局観に行かなかったな」
一体、この大海原で、何が起こったというのか
この時点で、彼らは全くわからなかった

同時刻、現場海域周辺の哨戒機
警備艇からの救助完了報告を受けて、帰投する予定だった
しかし、海中に奇妙な泡が立っているのを確認し、その周辺を旋回することとした
哨戒機乗員「機長、何かが浮かび上がっているようです!」
哨戒機機長「漂流物か?」
哨戒機乗員「いえ、この大きさは・・・」
そのとき、その泡の中から、巨大な物体が現れた
哨戒機乗員「機長!何か出てきました!巨大な・・・生物です!」
哨戒機機長「本部に連絡!急ぐんだ!」
乗員の一両が通信機のマイクを手に取る
哨戒機は、全速力で巨大生物から離れる

プロトン王国首都、バチェリット。陸軍総司令部
一両の通信兵が、司令官室をノックする
ロッキード元帥「入れ」
ドアを開け、通信兵が入る
プロトン通信兵A「司令、また北方で怪事件です」
ロッキード元帥「また原因不明の艦船沈没事件か?」
司令官席に座るロッキード元帥が言う
プロトン通信兵A「はい。今度は大型の敷網漁船です」
通信兵の報告によると、QQQQ船籍の敷網漁船「第一六小林丸」が、突如発生した大波により転覆したという
生存車の証言によると「怪物が顔を出すのを見た」とのことだが、どうにも疑わしい。世間では核実験の影響で怪獣が誕生したのではないかなどというが、少し前に流行った映画ではあるまいし、まさかそのようなことが実在するとは考えにくい
しかし、そうと考えなければ辻褄が合わないのも事実だ
少し前にも、この付近の海域で貨物船が沈没し、さらに救助に向かった艦船数隻が謎の沈没を遂げるという事件が発生している
現時点でプロトン王国に被害はないが、あの海域の付近ではキュワール連合の機動部隊がチョロ〜ンへの対地攻撃を行っている
「東の民兵」の艦艇はある程度の高波には耐えられる構造になっていると聞くが、プロトンの艦艇はどれほどの高波に対応できるかは分からない
そのとき、もう一両の通信兵が駆け込んできた
プロトン通信兵B「司令、大変です!問題の海域を哨戒飛行していたQQQQの哨戒機が、正体不明の巨大生物を発見したとのことです!」
ロッキード元帥「巨大生物!?」
プロトン通信兵B「はい、巨大生物です!哨戒機は辛うじて生還したとのことですが・・・」
通信兵は「辛うじて」と言った。一体どういうことなのだろうか
確か、件の映画に登場する「怪獣」は、熱線で攻撃していた。よもや、本当に「怪獣」が現れたのだろうか
いや、そうとしか思えない。QQQQの核実験が、本当に怪獣を生み出してしまったのだ

キョウビーチャの司令部に、幕僚達がやって来る
「怪獣」の出現による物だ
既に会議室で待機していたビスカイト中将が、フェレックス大将のほうを見る
フェレックス大将もそれに気づく
フェレックス大将「・・・始まったな」
着席したフェレックス大将は、ビスカイト中将に向かって言った
ビスカイト中将「・・・はい」
続いて、作戦課のスピシュード中佐が着席する
第二軍参謀長、ミフェイドビッチ大佐が、その隣に着席する
そして、第二軍司令、リピーレド元帥が着席する
リピーレド元帥「一体どういうことだ?」
傍らのミフェイドビッチ大佐に聞く
ミフェイドビッチ大佐「・・・巨大生物が出現しました」
ミフェイドビッチ大佐が簡潔に答える
参謀「出現した巨大生物は、恐らくここ数週間、問題の海域付近で発生している、船舶消失事件の原因と思われます。写真に写っている大きさから推測するに、身長は50mはあると思われます」
黒板に哨戒機の撮った写真を貼り、説明する参謀
参謀「Qシュタイン帝国の生物学車が、数週間前に問題の海域で、QQQQ軍の核実験が行われており、これが巨大生物出現の原因ではないかと、発表しています」
説明を終えて、着席する参謀
フェレックス大将「核の落とし子、といったところか・・・」
キュワール地図のQQQQの描かれている方を見て、フェレックス大将が呟く

復旧から間もないQQQQ軍総司令部は、ただちに防衛網の構築に当たった
巨大生物は海上にいる。当面の間、防衛の主軸は海軍となる
海軍総司令部は騒然となった
イソロク中将「第六艦隊はただちにノースポート沖に展開、巨大生物を食い止めろ!」
海軍参謀、イソロク中将が、今作戦の指揮をとることとなった
以前から海上戦闘で成果を上げており、海軍長官、ルーズベルト大将の指名により作戦指揮官に抜擢された
QQQQ通信兵「参謀!現在現場海域周辺に、ウルタンクの潜水艦が複数隻展開しているようですが・・・」
通信機を持った兵士が言う
前線の哨戒機の連絡に寄れば、ウルタンクの潜水艦数隻が問題の海域に展開していたらしい
迂闊に出るとこの潜水艦からも攻撃を受けそうだが・・・
イソロク中将「そんな物はどうでもいい!今は巨大生物の対応が先だ!」
QQQQ通信兵「参謀!?」
イソロク中将「ほっとけばバケモンにビビってずらかる!とにかく防衛網を構築しろ!ノースポートに上陸されたら、野党派閥の反抗は免れんぞ!」
イソロク中将は苦心していた。ここで巨大生物を止められなければ、せっかくカースゲース傀儡政権疑惑で株が下がっている野党派閥、橋本派が息を吹き返しかねない
与党派閥、高杉派に属するイソロク中将としては、なんとしてでも巨大生物を食い止めたい
だが、ノースポートを拠点とする第八艦隊司令、ロック大将は、橋本派に属する指揮官だったのだ
やむなく高杉派に属する蔵元少将率いる機動部隊である第六艦隊を向かわせることになったが、果たして間に合うかどうか・・・
イソロク中将「遠山中尉、陸軍の動向は?」
遠山中尉「はっ!・・・高杉元帥率いる第一軍主軸が、ノースポート近郊に展開。川本中将率いる第四軍も展開しています」
イソロク中将「川本の隊は当てにならんだろう。有安軍も加えるよう言っておけ」
川本中将も、橋本派所属である。到底イソロク中将の指揮通りに動くはずが無い
陸の指揮は高杉元帥に任せることとし、空軍の支援の元巨大生物を叩くこととする
QQQQ通信兵「参謀。日戦軍団本部から入電です。『出現した巨大生物に対し、数年前に流行った映画にちなみ、『G』というコードがつけられることが決定した。G対策の奮闘に期待する』、以上です」
実は、「巨大生物」では長いということで、当該作戦に協力することとなった日戦軍団に依頼していたのだ
大部隊を用いての防衛作戦も、元々は日戦軍団側の発案であった
果たして、この防衛作戦が功を奏すか
第十五話 続く

引用なし
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青き名将(仮題) 第十五話 松井一真 2009/6/14 23:08
  Re:青き名将(仮題) 第十五話 松井一真 2009/6/14 23:09
   Re:青き名将(仮題) 第十五話 松井一真 2009/6/14 23:10
   青き名将(仮題) 第十五話 あとがき 松井一真 2009/6/14 23:30
   Re:青き名将(仮題) 第十五話 あとがき ダークスピリッツ 2009/6/20 21:19
   Re:青き名将(仮題) 第十五話 あとがき 松井一真 2009/6/20 22:31
   青き名将(仮題) 第十六話 松井一真 2009/12/31 22:12
   Re:青き名将(仮題) 第十六話 松井一真 2009/12/31 22:13
   Re:青き名将(仮題) 第十六話 松井一真 2009/12/31 22:14
   Re:青き名将(仮題) 第十六話 松井一真 2009/12/31 22:14
   Re:青き名将(仮題) 第十六話 松井一真 2009/12/31 22:15
   青き名将(仮題) 第十六話 あとがき 松井一真 2009/12/31 23:45

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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