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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
以上、さくらがちる頃に。
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後半。月刊ペース維持のために今回は短め。
第十三話 続・北方最大の作戦
また友軍部隊が重機にやられた
その報告を聞き、コムニエムは驚いた
さっき撃ち漏らした重機の射手が、例の遊撃部隊らしい
分隊長「重機には警戒しろ!極力大通りを避けるんだ!」
分隊長も似たようなことを繰り返している
熾烈な戦いは、なおも続いている
報告に寄れば、クリーク軍陸上部隊は既に各地域で攻撃を受けているという
無傷の部隊はこの部隊、第一師団特別派遣部隊だけである
クリーク軍の証言では、装輪式装甲車が街中狭しと走り回り猛威を振るっているらしい
戦力をこちらに差し向けたはずだったのだが、何故彼ら突入部隊が損害を受けているのだろうか
コムニエム軍曹「うまくは行かんか・・・」
近くの建物が爆発する
果たして無事に、司令部までたどり着けるだろうか
突入部隊が所々で損害を受けている中、ビスカイト中将直轄部隊は、大通りの近くで退避していた
防備が予想以上に激しいのだ
ビスカイト中将「・・・航空隊の攻撃である程度損害を受けているはずだが、まだこんなにいるのか・・・」
反対側では、ロドスシルト隊が退避している
現在ここにいるのは三個小隊。これだけでは突破は不可能だ
とりあえず友軍部隊の到着を待たなければならない
ロドスシルト少佐「コムニエムの隊は無事だろうか・・・」
砲撃支援がある程度必要になる。ロドスシルトはそう判断した
だが、当の砲撃支援部隊がなかなか現れない
航空隊はこの前の爆撃で出撃不能。日戦軍団機もまだまだ現れそうにない
後は第三艦隊艦載機の支援だが・・・
プロトン通信兵「ただいま、『エンタープライズ』より連絡がありました。『航空隊の発艦が完了。すぐに行く』、以上です」
ロドスシルト少佐「艦隊の艦砲射撃はまだなのかね?」
プロトン通信兵「日戦軍団艦隊及びプロトン第三艦隊は、沿岸部の航空基地を艦砲射撃しているとのことで・・・」
副官「・・・この周辺は複雑な閘門が相次いでいる。突破は困難だな」
いくら運河といえど、流石にここまで登ってくるのは困難か
ならば、第三艦隊の艦載機を待つだけだ
直後、轟音が鳴り響いた
第三艦隊の艦載機だ
SBDの大編隊が、次々と攻撃を開始する
眼前の機銃陣地は、ほんの数発の爆弾で吹き飛んだ
ロドスシルト少佐「よし、進撃を再開する!」
プロトン第一師団特別派遣部隊は、進撃を再開した
一方、突入部隊のほうも、何とか突入には成功していた
だが、未だに第一師団特別派遣部隊との合流は出来ていない
リピーレド元帥「ここまでで酷い損害だ。チョロ〜ン紛争のときとえらい違いだぞ」
チョロ〜ン紛争のときは謎の巨大兵器が一両いただけで、呆気なく占領できた
だが、今回は違う。大規模部隊が要塞を構築していたのだ
リピーレド元帥「あのホバー兵器の影なんて微塵も無いじゃないか・・・」
ミフェイドビッチ大佐「あんなトップヘビーの兵器、使われなくて当然です」
ミフェイドビッチが冷徹に言ってのけた
実はその巨大兵器はトップヘビーで、坂を登った勢いで横転、呆気なく撃破されてしまったのだ
クリーク将校(通信)「こちらクリーク陸軍、戦力の六割を喪失!」
既にどの部隊も被害は大きい。ここから如何にして司令部を陥落させるのか
市街戦とあって、敵味方の位置が掴みにくい
市民の退避は済んでいるのだろうか
それすらも分かりづらい
だが、市民の姿が殆ど無い以上、退避が済んでいると考えたほうがよさそうだ
エッケム曹長「こちら第820分隊。敵の攻撃はさらに熾烈な物となっています」
モラスト少将(通信)「分かっている。だが耐えてくれ。友軍航空隊の第二次攻撃が来るまでの辛抱だ」
付近で建物が爆発する
連合軍の急降下爆撃機だ
対空砲火が所々で上がるが、効果は薄い
要塞のほうでも所々で爆炎が上がる
所々で陣地は突破されつつあるが、こちらも戦果は上々だ
マッグユーノスのときとは違い高架通路があまりない分、高低差を生かした機動戦法がやりづらい
弾薬も残り僅か。一旦陣地に戻って補給するべきか
パナール上等兵「・・・弾薬が少なくなってきたな」
ブレダ上等兵「やはり敵の数が多い。一旦補給に戻るぞ」
二両は重機を担いで、陣地を後にした
そのとき、頭上に轟音が響き渡った
爆撃機か
ブレダ上等兵「伏せろ!」
建物の影で伏せる二両
爆撃機は機銃掃射を始める
そして、爆弾を投下した
吹き飛ばされるQタンクたち
搭載されている爆弾が焼夷弾でないだけマシだった。ただでさえ燃えやすい建物が立ち並んでいる区画だ
着弾したのも道路上の機関銃陣地だった
他の分隊とすれ違う
チョロ〜ン兵士A「どうだ、そっちは!?」
ブレダ上等兵「戦果は上々だ。ちょっと弾持ってくるところだ」
チョロ〜ン兵士A「そうか。その間、俺たちがこの辺担当するから、早いうち戻って来いよ!」
パナール上等兵「ああ、早いうちに戻るつもりだ!」
急いで走り出す二両
建物の陰に隠れ、敵部隊の進撃を待つ一両の装甲車
第692分隊のジョロンバ軍曹だ
先ほどクリーク軍の部隊を一つ潰してきたところだが、いまだに敵は大勢いるようだ
ジョロンバ軍曹「やっぱり敵さんも本気か。こうでなくっちゃな」
大通りに敵の姿が見える
ジョロンバ軍曹「今だ!」
建物の陰から飛び出し、砲撃を加える
分隊の他の隊員も続く
巡航戦車のターレットリングに直撃、炎上する
後続の戦車も被弾、炎上する
敵部隊は一斉に旋回、撤退していく
すると、建物が吹き飛ぶ
敵機の攻撃か
ジョロンバ軍曹「おのれぇ、連合軍め。空から攻めてくるとは・・・」
チョロ〜ン兵士B「隊長!」
部下の一両が、なにやら迫撃砲のような物を持ってやって来る
ジョロンバ軍曹「・・・どうした?」
チョロ〜ン兵士B「こいつが、役に立つかと思います」
ジョロンバ軍曹「・・・対空阻塞弾・・・でかした!」
そういうと、ジョロンバ軍曹は迫撃砲のような物を突き立てる
部下が差し出した砲弾を砲身に詰める
そして、砲弾が発射される
迫り来る敵急降下爆撃機
空中で砲弾が爆発、無数のパラシュートが展開する
そのうちの一つが、急降下爆撃機に命中した
爆発を起こし、失速、墜落する急降下爆撃機
爆発を背に、迫撃砲のような物を担いで走る分隊
目標である陣地が近づく
そろそろ降下するべきか
そう思ったシャイナー上等兵は、操縦桿を即座に倒した
視界にはそれまで広がっていた青空が消え、古風な街並みが広がる
木造建築の数々に紛れて、あまりにもミスマッチな工業物体が立ち並んでいる
ブラドベリ上等兵「投下!」
後席のブラドベリ上等兵が投下スイッチを押す
爆弾の投下を確認し、機体を引き起こす
櫓の屋根を掠めるようにして飛んでいくSBD
陣地は周囲の木造建築を巻き込んで大爆発を起こす
友軍機が突然爆発、墜落したという報告が届いたのはそのときだった
高射砲が確認できなかった場所で突然高射砲の攻撃を受けたということか
ブラドベリ上等兵「奴らの高射砲は即時移動が出来るほど軽いのか?」
シャイナー上等兵「その割には、日戦軍団の時には損害は軽微だった。墜落したのも僅かに3〜4機だと聞いている」
ブラドベリ上等兵「じゃあ、一体それは・・・」
シャイナー上等兵「とにかく、爆弾は落としたんだ。すぐに引き返すぞ」
二両の乗るSBDは反転、「エンタープライズ」へと向かった
一部では突破に成功し、一部では膠着状態に陥っている
軍事施設周辺まで到着したロドスシルト少佐直轄の分隊は、建物の陰に隠れていた
ロドスシルト少佐「・・・本隊はどうした?」
副官「まだ到着していません」
ロドスシルト少佐「奴らの爆撃が始まったら、我々も後退しなければならん。それまでに間に合えばいいが・・・」
プロトン兵士A「第三艦隊より入電!『QQQQ共和国首都クラウドポリスが爆撃を受けた模様』!」
ビスカイト中将「QQQQは今回の作戦計画には無関係だ。現時点では何ら意味の無い情報だな」
ロドスシルト少佐「現時点では、ですがね」
QQQQ共和国の首都、クラウドポリスが爆撃された、という報告も入った
真偽は不明だが、QQQQの防空網を潜り抜けることが出来るのはおそらくあの空中戦艦ぐらいだろう
こちらに向かってくる前に、街を制圧しなければ
激戦は所々では収束しているが、連合軍は戦力を逐次投入、従来どおりの車海作戦でキョウビーチャを攻めた
もうすぐ榴弾砲部隊が到着する。向こうの空中戦艦の補給が先か、こちらの榴弾砲部隊の到着が先か
キョウビーチャの戦闘は、激化するばかりである
第十三話 終わり
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