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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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青き名将(仮題) 第十三話
 松井一真  - 2009/1/27 17:31 -
  
陸上戦闘開始。今回から本格スタートです。

第十三話 続・北方最大の作戦
西方の小国、チョロQアイランド
開戦劈頭、GKU軍の攻撃を受け真っ先に陥落した国である
その南にあるゲープコッチ州に、政府は亡命していた
民間車A「・・・閣下、例のバス会社から連絡です」
民間車B「そうか。なんだって?」
民間車A「路線延長計画のための海底トンネルの資金が上手く集まらないそうです」
民間車B「・・・だろうな。このご時世、国防予算で精一杯だ。五島戦争の遺物が今次大戦で通じるとは思えんからな」
民間車A「島内の増便計画は何とかなったんですがね」
民間車B「燃料費も高くなってきてる。例の民兵に頼んで代替燃料とやらを試してもらうしか無さそうだ」
民間車A「ミリーガーの油田さえ何とかなれば、こっちの物なんですがね」
つけていたラジオのニュースの声が響き渡る
アナウンサー「連合軍統合情報部より発表。本日未明、連合軍はチョロ〜ン帝国の大都市キョウビーチャへと突入。大規模な市街戦が展開されている模様なり。また、ブルーウェイ方面には連合軍機動艦隊が応援に到着、戦線はわがほうの優位に向かっている模様」
民間車B「・・・この発表、君ならどう考える?」
民間車A「・・・少なくとも、キョウビーチャのほうはあまり楽天的に見ないほうがよさそうです。南部の都市から撤退した多数の戦力が集結しているんです。おそらく、マッグユーノスより恐ろしいことになるでしょう」
民間車B「・・・壊滅か」
すると、彼らのいる建物にミゼットが駆け込んできた
民間車C「閣下!配送終わりました!」
民間車B「そうか、ご苦労だった」
民間車C「しかしどこの運送屋も、このご時世は軍事輸送の応援が多くて大変だそうですよ。チョロQ王国なんか、戦火が遠ざかったばかりだというのに民衆を徴用して最前線で輸送任務だそうで」
民間車A「その点、ここはまだまだ大丈夫だな」
民間車C「・・・ここも戦場になるんですかね?」
民間車A「・・・分からんな・・・しかし、ここの別荘も悪くない物ですな。流石は元政治家」
民間車B「戦争さえなけりゃ、今でも現職だったんだがな・・・」
部下達の話を聞いていた深緑色のチョロQが、不意に呟いた

青々と広がる草原に、無数の榴弾砲が立ち並んでいる
それらは一斉に砲撃し、Qタンクたちの進撃を阻んでいた
兵士A「敵砲陣地からの砲撃が熾烈!これ以上の進撃は不可能です!」
将校「それでもやるしかないんだ!この島を押さえるには砲陣地を占領するしかない!」
兵士B「しかし、このままいたずらに戦力を消耗するわけには・・・」
そのとき、何かが飛翔する音が響き渡った
続いて、遠方の草原に火柱が上がった
将校「な、なんだっ!?」
兵士A「・・・ちょっと、見てきます!」
兵士の一両が、丘の上へと登る
すると、先ほどまで砲撃を繰り返していた砲陣地が、炎に包まれていた
兵士A「敵砲陣地、壊滅!弾薬に火がついたようです!」
将校「・・・友軍艦隊か!?とにかく、砲陣地が壊滅した。進撃を続けるぞ!」
将校たちも丘を登っていく

ブルーウェイ近海、数隻の戦艦が艦砲射撃を続けている
無事到着した日戦軍団艦隊である
乗員「敵砲陣地壊滅!見事に弾薬庫に当たったようです!」
通信士「友軍部隊より入電!『南5km地点に新たな敵砲陣地発見』!」
艦長「よし。これより南5km地点の砲陣地を攻撃する!」
移動しつつ、艦砲射撃を続ける戦艦郡
その間、他の艦艇が対空、対地援護射撃を続けている
ブルーウェイの戦局は逆転しつつあった
現在Qシュタイン艦隊がこの海域に迫りつつある。何とかして持ち堪えるのだ
彼らの見つめる先の島は、幾多もの噴煙が上がっていた・・・

ミニッツワーモで手配した数両の兵員輸送車は、予想以上の快速でキョウビーチャに到着した
やや窮屈ではあったが、これまで敵に見つからずにここまでたどり着けたのもこの車両のおかげである
さらにこの車両には機関銃が備え付けられている。このまま突入して機関銃射撃を敢行する事も出来る
ビスカイト中将「降車後は各部隊ごとに独自行動を取れ。いいか、死ぬなよ!」
機関銃を構える兵士が撃ち始める
そして、急ブレーキをかけて兵員輸送車が停止する
操縦士「予定地点に到着した!」
ロドスシルト少佐「全員降車!」
後部の扉が開く
一斉に飛び出す兵士
ロドスシルトたちも飛び出す
そして、物陰に隠れる
機銃弾が道路に着弾する
ロドスシルト少佐「戦場の真っ只中だ。気をつけろよ!」
榴弾が炸裂する
連合軍が一斉に突入を開始する
副官「市街地だというのに、結構派手にやりますね」
ロドスシルト少佐「奴らも必死だからな。三〇年前の戦争の俺もそうだった」
彼らは木造建築の傍らに隠れ、突撃の機会を待っている
木造建築の多いキョウビーチャだが、例の運河周辺はコンクリートや近代的な建物が立ち並んでいるという
とりあえずは、その近くにある司令部が目標だ

基地司令官、モラスト少将は、連合軍の突入を呆気なく許したことに憤っていた
モラスト少将「一体なぜ、こうも簡単に突入された!?」
ドタグラ大佐「お言葉ですが、基地司令。今回の相手は猪突猛進型のリピーレド元帥だけではないのです。智将、ビスカイト中将が参加しています」
モラスト少将「『西の帝国』の切れ物か。あいつには何度も苦汁を嘗めさせられた。今度こそ勝ちたいものだが・・・」
ドタグラ大佐「そうは問屋が卸さない、ようですな」
すると、前線で戦っている分隊から連絡があった
ジョロンバ軍曹(車種:M8グレイハウンド)(通信)「こちら第692分隊のジョロンバ、連合軍の本隊がやってきた!空軍に早い所支援を頼むと言っておいてくれ!」
上官に対して溜め口を使うジョロンバ軍曹だ。口は悪いが射撃の腕はチョロ〜ン陸軍においてもトップクラスだ
モラスト少将「司令部、了解した。だが行軍中の部隊に対する攻撃が行われたと聞いたが・・・」
ジョロンバ軍曹(通信)「急降下爆撃機でやれたのはどうやらごく一部だけらしい。恐ろしく多い!」
ドタグラ大佐「・・・なるほど。内部に突入したビスカイト隊が先発して戦力を攻撃、そちらに部隊が集中しているところに本隊を送り込むということか・・・」
モラスト少将「上からの指示で、ここは絶対に死守せねばならん。頑張ってくれ!」
ジョロンバ軍曹(通信)「言われなくても!」
そういうと、ジョロンバは無線を切った

キョウビーチャ市街地、機関銃陣地
例の遊撃重機関銃手は、突入してきた敵部隊の攻撃に当たっていた
ブレダ上等兵「ようやく、俺たちの本領発揮だな」
パナール上等兵「よし、おいでなすったぞ。攻撃開始だ!」
既に銃架に備えた重機関銃の引き金を引く
迫り来る巡航戦車が、こちらへと砲身を向ける
だが、銃弾の一つが砲身に当たったようで、爆発、沈黙する
パナール上等兵「何だ?この前に見たのと全然形が違うぞ」
ブレダ上等兵「ああ、ありゃクリークだ。Qシュタイン大陸南方の、内戦まみれの国」
パナール上等兵「おいおい、本土で手が一杯じゃないのかよ」
ブレダ上等兵「どうやら連中、大戦が始まると途端に団結するらしいぞ」
今日はまだ榴弾砲の攻撃がない分、マッグユーノスよりはマシだ
電撃作戦に榴弾砲は向かないから、しばらく榴弾砲の攻撃は無いだろう
だが、戦闘が長期化すると、おそらくは榴弾砲を投入してくる。それまでの間に敵を倒すべきなのだが、厄介なことに今度の敵には切れ物がいるという
ブレダ上等兵「空軍の再攻撃がいつになるかだな・・・」
パナール上等兵「こっちも榴弾砲で撃ち返しゃ問題ないんだがな」
ブレダ上等兵「運河で休んでいる軍艦を使えればもっといい」
パナール上等兵「全くだ。でもそれは、軍艦の射程圏内に敵が入って来たらの話だ」
運河側からの敵の進入はまだない
流石に運河側は我々の勢力圏だ。奴らもそこまで進入することは出来ないだろう
チョロ〜ン兵士A(通信)「中央通方面、敵三個分隊接近!」
パナール上等兵「了解!すぐにそっちに向かう!」
重機を担いで、パナールが応答する
辺りで爆発が巻き起こる
タンク携行型のロケットランチャーだ

市街地で榴弾が次々と爆発する
しばらくは迫撃砲程度の攻撃だが、いずれは大規模な榴弾砲が郊外に配置される予定だ
それにしても、これほど大規模な市街戦は初めてだ
今までの市街戦は戦局が一方的だったり、隠密作戦だったりして、大規模な戦闘が行われることは無かった
少なくとも、自分の目の前では
分隊長「東西通りでクリーク軍一個小隊が重機関銃にやられたらしい。下手に大通りを行くのは危険だ!」
銃弾が道路に当たり、噴煙を上げる
久々の実戦参加となったコムニエムは、初めてとなる大規模市街戦に唖然とした
プロトン王国陸軍創設以来であろうか、と言わんばかりの戦い。確かにこちらの戦力は三個連隊と、マッグユーノス戦と同じだが、同盟国であるニビリアやクリーク、ゲールからも援軍が送られている
しかもニビリア軍は元々チョロQアイランド解放作戦に向かう途中の部隊を急遽展開した物である
「またチョロQアイランド解放が遅れる」、出撃前にボアン大尉が呟いていた
ヒチニリアは戦力温存のために参戦しなかったが、グリシネ国陸軍派遣部隊の姿はあった
だが、この熾烈な戦いの中で、あの陸戦に不慣れな部隊がどれほど生き残れるか
勿論、他国軍の心配をしている場合ではない
目前に銃弾が着弾する
分隊長「目標は司令部だ。日戦軍団の報告では強固な防備で守られている。気をつけなければならんぞ!」
コムニエム軍曹「了解!」
日戦軍団航空隊の報告により、大体の機銃、砲陣地の位置は把握している
だが、そうして安全地帯であるはずの場所を通ったクリーク軍がやられた
おそらく、一部の機関銃は遊撃部隊に配備されている
機銃弾が大通りに次々と着弾する
物陰から通りを見ると、M4A3が銃弾を受け吹き飛んでいた
重機関銃だ
やはり遊撃部隊にいたのか

銃弾を受けた敵M4A3が爆発し、残存する敵戦車も後退を開始した
だが、みすみす逃すつもりもない
どうせ別方面から攻めてくるのだ
銃弾を受け、M3が吹き飛ぶ
急旋回して逃げようとするM4A3
だが、エンジンに直撃、爆発する
ブレダ上等兵「よし、あらかた潰したぞ!」
すると、物陰から何かが飛んできた
ロケット弾だ
ブレダ上等兵「逃げろ!」
すぐさま重機を取り外したパナールが、慌てて退避する
ロケット弾は道路に着弾、爆発する
パナール上等兵「危なかった・・・」
2両は再び、別の陣地へと向かう
土嚢に機銃を置き、射撃準備を整える
パナール上等兵「前方よりM5が六両!」
直後、ブレダが機銃の引き金を引いた
銃弾を受け、M5が一両吹き飛ぶ
後続が撃ち始める
砲弾は陣地付近に着弾、派手に爆煙を上げる
二両目も銃弾を受け大破、炎上する
友軍の迫撃砲が援護射撃を開始する
三両目に至近弾、派手に横転する
続いて一発が命中、衝突した四両目を巻き添えに三両目が吹き飛ぶ
残るは二両、一気に加速してこちらへ突っ込んでくる
しかし、銃弾の一発が一両の履帯に命中、体勢を崩す
そこに迫撃砲弾が直撃した
パナール上等兵「目標を殲滅!」
ブレダ上等兵「・・・許せよ」
パナール上等兵「・・・何か言ったか?」
ブレダ上等兵「いや、なんでもねぇ」
壮烈な戦いは、なおも続く
第十三話 続く

引用なし
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青き名将(仮題) 第十三話 松井一真 2009/1/27 17:31
  Re:青き名将(仮題) 第十三話 松井一真 2009/1/27 17:32
   青き名将(仮題) 第十三話 あとがき 松井一真 2009/1/27 18:42
   Re:青き名将(仮題) 第十三話 あとがき ダークスピリッツ 2009/1/30 15:51
   Re:青き名将(仮題) 第十三話 あとがき 松井一真 2009/1/30 17:11
   青き名将(仮題) 第十四話 松井一真 2009/4/29 22:23
   Re:青き名将(仮題) 第十四話 松井一真 2009/4/29 22:25
   Re:青き名将(仮題) 第十四話 松井一真 2009/4/29 22:27
   Re:青き名将(仮題) 第十四話 松井一真 2009/4/29 22:30
   Re:青き名将(仮題) 第十四話 松井一真 2009/4/29 22:33
   青き名将(仮題) 第十四話 あとがき 松井一真 2009/4/29 22:34
   Re:青き名将(仮題) 第十四話 あとがき ダークスピリッツ 2009/5/10 22:20
   Re:青き名将(仮題) 第十四話 あとがき 松井一真 2009/5/10 23:35

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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