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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
以上、さくらがちる頃に。
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松井一真
- 2008/11/17 20:49 -
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キョウビーチャ戦の幕開け。今回は対空戦闘のみで。
第十二話 北方最大の戦い
日戦軍団、第一機動部隊、空母「赤城」
ノースグリーン攻略の要となる六隻の空母の筆頭であり、司令長官赤城中将が座乗する艦である
日戦軍団通信兵「・・・司令、来ました。『本日、予定通り作戦を決行する。航空攻撃隊は直ちに発進準備せよ』、以上です!」
赤城中将「・・・了解した。第一次攻撃隊、発艦準備急げ!」
艦長「第一次攻撃隊、発艦準備急げぇ!」
艦長たちが復誦する
「北方戦線最大の機動部隊」が動き出した
マッグユーノス郊外に、三個中隊が集結した
ビスカイト中将「すでに知っていると思うが、本日我が軍は大都市、キョウビーチャを攻撃する。我々は遊撃部隊として連合軍の突入を支援する。前進、始め!」
ビスカイト中将指揮のもと、プロトン王国陸軍第一〇二中隊他計三個中隊が、キョウビーチャへと前進を開始した
副官「・・・勝てますかね?」
ロドスシルト少佐「今までもギリギリだ。今度は・・・もし勝てても、長期戦だな」
副官の質問に、ロドスシルトはそう答えた
これから始まる戦いは、ノースグリーン大陸においてもっとも大規模で、そして過酷な戦いとなる
キョウビーチャ近郊上空、一機の大型機が飛んでいた
機長「やっと、積極的な攻撃作戦ができるようになったな」
今度の攻撃作戦は、マッグユーノス近郊の飛行場空爆作戦である
ここを撃滅すれば、チョロ〜ン本土奪還も不可能ではなくなる
勿論、海軍の頑張り次第でもあるのだが、それに関しては問題ないだろう
進軍する敵部隊への奇襲は、キョウビーチャ所属の陸軍航空隊が行う手筈となっている
機長「別働の二番機は、上手いことやってるかな?」
副長「大丈夫だと思いますよ。タカスギの国防はたいしたことがないそうですから」
機長「おいおい、核弾頭まで持ってる国がどうしてそんなに国防に難があるといえるのかね?」
副長「主力部隊は植民地の島に出張ってるそうです。残りは・・・たいしたことの無い面子だそうですよ」
タカスギ、すなわちQQQQは、建国当時のチョロ〜ンの領土であった
現在の陸軍総司令官である高杉元帥の祖先は、独立戦争の英雄であったという
機長「我が国を裏切ったばかりか、大量虐殺とは、全く態度のでかい国だ」
副長「全くです。しかし、その前に我々は祖国を襲う侵略車どもから、祖国を守らなければなりません」
機長「・・・そうだな」
眼下には平原が広がっている
数分もすれば、目標となる飛行場が見えるだろう
平原を行く一本の道路を、Qタンクたちが進軍していく
リピーレド元帥「もうすぐキョウビーチャだ。警戒を厳となせ!」
第二軍直轄連隊は、後続の三個中隊の到着を待って、キョウビーチャに突入する予定である
その前にキョウビーチャ付近にて待機すべく、進軍を続けている
プロトン兵士A「休みの殆ど無い突進作戦だが、果たして大丈夫だろうか?」
プロトン兵士B「一応勝っているんだし、問題は無いんだろ」
プロトン兵士A「それにしても滅茶苦茶な作戦だな。上は何を考えているのやら」
プロトン将校A「その『上』が近くにいることを忘れるなよ」
すると、上空に轟音が響き渡った
ミフェイドビッチ大佐「敵襲!」
迫り来る爆撃機編隊
そして、爆撃機から無数の爆弾が投下された
プロトン将校A「伏せろ!」
次々と起こる爆発
数両のM4が吹き飛ばされる
慌てて近くの木々の陰に隠れる将校たち
プロトン兵士A「危ねぇ・・・!」
相次ぐ爆発
急降下爆撃機、機銃掃射をしつつ爆弾を投下する
銃弾を受けM3が爆発する
慌てて退避する数両のQタンク
だが、爆風を受け吹き飛ばされる
M42が対空射撃を行う
だが、機銃掃射を受け撃破される
プロトン将校B「撃つな!撃つと場所がばれるぞ!」
将校が隠れている倒木に機銃弾が命中する
爆発で木々が倒れる
退避するQタンクたち
数分後、敵爆撃機は飛び去っていった
リピーレド元帥「敵の攻撃が止んだ。進撃を再開する!」
退避していたQタンクたちは一斉に隊列に戻る
先の攻撃で部隊に少なからず損害があったが、それを確認するのはしばらく後になるだろう
マッグユーノス近郊上空、前方に飛行場が迫りつつある
前方警戒手「機長、もうすぐ目標です」
連合軍機が接近する
機長「・・・来たか」
連合軍機、次々と交戦を開始する
前方警戒手「射撃準備、完了!」
機長「よし、射撃始め!」
機関砲が撃ち始める
連合軍機、ことごとく撃墜される
続いて高射砲が撃ち始める
数発ほど被弾するが、支障は無い
機銃掃射を受け、撃破される高射砲
逃げ惑う敵戦車たち
だが、機銃弾は容赦なくそれらを襲う
爆発、炎上する施設郡
機長「よし、任務完了。そのままキョウビーチャまで戻るぞ」
眼下には連合軍のチョロQたちが走り回っている
機長「・・・許せ。これが戦争だ」
空中戦艦の飛行場攻撃作戦は見事成功。これにより連合軍の航空支援は機動部隊によるそれのみとなった
キョウビーチャ近郊、第二軍直轄連隊は一旦集合した
プロトン将校A「第287小隊、損害無し!」
プロトン将校B「第258小隊、損害四両!」
プロトン将校C「第269小隊、損害七両!」
将校たちが、損害を報告する
リピーレド元帥「よし、後は彼らの到着を待とう」
ミフェイドビッチ大佐「・・・彼ら?」
リピーレド元帥「『最強の援軍』だよ」
すると、無線機を持っていた兵士が、マッグユーノス基地からの連絡を伝えた
プロトン通信兵「第一〇二中隊から入電です。『現在ミニッツワーモより高速輸送車にて移動中。すぐに追いつく』、以上です!」
ビスカイト中将が指揮する第一軍北方派遣部隊は、高速輸送車二〇両を用いて移動していた
航空隊の再攻撃までの隙を突いて、ここまでやって来るという計画だ
プロトン通信兵「あと一時間三〇分で突入です」
リピーレド元帥「援軍の到着予定は?」
プロトン通信兵「この分だと・・・突入開始とほぼ同時です」
ミフェイドビッチ大佐「ギリギリを突いたか。流石はビスカイト中将・・・」
リピーレド元帥「スピードに越したことは無いな」
まもなく日戦軍団海軍による総攻撃が開始される。それに続いて突入するのだ
おそらく第一軍北方派遣部隊は輸送車ごと突入するだろう
他の連合軍陸上部隊もこのキョウビーチャ付近で待機している
当初の計画ではレイオガル陸軍も参加予定だったのだが、レイオガルの主戦力は一年ほど前より行方不明である
そのため、当初の計画では占領されたチョロQアイランドの解放作戦に向かう予定だったニビリア・ヒチニリア連合部隊を急遽、こちらへ派遣することとなったのだ
一時間後、東の空から轟音が響き渡った
プロトン将校A「来たぞ!友軍の航空隊だ!」
日戦軍団海軍第一機動部隊艦載飛行隊が、キョウビーチャの攻撃に来たのだ
サイレンが鳴り響く
チョロ〜ン将校「敵襲ぅーーー!敵襲ぅーーー!」
兵士達が一斉に配置に付く
ついにノースグリーン大陸における最大の戦いが始まった
重機を持った二両の兵士も、銃座へとたどり着いた
パナール上等兵「高射銃架があってよかったな」
ブレダ上等兵「全くだ。敵機が襲い掛かってるのに逃げるだけってのは、機銃兵として性に合わんからな」
パナール上等兵「・・・死ぬときは一緒だぜ」
ブレダ上等兵「さっきも言った気がするな・・・俺が」
上空に轟音が響く
パナール上等兵「来たぞ!」
機関銃を構えるブレダ上等兵
辺りで爆発が巻き起こる
迫り来る爆撃機
撃ち始めるブレダ上等兵
敵機は回避運動を取るべく上昇していく
かと思えば、旋回して爆弾を投下した
パナール上等兵「退避!」
慌てて退避する二両
爆弾は銃座の近くに命中した
幸い、二両は無事だった
パナール上等兵「大丈夫か?!」
ブレダ上等兵「ああ、まだいける」
再び銃把を握るブレダ上等兵
敵機が迫る
ブレダ上等兵「喰らえ!」
銃弾命中、敵機は煙を噴いて離脱していく
ふと見ると、翼には赤い円
ブレダ上等兵「あのマーク・・・『東の民兵』か?」
パナール上等兵「ああ、らしいな。一年前にここで洪水起こした奴らだって聞いたが」
ブレダ上等兵「あの時はフロート付きだったって聞いたぜ」
パナール上等兵「フロート付きで恐ろしく速けりゃ、赤い円が見えなくても『東の民兵』だってよく言ってたもんだな」
街中で次々と起こる爆発
ふと見ると、隣の銃座に爆弾が命中した
パナール上等兵「あっ!」
急いで無線機を取るパナール上等兵
パナール上等兵「第三五番銃座、被弾!被害甚大!」
ドドビガ大尉(通信)「まだ一個だ!やれるぞ!『民兵』は帰還重視だから、煙さえ噴かせりゃ後は問題ない!」
固定脚の爆撃機が迫る
銃弾、数発が命中
だが、そのまま爆弾を投下する
ブレダ上等兵「退避!」
物陰に隠れる二両
爆弾は近くの施設に命中した
再び銃座に戻る二両
続いて単発のやや大型の機体が迫る
数発の銃弾をもろともせず、爆弾を投下する
再び退避する二両
爆弾、今度は銃座付近に直撃する
ブレダ上等兵「・・・この戦い、本当に生き延びれるのか?」
パナール上等兵「・・・大丈夫、俺たちは不死身だ。これまで幾多もの修羅場を乗り越えただろう!」
給弾をしつつ、パナール上等兵が言う
ブレダ上等兵「・・・ああ、そうだったな」
再び構えるブレダ上等兵
チョロ〜ン兵士A(通信)「こちら第十七番銃座。不死身の三六番、状況はどうだ?」
パナール上等兵「ああ、こっちは良好だ!さっきのを含めて四機ぐらいは煙噴かせた」
チョロ〜ン兵士B(通信)「あいつらの機体、やけに頑丈になったよな。ウルタンクの報告じゃちょっと前まで防弾性なんかほとんど無かったって言うのに」
パナール上等兵「そりゃ、バックがQシュタインじゃ仕方ないだろ」
対空戦闘はなおも続く
そして、司令部から新たな通信が入った
ドタグラ大佐(通信)「こちら基地司令部。敵陸上部隊がキョウビーチャに接近しつつあり!」
ブレダ上等兵「・・・おいでなすったか。対空戦済ませたら、俺たちお得意の陸戦と行こうぜ!」
パナール上等兵「上が許してくれればな」
大体が爆弾を投下したのか、敵の航空隊は撤退しつつある
そろそろ、陸戦への移行命令が下るだろう
キョウビーチャ付近に、二〇両もの装甲車がやってきた
ビスカイト中将(通信)「こちら第一軍北方派遣部隊。予定通りの時間だ。このまま突っ込むぞ!」
ミフェイドビッチ大佐「こちら第二軍直轄連隊、了解。これより突入を開始します」
リピーレド元帥「よし、やっと俺たちの出番だ。行くぞ!」
無数のQタンクが進撃を開始する
ノースグリーン史上最大の陸戦が、始まろうとしていた
第十二話 終わり
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