■BBS - Bulletin Board System
掲示

ホーム > BBS > チョロQ小説板

雑談板 チョロQ小説板  

どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

  新規ツリースレッド一覧トピック番号順検索設定  
48 / 523 ツリー ←次 | 前→

青き名将(仮題) 第十一話 松井一真 2008/10/23 21:50

   青き名将(仮題) 第十二話 松井一真 2008/11/17 20:47
   Re:青き名将(仮題) 第十二話 松井一真 2008/11/17 20:48
   Re:青き名将(仮題) 第十二話 松井一真 2008/11/17 20:49
   青き名将(仮題) 第十二話 あとがき 松井一真 2008/11/17 21:32
   Re:青き名将(仮題) 第十二話 あとがき ダークスピリッツ 2008/11/19 19:19
   Re:青き名将(仮題) 第十二話 あとがき 松井一真 2008/11/19 20:01


青き名将(仮題) 第十二話
 松井一真  - 2008/11/17 20:47 -
  
スパム対策ついでに急ピッチで執筆、第十二話。

第十二話 北方最大の戦い
ある駅のホームに、初老のチョロQがやってきた
チョロQ「・・・次の電車、何分後だ?」
駅員「ああ、さっき出てったばかりなので・・・十五分後です」
チョロQ「そりゃ、良かった。ちょっと、話を聞いてくれないか?」
駅員「列車が来るまで暇なので、いいですよ」
この路線も、それ程列車が来るわけではない。真昼間に十五分間隔、ラッシュアワーですら一〇分間隔だ
チョロQ「・・・チョロQって、なんだと思う?」
駅員「・・・『走ること』に関わる物だと」
勿論、駅員も列車の運行に携わる物、すなわち列車が走ることに関わっていた
チョロQ「・・・俺も、そう思っていた。だが、現実は違ったよ」
駅員「・・・なんだったのですか?」
チョロQ「俺は昔、レーサーだった。そこそこ名の知れた、な」
チョロQは、自身の過去を語りだした
「駆け出しの頃は散々言われたよ。『田舎物に何ができる』とかな。だが、そんな俺を励ましてくれた奴が一台だけいた。郷にはレースについて話せる奴はあまりいなかったから、伝説の最速レーサーへの対抗手段を二台で語り合った物だ。レースの時はライバルでも、レース場の外じゃ親友だった・・・」
そこまで言って、チョロQは一旦、語るのを止めた
駅員「・・・どこかで、聞いたことがあるような」
チョロQ「だろうな。チョロQならば、どこかで噂ぐらい聞いていたはずだ。だが、その『伝説』もほんの数年で終わっちまった。政治屋の陰謀でな」
チョロQは、再び語りだした
「・・・ある政治屋が、その最速レーサーとやらの悪評を捜していた。そうしているうちに、その政治屋はそのレーサーの親友が、本来レースに参加できないはずの、あるハンディキャップがあったことが明らかになった。そして、そいつは俺の親友そのものだった・・・」
汽笛が響く
駅員は慌てて旗を取り出す
だが、それは肩透かしだった
貨物列車が、線路を通過していく
チョロQ「・・・どうにも引っかかっていたんだよ。奴がしきりにそんなことを言い出したんだ。くだらない規定とかすっ飛ばして、どんなチョロQでもレーサーになれるようにすればいい、なんてな」
駅員「・・・それで、言われた時にはなんとも思っていなかった、ですか?」
チョロQ「ああ。なかなか鋭いじゃねぇか。結局そのときは、喧嘩になっちまった。だが、なんでそいつがそんな話を持ちかけたか、分かるか?」
駅員「もしや、そのレーサーも圧力を受けていた、と?」
チョロQ「そういうこった・・・いつしかレースは政治の道具になっていた。その政治屋が推しているレーサーを一位に仕立てるために、奴らは邪魔だった。そうしたらまとめて潰すことができる要素が揃った。それで、政治屋は奴に圧力をかけた」
語る声が、どことなく悲しげに感じた
チョロQ「・・・それで、奴は・・・」
飛行機の轟音が響く
チョロQ「レース中に自殺した。壁に突っ込んだんだ」
駅員「・・・レース中に?!」
チョロQ「俺は最初、何がなんだかわからなかったよ。目の前を走ってたはずのあいつが突然、事故を装って壁に突っ込んでったんだからな。結局のところ、俺とあいつは和解することが出来なかった」
駅員「・・・それで、レーサーを辞めたのですか」
チョロQ「・・・空しくなったんだよ、走ることが。気づけば最速レーサーも姿を消したらしい」
親友が消えたからか、陰謀に気づいたからか・・・
チョロQ「そいつが雲隠れしてからどうなったかは知らねぇが、俺は堕落の道を辿った。酔っ払って暴れまわったこともあった。そんなある日、あるお偉いさんに目を付けられた。俺の過去を知っていたらしくてな」
あの事件から数年、レースにまつわる法律はたびたび改正されていた
気づけば、「くだらない規定」は消えていた
「そいつの下で指導教官をやって、俺の教え子は見事に強豪に成り上がっていった。そいつも、奴と同じハンディキャップがあった。だがそれを明かした状態のまま強豪になれたんだ。教え子が強豪になったのは嬉しいが、誰かが死んでから法を改めるなんてやり口が気に入らなかった」
法は何度も変わり、レーサーたちは種別分けされた
チーム制度ができ、グランプリもそのチームからメンバーを選出するようになっていた
チョロQ「それから、教え子達のうちの一台が俺の果たせなかった夢を果たしたのを見た俺は、表舞台を完全に去った。俺のすべきことは終わり、後は俺自身がずっと溜めていた問題・・・すなわち、今俺があんたに話したことを、捜してみようと思ってね」
駅員「チョロQの、存在意義ですか」
轟音が鳴り響く
彼らの上空を、戦闘機が飛んでいく
チョロQ「今、世の中は戦争の真っ只中、それも泥沼だ。いつ終わるかも分からねぇ。聞いた話じゃ、ここから南のほうのブルーウェイという島で、また派手にやってるそうだ」
駅員「・・・知り合いに、陸軍の通信士がいましてね。北のほうは膠着状態だ、と言ってましたよ」
聞き役に徹していた駅員が、口を開いた
チョロQ「・・・膠着か。こうしている間にも、前線じゃあチョロQが死んでいるんだな。なんだかやりきれねぇよ」
駅員「『如何なる危険があっても、俺はそこに行かなければならない』・・・その通信士の言っていたことです。前線の兵隊ではありませんが、彼でさえその覚悟。同じチョロQでも、Qタンクは覚悟が違うんです」
チョロQ「・・・Qタンクにとって、チョロQの存在意義ってなんなんだろうな・・・俺には分からねぇ。でも、案外どっかで、その覚悟ってのが分かっちまうかもしれねぇな」
五度目のキュワール大戦。今度こそキュワール全土に戦火が及ぶ。この地が突然爆撃されることもあるだろう
駅員「・・・通信士がもうひとつ、言っていました。『Qタンクの生き甲斐は戦うことだ。だが無闇に戦うのではない。何かを守るために戦うのだ』と。ヒントの一つになれば、幸いです」
チョロQ「・・・そいつには一度会ってみたいものだな。だが、その前に行くところがある」
駅員「・・・どこですか?」
チョロQ「ミリーガーって国が中央海の北のほうにあるそうだ。そこにはレースを生き甲斐としない、珍しいチョロQが住んでいるらしい。つまり、チョロQの『第三の姿』を見られるというわけだ」
駅員「レースを生き甲斐としないなんて、珍しいチョロQもいるものですな」
チョロQ「『戦い』を生き甲斐とするチョロQなら、そこらじゅうにいるのにな。でも、彼らだって平和を望んでいるだろう?・・・分からん物だな、世の中って」
甲高い音が響く
駅員が音の鳴ったほうを見たあと、チョロQに言う
駅員「・・・来ましたよ」
駅員はホームの端へと移動し、旗を挙げる
チョロQ「・・・そうか。それじゃあ、俺は行くよ。まだまだ話し足りないこともあったが・・・」
列車がホームへと滑り込んでくる
ドアが開く
チョロQ「楽しかったぜ。また会えるかどうかは、分からんがな」
駅員「・・・できれば今度は、終戦後にでも会いましょうや」
チョロQは車内へと入っていった
駅員が笛を吹くと、ドアが閉まった
駅員が旗を挙げ、振った
轟音と共に、列車が走り出す
駅員は、旗を降ろした
気づけば、十五分にも及ぶ長話を、淡々と聞いていた
駅員「・・・やはり、あれは・・・」
上空を、無数の航空機が飛んでいった
CQ暦241年、3月下旬。春先のことであった・・・

南方、グッドウェイ諸島にある島、ブルーウェイ島は航空基地を有する島である
マジノライン島と線路が繋がっていないため装甲列車隊の投入は困難であった
そのため、連合軍南方派遣軍の精鋭部隊においても攻略に難航した
日戦軍団海軍軍令部のある幕僚の「我らが海上部隊はどうした。超弩級戦艦はどうしたというのだ」という発言により、戦艦部隊による突入作戦が敢行されることとなった
航空艦隊及び陸上飛行隊による支援があるとはいえ、他の島々や機動部隊からも航空機が飛び立って来る状況。戦艦数隻による大規模突入作戦は自殺行為も同然であった
だが、「与えられた任務をしっかりこなすことが、あの島で散っていった物に対する報い」と、艦隊司令はこの作戦を実行に移した
無数の航空機が、戦艦へと襲い掛かる
高角砲が射撃を開始する
数機が墜落する
機関砲の一撃が命中、敵急降下爆撃機が炎上する
急旋回で魚雷をかわしていく
艦長「舵戻せ!」
副長「舵、戻ぉ〜せぇ〜!」
もう一発をかわす
艦長「・・・成功しますかね、この作戦?」
艦隊司令「分からん。ただ、我々はそれをやるまでだ」
友軍航空隊の支援があるとはいえ、大規模な要塞島へ殴りこむのだ
連合軍最強の戦艦である「大和」でさえ、突破は困難であろう
幸い、敵航空機は急降下爆撃機のみで、艦艇最大の敵とも呼べる雷撃機の姿は殆どない
もっとも、急降下爆撃機も錬度次第では恐ろしい敵になりうる。空母の場合、むしろ急降下爆撃機のほうが恐ろしい
逆ガル翼、固定脚の機影が迫る
高射砲射撃が命中、爆散する爆撃機
低空を飛ぶ双発雷撃機
機関砲が射撃を開始する
銃弾、直撃
火を噴いて散る雷撃機
ブルーウェイ沖、波高し
第十二話 続く
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich035248.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


Re:青き名将(仮題) 第十二話
 松井一真  - 2008/11/17 20:48 -
  
忘れてたレイオガル。そしてついに機銃兵に名前が。

第十二話 北方最大の戦い
さて、すっかり忘れ去られていたかもしれないが、レイオガル王国軍及びカルオス帝国軍は、ある大陸へとたどり着いていた
ゾルドルク元帥「・・・うぅ...いてててて、何がおきた!?」
気が付けば、辺りは荒涼とした大地が広がっている
ライズライク中佐「う〜ん・・・遺跡がない」
さっきまであったはずの、遺跡はない
バルゴオ大将「言われてみれば、そうだな。」
ガモン准将「あたたた。年には腰に来るの〜。」
いつになく年よりくさい口調で、ガモンが言う
ニマスト大将「腰ってどこだ!?」
ライズライク中佐「痛いってことは、やっぱり落ちたのか...」
どうやら、高いところから落下したようだ
ゾルドルク元帥「遺跡が消えてしまっているな・・・。」
改めて、ゾルドルクが呟く
あったはずの遺跡が無くなった
もしや、新兵器によりキュワールは壊滅してしまったのか
だが、ライズライクには一つだけ気がかりなことがあった
ライズライク中佐「残骸がない・・・それなのに何故私たちは消えなかったのだろう・・・」
そう、彼ら自身はどうして消えなかったのだろうか
すると、謎のチョロQがやってきた
???「誰だ?お前たちは!!ここは神聖なる地『ゴッド大陸』だぞ!!お前たち!!どこからこの大陸に入った?許可書を見せろ!!」
ものすごい剣幕で叫んでいる
一同「ゴット大陸〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
一同は驚愕した
「ゴッド大陸」、すなわち「神の大陸」。デスゴッド大陸すなわち死神の大陸と対を成す存在。やはり存在していたのだ
???「何故驚く?もしや・・・お前たちはキュワール世界の者か!?」
ガモン准将「もしや!」
謎のチョロQの言葉を聞いたガモンは、あることを思い出した
ガモン准将「グラデバッシュル遺跡に残っていた壁画に残されたもう一つの世界への入り口と、もう一つの世界というのはこの世界なのか!?」
彼はグラデバッシュル遺跡の調査に参加していたのだ
ガモン准将「これは驚いた!グラデバッシュル遺跡に残っていたものは壁画が一部砕けて重要な部分がなかったのだ!」
グラデバッシュル遺跡のそれは崩落の影響か、肝心の部分が欠けていたのだ
ガモン准将「ここがそうなのか。あの遺跡はこの世界と唯一つながるスターゲートが眠っていたわけだ。」
スターゲート、すなわち他の惑星へと通じると見られる謎のゲートである
???「ほぉ、しかし何故あなた方はここにスターゲートを通ってこられたのですか?」
ガモンの説を聞いていた謎のチョロQが言った
ライズライク中佐「通ったというより・・・スターゲートが開かれたんです。」
ライズライクは答えた
とりあえず、ここが別の惑星であることだけは分かったのだが、果たして如何にして再びスターゲートを開けばよいのだろうか
それから考えた結果、とりあえずこの地での戦いに身を投じることになった
それから約一年。キュワールではノースグリーン大陸で激闘が繰り広げられているのだが、勿論彼らは知るよしもない
かつてこの地では大規模な戦争が行われていた。それから約一〇〇年が経過したといわれている
彼らは、「何か」と戦っていた
エストロネ・シザス・ガイ元帥「一体、あれは何なんだ・・・」
ライズライク中佐「おそらくは移動要塞・・・かつてQシュタインが開発していた『ヘテロ』のようなものでしょう」
現地のQタンクたちと合流して戦っていたのだが、「それ」は恐ろしく強く、部隊にも損害が出ている
カルオスとは一時休戦し、「それ」との戦いにおいて共同戦線を張っている
ゼルフ「分隊長!右前方、敵超兵器接近!」
慌てて瓦礫の陰に隠れる
銃弾が瓦礫に命中する
同じ瓦礫の陰に隠れていた狙撃兵らしきレオパルト2A6が言った
狙撃兵「俺の部下も、『あれ』にやられた。酷い戦いだった・・・」
ゼルフ「・・・一体、あなたは・・・」
狙撃兵「ここにあった国の、師団長だった。狙撃を得意とする師団でな。いい奴が揃っていた。だが・・・『あれ』との戦いで・・・総司令も、戦友たちも、信頼していた副官も・・・」
ゼルフ「・・・・」
狙撃兵「戦局は俺たちの優位だったはずなのに、いつのまにか俺たちは負けていた」
近くで爆発が起こる
分隊長「砲撃来るぞ、避けろ!」
急いで逃げる数両のQタンク
瓦礫に砲弾が命中、爆発する
別の瓦礫へ隠れるQタンクたち
狙撃兵「・・・あんたらの祖国、そうなってなければいいな」
ゼルフ「・・・そうですね」
エストロネ・シザス・ガイ元帥「一時撤収だ!近くの塹壕まで逃げるぞ!」
彼らは後にカルオス帝国の宇宙進出の礎を築くこととなるのだが、それは、また別の話となる

さて、舞台は再び転換。北方ノースグリーン大陸の国、チョロ〜ンへと移る
マッグユーノスの街に待機していた第一〇二中隊は、第二軍直轄連隊の補充として、大都市キョウビーチャの攻撃作戦に参加することとなった
プロトン通信兵「『指揮系統は第一軍からの直通となる。独自に遊撃部隊として行動せよ』とのことです」
ロドスシルト少佐「ロッキード司令の厚意に感謝したいところだな・・・中将は?」
プロトン通信兵「『二個中隊を応援に出す。すぐ追いつく』、以上です」
精鋭が三個中隊、第二軍直轄連隊の残存勢力はさっき出て行った自己補充分を含めて一個連隊。クリーク陸軍の二個連隊を含めればミニッツワーモ攻撃とほぼ同等の戦力が得られるが、キョウビーチャにはこれまで撤退した橋頭堡からの部隊が一堂に会している
ロドスシルト少佐「・・・航空隊は?」
プロトン通信兵「日戦軍団第一機動部隊及び、王国海軍第三艦隊が支援に参加するとのことです」
ロドスシルト少佐「『民兵』は牽制に当たっていたのではないのか?」
副官「陸上航空隊の配置が完了したそうです。『これまですまなかった。ようやく支援に参加できる』とのことです」
すると、司令室に一両のヴェスペがやってきた
コムニエムだ
コムニエム軍曹「司令!怪我治りました!いつでも行けます!」
副官「・・・頼もしいな」
スミューゲン中尉「一応、兵舎にて待機といっておいたのですが・・・」
ロドスシルト少佐「まあいい。治って何よりだ。それよりも・・・死に急ぐなよ」
コムニエム軍曹「了解!」
コムニエムは司令室を走り去っていった
ロドスシルト少佐「さて、後5日か。それまで休憩だ」
第一〇二中隊の面々は、五日後の作戦決行まで待機することとなった

ある前線基地。兵士達が撤退の準備をしている
チョロ〜ン兵士A「撤収だってよ。一体俺たちはどこまで逃げればいいんだ?」
チョロ〜ン兵士B「知るかよ。とりあえずはキョウビーチャまで行くんだ。ここにいる民間車たちと一緒にな」
撤収する兵士達は、どことなく疲れているように見えた
撤収には民間車たちも同行していた
将校の一両が怒鳴り散らしている
チョロ〜ン将校A「民間車たちは置いていけといっただろう!戦力外のチョロQを連れてくるな!」
チョロ〜ン将校B「置いていくわけにはいかん!たとえそれが命令であってもだ!」
チョロ〜ン将校A「なにぃ・・・皇帝陛下の意思に背くつもりか!それでも貴様は・・・」
チョロ〜ン将校B「Qタンクの本分とは何だ!」
チョロ〜ン将校A「祖国を守ることだ!」
チョロ〜ン将校B「そうだ・・・祖国とは単に土地そのものを指すのではない。自然、街、家、そしてそこに住むチョロQたち・・・すなわち民間車たちだって『祖国』のうちだろう!」
大喧嘩は続いている
チョロ〜ン兵士A「・・・まただ。分隊長とアンバー曹長の大喧嘩」
チョロ〜ン兵士B「まさかあそこまで対立するとはなぁ・・・」
機材を回収しつつ、兵士達が呟く
第829分隊のアンバー曹長と、彼らの属する分隊のエッケム曹長は対立が激しいという
チョロ〜ン将校B「・・・それが分からん奴は、死ぬまでだ!」
チョロ〜ン将校A「・・・好きにしろ!」
アンバー曹長は早々と施設を出て行った
チョロ〜ン兵士A「・・・でも、あれは分隊長のほうが正しいと思うよ」
チョロ〜ン兵士B「俺も同感だ」
それから数日後、彼らは無事、キョウビーチャへと到着した

大都市、キョウビーチャ
木造建築とコンクリートの建物が立ち並ぶ近代的な町で、すぐ横の大きな湖は運河と繋がっている
ここには、チョロ〜ン陸軍の精鋭たちが集まっていた
モラスト少将「・・・諸君、ここが砦だ。なんとしてでも守り抜くぞ」
前線から引き上げた将兵達は、基地司令官の通信を聞いていた
サミッティー少佐(通信)「第786中隊、配置よし!」
ドドビガ大尉(通信)「第892中隊、配置よし!」
各陣地に居座る将校達が言う
ドタグラ大佐「・・・第63連隊、配置よし!」
司令室にいるドタグラ大佐が続ける
モラスト少将「・・・今度こそ食い止めるぞ。連合の大津波をな」
大要塞となったキョウビーチャ。そこには、あの機関銃手たちもいた
パナール上等兵(車種:ルノーNC戦車)「俺たちにとって、ここは最後の砦となるな」
ブレダ上等兵(車種:M13/40)「ああ。先に死ぬんじゃないぞ!」
パナール上等兵「そっちこそ!」
上空に轟音が鳴り響く
友軍の航空隊だ
防衛体制は万全
来るなら来て見ろ、連合軍。兵士の一両が、そう呟いた
第十二話 続く
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich035248.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


Re:青き名将(仮題) 第十二話
 松井一真  - 2008/11/17 20:49 -
  
キョウビーチャ戦の幕開け。今回は対空戦闘のみで。

第十二話 北方最大の戦い
日戦軍団、第一機動部隊、空母「赤城」
ノースグリーン攻略の要となる六隻の空母の筆頭であり、司令長官赤城中将が座乗する艦である
日戦軍団通信兵「・・・司令、来ました。『本日、予定通り作戦を決行する。航空攻撃隊は直ちに発進準備せよ』、以上です!」
赤城中将「・・・了解した。第一次攻撃隊、発艦準備急げ!」
艦長「第一次攻撃隊、発艦準備急げぇ!」
艦長たちが復誦する
「北方戦線最大の機動部隊」が動き出した

マッグユーノス郊外に、三個中隊が集結した
ビスカイト中将「すでに知っていると思うが、本日我が軍は大都市、キョウビーチャを攻撃する。我々は遊撃部隊として連合軍の突入を支援する。前進、始め!」
ビスカイト中将指揮のもと、プロトン王国陸軍第一〇二中隊他計三個中隊が、キョウビーチャへと前進を開始した
副官「・・・勝てますかね?」
ロドスシルト少佐「今までもギリギリだ。今度は・・・もし勝てても、長期戦だな」
副官の質問に、ロドスシルトはそう答えた
これから始まる戦いは、ノースグリーン大陸においてもっとも大規模で、そして過酷な戦いとなる

キョウビーチャ近郊上空、一機の大型機が飛んでいた
機長「やっと、積極的な攻撃作戦ができるようになったな」
今度の攻撃作戦は、マッグユーノス近郊の飛行場空爆作戦である
ここを撃滅すれば、チョロ〜ン本土奪還も不可能ではなくなる
勿論、海軍の頑張り次第でもあるのだが、それに関しては問題ないだろう
進軍する敵部隊への奇襲は、キョウビーチャ所属の陸軍航空隊が行う手筈となっている
機長「別働の二番機は、上手いことやってるかな?」
副長「大丈夫だと思いますよ。タカスギの国防はたいしたことがないそうですから」
機長「おいおい、核弾頭まで持ってる国がどうしてそんなに国防に難があるといえるのかね?」
副長「主力部隊は植民地の島に出張ってるそうです。残りは・・・たいしたことの無い面子だそうですよ」
タカスギ、すなわちQQQQは、建国当時のチョロ〜ンの領土であった
現在の陸軍総司令官である高杉元帥の祖先は、独立戦争の英雄であったという
機長「我が国を裏切ったばかりか、大量虐殺とは、全く態度のでかい国だ」
副長「全くです。しかし、その前に我々は祖国を襲う侵略車どもから、祖国を守らなければなりません」
機長「・・・そうだな」
眼下には平原が広がっている
数分もすれば、目標となる飛行場が見えるだろう

平原を行く一本の道路を、Qタンクたちが進軍していく
リピーレド元帥「もうすぐキョウビーチャだ。警戒を厳となせ!」
第二軍直轄連隊は、後続の三個中隊の到着を待って、キョウビーチャに突入する予定である
その前にキョウビーチャ付近にて待機すべく、進軍を続けている
プロトン兵士A「休みの殆ど無い突進作戦だが、果たして大丈夫だろうか?」
プロトン兵士B「一応勝っているんだし、問題は無いんだろ」
プロトン兵士A「それにしても滅茶苦茶な作戦だな。上は何を考えているのやら」
プロトン将校A「その『上』が近くにいることを忘れるなよ」
すると、上空に轟音が響き渡った
ミフェイドビッチ大佐「敵襲!」
迫り来る爆撃機編隊
そして、爆撃機から無数の爆弾が投下された
プロトン将校A「伏せろ!」
次々と起こる爆発
数両のM4が吹き飛ばされる
慌てて近くの木々の陰に隠れる将校たち
プロトン兵士A「危ねぇ・・・!」
相次ぐ爆発
急降下爆撃機、機銃掃射をしつつ爆弾を投下する
銃弾を受けM3が爆発する
慌てて退避する数両のQタンク
だが、爆風を受け吹き飛ばされる
M42が対空射撃を行う
だが、機銃掃射を受け撃破される
プロトン将校B「撃つな!撃つと場所がばれるぞ!」
将校が隠れている倒木に機銃弾が命中する
爆発で木々が倒れる
退避するQタンクたち
数分後、敵爆撃機は飛び去っていった
リピーレド元帥「敵の攻撃が止んだ。進撃を再開する!」
退避していたQタンクたちは一斉に隊列に戻る
先の攻撃で部隊に少なからず損害があったが、それを確認するのはしばらく後になるだろう

マッグユーノス近郊上空、前方に飛行場が迫りつつある
前方警戒手「機長、もうすぐ目標です」
連合軍機が接近する
機長「・・・来たか」
連合軍機、次々と交戦を開始する
前方警戒手「射撃準備、完了!」
機長「よし、射撃始め!」
機関砲が撃ち始める
連合軍機、ことごとく撃墜される
続いて高射砲が撃ち始める
数発ほど被弾するが、支障は無い
機銃掃射を受け、撃破される高射砲
逃げ惑う敵戦車たち
だが、機銃弾は容赦なくそれらを襲う
爆発、炎上する施設郡
機長「よし、任務完了。そのままキョウビーチャまで戻るぞ」
眼下には連合軍のチョロQたちが走り回っている
機長「・・・許せ。これが戦争だ」
空中戦艦の飛行場攻撃作戦は見事成功。これにより連合軍の航空支援は機動部隊によるそれのみとなった

キョウビーチャ近郊、第二軍直轄連隊は一旦集合した
プロトン将校A「第287小隊、損害無し!」
プロトン将校B「第258小隊、損害四両!」
プロトン将校C「第269小隊、損害七両!」
将校たちが、損害を報告する
リピーレド元帥「よし、後は彼らの到着を待とう」
ミフェイドビッチ大佐「・・・彼ら?」
リピーレド元帥「『最強の援軍』だよ」
すると、無線機を持っていた兵士が、マッグユーノス基地からの連絡を伝えた
プロトン通信兵「第一〇二中隊から入電です。『現在ミニッツワーモより高速輸送車にて移動中。すぐに追いつく』、以上です!」
ビスカイト中将が指揮する第一軍北方派遣部隊は、高速輸送車二〇両を用いて移動していた
航空隊の再攻撃までの隙を突いて、ここまでやって来るという計画だ
プロトン通信兵「あと一時間三〇分で突入です」
リピーレド元帥「援軍の到着予定は?」
プロトン通信兵「この分だと・・・突入開始とほぼ同時です」
ミフェイドビッチ大佐「ギリギリを突いたか。流石はビスカイト中将・・・」
リピーレド元帥「スピードに越したことは無いな」
まもなく日戦軍団海軍による総攻撃が開始される。それに続いて突入するのだ
おそらく第一軍北方派遣部隊は輸送車ごと突入するだろう
他の連合軍陸上部隊もこのキョウビーチャ付近で待機している
当初の計画ではレイオガル陸軍も参加予定だったのだが、レイオガルの主戦力は一年ほど前より行方不明である
そのため、当初の計画では占領されたチョロQアイランドの解放作戦に向かう予定だったニビリア・ヒチニリア連合部隊を急遽、こちらへ派遣することとなったのだ
一時間後、東の空から轟音が響き渡った
プロトン将校A「来たぞ!友軍の航空隊だ!」
日戦軍団海軍第一機動部隊艦載飛行隊が、キョウビーチャの攻撃に来たのだ

サイレンが鳴り響く
チョロ〜ン将校「敵襲ぅーーー!敵襲ぅーーー!」
兵士達が一斉に配置に付く
ついにノースグリーン大陸における最大の戦いが始まった
重機を持った二両の兵士も、銃座へとたどり着いた
パナール上等兵「高射銃架があってよかったな」
ブレダ上等兵「全くだ。敵機が襲い掛かってるのに逃げるだけってのは、機銃兵として性に合わんからな」
パナール上等兵「・・・死ぬときは一緒だぜ」
ブレダ上等兵「さっきも言った気がするな・・・俺が」
上空に轟音が響く
パナール上等兵「来たぞ!」
機関銃を構えるブレダ上等兵
辺りで爆発が巻き起こる
迫り来る爆撃機
撃ち始めるブレダ上等兵
敵機は回避運動を取るべく上昇していく
かと思えば、旋回して爆弾を投下した
パナール上等兵「退避!」
慌てて退避する二両
爆弾は銃座の近くに命中した
幸い、二両は無事だった
パナール上等兵「大丈夫か?!」
ブレダ上等兵「ああ、まだいける」
再び銃把を握るブレダ上等兵
敵機が迫る
ブレダ上等兵「喰らえ!」
銃弾命中、敵機は煙を噴いて離脱していく
ふと見ると、翼には赤い円
ブレダ上等兵「あのマーク・・・『東の民兵』か?」
パナール上等兵「ああ、らしいな。一年前にここで洪水起こした奴らだって聞いたが」
ブレダ上等兵「あの時はフロート付きだったって聞いたぜ」
パナール上等兵「フロート付きで恐ろしく速けりゃ、赤い円が見えなくても『東の民兵』だってよく言ってたもんだな」
街中で次々と起こる爆発
ふと見ると、隣の銃座に爆弾が命中した
パナール上等兵「あっ!」
急いで無線機を取るパナール上等兵
パナール上等兵「第三五番銃座、被弾!被害甚大!」
ドドビガ大尉(通信)「まだ一個だ!やれるぞ!『民兵』は帰還重視だから、煙さえ噴かせりゃ後は問題ない!」
固定脚の爆撃機が迫る
銃弾、数発が命中
だが、そのまま爆弾を投下する
ブレダ上等兵「退避!」
物陰に隠れる二両
爆弾は近くの施設に命中した
再び銃座に戻る二両
続いて単発のやや大型の機体が迫る
数発の銃弾をもろともせず、爆弾を投下する
再び退避する二両
爆弾、今度は銃座付近に直撃する
ブレダ上等兵「・・・この戦い、本当に生き延びれるのか?」
パナール上等兵「・・・大丈夫、俺たちは不死身だ。これまで幾多もの修羅場を乗り越えただろう!」
給弾をしつつ、パナール上等兵が言う
ブレダ上等兵「・・・ああ、そうだったな」
再び構えるブレダ上等兵
チョロ〜ン兵士A(通信)「こちら第十七番銃座。不死身の三六番、状況はどうだ?」
パナール上等兵「ああ、こっちは良好だ!さっきのを含めて四機ぐらいは煙噴かせた」
チョロ〜ン兵士B(通信)「あいつらの機体、やけに頑丈になったよな。ウルタンクの報告じゃちょっと前まで防弾性なんかほとんど無かったって言うのに」
パナール上等兵「そりゃ、バックがQシュタインじゃ仕方ないだろ」
対空戦闘はなおも続く
そして、司令部から新たな通信が入った
ドタグラ大佐(通信)「こちら基地司令部。敵陸上部隊がキョウビーチャに接近しつつあり!」
ブレダ上等兵「・・・おいでなすったか。対空戦済ませたら、俺たちお得意の陸戦と行こうぜ!」
パナール上等兵「上が許してくれればな」
大体が爆弾を投下したのか、敵の航空隊は撤退しつつある
そろそろ、陸戦への移行命令が下るだろう

キョウビーチャ付近に、二〇両もの装甲車がやってきた
ビスカイト中将(通信)「こちら第一軍北方派遣部隊。予定通りの時間だ。このまま突っ込むぞ!」
ミフェイドビッチ大佐「こちら第二軍直轄連隊、了解。これより突入を開始します」
リピーレド元帥「よし、やっと俺たちの出番だ。行くぞ!」
無数のQタンクが進撃を開始する
ノースグリーン史上最大の陸戦が、始まろうとしていた
第十二話 終わり
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich035248.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


青き名将(仮題) 第十二話 あとがき
 松井一真  - 2008/11/17 21:32 -
  
あとがき:月間ペース復活をスローガンに進めていたため、久しぶりにやや短めになった第十二話。SCQの第四十六話〜第四十七話の時系列ですが、色々と実験をしてみました。
「レースにも戦争にも間接的にしか関わらないチョロQ」である駅員を主題に置いた冒頭部。いずれはこの駅員のスピンオフとかもやってみたいです。この駅を偶然訪れた「初老のチョロQ」は勿論ノラヒカ。ガラにも無く昔のことを語りだしてます。彼の向かう先はミリーガーアイランド。つまりレースや戦争を主題に置かないチョロQたちが住む国。彼はチョロQのさまざまな側面を捜そうとしているようです。
ブルーウェイ島突入作戦。この際前回のマジノライン島同様センスの無いネーミングは無視して(何でこんな名前にしたのかは自分でも分からない)、「男たちの大和」みたいなものがやりたかったんです。ただ、Qトルックはドイツ機を主力としている(あくまで今作のみで。「紀伊」では自由にやってくださって結構です)ので、アベンジャーに当たる雷撃機がいない。やむなくJu88を起用しました。機動性高いし。機銃座のほうは「紀伊」の方でやりたいと思います。
レイオガル軍の戦い。実はSCQでは第四十六話のアファレートへの到着以来、レイオガルとカルオスの動向はLaitoさんの都合で全く描かれていませんでした。従って今回の「あれ」との戦いは完全に僕のオリジナルです。
ちなみに所属部隊が壊滅した狙撃兵はSCQ第五十四話に登場したデュヒューラー中将です。一話限りの登場だったので殆ど忘れてた。
コムニエム復帰。上陸戦で重傷を負ったので一年程本土で休養していたようです。
前線基地からの撤退。この場面で対立するアンバー曹長とエッケム曹長は、「大日本帝国」という映画の影響です(また東映+舛田監督作品だ)。この作品においてサイパン島に潜伏していた陸軍の将校が民間人を連れて撤退するか連れずに撤退するかでもめている場面があり、これをモチーフにしました。
パナールとブレダ。第十話に登場した機銃兵です。射手がブレダ、給弾手がパナール。色々考えた末にこの名前です。本当は両方とも機関銃メーカーの名前を予定していたんですがフランスはホチキスぐらいしかなかったのでやむなく装甲車のパナールで。
進撃中のプロトン軍に対する空爆。これも「大日本帝国」における「マレー半島を進軍する日本軍に対する英軍の砲撃」がモチーフ。
対空戦闘。ライトウォーター爆撃で登場した銃座の場面をリメイクしたかったのでやりました。ただ彼らには次の陸戦があるので流石に爆弾が命中して云々はしてません。

さて、次回はついに陸戦。敵味方のさまざまな兵士の視点からノースグリーン最大の戦いを描く予定です。
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich063191.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


Re:青き名将(仮題) 第十二話 あとがき
 ダークスピリッツ  - 2008/11/19 19:19 -
  
> あとがき:月間ペース復活をスローガンに進めていたため、久しぶりにやや短めになった第十二話。SCQの第四十六話〜第四十七話の時系列ですが、色々と実験をしてみました。
こちらはかなり遅延中。だめだこりゃ(オイ
> 「レースにも戦争にも間接的にしか関わらないチョロQ」である駅員を主題に置いた冒頭部。いずれはこの駅員のスピンオフとかもやってみたいです。この駅を偶然訪れた「初老のチョロQ」は勿論ノラヒカ。ガラにも無く昔のことを語りだしてます。彼の向かう先はミリーガーアイランド。つまりレースや戦争を主題に置かないチョロQたちが住む国。彼はチョロQのさまざまな側面を捜そうとしているようです。
やはりノラヒカでしたか。形は出てきてたけど名前がでてこなかった・・・
> ブルーウェイ島突入作戦。この際前回のマジノライン島同様センスの無いネーミングは無視して(何でこんな名前にしたのかは自分でも分からない)、「男たちの大和」みたいなものがやりたかったんです。
ただ、Qトルックはドイツ機を主力としている(あくまで今作のみで。「紀伊」では自由にやってくださって結構です)ので、アベンジャーに当たる雷撃機がいない。やむなくJu88を起用しました。機動性高いし。機銃座のほうは「紀伊」の方でやりたいと思います。
確かにドイツ機だと専用の雷撃機はいませんね。雷撃可能であればJu88やJu87(こちらは試作のみ)がありますが・・・
> レイオガル軍の戦い。実はSCQでは第四十六話のアファレートへの到着以来、レイオガルとカルオスの動向はLaitoさんの都合で全く描かれていませんでした。従って今回の「あれ」との戦いは完全に僕のオリジナルです。
完全に忘れてました。つーかまだいたの?ぐらいな感じでした^^;
> ちなみに所属部隊が壊滅した狙撃兵はSCQ第五十四話に登場したデュヒューラー中将です。一話限りの登場だったので殆ど忘れてた。
> コムニエム復帰。上陸戦で重傷を負ったので一年程本土で休養していたようです。
そしてまた負傷しそうな予感がする俺。
> 前線基地からの撤退。この場面で対立するアンバー曹長とエッケム曹長は、「大日本帝国」という映画の影響です(また東映+舛田監督作品だ)。この作品においてサイパン島に潜伏していた陸軍の将校が民間人を連れて撤退するか連れずに撤退するかでもめている場面があり、これをモチーフにしました。
> パナールとブレダ。第十話に登場した機銃兵です。射手がブレダ、給弾手がパナール。色々考えた末にこの名前です。本当は両方とも機関銃メーカーの名前を予定していたんですがフランスはホチキスぐらいしかなかったのでやむなく装甲車のパナールで。
機銃兵キターーーーーー!!!これからの活躍に期待。
> 進撃中のプロトン軍に対する空爆。これも「大日本帝国」における「マレー半島を進軍する日本軍に対する英軍の砲撃」がモチーフ。
> 対空戦闘。ライトウォーター爆撃で登場した銃座の場面をリメイクしたかったのでやりました。ただ彼らには次の陸戦があるので流石に爆弾が命中して云々はしてません。
ライトウォーターの時は爆撃でかなりの被害がでましたからね
>
> さて、次回はついに陸戦。敵味方のさまざまな兵士の視点からノースグリーン最大の戦いを描く予定です。
現在未だ完成せず。どうしよう・・・・
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.0.3705; .NET CLR...@i114-180-118-253.s04.a014.ap.plala.or.jp>


Re:青き名将(仮題) 第十二話 あとがき
 松井一真  - 2008/11/19 20:01 -
  
> > あとがき:月間ペース復活をスローガンに進めていたため、久しぶりにやや短めになった第十二話。SCQの第四十六話〜第四十七話の時系列ですが、色々と実験をしてみました。
> こちらはかなり遅延中。だめだこりゃ(オイ

こちらはスパム対策ついでに迅速に執筆しております。

> > 「レースにも戦争にも間接的にしか関わらないチョロQ」である駅員を主題に置いた冒頭部。いずれはこの駅員のスピンオフとかもやってみたいです。この駅を偶然訪れた「初老のチョロQ」は勿論ノラヒカ。ガラにも無く昔のことを語りだしてます。彼の向かう先はミリーガーアイランド。つまりレースや戦争を主題に置かないチョロQたちが住む国。彼はチョロQのさまざまな側面を捜そうとしているようです。
> やはりノラヒカでしたか。形は出てきてたけど名前がでてこなかった・・・

HG4のキャラクターは個性豊かなのでSCQにおいてたびたび登場させたいと思います。

> > ただ、Qトルックはドイツ機を主力としている(あくまで今作のみで。「紀伊」では自由にやってくださって結構です)ので、アベンジャーに当たる雷撃機がいない。やむなくJu88を起用しました。機動性高いし。機銃座のほうは「紀伊」の方でやりたいと思います。
> 確かにドイツ機だと専用の雷撃機はいませんね。雷撃可能であればJu88やJu87(こちらは試作のみ)がありますが・・・

ちなみにアドバンスド大戦略だと水上機のHe115が雷撃機で、ノルウェー戦における英駆逐艦への止めに活躍してくれました。もっとも雷撃機としての活躍はノルウェー戦ぐらいでしか出来ませんでした(以後は爆撃機としての活躍)が。

> > レイオガル軍の戦い。実はSCQでは第四十六話のアファレートへの到着以来、レイオガルとカルオスの動向はLaitoさんの都合で全く描かれていませんでした。従って今回の「あれ」との戦いは完全に僕のオリジナルです。
> 完全に忘れてました。つーかまだいたの?ぐらいな感じでした^^;

正直僕もSCQ時代、執筆中に忘れかけてました。ああ、そういえばいたんだみたいな感じで。Laitoさんが上手い具合にけりをつけてくれなければリゾニアは存在してませんでした(おい)。

> > コムニエム復帰。上陸戦で重傷を負ったので一年程本土で休養していたようです。
> そしてまた負傷しそうな予感がする俺。

今度はどうなるか未定です。

> > パナールとブレダ。第十話に登場した機銃兵です。射手がブレダ、給弾手がパナール。色々考えた末にこの名前です。本当は両方とも機関銃メーカーの名前を予定していたんですがフランスはホチキスぐらいしかなかったのでやむなく装甲車のパナールで。
> 機銃兵キターーーーーー!!!これからの活躍に期待。

今度も大都市を縦横無尽に大活躍します。

> > 対空戦闘。ライトウォーター爆撃で登場した銃座の場面をリメイクしたかったのでやりました。ただ彼らには次の陸戦があるので流石に爆弾が命中して云々はしてません。
> ライトウォーターの時は爆撃でかなりの被害がでましたからね

あれも映画の影響だったりするんですがね。あちらは豊橋市制作のちょっとローカルな映画なんですが。

> > さて、次回はついに陸戦。敵味方のさまざまな兵士の視点からノースグリーン最大の戦いを描く予定です。
> 現在未だ完成せず。どうしよう・・・・
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@ntaich040147.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>

  新規ツリースレッド一覧トピック番号順検索設定  
48 / 523 ツリー ←次 | 前→
ページ:  |  記事番号:
49,072
(SS)C-BOARD v3.3.10 is Free.

んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


"Tamashii no Katamari" is created...