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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
以上、さくらがちる頃に。
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松井一真
- 2008/11/17 20:48 -
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忘れてたレイオガル。そしてついに機銃兵に名前が。
第十二話 北方最大の戦い
さて、すっかり忘れ去られていたかもしれないが、レイオガル王国軍及びカルオス帝国軍は、ある大陸へとたどり着いていた
ゾルドルク元帥「・・・うぅ...いてててて、何がおきた!?」
気が付けば、辺りは荒涼とした大地が広がっている
ライズライク中佐「う〜ん・・・遺跡がない」
さっきまであったはずの、遺跡はない
バルゴオ大将「言われてみれば、そうだな。」
ガモン准将「あたたた。年には腰に来るの〜。」
いつになく年よりくさい口調で、ガモンが言う
ニマスト大将「腰ってどこだ!?」
ライズライク中佐「痛いってことは、やっぱり落ちたのか...」
どうやら、高いところから落下したようだ
ゾルドルク元帥「遺跡が消えてしまっているな・・・。」
改めて、ゾルドルクが呟く
あったはずの遺跡が無くなった
もしや、新兵器によりキュワールは壊滅してしまったのか
だが、ライズライクには一つだけ気がかりなことがあった
ライズライク中佐「残骸がない・・・それなのに何故私たちは消えなかったのだろう・・・」
そう、彼ら自身はどうして消えなかったのだろうか
すると、謎のチョロQがやってきた
???「誰だ?お前たちは!!ここは神聖なる地『ゴッド大陸』だぞ!!お前たち!!どこからこの大陸に入った?許可書を見せろ!!」
ものすごい剣幕で叫んでいる
一同「ゴット大陸〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
一同は驚愕した
「ゴッド大陸」、すなわち「神の大陸」。デスゴッド大陸すなわち死神の大陸と対を成す存在。やはり存在していたのだ
???「何故驚く?もしや・・・お前たちはキュワール世界の者か!?」
ガモン准将「もしや!」
謎のチョロQの言葉を聞いたガモンは、あることを思い出した
ガモン准将「グラデバッシュル遺跡に残っていた壁画に残されたもう一つの世界への入り口と、もう一つの世界というのはこの世界なのか!?」
彼はグラデバッシュル遺跡の調査に参加していたのだ
ガモン准将「これは驚いた!グラデバッシュル遺跡に残っていたものは壁画が一部砕けて重要な部分がなかったのだ!」
グラデバッシュル遺跡のそれは崩落の影響か、肝心の部分が欠けていたのだ
ガモン准将「ここがそうなのか。あの遺跡はこの世界と唯一つながるスターゲートが眠っていたわけだ。」
スターゲート、すなわち他の惑星へと通じると見られる謎のゲートである
???「ほぉ、しかし何故あなた方はここにスターゲートを通ってこられたのですか?」
ガモンの説を聞いていた謎のチョロQが言った
ライズライク中佐「通ったというより・・・スターゲートが開かれたんです。」
ライズライクは答えた
とりあえず、ここが別の惑星であることだけは分かったのだが、果たして如何にして再びスターゲートを開けばよいのだろうか
それから考えた結果、とりあえずこの地での戦いに身を投じることになった
それから約一年。キュワールではノースグリーン大陸で激闘が繰り広げられているのだが、勿論彼らは知るよしもない
かつてこの地では大規模な戦争が行われていた。それから約一〇〇年が経過したといわれている
彼らは、「何か」と戦っていた
エストロネ・シザス・ガイ元帥「一体、あれは何なんだ・・・」
ライズライク中佐「おそらくは移動要塞・・・かつてQシュタインが開発していた『ヘテロ』のようなものでしょう」
現地のQタンクたちと合流して戦っていたのだが、「それ」は恐ろしく強く、部隊にも損害が出ている
カルオスとは一時休戦し、「それ」との戦いにおいて共同戦線を張っている
ゼルフ「分隊長!右前方、敵超兵器接近!」
慌てて瓦礫の陰に隠れる
銃弾が瓦礫に命中する
同じ瓦礫の陰に隠れていた狙撃兵らしきレオパルト2A6が言った
狙撃兵「俺の部下も、『あれ』にやられた。酷い戦いだった・・・」
ゼルフ「・・・一体、あなたは・・・」
狙撃兵「ここにあった国の、師団長だった。狙撃を得意とする師団でな。いい奴が揃っていた。だが・・・『あれ』との戦いで・・・総司令も、戦友たちも、信頼していた副官も・・・」
ゼルフ「・・・・」
狙撃兵「戦局は俺たちの優位だったはずなのに、いつのまにか俺たちは負けていた」
近くで爆発が起こる
分隊長「砲撃来るぞ、避けろ!」
急いで逃げる数両のQタンク
瓦礫に砲弾が命中、爆発する
別の瓦礫へ隠れるQタンクたち
狙撃兵「・・・あんたらの祖国、そうなってなければいいな」
ゼルフ「・・・そうですね」
エストロネ・シザス・ガイ元帥「一時撤収だ!近くの塹壕まで逃げるぞ!」
彼らは後にカルオス帝国の宇宙進出の礎を築くこととなるのだが、それは、また別の話となる
さて、舞台は再び転換。北方ノースグリーン大陸の国、チョロ〜ンへと移る
マッグユーノスの街に待機していた第一〇二中隊は、第二軍直轄連隊の補充として、大都市キョウビーチャの攻撃作戦に参加することとなった
プロトン通信兵「『指揮系統は第一軍からの直通となる。独自に遊撃部隊として行動せよ』とのことです」
ロドスシルト少佐「ロッキード司令の厚意に感謝したいところだな・・・中将は?」
プロトン通信兵「『二個中隊を応援に出す。すぐ追いつく』、以上です」
精鋭が三個中隊、第二軍直轄連隊の残存勢力はさっき出て行った自己補充分を含めて一個連隊。クリーク陸軍の二個連隊を含めればミニッツワーモ攻撃とほぼ同等の戦力が得られるが、キョウビーチャにはこれまで撤退した橋頭堡からの部隊が一堂に会している
ロドスシルト少佐「・・・航空隊は?」
プロトン通信兵「日戦軍団第一機動部隊及び、王国海軍第三艦隊が支援に参加するとのことです」
ロドスシルト少佐「『民兵』は牽制に当たっていたのではないのか?」
副官「陸上航空隊の配置が完了したそうです。『これまですまなかった。ようやく支援に参加できる』とのことです」
すると、司令室に一両のヴェスペがやってきた
コムニエムだ
コムニエム軍曹「司令!怪我治りました!いつでも行けます!」
副官「・・・頼もしいな」
スミューゲン中尉「一応、兵舎にて待機といっておいたのですが・・・」
ロドスシルト少佐「まあいい。治って何よりだ。それよりも・・・死に急ぐなよ」
コムニエム軍曹「了解!」
コムニエムは司令室を走り去っていった
ロドスシルト少佐「さて、後5日か。それまで休憩だ」
第一〇二中隊の面々は、五日後の作戦決行まで待機することとなった
ある前線基地。兵士達が撤退の準備をしている
チョロ〜ン兵士A「撤収だってよ。一体俺たちはどこまで逃げればいいんだ?」
チョロ〜ン兵士B「知るかよ。とりあえずはキョウビーチャまで行くんだ。ここにいる民間車たちと一緒にな」
撤収する兵士達は、どことなく疲れているように見えた
撤収には民間車たちも同行していた
将校の一両が怒鳴り散らしている
チョロ〜ン将校A「民間車たちは置いていけといっただろう!戦力外のチョロQを連れてくるな!」
チョロ〜ン将校B「置いていくわけにはいかん!たとえそれが命令であってもだ!」
チョロ〜ン将校A「なにぃ・・・皇帝陛下の意思に背くつもりか!それでも貴様は・・・」
チョロ〜ン将校B「Qタンクの本分とは何だ!」
チョロ〜ン将校A「祖国を守ることだ!」
チョロ〜ン将校B「そうだ・・・祖国とは単に土地そのものを指すのではない。自然、街、家、そしてそこに住むチョロQたち・・・すなわち民間車たちだって『祖国』のうちだろう!」
大喧嘩は続いている
チョロ〜ン兵士A「・・・まただ。分隊長とアンバー曹長の大喧嘩」
チョロ〜ン兵士B「まさかあそこまで対立するとはなぁ・・・」
機材を回収しつつ、兵士達が呟く
第829分隊のアンバー曹長と、彼らの属する分隊のエッケム曹長は対立が激しいという
チョロ〜ン将校B「・・・それが分からん奴は、死ぬまでだ!」
チョロ〜ン将校A「・・・好きにしろ!」
アンバー曹長は早々と施設を出て行った
チョロ〜ン兵士A「・・・でも、あれは分隊長のほうが正しいと思うよ」
チョロ〜ン兵士B「俺も同感だ」
それから数日後、彼らは無事、キョウビーチャへと到着した
大都市、キョウビーチャ
木造建築とコンクリートの建物が立ち並ぶ近代的な町で、すぐ横の大きな湖は運河と繋がっている
ここには、チョロ〜ン陸軍の精鋭たちが集まっていた
モラスト少将「・・・諸君、ここが砦だ。なんとしてでも守り抜くぞ」
前線から引き上げた将兵達は、基地司令官の通信を聞いていた
サミッティー少佐(通信)「第786中隊、配置よし!」
ドドビガ大尉(通信)「第892中隊、配置よし!」
各陣地に居座る将校達が言う
ドタグラ大佐「・・・第63連隊、配置よし!」
司令室にいるドタグラ大佐が続ける
モラスト少将「・・・今度こそ食い止めるぞ。連合の大津波をな」
大要塞となったキョウビーチャ。そこには、あの機関銃手たちもいた
パナール上等兵(車種:ルノーNC戦車)「俺たちにとって、ここは最後の砦となるな」
ブレダ上等兵(車種:M13/40)「ああ。先に死ぬんじゃないぞ!」
パナール上等兵「そっちこそ!」
上空に轟音が鳴り響く
友軍の航空隊だ
防衛体制は万全
来るなら来て見ろ、連合軍。兵士の一両が、そう呟いた
第十二話 続く
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