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雑談板 チョロQ小説板  

どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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Re:橋本派第七次攻撃 4
 高杉  - 2007/4/28 21:59 -
  
> > 高柳元帥「どうした?さっきから浮かない顔をしているが・・」
> > 高杉中将「ええ、まあ・・・。考え事を」
> > 高柳元帥「また自分の戦績に悩んでいるのか?」
> > 高杉中将「はい・・」
> > 実は違うのだが、今はこう答えるべきだろうと判断した。
> > 高柳元帥「いいじゃないか。結果は結果だ。それにお前は、結果が出せようが出せまいが、うちの空軍には大変重要なQだ。それはわかるな?」
> > 高杉中将「はい」
> > 高柳元帥「だからそう悩むな。いざって時は相談にも乗ってるさ。いつでも頼って来い」
> > 高杉中将「ありがとうございます」
> > 高柳元帥「じゃあ、俺はこれから松井元帥たちとの会議に出てくる」
> > 高杉中将「わかりました。では俺はこれで」
> > 高柳元帥「ああ・・・またな」
> > そして高柳元帥は会議室へと向かった。
> > 高杉元帥「このことは・・伝えていいものだろうか・・・いや、もし本当なら・・・しかし・・・いくらなんでも信憑性が薄すぎる・・・高橋大将に相談するか」
> > 高橋大将「呼んだか?」
> > 高杉中将「・・・漫画みたいなタイミングですね」
> > 高橋大将「やはりうそうか。あのことか」
> > 高杉中将「はい」
> > あのこととは、飯塚少将からの通信だ。
> > 高橋大将「普通はありえないよな・・・死んだQがよみがえる何ざ」
> > 高杉中将「理論上は不可能じゃないですよ。死んだといってもメモリーは生き残ってるわけですから、その中に別のタンクのQコアを入れれば」
> > 高橋大将「だが、あの三台だぞ?下手なQコアじゃ動けない」
> > 高杉中将「そうでもないんじゃないですか?」
> > 高橋大将「やれやれ・・・お前としては信じたいのか?」
> > 高杉中将「そりゃあ、タチの悪いいたずらならありえないと言い切れますが、なにぶん飯塚からのものですから・・・」
> > 高橋大将「しかし、そんな技術をどこが・・・」
> > 高杉中将「想像は付きます」
> > 高橋大将「・・・まさか?」
> > 高杉中将「十中八九間違いないでしょう」
> > 高橋大将「・・・・GUTか」
> > 高杉中将「恐らく場所から考えてグンナでしょう」
> > 高橋大将「そうか・・・有り得るな」
> > 高杉中将「うまく行けば・・・うちの大きな戦力アップが期待できます」
> > 高橋大将「復活した兄貴たちとの再会・・・か」
>
> 方や、松井元帥は、「チョロQの蘇生」に関する研究を、技術科の秋川大尉を連れて行っていた
> 松井元帥「・・・それでだな、秋川君。いったい君はどういう理論で、『チョロQの蘇生』などと・・・」
> 秋川大尉「チョロQは車体部分、つまり『本体』を基本としておりますが、事実上内部には『CPU』、すなわち内部中枢が存在することが確認されております。小型戦闘機は、このCPUを『本体』から取り外し、戦闘機の操縦席内部に乗せることによって機能します」
> 松井元帥「それはわかっている。それは君の助手の葉山君も言っていた」
> 秋川大尉「・・・つまり、CPUさえ残っていれば、『本体』を作り直すだけで、チョロQは蘇るということです」
> 松井元帥「・・・確か、プロトン合衆国陸軍で、かつて実験が行われていたそうだな・・・」
> 秋川大尉「ああ、ビスカイト中将の一件ですね」
> 松井元帥「無事、蘇生は成功し、ビスカイト中将は陸軍上層部に君臨している。だが、プロトン合衆国はその理論を一切公開しなかった・・・」
> 秋川大尉「何か、裏がありそうですな・・・」
> そのとき、研究室に藤田一等兵が入ってきた
> 藤田一等兵「司令、そろそろ防衛会議が」
> 松井元帥「ああ、分かった」
> 一旦、日船軍団総司令部内に、暫定司令部を置くことにしたそうだ
> 研究室には、秋川大尉と、藤田一等兵が残された
> 藤田一等兵「・・・秋川さん・・・」
> 秋川大尉「どうした?藤田一等兵」
> 藤田一等兵「・・・秋川さんの実験が成功すれば、これまでの犠牲車たちは・・・なんだったんでしょうか?」
> 秋川大尉「・・・確かに、彼らは何のために戦い、死んでいったのか・・・」
> 藤田一等兵「・・・前に、司令が小説を読んでたんです。その内容が、『生きることと戦い』でした・・・」
> 松井元帥は、時折自室で小説を読むことがある。藤田が言っていたのは、異次元から送られたという、「奇妙な三角形」という小説であった
> 競艇場で実況をしている傍ら、「影の自衛隊」と揶揄される組織に勤務する、諜報士官の記録だという
> 藤田一等兵「その中で、主人公の諜報士官は、『俺は生き延びるために戦っている』と、たびたび口にしています。司令は、そういうような内容の本を、よく読んでいます」
> 秋川大尉「・・・司令は、複雑な方だな・・・」
> ・・・松井元帥は、日戦軍団を設立した。しかし、それは軍上層部にいるライバルへの復讐でも、かつて属していた国家への嫌気からでもなく、「平和のため」であった・・・
> 藤田一等兵「・・・ルノー少佐も言っていました。『たとえ祖国が連合国になろうが、キュワールに平和が訪れようが、我が恩師、ドドルハ軍曹は戻って来ない。しかし、それでいい。それが戦争の現実なのだから』・・・」
> 秋川大尉「・・・藤田一等兵・・・」
> そのとき、藤田の戦友、平岡がやってきた
> 平岡一等兵「藤田、秋川大尉と何話してるんだ?」
> 藤田一等兵「ああ、平岡。どうしたんだ?」
> 平岡一等兵「防衛会議中は、通信室にいるべきなんじゃなかったか?」
> 藤田一等兵「あっ、そうだったな。じゃあ、秋川さん、この話の続きはまた今度・・・」
> 秋川大尉「ああ、分かった」
> 二両の若き通信兵は、研究室を後にした
>
> さて、会議室では、高柳と松井が、今後の作戦会議を行っていた
> 松井元帥「・・・高柳元帥、今回の敵はGU同盟軍や、Qトルック帝国だけではないかもしれんぞ」
> 高柳元帥「・・・あの帝国ですか」
> 松井元帥「ああ、あの帝国だ。第五次キュワール大戦の黒幕がQトルックならば、第六次キュワール大戦の黒幕は・・・」
> 高柳元帥「グンナ帝国・・・」
> 松井元帥「厄介な国だ。しばらく手出しはしないほうがよさそうだ」
> 高柳元帥「なぜでしょうか?鎖国をしているということは・・・」
> 松井元帥「いや、彼らは共産国家だ。何をしてくるか分からない。Qグリーンもそうだった」
> 高柳元帥「共産国家に、何か問題でも?」
> 松井元帥「・・・グンナは共産国家であり、大陸国家だ。その広大な大地は、Qシュタイン大陸の北方から、リゾニア大陸の東方に及ぶ。そこに、どれだけの資源が詰まっているか・・・」
> 高柳元帥「・・・・・・」
> 松井元帥「代燃炉の焚き方、知ってるか?」
> 代燃炉、すなわち「木炭エンジン」だ。グンナ大陸は広大な油田を有しているが、グリシネはそうではない。下手をすると石油が枯渇するのだ
> 日戦軍団陸軍最新鋭戦闘爆撃機、四四式戦闘爆撃機は、胴体後部に代燃炉を装備している。資源枯渇時のためだ
> 松井元帥「まあ、そう簡単になくなるものではない。しばらくは大丈夫だな・・・」
> 高柳元帥「自分は航空機には詳しいほうですが・・・」
> 松井元帥「四四式戦爆の後部にも積んでるからな。話を戻すか。とにかく、グンナほどの大国とあらば、大幅な軍事力を有している。まして、橋本もいるからな・・・」
> 高柳元帥「・・・ところで、先ほど何か話していたそうですが?」
> 松井元帥「知っていたか。技術科の秋川と話していたのだよ。『チョロQの蘇生』に関する研究だ」
> 高柳元帥「おお、我々も実は同じようなことを・・・」
> 松井元帥「まあ、私は期待しないがね。それこそ、下手をすれば戦争に発展する・・・」
> 高柳元帥「・・・松井元帥らしいですね。そういうところまで読んでいるとは」
> 松井元帥「『読む』にひっかけて、小説ばかり読んでるからな・・・」
> そのとき、会議室に工作部長のセリ大佐がやってきた
> セリ大佐「司令、施設類の拡張ですが・・・」
> 松井元帥「まったく、すさまじいタイミングだな。拡張の件で何か?」
> セリ大佐「はっ、また軍部の連中が・・・」
> 松井元帥「ああ、また軍部か。どうせ連中のことだ、ろくな施設がないんだろ」
> セリ大佐「そうですか。とりあえず、建設は続行とのことで・・・」
> 松井元帥「そうしておいてくれ。それと、秋川君を呼んで来てくれんか?」
> セリ大佐「はっ、了解しました!」
> 数分後、セリ大佐が秋川大尉を連れて戻ってきた
> 秋川大尉「日戦軍団所属技術士官の秋川です」
> 松井元帥「・・・うちの技術士官では、有望なやつでな」
> 高柳元帥「日戦軍団はそういう研究も行っているんですか」
> 松井元帥「戦争を防ぐには、新機軸を生み出す。大国もそれを生み出しているはずだから。そういうことだ」
> とりあえず、彼の理論をまとめることにした
> 松井元帥「まあ、高柳元帥も分かっていると思うが、チョロQの中枢は『CPU』と呼ばれる部分だ。主に、『本体』のボンネット、または砲塔に配置されている。基本的にチョロQのシステムそのものはCPUに内蔵されるから、これさえ残っていればいい、ということなのだ。あとは『本体』を作り直し・・・ってとこか」
> ・・・これが完成すれば、どういうことになるのだろうか
> それこそ、悲壮なる戦争がより過激化するかもしれない
> もしくは、戦争そのものが馬鹿らしくなるのかもしれない
> はたまた・・・
> だが、これがどう動くかは、誰も知らないのだ

高橋大将「ん?・・・はい、高橋・・・何・・わかった。すぐに行く」
高杉中将「どうしたんです?」
高橋大将「所属不明のタンクが施設内に侵入したらしい。すぐに向かって殲滅せよとのことだ」
???「わざわざ行くこたぁねえよ。なぜなら、きてやったからな」
高杉中将「て、てめえ!いつのまに・・・・」
???「半端なわけねえだろ。俺なんだからよ」
高杉中将「兄貴・・・か?」
高杉元帥「そうだ。久しぶりだな」
高橋大将「じゃあ、もう一台は・・・」
高橋元帥「よう」
高橋大将「兄貴!」
高杉中将「んじゃあ・・あの時死んだってえのは・・」
高杉元帥「ああ、デマだ」
高橋元帥「高柳大統領が撃たれてからの話をまとめたほうが早いな」

ということで、要約するとこういうことになる。
高杉元帥は、あの襲撃事件のときに高柳元帥が撃たれたときに退路を確保した。
そして、高橋元帥と共同で恐るべきスピードで宴会場から脱出した。
そのまま町の郊外の小さな病院に担ぎ込んだ。
そしてそのまま高杉元帥と高橋元帥は高柳大統領が回復して病院を出てすぐに裏の組織からのスカウトが来た。
かなりでかい組織だったらしく、自分たちのことを知っていたその男に、高杉は警戒心を悟られぬように付いていった。
そして、組織でもすぐに頭になれた。
別にもてはやされているわけではない。もちろん肩書きはよかったが、その実力もあってのことだ。
そして、数日たってから橋本派と高杉派の内戦が始まった。
そのまましばらくして高杉派は橋本派に敗北。そのままグリシネに撤退。
その情報を得てすぐにグリシネに高橋元帥、高柳大統領とともにこの軍団施設に入った。
もはやグリシネの正規軍ですら手出しできない勢力となった軍団施設に来るまでは苦労せずにきても、いきなり一般兵士に砲撃をうけて、軽く切れて暴れたらしい。
どこまでいっても兄貴は兄貴だ、と呆れるしかない高杉中将。
でも、自分の兄貴が変わらずに居てくれたことにうれしさも感じるのだが。

高杉中将「んで、高柳の兄貴はどうした?」
高杉元帥「ああ、先に会議室に行ってる。今頃松井元帥たちを驚かせているこったろう」
高橋大将「・・・・」
高橋元帥「まあ、連絡もクソもあったもんじゃねえからな」
高杉中将「・・・・」
高杉元帥「まあ、いいんじゃねえか。んで、無様に負けてきたお前らに励ましの言葉でも投げかけてやろうか、と思ったが問題なさそうだな」
高杉中将「・・・・・」
高橋大将「・・・・・」
引用なし
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橋本派第七次攻撃 4 松井一真 2006/12/24 18:25
  Re:橋本派第七次攻撃 4 高杉 2006/12/31 20:03
   Re:橋本派第七次攻撃 4 松井一真 2006/12/31 20:20
   Re:橋本派第七次攻撃 4 高杉 2007/1/6 13:53
   Re:橋本派第七次攻撃 4 松井一真 2007/1/6 14:53
   Re:橋本派第七次攻撃 4 高杉 2007/3/21 16:08
   Re:橋本派第七次攻撃 4 松井一真 2007/3/21 22:05
   Re:橋本派第七次攻撃 4 高杉 2007/3/22 12:36
   Re:橋本派第七次攻撃 4 松井一真 2007/4/3 22:38
   Re:橋本派第七次攻撃 4 松井一真 2007/4/3 22:39
   Re:橋本派第七次攻撃 4 ダークスピリッツ 2007/4/4 3:04
   Re:橋本派第七次攻撃 4 松井一真 2007/4/4 11:08
    Re:橋本派第七次攻撃 4 高杉 2007/4/5 9:31
    Re:橋本派第七次攻撃 4 松井一真 2007/4/5 14:36
   Re:橋本派第七次攻撃 4 高杉 2007/4/5 12:19
   Re:橋本派第七次攻撃 4 高杉 2007/4/23 22:26
   Re:橋本派第七次攻撃 4 松井一真 2007/4/23 23:48
   Re:橋本派第七次攻撃 4 高杉 2007/4/28 21:59

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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