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> 戦闘終了後、高杉中将が某所に向かった飯塚少将と無線で話をしていた。しかも、聞けば高杉派が優位に立てるような話だが、新兵器の開発に成功した、とかいう話ではないらしい。
> 高杉中将「・・・何?それは本当か飯塚?」
> 飯塚少将「はい。傷だらけではありましたが・・」
> 高杉中将「じゃあ、あのとき撃たれたのは・・・」
> 飯塚少将「影・・・ということですか」
> 高杉中将「・・・そうか・・・わかった。ご苦労さん。すぐに回収して帰還してくれ」
> 飯塚少将「了解!」
> 高杉中将「しかし、そんなバカなことが・・・だが、アイツがそんな大事なことで嘘をつくわけない・・・」
> 高橋大将「どうした?」
> 高杉中将「少しおかしな話を聞きまして。まあ、戯言だと思うんですが・・・」
> 高杉中将は、今飯塚少将から聞いた話をそのまま伝えた。
> 高橋大将「・・・・ありえないな、そんな話」
> 高杉中将「しかし、ほかの下士官ならいざ知らず、これは飯塚少将の通信です。とてもホラを吹くような者とは思えませんが・・・」
> 高橋大将「・・・・」
> いったい高杉中将は飯塚少将からどんな連絡を聞いたのかは、次回。
> まあ、想像は付くとは思うが・・・
高柳元帥「どうした?さっきから浮かない顔をしているが・・」
高杉中将「ええ、まあ・・・。考え事を」
高柳元帥「また自分の戦績に悩んでいるのか?」
高杉中将「はい・・」
実は違うのだが、今はこう答えるべきだろうと判断した。
高柳元帥「いいじゃないか。結果は結果だ。それにお前は、結果が出せようが出せまいが、うちの空軍には大変重要なQだ。それはわかるな?」
高杉中将「はい」
高柳元帥「だからそう悩むな。いざって時は相談にも乗ってるさ。いつでも頼って来い」
高杉中将「ありがとうございます」
高柳元帥「じゃあ、俺はこれから松井元帥たちとの会議に出てくる」
高杉中将「わかりました。では俺はこれで」
高柳元帥「ああ・・・またな」
そして高柳元帥は会議室へと向かった。
高杉元帥「このことは・・伝えていいものだろうか・・・いや、もし本当なら・・・しかし・・・いくらなんでも信憑性が薄すぎる・・・高橋大将に相談するか」
高橋大将「呼んだか?」
高杉中将「・・・漫画みたいなタイミングですね」
高橋大将「やはりうそうか。あのことか」
高杉中将「はい」
あのこととは、飯塚少将からの通信だ。
高橋大将「普通はありえないよな・・・死んだQがよみがえる何ざ」
高杉中将「理論上は不可能じゃないですよ。死んだといってもメモリーは生き残ってるわけですから、その中に別のタンクのQコアを入れれば」
高橋大将「だが、あの三台だぞ?下手なQコアじゃ動けない」
高杉中将「そうでもないんじゃないですか?」
高橋大将「やれやれ・・・お前としては信じたいのか?」
高杉中将「そりゃあ、タチの悪いいたずらならありえないと言い切れますが、なにぶん飯塚からのものですから・・・」
高橋大将「しかし、そんな技術をどこが・・・」
高杉中将「想像は付きます」
高橋大将「・・・まさか?」
高杉中将「十中八九間違いないでしょう」
高橋大将「・・・・GUTか」
高杉中将「恐らく場所から考えてグンナでしょう」
高橋大将「そうか・・・有り得るな」
高杉中将「うまく行けば・・・うちの大きな戦力アップが期待できます」
高橋大将「復活した兄貴たちとの再会・・・か」
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