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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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宇宙戦艦紀伊第七十四話設定中編
 ダークスピリッツ  - 2009/2/10 5:21 -
  
経過

デヴォリア基地
現在パレンバンと並びQW連合随一の規模を誇るデヴォリア要塞基地の軍港の一角に赤い艦隊が停泊していた。それは熱田中将の護送任務を完了し寄航中のアマティス艦隊であった・・。

そしてデヴォリア要塞に到着した熱田中将は現地の日戦軍団将校から若干の取調べ(一応敵に居たので形式上やっておく必要があった)の後松井元帥の意向により日戦軍団への復帰が認められたという辞令を受け取っていた。そして更に数日後艦隊指揮官復帰の第一歩としてこれからベータ基地に向かう第68哨戒艦隊という小艦隊の指揮官に任ぜられ早速任務に就く事になった。

そして出航前に艦隊旗艦「呉竹」の艦橋に入り艦長である小泉少佐ら艦の幹部達と予定航路及び接触が予測されている敵情報等の確認を行った。小泉少佐は気さくな性格で熱田中将もすぐに艦の空気に溶け込む事ができコミュニケーション能力も強化する事ができた。

そして出航当日。熱田中将は「呉竹」の艦橋に立ち2年半ぶりに日戦軍団艦隊の指揮を開始。規模自体は3隻の小さな護衛駆逐艦隊であったが熱田中将の目は(あるのか?)いつになく真剣であった・・・。

熱田艦隊が出航した頃のベータ基地
ベータ基地に無事帰還してきていたノイン上等兵はサーロイ基地での出来事等を上官に報告した後一緒に帰還したルドルフ曹長と談話をしていた。しかしすぐに副操縦士に呼ばれ行ってみると「司令部のお偉いさんからお前に話があるみたいだから司令部へ行け」という事であった。ノイン上等兵は名残惜しみながらもルドルフ曹長に別れを告げる(ここでルドルフ曹長が一台「俺影薄くなってね?」と嘆いていたのは多分気のせい)と急いで司令部に向かった。

最近修復がなった司令部にはドニゲッテル少将とユゴス少佐が待っていた。ノイン上等兵は名前は聞いていたが実際に会うのは初めてである歴戦の名将を前に完全に固まってしまった。それを見ていたドニゲッテル少将は豪快に笑い「俺も新兵の頃はそんなだった」とノイン上等兵に明るく話しかけ緊張をほぐしていった。そしてしばらくユゴス少佐も含め談笑していた所ノイン上等兵が意を決して「一体自分に何の用だったんですか?」とドニゲッテル少将に聞いた。するとドニゲッテル少将はまた笑いながら「我が軍の最新鋭大型輸送機を縦横無尽に操っているノイン君を一度見てみたくてな」と答えた。ノイン上等兵は「はあ・・・」と答えるしか無かった。そしてユゴス少佐が続けて「あと君にこれを渡したくてね」と一枚の書類を渡した。それはドニゲッテル少将直々の昇進辞令であった。そして受け取ると同時にユゴス少佐は「ノイン君。君は今日付けで上等兵から兵長へ昇進する事になった。おめでとう」と付け加えた。そしてドニゲッテル少将も「これからも頑張れよ」と言った。それを聞いたノイン上等兵(これより兵長)は急いでお礼を言った。そしてノイン兵長はしばらく談笑した後ユゴス少佐から新しい階級章をもらい意気揚々と退室したのであった・・・。


その頃のグリシネ本国
グリシネ国の陸海空の閣僚達が集まる会議室では大激論が交わされていた。空軍の閣僚達が相次いで厚木准将の独断行動を重大な国家反逆罪とし即刻階級及び権力剥奪、その後本国へ強制連行し軍法会議の後銃殺刑に処する事を激しく主張する中陸海軍の閣僚が「確かに厚木准将のやった事は命令違反だが日戦軍団と共に大戦果を上げているではないか。何も処刑する事ではない。それに厚木准将をそこまで追い詰めたのは空軍だ」と直ちに反論。ここで陸海閣僚が日戦軍団の名を出した事により空軍の閣僚達がまた激しく反論し既に収拾がつかない大激論と化していたのだ。そして遂に空軍のある閣僚が海軍の情報部将校である湊川少佐に発砲。湊川少佐も直ちに応戦しそのまま2両は殴りあいどつきあいの格闘戦に移行。それを止めようと、または援護しようと陸海VS空の間で激しい乱闘が勃発。もはや話し合いどころではない事態に陥っていた。その後積年の恨みとばかりに空軍の閣僚達をタコ殴りにしていった陸海の閣僚達であったが今まで黙っていた議長(ぶっちゃけ誰でもいいっす)が「もういいだろう」とたしなめようやく収まったのである。ちなみに厚木准将の処分はひとまず保留という形で決着した。

エラム基地

グリシネ本国で会議が終わった頃ベータ要塞基地の前哨基地として建設されたエラム基地沖ではウルタンク帝国とQグリーンが合併して出来た新興帝国グリシア帝国の艦隊が展開していた。グリシア帝国第8偵察艦隊及び護衛の第98駆逐艦隊である。このうち第8偵察艦隊はQグリーン第4偵察艦隊をほぼ継承しており規模こそ二分の一になったもののかの伝説艦「ビストロイ」が所属する等グリシア第8偵察艦隊がQグリーン第4偵察艦隊の後継である事を示している。今回はベータ再占領の橋頭堡としてエラム基地占領作戦における前段階として艦隊による強行偵察及び陽動作戦としてエラム基地沖に展開していた。まだ距離があり敵には気づかれていないものの既に「ビストロイ」の偵察圏内である。「ビストロイ」では既に対艦、対空広域電探等の優秀な電子偵察機器を用いてエラム基地の偵察を開始していた。
偵察開始から一時間程後ビストロイの対空電探が不審な機影を察知。機数は1機であることから敵の定時哨戒機である事が判明し直ぐに旗艦「アウグスト」に報告した。
「アウグスト」では艦隊司令であるヤルヌイ大佐がこちらには航空機が無い事から迎撃不能、そして陽動作戦の一環として敵と戦闘する事を決意。艦隊をエラム基地へ接近させた。

エラム基地を飛び立った定時哨戒機(ニビリア空軍エラム基地所属のC600エーグロン)は遠くに不審な艦隊を発見。近づいて見た所識別表に無い艦隊だったため一瞬戸惑ったが塗装こそ違うものの「ビストロイ」と思われる偵察艦を発見。グリシア帝国艦隊と判断し直ちにエラム基地司令部に報告、そして脱出しようとしたものの確認のために敵艦隊に近づきすぎており敵艦隊の対空砲火を至近距離で浴びあえなく撃墜された(搭乗員は脱出に成功したが負傷していたため接近してきたタラント級駆逐艦に救出され捕虜になった)。

報告を聞いたエラム基地司令部では直ぐに警戒警報を発令。直ちにニビリア共和国第20及び第21哨戒艦隊に迎撃戦闘を命じた。命令を受けた両艦隊は「リペイル」「ロステイル」を先頭に出撃両艦隊単縦陣でグリシア艦隊と向き合った。また司令部は付近を航行していたQシュタイン帝国艦隊に対しても支援を呼びかけ既に急行中との事であった。

敵艦隊の出撃を確認したヤルヌイ大佐はタラント級駆逐艦2隻を「ビストロイ」の護衛に付け艦隊の最後尾に付けさせた。「ビストロイ」敵の攻撃を受けにくくするためである。そして乗艦「アウグスト」寮艦及び第98駆逐艦隊に対して戦闘隊形に移るように命令。両艦隊は迅速に単縦陣を形成しニビリア艦隊と向き合った。そして「ビストロイ」からの情報によれば更に別方向からQシュタイン艦隊が接近中であるということだったので最低でもQシュタイン艦隊が到着するまで戦闘を続ける事にした。

戦闘開始

先手を打ったのは「アウグスト」であった。距離15000においてヤルヌイ大佐は「アウグスト」右旋回を命じ各艦にもそれを下令そして「アウグスト」には旋回終了後砲撃開始、各艦は有効射程に入り次第攻撃を開始せよ、と命令を発した。
そして旋回終了後「アウグスト」艦長ヴィクノール中佐は主砲射撃開始と下令、3基の主砲塔が旋回し6発の19cm光学弾が発射された。照準は「リペイル」に向けられていた。

「リペイル」艦長のロートレック中佐はすぐさま回避を命令。ぎりぎり敵の砲弾をかわす事に成功。そして今回久しぶりの実戦であるステフェン大佐は艦隊各艦に左急速旋回を命令、第21哨戒艦隊もそれに続いた。なおも「アウグスト」の砲撃は続いたが幸い至近弾こそあれ命中弾は無かった。そして旋回終了後距離12000でステフェン大佐は「リペイル」の砲撃開始を命令。グリシア、ニビリア両艦隊は同航戦に入ったのであった・・。

距離10000を切った時点で「アウグスト」は全力射撃を開始。主砲・舷側ケースメイト副砲・両用砲等左舷に指向できる全ての砲を向け猛烈な砲撃を開始した。その砲撃の全てが「リペイル」に殺到した。「リペイル」側も回避を続けていたが艦各所に被弾が相次ぎ火を吹き始めていた。それを受け「リペイル」も主砲・高角砲を用いて反撃を開始。機動性に劣る「アウグスト」に命中弾を出したが元が装甲の厚い装甲巡洋艦のため損害は軽微であった。

そうこうしているうちに両艦隊の駆逐艦も砲撃・雷撃を開始。戦闘参加艦艇数で勝るニビリア艦隊が徐々にグリシア艦隊を押し始めていた(このとき「ビストロイ」及び護衛の駆逐艦2隻は戦闘に参加していなかった)。これを見ていた「ビストロイ」艦長は戦闘に介入する事を決意。自艦の保有する広域電探を主砲である12cm連装両用砲にリンクさせ長距離レーダー精密射撃を開始した。6発の12cm光学弾は正確に敵ビハインドII級の右舷に命中。続けて撃った第2射も2発が右舷に4発が艦橋に命中し艦橋が爆発、崩落し搭載していた魚雷に誘爆し大爆発を起こし沈没した。続いて後方を進んでいた違う敵駆逐艦(ビハインドII級)にも精密射撃を開始。突然の前方艦の爆沈に混乱していた敵駆逐艦は満足な回避も行えぬまま艦各所に多数被弾。各所で火災が発生し手がつけられなくなったため艦長は艦の放棄を決定。総員退艦が行われた後搭載魚雷及び弾薬に誘爆し沈没した。
これを受けグリシア艦隊も態勢を立て直し反撃開始。タラント級駆逐艦の砲雷撃により更にもう一隻ビハインドII級駆逐艦が撃沈された。火災は収まりかけたものの多大な損傷を受けた「リペイル」のステフェン大佐と今のところ無傷である「ロステイル」のスコッツ大佐の両司令は一時撤退も考えかけたがそこに通信が入った。Qシュタイン艦隊からで只今到着したとの事であった。

速力に勝るQシュタイン第34巡洋艦隊が先に戦場に到達。グリシア艦隊の針路を遮る形で進撃し新鋭巡洋戦艦「カールシュタイン」座乗のガイル准将は自艦及び各艦に砲撃開始を命令、目標は敵先頭艦すなわち「アウグスト」であった。「カールシュタイン」の6基の28.3cm連装砲と5基の15cm単装砲が「アウグスト」を指向し一斉に砲撃。続く2隻のトレニオス級重巡洋艦も計8基の21cm連装砲を用いて一斉射撃を開始。
ヴィクノール中佐は艦に急ぎ90度右急速旋回を命じた。かろうじて「カールシュタイン」の砲撃を避けたが続くトレニオス級の21cm光学弾16発の内数発が左舷に命中。幸い厚い装甲がことごとく跳ね返していた。しかし避けた「カールシュタイン」の主砲弾が後続のタラント級駆逐艦の艦橋下に命中。艦が真っ二つに折れ沈没した。
「アウグスト」の後続艦も続いて急速旋回を行いニビリア・Qシュタイン連合艦隊と同航戦に入りしばらく熾烈な砲撃戦を続けていたが敵側に更にQシュタイン戦艦2隻が合流。数的・質的に圧倒的不利を感じたヤルヌイ大佐は全艦に反転撤退を命令。グリシア艦隊は撤退を開始した。

これを見ていたガイル准将は敵最後尾に「ビストロイ」がいるのを発見。砲弾を通常弾に変更しシュタイナー艦隊の戦艦2隻と自艦とで最大射程で砲撃を開始した。それを察知した「ビストロイ」は回避を開始したが光学弾では無く通常弾であったため回避しても大口径弾の爆風により薄い装甲が剥ぎ取られ艦内にも被害が及びつつあった。その後も何度か砲撃は続いたが護衛の駆逐艦1隻が「ビストロイ」を庇い撃沈された事で無事射程距離外に退避する事が出来た。

元々ベータ基地に向かっていたQシュタイン艦隊であったがこの戦闘で少なからぬ損害を受けたためそのまま一旦エラム基地に寄航する事になった。今回の戦闘は一応勝利したがニビリア駆逐艦が3隻沈められる等払った犠牲は大きかった・・・。
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宇宙戦艦紀伊第七十四話設定前編 ダークスピリッツ 2009/2/7 4:15
  宇宙戦艦紀伊第七十四話設定中編 ダークスピリッツ 2009/2/10 5:21
   Re:宇宙戦艦紀伊第七十四話設定中編2 ダークスピリッツ 2009/2/10 5:23
   Re:宇宙戦艦紀伊第七十四話設定後編 ダークスピリッツ 2009/2/12 13:37

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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