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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
以上、さくらがちる頃に。
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松井一真
- 2006/10/24 15:32 -
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第五十六話完成。前半は司令部での会議にしました
第五十六話 ベータ基地上陸さる
ライトウォーター司令部では、松井元帥以下第一特務艦隊上層部がライトウォーター基地幹部と共に会議を行っていた
松井元帥「・・・自分が不覚だった。あそこで艦隊を深追いしていなければ、これほどの損害が出ることは無かった・・・」
ゴルヒチン大尉(第289中隊狙撃班隊長。車種:ティーガーII(ポルシェ砲塔))「いや、松井司令のせいではありません。敵の戦力が大きすぎたんです」
松井元帥「・・・だが、『高千穂』以下三隻の空母を失い、わが艦隊も被害甚大。これでは、ドニゲッテル少将が・・・」
マグス中佐(ライトウォーター基地参謀長。車種:ケーリアン対空戦車)「少将殿が?!」
松井元帥「・・・ああ、彼は孤立している。所属全艦艇はルナツーに退避している。ベータ軍港はもうもたないだろう」
コピック中佐(ライトウォーター基地司令。車種:パンターG型)「そんな!我々の誇れるドニゲッテル少将殿を見殺すことは・・・」
松井元帥「その通り。私も彼に死なれたくない。だからここで作戦案を練っているのだ」
マグス中佐「航空隊を出しましょう!日戦軍団の陸攻ならベータまで届きます!」
松井元帥「護衛はどうする?零戦じゃあ奴らの新型に対抗できない・・・」
ゴルヒチン大尉「・・・畜生、俺達が出られれば・・・」
松井元帥「大尉、敵の輸送船二十一隻、この中にどれほどの戦力がいるか・・・」
コピック中佐「・・・おそらく船種からすれば、一万両以上の戦力が・・・」
ティーガー元帥「我々の調査では一二四〇〇両ほどとなりました」
松井元帥「・・・それに対し我々の守備隊は六六五〇両。倍ほどの戦力と戦わねばならない・・・」
コピック中佐「2倍ほどの戦力ですか!?」
松井元帥「・・・一応、本部に退避勧告を出したが、ドニゲッテルのことだ。引くことは無いだろう・・・」
ゴルヒチン大尉「確かに、少将殿でしたら最期までベータに残るでしょう」
司令室にいる通信士の川島兵長が現状を報告する
川島兵長(車種:61式戦車)「司令、潜航艇部隊、調査を完了、敵艦に雷撃を敢行しつつ撤収する。とのことです」
松井元帥「後は海龍部隊だな。彼らも奮戦してくれるだろう」
ベータ近辺、特殊潜航艇「海龍251」艇は敵戦艦「ニマスト」に肉薄した
特殊潜航艇「海龍251」
鶴見大尉(海龍251艇長。車種:五式中戦車)「よし、敵の戦艦を見つけたぞ。魚雷を発射するぞ!」
川崎少尉(海龍251操縦士。車種:二式軽戦車)「了解!」
敵の攻撃をかわしつつ、「海龍251」は「ニマスト」に接近する
鶴見大尉「今だ!撃て!」
二発の魚雷が「ニマスト」に放たれた
「海龍251」は急旋回し、敵の攻撃をかわす
川崎少尉「海龍部隊きっての名操縦士をなめんなよ!」
艇は爆雷やミサイルを回避し、艦隊より脱出した
鶴見大尉「よし、川崎、このまま全速で回避するぞ!」
命中弾は期待できない。とりあえず発射して脱出するのみだ
何隻かの「海龍」は撃沈されたという
中には敵揚陸艦に突入したものもいた
それでも、奴らの進撃を止めるには至らなかった
ライトウォーター司令部
川島兵長「指揮担当の251号艇より入電『敵戦艦に魚雷二命中、損傷を加える。海龍隊300隻中、生還162隻。約半数が沈没す』、以上です」
松井元帥「予想外だな。これほど生き残ってくれるとは・・・」
ゴルヒチン大尉「そりゃ、航空機と同等の戦力ですから。それほどは生き残ってくれるでしょう」
無論、時間稼ぎにしかならない攻撃である。しかし「潜宙戦闘機」の異名を持つ海龍の攻撃はすさまじい
艦艇に損傷を与え、一時後退させるに至ったのだ
後は輸送船団だけだ。これは上陸してきたところを叩くことになっている
基地の要所となるのは5箇所にある地下本部入り口。表に3つ、裏に2つある。このうち、表の3つは敵側の侵攻経路上に存在する
そして5箇所ある飛行場だが、こちらは以前以上に防備を固めている。当然、第五滑走路の防御も以前以上に固めた
続いて軍港。こちらも防御シャッターを閉めたのと、敵艦隊が一時後退したことがあったので現時点では大丈夫である
松井元帥「我々の戦力、六六五〇両だけでどこまで戦えるかだな」
コピック中佐「しかし、ニビリア陸軍第58連隊は今までで最も多い五二〇〇両所属していますよ」
松井元帥「数ではない、その質だ。これが現在展開している計六六五〇両の戦力だ」
ベータ基地守備隊
合計:6650両
詳細
Qシュタイン陸軍:第501中隊(隊長:ローレル大佐 車種:V号戦車パンターG型)
I号戦車A型:100両
I号戦車B型:100両
III号戦車E型:200両
III号戦車F型:200両
III号戦車H型:100両
IV号戦車F2型:99両
V号戦車パンターG型:1両(ローレル大佐)
合計:800両
Qシュタイン陸軍:第253小隊(隊長:アコース中佐 車種:IV号対戦車自走砲ナースホルン)
I号4.7cm対戦車自走砲:200両
35R4.7cm対戦車自走砲:100両
7.5cm対戦車自走砲マルダーI:49両
IV号8.8cm対戦車自走砲ナースホルン:1両(アコース少佐)
合計:350両
日本戦車軍団陸軍:第189小隊(隊長:西田大佐 車種:61式戦車)
九五式軽戦車:299両
61式戦車:1両(西田大佐)
合計:300両
ニビリア陸軍:第58連隊(隊長:フェラーリ中将 車種:フェラーリテスタロッサ)
ルノーAMR35軽戦車:3000両
ルノーAMC35軽戦車:1500両
ルノーR35軽戦車:300両
FCM36軽戦車:300両
ソミュアS35中戦車:80両
AMXルクレール主力戦車:19両
フェラーリテスタロッサ(武装型):1両(フェラーリ中将)
合計:5200両
松井元帥「しかし58連隊のフェラーリ中将は大丈夫なのかね?あいつは普通のフェラーリテスタロッサだぞ」
コピック中佐「そんなことを言われても・・・・」
松井元帥「無論、武装こそしているが、装甲は薄いし・・・それに、ほとんどがオンボロだぞ。FCMだって軽戦車だし・・・」
マグス中佐「そういえば日戦軍団は300両だけなんですか?」
松井元帥「守備隊という名目上ではな。61式戦車である西田を除いては、皆旧式同然の九五式。しかし、こいつらの機動戦法は伊達じゃない。とりあえず前衛は58連隊と253小隊に任せ、入ってきたものを501中隊と我らが189小隊で片付ける」
川島兵長「司令!遂に敵部隊が上陸してきました!」
松井元帥「よし、兵力を確認せよ!」
そのとき、前衛の兵士たちが見たものは、恐るべき数の戦車であった
ニビリア将校A(車種:ソミュアS35)(通信)「本部!敵軽戦車上陸!既に千両は超えています!」
松井元帥「何っ!?」
コピック中佐「そんなにいるのか!?」
松井元帥「・・・まさか一気に十分の一の戦力を持ってくるとは・・・」
要塞表面部には第58連隊、入り口周辺には第253小隊が展開している
ちょうど展開が終わった頃に上陸が開始されたので、万全の体勢で迎撃することが出来た
先陣部隊はBT軍団だ。以前からそのとおりだ
続いて他の軽戦車群が進む
対空機関砲で破壊できるほどの軽戦車だが、数があまりにも多い
コピック中佐「おそらく続いて中戦車、重戦車が次々と接近してくるでしょうな」
松井元帥「くそっ、軽戦車ですら互角とは・・・」
やはり苦戦は必至であった
8.8cm高射砲による砲撃支援も行われている
Qシュタイン将校A(車種:マルダーI)(通信)「砲撃支援を開始しました!」
だが、既に上空には航空機が飛来していた
松井元帥「おい!沖合いから艦隊が撤退したからって、航空機がこないとは限らんぞ!」
コピック中佐「まさか、航空機が飛来するということですか?」
松井元帥「その可能性もあるという話だ」
Qシュタイン将校B(通信)「敵航空機飛来!Il−2シュトルモビクです!」
松井元帥「やはり来たか・・・」
3〜4機のIl−2が8.8cm高射砲へと飛来する
ベータ基地
アコース少佐「まずい!現時点で対空射撃準備は出来ていない!」
Qシュタイン将校B「司令!敵機急降下!」
アコース少佐「総員退避!」
直後、物凄い爆発音が響いた
爆発したのは、Il−2であった
火を噴きながら墜落していくIl−2
飛来したほとんどのIl−2が、謎の機体に撃墜されていった
その機体の正体は、友軍のMe−262と、He−219であった・・・
フンケ中佐(通信)「こちら第875航空隊、すまん、整備で遅れた」
松井元帥(通信)「フンケ中佐!ようやくたどり着いてくれたか!」
フンケ中佐(通信)「着陸した第一滑走路があわただしくてな。一度に出撃したのは俺を含めて五機。後からみんなついてくるはずだ」
空中戦車の異名を持つIl−2を撃墜したのは、フンケたちの戦法であった
Il−2には機体腹部に冷却機が存在する
この部分の装甲は他より薄くなっている
フンケは機体の射線をその部分へと向け、射撃を開始した
無数の銃弾の命中によりIl−2は爆散した
Qシュタイン将校A「友軍航空隊の支援到着!敵機と互角以上の戦いを続けております!」
松井元帥(通信)「間に合ってくれたか・・・」
ドニゲッテル少将(通信)「意地でも間に合わせろ、といったからな」
ベータから「天城」で撤退した京城も、この状況を聞いているだろう
まだ、「天城」はルナツーに寄港してはいないそうだ
アコース少佐「第875航空隊はジェット機で編成されているからな。互角以上に戦えるだろう」
だが、状況を楽観は出来なかった
ニビリア将校B「こちら第五八連隊!突破されました!」
圧倒的な戦力の前に、遂に防衛網が突破されたのだ
その状況は第253小隊からも確認できた
フェラーリ中将(車種:フェラーリテスタロッサ)「こちら第五八連隊。すまない、突破されてしまった」
ドニゲッテル少将(通信)「詫びている暇は無いぞ、フェラーリ中将。すぐに防衛網を再構築せよ!入り口近くでいい!」
フェラーリは中将ではあるが、守備隊である第五八連隊の指揮を担当しているので階級が下であるドニゲッテル少将の指揮下にあるのだ
かくして、ドニゲッテル少将の命令により、第五八連隊は後退した
第253小隊に、敵軍が迫りつつあった・・・
第五十六話 終わり
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