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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
以上、さくらがちる頃に。
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ドニゲッテルの戦闘。そして平岡達の最期
第五十九話 戦友、ベータに死す
気が付けば、そこは表面部だった
見れば、敵機はなおも司令部を攻撃している
ドニゲッテル少将「・・・これじゃ、虐殺じゃねぇか・・・」
二両はミサイルを構える
いざという時には敵機を撃墜するのだ
ユゴス少佐「・・・あれが、奴らのやり方なんでしょう」
直後、二発のミサイルが見えた
ドニゲッテル少将「ハープーンか!?」
とっさに叫んだ、その名前は艦対艦ミサイルの名前であった
ユゴス少佐「いえ、あれは多分・・・」
マーヴェリック対地ミサイル。おそらく、それの艦船仕様であろう
5発のミサイルを放つが、間に合わなかった
司令部は、炎に包まれた
司令部で、何両かの兵士はそれに気づいた
迎撃のミサイルが間に合わない
対地ミサイルが来る
モヴァーク二等兵「ミサイルだ!」
平岡上等兵「そんなこと叫んでる場合か!」
既に、ミサイルは大きく見えてきた
とっさに、平岡が叫んだ
平岡上等兵「退避!」
数両のレーダー員たちと共に、近くにいた平岡は必死に逃げた
物凄い爆発音が響く
平岡上等兵「藤田!」
藤田へと、近づく
藤田上等兵「平岡!」
平岡上等兵「藤田!俺は間に合わない!お前だけでも・・・」
直後、物凄い爆発が、二両を引き離した
藤田上等兵「平岡!平岡!平岡ぁぁーーーーー!」
直後、爆風で、藤田上等兵も、姿を消した・・・
ドニゲッテル少将「・・・あれじゃ、生き延びた奴はいないだろうな・・・」
ユゴス少佐「・・・藤田上等兵・・・平岡上等兵・・・」
ドニゲッテル少将「松井元帥からの贈り物を、こんな風に亡くしちまうとはな・・・」
松井元帥により、ルナツー司令部から派遣された三両のエリート通信兵
その一両、勝山はこの前の空襲で重傷を負い、パレンバンに搬送された
通信隊の中で一番若い隊員で、ベテランの平岡との漫才のような掛け合いが人気だった
彼の上等兵への昇進報告が、この前届いた
藤田は、松井元帥の下で働きつづけた、エリートの通信兵で、通信機器、電探類の扱いが得意な隊員であった
そして、平岡は陸戦隊から転属した隊員で、勝山の次に若かった。通信以外でもさまざまな分野で活躍し、特に戦闘時以外での面白い一面は、皆を楽しませ
ていた
勝山の代役として派遣されてきた、名前もよく覚えていないII号戦車c型。奴と藤田との話も、愉快なものであった
自分としては何度も見てきた、レーダー員たち。彼らも、数時間前まで冗談を言い合っていたのだ
各方面への通信士官たちも、愉快な奴らがそろっていた
あれほどの「仲間」が、一瞬にして失われたのだ
ドニゲッテル少将「・・・松井元帥・・・」
すると、眼前に敵部隊が見えた
ウルタンク帝国だ
ウルタンク将校「敵基地指揮官と思しき戦車を捕捉。これより攻撃にかかる」
敵は十両。こちらは二両だ
ドニゲッテル少将「タイミングが悪かったようだな。ちょうど、再装填が終わったところだ」
そう言うと、ドニゲッテルは手始めにロケットランチャーを放った
二両の戦車が、炎上した
続いて、ユゴス少佐がミサイルを放つ
損傷を負った敵戦車を破壊した
ユゴス少佐「攻撃初め!ここが我々の墓場になるまで、どれぐらいの時間がかかるか!」
ドニゲッテル少将「連邦の自由のために!久々に暴れまわろうじゃないか!」
38cm臼砲の一撃で、複数の戦車が炎上した
ドニゲッテルは砲兵隊上がりで、それゆえにロケットランチャーを装備している
ユゴスが参謀になったのは第五次キュワール大戦のときだ。なかなか詩人的な奴であった
今はそのような一面はなかなか見せないが、参謀としてもいい奴であることは、長年の付き合いでわかった
敵分隊が複数、押し寄せてきた
差は、倍以上だ
ドニゲッテル少将「・・・どうやら、押されてきたようだな」
ユゴス少佐「しかし、最後まで戦うのみです。司令部で散った、平岡上等兵たちのために!」
直後、敵戦車数両が、炎を上げて倒れた
大塚中尉「司令、助けにきました!」
第231特科分隊の大塚中尉だ
その後ろには複数の戦車が見える
良く見れば、ニビリア軍の兵士も見える
18両の戦車は奮戦し、敵数個分隊を撃退した
ドニゲッテル少将「周囲の奴らは、あらかた片付けたようだな」
ハイエル少佐「・・・司令、なかなかやりますね」
ドニゲッテル少将「ニビリアの士官・・・いや、ハイエル少佐だったな。君もやるではないか」
大塚中尉「・・・ところで、司令、通信隊は・・・」
ドニゲッテル少将「・・・全滅だ・・・」
大塚中尉「そうでしたか・・・」
彼らの向こうでは、なおも戦闘が続いていた・・・
第五十九話 続く
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