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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
以上、さくらがちる頃に。
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第六十話完成。ところで気になったんですが、サーナイト少佐の名前ですが、どこかで聞いたような気がするんですが・・・
第六十話 決死の輸送隊
ベータ基地第一次空襲こそ耐えたものの、次のベータ沖戦で敗北、上陸戦に関しては善戦するも、地底戦車が破壊されたことにより再び形勢逆転、不利になり、司令部が破壊された今、もはや指揮系統など無いに等しかった
パレンバン司令部
勝山上等兵「・・・それで、藤田さんは?」
ディール二等兵「ライトウォーターからの通信によれば、損傷率は98%らしいです」
勝山上等兵「・・・ベータ司令部要員は、全滅ですか・・・」
ボルナソス大佐「いや、生きているよ」
勝山上等兵「え?」
ボルナソス大佐「藤田は生きている。なんとなく、そう思えるんだ」
ディール二等兵「・・・どういう・・・ことですか?」
ボルナソス大佐「あいつは、ここにいた頃から丈夫な奴だったからな」
常に松井元帥の行くところに派遣されてきた藤田上等兵は、やはりパレンバン基地に所属していた時期があった
ボルナソス大佐「司令部に砲弾が飛び込んだときも、あいつは無事だったからな・・・」
ディール二等兵「そういえば、前にそんな話があったような・・・」
パレンバン沖、「紀伊」が奮戦していた時、司令部に一発の流れ弾が飛び込んできた
ほとんどの通信員が負傷したが、藤田だけが無傷だった
ボルナソス大佐「何かと、あいつは運がいい奴だったからな。ここで死ぬとは思わない」
ボルナソス大佐は、遥か遠くにある、ベータの方角を見つめていた・・・
ベータ基地
西田大佐「司令部がやられた?!」
大塚中尉(通信)「はい、ドニゲッテル少将によると、爆弾一発、ロケット弾二十発前後、マーヴェリックと思しき艦対地ミサイル二発の直撃により、司令部は全壊、藤田上等兵以下、通信隊はおそらく全滅とのことです」
大島二等兵「藤田さんが?!」
大塚中尉(通信)「・・・大島、どうやら、そのようだ」
大島二等兵「平岡さんは、どうなんですか!?」
大塚中尉(通信)「・・・・・・分からない」
大島は、ベータ第一次空襲時に、平岡と共に、重傷を負った勝山を搬送したのである
西田大佐「藤田が行方不明なんだ。平岡も助からんだろう」
大島二等兵「そ、そんな!」
西田大佐「・・・これが、戦争だ。我々は戦場に赴くからに、こういうことを覚悟せねばならない」
大島二等兵「・・・・・」
すると、先ほど到着した第58連隊左方戦力の司令、サーナイト少佐がやってきた
サーナイト少佐「西田大佐!」
西田大佐「君は、確か第58連隊の・・・」
サーナイト少佐「司令部が壊滅した今、各部隊ごとに独自で行動をとらなければならないようです。しかし、我々も軽戦車部隊ゆえ・・・」
西田大佐「どうやら、君の部隊と共同で戦うことになるようだな」
サーナイト少佐「階級と経験から、西田大佐に指示願います」
西田大佐「了解。これより本隊は、ベータ基地守備のため行動に移る」
「行動に移る」とは言ったが、行動自体が不可能であろう
司令部が壊滅した今、外部からの情報が全く入って来ない
従って、いつ援軍がやってくるのかが全く分からなかった
最後に伝わった情報は、輸送機の手配が進んでいるということ、援軍の指揮官は大西准将であることであった
方や、要塞内部の第501中隊である
真上で物凄い爆発音を聞き、隊員たちは本隊壊滅を覚悟した
音は、司令部の方角であった
Qシュタイン連邦、第501中隊に所属する、フェルデ曹長は、他の隊員たちが騒ぎ出すのを聞いた
フェルデ曹長(車種:IV号戦車F2型)「そう騒ぐな!基地が陥落したわけじゃない!」
ローレル大佐(第501中隊司令。車種:パンターG型)「先ほど、西条中佐に、設営隊員を連れて第一飛行場に集合するように打電しておいた。地下格納庫なら大丈夫だ!」
第一設営隊の指揮は西条中佐が担当している。彼なら要領よく第一飛行場地下格納庫に全員を収容するだろう
第一飛行場 地下格納庫
西条中佐「急げ!早くしないと貴様らの身が危ないぞ!」
斎藤中佐「一体何なんですか?」
西条中佐「司令部がやられたってのは分かるな?」
斎藤中佐「はい、あれでは全壊は確実・・・まさか!」
西条中佐「地下格納庫は、基地で一番防御が堅い場所だったな?」
斎藤中佐「了解しました!」
そして、全員の収容が確認された
ローレル大佐「ビューシンク大尉、格納庫防衛隊の指揮を頼む」
ビューシンク大尉(車種:III号戦車H型)「了解しました!」
フンケ中佐「我々も、防衛を担当するが、何分陸戦はあまりやったことが無いのでな。諸君に任せるよ」
第875航空隊の航空兵も、ここの防衛を担当することになった
弾薬類は所持していなかったため、武器庫にあったものが支給された
ビューシンク大尉「しっかり、頼みますよ」
フンケ中佐「一応タンクだからな。ある程度の陸戦はできる」
ビューシンク大尉「まあ、お互い頑張りましょう」
フンケ中佐「そうだな」
後は、富岡大尉以下救護班だ。医務室に残っているらしい
ローレル大佐以下100両で、迎えに行くことになっている
ローレル大佐「よし、出発だ。地図はあるな?」
ケーベ上等兵(車種:IV号戦車F2型)「はっ!」
ローレル大佐「・・・・結構遠いんだな。まあ、まだ敵はいないが、いつ現れるか分からん。早めに行くぞ」
と、医務室に向かい進み始めた。そのとき、ふとあることを思い出した
ローレル大佐「・・・司令部の状況が分からないままだったな。全壊は確実と見られているが、生存車がいるかも知れん。フェルデ曹長、ケーベ、タトラ両上等兵、司令部の調査を頼む」
フェルデ曹長「了解!」
三両のIV号戦車F2型に、司令部での捜索活動を頼んだ
一方、第231特科分隊、第253小隊、そして第58連隊のフェラーリ中将以下十両は、ドニゲッテル少将たちを救出した大塚中尉たちと合流した
村山大尉「大塚、どうだった?」
大塚中尉「ドニゲッテル少将と、ユゴス少佐を救出しました!」
ドニゲッテル少将「村山大尉、ご苦労だった」
村山大尉「はい。しかし、地底戦車がやられてしまいましたね」
ドニゲッテル少将「ライトウォーターから予備が来ると聞いたが?」
大塚中尉「この猛砲撃では無理でしょう」
ユゴス少佐「援軍は来るみたいですが、司令部が全壊した今・・・」
フェラーリ中将「全壊?!」
ドニゲッテル少将「藤田達も助からんだろう・・・」
大塚中尉「藤田上等兵が?!」
フェラーリ中将「通りで本部からの連絡が途絶えたかと思いました」
ドニゲッテル少将「一旦、要塞側面部に後退、援軍到着まで待機せよ」
村山大尉「了解!」
ドニゲッテル少将の指揮下に入った第231特科分隊、第253小隊、第58連隊一個分隊は、要塞側面部へと後退した
一方、ウルタンク帝国軍である
ウルタンク将校「くそっ、全く貫通しない!」
戦艦の砲撃にも耐えるとされる防弾シャッターに、通常の砲撃など通用するはずも無い
ライト中将(第455大隊司令。車種:ティーガーII)「まだ出来んのか?」
ハリス准将(第352大隊司令。車種:P40重戦車)「これでは無理ですね」
ライト中将「貫通できん、ということか」
ハリス准将「そうなりますね」
ウルタンク将校「通常砲撃では通用しません」
ライト中将「・・・・・・」
ハットン少将「手を貸しましょうか?」
ライト中将「ハットン少将、すまん」
ハットン少将「例の特殊砲弾ですな。了解」
カルオス軍の特殊砲弾攻撃で、ようやく効果が出始めたようであった
それでも、貫通には時間がかかりそうだ
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