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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
以上、さくらがちる頃に。
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藤田上等兵救出。富岡たちが滑走路に向かうタイミングは少し早くしました
第六十話 決死の輸送隊
隙間から見えたのは、三両のIV号戦車だ
一両は、直立して泣いている
おそらく、松井総帥も、少し前はこんな状況だっただろう
何かを言おうとしたが、上手く言うことは出来ない
もう、だめだろうか
いや、自分で「基地は諦めないで下さい」と言ったんだ。ここで諦めてはならない
力を振り絞り、言いたいことを言った
藤田上等兵「・・・助けて・・・くれ・・・」
フェルデ曹長「・・・・なんだ?」
タトラ上等兵「どうしました?」
フェルデ曹長「あのあたりで・・・何か聞こえたんだ・・・」
タトラ上等兵「生存車がいるかもしれません!行ってみましょう!」
そして、瓦礫をどけると、二両の兵士がいた
一両、特二式内火艇は、事切れていた
フェルデ曹長「・・・死んでるな・・・」
リストを見ると、特二式内火艇は平岡という上等兵らしい
日戦軍団のエリート通信兵らしい
しかし、壁に寄りかかった、九四式軽装甲車は、まだ息があった
フェルデ曹長「生存車だ!」
フェルデは、思わず、そう叫んだ
隙間が開き、二両のIV号戦車が近づいたのは、そのときだった
一両、おそらくまとめ役だろう。その戦車が、生存車だ、と叫んだ
もう一両が、近づいてきて、こういった
タトラ上等兵「大丈夫ですか?!」
既に、何も言うことは出来ない
フェルデ曹長「ケーベ!その辺に救護用具入れがあったはずだ!」
ケーベ上等兵「・・・これですか?」
フェルデ曹長「担架を持って来い!」
ケーベ上等兵「・・・了解!」
司令部付きの兵士は、自分以外、全員死んでいたらしい
大勢の兵士が、死んだようだ
そして、担架に乗せられた
医務室に運ぶらしい
医務室では、ローレル大佐たちが、富岡大尉と合流したところだった
フェルデ曹長「司令!」
ローレル大佐「フェルデ曹長!生存車がいたようだな!」
フェルデ曹長「はい!しかし重傷を負っています」
富岡軍医大尉「重傷?!ローレル大佐、撤退する前に、一旦彼の手術をさせてください!」
ローレル大佐「了解!」
何しろ、大尉ではあるが名医として知られる富岡の発言である。逆らうことは、兵士を見殺しにすることになる
そして、無事手術が完了した
しかし、既に医療設備がまともにつかえない状況下だったため、未だ危険である
富岡軍医大尉「ローレル大佐、確か、援軍は輸送機でやってくるんでしたよね?」
ローレル大佐「ああ、はい。確かにそうですが・・・」
富岡軍医大尉「着陸するのはどこの滑走路ですか?」
そのとき、ローレル大佐は確信した。藤田を別の基地の軍事病院に搬送しようとしているのを
無茶な作戦だとは思ったが、松井元帥の大事な部下、いや、それ以前に1両の「重傷車」だ。見殺すことは出来ない
ローレル大佐「第五滑走路です」
富岡軍医大尉「了解しました。成田、一緒に来てくれ」
成田衛生兵「了解!」
成田以下数名ほどの兵士が、担架を持って、富岡軍医大尉と共に第五滑走路へと向かっていった
上空から見た基地の景色は、焼け野原だった
本当に、ここが軍事施設なのだろうか
辺り一体に広がったタンクの残骸のようなものが、そこが「戦場」であることを示している
第345大隊直轄特務飛行隊のノイン上等兵は、危険な飛行であることを悟っていた
ルドルフ曹長は二番機のJu−52に搭乗しており、パレンバンで学んだ操縦技術を早速披露している
あの時発進した、第五滑走路が近づく
その時、航空電探に、新たな反応を見た
ノイン上等兵「敵機か!?」
既に、戦闘隊の航空電探も探知したようだ
自分の搭乗する、Bv238Cを、複数のF4FIIが追い抜いていく
第135航空隊、隊長は鳴神少尉だ
初の実戦である。僚機を連れて、敵機の迎撃に向かった
鳴神少尉(車種:61式戦車)「各機、目標は敵戦闘機だ。それぞれ、二機一組で行動せよ!」
確か、Qシュタインのパイロットが開発した戦法だったはずだ
さて、敵機はMig−3が五十機程度だ。たやすい相手であろう
前方、接近する敵機に対し、射撃を開始した
鳴神少尉「射撃開始!」
銃弾は見事、敵Migに直撃し、火を噴いた
続いて、別の機体を狙う
敵機は上昇していた
前方を狙い射撃開始、撃墜した
続いて、輸送機を狙い降下する敵機を狙い、降下した
見事後ろに付く
後は、射撃を開始するのみ
敵機、瞬時に火を噴き、撃墜
さすがに、合衆国で幾度か鍛えただけのことはある
続き、編隊飛行で飛来する敵機
編隊を解除し、各個でそれぞれの機体を狙うようだ
僚機が一機との空中戦を開始した
その時、もう一機が僚機の後ろを取ろうとした
いつぞやかに、日戦軍団のエリートパイロット、新竹大尉を撃墜したサッチウェーブ戦法だ
しかし、そもそも、僚機が空中戦を先に始めたのがサッチウェーブであった
後ろを取った敵機を、こちらが更に後ろに回りこむ
鳴神少尉「裏をかいた戦法、といったところか。射撃開始!」
この落ち着いた口調は、遺伝なのだろうか。妙なところは似たものだ
そして、僚機が、前方の敵機を撃墜し、続いてこちらも、敵機を撃墜した
錬度に差があるのか、こちら側が優位である
いや、錬度だけではない、第112航空隊の最新鋭機の力もあった
ナルア大尉以下、ロドリグ第112航空隊は、J−1サンポート戦闘機とJ−2サイバー戦闘機で編成されている
いずれも、日戦軍団の零戦、烈風とほぼ互角の性能を有する機体だ。無論、このF4FIIも、それなりの性能は有しているのだが
質、量共に勝っていたため、敵機の殲滅は短時間で完了した
第六十話 続く
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