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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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宇宙戦艦紀伊 第六十二話
 松井一真  - 2006/11/19 0:29 -
  
第六十二話完成。QQQQとQトルックを登場させてみました
第六十二話 超戦艦の最期
宇宙大戦初頭、あっさりと占領された基地、メサイア
他の宇宙基地と比べ、規模が大きかったため、大きな司令部が設けられている
この司令部において、日に日に力を増していくキュワール連合軍宇宙艦艇への対策会議が行われていた
バルバロッサ元帥(ウルタンク帝国総司令官。車種:バルバロッサ(CCQ登場架空戦車))「・・・特に我が仇敵、松井元帥率いる日本戦車軍団の艦艇はとてつもなく厄介だ。ファルメル元帥、何かいい案が無いかね?」
ファルメル元帥(ウルタンク帝国宇宙艦隊総司令官。車種:ティーガーIIヘンシェル砲塔)「・・・それが、自分にもわからないんです。ほとんどの性能において、我々に勝っております」
バルバロッサ元帥「カルオスの熱田とやらがいなければ、我々の敗北は必至だったであろう。あのような名将を連れてきた、カルオス軍総司令部に感謝せねばな」
山崎元帥(QQQQ橋本派空軍総司令官)「そうですな。しかし彼の出身はどこなんでしょうかねぇ?」
庄田元帥(QQQQ橋本派陸軍総司令官。車種:M4A3シャーマン(T34ロケット砲搭載型))「ん?山崎も知らんのか。俺もだ。一体どこの奴なんだろうかな。口調からすりゃ、グリシネ系っぽいが、よりによって我らの英雄がグリシネ系じゃぁな・・・」
ライン元帥(QQQQ橋本派軍部総司令官。車種:JSU−152)「まさか、軍団じゃないだろうな?」
今回の会議には、彼ら橋本派幹部も参加している
まだまともな宇宙艦隊がそろっていないそうだが、航空機の性能に関しては凄まじい
バルバロッサ元帥「・・・まあいい、日戦軍団の新型艦に関してのデータも取れてるんだろうな?」
ファルメル元帥「はっ、確認できている中でも、もっとも強いのがこの『摂津』型戦艦です」

摂津型超弩級戦艦
全長:450m
武装:40cm四連装レーザー砲四基(上部二、下部二)
   40cm連装レーザー砲二基(上部二、下部二)
   長砲身10cm連装高角レーザー砲八十四基
   25mm三連装レーザー機銃六十基
   ミサイルVLS十六連装発射機四基六十四門
   対地ミサイル「震風」発射管一基
   艦載機十機(機首問わず)
補助兵装:不明(電磁防壁は確認済み)
解説:日本戦車軍団の誇る超弩級戦艦。長門型を拡大した船体に巨大な四連装レーザー砲を搭載する。その威力は旧式空母を一撃で撃沈するほどである。当然ながらAD兵器「震風」の発射機が搭載されている

バルバロッサ元帥「・・・これほどの戦艦がいるというのかね?」
ファルメル元帥「はい、最前線での目撃報告はありませんが・・・」
砲配置は、かつての「キング・ジョージV」を思わせる物であったが、その砲力は凄まじい。日戦軍団最新型の40cmレーザー砲はエネルギー再充填速度および、命中精度が高く、一斉射撃されれば勝ち目は無いのだ

しかし、最大の難点があった
高性能ゆえに、生産数が少ないことだ
カルオス軍士官「敵は少数精鋭を主点としています。大量生産した優秀な艦艇でかかれば、こちらが有利かと思われます」
バルバロッサ元帥「・・・思いつかなかったな。以前から少数精鋭に関しては言及されていたが・・・」
ファルメル元帥「ということは、決定ですな」
Uグリーン元帥(Qグリーン軍総司令官。車種;JS−2)「うむ。今度こそあの忌まわしい『紀伊』を沈めてくれる!」
ライン元帥「・・・しかし、本当に『紀伊』が来るんですか?」
Uグリーン元帥「分からんが、この『摂津』は『紀伊』に準ずる性能だからな。こいつを沈められれば『紀伊』の撃沈が容易であることが分かるはずだ」
庄田元帥「司令!『摂津』はあくまで的なんですか?!」
Uグリーン元帥「我々の目標はあくまで『紀伊』の撃沈だ!」
バルバロッサ元帥「待て、本当に『紀伊』が来るかどうか分からんのだぞ。いずれにせよ、敵艦艇を撃破するのが先決だ。戦艦を沈めても、残りに壊滅されては・・・」
モイゼ元帥(Qトルック帝国総司令官。車種:マウス)「日戦軍団は我が仇敵です!なんとしてでも撃破しなければ!」
バルバロッサ元帥「いずれにせよ、戦力の殲滅が最優先だな」
モイゼ元帥「・・・我々にも艦隊があれば・・・」
激論は続くが、既に結論は出ていた
「大多数の艦艇で撃破する」。これであった

カルオス帝国、航空母艦「ドロス」。ドロス級空母の一番艦で、今回のキュワール連合主力艦隊殲滅作戦の総旗艦である
通信兵「艦長、『ビストロイ』より入電です」
第四偵察艦隊の偵察駆逐艦「ビストロイ」からだ。今まで幾多もの基地に接近し、敵情を探ってきた武勲艦である
数日前に改装が施され、索敵範囲がさらに広がったらしい
通信兵「敵艦隊出現、作戦開始準備を開始されたし、以上です」
艦長「了解」
艦長の返答は短かった
そして、艦隊司令がすかさず命令する
艦隊司令「ランティス中将に通信を繋げ」
通信兵「了解!」
ランティス中将、彼はグンナ帝国第二艦隊司令である
出身地は不明だが、プロトン合衆国という噂もある
ランティス中将(車種:シルビアS14)(通信)「こちらグンナ帝国第二艦隊司令!」
艦隊司令「先ほど第四偵察艦隊から敵艦隊出現との情報が入った。貴艦隊は友軍艦隊と共に直ちに作戦に移れ!」
ランティス中将(通信)「了解!」
既に、カルオス軍第一特務艦隊が動き出していた
熱田のことだ、独断で行動を開始したのだろう
続いて、第一機動艦隊のマルコス少将だ
マルコス少将(車種:JS−2)(通信)「はっ!こちら第一機動艦隊!」
艦隊司令「敵艦隊が出現した。第二艦隊に続いて、作戦行動に移れ」
マルコス少将(通信)「了解!」
熱田中将(通信)「司令、敵艦隊がいつ行動を開始するか分からないので、我が艦隊は、敵艦隊の状況を探っておきます」
艦隊司令「君ならそうすると思った。分かった、頼むぞ」
そう言うと、艦隊司令は通信を切った

ライトウォーター司令部、ある書斎で、一両の90式戦車が、小説を読んでいた
松井元帥だ
松井元帥「・・・『アパッチ、すなわち、超大国の反抗勢力の名を持つ、AH−64こそが、打倒枢軸の形そのものであると。しかし、あえて言おう。国としてのありようを失い、語るべき未来の形も見えないこの国を守る者に、何の意味があるのか・・・』」
読んでいるのは「亡国のアパッチ」だ。ある作家がプロトン合衆国を舞台に書いた、超大作だ
度重なる戦勝で、国にはいかなる敵も進入しない。戦争が終わって何十年も経ち、平和が訪れた。他の国では、紛争がいくつも続いていて、そこに軍隊がいくつか派遣されていく
そして、国の中の者達は、未来をつかめずにいた
松井元帥「・・・難しい物だな。国というものも」
その小説は、ある陸軍将校が、AH−64数機で編成された航空隊で叛乱を起こし、制圧したザンブニール航空基地のミサイル発射機一基にBC兵器弾頭のミサイルを搭載、バチェリットに発射すると警告した、という内容である
松井元帥「・・・過激な国であるから、こんな本が出来たのだろうな・・・」
この書斎からは、軍港が一望できる
わざわざ、この場所を選んだのだ
ドアを開け、入ってくる士官がいた
彩帆中将と、鳴神中将だ
彩帆中将「司令、第七艦隊、出航準備完了しました!」
松井元帥「すまんな、『新高』の改装が完了しとらんのに、ライトウォーターへの出港命令を出してしまって」
そう、「新高」以下、本来の第七艦隊所属の数隻の新型艦は、改装のためパレンバンのドックにいるのだ
代わりに、何隻かの艦艇を派遣したわけだ
最近はようやく、日戦軍団も生産ラインを作ることが出来たのだ。駆逐艦の建造も早々としている
何かと、損害が多いのだ
鳴神中将「第四艦隊、出航準備完了しました」
松井元帥「・・・熱田も、戦闘に参加するだろうな」
彩帆中将「司令、まだ彼のことを?」
鳴神中将「・・・確かに、俺達の同期だからな。気になるところですが・・・」
松井元帥「・・・今の熱田は・・・熱田ではない・・・あの時、自分でこういったのにな・・・」
彩帆中将「司令、大丈夫です。自分は、いざとなれば『ニマスト』と刺し違えるつもりでいます」
松井元帥「できれば、生きて帰ってきてくれ。まあ、『ニマスト』と『摂津』が刺し違えて沈もうとも、君なら戻って来れるだろうがな」
彩帆中将「そうでしょうね」
鳴神中将「敵は物量で攻めて来るでしょう。しかし、そこを突破するのが、我々ですからね」
松井元帥「うむ。そろそろ出航時刻だから、話を終わろう。健闘を祈る!」
二両は敬礼を済ませ、書斎を出て行った
軍港には、一両のパンターIIがたたずんでいる
巡洋戦艦「マッケンゼンII」のアウグス少佐である
松井元帥「・・・シャルンホルスト級だったな・・・第三艦隊のメーヴェ准将も、久々の前線だったな・・・」
軍港
メーヴェ准将「おお、アウグス少佐か。どうした?」
アウグス少佐(車種:パンターII)「いえ、なんでもないんですが・・・」
メーヴェ准将「そうか、ならいいんだが」
アウグス少佐「・・・司令、『紀伊』が参戦しないということですが・・・」
メーヴェ准将「仕方ないだろう、松井元帥が負傷し、ティーガー元帥に至っては重傷だからな」
艦隊司令の松井元帥は負傷、書斎にて静養中、ティーガー元帥は重傷を負って軍事病院にいるのだ
スハーフェン中佐「第四艦隊と第七艦隊が支援にきてくれると聞きましたからな」
メーヴェ准将「第四艦隊の鳴神中将も、第七艦隊の彩帆中将も、歴戦の名将だからな。我々と同じだ」
アウグス少佐「しかし、第七艦隊旗艦『摂津』の性能は、未知数のはずでは・・・」
ゲオルグ大佐(第一巡洋艦隊司令。車種:パンターA型)「松井元帥がわざわざ指名して持ってきた戦艦だ。きっと高性能だろう」
メーヴェ准将「そろそろ、出航予定時刻だな。船に戻るぞ」
若き艦長、アウグス少佐は、どこか不安であった
多大な物量が相手で、「紀伊」無しで戦うのだ
まして、敵はあの松井元帥を苦戦させた、熱田中将であるのだ
図上演習でも模擬戦でも、ほとんどの確率で勝っていた熱田中将なのだ
メーヴェ准将「・・・たとえ熱田が相手であっても、俺達はできる限りのことをする」
ラングストン中佐(プロトン合衆国第八駆逐艦隊司令。車種:M26パーシング)「相手が『量』でかかってくるなら、こっちは乗組員の『質』でやるしかない、そうですよね?」
メーヴェ准将「そのとおりだ。よく分かったな」
ラングストン中佐「メーヴェ准将、今じゃそれが普通ですよ」
メーヴェ准将「そういうものか。さて、そろそろ行くか」
また、基地要員があわただしく動いている
その中の一両、短十二糎自走砲が、こちらに敬礼をした
確か、数日前に茅野とかいうスパイを追っかけた、笠井兵長だったか
敬礼で返し、旗艦である戦艦「ティルピッツII」に乗り込む
多数の兵士たちが敬礼をする
それに返しながら、艦橋へと進む
そして、メーヴェ准将と、艦隊参謀であるスハーフェン中佐は艦橋へ立った
メーヴェ准将「これより本艦隊は、敵艦隊を撃破し、ベータ近辺の制宙権を確保する!」
コピック中佐(通信)「全艦隊、出航を許可!」
ベルゲン中佐「了解、微速前進!」
メーヴェ准将「全艦、我に続け!」
そして、Qシュタイン連邦第三艦隊は、久々の戦場へと赴いた
そこは、かつて、松井元帥が戦友を、亡くしたはずの場所であった・・・
引用なし
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宇宙戦艦紀伊 第六十一話 松井一真 2006/11/11 0:12
  Re:宇宙戦艦紀伊 第六十一話 松井一真 2006/11/11 0:14
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十一話 松井一真 2006/11/11 0:15
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十一話 ダークスピリッツ 2006/11/11 17:39
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十一話 松井一真 2006/11/11 18:00
   宇宙戦艦紀伊 第六十二話 松井一真 2006/11/19 0:29
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十二話 松井一真 2006/11/19 0:31
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十二話 松井一真 2006/11/19 0:33
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十二話 松井一真 2006/11/19 0:34
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十二話 ダークスピリッツ 2006/11/20 16:00
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十二話 松井一真 2006/11/20 18:29

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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