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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
以上、さくらがちる頃に。
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松井一真
- 2006/11/30 22:02 -
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後半。敷島、パレンバンに配備しました
第六十四話 奇襲戦車隊
一方、別働隊は戦果を上げていた
今まで幾度か交戦し、損害が増えているウルタンク軍が相手ならば、善戦は可能であろう
ましてや61式戦車や74式戦車が大量にいる状況だ
西田大佐「島田さん、こりゃすごいことになりましたね」
島田中将「だな、向こうじゃ大苦戦しているというのに、こっちでは大戦果を上げているとは・・・」
ティーガーII以外、厄介な敵がいない状況である
例の「他の追随を許さぬ弱さ」を誇るL6/40軽戦車の姿さえある
西田大佐「敵さん、さっさと退却しませんかねぇ?」
島田中将「いくら弱くても、そう簡単には引かんでしょう。武器の類はあるからな」
サーナイト少佐「まだ、敵はたくさんいますからな。こちらは『質』で勝っていても『量』で劣りますから」
そのとき、敵軍が後退を始めた
司令官はライト中将だと聞いた。二個大隊の総指揮を担当しているのだから、きっとかなりの者なのだろう
代わって、Qグリーン陸軍第457大隊が現れた
T−54も含まれている部隊だ。三式や四式が主力の我々では・・・
一応、T−34に対抗できる四式、五式とは違い、三式中戦車などの損害は多い
西田大佐「畜生、あんな奴らを持ち込みやがって・・・」
島田中将「パレンバンに配備されている例の装甲列車とか、こっちに配備されてればな・・・」
「敷島」である。パレンバン陸軍工廠において数編成が竣工、第二の敷島列車隊として、ボルナソス大佐の指揮のもと演習が敢行されているという
「陸の軍艦」の異名を持ち、その流線型と独特の砲塔形状、無数の重武装から「キュワール標準型装甲列車」として活躍している
いまやキュワール各国で「シキシマ」は装甲列車の通称である
島田中将「いや、『敷島』は単体じゃ機能しないか。あれは多編成での活躍あってこそだからな・・・」
そんな中、正面にT−34の姿を目視した西田は、射撃準備を行った
島田中将「・・・どうした?」
西田大佐「敵です。こちらを狙っています」
直後、西田は射撃を始めた
一発、二発。正面のT−34複数に立て続けに命中。T−34は突如停止した
島田中将「狙撃兵か?」
西田大佐「分かりません。いずれにせよ、我々を狙っていました」
状況は優勢らしい
61式戦車や74式戦車が大量にいるのだ
何しろ彼らは「怪獣とも互角に戦える」戦力だ。普通の戦車が相手なら互角以上に戦えるはずだ
それを見て、コーチン准将は指示を下した
コーチン准将(車種:T−54)「各員、一時後退し、第915中隊を先頭にし攻撃を再開せよ」
第915中隊、第457大隊付属の中隊であり、T−54で編成されている。コーチン准将直轄の部隊である
これにまともに対抗できるのは同世代の74式のみである
しかし、74式の特徴といえば、油気圧式サスペンションである
地形を駆使して、防御、待ち伏せを行うのだ
岩場に隠れながら、砲撃を行う74式戦車
一両のT−54が火を噴く
コーチン准将「どうした!?」
Qグリーン兵士C「待ち伏せです!おそらく新型の・・・」
コーチン准将「それで、友軍部隊の状況は!?」
Qグリーン兵士C「撤退はもうすぐ完了します!それまで持ちこたえましょう!」
74式戦車とT−54はほぼ互角。しばらく戦闘が続いた
島田中将「T−54を前面に出したか・・・」
西田大佐「まあ、被害を抑えるには妥当な手段ですね」
日戦軍団兵士「敵軍、後退を開始しています」
サーナイト少佐「どうやら、後退を完了させるための時間稼ぎのようだな」
島田中将「よし、敵が後退を始めたら、深追いをせずにこの場で待機だ」
数分後、正面の敵は撤退した
ドニゲッテル達は苦戦していた
重戦車が相手では勝ち目が無い
ドニゲッテル少将(戦力に差が有りすぎる・・・)
質、量共に向こうが勝っている。確かに、戦力差はかなりの物だ
そのとき、近くで物凄い爆発が起こった
ユゴスが被弾したのだ
ドニゲッテル少将「ユゴス少佐!」
ユゴス少佐「司令・・・」
見れば、T−10の砲身から煙が上がっている
おそらく、撃ったのはあのT−10だろう
T−10戦車。JS−4重戦車の後継機であり、砲の威力も多少は上がっている
なお、「JS−5」ではなくT−10なのは、「JS」が当時の書記長「ヨーシフ・スターリン(Iossif Stalin)」のイニシャルであり、いわゆる政治家へのゴマスリのために命名された名前のため、「JS−8」から「T−10」へ改名されたことが元である。無論、「T」は「Tank」のTである
さて、ユゴス少佐は履帯、砲身に損傷が見られ、戦闘続行は不可能とみなされた
ドニゲッテル少将「そろそろ、潮時だろうな・・・」
村山大尉「そうですな。ここは引くべきか・・・」
再び土煙が上がる。T−10のものだろう
そのとき、大塚が主砲を撃った
T−10に命中、T−10は炎上した
大塚中尉「全く、厄介な奴ですね・・・」
そのとき、大塚は、敵が後退を始めたのに気づいた
被害は甚大だ。ここは一旦後退すべきだ
前線に出ている別の部隊にも、報告をすべきだ
フラスコ少将「第877大隊のフラスコだ。コルサ大佐、直ちに後退しろ!」
コルサ大佐(通信)「フラスコ少将!?」
ランサー准将「本部のランサーだ。後退してくれ。こちらの被害が甚大だ。念のため、別部隊のアレイヘム中佐にも伝えてくれ」
コルサ大佐(通信)「了解!」
一旦、通信は途切れた
しかし、コルサ大佐から再び通信が入った
コルサ大佐(通信)「フラスコ少将、すいません。なかなか引こうとしないようなんで、司令からお願いします」
フラスコ少将「だろうな、あんたと同期だからな、あいつは」
そして、アレイヘム中佐との回線を開いた
フラスコ少将「第877大隊のフラスコだ。直ちに後退しろ!」
アレイヘム中佐は、しばらくためらった後に、返答した
アレイヘム中佐(通信)「・・・了解、後退します!」
全軍の後退が始まった
一旦、艦砲射撃が行われることとなった
皆が歓喜した
敵軍を後退させたのだ
しかし、遠くから轟音が響いた
そして、本部から通信が届いた
米沢大将(通信)「敵軍は、全軍が後退した。しかし艦砲射撃が行われることとなった。要塞内部に退避せよ」
表面展開部隊も、後退を開始した
戦闘は、終了した
キュワール連合軍、損害約6900両
帝国軍、損害約8000両
数では劣るキュワール連合軍が、敵にかなりの損害を与え、後退させたのだ
それらの通信は、全てライトウォーターに届いた
軍港では、艦艇が集合していた
艦隊戦の準備を行っているようだ
そのとき、通信が入った
松井元帥「はい、こちらライトウォーター司令部」
相手は、デュミナス軍の士官だ
松井元帥は、通信内容を快諾した
松井元帥「・・・そうか、感謝する。手短にするため、これで終了する」
松井元帥は、喜んでいた
さて、その内容については、次回に語るとしよう
第六十四話 終わり
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