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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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宇宙戦艦紀伊 第六十三話 松井一真 2006/11/25 21:40
  Re:宇宙戦艦紀伊 第六十三話 松井一真 2006/11/25 21:41
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十三話 ダークスピリッツ 2006/11/26 19:46
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十三話 松井一真 2006/11/26 20:16
   宇宙戦艦紀伊 第六十四話 松井一真 2006/11/30 22:00
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十四話 松井一真 2006/11/30 22:02
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十四話 ダークスピリッツ 2006/12/1 21:04
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十四話 松井一真 2006/12/1 22:52


宇宙戦艦紀伊 第六十三話
 松井一真  - 2006/11/25 21:40 -
  
第六十三話完成。とりあえず、過去の陸戦兵器について載せてみました
第六十三話 激戦地再び
何とか占領したベータ基地だが、航空攻撃と艦隊攻撃を受け、遂には敵部隊が上陸。地底戦車による奮戦空しく、次々と進撃され、遂には司令部が全壊。ドニゲッテル、ユゴス、藤田以外、司令室の兵士は全滅。援軍を送り込むが、敵も増援あり。状況は劣勢であった
さらにライトウォーターに対する巡航ミサイル攻撃で、司令部の将兵全員が負傷、松井元帥も書斎で指揮を執ることになった
さて、その書斎では、なおも通信が続いていた
松井元帥「米沢、現状は?」
米沢大将(通信)「現在、装甲シャッターが崩壊、敵部隊約2500両が突入しています!」
松井元帥「遂に来たか・・・」
現在、第五滑走路方面で指揮を執る米沢大将は、突入部隊と直接交戦はしないこととなっている
だが、そのために貴重なパイロットを犠牲にしなければならないのだ
松井元帥「・・・発案車の顔が見てみたい物だな・・・」
陸戦はほとんど出来ないはずのパイロットを、前線に配備する、そんな作戦を立案した奴は、きっと実戦経験がほとんどないんだろう
いずれにせよ、Qシュタイン連邦第224連隊のガバナー中佐以下1550両と、プロトン合衆国第110中隊のグリフォン大佐以下600両が、第501中隊、第875航空隊共々前線部隊となるのだ
松井元帥「T−34の改良型が相手じゃ、分が悪いだろうな・・・」
敵戦力、総数2450両の主力は、T−34/85。プロトン合衆国のM4A3シャーマンや、Qシュタイン連邦のIII、IV号戦車にとっては強敵である
松井元帥「・・・『敷島』さえあれば・・・」
「敷島」、かつて本土で大活躍した装甲列車である
正式名「四一式重装甲列車」、155mm単装砲一門、120mm戦車砲一門、90mm歩兵砲二門を装備した前方警戒車、120mm戦車砲二門、90mm歩兵砲二門を装備した砲車、90mm歩兵砲二門を装備した機関車、九二式重機関銃(口径:7.7mm)二丁を装備した貨物車、57mm歩兵砲一門を装備した指揮車、山砲一門を搭載した貨物車、探照灯一基と九二式重機関銃一丁を装備した後方警戒車で編成されており、総数13両編成。「敷島」「八島」「霧島」を筆頭に、30以上の編成が建造された
この30以上もの大編成を指揮したのが、パレンバン基地司令官、ボルナソス大佐である
ピクールガ中佐を参謀長とし、「敷島装甲列車隊(正式名:第一特務列車隊)」を結成、第五次、第六次キュワール大戦において奮戦し、現在はピクールガ中佐が指揮している
松井元帥「・・・今のご時世、装甲列車など役には立たんのだろうが・・・」
重装甲と機動性を誇り、Qトルック帝国最大の恐怖となった「敷島」型装甲列車。基地内部の輸送線に配備し、ある程度の防衛戦力とすることはできるであろう
松井元帥「・・・だが、地下基地なら航空機の脅威はないからな。使えるだろう」
今度、ライトウォーターに持ち込んでおきたい兵器だ

海軍宇宙艦隊本部でも、情報は入っていた
サウラー中将「敵の反攻ですか・・・」
フルト大将「地下基地での戦闘となるため、艦砲射撃は無用、それに、周辺の艦隊はまだ整備中だ」
確かに、先の戦闘で、艦隊は著しく損傷している
松井元帥の話では、第二、第三、第五、第八、第九艦隊が前線へ出撃可能だが、敵艦隊の規模が大きいところから出撃は現在断念しているという
フルト大将「援軍に関しても困難だ。ベータ基地は持ちこたえられるかどうかも分からん」
サウラー中将「これほどの戦闘になるとは思いませんでしたね」
フルト大将「ああ、まさかベータでこれほどの戦闘になるとは思わなかった」
サウラー中将「・・・陸軍本部も大変でしょうな」
陸軍本部は、ボルゾル元帥やナルマルガム中将といった、現在Qシュタイン大陸内にいる士官の大半が詰めている場所だ
確かに、今回の戦闘において、一番大変なのは、二個連隊(第221連隊、第224連隊)、一個中隊(第501中隊)、一個小隊(第253小隊)も派遣している彼らであろう
そのとき、海軍第一艦隊司令、スキシーバ大将がやってきた
スキシーバ大将「フルト大将、ここでしたか」
フルト大将「ああ、しばらく艦隊本部を任せていたからな」
普段は戦艦「スキシーバ」のCICにいるので、陸にはなかなか姿を見せない
指揮官職も大変なのだ
フルト大将「・・・長期戦が予想できる。補給が難しい我が軍が不利だな」
パラオ大佐「確かに、そうですね」
フルト大将「・・・次の手を、考えなければな」
他の幹部士官を眺めながら、彼は呟いた

さて、第五滑走路に配置された臨時司令部では、米沢大将が指揮を執っていた
米沢大将「よし、報告どおりだ。第224連隊のガバナー中佐以下1550両、第110中隊のグリフォン大佐以下600両を第三弾薬庫に派遣、急げ!」
ヴァイゲル中将「ガバナー中佐ですか。奴に任せられるか、自分は心配ですが・・・」
米沢大将「彼なら、敵軍を抑えることはできるだろう」
現在、司令部には米沢、ヴァイゲル以外にも、小沢、大西、アイスナー、グリフォン、ガバナーの姿がある
他にも、複数の通信兵たちがいる
小沢中将「敵は優秀な戦力です。一部戦力を小出しにするより・・・」
米沢大将「敵軍も先発隊だ。次には本隊がやってくる。こっちの本隊は、そこまでここで待機だ」
グリフォン大佐(第110中隊司令。車種:M26パーシング)「では、我々はすぐに第三弾薬庫へ!」
米沢大将「うむ、頼むぞ!」
グリフォン大佐は、司令室を後にし、部下の下へ向かった
ヴァイゲル中将「ガバナー中佐、彼らの後に続け!」
ガバナー中佐(第224連隊所属。車種:ヘッツァー)「了解!」
大西准将「これで、派遣部隊は全部ですか」
米沢大将「そうなるわけだな。これは、大変な戦いになりそうだ」
これで、3100両の戦力が、敵と戦うことになる

一方、第501中隊と、第875航空隊は、陸戦の準備を行った
フェルデ曹長「友軍部隊が第三弾薬庫に展開しました!」
ローレル大佐「これで3100両か。敵に対し、数で勝るな」
ケーベ上等兵「しかし、質では劣りますな」
タトラ上等兵「・・・T−44が相手ですからね・・・」
フンケ中佐「いずれにせよ、敵が来たからには、俺たちが相手しなければならないわけだな」
ローレル大佐「確かにそうだが・・・」
フェルデ曹長「まあ、やるしかないでしょうな」
第一飛行場格納庫周辺に陣取る彼ら。対するのは第322大隊だ。無論、先発隊であるから、全戦力ではない
ローレル大佐「苦戦は、必至だろうな・・・」
こちら側に向かってくる、第322大隊先発隊戦力を見て、ローレル大佐は思った
ローレル大佐「応戦準備!」
全員が射撃準備を整える
遂に、戦闘が始まった
先頭を進むのはT−44。おそらく指揮官のコルサ大佐であろう
IV号戦車が砲撃を始める
正面装甲に命中する
しかし、弾かれてしまった
タトラ上等兵「畜生!」
ローレル大佐「やはりダメか・・・」
ケーベ上等兵「いえ、撃たなければこちらがやられます!」
砲撃は続いているが、ほとんど倒せない
フンケ中佐「先陣さえ倒せんのか!?」
Qシュタイン兵士「かくなる上は、やるしかありません!」
そう言うと、一両のパンター戦車が、敵に向かっていった
第六十三話 続く
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; .NET CLR 1.1.4322)@ntaich061116.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


Re:宇宙戦艦紀伊 第六十三話
 松井一真  - 2006/11/25 21:41 -
  
後半。戦車の基本構造を書いてみました
第六十三話 激戦地再び
書斎に、基地通信士官であり、ミサイル攻撃の際には司令室から出ていた笠井が入ってきた
笠井兵長「司令、第322大隊が第一飛行場に進入、戦闘状態に突入しました!」
やはり状況は劣勢らしい
先陣のT−44は、III、IV号戦車では勝ち目はない。ただ、パンターが、何両かを破壊しているらしい
松井元帥「・・・突飛な作戦だが、役には立つようだな・・・」
無論、このパンターが第875航空隊の隊員だから、である
笠井兵長「では、自分は他の作業があるので」
松井元帥「ああ、分かった」
笠井は足早に書斎を後にした
松井元帥「・・・全く、無茶なことをしたものだ」
無論、危険が迫っている司令部に自ら向かっていったことである

1両のパンターA型が突如、T−44の背後に回りこみ、撃破したのだ
先陣を進んでいた、指揮官と思しきT−44が唖然とする
接近するほかのT−44にも砲撃を浴びせ、撃破する
フェルデ曹長「よし、背後に回りこみ、敵戦車を破壊する!」
友軍パンターに砲塔を向けた、1両のT−44に照準を向ける
狙うは側面装甲だ
そして、一発、75mm弾を浴びせる
砲撃は命中、沈黙するT−44
フェルデ曹長「敵T−44を撃破!」
一方、格納庫では、Qシュタイン連邦第一設営隊の兵士たちが準備を始めていた
Qシュタイン設営隊士官「迫撃砲、用意!」
迫撃砲、英語では「グレネード・ランチャー」とよばれる兵器である
日戦軍団の八九式擲弾筒を筆頭に、さまざまなタイプが存在する
放物線を描き、目標に命中、爆発する砲弾を発射するものだ
設営隊のSdkfz.250装甲トラックは、8cm迫撃砲に、弾薬を装填した
格納庫前に陣取る、多数の装甲トラック
その全てが、敵に照準を向けていた
そして、士官が叫ぶ
Qシュタイン設営隊士官「撃て!」
一斉に放たれる8cm迫撃砲弾
そして、敵部隊に降り注ぐ
戦車の弱点は複数ある
一つは砲口。ここに砲弾が命中すれば、砲撃が不可能になる
もう一つは履帯、すなわちキャタピラ。ここが破壊されれば、移動が不可能になる。履帯はそもそも、地面から離れている起動輪や誘導輪の回転を、地面に接する転輪に伝達する機構であるため、ここが切られると起動輪や誘導輪が空回りし、動かなくなるのだ
そして砲塔、車体の隙間。すなわちターレットリング。ここに砲弾が命中すれば、砲塔が吹き飛び、行動不能になるのだ。戦車の指揮機構は砲塔にあり、移動機構が車体にあるので、それがバラバラになれば動けないのだ
最後はエンジン。車体後部上面に排気口があり、ここに砲弾が命中すればエンジンが吹き飛ぶ。弾薬庫も車体後方にあるので、ここに命中すれば戦車は大爆発するのだ
ただ、排気口が車体上面なので、航空機、または曲射砲、迫撃砲でなければ、攻撃を当てることが出来ないのだ
今回使用されたのは迫撃砲、つまり、エンジンを狙えるのだ
次々と吹き飛んでいくT−34/85
Qシュタイン設営隊士官「よし、次弾装填急げ!」
無論、設営隊であるから、戦力は少ない
戦闘は、一進一退である
ローレル大佐「撃退は困難だな・・・」
T−34/85やT−44が相手では、やはり苦戦は必至であろう

第224連隊の6個分隊と、第110中隊は、第三弾薬庫に布陣する
遂に、敵第277大隊と交戦した
ガバナー中佐「各分隊ごとに分散して攻撃せよ!」
相手はJS−3。残りは第三弾薬庫周辺の守備隊と交戦しているらしい
ガバナー中佐「・・・まずいな・・・JSが相手では勝ち目はない・・・」
グリフォン大佐「前面装甲は220mmだ。これでは・・・」
そのとき、1両のパンターG型が、機動性を駆使してJS−3の後ろに回りこんだ
砲撃は見事命中、JS−3は吹き飛んだ
さらに、物陰に隠れていたヘッツァーが、JS−3の側面をめがけ砲撃、これを撃破したのだ
実は、JS−3は正面以外は、正面のほぼ半分程度の厚さしか無いのだ
背面に至っては、四式中戦車の徹甲弾ですら破壊される程度
日戦軍団の使用する新型徹甲弾ならば側面でも破壊できる
ガバナー中佐「おお!側背面が弱点だったか!」
グリフォン大佐「あらかた、予想は出来たがな・・・」
しかし、JS−3の主砲は122mm砲だ。威力は駆逐艦の艦砲射撃並、戦車でたとえるならマウス並である
一両のヘッツァーが、正面に砲弾を受け、爆発した
さらに一両、もう一両
次々と破壊されていく戦車隊
グリフォン大佐「・・・あれほどの威力だからな・・・」
ガバナー中佐「一撃か・・・」
第110中隊による、複数の戦車で囲んで砲撃する作戦でも、ほんの数両しか撃破出来ない
むしろこちらの損害が増えるばかりだ
敵部隊を約半数にまで減らしたが、こちらも半数にまで減ってしまった
グリフォン大佐「このままでは全滅は必至だ!一時後退を・・・」
ガバナー中佐「・・・仕方ないか。よし、一時退却準備だ!」
そのとき、総本部から連絡が入った
米沢大将(通信)「米沢より第三弾薬庫防衛部隊。貴軍は現地を死守せよ。後退するな!敵が引くまで、持ちこたえろ!」
グリフォン大佐「そんな無茶な!」
米沢大将(通信)「敵が引くのは時間の問題だ!それまで死守するんだ!」
米沢の命令は悲痛な物であった
日戦軍団の士官が、よりによって「死守命令」を出すとは
皇帝政時代のQシュタインなら、普通に行われていたことであったが、ガバナーは納得できなかった
ガバナー中佐「米沢大将!いったいどういうことですか!?」
米沢大将(通信)「今に分かる!それまで持ちこたえろ!」
その発言と共に、米沢は通信を切った

敵の戦力は減りつつある。第三弾薬庫制圧は時間の問題だ
先発隊の指揮を執るアレイヘム中佐は、そう思った
アレイヘム中佐(車種:JS−3)「敵を殲滅しろ!」
飛行場を抑えるコルサ大佐たち第322大隊の先発隊と比べると、数こそ多いが軽戦車の比率が多い第277大隊の先発隊。これは当初、敵の戦力がたいしたことは無いと思っていたからである
しかし、敵はこちらの弱点を見抜いていたのだ
アレイヘム中佐「くそっ、早く抑えなければ・・・」
そのとき、第322大隊のコルサ大佐から、驚くべき通信が入った
コルサ大佐(車種:T−44)(通信)「アレイヘム中佐!攻撃は中止だ!撤退しろ!」
アレイヘム中佐「どういう意味だ!」
コルサ大佐(通信)「上陸隊本部からの連絡だ!全部隊を後退させるんだ!」
アレイヘム中佐「まさか貴様、俺の隊から戦果を横取りする気だな!?」
コルサはアレイヘムのライバルである。彼の言うことは、信じられないのだ
しかし、上陸隊本部からも、通信が入った
フラスコ少将(通信)「第877大隊のフラスコだ。直ちに後退しろ!」
なんと、上陸隊本部まで、後退命令を出したのだ
上官の発言だ。従わざるを得ない
アレイヘム中佐「・・・了解、後退します!」
アレイヘムは、部下を連れて、一斉に後退を開始した

それを見て、ガバナーとグリフォンは唖然とした
ガバナー中佐「・・・敵が・・・後退した・・・」
グリフォン大佐「・・・一体、どういうことだ?」
ガバナー中佐「・・・まさか、地底戦車の予備にでも襲われたか?」
グリフォン大佐「いや、地底戦車が運び出された形跡は、本部には無かったはず・・・」
彼らもまた、状況を飲み込めなかった
いずれにせよ、ここで一旦、体勢を整える必要がありそうだ
さて、敵が突如後退したことに関してだが、これは長くなるので、次回に回そう
第六十三話 終わり
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Re:宇宙戦艦紀伊 第六十三話
 ダークスピリッツ  - 2006/11/26 19:46 -
  
第六十三話はあまり長い話ではありませんでしたね。まあ所詮第六十四話の前哨戦みたいなものですから^^;
敵が後退したわけは無論第六十四話の主題である敵部隊側面からの攻撃です。設定前編は今日当たり書く予定です。

敷島型装甲列車ですが使うには基地内に線路が必要ですね・・・。パレンバンはじめ各QW軍基地に設置させますか?
パイロットが陸戦をするのは戦争では良くあったようです。まあ主に日本ですが・・・。
スキシーバ大将は新コンバットで戦った時あの戦艦自体がスキシーバ大将なのかと思った^^;
あと今回敵のコルサ大佐とアレイヘム中佐はライバル関係になってますね階級的にはコルサの方が上ですが・・。
次の第六十四話では大規模な表面戦になりそうです。早く書きたいですが一週間後には後期中間テストが・・・・orz

ちなみにあと少しでカルオス宇宙軍機編が完了いたします。
引用なし
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Re:宇宙戦艦紀伊 第六十三話
 松井一真  - 2006/11/26 20:16 -
  
> 第六十三話はあまり長い話ではありませんでしたね。まあ所詮第六十四話の前哨戦みたいなものですから^^;
> 敵が後退したわけは無論第六十四話の主題である敵部隊側面からの攻撃です。設定前編は今日当たり書く予定です。
11月も終わりなので、そろそろ長編を一時中断しようかと思い、普段どおりの長さに戻しました。というか、今回はあくまで第三戦(第一戦=戦闘開始時、第二戦=地底戦車破壊後、第三戦=増援上陸後)の前哨戦。第六十四話がメインになりますね
> 敷島型装甲列車ですが使うには基地内に線路が必要ですね・・・。パレンバンはじめ各QW軍基地に設置させますか?
まずはパレンバンですね。規模が大きいので。「要塞」であり、いわゆる衛星の類なのでおそらく線路敷設が可能かと思い、今回、名前を出したわけです
元ネタは動画作品「鉄路ゆかば」の主役装甲列車。こちらは試作型なので「試製四一式重装甲列車」と呼ばれていました。その後Flash作品「甲鉄傳紀 装脚戦車の憂鬱」にもゲスト出演しました
で、「敷島」の名も使いまわし。二番編成「八島」、三番編成「霧島」も同じく。ちなみに4番以降は、元ネタでは未設定だったので新たにたくさん付け足しました
> パイロットが陸戦をするのは戦争では良くあったようです。まあ主に日本ですが・・・。
ちなみに、先のFlash作品「甲鉄傳紀」シリーズの一作「通勤大戦争」に登場する戦闘機「四四式戦闘爆撃機」の攻撃機型のパイロットは拳銃を携行しているという設定があるようです
で、この四四式戦闘爆撃機が、幾度か名前のみ登場しているあの複葉戦闘爆撃機の元ネタなのはいうまでもありません
> スキシーバ大将は新コンバットで戦った時あの戦艦自体がスキシーバ大将なのかと思った^^;
確かに、ザンブニールやニビリア、グルンシュタットでは船と会話できますからね。しかしそれだと問題があるので、今回スキシーバ大将はタンクということにしました。ちなみに、劇中呼ばれていた「CIC」というのは、艦橋下部にある司令室のことで、米軍の大型艦に始まり、現在はほとんどの現用軍艦に存在します。窓は無く、操艦は艦橋で行いますが、射撃指示などはこのCICで行います。「亡国のイージス」で幹部達が常にいた、あのレーダーがたくさんある場所です
> あと今回敵のコルサ大佐とアレイヘム中佐はライバル関係になってますね階級的にはコルサの方が上ですが・・。
あくまで出世の早さの問題として書きました。近辺の部隊同士はライバル関係になりがちです
> 次の第六十四話では大規模な表面戦になりそうです。早く書きたいですが一週間後には後期中間テストが・・・・orz
ワープロ検定3級試験が終わり、次は期末試験が始まろうとしています。何故ここまで試験を密集させるんだ・・・
> ちなみにあと少しでカルオス宇宙軍機編が完了いたします。
ようやく航空機の登場ですね
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宇宙戦艦紀伊 第六十四話
 松井一真  - 2006/11/30 22:00 -
  
第六十四話完成。松井元帥の日常も書いて見ました
第六十四話 奇襲戦車隊
前回の戦闘において、第三弾薬庫および第一飛行場に陣取る部隊と交戦していた敵部隊が、突如撤退した理由。それは、数時間前にさかのぼる・・・
岩陰に退避していた、ドニゲッテル少将以下300両
ドニゲッテル少将、ユゴス少佐を筆頭に、アコース中佐率いる第253小隊、村山大尉以下第231特科分隊、そしてニビリア第58連隊の精鋭20両、これだけであった
一方で、敵を挟んで逆側には、第189小隊、第58連隊が布陣していた
いずれも、遠くに見える敵を監視しつつ、第五滑走路近辺にある臨時司令部からの通信を待っていたのだ
ドニゲッテル少将「・・・松井元帥の派遣部隊が、臨時で指揮を執るそうだ。俺たちが滑走路にたどり着くまで、米沢大将が総指揮官だ。以上!」
一応、米沢のほうが階級は上だ。司令部が崩壊した今、彼が総指揮官になるのも当然であろう
ようやく、臨時司令部からの指示が下った
米沢大将(通信)「米沢より表面部隊。敵の先発隊が要塞内部に侵入、外部の敵は減っている模様」
ドニゲッテル少将「つまり、これが好機、ということか?」
米沢大将(通信)「その通り、増援を回すため、彼らと共に敵表面部隊に奇襲を仕掛けてくれ。健闘を祈る!」
ドニゲッテル少将「本部からの通信は以上のようだ。総員、敵部隊に対し突撃を敢行せよ!」
そう言うと、ドニゲッテルは、敵めがけて動き出した
アコース中佐「司令に続け!全軍突撃!」
第253小隊、それに続く
村山大尉「ここで敵を撃破し、内部の敵を撤退に追い込む!」
第231特科分隊も続く
フェラーリ中将「後から続く友軍のため、命がけで突き進め!」
第58連隊の精鋭たちも続く

報告は、本部にもしっかり届いている
リゾニアの小都市、ザスレイクに駐留する、第七八航空隊の隊長、ガトー少将は、報告を聞いて驚いた
ガトー少将「まだこんなに友軍がいたのか!?」
副飛行隊長、クエゼリン大佐も、状況に驚いていた
クエゼリン大佐「連隊がたくさんいるって話だからな。総本部の話では、どうやら、輸送機編隊と輸送船団で援軍を運び込んだらしい」
レイテ大佐「でも『紀伊』の出航報告はないって話ですが・・・」
クエゼリン大佐「連合軍に同規模の戦艦はいくらでもいる。それらを利用してるんだ」
ガトー少将「そういえば第二八航空隊の本郷大佐からの報告は?」
第二八航空隊、パレンバン基地に所属する航空隊である
主戦力は四四式戦闘爆撃機。無論、第七八航空隊からの転属組で構成されている
攻撃機隊は飛行隊長が、戦闘機隊は副飛行隊長が指揮を執るのが、四四式戦闘爆撃機で編成された航空隊の特徴である
なお、艦隊通し番号の「二八」が基地所属航空隊に用いられているのは、艦隊通し番号は宇宙基地にも適用されるからである
クエゼリン大佐「まだパレンバンに異状は無いらしい。稲荷からも特に来てないからな」
稲荷、すなわち、副飛行隊長の稲荷坂中佐の通称である
いずれも、元々はグリシネのある企業に勤務する、すなわち「民間車」であった
日戦軍団は民間組織であるため、年齢制限を除いては基本的に条件もなしに入隊が可能である
お堅い組織、つまり本国軍部とは違うのだ
ガトー少将「考えてみれば、あいつら北川線の電車の中でたまたま相席で、話し合っているうちに意気投合したそうだからな」
クエゼリン大佐「さらに偶然にも松井元帥の隣が俺だったわけだからな」
レイテ大佐「偶然って重なるもんですねぇ・・・」
松井元帥は、普段はグリシネの郊外から、15m程度の、小さな四両編成の電車に乗って、本部に出向するのだ
なぜ本部のある中心街に住まないかというと、松井元帥は都会が嫌いだからである
シブヤン中佐「しかし、採用基準がよく分かりませんよね」
ガトー少将「それが民間組織の特徴だよ。履歴とか家柄とかにとらわれない、自由な採用基準、ってところか。結局基準なんてないんじゃないのかな?」
シブヤン中佐「そ、そういうものなんですか?」
クエゼリン大佐「一度国家に刃向かった身だから、元軍人とかそういう堅いものじゃないってことだろうな」
シブヤン中佐「いや、それじゃ説明になってませんよ」
クエゼリン大佐「要するに、日戦軍団とグリシネ本国軍は、根本的に違うということだよ」
陸上戦闘の報告を聞きながら、彼らは日戦軍団上層部の話をしていたのであった

Qシュタイン連邦第221連隊、日本戦車軍団第443連隊も到着した
第221連隊はドニゲッテル側を、第443連隊は混成軍側を支援する
島田中将(第443連隊参謀長。車種:74式戦車)「島田より本部!前線に到着!」
米沢大将(通信)「よし、友軍に続いて敵を攻撃せよ!」
島田中将「了解しました!」
アイスナー少将「よし、指示どおりに突撃を開始する!」
彼らの前方に見えるのは、第877連隊。補充部隊を含めても4000両程度なので、表面展開部隊と比べると少ない
敵はT−34/85を主力とし、T−44、JS−1、JS−2で構成されている
わがほうはパンターA型を筆頭に、パンターG型、ティーガーII、さらには90式戦車にルクレールなど、強豪揃いである
敵を次々と破壊していく
ドニゲッテル少将は、複数の敵めがけてロケットランチャーを発射し、続いて38cm臼砲を叩き込む
臼砲には榴弾が搭載されている
多数のT−34/85が炎上する
ユゴス少佐もそれに続いて、超射程ミサイルと120mm滑腔砲を発射する
JS−1の側面に命中、JS−1は炎上した
飛行場の部隊が手を焼いているという、T−44に、村山は砲塔を向けた
村山は観測戦車。それゆえに武装は少ない
一応、機関砲を積んではいるが、たいしたものではない
T−44も砲塔を旋回し始める
後ろから島村がやってきた
島村兵長「大尉殿!こいつは俺に任してください!」
しかし、島村も九七式中戦車。T−44なんて、いくら側面でも不可能なはず・・・
そして、島村は射撃を開始した
命中するが、はじかれる
島村兵長「畜生、もっと近づかなきゃダメか・・・」
村山大尉「島村、あれは無理だと思うが・・・」
島村兵長「いや、やって見せます!」
機関砲を放ちつつ、島村は前進する
T−44も砲塔を旋回させる
しかし、島村の機動性にはついていけない
島村の主砲射撃が始まった
砲塔後部に命中する
しかし、特に反応は無い
その次に放たれた砲弾は、エンジン部に命中した
発射されたのは、新型の対戦車弾、通称「タ弾」であった
直後、エンジン部から爆発が起こり、T−44は炎上した
島村兵長「T−44を撃破!」
村山大尉「・・・全く、お前はすごい奴だな」

報告は着々と入っている
第231特科分隊の島村兵長が、新型タ弾でT−44を撃破したという功績も伝えられた
さらに高田上等兵もT−34/85のターレットリングに新型タ弾を命中させ、撃破したという
船山曹長「おい、笠井、これ見てみろ」
笠井兵長「はい・・・えっ!?T−44を!?」
船山曹長「ああ、新型タ弾によるものらしい」
笠井兵長「第231特科分隊ってすごいところですねぇ・・・」
船山曹長「何しろ特科だからな。砲撃支援だけが特科じゃないとはよく言われたもんだが・・・」
通信室は、まだ仮設状態である
以前の上陸戦の際に使用していた、予備の通信室を使用している
先のミサイル攻撃で、本来の通信室がある司令部は、いまだに修理が終わっていない
通信室のトップである鍋坂大尉も、この状況には驚いていた
鍋坂大尉(車種:試製五式4.7糎自走砲)「しかし、いきなりあんなでかいミサイルが飛んでくるとはな」
笠井兵長「妙なことばかりがおこりますね」
船山曹長「戦況も二転三転。全く分からんな」
通信室の兵士たちは、戦況をほとんど理解できなかった
果たして連合軍は、勝っているのか、負けているのか。それさえもわからない
鍋坂大尉「だが、我々の任務は、こうして通信を伝えることだ。与えられたことを、しっかりやるべきだな」
船山曹長「そうですな、大尉」
報告が飛び交う中、船山はそう言った

大塚中尉「よし、このまま本隊まで突き進む!」
既に、連隊長のフラスコ少将の直轄部隊の近くにまで来ていた
そのフラスコ少将は、突然の敵襲に唖然とした
フラスコ少将「何だっ!?」
グンナ兵士A「敵襲です!既に多数がやられております!」
グンナ兵士B「第158中隊からの応答が途絶えました!」
一両のJS−4が砲塔を旋回させ、大塚を狙う
しかし、大塚の射撃が早かった
側面装甲を貫徹、JS−4は炎上した
JS−4は正面装甲を貫くことが難しいため、側面から狙う。パンターの場合近距離、ティーガーIIの場合中距離まで近づかなければいけないが、90式戦

車やルクレールなら、遠距離から撃破できる
フラスコ少将「畜生、これでも喰らえ!」
彼の放った砲弾は、一両の90式戦車に命中した
90式戦車は爆発を起こした
しかし、後方の僚車からの応答が無いのに気づく
大塚中尉「敵JS−4、撃破!」
大塚だ。先の僚車の仇であろう
フラスコ少将「・・・まさか、こんな規模の部隊が奇襲を仕掛けてくるとは・・・」
守備隊の規模はほんのわずかだというのに・・・
フラスコは愕然とした
そのとき、援軍が駆けつけた
シクール少将(第133重戦車連隊司令。車種:T−10)「第133重戦車連隊、これより貴隊の支援にかかる!」
この第133重戦車連隊、SU−76、SU−85、SU−100、T−34/85、T−44、T−54、JS−2、JS−3、JS−4、T−10で構成されており、その数は10000両、今回交戦する部隊で、もっとも大規模で強力な部隊である
大塚中尉「な、何だあれは!?」
村山大尉「敵も本腰を入れたか・・・」
傍らのティーガーIIが砲撃を受け、炎上する
命中したのは、正面装甲だった
ドニゲッテル少将「しょ、正面からでも一撃だと!?」
ユゴス少佐「一体、奴らは・・・」
弾幕を交わしつつ、フェラーリ中将はミサイル攻撃を浴びせる
しかし、効果は薄い
苦戦は続いていた
第六十四話 続く
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Re:宇宙戦艦紀伊 第六十四話
 松井一真  - 2006/11/30 22:02 -
  
後半。敷島、パレンバンに配備しました
第六十四話 奇襲戦車隊
一方、別働隊は戦果を上げていた
今まで幾度か交戦し、損害が増えているウルタンク軍が相手ならば、善戦は可能であろう
ましてや61式戦車や74式戦車が大量にいる状況だ
西田大佐「島田さん、こりゃすごいことになりましたね」
島田中将「だな、向こうじゃ大苦戦しているというのに、こっちでは大戦果を上げているとは・・・」
ティーガーII以外、厄介な敵がいない状況である
例の「他の追随を許さぬ弱さ」を誇るL6/40軽戦車の姿さえある
西田大佐「敵さん、さっさと退却しませんかねぇ?」
島田中将「いくら弱くても、そう簡単には引かんでしょう。武器の類はあるからな」
サーナイト少佐「まだ、敵はたくさんいますからな。こちらは『質』で勝っていても『量』で劣りますから」
そのとき、敵軍が後退を始めた
司令官はライト中将だと聞いた。二個大隊の総指揮を担当しているのだから、きっとかなりの者なのだろう
代わって、Qグリーン陸軍第457大隊が現れた
T−54も含まれている部隊だ。三式や四式が主力の我々では・・・
一応、T−34に対抗できる四式、五式とは違い、三式中戦車などの損害は多い
西田大佐「畜生、あんな奴らを持ち込みやがって・・・」
島田中将「パレンバンに配備されている例の装甲列車とか、こっちに配備されてればな・・・」
「敷島」である。パレンバン陸軍工廠において数編成が竣工、第二の敷島列車隊として、ボルナソス大佐の指揮のもと演習が敢行されているという
「陸の軍艦」の異名を持ち、その流線型と独特の砲塔形状、無数の重武装から「キュワール標準型装甲列車」として活躍している
いまやキュワール各国で「シキシマ」は装甲列車の通称である
島田中将「いや、『敷島』は単体じゃ機能しないか。あれは多編成での活躍あってこそだからな・・・」
そんな中、正面にT−34の姿を目視した西田は、射撃準備を行った
島田中将「・・・どうした?」
西田大佐「敵です。こちらを狙っています」
直後、西田は射撃を始めた
一発、二発。正面のT−34複数に立て続けに命中。T−34は突如停止した
島田中将「狙撃兵か?」
西田大佐「分かりません。いずれにせよ、我々を狙っていました」
状況は優勢らしい
61式戦車や74式戦車が大量にいるのだ
何しろ彼らは「怪獣とも互角に戦える」戦力だ。普通の戦車が相手なら互角以上に戦えるはずだ

それを見て、コーチン准将は指示を下した
コーチン准将(車種:T−54)「各員、一時後退し、第915中隊を先頭にし攻撃を再開せよ」
第915中隊、第457大隊付属の中隊であり、T−54で編成されている。コーチン准将直轄の部隊である
これにまともに対抗できるのは同世代の74式のみである
しかし、74式の特徴といえば、油気圧式サスペンションである
地形を駆使して、防御、待ち伏せを行うのだ
岩場に隠れながら、砲撃を行う74式戦車
一両のT−54が火を噴く
コーチン准将「どうした!?」
Qグリーン兵士C「待ち伏せです!おそらく新型の・・・」
コーチン准将「それで、友軍部隊の状況は!?」
Qグリーン兵士C「撤退はもうすぐ完了します!それまで持ちこたえましょう!」
74式戦車とT−54はほぼ互角。しばらく戦闘が続いた

島田中将「T−54を前面に出したか・・・」
西田大佐「まあ、被害を抑えるには妥当な手段ですね」
日戦軍団兵士「敵軍、後退を開始しています」
サーナイト少佐「どうやら、後退を完了させるための時間稼ぎのようだな」
島田中将「よし、敵が後退を始めたら、深追いをせずにこの場で待機だ」
数分後、正面の敵は撤退した

ドニゲッテル達は苦戦していた
重戦車が相手では勝ち目が無い
ドニゲッテル少将(戦力に差が有りすぎる・・・)
質、量共に向こうが勝っている。確かに、戦力差はかなりの物だ
そのとき、近くで物凄い爆発が起こった
ユゴスが被弾したのだ
ドニゲッテル少将「ユゴス少佐!」
ユゴス少佐「司令・・・」
見れば、T−10の砲身から煙が上がっている
おそらく、撃ったのはあのT−10だろう
T−10戦車。JS−4重戦車の後継機であり、砲の威力も多少は上がっている
なお、「JS−5」ではなくT−10なのは、「JS」が当時の書記長「ヨーシフ・スターリン(Iossif Stalin)」のイニシャルであり、いわゆる政治家へのゴマスリのために命名された名前のため、「JS−8」から「T−10」へ改名されたことが元である。無論、「T」は「Tank」のTである
さて、ユゴス少佐は履帯、砲身に損傷が見られ、戦闘続行は不可能とみなされた
ドニゲッテル少将「そろそろ、潮時だろうな・・・」
村山大尉「そうですな。ここは引くべきか・・・」
再び土煙が上がる。T−10のものだろう
そのとき、大塚が主砲を撃った
T−10に命中、T−10は炎上した
大塚中尉「全く、厄介な奴ですね・・・」
そのとき、大塚は、敵が後退を始めたのに気づいた

被害は甚大だ。ここは一旦後退すべきだ
前線に出ている別の部隊にも、報告をすべきだ
フラスコ少将「第877大隊のフラスコだ。コルサ大佐、直ちに後退しろ!」
コルサ大佐(通信)「フラスコ少将!?」
ランサー准将「本部のランサーだ。後退してくれ。こちらの被害が甚大だ。念のため、別部隊のアレイヘム中佐にも伝えてくれ」
コルサ大佐(通信)「了解!」
一旦、通信は途切れた
しかし、コルサ大佐から再び通信が入った
コルサ大佐(通信)「フラスコ少将、すいません。なかなか引こうとしないようなんで、司令からお願いします」
フラスコ少将「だろうな、あんたと同期だからな、あいつは」
そして、アレイヘム中佐との回線を開いた
フラスコ少将「第877大隊のフラスコだ。直ちに後退しろ!」
アレイヘム中佐は、しばらくためらった後に、返答した
アレイヘム中佐(通信)「・・・了解、後退します!」
全軍の後退が始まった
一旦、艦砲射撃が行われることとなった

皆が歓喜した
敵軍を後退させたのだ
しかし、遠くから轟音が響いた
そして、本部から通信が届いた
米沢大将(通信)「敵軍は、全軍が後退した。しかし艦砲射撃が行われることとなった。要塞内部に退避せよ」
表面展開部隊も、後退を開始した
戦闘は、終了した
キュワール連合軍、損害約6900両
帝国軍、損害約8000両
数では劣るキュワール連合軍が、敵にかなりの損害を与え、後退させたのだ
それらの通信は、全てライトウォーターに届いた

軍港では、艦艇が集合していた
艦隊戦の準備を行っているようだ
そのとき、通信が入った
松井元帥「はい、こちらライトウォーター司令部」
相手は、デュミナス軍の士官だ
松井元帥は、通信内容を快諾した
松井元帥「・・・そうか、感謝する。手短にするため、これで終了する」
松井元帥は、喜んでいた
さて、その内容については、次回に語るとしよう
第六十四話 終わり
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Re:宇宙戦艦紀伊 第六十四話
 ダークスピリッツ  - 2006/12/1 21:04 -
  
第六十四話おつです
第5滑走路の臨時司令部ですが管制塔内に必要機材等を持ち込んで構成されています。
そしてガトー少将達が報告聞きながら話しがずれてってる・・・。
島村兵長や村山大尉は九七式中戦車なので戦闘力は低く地底戦車がないと敵戦車と対等に渡りあえないですね・・・。
あと新型タ弾ですが実在するんですか?
そして第133重戦車部隊の登場。多分これ以上強力な部隊はベータ戦では登場しないと思います。何せT−10やSU−100が混じっていますからね
あと日戦軍団部隊ですが74式や61式をこれだけ所持した部隊は今後まだあまり登場しないと思います。

次の第六十五話では過去最大規模の艦隊戦が起こります。
引用なし
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Re:宇宙戦艦紀伊 第六十四話
 松井一真  - 2006/12/1 22:52 -
  
> 第六十四話おつです
> 第5滑走路の臨時司令部ですが管制塔内に必要機材等を持ち込んで構成されています。
一応、管制塔で指揮を執っているという設定にしました
> そしてガトー少将達が報告聞きながら話しがずれてってる・・・。
実はオチで「話しずれてません?」って言うのも考えてたんですがね。一応、今度のHTML版で増やそうかと思います
> 島村兵長や村山大尉は九七式中戦車なので戦闘力は低く地底戦車がないと敵戦車と対等に渡りあえないですね・・・。
しかも村山はチハ改とはいえ、主砲を取り外した観測戦車型ですし・・・
> あと新型タ弾ですが実在するんですか?
一応、元ネタは2005年ごろに出た小説「鋼鉄の雷鳴」に登場する新型タ弾「烈光」です。作中では「マウスの正面装甲をも貫く威力を持つ砲弾」です。この作品は日本陸軍の未完成兵器をほとんど出しているので(五式中戦車が超重戦車オイの支援役で登場)、新型タ弾も計画されていたかもしれません
> そして第133重戦車部隊の登場。多分これ以上強力な部隊はベータ戦では登場しないと思います。何せT−10やSU−100が混じっていますからね
ベータ戦線最強の部隊となるようです。果たしてどれほどの力があるのか・・・
> あと日戦軍団部隊ですが74式や61式をこれだけ所持した部隊は今後まだあまり登場しないと思います。
今までの設定でも74式戦車や61式戦車は「松井元帥直轄の精鋭部隊」にしか所属していないという設定でした。SCQ第74話に出てきた74式は松井元帥が派遣した精鋭部隊という設定です
> 次の第六十五話では過去最大規模の艦隊戦が起こります。
ガンドルフ、ベータ、パレンバン、ルナツー、そしてまたベータ。大艦隊戦が次々と起こります。以前は一話に1回起こっていたのに、今では珍しくなりました

ちなみに、松井元帥が通勤に使用する「15m級の小さな電車」の元ネタは「甲鉄傳紀 通勤大戦争」に登場する「小さな下町の電車(現時点で正式名は不明)」だったりします。キハ07を思わせる前面で、片開き三扉。側面の窓は片側8つ。今度のHTML版にフル編成想像図を載せておきます
引用なし
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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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