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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話
 松井一真  - 2006/12/6 18:06 -
  
久々の帝国艦隊。ソンムという名前の指揮官は以前中将として登場していたので中将として再登場させました
第六十五話 智将は二度沈む
空母「ドロア」の艦橋では、皆が愕然としていた
ソンム中将「・・・これが・・・これが連合軍主力艦隊だと!?」
「ドロア」はドロス級空母の一隻で、ベータ攻撃艦隊の指揮艦「ドロス」からの指示を受け、ベータ裏側の警戒に当たっていたのだ
カルオス通信兵「識別の結果、180隻はデュミナス所属とのことです」
艦長「・・・司令、これは厄介なことになりましたな」
ソンム中将「・・・我が後任・・・アツタがやってくれるだろうさ・・・」
電波探信儀には422隻もの大艦隊が映っている
わがほうは386隻。第一特務艦隊の力を借りても、この差は埋められないだろう・・・
そのとき、艦橋に大型の敵艦艇が見えるのが分かった
距離18000。砲戦開始は時間の問題だ
カルオス観測兵「距離15000!」
もうすぐである
カルオス観測兵「距離12000!」
そして、距離12000、砲戦が始まった
上空には無数の航空機が飛来する
既に艦載機は出撃していた
こちらは、我が方が2倍近い数を持っている
何機かが爆弾を投下するが、効果は薄い
戦闘は、長引きそうだ

正面に見えるのはQグリーンの艦隊。第二艦隊および第一機動艦隊だ
何隻かの沈没艦が出ているが、現在面舵一杯の命令を出したところだ。旋回中の砲撃は困難だ
艦長「・・・やれますかね?」
パーセル少将「・・・撃破は可能だな」
しばらくして、旋回が完了した
松井元帥の言う「丁字戦法」に並ぶ「イの字戦法」だ
丁字戦法と基本的には同じだが、角度が若干異なるのだ
艦長「撃ち方初め!」
砲撃が指示された。これで敵艦隊は壊滅するだろう

よりによってイの字戦法だ。まさかこの手を使うとは
ロジェスト准将「・・・包囲されたか・・・」
グノーム中将「さすがデュミナス、といったところか」
ロジェスト准将「不利な状況となりましたな」
グノーム中将「性能でも劣るからな。どれだけ損害を与えられるか、それが課題だな」
各所で損害報告が相次いでいる
敗勢であろう
グノーム中将「・・・後退に関しても考慮する」
苦戦は、続くようだ

プロトン、ニビリア艦隊も善戦している
しかし、我が日戦軍団は戦力的には劣勢だ
航空攻撃まで始まっている
松井元帥(通信)「カルオスの艦隊も優秀だからな。仕方ないか・・・」
角田少佐「苦戦が続いております。錬度はさておき、数は・・・」
角田機はSu−3と交戦していた
ようやく背後を取る
機銃射撃で何とか撃墜する
そのとき、多数の爆撃機が艦隊に突入するのを見た
角田少佐「くそっ!やられた!」
対空火器が一斉に咆哮する
そのとき、真上から一機の戦闘機が飛来する
Yak−15だ
急旋回で銃撃をかわす
さらに急旋回で、背後を取り撃墜した
角田少佐「第三艦隊を援護する!」
第三艦隊上空に飛来した航空機を撃墜に向かった

上空に飛来したSu−7は三機。次々と爆弾を投下した
投下したのは八発だ
右に旋回しながら、空母は爆弾を避けつづける
しかし一発が飛行甲板に命中。零戦に被弾し大爆発する
さらに二発が甲板に命中した
三機目の前方には艦橋が見える
カルオス軍航空兵「沈め!」
彼はそう言いながら、64発のロケット弾を一斉に放った
続いて、上昇を始めた
急旋回、急降下で、500kg爆弾を投下した
今まで、これが重荷になっていたのだ
ようやく、この重荷から解放されるのだ
投下直後、急上昇
空母は大爆発を起こした
カルオス軍航空兵「後は頼んだ!」
既に航行不能に陥っている。空母としての能力はおろか、戦闘艦としての能力すら無いのに、まだ狙う気でいるのだ
飛来したSu−4が次々と爆弾を投下した
十数発ものの爆弾が命中。空母は轟沈した

その状況を見て、天城達は唖然とした
天城少将「・・・・航行不能になった艦艇に・・・とどめを刺すだと!?」
艦長「連中、ふざけてるんじゃないだろうな・・・」
数艘の内火艇が接近してくる
乗っているのは、ほんのわずかだ
天城少将「・・・やつら、完全に我々を甘く見てるな・・・」
対空射撃が続いている
状況は良くないようだ

「大鳳」上空に無数の爆撃機が飛来したのは、同時刻だ
敵は「大鳳」と「天鳳」の2隻に的を絞っているようだ
よりによって装甲空母を狙うとは、馬鹿な奴らだ
これで最新型の改信濃型空母を狙おうものなら、無数の対空ミサイルで全滅であろう
先ほど轟沈したのは龍驤型だが、同じ軽空母でもVLSが飛行甲板にある白崎型が相手ならあんなことは不可能だっただろう
艦長の巧みな舵さばきで、投下された爆弾はことごとく的を外していった
艦長「連中、急降下爆撃を使ってますからな。投下先は読めますよ。しかし、それに対応できる艦長は、滅多にいません」
大鳳中将「確かに。大型艦では、舵が効きにくいからな」
そのとき、1発の爆弾が飛行甲板に命中した
しかし、装甲空母にたかが一、二発の爆弾が命中したところで、効果はほとんどない
投下した機体は、巡洋艦から発射された対空ミサイルにより撃墜された
すると、敵機は向きを変えた
大鳳中将「連中、目標を変えたか・・・」
やはり、装甲空母には効果はないと見たのだろう
元々、航空攻撃を考慮して飛行甲板に装甲を追加したのがこれらだ。効果は無いに等しい
まして、操艦までもが優秀な日戦軍団とあっては・・・
そのとき、一機のSu−4が、煙を噴いて降下していく
艦長「おお、撃墜したぞ!」
大鳳中将「・・・まずい!あれは・・・」
急降下した敵機は、一隻の軽巡へと急降下した
そして、軽巡もろとも、大爆発を起こして沈んだ
艦長「野郎・・・」
大鳳中将「勇敢な奴だな。敵ながら見事だ。しかし・・・」
傍らでは、無数の空母が炎上している
優秀な戦闘空母であるはずの赤城型までもが、火を噴いている
雲龍型2隻が、敵の爆撃を受け、一隻が沈没、一隻が大破航行不能
赤城型2隻も同じく、一隻沈没、一隻大破航行不能
大鳳中将「・・・なんで我々は、常にやられ役なんだ・・・」
確かに、第二艦隊は活躍したことがほとんどない
いや、日戦軍団の主力艦隊は、活躍した事例がほとんど無いのだ
以前の艦隊戦においても、栄えある最新鋭戦艦「摂津」は大破して帰還したのだ。日戦軍団の面目が丸つぶれではないか
第六十五話 続く
引用なし
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宇宙戦艦紀伊 第六十五話 松井一真 2006/12/6 18:04
  Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話 松井一真 2006/12/6 18:06
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話 松井一真 2006/12/6 18:07
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話 ダークスピリッツ 2006/12/6 18:47
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話 松井一真 2006/12/6 20:15
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話 ダークスピリッツ 2006/12/6 23:00
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話 松井一真 2006/12/7 17:11
   宇宙戦艦紀伊 第六十六話 松井一真 2006/12/12 19:15
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話 松井一真 2006/12/12 19:17
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話 松井一真 2006/12/12 19:18
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話 ダークスピリッツ 2006/12/14 21:14
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話 松井一真 2006/12/14 21:39
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話 ダークスピリッツ 2006/12/15 22:03
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話 松井一真 2006/12/16 0:09

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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