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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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宇宙戦艦紀伊 第六十五話 松井一真 2006/12/6 18:04
  Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話 松井一真 2006/12/6 18:06
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話 松井一真 2006/12/6 18:07
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話 ダークスピリッツ 2006/12/6 18:47
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話 松井一真 2006/12/6 20:15
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話 ダークスピリッツ 2006/12/6 23:00
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話 松井一真 2006/12/7 17:11
   宇宙戦艦紀伊 第六十六話 松井一真 2006/12/12 19:15
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話 松井一真 2006/12/12 19:17
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話 松井一真 2006/12/12 19:18
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話 ダークスピリッツ 2006/12/14 21:14
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話 松井一真 2006/12/14 21:39
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話 ダークスピリッツ 2006/12/15 22:03
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話 松井一真 2006/12/16 0:09


宇宙戦艦紀伊 第六十五話
 松井一真  - 2006/12/6 18:04 -
  
第六十五話完成。最近軍団は新手が多いです
第六十五話 智将は二度沈む
二度の空襲、艦砲射撃、陸上戦闘。劣勢と優勢が入り混じるベータは、未だ戦闘終結の見込みは立っていなかった
バチェリットの連合軍本部は、第二次ベータ強襲作戦を敢行することにした
しかし、ライトウォーターに集結する艦艇は、少ない
ルナツーから出航し、無事寄港した日戦軍団第二、第三艦隊を含めても、242隻である
敵の戦力は推定で380隻弱はいるのだ
初めての宇宙艦隊戦に臨む天城少将は、不安であった
天城少将(車種:三式中戦車)「・・・大鳳中将、この戦力では・・・」
大鳳中将「・・・天城、君もそう思うか・・・」
天城少将「なんたって、あの熱田さんが相手じゃ、一方的に壊滅するのがオチではないんですか?」
大鳳中将「同期の鳴神や彩帆が挑んでも、『ニマスト』だけは沈められなかったそうだからな・・・」
天城少将「松井元帥の自慢の第一特務艦隊も、艦長のティーガー元帥がまだ入院中、臨時で先任士官の灰田大佐が担当するそうですからね」
灰田大佐、元哨戒艇「201号」艦長で、競艇出場経験を持つ。当時は「水上のマッドスペシャル」の異名さえ誇ったという。その異名どおり、かのマリノイド事件の際に拿捕したQトルック軍特殊潜航艇「マッドスペシャル(現在はプロトン合衆国にて保管中)」の、プロトンへの回航時に臨時艇長に任命されたこともある。日戦軍団海軍創設当初から関わってきた天城や大鳳ですら、それぐらいしか知らないのだ
大鳳中将「民間からの採用組みでは結構初期の奴なんだから、もう少し知っててもおかしくない奴なんだがな。哨戒艇だからなぁ・・・」
何しろ、栄えある機動艦隊の提督として長らく君臨していたので、哨戒艇部隊という裏方の名前などほとんど覚えられなかったのだ
松井元帥直轄艦隊の旗艦に所属し、しかも艦内ナンバー2(艦隊司令の松井元帥除く)である先任士官に任命されているのだから、優秀な奴であることは分かるのだが・・・
既に艦隊は出航準備に入っていた。後は艦隊司令が、艦橋の司令室に入るのみだ
そのとき、港に一両の90式戦車がやってきた。松井元帥だ
大鳳中将「松井元帥!」
松井元帥「ああ、大鳳中将か。今回は一筋縄では行かなさそうだ。そこでな、今日は驚くべき援軍を持ってきたのだよ」
天城少将「どういうことですか?」
松井元帥「今に分かる。まずは乗艦せよ」
大鳳中将・天城少将「はっ!」
2両は、それぞれ「大鳳」と「筑紫」へと登っていった
松井元帥も、「紀伊」のタラップを登る
艦橋は、普段より一両少ない
松井元帥「灰田、通信機の準備は?」
灰田大佐(車種:スカイラインGT−R R32)「はっ、完了しております!」
松井元帥「分かった。ライトウォーターに寄航中の全艦艇に繋げ」
そして、全艦艇に、「紀伊」からの通信が入った

大鳳中将は、「大鳳」の艦橋で、その通信を聞いていた
松井元帥(通信)「本日、我々と交戦するのは、敵の精鋭艦隊である。数も我々に勝る。従って、今回はデュミナス艦隊との共同作戦とする。オルテウス級戦艦『グローゼウス』以下第二艦隊、ブレナント級戦艦『ブレナント』以下第一巡洋艦隊の計二個艦隊だ」
皆が喜んだ
何しろデュミナスは戦艦大国だ
まだ日戦軍団すら保有できていない(現在三胴航空戦艦「號龍」型を建造中)三胴戦艦を保有しているのだ
無論、他の艦艇も強力である
士気が高まったのは言うまでも無い
松井元帥(通信)「そろそろ到着する予定なので、合流後出航する」
それから数十分後、沖合いに白い大艦隊が現れた
通信長「あれがデュミナス艦隊か!」
航海長「かなりの規模だな!」
大鳳中将は思った。デュミナスもなかなかやるものだ、と
同盟国に主力艦隊を支援のために渡すとは、なかなかすごい奴らだ

「紀伊」の艦橋では、皆が騒いでいる
松井元帥「・・・灰田」
灰田大佐「どうしました?」
松井元帥「・・・今日は熱田が相手だが、手加減はせんでよい。しかし・・・」
灰田大佐「・・・しかし?」
松井元帥「・・・・・・・聞いてくれんだろうな」
灰田大佐「・・・司令?」
松井元帥「・・・どうしようもないんだ。自分で言ったのに、まだ信じられないよ・・・」
パーセル少将(デュミナス第二艦隊司令。車種:クロムウェル)(通信)「こちらデュミナス第二艦隊、戦艦『グローゼウス』。遅れてすまなかった、パレンバンからここまではちと遠くてな。お詫びにルナツーからも連れてきたぞ」
松井元帥「・・・救援、感謝する。今日の相手はなかなか手ごわい。気をつけてくれ」
パーセル少将(通信)「分かっております。何せ敵は、あのソンム中将ですから」
ソンム中将、元カルオス帝国第四艦隊司令。第二艦隊での任務後、第二機動艦隊へ転属。現在に至る
松井元帥「五個艦隊と戦わなければならない。貴艦隊および第一巡洋艦隊は右翼、本艦隊および第二、第三艦隊は左翼、プロトン第一独立艦隊およびニビリア第一機動艦隊は中翼を担当することとなった。頼むぞ」
パーセル少将(通信)「無論です。激しい戦いが、予想されますな」
しばらく話した後、通信を切った
松井元帥「・・・ミサイル長」
ミサイル長「はっ!」
松井元帥「もしもの時のために『震風』の準備を頼む」
ミサイル長「了解!」
いずれにせよ、後部甲板にある大型VLSには「震風」が収まっている
いざという時には、これを艦隊めがけてぶっ放すのだ
灰田大佐「司令、参謀長抜きで、戦闘が出来ますかね?」
松井元帥「灰田、奴を過信するな。君だけでも充分、戦闘は可能だ」
ドアの前で攻撃を喰らった松井とは違い、ティーガー元帥は司令部に居たのだ。コピックやマグスのように、通信機の陰にでも隠れないと、運が悪ければ死んでいただろう
数分後、デュミナス艦隊も燃料補給を完了させた
トクエル准将(通信)「本艦隊も補給準備が完了しました!」
松井元帥「分かった。よし、全艦隊、出航せよ!」
灰田大佐「微速前進!」
出撃する艦艇は総数422隻。これは今までの艦隊戦で最大規模である
以下、出撃する艦隊を紹介する

プロトン合衆国第一独立艦隊第一戦隊(司令:クラシス大佐 車種:フェアレディZ33)
旗艦:フォーラスR級重巡洋艦「フィンバック」(艦長:カイト大尉 車種:フェアレディZ32)
コーラル級大型空母1隻
ストレイト級正規空母5隻
ベロー・ウッド級最新鋭中型空母2隻
ルイジアナ級最新鋭主力戦艦1隻
サンダラー級主力戦艦5隻
フォーラス級重巡洋艦1隻
インディアナポリス級重巡洋艦6隻
アスラートR級軽巡洋艦2隻
コンスロート級駆逐艦6隻
レイストR級駆逐艦2隻
合計:32隻 航空機:1110機  

ニビリア共和国第一機動艦隊(司令:アルダン中将 車種:ソミュアS35中戦車)
旗艦:キアサージ級最新鋭大型空母「キアサージ」(艦長:ランダス中佐 車種:FCM36軽戦車)
キアサージ級最新鋭大型空母3隻
ジョフレ級戦闘空母10隻
カイオ・デュイリオ級新鋭主力戦艦12隻
クールベ級主力戦艦14隻
トレント級重巡洋艦20隻
デュゲイ級軽巡洋艦14隻
ブーラスク級駆逐艦24隻
ジャグアー級大型駆逐艦2隻
合計:100隻 航空機:1408機

日本戦車軍団第一特務艦隊(司令:松井元帥 車種:90式戦車)
旗艦:紀伊型戦艦「紀伊」(艦長:ティーガー元帥 車種:ティーガーI後期型(現在病養中) 先任士官:灰田大佐 車種:スカイラインGT−R R32)
高雄型重巡洋艦6隻
阿賀野型軽巡洋艦4隻
陽炎型駆逐艦8隻
秋月型対空駆逐艦7隻
島風型駆逐艦8隻
合計:34隻 航空機:80機

日本戦車軍団第二艦隊(司令:大鳳中将 車種:三式中戦車)
旗艦:大鳳型装甲空母「大鳳」
大鳳型装甲空母1隻
雲龍型中型空母4隻
大和型超弩級戦艦2隻
妙高型重巡洋艦3隻
青葉型重巡洋艦1隻
天龍型軽巡洋艦2隻
神風型駆逐艦3隻
吹雪型駆逐艦23隻
合計:40隻 航空機:440機(偵察機含む)

日本戦車軍団第三艦隊(司令:天城少将 車種:三式中戦車)
旗艦:長門型戦艦「筑紫」
長門型主力戦艦1隻
龍驤型軽空母2隻
隼鷹型中型空母2隻
赤城型戦闘空母2隻
高雄型重巡洋艦4隻
川内型軽巡洋艦4隻
陽炎型駆逐艦10隻
秋月型対空駆逐艦10隻
合計:36隻 航空機:430機

デュミナス第二主力艦隊(司令:パーセル少将 車種:クロムウェル巡航戦車)
旗艦:オルテウス級最新鋭超戦艦「グローゼウス」
オルテウス級最新鋭超戦艦1隻
アレギウス級新鋭三胴戦艦6隻
ダーウィン級主力戦艦10隻
ウィンダム級双胴戦艦10隻
アイビスR級最新鋭重巡洋艦15隻
アイビス級重巡洋艦15隻
フリート級軽巡洋艦20隻
イファルナ級駆逐艦39隻
ハボローネ級大型空母1隻
合計:120隻 航空機:1040機

デュミナス第一巡洋艦隊(司令:トクエル准将 車種:アヴェンジャー17ポンド対戦車自走砲)
旗艦:ブレナント級双胴巡洋戦艦「ブレナント」
ブレナント級双胴巡洋戦艦5隻
アイビスR級重巡洋艦10隻
ストロング級重巡洋艦8隻
フリートR級軽巡洋艦12隻
アリア級駆逐艦14隻
イファルナ級駆逐艦10隻
合計:60隻 航空機:304機

内惑星連合軍戦力合計 艦艇:422隻 航空機:4812機

松井元帥「・・・補充の改良型艦艇がまだ演習中だからな。減った戦力をそのまま使うのだが・・・」
いずれにせよ、400隻以上の大艦隊だ。駆逐艦数隻の問題ではないだろう
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; .NET CLR 1.1.4322)@ntaich031199.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話
 松井一真  - 2006/12/6 18:06 -
  
久々の帝国艦隊。ソンムという名前の指揮官は以前中将として登場していたので中将として再登場させました
第六十五話 智将は二度沈む
空母「ドロア」の艦橋では、皆が愕然としていた
ソンム中将「・・・これが・・・これが連合軍主力艦隊だと!?」
「ドロア」はドロス級空母の一隻で、ベータ攻撃艦隊の指揮艦「ドロス」からの指示を受け、ベータ裏側の警戒に当たっていたのだ
カルオス通信兵「識別の結果、180隻はデュミナス所属とのことです」
艦長「・・・司令、これは厄介なことになりましたな」
ソンム中将「・・・我が後任・・・アツタがやってくれるだろうさ・・・」
電波探信儀には422隻もの大艦隊が映っている
わがほうは386隻。第一特務艦隊の力を借りても、この差は埋められないだろう・・・
そのとき、艦橋に大型の敵艦艇が見えるのが分かった
距離18000。砲戦開始は時間の問題だ
カルオス観測兵「距離15000!」
もうすぐである
カルオス観測兵「距離12000!」
そして、距離12000、砲戦が始まった
上空には無数の航空機が飛来する
既に艦載機は出撃していた
こちらは、我が方が2倍近い数を持っている
何機かが爆弾を投下するが、効果は薄い
戦闘は、長引きそうだ

正面に見えるのはQグリーンの艦隊。第二艦隊および第一機動艦隊だ
何隻かの沈没艦が出ているが、現在面舵一杯の命令を出したところだ。旋回中の砲撃は困難だ
艦長「・・・やれますかね?」
パーセル少将「・・・撃破は可能だな」
しばらくして、旋回が完了した
松井元帥の言う「丁字戦法」に並ぶ「イの字戦法」だ
丁字戦法と基本的には同じだが、角度が若干異なるのだ
艦長「撃ち方初め!」
砲撃が指示された。これで敵艦隊は壊滅するだろう

よりによってイの字戦法だ。まさかこの手を使うとは
ロジェスト准将「・・・包囲されたか・・・」
グノーム中将「さすがデュミナス、といったところか」
ロジェスト准将「不利な状況となりましたな」
グノーム中将「性能でも劣るからな。どれだけ損害を与えられるか、それが課題だな」
各所で損害報告が相次いでいる
敗勢であろう
グノーム中将「・・・後退に関しても考慮する」
苦戦は、続くようだ

プロトン、ニビリア艦隊も善戦している
しかし、我が日戦軍団は戦力的には劣勢だ
航空攻撃まで始まっている
松井元帥(通信)「カルオスの艦隊も優秀だからな。仕方ないか・・・」
角田少佐「苦戦が続いております。錬度はさておき、数は・・・」
角田機はSu−3と交戦していた
ようやく背後を取る
機銃射撃で何とか撃墜する
そのとき、多数の爆撃機が艦隊に突入するのを見た
角田少佐「くそっ!やられた!」
対空火器が一斉に咆哮する
そのとき、真上から一機の戦闘機が飛来する
Yak−15だ
急旋回で銃撃をかわす
さらに急旋回で、背後を取り撃墜した
角田少佐「第三艦隊を援護する!」
第三艦隊上空に飛来した航空機を撃墜に向かった

上空に飛来したSu−7は三機。次々と爆弾を投下した
投下したのは八発だ
右に旋回しながら、空母は爆弾を避けつづける
しかし一発が飛行甲板に命中。零戦に被弾し大爆発する
さらに二発が甲板に命中した
三機目の前方には艦橋が見える
カルオス軍航空兵「沈め!」
彼はそう言いながら、64発のロケット弾を一斉に放った
続いて、上昇を始めた
急旋回、急降下で、500kg爆弾を投下した
今まで、これが重荷になっていたのだ
ようやく、この重荷から解放されるのだ
投下直後、急上昇
空母は大爆発を起こした
カルオス軍航空兵「後は頼んだ!」
既に航行不能に陥っている。空母としての能力はおろか、戦闘艦としての能力すら無いのに、まだ狙う気でいるのだ
飛来したSu−4が次々と爆弾を投下した
十数発ものの爆弾が命中。空母は轟沈した

その状況を見て、天城達は唖然とした
天城少将「・・・・航行不能になった艦艇に・・・とどめを刺すだと!?」
艦長「連中、ふざけてるんじゃないだろうな・・・」
数艘の内火艇が接近してくる
乗っているのは、ほんのわずかだ
天城少将「・・・やつら、完全に我々を甘く見てるな・・・」
対空射撃が続いている
状況は良くないようだ

「大鳳」上空に無数の爆撃機が飛来したのは、同時刻だ
敵は「大鳳」と「天鳳」の2隻に的を絞っているようだ
よりによって装甲空母を狙うとは、馬鹿な奴らだ
これで最新型の改信濃型空母を狙おうものなら、無数の対空ミサイルで全滅であろう
先ほど轟沈したのは龍驤型だが、同じ軽空母でもVLSが飛行甲板にある白崎型が相手ならあんなことは不可能だっただろう
艦長の巧みな舵さばきで、投下された爆弾はことごとく的を外していった
艦長「連中、急降下爆撃を使ってますからな。投下先は読めますよ。しかし、それに対応できる艦長は、滅多にいません」
大鳳中将「確かに。大型艦では、舵が効きにくいからな」
そのとき、1発の爆弾が飛行甲板に命中した
しかし、装甲空母にたかが一、二発の爆弾が命中したところで、効果はほとんどない
投下した機体は、巡洋艦から発射された対空ミサイルにより撃墜された
すると、敵機は向きを変えた
大鳳中将「連中、目標を変えたか・・・」
やはり、装甲空母には効果はないと見たのだろう
元々、航空攻撃を考慮して飛行甲板に装甲を追加したのがこれらだ。効果は無いに等しい
まして、操艦までもが優秀な日戦軍団とあっては・・・
そのとき、一機のSu−4が、煙を噴いて降下していく
艦長「おお、撃墜したぞ!」
大鳳中将「・・・まずい!あれは・・・」
急降下した敵機は、一隻の軽巡へと急降下した
そして、軽巡もろとも、大爆発を起こして沈んだ
艦長「野郎・・・」
大鳳中将「勇敢な奴だな。敵ながら見事だ。しかし・・・」
傍らでは、無数の空母が炎上している
優秀な戦闘空母であるはずの赤城型までもが、火を噴いている
雲龍型2隻が、敵の爆撃を受け、一隻が沈没、一隻が大破航行不能
赤城型2隻も同じく、一隻沈没、一隻大破航行不能
大鳳中将「・・・なんで我々は、常にやられ役なんだ・・・」
確かに、第二艦隊は活躍したことがほとんどない
いや、日戦軍団の主力艦隊は、活躍した事例がほとんど無いのだ
以前の艦隊戦においても、栄えある最新鋭戦艦「摂津」は大破して帰還したのだ。日戦軍団の面目が丸つぶれではないか
第六十五話 続く
引用なし
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Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話
 松井一真  - 2006/12/6 18:07 -
  
ニマスト轟沈。またもやパロディネタがあります。さて、分かるでしょうか
第六十五話 智将は二度沈む
その日戦軍団の総指揮官、松井元帥の乗る戦艦「紀伊」も、敵機の猛威にさらされていた
しかし、内惑星連合各星の艦艇の研究の末、装甲の類を強化した「紀伊」には、500kg爆弾すら、まともに通用しないのだ
何十機もの敵機が飛来する
ミサイル長「SAM、攻撃初め!」
第一特務艦隊の防空網、第一陣だ
次々と火を噴く敵機。それでも、残った機体が接近する
砲術長「高角砲、撃ち方初め!」
第一特務艦隊の防空網、第二陣だ
拡散式になっている高角砲ならば、敵機の撃墜は容易である
残る十数機の敵機が、急降下を始めた
高射長「各銃座、迎撃初め!」
第一特務艦隊の防空網、第三陣。これが最終防衛網だ
最終的に、「紀伊」に爆弾を投下できたのは、二〜三機であった
灰田大佐「面舵一杯!」
後は艦長の腕だ。灰田は哨戒艇の艇長だった奴だ。以前も巧みな操艇で周囲を驚かせた奴だ。さすが、元レーサー
松井元帥「・・・各員、見事だ」
松井元帥は、航空攻撃がこちらに向かっているならば、まだ安全だろうと思った
補充部隊の船団は、デュミナス艦隊が守り抜いている。今回参加した連合軍艦隊中最強の戦力だから、大丈夫であろう
前方に見えるのはあの熱田艦隊だ
松井元帥「まずは、周りの船から行くか」
今回は、補充の艦艇の代わりに高雄型重巡洋艦を配属している
いずれは改利根型あたりを、この艦隊に導入したいところだ
第二特務艦隊と合同で特務連合艦隊を構成、改利根型ならびに改阿賀野型、改秋月型、改神風型などの改良型艦艇を主力とする大艦隊とする計画がある
再び、爆撃機や攻撃機が飛来する
熱田艦隊の艦載機だ
航海長「熱田てめぇ、キュワール系らしい心はもう無くなっちまったのかよぉーーーー!」
ベテランの航海長が叫ぶ。松井元帥の以前からの部下だ
どこぞかの特撮の名プランナー隊員を思わせる彼は、熱田の後輩であった
つまりは、「てめぇ」と呼べる立場では無いのだが、敵将となってはまあ仕方ないことだろう
無論、相手は怪獣でもなんでもない。敵の大艦隊だ。そう簡単に、止まってはくれないだろう
だが、一隻の戦艦が近づいてきた
「BB NIMAST」。奴だった
電探長「司令、奴です!」
松井元帥「遂に来たか、熱田め」
敵は魚雷を発射した。予想通りだ
機関砲が次々と射撃を開始する
ほとんどの魚雷を撃墜した
数発ほど被弾したが、そう簡単に沈む船ではない
現に、今まで航空攻撃を耐えつづけてきたのだ
松井元帥「大嵐、目標を『ニマスト』に変更。射撃指示を出せ」
砲術長「了解!」
大嵐砲術長、階級は少佐。航海長の伊原少佐と同期である
主砲戦が始まった
火力では向こうが勝るが、こちらには70cmレーザー砲がある
ほぼ互角である

「ニマスト」の艦橋では、熱田中将が直立している
熱田中将「・・・ようやく『紀伊』を撃沈できる。我が仇敵を・・・」
艦長「・・・『紀伊』の撃沈に成功すれば、昇進は間違いなし、ですな」
副長「艦長!損害、中破に達しました!」
敵艦を中破させたはいいが、こちらも同等の損害を受けたのだ
通信長「これはまずいですな・・・」
まだ互角だ。まともに戦えるだろう
そのとき、電探に新たな反応があった
直後、物凄い数の砲弾が「ニマスト」に飛来した
そのほとんどが命中、「ニマスト」は大爆発を起こした
熱田中将「何事だ!?」
副長「敵艦です!」
艦長「何っ?!まだいたのか!?」

松井元帥も、状況は理解できなかった
突如味方艦が出現、「ニマスト」に砲撃を与えたのだ
電探には「BB GLOWZEUS」と表記されていた
デュミナス第二艦隊旗艦「グローゼウス」だった
見れば、他にも多数の反応がある
敵艦隊を撤退に追い込んだ、デュミナス第二艦隊の姿があった
「ニマスト」は後退を始めた
しかし、それに対し、第二艦隊は砲撃を始める
松井元帥「あいつら!」
伊原少佐(車種:二式軽戦車)「撃沈どころか、破片すら残さない気だ!」
大嵐少佐(車種:一式十糎自走砲)「とんでもない奴らだ!」
敵も味方も、変わらなかったのだ
とどめと言わんばかりに、ズィーモスLが次々と放たれた

「ニマスト」では凄まじい悲鳴が続いていた
通信長「敵艦、ズィーモスL発射!」
艦長「総員退艦急げ!」
副長「総員退艦!」
熱田中将「・・・一体・・・どういうことだ・・・」
通信長「命中まで5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・」
艦長「総員、衝撃に備えろ!」
衝撃を通り越した、凄まじいものが、「ニマスト」を包んだ
そして、「ニマスト」は物凄い光に包まれ、轟沈した
破片すら、残さずに・・・

「ドロア」の艦橋では、恐ろしい報告が届いた
「ニマスト」が敵艦の集中砲火を受け、破片すら残さずに沈没したとのことである
ソンム中将「・・・やむを得ん。全艦後退せよ」
熱田を失った今、連合軍を壊滅させる手段はない。ソンムは確信した
艦長「・・・了解」
通信長「各艦艇に通達、全艦後退せよ」
その言葉を最後に、皆が沈黙した

艦橋内部では、皆が歓喜の声を上げていた
ほんの数両を、除いて
松井元帥「バッカヤロー!」
皆が唖然とした
灰田大佐「司令?」
松井元帥「これじゃ帝国の奴らと変わらないじゃないか!一隻の敵艦を集団リンチして、破片すら残さずに沈めて!高威力噴進兵器の無駄遣いじゃないか!」
伊原少佐「・・・・・・・・」
松井元帥「・・・・・言っても、仕方ないか。裏側軍港に寄港する」
凄まじい言葉を叫んだ末に、松井元帥はその命令を発し、沈黙した
伊原少佐「・・・・司令の言うことも、分かりますよ」
大嵐少佐「・・・何しろ、司令にとっては大事な部下だった奴だからな・・・」
松井元帥「伊原、大嵐。これからベータに寄港する。諸君らも上陸準備を整えておけ」
伊原・大嵐両少佐「了解!」
松井元帥「・・・灰田」
灰田大佐「はっ!」
松井元帥「・・・よくやった。見事な指揮だった」
灰田大佐「・・・ありがとうございます!」
第一特務艦隊は、無事ベータ裏側軍港へ寄港した
日戦軍団の損害は、かなりの物だった

場所は、理解できなかった
戦艦の艦橋ではない
何もない、宇宙であった
一隻の赤い大型艦が近づくのが見える
僚艦ではない
その船から、何両かのタンクが下りてくる
そのまま、そのタンクたちに搬送された
そのチョロQ・・・熱田中将がいたのは、アマティス沖であった
ズィーモスLの影響で、この宙域にまで転移したようだ
収容されたのは、アマティス軍の大型航空戦艦であった
艦長「カルオス軍士官と思しき五式中戦車を収容。意識はほとんどない模様。これより本星に帰還する」
そして、大型航空戦艦は、その宙域から消失した

ライトウォーター司令部では、作戦報告が入っていた
敵艦隊を撃破、作戦は成功したとのことである
コピック中佐「デュミナスの支援があったから、まあ作戦成功は当然だろうな」
マグス中佐「何か複雑な問題があったらしいですが、仕方ない話でしょう」
コピック中佐「これで、陸戦が有利になってくれればいいんだがな・・・」
陸戦は、しばらく互角な状態が続きそうだ
第六十五話 終わり
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; .NET CLR 1.1.4322)@ntaich031199.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話
 ダークスピリッツ  - 2006/12/6 18:47 -
  
第六十五話お疲れです

今回は熱田中将がアマティス軍に保護されます。

そして日戦軍団は・・・多分相手が悪いんですね(汗)次は活躍させるようにします^^;
今回デュミナスが使った戦法ですが初めて使われたのは日本海海戦時の日本艦隊が行ったと言われています(基本的には丁字戦法と同じだが日本艦隊の突入角度が斜め下から斜め上だったためこう呼ばれた)

デュミナスがああまで狙ったニマストですが敵にデュミナス軍の軍事力を見せ付けておきたったんですね多分(再び汗)そして転移した先はなんとアマティス宙域。収容したのは最新鋭航空戦艦グレイジャス級の1艦です。そしてデトロワが動き出します。

テストが終わったので更新速度がアップします。
そして熱田中将の今後は・・・。もう頭の中で構図は浮かんでます。
引用なし
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Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話
 松井一真  - 2006/12/6 20:15 -
  
> 第六十五話お疲れです
>
> 今回は熱田中将がアマティス軍に保護されます。
ラファリエス参戦時に、軍団時代の癖を見せたりとかしてますが、結局はこうなりましたね
> そして日戦軍団は・・・多分相手が悪いんですね(汗)次は活躍させるようにします^^;
> 今回デュミナスが使った戦法ですが初めて使われたのは日本海海戦時の日本艦隊が行ったと言われています(基本的には丁字戦法と同じだが日本艦隊の突入角度が斜め下から斜め上だったためこう呼ばれた)
一般的には「T字戦法」または「丁字戦法」と呼ばれていますね
本来の「丁字戦法」は「乙字戦法」と呼ばれる、別働隊を敵艦隊後方に回り込ませて行う戦法だったそうです
日本海海戦時の「トーゴー・ターン」と呼ばれる丁字戦法は、反航戦(=敵味方の艦隊がすれ違って行う砲撃戦)よりも同航戦(=敵味方の艦隊が並列して行う砲撃戦)のほうが敵に与える損害が大きいと見て、旋回を行った結果丁字戦法になったということらしいです
当時の艦船は旋回に時間を要するため、ロシア艦隊(バルチック艦隊)の砲撃が先に行われたようです
> デュミナスがああまで狙ったニマストですが敵にデュミナス軍の軍事力を見せ付けておきたったんですね多分(再び汗)そして転移した先はなんとアマティス宙域。収容したのは最新鋭航空戦艦グレイジャス級の1艦です。そしてデトロワが動き出します。
ちなみに松井元帥の「バッカヤロー!」は無論、熱田の戦死がほぼ確定したことからです
さて、このパロディ、ネタばらしをしましょう
元ネタはこれまたウルトラマン。第二十三話「故郷は地球」の作中において同じような台詞があります
伊原航海長の「熱田てめぇ、キュワール系らしい心はもう無くなっちまったのかよぉーーーー!」も同じく「故郷は地球」の作中における「ジャミラてめぇ、人間らしい心はもう無くなっちまったのかよぉーーーーーー!」に由来。今回初登場した伊原航海長と大嵐砲術長の名前の由来も「ウルトラマン」の劇中の登場人物だったりします
結構有名なフレーズなので気づいたかと思いきや、どうやら分からなかったようで

さて、もう一つの「軍団の新手」、灰田大佐ですが、元ネタは僕の作った小説では元祖となる「ボートレース物語」の主人公、白川の所属するチームのリーダー、グレースペシャルこと「灰田」に由来しています。「水上のマッドスペシャル」と言う異名もそこから取っています。車種がR32なのも、劇中灰田がR32に乗っていたからだったり
ちなみに松井も劇中登場する競艇連盟の幹部として登場しています
また、この小説、チョロQを意識しており、ジェットタービンを初めとするチョロQシリーズ登場のレースパーツが登場したりしました(当然、最高速度は300km/hだったが、いつのまにかとてつもなく速度が跳ね上がった)

> テストが終わったので更新速度がアップします。
> そして熱田中将の今後は・・・。もう頭の中で構図は浮かんでます。
しかし、熱田もすごいキャラクターになってしまいましたね
ちなみにこいつの名前の由来はアッツ島。実際に和名として「熱田島」とされていたそうで
鳴神も同じくキスカ島の和名から。彩帆は言わずもがな、サイパンです
日戦軍団の幹部は意外と適当な名前だったりします
引用なし
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Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話
 ダークスピリッツ  - 2006/12/6 23:00 -
  
戦法と同じだが日本艦隊の突入角度が斜め下から斜め上だったためこう呼ばれた)
> 一般的には「T字戦法」または「丁字戦法」と呼ばれていますね
> 本来の「丁字戦法」は「乙字戦法」と呼ばれる、別働隊を敵艦隊後方に回り込ませて行う戦法だったそうです
> 日本海海戦時の「トーゴー・ターン」と呼ばれる丁字戦法は、反航戦(=敵味方の艦隊がすれ違って行う砲撃戦)よりも同航戦(=敵味方の艦隊が並列して行う砲撃戦)のほうが敵に与える損害が大きいと見て、旋回を行った結果丁字戦法になったということらしいです
> 当時の艦船は旋回に時間を要するため、ロシア艦隊(バルチック艦隊)の砲撃が先に行われたようです
確か距離7000だかで敵前大回頭開始。そしてバルチック艦隊の猛砲撃を受けながらも6500で大回頭終了。そしてイの字戦法成功で大勝利。このとき三笠の被弾数のほとんどが敵前大回頭の時に受けたようです
> ちなみに松井元帥の「バッカヤロー!」は無論、熱田の戦死がほぼ確定したことからです
> さて、このパロディ、ネタばらしをしましょう
> 元ネタはこれまたウルトラマン。第二十三話「故郷は地球」の作中において同じような台詞があります
> 伊原航海長の「熱田てめぇ、キュワール系らしい心はもう無くなっちまったのかよぉーーーー!」も同じく「故郷は地球」の作中における「ジャミラてめぇ、人間らしい心はもう無くなっちまったのかよぉーーーーーー!」に由来。今回初登場した伊原航海長と大嵐砲術長の名前の由来も「ウルトラマン」の劇中の登場人物だったりします
> 結構有名なフレーズなので気づいたかと思いきや、どうやら分からなかったようで
いや、多分ここではないかなと思ったのですがウルトラマンまでは分かりませんでした
>
> さて、もう一つの「軍団の新手」、灰田大佐ですが、元ネタは僕の作った小説では元祖となる「ボートレース物語」の主人公、白川の所属するチームのリーダー、グレースペシャルこと「灰田」に由来しています。「水上のマッドスペシャル」と言う異名もそこから取っています。車種がR32なのも、劇中灰田がR32に乗っていたからだったり
> ちなみに松井も劇中登場する競艇連盟の幹部として登場しています
> また、この小説、チョロQを意識しており、ジェットタービンを初めとするチョロQシリーズ登場のレースパーツが登場したりしました(当然、最高速度は300km/hだったが、いつのまにかとてつもなく速度が跳ね上がった)
多分チョロQ小説ではないようで(灰田がR32に乗ってた=人間)
> しかし、熱田もすごいキャラクターになってしまいましたね
> ちなみにこいつの名前の由来はアッツ島。実際に和名として「熱田島」とされていたそうで
> 鳴神も同じくキスカ島の和名から。彩帆は言わずもがな、サイパンです
> 日戦軍団の幹部は意外と適当な名前だったりします
アッツとキスカは分かってもサイパンは分からなかった・・・。
只今第六十六話後編製作中
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Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話
 松井一真  - 2006/12/7 17:11 -
  
> > 一般的には「T字戦法」または「丁字戦法」と呼ばれていますね
> > 本来の「丁字戦法」は「乙字戦法」と呼ばれる、別働隊を敵艦隊後方に回り込ませて行う戦法だったそうです
> > 日本海海戦時の「トーゴー・ターン」と呼ばれる丁字戦法は、反航戦(=敵味方の艦隊がすれ違って行う砲撃戦)よりも同航戦(=敵味方の艦隊が並列して行う砲撃戦)のほうが敵に与える損害が大きいと見て、旋回を行った結果丁字戦法になったということらしいです
> > 当時の艦船は旋回に時間を要するため、ロシア艦隊(バルチック艦隊)の砲撃が先に行われたようです
> 確か距離7000だかで敵前大回頭開始。そしてバルチック艦隊の猛砲撃を受けながらも6500で大回頭終了。そしてイの字戦法成功で大勝利。このとき三笠の被弾数のほとんどが敵前大回頭の時に受けたようです
僕の持っている「超精密3DCGシリーズ 日本海海戦」によれば、取り舵指示は距離11000、旋回初めは距離8000となっています。距離7000はバルチック艦隊の射撃開始時の距離です
射撃は、バルチック艦隊旗艦「クニャージ・スオロフ(スワロフ、またはスウォーロフとする説もあり)」の主砲射撃開始が14時08分、連合艦隊旗艦「三笠」の主砲射撃開始が14時10分と、実に2分程度の差が有ります。ちなみに「スオロフ」被弾は14時15分、「三笠」被弾は14時18分。
> > ちなみに松井元帥の「バッカヤロー!」は無論、熱田の戦死がほぼ確定したことからです
> > さて、このパロディ、ネタばらしをしましょう
> > 元ネタはこれまたウルトラマン。第二十三話「故郷は地球」の作中において同じような台詞があります
> > 伊原航海長の「熱田てめぇ、キュワール系らしい心はもう無くなっちまったのかよぉーーーー!」も同じく「故郷は地球」の作中における「ジャミラてめぇ、人間らしい心はもう無くなっちまったのかよぉーーーーーー!」に由来。今回初登場した伊原航海長と大嵐砲術長の名前の由来も「ウルトラマン」の劇中の登場人物だったりします
> > 結構有名なフレーズなので気づいたかと思いきや、どうやら分からなかったようで
> いや、多分ここではないかなと思ったのですがウルトラマンまでは分かりませんでした
第十三話のスフラン、第十六話のバルタン星人ネタに続いて、第六十五話でジャミラです。これはたまたまDVDの「ウルトラマン」を借りて、「故郷は地球」を見たためだったりするんですが

> > さて、もう一つの「軍団の新手」、灰田大佐ですが、元ネタは僕の作った小説では元祖となる「ボートレース物語」の主人公、白川の所属するチームのリーダー、グレースペシャルこと「灰田」に由来しています。「水上のマッドスペシャル」と言う異名もそこから取っています。車種がR32なのも、劇中灰田がR32に乗っていたからだったり
> > ちなみに松井も劇中登場する競艇連盟の幹部として登場しています
> > また、この小説、チョロQを意識しており、ジェットタービンを初めとするチョロQシリーズ登場のレースパーツが登場したりしました(当然、最高速度は300km/hだったが、いつのまにかとてつもなく速度が跳ね上がった)
> 多分チョロQ小説ではないようで(灰田がR32に乗ってた=人間)
ちなみに舞台は関東地方を中心に主に日本全国。他、実況などの役として、同じくボートレース小説を書いていたSkybeat氏が登場していました
ついでに、このボートレースと言うのはワイヤーフレームのグラフィックのゲームで、コースが自作可能。そのため、実況役は主にコース作者が中心となっていました(他にも左京氏やY氏(初期はゆうき氏)など)
ちなみに、主人公「白川」をはじめ、主役チーム「ホワイトカラーズ」の名前は、ゲーム中でのワイヤーフレームキャラの色から来ています。前から順に、灰色、赤、緑、黄色、青、桃色、水色、白(自機)となっていました。
以下、主要登場人物紹介
――ゲーム中登場キャラを元にした人物――
・灰田
通称「グレースペシャル」。ホワイトカラーズのリーダー
・赤迫
通称「レッドファイアー」。ホワイトカラーズのサブリーダー。初代ギャグキャラクター
・緑川
通称「グリーンセブン」。密かに料理が得意
・黄木
通称「イエローマグナム」。その他大勢的扱いが多かった気がする
・青山
通称「ブルーアロー」。ある開発局に参加しているのか、妙な道具を持ってくることがある、いわゆる名プランナー
・桃井
通称「ピンクマーブル」。2代目ギャグキャラクター。
・清水
通称「スカイクリーン」。メカ設計担当。その伝があって某自動車会社において自動車設計を担当している
・白川
通称「ホワイトビート」。主人公。多少暴れん坊な一面がある。父が元警官であるためか、事件が起こるとどこからかパトランプを持ってくることがある

――オリジナルキャラクター――
・白川(弟)
通称「ホワイトボート」。主人公の弟。年子である
・松井実況
ベテランの実況。主に名古屋競艇場(架空。でも実際に名古屋に競艇場があるらしい)で実況を担当。正体は裏軍事組織「白川軍」の将校(階級は大佐)
・Skybeat実況
ベテランの実況。主に埼玉競艇場(架空)で実況を担当。まれに松井と喧嘩する事があるが、すぐに仲直りする
・左京実況
ベテランの実況。彼ら3名が「競艇連盟の三大実況」とされている
・ゆうき実況
たまにしか登場しない脇役実況。普段は「Y実況」と呼ばれている
・A
ホワイトカラーズ所属で、B、Cと共に「CABinet」というトリオを結成している
・B
ホワイトカラーズ所属で、A、Cと共に「CABinet」を結成している
・C
ホワイトカラーズ所属で、A、Bと共に「CABinet」を結成している
・黒川
通称「ブラックビート」。ホワイトカラーズの仇敵であり、白川のかつてからのライバル
・城川
通称「偽ビート」。その名から分かるとおり、白川に良く似た姿をしている
・K
ホワイトカラーズ所属。元警官
・L
ホワイトカラーズ所属。K、Mと共にギャグを連発することがある。3代目ギャグキャラクター
・M
ホワイトカラーズ所属。K、Lと共に「Kは元警察」「Lが得る」「Mが笑む」などのギャグを連発する
・N
ホワイトカラーズ所属。Sと共に「磁石コンビ」を結成している
・S
ホワイトカラーズ所属
・白川総司令官
裏軍事組織「白川軍」総司令であり、白川兄弟の父親。ただし、総指揮自体は参謀長が担当しているらしい。ジェットタービン製作の当事者

覚えている限りではこれぐらいです。アルファベット軍団はもっと居たような・・・

> > しかし、熱田もすごいキャラクターになってしまいましたね
> > ちなみにこいつの名前の由来はアッツ島。実際に和名として「熱田島」とされていたそうで
> > 鳴神も同じくキスカ島の和名から。彩帆は言わずもがな、サイパンです
> > 日戦軍団の幹部は意外と適当な名前だったりします
> アッツとキスカは分かってもサイパンは分からなかった・・・。
> 只今第六十六話後編製作中
他にも、地名から取ったチョロQは複数登場してます
引用なし
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宇宙戦艦紀伊 第六十六話
 松井一真  - 2006/12/12 19:15 -
  
第六十六話完成。第八話のシーンを利用しました
第六十六話 浮上の時
CQ暦366年5月 日本戦車軍団第二艦隊 重巡「衣笠」。確かに、彼はそこにいた
「衣笠」の艦橋には複数の戦車が居る
大佐の階級章をつけた九七式中戦車は、階級章だけではなく総司令部を示すマークがついていた
おそらく、司令部から派遣された将校であろう
彼は、指示を出した
日戦軍団将校「全速前進!」
直後、波動砲の物凄い音が響いた
日戦軍団兵士A「回避成功!」
艦橋員の九四式軽装甲車が叫ぶ
しかし、続いて別の九二式重装甲車が叫んだ
日戦軍団兵士B「さらに波動砲接近!」
九七式中戦車は再び指示を出す
チハ大佐「取り舵一杯!」
再び、波動砲独特の衝撃音が響く
日戦軍団兵士C「回避成功!」
九八式軽戦車が叫ぶ
すると、また九四式軽装甲車が叫んだ
日戦軍団兵士A「波動砲接近!」
再び九七式が叫ぶ
日戦軍団将校「面舵一杯!」
また衝撃音が響く
二式軽戦車が叫ぶ
日戦軍団兵士D「回避成功!」
そして、艦長と思しき、派遣将校が聞いた
日戦軍団将校「・・・こいつら、何隻波動砲搭載艦を持ってやがるんだ!」
五式中戦車、熱田中将が返答した
熱田中将「大佐、敵は総攻撃をかけてるんだ。止むを得んだろう」
またも九八式軽戦車が叫ぶ
日戦軍団兵士C「敵艦、波動砲発射!」
九七式中戦車が指示を出す
日戦軍団将校「面舵一杯!」
物凄い衝撃音が通り過ぎる
九四式軽装甲車が叫ぶ
日戦軍団兵士A「回避成功!」
かすったようだ。危なかった
再び二式軽戦車が叫ぶ
日戦軍団兵士D「波動砲接近!」
熱田中将「全速前進!」
こんどは熱田の指示だ
衝撃音がかすめる。危なかった
日戦軍団兵士B「回避成功!」
九二式重装甲車が叫ぶ
しかし、さらに悲鳴のように九八式軽戦車が叫ぶ
日戦軍団兵士C「さらに波動砲接近!」
九七式中戦車の指示が出た
日戦軍団将校「取り舵一杯!」
衝撃音が響く
九四式軽装甲車が返答する
日戦軍団兵士A「回避成功!」
衝撃音は、十回を越えていた
それを全く被弾せずに、ここまでやり過ごしたのだ
そのとき、「衣笠」めがけて、無数の「それ」がやってきたのだ
九七式中戦車は驚き、叫んだ
日戦軍団将校「何!?死角なし、だと!?」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
命中音だ。一瞬、何があったのか分からなかった
そのとき、九八式軽戦車が叫んだ
日戦軍団兵士C「やられました!」
九七式中戦車が言う
日戦軍団将校「総員、退艦!司令も、一緒にお願いします!」
先の九四式軽装甲車が、他の艦橋員たちを連れて出て行った
先任士官も、航海長も、操舵員も出て行った
・・・できれば、退艦すべきだった
しかし、ここで生き延びても・・・
熱田は、言った
熱田中将「いや、いい」
九七式中戦車は引きとめた
日戦軍団将校「しかし、司令はここで死ぬわけには・・・」
・・・確かに、優秀な指揮官である熱田は、死ぬわけにはいかなかったのだろう
・・・しかし、あえて死ぬことを選んだ・・・
熱田中将「・・・捕虜になるよりかは、ここで沈んだほうが良い。敗軍の将に、脱出と言う言葉無し・・・」
九七式中戦車は反論する
日戦軍団将校「総帥は、船と共に沈むことは犬死に同然だと・・・」
・・・やはり理由が必要か
そういえば、砲術員たちが消火のために苦戦していると聞いた
熱田中将「ならば、私は発生した火災を止める!それが、祖国のためだ!」
口を突いて出た言葉が、これだった
日戦軍団将校「・・・では、私も!」
九七式中戦車が叫ぶ
しかし、熱田は叫んだ
熱田中将「貴様には、まだ奴らを止めるという任務が残っている!私がもし、捕らえられたなら、私の能力を買って艦隊司令とするだろう。そのときでも良い、たとえ敵同士でもいい、この戦争の真理を、確かめてもらいたい!」
凄まじい発言である
こうでも言わなければ、その九七式は引かない。熱田はそう思った
日戦軍団将校「・・・・・・・了解しました!」
九七式中戦車が出て行った
さっき言ったとおりだ。砲術員たちを助けるために、弾薬庫の消火に向かうのだ
消火活動に当たっていた部下に脱出を指示した
日戦軍団兵士E「司令!?」
熱田中将「貴様らはすぐに脱出しろ!死ぬのは私だけで充分だ!」
そう言って、弾薬庫へと向かっていった
日戦軍団兵士E「司令!無茶ですよ!」
日戦軍団兵士F「もうダメだ、脱出するぞ!」
二両の九五式軽戦車が出て行った
そして、二両が舷側へ到達した
そのときだった
物凄い炎が、弾薬庫を包み込んだ

・・・夢は、いつもそこで終わっていた
思い出したことは、将校の九七式中戦車が、総司令部所属のチハ大佐だったこと、それだけだった
そして、記憶自体も、その日を最後に、消えていた
何か、巨大な軍艦がいたような気もしたが・・・
不意に、思い出したのは、どこか聞き覚えのある、あの声だった
「熱田てめぇ、キュワール系らしい心はもう無くなっちまったのかよぉーーーー!」
誰が言ったかは、分からない
しかし、消えていた記憶の中で、わずかながら覚えていたことだった
一体、どういう意味だったのだろうか・・・
ふと、考えながら、回りを見た
さまざまな医療器具がある。病院だろう
壁に、時計やカレンダーがかかっている
そのとき、カレンダーにかかっていた日付を見て、愕然とした
CQ暦268年12月。二年と、半年ぐらいが経っていた
そのとき、ドアを開けて、二両の車両が入ってきた
一両はいかにも医師のようないでたちをしていた
もう一両は、佐官の階級章と思しきものに、星が3つついている。大佐だろう
その士官は言った
士官「それで、あなたは一体、何故あの宙域に・・・」
・・・分からなかった。何しろ、二年半の間、何があったのか分からないのだ
辛うじて思い出した、「最後の記憶」は、カルオス帝国軍の戦艦が見えたことだった
熱田中将「・・・分からないんだ。船が沈んで、外に投げ出された後、不意に敵の戦艦が見えた。そこから、全てが闇のようだったんだ」
士官は、砲塔をかしげた
医師「・・・どうやら、ただの記憶喪失ではないようだな・・・」
士官「・・・とりあえず、その『船』とは?」
熱田中将「・・・重巡洋艦だ。艦載機を積んでいない、旧式の奴だ。艦名は・・・き・・・そうだ、『衣笠』だ」
士官「・・・『衣笠』?」
熱田中将「・・・それで、私の乗っていた船は、波動砲の集中砲火を受け、沈んだ。私は、弾薬庫の火を消すために、弾薬庫に向かった。その過程で部下二両を先に脱出させた後、船が爆発した。それから、艦外に投げ出された。あとはさっきのとおりだ」
医師「・・・『衣笠』・・・聞いたことがあるな。大佐、後で調べておこう」
どうやら、医師は軍属らしい
とりあえず、今言えることを言った
熱田中将「・・・後日、改めて来てくれ」
医師「・・・分かった。また今度来よう」
そして、二両は出て行った
その後、精密検査を行った
士官と医師は、精密検査の結果を見て唖然とした
医師「・・・こ、これは・・・」
士官「・・・どういう、意味ですか・・・?」
医師「・・・確か、日戦軍団、第一潜宙艦隊の潜宙艦が、二年ほど前に妙な音響を探知したという話を聞いたな?」
士官「・・・えっ?」
調べたところ、日戦軍団の潜宙艦「伊−168」が、敵艦隊に潜入し旗艦内部の状況を超感度音響探知機を用いて調べていたところ、「ブウウウウウウン」という妙な機械音を探知した、という話が二年前にあったのだ
その潜宙艦の艦長は浦塩少佐、松井元帥の腹心の部下だ
そして、その敵旗艦は、カルオス艦隊の戦艦「ジェルフォー」であった
医師「・・・それと、彼に関係があるのかも知れん」
医師の話では、何でも、彼のCPU内部思考関係回路が、書き換えられていたということであった
士官「・・・松井元帥が、似たようなことを言っていたそうですね」
医師「・・・特務士官が、パレンバンの戦闘記録を持ってきたときだったか。その戦闘記録に、はっきりと書かれていたな・・・」
パレンバンの戦闘記録には、こう記されていた
‐−−−−以下、パレンバン戦闘記録‐‐‐‐‐
松井元帥:・・・貴官に告ぐ。国籍、所属、名前、階級、順番に言ってくれ
第四艦隊司令:・・・カルオス帝国、第四艦隊司令、熱田、中将だ!
松井元帥:何っ・・・熱田だと?!
鳴神中将:熱田!これはどういうことだ!貴様が帝国の部下に成り下がるなど、何かの間違いではないのか!
熱田中将:・・・・連合の馬鹿どもが
松井元帥:鳴神、あれは熱田であって熱田ではない。良く考えてみろ。いくら帝国派閥だけでグンナ星に移住したとしても、カルオスは元来から対立が絶えない。それなのに内乱がないということは、何かあると思うんだが
鳴神中将:まさか、浦塩が言っていた・・・
松井元帥:・・・そうだろうな。多分、奇妙な音響を発する機械は何らかの妙なシステムなんだろう
‐‐‐‐‐以上、パレンバン戦闘記録‐‐‐‐‐
医師「・・・つまりだ。松井元帥が言っていたことは、カルオス軍は、CPU内部の思考関係回路を書き換えて、自らの手先とする。そういう恐ろしい機械を開発している、ということだったのだ・・・」
士官「・・・二年半も前に、そんな物を!?」
医師「・・・そういうことになるな」
第六十六話 続く
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Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話
 松井一真  - 2006/12/12 19:17 -
  
敷島登場。ボルナソス大佐が視察した航空機に関しては後の話で語ります
第六十六話 浮上の時
熱田も、病室に置かれていた戦闘資料で、「熱田」と名乗る男の経歴を知った
車種は五式中戦車、カルオス帝国第四艦隊の座をソンム中将から引継ぎ、パレンバンにおいて「紀伊」と交戦。その後第一特務艦隊に転属し、プロトン合衆国首都バチェリットおよび南部都市リベージュダースを強襲した爆撃機の収容を指揮、その後ラファリエスの支援の下、キュワールを脱出。その後ベータ沖において日戦軍団第四、第七艦隊と交戦、これを撃退するが、第二次攻撃時に「紀伊」と交戦中、デュミナス第二艦隊の集中砲火を受け、戦艦「ニマスト」もろとも消息を絶った、となっている
熱田中将「・・・第四艦隊司令というと・・・鳴神じゃないか!」
よりによって、彼は戦友と戦っていたのだ
ということは・・・
「熱田てめぇ、キュワール系らしい心はもう無くなっちまったのかよぉーーーー!」
この言葉は、同じ日戦軍団所属の、何者かが叫んだ言葉だったのだろう
熱田中将「・・・ん?まさか・・・」
「巨大な戦艦」とは、カルオス軍の大型戦艦のことで、奴らに操られていたということであろう
そして、あの言葉は、松井元帥か、またはその部下の誰かが叫んだのだろう
熱田中将「・・・本当に、あの時は、『心』を無くしていたのだろうな・・・」
それから、数日の間、病室の中ですごした
病院食という質素な食事を食べながら、思った
熱田中将(・・・この前、ベータ沖での各戦闘記録を見たが、CQ暦268年12月に起こった第二次ベータ沖艦隊戦(第一次=第四、第七艦隊の交戦。ちなみに熱田が消息を絶ったCQ暦266年5月の戦闘は「ベータ沖防衛戦」である)において、「紀伊」の伊原航海長が、似たような発言をしたとのことだな・・・)
伊原、確か熱田がかつて乗っていた、原子力空母「雷鳳」でも航海長として勤務していた
大嵐との漫才のような掛け合いが皆の間で話題だったが、時には大嵐に勝るとも劣らぬ射撃の腕を見せ、周囲を驚かせた
熱田中将(・・・松井元帥・・・)
そして、熱田は、松井元帥のことを思った
戦闘記録の最後の方に、「ニマスト」沈没直後、松井元帥が「バッカヤロー!」と叫んだことが記述されていたのだ
ちなみに、その次の行には、「司令?」と聞く先任士官の灰田大佐をわき目に、「これじゃ帝国の奴らと変わらないじゃないか!一隻の敵艦を集団リンチして、破片すら残さずに沈めて!高威力噴進兵器の無駄遣いじゃないか!」と叫んだ、と記述されている
熱田中将(部下思いなことは、変わらない方ですね・・・)
それから、数日が経過した
あの時入ってきた、大佐と医師がやってきた
無事帰還できるよう、努力するとのことだった
そのとき、一番気になっていたことを、聞いた
熱田中将「・・・そういえば、一体ここは?」
士官「エレミア星系、第四惑星、アマティスです」
アマティス。確か、先の戦闘記録に、「アマティス軍の艦艇」などと記述された物がいくつかあった。「熱田」の経歴にあった、「ラファリエス」や「デュミナス」も、関連する惑星だろう
そういえば、戦闘記録は見たが、まだ国際事情がわからなかった
とりあえず、二年半の間の国際事情について聞いた
何でも、あれから数ヵ月後に、Qタンク王国とアマティスが極秘同盟を決断、その後正式に、アマティス、デュミナス、オルキスなどで編成された「内惑星連合」に加盟、デトロワ、ラファリエス、ファントム、グンナ、大日本帝国(惑星アーク)で構成された「外惑星連合」と戦っているのだという
つまりは、エレミア星系という惑星郡全体に、戦争が広まっているということだ
アマティス、正式な国家名は「アマティス公国」であり、オルキスを盟主とする「内惑星連合」ではデュミナス、キュワールと並ぶ大規模な軍事力を有している
デュミナス、正式な国家名は「デュミナス王国」であり、「内惑星連合」の第二位の実力を持つ。近頃はアマティス同様、キュワール連合軍との共同作戦に乗り出すことが増えた。「戦艦大国」となっており、巨大な宇宙艦船の技術は連合一である
オルキス、内惑星連合盟主で、単艦性能を重視した艦艇が多い。現時点で、キュワール連合軍との共同作戦は無いようだ
そしてロドリグ。デュミナスと古くから同盟を結んでいるらしく、小型艦艇はデュミナスのそれを流用している。ただ、その形態はファントムに似ているらしい
それらが、いわゆる「内惑星連合」をキュワール連合と共に形成しているんだそうだ
そして、先ほどのデトロワ、ラファリエス、ファントム、グンナ、大日本帝国の「外惑星連合」と戦っている。ということだ
この「大日本帝国」と言うのはどうやら、我々グリシネ民族の同族の国らしい。同族と戦わなければならないことは、結局変わらなかったようだ
そして、熱田は言った
熱田中将「それで、帰還に関しては、いつになるので?」
しかし、返答は変わらなかった
士官「なるべく、早く帰還できるように、努力します」
その後、別れの挨拶を交わし、士官は去っていった

鉄路は、その場所だけを見れば、永遠に続いているように見える
しかし、その線路にも、終着点はある
無論、環状線ならば、話は別だが・・・
基地構内の補給用の線路を、迷彩塗装を施した装甲列車が走ってくる
装甲列車は、司令塔近辺で停車した
そして、そこから降りてきたのは、基地司令官、ボルナソス大佐だった
ボルナソス大佐「・・・久々の装甲列車も、良い物だな」
ガランタン大尉「よりによって、ここにまで敷島列車隊が来るとは思いませんでしたがね」
新たにパレンバンに配備された「敷島」型重装甲列車だ
基地構内に補給、連絡用の鉄道線が敷設されているパレンバンならではの兵器だ
もっとも、現在はルナツー、ライトウォーターにも鉄道線が敷設されているため、「敷島」型の配備も行われるようだが
二両は、新型航空機の視察を終えて、司令部に戻ってきたのだ
ボルナソス大佐「ディール、今の当直は?」
ディール二等兵「現在の通信当直は勝山上等兵ですが・・・」
ボルナソス大佐「分かった。すぐに戻ろう」
そして、彼らは司令室へ入った
そのとき、通信機が鳴り響いた
Qシュタイン同盟加盟国ではない
受話器を取る勝山
勝山上等兵「こちらパレンバン中央司令部!」
ベータの戦況報告か?
はたまた、敵艦隊襲来の通信か?
しかし、相手はどちらでもなかった
兵士(通信)「アマティス軍エスカ基地所属のものだが、Qターレット軍もしくは日本戦車軍団に『アツタ』なるものは所属していないか?」
「アツタ」?日戦軍団所属で「熱田」という苗字のものを探せばキリが無いが、勝山は確信した
日本戦車軍団海軍宇宙部第二艦隊初代司令、熱田中将に違いない、と
しかし、何故アマティスなのだろうか
あの時艦隊戦に参加したのはデュミナスのはずだし、松井元帥が「高威力噴進兵器の無駄遣いじゃないか!」と抗議したのはデュミナス第二艦隊の戦艦群であった。アマティス艦隊は確かデヴォリアやセイロンにいるはずだし・・・
いずれにせよ、言えることは言わなければならない
勝山上等兵「・・・現在は所属していないが、先代の第二艦隊司令がいる」
そして、相手の兵士も返答した
兵士(通信)「本星にある軍事病院に収容されているのだが、2年半ぐらいの記憶がないらしいんだ」
勝山上等兵「・・・ということは・・・」
兵士(通信)「察した通りだ。元の『アツタ』に戻っている」
司令室の皆が喜んだ
ディール二等兵「熱田ってことは、今までカルオスの艦隊で散々友軍を苦しめてきた指揮官ではないですか!」
ボルナソス大佐「つまりは、敵の弱体化と、友軍の強化、両方が発生する一石二鳥な事態ということだな」
勝山上等兵「・・・それで、対応は?」
兵士(通信)「手当てが済んだので、キュワールに帰還させたいのだが・・・」
勝山上等兵「・・・ベータの方面に繋ぐので、少々待っていただきたい」
まずは、ベータ裏側軍港の松井元帥たちと通信を繋ぐべきだ、と思った

通信士が、アマティス本星エスカ基地からパレンバン経由で通信が入った、と報告した
松井元帥を呼び出しているそうなので、松井元帥が受話器を取った
松井元帥「日戦軍団の松井だ。何かあったか?」
勝山上等兵(通信)「パレンバンの勝山です。アマティス本星エスカ基地から、熱田中将を収容したとの連絡です」
とんでもない連絡だった
熱田は前の艦隊戦で戦死したと思っていたからだ
松井元帥「何っ!?熱田!?」
続けざまに灰田も叫ぶ
灰田大佐「誤報じゃないのか?」
しかし、勝山は続けた
勝山上等兵(通信)「事実です。カルオス宇宙軍の装備を着用した状態で発見されたとのことです」
カルオス宇宙軍に五式なんて、奴しか居ない
伊原少佐「・・・ということは・・・」
熱田中将に違いなかった
大嵐少佐「熱田中将じゃないか!」
勝山上等兵(通信)「それで、エスカ基地は、直ちに帰還させたいとのことですが・・・」
松井元帥「・・・帰還を許可する。そう伝えておいてくれ」
内心では喜んでいたが、あえて松井は淡々とした返答をした
指揮官は常に落ち着いていなければならないのだ
第六十六話 続く
引用なし
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Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話
 松井一真  - 2006/12/12 19:18 -
  
潜宙艦隊再来。サブタイトルの由来はここだったり
第六十六話 浮上の時
ベータ基地からの報告を聞いて、勝山は言った
勝山上等兵「帰還を許可する、とのこと」
兵士(通信)「了解、すぐに帰還できるようにする」
勝山上等兵「では、これで通信を切る」
兵士(通信)「分かった」
そして、通信は終わった
ボルナソス大佐「・・・よかった。これで更なる戦力強化が可能だ」
勝山上等兵「『號龍』を主力とする、新艦隊の司令も、ようやく決まりそうですね」
「號龍」。一応「大和型戦艦と信濃型空母を組み合わせ、さらに数倍の戦闘能力を持つ」超航空戦艦として計画されている
伊勢型、薩摩型に続く新しい航空戦艦として期待されている
似たような船としてQシュタインではグラーフ・ツェッペリン級空母を新型戦艦の両舷に接合した「ムスペルヘイム」級航空戦艦が計画されている
この「號龍」を旗艦として編成された第一特務機動艦隊、司令の選定について議論が相次いでいたのだ
熱田もしっかり、候補に上がっていたのだ
しかも、最優秀候補として
彼が生還できない状況のため、最優秀候補不在の状態だったので、議論が相次いでいた、ということだったのだ
ガランタン大尉「しばらくは、膠着状態になりそうですね」
ボルナソス大佐「・・・そうだな」
彼らの後ろでは、大勢の通信員達が、歓喜の声を上げていた
それから数日後、航空戦艦一を初め、数隻の艦艇で編成された艦隊が、熱田の護送として、エスカを発った

オルキス近辺、一機の哨戒機が飛んでいる
機長「こちら第五哨戒航空隊、現時点では異常ありません」
操縦士「・・・機長、あれはなんですかね?」
機長「艦隊だろう。しかし、何か変だな?」
通信士「緑色ですね。友軍の派遣艦隊ですかね?」
操縦士「・・・接近して調べてみましょう」
少し近づいてみると、紫色の艦艇の姿があった
先の緑色の艦艇と共に、並行している
友軍の艦艇では、ない
通信士「おい、あれはラファリエスの艦艇だぞ!」
操縦士「本部に連絡しましょう!」
オルキスの哨戒機は、偶然にも敵艦隊を捕捉したのだ
敵の攻撃を避けるため、機長はまず、帰還を指示した

一方、こちらは熱田の護送艦隊
向かう先は、まずはデヴォリアである
そのとき、アマティスの司令部から、突如連絡が入った
アマティス通信兵「こちら第十三哨戒隊!」
エスカ基地司令(通信)「本部から連絡が入った。デトロワおよびラファリエスの、総数1500隻程度の艦隊がオルキスに襲来した。貴艦隊はひとまずデヴォリアに寄港せよ」
今までにない、デトロワ艦隊の攻撃だ
オルキス側は駐留のロドリグ艦隊、そして派遣が決定したヴァイナー連邦、Qタンク王国、アマティス、デュミナスの艦隊と共同で、その大艦隊と戦うということになった

報告を聞き、出航してから数日ほどが経過した
艦内に異常はない
普段どおり、見慣れた音波探信儀、魚雷発射管制装置、操舵輪、そしてデータリンクシステムの装置が並んでいる
ただ、唯一違うことは、この日は艦隊とは別の船が、追従しているということだろうか
鎌田大尉(車種:89式装甲戦闘車)「艦長、『伊−361』より入電です」
浦塩少佐「読み上げろ!」
鎌田大尉「『まもなくベータに寄港する。貴艦隊の護衛感謝する』以上です」
浦塩少佐「了解。やっと終わったな」
鎌田大尉「そうですね。確か本部からの指示は・・・」
浦塩少佐「このままベータに寄港、近辺宙域において通商破壊等を行え、だったな」
浦山大尉(水雷長。車種:73式装甲車)「通商破壊ですか。久々ですね」
浦塩少佐「そうだな。このところ対潜警戒ばかりだったからな。潜望鏡越しに目標を眺めることが、またできるようになったな」
鎌田大尉「思えばこの高性能探信儀のお陰で、私の能力はほとんど発揮できませんでしたな」
ある意味、皮肉である
機械が発達すると共に、彼ら乗組員の「腕」の見せ所は、だんだんと無くなって行くのだ
さて、この日、「伊−168」は、第一潜宙艦隊の各種潜宙艦および潜宙母艦と共に、ルナツーからベータへ出航したのだ
任務は「伊−361」以下第一輸送潜宙艦隊の護衛である
この「伊−361」型は新型の輸送潜宙艦である
「丁型」と呼ばれており、魚雷発射管二門と、いくつかの兵装を持つ、全長145mの潜宙艦である
現在かなりの数が建造されており、各地へ隠密輸送を行っている
小型のものもあり、こちらは全長80mである
また、改良型として「伊−900」型も建造中である。こちらは陸上部隊では一個師団程度が乗る巨大な物である
現在、潜宙母艦には潜航艇「海龍」が複数待機している
以前、戦艦「ニマスト」の艦尾に魚雷を命中させ、一旦はカルオス艦隊を引き下げた鶴見と川崎も、あの潜宙母艦の艦内にいる
鎌田大尉「艦長、『大鯨』が無事寄港しました」
浦塩少佐「よし、沿岸警備終了。浮上!」
深度計がゆっくり上昇する
50・・・40・・・30・・・20・・・10・・・0!
鎌田大尉「浮上完了!」
浦山大尉「敵機は、いないようですね」
前回の艦隊戦で、かなりの損害を受けたからだろう
連合軍艦艇はベータの軍港で修理中らしい
僚艦が浮上する
前方には、甲板後部に「海龍」を乗せた「伊−361」が浮上している
その近くには、これまた「海龍」を乗せた「伊−362」が浮上している
一応、一隻ごとに一隻、「海龍」を搭載することになっている
全艦が、微速で前進を始める
港内には潜宙艦隊用のスペースも確保されている
今度の艦隊はどれも大きすぎて、従来は駆逐艦用として用意されていたスペースが、潜宙艦ぐらいしか入らなくなったのだ
これで新型の高速潜宙艦とかがやってきたら、どうなるのだろうか
まあ、そんなことは潜宙艦隊の我々には関係ないだろう
ゆっくりと旋回し、艦首を港外に向ける
そして接舷。ようやく寄港が完了した
浦塩少佐「よし、しばらく上陸だ」
向こうには「大鯨」が寄港している
そこからも艦隊上層部のものが何両か降りていく
すると、松井元帥がやってきた
松井元帥「浦塩少佐、無事寄港できたか」
浦塩少佐「はっ!任務は完了しました!」
松井元帥「先ほど、デヴォリアから連絡が入った。敵艦隊がオルキス沖に展開している。現在、友軍艦隊が敵艦隊に接近しつつある。色々と、大変なことになりそうだ」
浦塩少佐「・・・それで、我々に対する指示は?」
松井元帥「一応、艦隊戦の報告を聞くことにしよう。哨戒当直は例のパナイ少佐の部隊だからな」
グリシネの若手士官か。松井元帥の「グリシネからの転属組はとりあえず最前線へ」というやり方であろう。しかし、よりによって一個潜宙艦隊を奴に任せるのは、荷が重過ぎやしないか?とも思った
実際、一度彼は、指揮下の艦隊を全滅させているのだ。その後も、戦うたびに一隻の潜宙艦を失っている
「伊−65」の艦長に任命されてからは、一応の戦果は上げている
しかし、まだ我々ほどではない
彼南少佐「おお、浦塩!」
浦塩少佐「彼南じゃないか!よりによってベータで会えるとはな!」
松井元帥「全主力潜宙艦隊を差し向けたからな。この宙域を潜宙艦で抑えるつもりだ。もっとも、艦隊が相手じゃ、通用しないだろうがな」
それこそ、艦隊を纏めて殲滅できるという、新型の潜宙艦を用いない限り・・・
第一特務潜宙艦隊、あの艦隊も、ここに寄港しているのだ
松井元帥「・・・いずれにせよ、我々はしばらく、オルキスにおいての戦闘を見る、それ以外は無いな・・・」
オルキス初の艦隊決戦が、始まろうとしていた・・・
第六十六話 終わり
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Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話
 ダークスピリッツ  - 2006/12/14 21:14 -
  
今回は熱田中将メインの話ですね。
ちょっと指摘があります。一番最初はCQ暦366年とあったんですがあとからCQ暦266年に・・・どっちが正しいのですか?

あと二代目「衣笠」って出てきますか?

熱田中将のCPU回復による完全復活。彼はこれから活躍してもらいますね^^
カルオスのあのマインド・コントロール・パルス(直訳すると心理操作電波)は他の帰属を拒否する捕虜等に使われカルオス軍の中はカルオスの兵士はもとより日戦軍団やQシュタイン等のQW連合の捕虜も少なからず含まれているようです。
今回初めて敷島型装甲列車がパレンバンに配備されましたね。ここで改めてパレンバン要塞の大きさを書いときます

パレンバン要塞
全長横30km、奥行き20km、高さ10km

外部 表面は荒地で軍用道路が通っている場所もある。そして少し奥に言った所には砲台や対空機銃等の多数の火砲や対空兵器が設置されている。そして内部入り口の上にある司令部は鉄筋コンクリート製の2階立ての建物で後ろの部分は要塞の岩石と一体化し、要塞から通路が直通している。2階部分が司令を行う部屋で1階が当直の兵士等が休む部屋となり、1階から要塞表面(といっても司令部の周辺は少し台場みたいになっているだけでそこから先はきつい下り坂となっている)に出る事が出来そこには2基の8連装ミサイルランチャーが設置され、操作は司令部員で行われる。
飛行場は要塞前面(ルナツー側)に3つ、要塞後面に3つの計6基の飛行場がある。そして軍港は要塞前面と後面に1港ずつの計2港である。

内部 内部には兵士宿舎や軍関係の施設が連なる軍関係者以外立ち入り禁止区域と一般の施設が立ち並ぶ都市区域の2つの大きな空間が造られている。基本的に軍区域の方がデカく都市区域を囲むように点在している。これは敵部隊が侵入した時に都市区域の一般チョロQを守るためである。そして重力もあるのでもし戦闘になった場合地上の市街戦となんら代わりが無い。その他には軍港に行く広い(チョロQ20台が並べられる程)通路や飛行場等へ続く普通の広さ(チョロQ3〜4台が並べられる程)の通路で各施設と区域が繋がっている。また区域全体の大きさが横15km、奥行き10km、高さ1kmの広大な物なので軍区域と一般区域の両方に線路が通っており一般区域は電車、軍区域は装甲列車が走っている。

総括 パレンバン要塞はQW連合の宇宙軍本部がありQW所属の要塞の中で一番大きな要塞である。そして一番防御力、攻撃力の高い要塞でもあり常時多数の艦艇が駐留しているためここを落とされる事はないと言われている。

こんなもんでしょうか^^;

そしてデトロワ・ラファリエス連合艦隊総計1500隻が来襲。だが駆逐艦だけで9000隻以上保有するデトロワにとっては1000隻程度艦隊のごくごく一部にしか過ぎないんですね。対する内惑星連合はアマティス・オルキス・ロドリグ・デュミナス・QWの艦隊を結集して抵抗を行う模様。今の所にらみ合いが続いているようです。
そして再び始まった通商破壊作戦。しかし外惑星連合軍も黙ってはいない。そしてセイロン基地沖に謎の艦隊が・・・次の第六十七話は戦況好転だけでは短いのでベータ近辺とセイロン基地沖の2部構成で行われる予定です。
引用なし
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Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話
 松井一真  - 2006/12/14 21:39 -
  
> 今回は熱田中将メインの話ですね。
> ちょっと指摘があります。一番最初はCQ暦366年とあったんですがあとからCQ暦266年に・・・どっちが正しいのですか?
ただの誤字です。CQ暦260年代は第六次キュワール大戦終戦後なので。開戦がCQ暦366年なので366が正解です
>
> あと二代目「衣笠」って出てきますか?
新型重巡洋艦、「改利根」型として出す予定です
以前「日戦軍団は沈没艦の名前は引き継がない」と書かれていましたが、一部の武勲艦は別のようです
旧日本海軍でも、沈没艦名は引き継がないのが普通ですが、「島風」は例外で引き継がれました(初代は峯風型駆逐艦(1943年に潜水艦「ガードフィッシュ」の攻撃を受け沈没)、2代目が島風型駆逐艦(1944年に航空攻撃を受け沈没))
ついでに、「改利根」型の元ネタとなった「旭日の艦隊」の「利根」ですが、「紺碧の艦隊」4巻で史実の「利根」「筑摩」が戦略爆撃機の攻撃を受け沈没しています。その後、世界観が同じ「旭日の艦隊」ではその沈没した「利根」「筑摩」の艦名を引き継ぐ「利根」型重巡洋艦が登場しています

> 熱田中将のCPU回復による完全復活。彼はこれから活躍してもらいますね^^
> カルオスのあのマインド・コントロール・パルス(直訳すると心理操作電波)は他の帰属を拒否する捕虜等に使われカルオス軍の中はカルオスの兵士はもとより日戦軍団やQシュタイン等のQW連合の捕虜も少なからず含まれているようです。
既に第十一話(当のマインド・コントロール・パルスの初登場話)での「スパイは最後まで・・・」という台詞で、似たような物がかかれていますね。
・・・まさか2代目「衣笠」は熱田に関する件ですか?
> 今回初めて敷島型装甲列車がパレンバンに配備されましたね。ここで改めてパレンバン要塞の大きさを書いときます
何しろ基地司令が、かつて敷島に乗っていたボルナソス大佐、さらに軍事工廠があるので(ビスマルクやツェッペリンはここで作られたわけですし)ここに配属させました
>
> パレンバン要塞
> 全長横30km、奥行き20km、高さ10km
>
> 外部 表面は荒地で軍用道路が通っている場所もある。そして少し奥に言った所には砲台や対空機銃等の多数の火砲や対空兵器が設置されている。そして内部入り口の上にある司令部は鉄筋コンクリート製の2階立ての建物で後ろの部分は要塞の岩石と一体化し、要塞から通路が直通している。2階部分が司令を行う部屋で1階が当直の兵士等が休む部屋となり、1階から要塞表面(といっても司令部の周辺は少し台場みたいになっているだけでそこから先はきつい下り坂となっている)に出る事が出来そこには2基の8連装ミサイルランチャーが設置され、操作は司令部員で行われる。
> 飛行場は要塞前面(ルナツー側)に3つ、要塞後面に3つの計6基の飛行場がある。そして軍港は要塞前面と後面に1港ずつの計2港である。
>
> 内部 内部には兵士宿舎や軍関係の施設が連なる軍関係者以外立ち入り禁止区域と一般の施設が立ち並ぶ都市区域の2つの大きな空間が造られている。基本的に軍区域の方がデカく都市区域を囲むように点在している。これは敵部隊が侵入した時に都市区域の一般チョロQを守るためである。そして重力もあるのでもし戦闘になった場合地上の市街戦となんら代わりが無い。その他には軍港に行く広い(チョロQ20台が並べられる程)通路や飛行場等へ続く普通の広さ(チョロQ3〜4台が並べられる程)の通路で各施設と区域が繋がっている。また区域全体の大きさが横15km、奥行き10km、高さ1kmの広大な物なので軍区域と一般区域の両方に線路が通っており一般区域は電車、軍区域は装甲列車が走っている。
>
> 総括 パレンバン要塞はQW連合の宇宙軍本部がありQW所属の要塞の中で一番大きな要塞である。そして一番防御力、攻撃力の高い要塞でもあり常時多数の艦艇が駐留しているためここを落とされる事はないと言われている。
>
> こんなもんでしょうか^^;
まあ、キュワール連合軍最大規模の要塞なので(デヴォリアは内惑星連合なので除外)、大体これぐらいですね
ちなみに、以前出した「グリシネ鉄道北川線の全長15m程度の小さな電車」は例によって某フラッシュ(敷島と同シリーズだが、敷島より後発)の登場メカが原型。名前が登場しない(民間車両は名前が出てこない)ので「グリシネ鉄道700型電車」という設定にしています
これもパレンバンの鉄道線(一応Qシュタイン国鉄管轄下)では支線用車両として使用されています(形式名は同じ700型)
ちなみに「700」の由来は、形状が旧国鉄のキハ07型気動車に酷似しているからです

> そしてデトロワ・ラファリエス連合艦隊総計1500隻が来襲。だが駆逐艦だけで9000隻以上保有するデトロワにとっては1000隻程度艦隊のごくごく一部にしか過ぎないんですね。対する内惑星連合はアマティス・オルキス・ロドリグ・デュミナス・QWの艦隊を結集して抵抗を行う模様。今の所にらみ合いが続いているようです。

> そして再び始まった通商破壊作戦。しかし外惑星連合軍も黙ってはいない。そしてセイロン基地沖に謎の艦隊が・・・次の第六十七話は戦況好転だけでは短いのでベータ近辺とセイロン基地沖の2部構成で行われる予定です。
久々に浦塩達「ドンガメ乗り(注:第二次大戦中、日本の潜水艦乗組員は「ドンガメ乗り」と呼ばれた(当時の潜水艦が鈍重で動きが鈍かったことから))」が活躍します。既に製作を開始しています
引用なし
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Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話
 ダークスピリッツ  - 2006/12/15 22:03 -
  
> ただの誤字です。CQ暦260年代は第六次キュワール大戦終戦後なので。開戦がCQ暦366年なので366が正解です
分かりました
> 新型重巡洋艦、「改利根」型として出す予定です
> 以前「日戦軍団は沈没艦の名前は引き継がない」と書かれていましたが、一部の武勲艦は別のようです
> 旧日本海軍でも、沈没艦名は引き継がないのが普通ですが、「島風」は例外で引き継がれました(初代は峯風型駆逐艦(1943年に潜水艦「ガードフィッシュ」の攻撃を受け沈没)、2代目が島風型駆逐艦(1944年に航空攻撃を受け沈没))
でも米軍は次々と沈没艦名を使ってますね
> ついでに、「改利根」型の元ネタとなった「旭日の艦隊」の「利根」ですが、「紺碧の艦隊」4巻で史実の「利根」「筑摩」が戦略爆撃機の攻撃を受け沈没しています。その後、世界観が同じ「旭日の艦隊」ではその沈没した「利根」「筑摩」の艦名を引き継ぐ「利根」型重巡洋艦が登場しています
紺碧の艦隊系は1巻と5巻しか見てないから兵器系はあまり分からない・・・。
> 既に第十一話(当のマインド・コントロール・パルスの初登場話)での「スパイは最後まで・・・」という台詞で、似たような物がかかれていますね。
> ・・・まさか2代目「衣笠」は熱田に関する件ですか?
2代目衣笠に熱田中将が乗ってくれればおもしろいのにな〜って思って言っただけです^^;
> 何しろ基地司令が、かつて敷島に乗っていたボルナソス大佐、さらに軍事工廠があるので(ビスマルクやツェッペリンはここで作られたわけですし)ここに配属させました
> >
> > パレンバン要塞
> > 全長横30km、奥行き20km、高さ10km
> >
> > 外部 表面は荒地で軍用道路が通っている場所もある。そして少し奥に言った所には砲台や対空機銃等の多数の火砲や対空兵器が設置されている。そして内部入り口の上にある司令部は鉄筋コンクリート製の2階立ての建物で後ろの部分は要塞の岩石と一体化し、要塞から通路が直通している。2階部分が司令を行う部屋で1階が当直の兵士等が休む部屋となり、1階から要塞表面(といっても司令部の周辺は少し台場みたいになっているだけでそこから先はきつい下り坂となっている)に出る事が出来そこには2基の8連装ミサイルランチャーが設置され、操作は司令部員で行われる。
> > 飛行場は要塞前面(ルナツー側)に3つ、要塞後面に3つの計6基の飛行場がある。そして軍港は要塞前面と後面に1港ずつの計2港である。
> >
> > 内部 内部には兵士宿舎や軍関係の施設が連なる軍関係者以外立ち入り禁止区域と一般の施設が立ち並ぶ都市区域の2つの大きな空間が造られている。基本的に軍区域の方がデカく都市区域を囲むように点在している。これは敵部隊が侵入した時に都市区域の一般チョロQを守るためである。そして重力もあるのでもし戦闘になった場合地上の市街戦となんら代わりが無い。その他には軍港に行く広い(チョロQ20台が並べられる程)通路や飛行場等へ続く普通の広さ(チョロQ3〜4台が並べられる程)の通路で各施設と区域が繋がっている。また区域全体の大きさが横15km、奥行き10km、高さ1kmの広大な物なので軍区域と一般区域の両方に線路が通っており一般区域は電車、軍区域は装甲列車が走っている。
> >
> > 総括 パレンバン要塞はQW連合の宇宙軍本部がありQW所属の要塞の中で一番大きな要塞である。そして一番防御力、攻撃力の高い要塞でもあり常時多数の艦艇が駐留しているためここを落とされる事はないと言われている。
> まあ、キュワール連合軍最大規模の要塞なので(デヴォリアは内惑星連合なので除外)、大体これぐらいですね
デヴォリアは当初全長5〜6kmとしましたが絶対にもっとでかいです^^;直せる機会があったら直します。
> ちなみに、以前出した「グリシネ鉄道北川線の全長15m程度の小さな電車」は例によって某フラッシュ(敷島と同シリーズだが、敷島より後発)の登場メカが原型。名前が登場しない(民間車両は名前が出てこない)ので「グリシネ鉄道700型電車」という設定にしています
> これもパレンバンの鉄道線(一応Qシュタイン国鉄管轄下)では支線用車両として使用されています(形式名は同じ700型)
> ちなみに「700」の由来は、形状が旧国鉄のキハ07型気動車に酷似しているからです
それってガソリンカー?
> 久々に浦塩達「ドンガメ乗り(注:第二次大戦中、日本の潜水艦乗組員は「ドンガメ乗り」と呼ばれた(当時の潜水艦が鈍重で動きが鈍かったことから))」が活躍します。既に製作を開始しています
最初ムサイ級の砲撃で1隻沈む予定でしたが前の戦闘でも今回の戦闘でも優秀な日戦軍団はやられ役なので大破に留めておきました。
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Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話
 松井一真  - 2006/12/16 0:09 -
  
> > ただの誤字です。CQ暦260年代は第六次キュワール大戦終戦後なので。開戦がCQ暦366年なので366が正解です
> 分かりました
今度、266になっている箇所を訂正しておきます
> > 新型重巡洋艦、「改利根」型として出す予定です
> > 以前「日戦軍団は沈没艦の名前は引き継がない」と書かれていましたが、一部の武勲艦は別のようです
> > 旧日本海軍でも、沈没艦名は引き継がないのが普通ですが、「島風」は例外で引き継がれました(初代は峯風型駆逐艦(1943年に潜水艦「ガードフィッシュ」の攻撃を受け沈没)、2代目が島風型駆逐艦(1944年に航空攻撃を受け沈没))
> でも米軍は次々と沈没艦名を使ってますね
「レキシントン」や「ヨークタウン」、「ホーネット」はすぐに2代目が誕生したため、通信記録を傍受した日本側は「沈んだはずの船が生きている!?」と驚いたんだそうです
> > ついでに、「改利根」型の元ネタとなった「旭日の艦隊」の「利根」ですが、「紺碧の艦隊」4巻で史実の「利根」「筑摩」が戦略爆撃機の攻撃を受け沈没しています。その後、世界観が同じ「旭日の艦隊」ではその沈没した「利根」「筑摩」の艦名を引き継ぐ「利根」型重巡洋艦が登場しています
> 紺碧の艦隊系は1巻と5巻しか見てないから兵器系はあまり分からない・・・。
ちなみに「利根」「筑摩」が被ったのは作者も指摘されるまで分からなかったんだそうです。
> > ・・・まさか2代目「衣笠」は熱田に関する件ですか?
> 2代目衣笠に熱田中将が乗ってくれればおもしろいのにな〜って思って言っただけです^^;
今度の「衣笠」は超高性能重巡、しかしせっかくですから空母機動艦隊の指揮を・・・
そうか!空母を旗艦と見せかけて、実は「衣笠」が旗艦という凄まじい戦術を使えば・・・
> > まあ、キュワール連合軍最大規模の要塞なので(デヴォリアは内惑星連合なので除外)、大体これぐらいですね
> デヴォリアは当初全長5〜6kmとしましたが絶対にもっとでかいです^^;直せる機会があったら直します。
どうやらデヴォリアのほうが当初の設定は小さかったようで
> > ちなみに、以前出した「グリシネ鉄道北川線の全長15m程度の小さな電車」は例によって某フラッシュ(敷島と同シリーズだが、敷島より後発)の登場メカが原型。名前が登場しない(民間車両は名前が出てこない)ので「グリシネ鉄道700型電車」という設定にしています
> > これもパレンバンの鉄道線(一応Qシュタイン国鉄管轄下)では支線用車両として使用されています(形式名は同じ700型)
> > ちなみに「700」の由来は、形状が旧国鉄のキハ07型気動車に酷似しているからです
> それってガソリンカー?
当初はガソリンカー「キハ42000形」でしたが、後にディーゼルエンジンの「キハ42500形」が登場、戦後はガソリンエンジンのものもディーゼルエンジンに換装し「キハ07形」となりました。また、戦後に追加生産された物もあります
独特の流線型で、通称「卵型」。ちなみに、かつて国鉄飯田線で活躍した52型電車(クモハ52)は「犬型(一般的には単に「流電」と呼ばれる)」、JR東日本でイベント車両として活躍しているEF55は「ムーミン型(戦前は「靴型」)」と呼ばれています

ちなみに「キハ42000」時代は、事故が多発したこともあり「死に番」などと呼ばれていたそうです(特に西成線(現:JR西日本桜島線)の事故で脱線した42056は「丸殺し」とまで呼ばれたほど)
ある意味「キハ07」なんて番号を与えられたのは名誉挽回とも思えますね。日本車だから関係ない気もしますが
似たような物でこちらは桜木町事件で問題となった63型電車が「73型電車」として復活しています

ちなみに、戦前製造の気動車は主に0ナンバーが与えられているようです。以下のとおり

キハ01型:機械式レールバス(戦前名「キハ10000」)
キハ02型:機械式レールバスの寒地仕様(戦前名「キハ10000」)
キハ03型:機械式レールバスの北海道仕様(戦前名「キハ10200」)
キハ04型:機械式ディーゼルカー(戦前名「キハ41300」。一部キハ06型からの編入車あり)
キハ05型:機械式ディーゼルカー強化型(戦前名「キハ41400」)
キハ06型:機械式ディーゼルカーの改良型(戦前名「キハ41500」「キハ41600」)
キハ07型:電気式ディーゼルカー(戦前名「キハ42000」「キハ42500」)
キハ08型:客車改造の液体式ディーゼルカー(戦後完成。旧名「キハ40」)
キハ09型:客車改造の液体式ディーゼルカー(戦後完成。旧名「キハ45」)
キハ10型:液体式ディーゼルカー(戦後完成)

01から10まで数えるとこうなります。ちなみに、キハ10型の一種であるキハ12型は映画「鉄道員(ぽっぽや)」で、キハ40型(2代目=現在のキハ40)の改造車が「キハ12 23」として登場していました(キハ12型の生産数は22両のため「23」。後「キハ12 34」となり、現在は引退)

さて、本題のキハ07ですが、さまざまなバリエーションが存在します
キハ42000:原型のガソリンカー
キハ42200:天然ガスエンジン型
キハ42400:電気式ディーゼルエンジン型(計画のみ)
キハ42500(初代):ディーゼルエンジン型
キハ42500(2代目):キハ42000、キハ42200、キハ42500(初代)を改造したディーゼルカー
キハ07:キハ42500(2代目)の改番
ナヤ6566:キハ42000の1号機「42000」を改造した救援客車。後「ナエ2703」に改番
キユニ07:郵便荷物車型
キハ07 901:キハ07 204を改造したガスタービンエンジン試作機
キヤ91 1:キハ07 201を改造した建柱車(電化工事の際に、架線柱を立てるための車両)。後に「ヤ395」に改番
キヤ92 1:キハ07 205を改造した電気検測車
キハ600型:鹿島鉄道で使用されている車両。独特の流線型は無く、側面に面影を残すのみ

他にも、多数私鉄に譲渡されたようです

> > 久々に浦塩達「ドンガメ乗り(注:第二次大戦中、日本の潜水艦乗組員は「ドンガメ乗り」と呼ばれた(当時の潜水艦が鈍重で動きが鈍かったことから))」が活躍します。既に製作を開始しています
> 最初ムサイ級の砲撃で1隻沈む予定でしたが前の戦闘でも今回の戦闘でも優秀な日戦軍団はやられ役なので大破に留めておきました。
ああ、司令塔貫通で大破した奴ですね。今回も「名やられ役(少々酷い役ですな)」のパナイ少佐が登場します。ということで、浦塩は冒頭の「輸送船六、駆逐艦八の船団が、日戦軍団潜宙艦隊によって壊滅した」という件で登場するだけです。今後も浦塩は「活躍する潜宙艦隊」の一員として活躍する予定です。「伊−58」の彼南の扱いに関してが少々難しくなりますが、多方面同時作戦の際には活躍させるはずです
引用なし
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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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