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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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Re:宇宙戦艦紀伊 第六十七話
 松井一真  - 2006/12/29 14:37 -
  
潜宙艦戦後半。パナイ少佐、久々の登場です
第六十七話 奇襲錫蘭沖艦隊決戦
突如入ってきた報告は、とてつもない物であった
四機の大型機が飛来、「U−1832」が沈没。「U−1831」も総攻撃を受けている。ということであった
小沢中将「大型機ですか・・・おそらく二機は対潜爆撃機、残りは偵察機でしょうな」
松井元帥「『U−2302』を向かわせろ。友軍を助けるんだ」
潜宙艦隊の指揮を執るのは、松井元帥である
以前から潜水、潜宙艦に関しての知識は高かったのだ
元陸軍指揮官でありながら、艦艇に関しての知識に詳しく、さらに航空指揮にも長けている。いわば「万能司令官」と言った感じだが、常に互角の戦力で挑もうとするため、一部の指揮官から反感を買っている
また、窮地に陥った友軍の処遇に関する際にも、一部の戦略家は「あんな戦力、見捨てればいいじゃないか」と言うのに対し、松井元帥は「なんとしてでも救出せよ。同胞を見殺しには出来ない」の一点張り。これも反感を買う理由であろう
当然、この指示も松井元帥ならではの技だ。これがグリシネ本国の海軍指揮官だったら「たかが潜宙艦一隻、そんなものにかまっていては・・・」と言うように、見捨てるであろう。もっとも、グリシネ本国にも例外は居るが
まあ、元々は反逆車だ。仕方ない話だ
最近はグリシネも宇宙艦隊を配備してきたそうだ。プロトンから譲り受けた小型艦艇だそうだ。どのみち、造船所の大半を日戦軍団が抑えているので、自国生産は困難だろう
しかし、最近は造船所ごと作っているというのだから、感心する物だ
そこまで日戦軍団の活躍を妬んでいる、ということか
松井元帥「・・・もっとも、『U−2302』で、『U−1831』を曳航したところで、一気に二隻が脱落する、ということになるんだがな」
つまり、これが先の「たかが潜宙艦一隻・・・」というものに至るのである

「U−1831」はかなりの損傷を受けていた
爆雷の煽りを受け、外郭部に多数の損傷があった
副長「艦長、一旦浮上し、救助を待ちましょう!」
アゾレス少佐「敵機が去るまでの辛抱だ。今浮上したら・・・」
そのとき、大型機が去っていった
水測長「艦長、敵機、撤退していきます」
アゾレス少佐「・・・よし、浮上!」
ようやく、浮上が出来た
しかし、先の大型機は、一体・・・
浮上直後、探信儀に反応があった
「U−2302」。友軍の潜宙艦だった
そして、「U−2302」は近づいてくる
甲板に艦長と思しきチョロQが立っている。どうやら、助けに来てくれたようだ
通信長「『U−2302』より通信、『これより貴艦を曳航し、ベータへ寄港する』。以上です」
通信機を取り、アゾレスが言う
アゾレス少佐「こちら『U−1831』。救援感謝する」
ようやく、「U−2302」が、「U−1831」の前方に到達する
曳航索具を装着し、「U−2302」が「U−1831」を曳いて動き出した
「U−1831」は、ベータへと後退した

司令室に直立する兵士たちは、ほとんど「戦場」を知らない
グリシネ本国の艦隊は、ほとんど戦ったことが無いのだ
まして、「潜水艦」という特殊な船とあれば・・・
探信義を見て直立する、九五式軽戦車、パナイ少佐は、敵艦の接近を待ちつづけた
先ほど、第一潜宙艦隊から、通商破壊任務を譲り受け、友軍の潜宙艦「U−2300」「U−2301」と共に、この宙域を移動している
水測長「敵艦隊接近!」
数は二十隻。そのうち、輸送船は十隻である
しかし、残りは空母二、軽巡八。普段のミンスク級駆逐艦の姿はない
二隻の空母はいずれも護衛空母だ。ということは、対潜攻撃機が発進するはずだ
パナイ少佐「浮上して対空戦闘準備だ!急げ!」
甲板上に露天配置された機関銃を用いるのだ
異例の事態である
もっとも、改潜特型ならば、25mm三連装機銃が六基搭載(特指揮型の場合十基搭載)なので、このような手段も普通なのだが・・・
次々と投下される爆弾を、回避しつづける「伊−65」
そもそも、日戦軍団の潜宙艦は、他国が考えつかない設計である以上に、凄まじい機動性能を有しているのだ
さらに、敵のいない宙域から艦載機を放ち、偵察を行うこともできる
これは以前から潜水艦、潜宙艦の性能に目をつけていた、日戦軍団海軍による研究であった
高速性能試験用にわざわざ潜宙艦「第71号艦」を建造し、機動性の試験を行ったこともある
銃座が旋回し、次々と敵機に銃撃を与える
飛来した敵機は二十機。防弾性はかなり有りそうだ
次々と命中する銃弾。しかし、撃墜はまだ無い
連装機銃二基では、確かに困難であろう

一方で、「U−2300」と「U−2301」は敵船団に接近しつつあった
「U−2300」艦長、ベンガジ少佐は雷撃命令を出した
ベンガジ少佐(車種:IV号a型対戦車自走砲)「目標敵船団、雷撃初め!」
計八本の魚雷が放たれた
水雷長「全弾、雷撃完了!」
ベンガジ少佐「よし、後続にまかせて、後退だ。面舵一杯!」
二隻の潜宙艦は、魚雷八を放った後、撤収した

敵機が、煙を上げた
ようやく、撃墜に成功したのだ
「伊−65」の甲板で、歓喜の声が上がっている
また一機が、火を噴きながら墜落していく
パナイ少佐「よし、雷撃を行え」
先任士官「浮上したままですか?」
パナイ少佐「ああ、この状況では潜航は困難だ」
確かに、これほどの攻撃では、急速潜航を行っても、被弾するのは見えている
パナイ少佐「艦首魚雷、テーーーッ!」
次々と魚雷が放たれた
総数、二十六本
直後、「呂−157」が火を噴いた
司令塔が大破している
パナイ少佐「やられたか!?」
向こうではムサイ級が攻撃を行っている
先任士官「巡洋艦の攻撃です!『呂−157』、辛うじて航行は可能!」
パナイ少佐「よし、『呂−157』は『呂−105』で曳航。このまま帰還する」
そして、潜宙艦隊は反転、帰還した
軽巡一、輸送船一が沈没、対潜攻撃機三が墜落。今回は相手が相手なので、敵に与えた損害は少なかった
元々ムサイ級は装甲が厚いのだ
以前拿捕した「マスカランジ」からある程度の情報は得ていたのだが、どうやら、最近になって装甲をさらに強化したようだ
第六十七話 続く

引用なし
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宇宙戦艦紀伊 第六十七話 松井一真 2006/12/29 14:35
  Re:宇宙戦艦紀伊 第六十七話 松井一真 2006/12/29 14:37
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十七話 松井一真 2006/12/29 14:38
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十七話 松井一真 2006/12/29 14:40
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十七話 松井一真 2006/12/29 14:41
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十七話 ダークスピリッツ 2006/12/29 20:23
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十七話 松井一真 2006/12/29 21:40
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十七話 ダークスピリッツ 2006/12/30 13:48
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十七話 松井一真 2006/12/30 15:03

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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