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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話
 松井一真  - 2006/12/6 18:07 -
  
ニマスト轟沈。またもやパロディネタがあります。さて、分かるでしょうか
第六十五話 智将は二度沈む
その日戦軍団の総指揮官、松井元帥の乗る戦艦「紀伊」も、敵機の猛威にさらされていた
しかし、内惑星連合各星の艦艇の研究の末、装甲の類を強化した「紀伊」には、500kg爆弾すら、まともに通用しないのだ
何十機もの敵機が飛来する
ミサイル長「SAM、攻撃初め!」
第一特務艦隊の防空網、第一陣だ
次々と火を噴く敵機。それでも、残った機体が接近する
砲術長「高角砲、撃ち方初め!」
第一特務艦隊の防空網、第二陣だ
拡散式になっている高角砲ならば、敵機の撃墜は容易である
残る十数機の敵機が、急降下を始めた
高射長「各銃座、迎撃初め!」
第一特務艦隊の防空網、第三陣。これが最終防衛網だ
最終的に、「紀伊」に爆弾を投下できたのは、二〜三機であった
灰田大佐「面舵一杯!」
後は艦長の腕だ。灰田は哨戒艇の艇長だった奴だ。以前も巧みな操艇で周囲を驚かせた奴だ。さすが、元レーサー
松井元帥「・・・各員、見事だ」
松井元帥は、航空攻撃がこちらに向かっているならば、まだ安全だろうと思った
補充部隊の船団は、デュミナス艦隊が守り抜いている。今回参加した連合軍艦隊中最強の戦力だから、大丈夫であろう
前方に見えるのはあの熱田艦隊だ
松井元帥「まずは、周りの船から行くか」
今回は、補充の艦艇の代わりに高雄型重巡洋艦を配属している
いずれは改利根型あたりを、この艦隊に導入したいところだ
第二特務艦隊と合同で特務連合艦隊を構成、改利根型ならびに改阿賀野型、改秋月型、改神風型などの改良型艦艇を主力とする大艦隊とする計画がある
再び、爆撃機や攻撃機が飛来する
熱田艦隊の艦載機だ
航海長「熱田てめぇ、キュワール系らしい心はもう無くなっちまったのかよぉーーーー!」
ベテランの航海長が叫ぶ。松井元帥の以前からの部下だ
どこぞかの特撮の名プランナー隊員を思わせる彼は、熱田の後輩であった
つまりは、「てめぇ」と呼べる立場では無いのだが、敵将となってはまあ仕方ないことだろう
無論、相手は怪獣でもなんでもない。敵の大艦隊だ。そう簡単に、止まってはくれないだろう
だが、一隻の戦艦が近づいてきた
「BB NIMAST」。奴だった
電探長「司令、奴です!」
松井元帥「遂に来たか、熱田め」
敵は魚雷を発射した。予想通りだ
機関砲が次々と射撃を開始する
ほとんどの魚雷を撃墜した
数発ほど被弾したが、そう簡単に沈む船ではない
現に、今まで航空攻撃を耐えつづけてきたのだ
松井元帥「大嵐、目標を『ニマスト』に変更。射撃指示を出せ」
砲術長「了解!」
大嵐砲術長、階級は少佐。航海長の伊原少佐と同期である
主砲戦が始まった
火力では向こうが勝るが、こちらには70cmレーザー砲がある
ほぼ互角である

「ニマスト」の艦橋では、熱田中将が直立している
熱田中将「・・・ようやく『紀伊』を撃沈できる。我が仇敵を・・・」
艦長「・・・『紀伊』の撃沈に成功すれば、昇進は間違いなし、ですな」
副長「艦長!損害、中破に達しました!」
敵艦を中破させたはいいが、こちらも同等の損害を受けたのだ
通信長「これはまずいですな・・・」
まだ互角だ。まともに戦えるだろう
そのとき、電探に新たな反応があった
直後、物凄い数の砲弾が「ニマスト」に飛来した
そのほとんどが命中、「ニマスト」は大爆発を起こした
熱田中将「何事だ!?」
副長「敵艦です!」
艦長「何っ?!まだいたのか!?」

松井元帥も、状況は理解できなかった
突如味方艦が出現、「ニマスト」に砲撃を与えたのだ
電探には「BB GLOWZEUS」と表記されていた
デュミナス第二艦隊旗艦「グローゼウス」だった
見れば、他にも多数の反応がある
敵艦隊を撤退に追い込んだ、デュミナス第二艦隊の姿があった
「ニマスト」は後退を始めた
しかし、それに対し、第二艦隊は砲撃を始める
松井元帥「あいつら!」
伊原少佐(車種:二式軽戦車)「撃沈どころか、破片すら残さない気だ!」
大嵐少佐(車種:一式十糎自走砲)「とんでもない奴らだ!」
敵も味方も、変わらなかったのだ
とどめと言わんばかりに、ズィーモスLが次々と放たれた

「ニマスト」では凄まじい悲鳴が続いていた
通信長「敵艦、ズィーモスL発射!」
艦長「総員退艦急げ!」
副長「総員退艦!」
熱田中将「・・・一体・・・どういうことだ・・・」
通信長「命中まで5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・」
艦長「総員、衝撃に備えろ!」
衝撃を通り越した、凄まじいものが、「ニマスト」を包んだ
そして、「ニマスト」は物凄い光に包まれ、轟沈した
破片すら、残さずに・・・

「ドロア」の艦橋では、恐ろしい報告が届いた
「ニマスト」が敵艦の集中砲火を受け、破片すら残さずに沈没したとのことである
ソンム中将「・・・やむを得ん。全艦後退せよ」
熱田を失った今、連合軍を壊滅させる手段はない。ソンムは確信した
艦長「・・・了解」
通信長「各艦艇に通達、全艦後退せよ」
その言葉を最後に、皆が沈黙した

艦橋内部では、皆が歓喜の声を上げていた
ほんの数両を、除いて
松井元帥「バッカヤロー!」
皆が唖然とした
灰田大佐「司令?」
松井元帥「これじゃ帝国の奴らと変わらないじゃないか!一隻の敵艦を集団リンチして、破片すら残さずに沈めて!高威力噴進兵器の無駄遣いじゃないか!」
伊原少佐「・・・・・・・・」
松井元帥「・・・・・言っても、仕方ないか。裏側軍港に寄港する」
凄まじい言葉を叫んだ末に、松井元帥はその命令を発し、沈黙した
伊原少佐「・・・・司令の言うことも、分かりますよ」
大嵐少佐「・・・何しろ、司令にとっては大事な部下だった奴だからな・・・」
松井元帥「伊原、大嵐。これからベータに寄港する。諸君らも上陸準備を整えておけ」
伊原・大嵐両少佐「了解!」
松井元帥「・・・灰田」
灰田大佐「はっ!」
松井元帥「・・・よくやった。見事な指揮だった」
灰田大佐「・・・ありがとうございます!」
第一特務艦隊は、無事ベータ裏側軍港へ寄港した
日戦軍団の損害は、かなりの物だった

場所は、理解できなかった
戦艦の艦橋ではない
何もない、宇宙であった
一隻の赤い大型艦が近づくのが見える
僚艦ではない
その船から、何両かのタンクが下りてくる
そのまま、そのタンクたちに搬送された
そのチョロQ・・・熱田中将がいたのは、アマティス沖であった
ズィーモスLの影響で、この宙域にまで転移したようだ
収容されたのは、アマティス軍の大型航空戦艦であった
艦長「カルオス軍士官と思しき五式中戦車を収容。意識はほとんどない模様。これより本星に帰還する」
そして、大型航空戦艦は、その宙域から消失した

ライトウォーター司令部では、作戦報告が入っていた
敵艦隊を撃破、作戦は成功したとのことである
コピック中佐「デュミナスの支援があったから、まあ作戦成功は当然だろうな」
マグス中佐「何か複雑な問題があったらしいですが、仕方ない話でしょう」
コピック中佐「これで、陸戦が有利になってくれればいいんだがな・・・」
陸戦は、しばらく互角な状態が続きそうだ
第六十五話 終わり

引用なし
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宇宙戦艦紀伊 第六十五話 松井一真 2006/12/6 18:04
  Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話 松井一真 2006/12/6 18:06
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話 松井一真 2006/12/6 18:07
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話 ダークスピリッツ 2006/12/6 18:47
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話 松井一真 2006/12/6 20:15
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話 ダークスピリッツ 2006/12/6 23:00
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十五話 松井一真 2006/12/7 17:11
   宇宙戦艦紀伊 第六十六話 松井一真 2006/12/12 19:15
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話 松井一真 2006/12/12 19:17
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話 松井一真 2006/12/12 19:18
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話 ダークスピリッツ 2006/12/14 21:14
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話 松井一真 2006/12/14 21:39
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話 ダークスピリッツ 2006/12/15 22:03
   Re:宇宙戦艦紀伊 第六十六話 松井一真 2006/12/16 0:09

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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