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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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Crusader One 第1話
 江素弐千  - 2006/11/23 2:33 -
  
Crusader One 第一話「第427飛行隊」
作者:江素弐千

CQ暦340年4月2日 AM11:30
五機のF-16Cが編隊を組んで低空を飛行。
オペレータ「クルセイダー、こちらザンブニール空軍基地。着陸を許可する。長時間の訓練、ご苦労だった」
先頭の一機「了解。クルセイダー1、着陸する」
先頭の一機が編隊を離れ、着陸体勢に入った。

プロトン合衆国 ビサンノーブル州 ザンブニール空軍基地―
古くから貿易港として栄えてきた港町ザンブニールの南にあるのが、この飛行場。
駐留部隊は『プロトン空軍第六航空団 第427飛行隊』。主にプロトン大陸北東部の防衛を担当している。
「シュイイイイイィィィィ…ギャァッ」
編隊を離れたF-16Cが、滑走路に着陸した。
オペレータ「クルセイダー1、9番エプロンへ」
着陸した一機「了解」
彼はクラシス・コスナー中佐。427飛行隊の飛行隊長である。
腕利きのパイロットで、実戦経験も豊富である。
彼のF-16Cは9番エプロンで停止し、作業員が数台駆け付けた。
「プシャアァ!」
コックピット開放。
クラシス「フゥーー…」
作業員「コスナー中佐」
クラシス「おう、頼むよ」
作業員は、コクピットにはめ込まれているクラシスのCPUをクレーンで掴み取った。
作業員はハンガーまで走り、片隅に置いてある士官ペイントのフェアレディZ33のエンジンルームにCPUをはめ込んだ。
「ギュイッギッギッギギギギ ヴォォォォォォォォン…」
クラシス「サンキュー」
「シュイイイイイィィィィ…ギャァッ」
滑走路では、サーラ・ブラウン大尉のF-16Cが着陸していた。


CQ暦340年4月7日 7:45
ザンブニール空軍基地 兵員宿舎―
リポーター『…えーはい、こちらはQカラー共和国の東部、レッドシティの沿岸部です!ここQカラーは、グンナ軍が占領したQレース民国に最も近い為、現在厳戒体勢が敷かれています!今私の横を通っているのが、Qカラー国防陸軍の88式地対艦誘導弾を載せたトラックです。この88式…』
「ピッ」
アナウンサー『…本大戦に伴い、Qレースでの開催が予定されていた第85回ワールドグランプリは…』
「ピッ」
専門家『…そうですねぇ、グンナ軍が接収したクラウドヒル国際空港には、おおよそ10機ほどのTu-95爆撃機が駐機していると思われます…』
クラシス「開戦から三ヶ月、戦局は変わったな」
ハヤト「あぁ」
ハヤト・ルトスワフスキー少佐。クラシスとは士官学校時代からの親友である。
専門家『…Tu-95爆撃機のフェリー航続距離は約8100nm。強力な護衛機でも付ければ、合衆国も焼け野原になりますね…』
クラシス「…だってよ」
ハヤト「方位から考えれば、グンナがQレースから爆撃機を飛ばしてくるのは…」
クラシス「北東。つまり、俺らの管轄だな」
ハヤト「胃がムカムカするぜ」
クラシス「迎撃なら慣れたもんだろ」
ハヤト「332年のウルタンク独立戦争でおいでなすったのは旧式のMig-15ファゴットで楽勝だった。だけど今回は相手が違う。護衛にSu-47ベルクートでも付いてたら勝ち目なんかねえぞ」
クラシス「ベルクートは若干のステルス性能も持ってるからな。俺らのファイティングファルコンがベルクートに気付くのは、それこそロックオンされた時だ」
ハヤト「それに考えてもみろ。今427空の中で実戦経験のある奴って言えば、俺とお前しかいないんだぜ?」
サーラ「ねー、話ついていけないんだけどー」
サーラ・ブラウン大尉。
クラシス「世の中理解できない方が良い話ってたくさんあると思うぜ」
ハヤト「理解できないだろうけど」
サーラ「えーハヤトまでー!?ひっどー」
ハヤト「冗談だって!これは飛行隊長と副飛行隊長の戦略会議なのさ」
サーラ「ただのミリタリーオタクに見えるけどー」
クラシス「言えてる」
「コンッコンッ」
キャスター『…速報です!ただいま入った情報によりますと、…」
「プツンッ」
クラシス「どうぞ」
「ガチャッ」
クラシス「ハリス准将…おはようございます」
ハリス准将「おはよう、コスナー君。」
ジョセフ・ハリス准将。第427飛行隊が所属する、第六航空団の司令官である。
第五次キュワール大戦では最前線で活躍していた。
クラシス「ご用は」
ハリス准将「それがなぁ…」
「ゴソゴソ(懐から書類を出す)ペラッ」
ハリス准将「グンナ軍が接収したクラウドヒル飛行場から、爆撃機編隊が飛び立ったそうだ…」
命令書には、活字の文章の下に一枚の図が刷られてあった。
クラシス「(命令書の図を見ながら)Tu-95ベアが3機、護衛機にSu-27フランカーが6機…ですか」
ハリス准将「この針路だと、敵はプロトン領空に方位060より侵入しそうだ」
クラシス「なるほど。」
ハリス准将「その他の詳しいことは二枚目に書いてある。…あまり時間がない。頼むぞ」
クラシス「了解」
ハリス准将「では」
「バタム」
ハヤト「フランカーか…」
クラシス「同世代機だ。レーダー性能はこっちの方が上手だから、有利といえば有利かな」
サーラ「仕事?」
二台「イエス」

ブリーフィングルーム
「ザワザワ…」
隊員A「爆撃機編隊だってよ…」
隊員B「誰が出るのやら…」
「ガチャッ」
クラシスは、スクリーンの前に立った。
クラシス「…おはよう皆。早速だけどミッション内容を説明しよう。」
スクリーンに、プロトン大陸北東部が映った。
クラシス「グンナ軍が占領したQレース民国の、クラウドヒル飛行場から先ほど、Tu-95ベア爆撃機が3機、Su-27フランカー戦闘機が6機発進した。」
「ザワザワ…」
隊員C「遂に来たんだな」
隊員D「ああ」
クラシス「敵はおよそ40分後にここザンブニールを爆撃し、更に首都バチェリットも爆撃するらしい。我々のミッションは、爆撃機編隊がザンブニールを射程に収める前にこれを撃墜することだ。」
隊員達「…」
クラシス「護衛機の激しい抵抗が予想される。だがレーダー性能では我々のF-16Cの方が上だ。自分らが優位だと信じて戦え。…初めてのミッションになるだろうけど、緊張することはない。俺も初陣の時は必要以上に緊張したけど、緊張すればするほど集中できなくなる。落ち着いてミッションに挑んでくれ。」
隊員達「了解!」
クラシス「今回は6機編隊で行く。メンバーは…」
隊員達「…」
クラシス「ルトスワフスキー少佐」
ハヤト「そうこねえとな」
クラシス「ブラウン大尉」
サーラ「…んあっ!りょーかい!」
クラシス「寝るなよ。まあいい。…ベイト少尉」
ベイト少尉「了解!」
クラシス「ルイス大尉」
ルイス大尉「了解!」
クラシス「カイト少尉」
カイト少尉「了解!」
クラシス「以上だ。」

引用なし
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Crusader One 第1話 江素弐千 2006/11/23 2:33
  Re:Crusader One 第1話 江素弐千 2006/11/23 2:34
   Re:Crusader One 第1話 松井一真 2006/11/23 8:20
   Re:Crusader One 第1話 江素弐千 2006/11/23 22:19
   Re:Crusader One 第1話 松井一真 2006/11/24 0:24 [添付]
   Re:Crusader One 第1話 江素弐千 2006/11/26 16:16 [添付]
   Re:Crusader One 第1話 松井一真 2006/11/26 16:55 [添付]

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んー、スパムとか面倒なんで勘弁。


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