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ベータ基地増援部隊
日戦軍団第231特殊小隊(隊長村山大尉車種九七式観測戦車カソ)
六三式地底戦車1両
90式主力戦車8両
計9両
戦闘経過
ニビリア第58連隊が入り口付近へ後退し、損害皆無のQシュタイン第253小隊と共に敵を迎撃する作戦に出た。砲撃がグンナ軽戦車機動部隊に降り注ぎT−26やT−50といった軽戦車を撃破していく。しかし後続のグンナ部隊や続いて上陸を始めていたカルオス部隊も接近していた。しかもカルオス軍はパンター、ティーガー、レオパルトといった強力な戦車とそれを支援するヘッツァーやカノーネで構成されておりバランスの取れた強力な部隊だった。次第に追い詰められていくQW軍。ドニゲッテル少将は内部での決戦に持ち込もうとしたがあの地底戦車の事を思い出した。これはいけると思い急ぎ出動要請を出した。その数分後入り口より少し離れた場所に1両の村山大尉達が乗る巨大な戦車六三式地底戦車とその直属と思われる90式戦車8両が地面を突き破って現れた。そして敵部隊の右方から砲撃。こちら側にも砲撃が飛んでくるが例えわずか8両であろうと地底戦車の装甲は厚く(車体前面装甲厚350mm、砲塔前面装甲厚420mm)T−26軽戦車やT−50軽戦車等が装備する45mm戦車砲ではほとんど効かない。そして村山大尉直属の90式戦車にも砲弾が飛んでくるが90式戦車は日戦軍団最新型の車種で日戦軍団内にもほとんど配属されていない。防御装甲も厚くやはりあまり効果は無かった。その様子を見ていたフェラーリ中将は自分の直属部隊であるルクレール主力戦車19両の内地底戦車部隊援護の為に9両を向かわせた。地底戦車にはシュトルモビクも向かっていったがQシュタイン第875航空隊所属機に打ち落とされたり接近した機は地底戦車の対空ミサイルで撃墜された。そして90mmレーザー砲を発射。固まっている敵部隊に命中し一気に3両を撃破した。そして密かに敵部隊の左方に回っていたニビリア所属のルノーAMR35軽戦車とルノーAMC35軽戦車とソミュアS35中戦車で構成された700両の奇襲部隊が攻撃を仕掛けた。いくら旧式の戦車とはいえ奇襲に成功すれば敵にもそこそこの損害は与えられる。グンナ軍を3方向からの挟撃に成功したQW軍は次第に有利に立っていった。しかし上陸地点ではカルオス軍がドリルのようなものをヘッツァー駆逐戦車やカノーネ駆逐戦車で構成された支援砲撃部隊に持たせ始めていた・・・。
第五十七話設定終了
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