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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

以上、さくらがちる頃に。

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宇宙戦艦紀伊 第五十七話 松井一真 2006/10/26 22:10
  Re:宇宙戦艦紀伊 第五十七話 松井一真 2006/10/26 22:10
   Re:宇宙戦艦紀伊 第五十七話 ダークスピリッツ 2006/10/26 23:43
   Re:宇宙戦艦紀伊 第五十七話 松井一真 2006/10/27 22:33
   宇宙戦艦紀伊 第五十八話 松井一真 2006/10/30 20:15
   Re:宇宙戦艦紀伊 第五十八話 松井一真 2006/10/30 20:15
   Re:宇宙戦艦紀伊 第五十八話 ダークスピリッツ 2006/10/31 21:20
   Re:宇宙戦艦紀伊 第五十八話 松井一真 2006/10/31 21:55


宇宙戦艦紀伊 第五十七話
 松井一真  - 2006/10/26 22:10 -
  
第五十七話完成。地底戦車は藤田が先に言うようにしました
第五十七話 地底からの攻撃
ベータ沖での戦闘に敗退し、続いての陸上戦闘においても、善戦するも要塞入り口近辺まで追い込まれていた
ベータ司令部
ドニゲッテル少将「フェラーリ中将、あいつの判断は一体なんだったんだ・・・」
フェラーリ中将は要塞周辺一帯に部隊を配備したが、揚陸地点は要塞周辺の一部分であった
なんとか、敵部隊に対し戦力を集中させることが出来たが、やはり第253小隊の支援あってのことであった
松井元帥(通信)「状況はどうなっている?」
ドニゲッテル少将「現時点では損害のない第253小隊が8.8cm高射砲で敵軽戦車郡を撃退しています」
8.8cm高射砲の攻撃は、全て敵軽戦車に向けられていた
T−26やT−50に降り注いだ砲弾は、一発でそれらを破壊していく
第253小隊は未だ無傷。既に互角以上に戦える状況にあった
一方、上陸した戦力に関しては全て判明していた
グンナ陸軍:揚陸艦隊
中型揚陸艦:10隻(指揮艦「TC−851」)
艦載車:4000両
詳細
グンナ陸軍:第244軽戦車大隊(隊長:ウォレス准将 車種:T−80軽戦車)
T−26軽戦車:800両
T−50軽戦車:500両
T−70軽戦車:300両
T−80軽戦車:200両(ウォレス大佐含む)
合計:1800両

グンナ陸軍:第257大隊(隊長:テイラー少将 車種:T−34/85中戦車)
T−70軽戦車:600両
BT−2快速戦車:200両
BT−5快速戦車:200両
BT−7快速戦車:200両
T−34中戦車:400両
T−34/85中戦車:400両(テイラー少将含む)
T−44中戦車200両
合計:2200両

ウルタンク陸軍:揚陸艦隊
中型揚陸艦:4隻
大型揚陸艦:6隻(指揮艦「QC−581」含む)
合計:10隻
艦載車:6400両
詳細
ウルタンク陸軍:第352大隊(隊長:ハリス准将 車種:P40重戦車)
L6/40軽戦車:800両
M11/39中戦車:600両
M13/40中戦車:600両
P40重戦車:400両(ハリス准将含む)
合計:2400両

ウルタンク陸軍:第455大隊(隊長:ライト中将 車種:VI号戦車ティーガーII)
II号戦車M型:1200両
III号戦車L型:800両
IV号戦車H型:800両
V号戦車G型:800両
VI号戦車ティーガーII:400両(ライト中将含む)
合計:4000両

カルオス陸軍:揚陸艦隊
超大型揚陸艦「CB−150」
艦載車:2000両
詳細
カルオス陸軍:第240大隊(隊長:ハットン少将 車種:KJPzカノーネ駆逐戦車)
V号戦車G型:400両
VI号戦車ティーガーII:400両
レオパルトI戦車:400両
38(t)駆逐戦車へッツァー:600両
KJPzカノーネ駆逐戦車:200両(ハットン少将含む)
合計:2000両

おびただしい戦力である。一万二千両ほど存在するだけのことはある
現時点ではグンナ陸軍と互角に戦っている
しかし、既に「CB−150」からハットン少将指揮下の第240大隊が上陸していた
松井元帥(通信)「そろそろカルオスの大軍が接近しつつある。これはまずい状況だぞ・・・」
そう言ったときには、既にグンナの大軍に続いて、カルオス陸軍第240大隊の主力が接近しつつあった
パンターG型やティーガーII、そしてレオパルトIで編成された大軍が迫る
ベータ基地
Qシュタイン将校A「カルオス陸軍主力部隊接近!ニビリア陸軍の被害は増す一方です!」
今度の相手は自慢の8.8cm高射砲も通用しない。空の敵に関しては第875航空隊が頑張っているが・・・
アコース中佐「今度はレオパルトまでいるからな。厄介な相手だ・・・」
支援の戦車はヘッツァーはともかく、カノーネと呼ばれる、いわゆる「大型ヘッツァー」のような駆逐戦車の姿があった。38(t)を大型化し、75mm砲を搭載した、軽装甲の駆逐戦車「ヘッツァー」、それらが、最新型駆逐戦車のカノーネと共に現れたのだ
その数、800両である
兵力バランスが取れており、厄介な部隊であることは間違いなかった
おそらく、九龍少佐の第115中隊や矢矧少佐の第113中隊が全力でかかっても、かなりの損害が出るであろう
Qシュタイン将校B「これほどの部隊が相手では・・・」
フェラーリ中将「苦戦は必至ですな」
ニビリア将校A「第八中隊からの応答、途絶えました!」
フェラーリ中将「何っ!?」
ニビリア将校B「いくら敵艦がいないとはいえ、戦力が多すぎます!」
Qシュタイン兵士A「畜生、何かもっとでかい奴がいれば・・・」
Qシュタイン兵士B「それこそ、本土に残してきた陸上戦艦の・・・なんだっけ?」
Qシュタイン兵士A「『大和』だろ」
Qシュタイン兵士B「そう、それだ。その『大和』がありゃ、こんな奴ら・・・」
ベータ司令部
ユゴス少佐「・・・友軍、被害甚大です。これほどの相手となるとは・・・」
ドニゲッテル少将「・・・陸上戦艦、こっちに持ってくれば良かったな・・・」
藤田上等兵「ドニゲッテル少将!あれがあるじゃないですか!」
ドニゲッテル少将「・・・あれ?あれとはなんだ?」
平岡上等兵「あれです!我らが設営隊の新兵器!」
ドニゲッテル少将「・・・設営隊・・・新兵器・・・そうか!」
ユゴス少佐「司令?」
ドニゲッテル少将「松井元帥!例の奴、すぐ前線に回してください!」
松井元帥(通信)「・・・少将、ようやく気づいたか・・・」
ドニゲッテル少将「はい!」
松井元帥(通信)「分かった。直ちに西条と村山に指示を出しておく!」
第五十七話 続く
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; .NET CLR 1.1.4322)@ntaich127104.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


Re:宇宙戦艦紀伊 第五十七話
 松井一真  - 2006/10/26 22:10 -
  
第五十七話後半。特務艦隊幹部の過去も書きました
第五十七話 地底からの攻撃
ベータ基地、設営隊兵舎の近くにある、兵器格納庫。ここには、さまざまな新兵器が格納されていた
西条中佐「松井総帥からの緊急入電だ!第231特科分隊、直ちに出撃せよ!」
村山大尉「了解!」
西条中佐「村山、島村、高田の三両は六三式地底戦車に搭乗し、友軍部隊を援護、大塚以下八両は六三式地底戦車を援護せよ!」
大塚中尉(車種:90式戦車)「了解!」
十一両の戦車が整列し、西条中佐からの命令を聞き取る
西条中佐「以上、作戦説明を終了する。各員の奮闘を期待する。解散!」
三両の戦車が、巨大な重戦車へと飛び乗る
村山大尉「機関始動!」
島村兵長「了解!」
第231特科分隊、陸軍第一設営隊付属の特殊部隊である
日本戦車軍団の特殊部隊は基本的に「特科」の文字がつけられる
かつては「特殊部隊」でひとくくりにされていたが、CQ暦248年ごろに「特科師団」から「特科分隊」に至るまでの組織に分断された
現在、隊員は十一両のみ。隊長は村山大尉である
村山大尉「発進!」
島村兵長「発進!」
六三式地底戦車が轟音と共に、格納庫から発進する
近くの岩盤へ突入し、地底移動を開始する
地底での最大速度は25kmほどだ。あまり速くはないが、それまで100kmの全速航行だったため、90式戦車八両が追いつくには充分であった
ちなみに、90式戦車の最大速力は70kmほどである
ベータ司令部
松井元帥(通信)「第231特科分隊が出動した。もうすぐ、前線に到達するであろう」
ドニゲッテル少将「松井元帥、こんな隠し玉を残しているなら早く言ってくださいよ」
松井元帥(通信)「あえて君が気づくまでとっておいたんだ。地底戦車は、奇襲用の兵器だぞ」
所要時間は数分であった
六三式地底戦車 車内
村山大尉「そろそろ前線に到達する。戦闘配置!」
高田上等兵「了解!」
本来は十両も乗れる六三式地底戦車だが、実態を言えば普通の大型戦車と変わらない。従って三両でも操作できる
もっとも、その分忙しくはなるのだが
ベータ基地
アコース中佐「地底戦車?!」
藤田上等兵(通信)「はい、第231特科分隊所属の地底戦車一両と90式戦車が向かっております」
直後、近くの岩肌が揺れ始めた
アコース中佐「総員退避!」
岩肌を崩し、巨大なドリルが姿をあらわした
ハッチから村山大尉が姿を現す
村山大尉「第231特科分隊、ただいま到着しました!」
続いてハッチからもう一両が姿を現す。島村だ
島村兵長「これより、敵部隊を右翼方向から殲滅に向かいます!」
後部ハッチからも高田上等兵が現れる
高田上等兵「どんな奴らも、この自慢の兵装で撃破して見せます!」
ハッチを閉めた各員は、当初の配置についた
続いて、大塚中尉以下八両の90式戦車が現れる
大塚中尉「よし、各員、地底戦車に続け!」
9両の戦車が、一斉に進撃を開始した
最大速力、70km/h
ライトウォーター司令部
松井元帥「よし、この調子なら、敵の殲滅も可能だな」
コピック中佐「それほど強いんですか?」
松井元帥「光学兵器を積んでるんだ。戦車に電磁防壁はない」
コピック中佐「そういうことだったんですか?!」
マグス中佐「さすが、日戦軍団の総司令官・・・」
ティーガー元帥「何せ、従軍経験は豊富ですからな」
松井元帥「かく言うティーガー元帥は、一度自国の政府にたてついた身ではないか?」
ティーガー元帥「・・・・・・」
ティーガー元帥は、CQ暦228年ごろ、Qシュタインの市街地で皇帝政府の士官を射殺、数両の部下と共に、ドロワル基地に立てこもったのだ
さまざまな武器を用いて抵抗し、善戦したが、遂に突破され逮捕、運良く死刑は免れたものの、国外追放。その後プロトン王国陸軍での一旦の従軍経験の後、ドニゲッテル少将のクーデター後、陸軍元帥の座を獲得したのだ
松井元帥「・・・俺も軍部にたてついた身だ。君の気持ちもよく分かる」
松井元帥は、ティーガー元帥より1〜2年後に、大勢の部下と共に陸軍部を離脱した。同時期に海軍のレンネル中将がクーデターを起こしていた
松井元帥が軍部にたてついた理由は「我々の活躍をないがしろにし、モントレーやレラッフティだけを英雄として称えた」ことであった
モントレーというのはグリシネ陸軍元帥であり、事実上グリシネ陸軍の部隊でトップであった
レラッフティはプロトン王国軍の指揮下にあった第三小隊の隊長であった。階級は曹長、その癖に小隊長を務めていたのだ
松井元帥「・・・あんなガキみてぇなレラッフティに、英雄の座を奪われるとは思わなかったからな」
コピック中佐「・・・お互い、反逆車だったんですね」
司令部には沈黙が流れる
松井元帥「・・・過去の話はいい。今は、目の前の敵部隊をどうするかだ」
既に、第231特科分隊は、敵部隊に接近しつつあった
村山大尉(通信)「敵部隊、攻撃を開始しました!」
もっとも、どんな岩盤をも貫くドリルを持ち、ありとあらゆる落石にも耐えうる装甲を持つ六三式地底戦車にはほとんど効果はない。何しろ相手は45mm砲を持つBTだったのだ
前面装甲は350mmやら420mmやら、とてつもない重装甲に覆われている
そしてその脇を行く大塚達にも砲弾は降り注ぐ
しかし90式戦車は総司令官松井元帥直属の部隊に数両所属していただけで、今回の第231特科分隊の大塚達が、初めて実戦部隊に配属された90式戦車だった、最新型戦車だったのだ
ベータ基地
フェラーリ中将「・・・このままあいつらだけに活躍させるわけにはいかんな。よし、ルクレール部隊の内十両はこちらに残り、残りはあの第231特科分隊を支援しろ!」
ニビリア将校C「了解!」
地底戦車上空には無数のシュトルモビクが飛来していた
第875航空隊の戦闘機が殺到、次々とシュトルモビクを撃墜していく
しかし、2〜3機がその銃弾をかいくぐり接近してきたのだ
六三式地底戦車 車内
高田上等兵「敵機、急降下!」
村山大尉「対空噴進砲用意!」
六三式地底戦車にはミサイル発射機が搭載されているのだ
専ら、対艦、対空用で、遠距離の敵を撃破するとき、または接近した敵機を撃墜する時に用いるのだ
一応、砲塔上には12.7mm機銃が搭載されてはいるが、ミサイルを使ったほうが効果的だ
村山大尉「撃て!」
後部ミサイル発射機から、複数のミサイルが発射された
当然、シュトルモビクにチャフはない。次々と撃墜されていく
島村兵長「敵さん、まさか戦車に誘導噴進砲が積まれているとは思わなかったでしょうな」
村山大尉「だろうな」
ベータ基地
グンナ兵士A「来るぞ!」
グンナ兵士B「バケモノだ!」
グンナ兵士C「シュトルモビクがやられたぞ!」
グンナ将校A「落ち着け!所詮相手はデカブツだ!あれほどの重武装なら・・・」
といいかけて、将校は敵の「地底戦車」に唖然とした
その砂塵をみるや、90式は全速で進んでいる。地底戦車もしっかりと先導している
これはどういうことなのか
BTですらあれほどの俊足は出せないのに
T−35よりも大きい戦車が、なぜ・・・
その砲塔が、ゆっくりと旋回を始めた
グンナ兵士A「・・・そ、総員退避!」
グンナ兵士B「逃げろーーー!」
グンナ兵士C「退避、退避だ!」
グンナ将校A「馬鹿者!あいつを倒せば勲章もんだぞ!」
グンナ兵士D「勲章よりも命が大事だ!」
グンナ兵士A「総員退避!」
グンナ将校A「・・・・畜生・・・」
その「地底戦車」はあまりにも大きかった
将校が最期に見たものは、その戦車の2つの砲塔から、物凄い光が放たれ、辺り一面が火の海になるところであった
直後、将校と、逃げ遅れた兵士二両が、戦車から放たれた光線により、炎上し、瓦礫と化した・・・
グンナ兵士A「・・・なんてこった・・・」
グンナ兵士B「分隊長がやられた!」
グンナ兵士D「敵は手ごわいぞ!」
グンナ将校B「・・・やはり、あいつはただの戦車じゃないな・・・」
テイラー少将(第257大隊司令。車種:T−34/85)「諸君、大丈夫か!?」
グンナ兵士A「分隊長以下三両が被弾、やられました!」
テイラー少将「一体、あの戦車は何なんだ・・・」
グンナ兵士C「一旦、退避しましょう!」
砲撃は続き、被害は続出した
グンナ兵士D「退避!退避!」
グンナ将校B「あんな奴らにやられたらひとたまりも無いぞ!」
六三式地底戦車 車内
村山大尉「敵が逃げ出しているな」
島村兵長「我々から逃げられるとでも思っているのですかね?」
村山大尉「しかし深追いは禁物だぞ」
高田上等兵「射程圏内にはかなりの数がいるようですね」
村山大尉「よし、接近してくる部隊を攻撃する!」
ベータ基地
グンナ将校C「畜生、かくなる上は突っ込むのみだ!行くぞ!」
次々と六三式地底戦車に襲い掛かる戦車たち
しかし、ミサイル、レーザー、そして機関砲の3層に分かれた攻撃で、次々と破壊されていった
左翼進出部隊も、その地底戦車の襲来には警戒していた
だが、それゆえに肝心の左方向からの敵襲には気づかなかったのだ
700両ほどの戦車が襲い掛かった。ルノーAMR35、ルノーAMC35、そしてソミュアS35で編成されていた、第58連隊の主戦力である
右翼の第231特科分隊、左翼の第58連隊、そして正面の第253小隊が、グンナ軍二個大隊を挟撃した
ウォレス准将(第244大隊司令。車種:T−80軽戦車)「くそっ、これほどの戦力がいるのか!」
テイラー少将「あのドリル戦車は何とかならんのか!」
グンナ兵士A「我々の兵器では太刀打ちできません!」
次々と撃破されていくグンナ軍。連合軍は巻き返しつつあった
しかし、その一方で・・・
ハットン少将(第240大隊司令。車種:カノーネ駆逐戦車)「よし、支援攻撃部隊は直ちに、新兵器を携行せよ」
果たして、その新兵器とは・・・
第五十七話 終わり
引用なし
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Re:宇宙戦艦紀伊 第五十七話
 ダークスピリッツ  - 2006/10/26 23:43 -
  
五十七話お疲れ様でした
フェラーリ中将は敵が要塞表面全体に攻めてくると思っていた様です。その結果防衛網が薄くなってしまいましたが・・・。でも結果的にそのために敵が一点集中揚陸に上陸方法を変更したようです。
それとウォレス准将の階級が間違っていました。(僕のミスです)
グンナ陸軍:第244軽戦車大隊(隊長:ウォレス准将 車種:T−80軽戦車)
T−26軽戦車:800両
T−50軽戦車:500両
T−70軽戦車:300両
T−80軽戦車:200両(ウォレス大佐含む)←ここの部分の階級を間違えて大佐にしてしまいました;;
合計:1800両

日戦軍団第231特科分隊が初登場。これからも増員されていく予定です。あと村山大尉の車種は分かってますが(たしか九七式観測戦車カソ)、島村兵長、高田上等兵の車種は何ですか?
松井元帥とティーガー元帥にはあんな過去があったなんて・・・。

地底戦車の能力が恐ろしいですね援護の90式戦車8両も頑張ってますし90式戦車と同等の能力を持つルクレール主力戦車が合わされば小規模でもかなり強力な部隊になりますね。

次の第五十八話地底戦車がカルオスの新兵器により破壊されます
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.0.3705; .NE...@softbank219202220145.bbtec.net>


Re:宇宙戦艦紀伊 第五十七話
 松井一真  - 2006/10/27 22:33 -
  
> 五十七話お疲れ様でした
> フェラーリ中将は敵が要塞表面全体に攻めてくると思っていた様です。その結果防衛網が薄くなってしまいましたが・・・。でも結果的にそのために敵が一点集中揚陸に上陸方法を変更したようです。
ただ、ドニゲッテルは水際撃破(?)を目標にしていたのであんなことを言ったようですね
> それとウォレス准将の階級が間違っていました。(僕のミスです)
> グンナ陸軍:第244軽戦車大隊(隊長:ウォレス准将 車種:T−80軽戦車)
> T−26軽戦車:800両
> T−50軽戦車:500両
> T−70軽戦車:300両
> T−80軽戦車:200両(ウォレス大佐含む)←ここの部分の階級を間違えて大佐にしてしまいました;;
> 合計:1800両
全く気づきませんでした。従って訂正してません。いずれ総集編HTMLを作るのでその際に訂正します
> 日戦軍団第231特科分隊が初登場。これからも増員されていく予定です。あと村山大尉の車種は分かってますが(たしか九七式観測戦車カソ)、島村兵長、高田上等兵の車種は何ですか?
実は島村、高田の初登場は第四十七話「帝国航空部隊奇襲」なんです。土方少佐が愛機もろとも特攻するシーンで、地上から土方機を捕捉しています。土方機が急降下するのを確認し退避、山岡大佐と合流しています
さて、本題の車種ですが、高田上等兵が八九式中戦車乙型、島村兵長が九七式中戦車チハです。第四十七話冒頭に登場する哨戒艇「153号」の乗組員が坂田少尉以外全員装甲車にしたので、設営隊隊員である高田上等兵、島村兵長も八九式や九七式にしたわけです。坂田少尉も八九式中戦車甲型だったりします
> 松井元帥とティーガー元帥にはあんな過去があったなんて・・・。
実は二両とも国家にたてついた経験を持っています
松井元帥はQトルック戦争において、グリシネ本国の防衛部隊の司令を担当していましたが、Qトルック軍の恐るべき攻撃の前に敗退、そのため「敗軍の将」だとか「無能な上層部の一両」だとか呼ばれ、遂にはグリシネ本国防衛部隊司令(兼陸軍元帥)の座から解任されてしまいます(後任がモントレー元帥)。後にプロトン王国(=プロトン合衆国)の部隊によりグリシネ本国が奪還されたため、一個小隊をプロトン王国軍の指揮下に置くことをモントレー元帥は決定。その部隊の司令はなんと陸軍では一、二を争うほど若いレラッフティ曹長でした。彼はモントレー元帥のお気に入りで、まさに元帥自身の勝手で指揮官にしたようなものでした。
レラッフティ達の活躍によりQトルック帝国は滅び、グリシネは救われましたが、唯一報われなかったのが、奮戦するも「無能」扱いされた松井元帥とその参謀達なのでした。遂には予備役に編入された松井元帥たちは国王に「あの時、敗北したのは敵の戦力が大きすぎたのであって、我々が無能であったからではありません!陸海空軍の共同作戦が取れなかったあの状況では、モントレー元帥であっても敗北は必至だったはずです!」と抗議しますが受け入れられず、遂には松井元帥たち予備役編入の将校たちと、彼を慕っていた大勢の部下がグリシネ陸軍を退役、設立したのが「日本戦車軍団」だったわけです。この日戦軍団設立の数日前には、大和元帥達が部下を引き連れクーデターを起こしましたが、集中砲火を受け敗退、「反逆車」として逮捕、処刑されそうになりますが松井元帥に助けられ、彼らも日戦軍団に入隊したわけです。その後艦艇を作り直し(実は全て「時代遅れ」として処分されそうになったQシュタインの戦艦群)、海軍を設立したわけです。当初はクーデターを起こす予定だったが結局「民間の特殊部隊」となって現在は本国を「第三国」へと追いやり大活躍しています
ティーガー元帥ですが、皇帝の圧政と二度にわたる敗北を見かねて、クーデターを画策するも、それが皇帝一派に気づかれ、襲撃を受けたため、皇帝一派の将校を射殺、ドロワルへ逃亡し、そこで皇帝一派と戦うも遂に捕まり、国外追放。プロトン陸軍での従軍の後、ドニゲッテルのクーデターによりQシュタイン帝国陸軍元帥に復帰、現在にいたるという経歴があります
> 地底戦車の能力が恐ろしいですね援護の90式戦車8両も頑張ってますし90式戦車と同等の能力を持つルクレール主力戦車が合わされば小規模でもかなり強力な部隊になりますね。
ちなみに90式戦車の支援部隊隊長の大塚中尉、名前の由来は以前に見た映画の登場人物だったりします。しかもチョい役(台詞の中に「大塚以下三名!」とあるだけだったはず)が元ネタ。名前だけ使用しました
> 次の第五十八話地底戦車がカルオスの新兵器により破壊されます
しかし僕の想像では「地底ミサイルの攻撃を受け、辛うじて地上に脱出するが機関故障で動かなくなり、機関砲で抵抗するが弾を切らし脱出」だったのが既に大破してますね。まあ大破、炎上していても再利用できるほどのタフな奴ということが分かったのでいいでしょう
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; .NET CLR 1.1.4322)@ntaich105190.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>


宇宙戦艦紀伊 第五十八話
 松井一真  - 2006/10/30 20:15 -
  
第五十八話完成。久々にQシュタイン連邦司令部が登場
第五十八話 地底戦車炎上す
連合軍は、ベータ空襲は迎撃に成功するも、ベータ沖での戦闘に敗退し、遂に上陸されてしまった
ベータ基地に上陸したグンナ帝国軍は、第五八連隊を駆逐しつつ、入り口近辺へと近づいてきた
しかし、突如出現した第231特科分隊の新兵器「六三式地底戦車」の攻撃を受け、右翼進行中のBT戦車が次々と破壊されていった
反撃の始まりであった
第257大隊司令、テイラー少将は、地底戦車への攻撃を敢行し生き残った四両の兵士から、話を聞いていた
その傍らではT−34が多数、地底戦車へと向かって行った
テイラー少将「あのドリル戦車は何とかならんのか!」
グンナ兵士A「我々の兵器では太刀打ちできません!」
グンナ兵士B「レーザー砲二門のほかにも機関砲多数とミサイルが搭載されております!」
グンナ兵士C「レーザー砲の威力は凄まじく、一発で軽戦車を・・・」
直後、果敢に突撃していったT−34の内の五両ほどが、凄まじい爆発と共に消失していった・・・
グンナ兵士C「訂正します。一発で中戦車を破壊する威力を持っています!」
テイラー少将「一撃で中戦車を破壊、だと・・・」
第244大隊のウォレス准将も、会話に参加する
ウォレス准将「完全にバケモンじゃないか!」
まだ、戦車隊による無謀な突撃は続いていた
遂に重戦車、JSが動き出した
ゆっくりと地底戦車へと接近していくJS−2
しかし、再び90mmレーザー砲が動き出した
一撃では破壊されなかったが、さすがに第二射には耐えられなかった
ほんの数発で破壊されていくJS−2。JS−3もそれに続いていく
その勢いは、次々とM4シャーマンを破壊していく、ティーガーIのようであった
テイラー少将「・・・一旦、後退する」
ウォレス少将「総員退却!退却だ!退却!」
一斉に、多数の戦車が後退を開始した
ベータ司令部
ドニゲッテル少将「これはいけるぞ、一気に殲滅できる!」
ユゴス少佐「ようやく、反撃が出来ますね」
松井元帥(通信)「・・・念のため、現在ライトウォーターで予備車を三両ほど用意しておいた。現在一両を『蒼空改』に搭載している」
ドニゲッテル少将「予備?一体どういうことですか?」
松井元帥(通信)「・・・何かありそうな予感がする・・・」
松井元帥の発言は、常に意味深である
先を見通したかのような、妙な発言。幾度も従軍し、上にまで裏切られた「経験」があるからなのだろうか
言い方を変えれば「革命家」になる彼だが、おそらく彼が革命を起こしたら、グリシネ陸軍は対抗できないであろう
実際、ドニゲッテル少将も、クーデターの際には皇帝一派を圧倒的に追い詰めていたのだ
松井元帥(通信)「・・・敵も、何か新兵器を持っている可能性がある・・・」
フェラーリ中将(通信)「・・・提案があるのですが」
ドニゲッテル少将「どうした?フェラーリ中将」
フェラーリ中将(通信)「・・・一旦、追撃を中止し、入り口周辺で防備を固めたほうが良いと思うのですが」
アコース中佐(通信)「自分も、中将の意見に賛同します」
ドニゲッテル少将「・・・言おうとしたことを言いやがって。俺もそれを考えていたところだ」
松井元帥(通信)「・・・どうやら、みんな分かっていたようだな」
ドニゲッテル少将「・・・松井元帥、例のもの頼みますよ」
松井元帥(通信)「了解。西田に連絡しておく」
西田、すなわち、第189小隊司令、西田大佐である
機動戦法を得意としており、明らかに要塞表面部での戦闘に長けていたが、後詰めとして要塞内部の防衛を担当していたのだ
ドニゲッテル少将「表面に彼らを出せば、機動戦法で敵を翻弄できるはずだ」
計300両の戦車が一斉に要塞入り口から出現、敵部隊の攻撃にかかった
ベータ基地
アコース中佐「・・・敵軍、再び進撃を開始!」
フェラーリ中将「・・・あれはグンナじゃないぞ!」
西田大佐(第189小隊司令。車種:61式戦車)「・・・あいつは・・・まずいぞ!」
フェラーリ中将「な、何がまずいんだ?!」
西田大佐「あれは上陸してきた敵軍の中でもっとも恐ろしい、カルオス陸軍第240大隊!」
フェラーリ中将「第240大隊・・・あいつか!」
地底戦車や90式戦車、ルクレールが次々とカルオス陸軍の突破阻止にかかる
しかし、突如現れた航空攻撃に苦戦する一方であった
おびただしい数の敵機は、地底戦車の対空ミサイルでも落としきれない規模であった
ベータ司令部
ドニゲッテル少将「航空機だと!?」
ユゴス少佐「しかもこれほどの量!?」
ドニゲッテル少将「基地航空隊が巻き返したか!?」
藤田上等兵「各基地に現状を報告!増援の準備を!」
ライトウォーター司令部
コピック中佐「一体、どこからこれほどの航空機が!?」
マグス中佐「我が軍の砲撃を妨害するかのようですね・・・」
松井元帥「・・・やつら・・・まさか・・・」
川島兵長「・・・司令・・・」
ティーガー元帥「カルオス陸軍となると・・・」
松井元帥「確か、上陸直後、第240大隊は不可解な停止を行っていた・・・どうやら支援射撃部隊に何かを配っていたようだが・・・」
コピック中佐「・・・新兵器ですかね?」
松井元帥「だろうな。おそらく、以前の空襲時に地底戦車の存在を知り、新たに作ったか・・・」
パレンバン司令部
ガランタン大尉「司令!聞きましたか!?」
ボルナソス大佐「ああ、ベータ基地、敵部隊上陸の件だろ」
ガランタン大尉「はい、厄介なことになりましたね・・・」
ボルナソス大佐「どうやら、日戦軍団の地底戦車が活躍しているそうだが・・・」
ガランタン大尉「ああいうのって、長くは持ちませんからね・・・」
Qシュタイン連邦 海軍司令部
フルト元帥「・・・サウラー君、どうやら、えらいことになったようだな」
サウラー中将「はっ、特務艦隊を派遣しなかった自分に責任があると心得ます」
フルト元帥「ははっ、そこまでせんでよい。『ビスマルク』をあの場に派遣しても、敗北は見えていた」
サウラー中将「・・・どういうことですか?」
フルト元帥「『紀伊』と『ビスマルク』で、戦闘艦隊の撃破は出来ても、輸送船団の阻止は難しいだろう。あれほどの隻数では・・・」
パラオ大佐「しかし・・・」
フルト元帥「・・・松井元帥のことだ。何か手を打ってくれるはず」
パラオ大佐「現在、地底戦車なる新兵器が展開しているようですが」
フルト元帥「そうか。あのドリルのついたデカブツだな。今度、陸軍本部のナルマルガムにでも、陸上戦艦派遣について打診しておこう」
Qシュタイン兵士「閣下!ベータ基地に対する空襲が激しくなったようです!」
フルト元帥「何っ!?」
サウラー中将「地底戦車は戦車なので対空戦闘は苦手なはず・・・」
第五十八話 続く
引用なし
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Re:宇宙戦艦紀伊 第五十八話
 松井一真  - 2006/10/30 20:15 -
  
後半。ルナツー司令部の後任が初登場
第五十八話 地底戦車炎上す
ルナツー司令部
チョロンネル中佐(ルナツー基地司令。車種:38(t)駆逐戦車 ヘッツァー)「地底戦車?」
スコダ大尉(ルナツー基地副司令。車種:35(t)戦車)「はっ、ベータ基地に持ち込まれた新兵器のようです」
チョロンネル中佐「そういえばナルマルガム中将からそれらしき兵器の話を聞いたな。『地中深く掘り進むドリルを搭載した新型戦車』らしいが・・・」
スコダ大尉「現在、グンナ陸軍の二個大隊を駆逐、カルオス陸軍第240大隊と交戦中です。しかし、敵の攻撃が激しく、近づけないようです」
Qシュタイン通信兵「敵、砲撃を開始!」
六三式地底戦車 車内
村山大尉「可能な限り回避するぞ!」
島村兵長「了解!」
相手はヘッツァーやカノーネだ。カノーネの90mm砲は厄介だが、この地底戦車にはほとんど効果はないだろう
高田上等兵「ライトウォーター司令部より入電。『予備は用意した。もしもの時は搬送する』以上です」
村山大尉「予備・・・?」
島村兵長「まさか、この戦車が破壊されるはずがありませんよ!」
高田上等兵「・・・戦車長!あれは!?」
ベータ基地
ハットン少将「装備換装始め!」
カルオス将校「装備換装始め!」
第240大隊の各車両が兵装を変更しているようだ
そして、それら車両郡から一斉に攻撃が繰り出された
六三式地底戦車 車内
村山大尉「まずい、潜行開始!」
島村兵長「潜行開始!」
地底戦車は車体を傾斜させ、潜行を開始した
辺り一体に土煙が上がる
ベータ基地
大塚中尉「退避!」
十数両ほどの支援部隊も一斉に退避、全弾をかわしつくした
だが、大塚は砲台を目撃したのだ
地上用のものとは思えない、大規模な砲台だった
大塚中尉「・・・あれは!?」
日戦軍団兵士「・・・大塚中尉?」
大塚中尉「急げ!村山隊長に連絡だ!」
突如、その砲台から、奇妙な砲弾が発射された
大塚中尉「・・・地底貫通弾!?」
「地底貫通弾」。一般的には「ドリルショット」と呼ばれる代物だ
その名の通り先端部にドリルの付いた砲弾である
日戦軍団でも開発されていた代物だが・・・
直後、物凄い爆発と、地震が起こった
大塚中尉「隊長!」
直後、地底戦車からの通信が途絶えた
大塚中尉「隊長!隊長!村山大尉!応答してください!」
日戦軍団兵士「・・・地底戦車が・・・やられた?!」
ライトウォーター司令部
松井元帥「村山!村山!応答しろ!村山!」
コピック中佐「新兵器・・・ですか?」
松井元帥「地底戦車なんてバケモン作った頃から、既に企画されていた代物なんだがな・・・やはり敵のほうが早かったか・・・」
マグス中佐「地底貫通弾・・・プロトン合衆国では『ドリルショット』と呼ばれていた戦車用新型徹甲弾・・・」
松井元帥「『地底貫通弾』なんてたいそうな名前がついているが、ドリルショットをでかくしたようなもんだからな。誰も地底戦車のような地下の目標に叩き込んだ事はない・・・」
ベータ司令部
ドニゲッテル少将「村山!呼ばれたら返事をしろ!」
ユゴス少佐「司令!通信機がやられたようです!」
ドニゲッテル少将「地底戦車がそう簡単にやられるわけないだろ!」
平岡上等兵「しかし、地底戦車からの通信が途絶えたのは事実です」
ドニゲッテル少将「おい、確かさっき、砲台から新型砲弾が打ち出されたって話を聞いたが・・・まさかそいつが地底戦車を破壊したとでも言うのか?!」
藤田上等兵「それ以外、考えられません!」
平岡上等兵「司令!地底戦車は健在です!しかし、もう持たないでしょう」
ドニゲッテル少将「健在だがもう持たないだぁ!?そんな馬鹿な話があるか!」
ベータ基地
大塚中尉「隊長!」
日戦軍団兵士「大塚中尉!まだ危険です!」
辛うじて浮上に成功した地底戦車だが、既に煙を噴出していた
そして、自走砲からの砲撃が始まった
大塚中尉「畜生!もうやられたというのに、あいつらは何を考えてやがるんだ!本来なら我々を叩くべきだろう!」
大塚は怒鳴り散らし、部下を連れて砲撃に参加した
地底戦車の機関砲が響く
残る機銃は二丁。もはや次の砲撃には耐えられないだろう
六三式地底戦車 車内
村山大尉「大塚!本車はもう持たない!退避するんだ!」
大塚中尉(通信)「隊長を守らずして、何が士官ですか!?」
村山大尉「逆だ!隊長の責務が、貴様ら部下を守ることなんだ!」
敵戦車が使用した砲弾は特殊なものであった。特殊徹甲榴弾というべきであろう
島村、高田による機銃射撃は続いていたが、もはや間に合わないだろう
次々と響く爆発音。もはや無理だ
村山大尉「島村!高田!急げ、脱出だ!」
島村兵長「了解!」
高田上等兵「隊長は!?」
村山大尉「お前らが出てからだ!隊長は最後に脱出するものだ!」
高田上等兵「了解!」
三両の戦車が、地底戦車から脱出していった
ベータ基地
村山大尉「大塚!この場は一旦引くぞ!」
大塚中尉「了解!」
直後、地底戦車は爆発を起こした
第240大隊はそれを見て後退を開始した
大塚中尉「野郎、地底戦車を破壊するためだけにやってきたのか?!」
村山大尉「だろうな・・・」
大塚中尉「しかし、既に行動不能になっていた地底戦車を叩くなんて、あいつらやりすぎじゃないか?」
日戦軍団兵士「下手すりゃ集団リンチの類ですよ」
村山大尉「・・・再使用はできるだろうな。機関部はやられたが、日戦軍団はそれだけで放棄するようなものではない」
ベータ司令部
平岡上等兵「地底戦車はやられたようです」
ドニゲッテル少将「追撃は、無理なようだな」
藤田上等兵「ウルタンク軍が進撃を開始しています。残りの部隊で迎撃できるか・・・」
ユゴス少佐「陥落は時間の問題かもしれませんね・・・」
ドニゲッテル少将「・・・・ユゴス、いざという時の為、装備の点検をしておけ」
ユゴス少佐「・・・司令?」
ドニゲッテル少将「もし司令部に敵が突入したら、俺達が戦うんだ」
ユゴス少佐「我々が、ですか?」
ドニゲッテル少将「ああ、そうでなければ、散っていった部下に申し訳が立たん。今まで散々、逃げ回ってきたんだからな」
ロケットランチャーの作動試験をしながら、ドニゲッテルは言った
ユゴス少佐「・・・散っていった・・・部下・・・」
彼らが考えていたのは、第五次キュワール大戦のQトルック上陸戦であった
日戦軍団陸軍機動艦隊の援護を受け、上陸したはいいが、多数の兵士が海岸で倒れた。そこから一番近い大都市、バーミメアンにたどり着くまで、部隊の半数の兵士が、敵地で散ったのだ
ライトウォーター司令部
松井元帥「・・・やはりな・・・」
コピック中佐「・・・まずいですね・・・」
ティーガー元帥「・・・こうなることは、分かっていたようですね、司令?」
松井元帥「ああ、敵も新兵器を開発しているだろうと思った。これほどの威力だとは思わなかったが」
村山の操縦する地底戦車は遂に炎上した。そして後退したグンナ軍に代わって、ウルタンク軍が進撃を開始した
連合軍は、再び劣勢となったのであった
第五十八話 終わり
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Re:宇宙戦艦紀伊 第五十八話
 ダークスピリッツ  - 2006/10/31 21:20 -
  
前半ボッコンボッコングンナ軍兵士がやられてますね
カルオス軍が使用した巨大ドリルショットですが一発造る費用がかなり高いようです
次の五十九話の前半ではQW軍の形勢が一気に不利になる予定です。そしてドニゲッテル少将は別の所で戦う予定です。

只今カルオス宇宙軍艦艇の設定を勢作中。五十九話設定も平行して行います
引用なし
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Re:宇宙戦艦紀伊 第五十八話
 松井一真  - 2006/10/31 21:55 -
  
> 前半ボッコンボッコングンナ軍兵士がやられてますね
> カルオス軍が使用した巨大ドリルショットですが一発造る費用がかなり高いようです
> 次の五十九話の前半ではQW軍の形勢が一気に不利になる予定です。そしてドニゲッテル少将は別の所で戦う予定です。
大損害を受けるグンナ軍。一撃で五両のT−34を撃破しています。ちなみにウォレス少将の「総員退却!退却だ!退却!」という退却三連発は最近の某戦車ネタに引っ掛けてますが誰も分からないはずです
> 只今カルオス宇宙軍艦艇の設定を勢作中。五十九話設定も平行して行います
そういえばカルオス艦も新型が続々登場するようですね
最近、日戦軍団の巨大航空機の登場も予定してます。たまたまあるサイトを見ていて思いついた「戦闘飛行船」ネタです。考えてみれば既に翔鷹型空中空母(紀伊型宇宙戦艦と同等のエンジンを搭載したため宇宙対応済み)から始まる空中司令部は遂に宇宙にまで達したというわけですね。まだ未掲載の日戦軍団新型機各種と共にスペックデータを公開しておきます
引用なし
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