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さて、レジスタンスはどこへ行ったと言うと・・・
ミーンテース隊長「うーーーん・・・・あれ?一体ここは?」
そこは、かなり大きな島だ
前方にヘリポートがある。ニビリアか?
ミーンテース隊長「ここはニビリアでしょうか?そのわりにはQタンクがいないですね」
レジスタンス兵士が振り返ると・・・
レジスタンス兵士「す、砂浜!」
レイオガル兵士「ここはニビリアではない。なぜなら港も作業兵もいない」
プロトン国王「どちらかと言えば、パパイヤアイランドに近い。しかし、アレは南方向に向かう波だった」
レイオガル国王「地図にも無い島のようだな。チャーフィー元帥殿・・・じゃなくてプロトン国王」
ミーンテース隊長「しかし、自然がいっぱいですね」
子チョロQ「ねえ、あれはなんていうQなの?」
島のチョロQ「知らないな」
ミーンテース隊長「ならば教えてあげましょう。私の名は、ミーンテース隊長!プロトン王国の市民から成り立った、レジスタンス部隊の隊長です!」
子チョロQ「プロトン王国なんて国無いよ」
プロトン国王「何!プロトン王国は絶対あるぞ!なぜなら私はプロトン王国の「国王」だからだ!」
子チョロQ「ねえ、国王って何?」
島のチョロQ「王様のことだよ」
子チョロQ「でも、真っ白の変な王様だね」
プロトン国王「なんか言ったか?」
島のチョロQ「言ってないぞ」
プロトン国王「地図を見せてくれないか?」
島のチョロQ「地図なら・・・」
そして、国王は地図を見た
プロトン国王「な、なにーーーーー!」
なんと、その広大な島一つしか書かれていなかった!
こりゃ、島民が書いた地図だな
ミーンテース隊長「この正体不明のでかい島しか書いてないじゃないですか!」
島のチョロQ「え?アファノアイランドを知らないんですか?」
ミーンテース隊長「アファノアイランド?」
島のチョロQ「この島のことです。キュワールでは一番でかい島だと島の者は言ってますよ」
ミーンテース隊長「一番でかいのはQタンク大陸ですよ!」
島のチョロQ「Qタンク大陸とは何ですか?どこかで聞いたような名前ですが・・・」
ミーンテース隊長「まあ、我々のキュワール地図でも・・・」
今度は島のチョロQが見た
島のチョロQ「なんじゃこりゃーーーーー!あのでかいアファノアイランドが書いてないではないか!ん?なんだこのL字型の島は。その横の、我々の島の4分の1くらいの島は何だ?」
ミーンテース隊長「このL字型のはプロトン王国、その横の島はニビリア共和国、その横がQシュタイン帝国、で、その横のでかいのが、さっきのQタンク大陸」
島のチョロQ「そういえば、北の方には、頭を旋回させて、大きな固まりを撃つ、恐怖のQがいるという伝説があるんですが・・・」
ミーンテース隊長「へ?さっき、何を旋回させて、大きな何を撃つって?」
島のチョロQ「だから、頭を旋回させて、大きな固まりを撃つ」
ミーンテース隊長「それで、Qとくれば・・・Qタンクーーー!?」
島のチョロQ「そう、その『Qタンク』という悪いQです」
ミーンテース隊長「我々は『悪』ではなく『善』ですよ」
島のチョロQ「やっぱりいいQタンクもいるんですね。島の奥の方に、レイオガルとか言うところからきたQがいましたが、あいつもQタンクなんでしょうね。頭は旋回できたけど、でかい固まりは撃たなかったQです」
ミーンテース隊長「国王。キュワール地図に、この島を追加させてください」
プロトン国王「わかった。レイオガル君・・・もとい、レイオガル国王もやってくれ」
レイオガル国王「わかった」
こうして、キュワール地図の下に、アファノの地図を参考に、アファノアイランドを書いた。さっき「ニビリアは4分の1」といっていたので、4倍の大きさで書いた
プロトン国王「では、ここで質問だ。ここに、工場を作っていいか?」
島のチョロQ「それなら村長に質問してください。この先にある大きな家です」
プロトン国王「わかった。Qタンクも平和の為に戦ってるんだ。しかし、平和になった後は、ほとんど役に立たないがな・・・」
アファノアイランド村長ミッケールの家
ミッケール「で、北のほうの「プロトン王国」と「レイオガル王国」からきたのか。しかし・・・」
プロトン国王「しかし?」
ミッケール「たのむから、撃たないでくれよ・・・」
プロトン国王「撃つわけが無いぞ。だから、工場を作らしてくれと言っているんだ」
ミッケール「わかりました。だから撃たないでくだされ」
プロトン国王「では、早速向こうの平地に、プロトンの工場5件、レイオガルの工場5件、あわせて10件を」
ミッケール「わかりました」
こうして、アファノアイランドに、10の工場ができた
島のチョロQ「ここは交通も不便でしてねえ。反対側に行くのに半日かかるんです」
プロトン国王「それでは、線路を敷こう。工場で車両を作ってくれ」
プロトン兵士「了解!」
路線名は、プロトン交通アファノ線。車両はプロトン交通本線のものと同じ1000系、路線はは海岸から住宅地、村長の家を中心に、南側に出る
更に島なのにツーマンで(今のところプロトン交通でワンマンなのは東湾岸線のみ)、乗務員、駅員、駅長を募集した
将来的には、アファノ海、タルタ海を巨大な海底トンネルで横断し、プロトンのリベージュダースに直通をする計画を作った
路線製作には、プロトン軍、レジスタンス部隊、レイオガル軍がそれぞれ分別的に担当した(レイオガルは車両だが)
こうして、プロトン交通アファノ線が開通した
ミーンテース隊長「開通記念列車、間もなく発射します。3、2、1、発射!」
プロトン国王「ミサイルじゃないだろ!」
ミーンテース隊長「すいません。間もなく、1番線から、開通記念列車が発車します。ドアが閉まります。ご注意ください」
プシューーーーー
こうして、プロトン国王(一日駅長?)と、ミーンテース隊長(一日運転士)が、開通セレモニーを開いた
ニビリアの4倍広大な島に、大陸の電車と同じ電車、同じ軍の工場が入った
なんと、工場からは煙が出ない!
これは、自然がいっぱいある島の、環境的な提案として、ミーンテース隊長が作ったもの
まだ研究中の試作品だが、今までのものと同じ物がたくさん作れる
ミーンテース隊長は、ライヒに注文料の代わりに送ろうと思っていた
さらに、巨大空母を作り、撃沈した揚陸艦、護衛艦、イージス艦を水揚げし、修理した上で再利用。そして、戦闘機、偵察機、爆撃機を製作。一度サンドポリスに向かい、いもむし元帥に知らせることにした
住宅地駅
ラクレル「これが路線図らしいです」
ミッケール「家の前にも駅が」
ガンコルじいさん「電車とはなんじゃ?」
尼蒸「駅があって、そこに止まる、線路を走る乗り物」
マキリア「それで、お金を払って乗るの」
ガンコルじいさん「まさか、レンタカーみたいなやつか?」
島のチョロQ「いや、決まった時間に来る、バスみたいなやつだ」
レミア「さっき聞いたけど、もうすぐ来るらしいわよ」
駅員「間もなく、3番線に、アファノ南海岸行き電車がまいります。黄色い線の内側に、お下がりください」
尼蒸「お、電車がきた」
駅
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アファノ北海岸(海底トンネル建設予定地より1km南)
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漂流地点――|
アファノヘリポート前
| プロトン工場線
|―――――――――プロトン軍アファノ工場前――――――――――北アファノ港
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住宅地
| 東アファノ線
|―――――――――レイオガル軍アファノ工場前――――――――――東住宅地
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村長宅前
| 造船所線
|―――――――――レジスタンスアファノ工場前――――――――――――アファノ造船所
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南住宅地
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| 学校線
|――――――――――アファノ学校前――――――――アファノコーポレーション(何だそりゃ)
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南アファノ港
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アファノ南海岸
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アファノ南岬
そして、島に流れ着いてから3ヶ月後
ウルタンク艦隊が、レジスタンスを追って、南の方に行った。そのとき、大きな島の影が見えた
バス少佐「何だあの島は」
島内にある基地
ミーンテース隊長「前方、ウルタンク軍巡洋艦、揚陸艦発見、沿岸砲台、砲撃!」
ドゴーーーーン
バス少佐「やべっ、島から砲弾が!」
ズゴーーーーーン
バス少佐「ひ、被弾したぞ!」
ウルタンク兵士「損傷率88%、前部砲が炎上!」
バス少佐「や、やられたぞ!主砲塔を使って島に攻撃しろ!あれはプロトン軍の陣地だ!レジスタンスはあそこに流れたんだ!」
ウルタンク兵士「我々の部隊を出しますか?」
バス少佐「当然だ!全軍をあの島に送れ!」
ウルタンク兵士「ラジャー!」
ウルタンク軍は、ついにアファノアイランドに攻撃を仕掛けた!
ミーンテース隊長「多分反撃が来るはずです。一斉砲撃!」
ついに襲撃が始まってしまった!平和な島に、戦争という恐怖が!
子チョロQ「ねえ、沿岸砲台って何?」
島のチョロQ「知らない・・・」
子チョロQ「じゃあ、大戦は?」
島のチョロQ「知らない・・・そんなの・・・」
第9話 終り
後編です
島のチョロQの台詞追加(まだ一瞬)
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