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今度は後編
第64話 フォレストVSビサエル〜市街地の死闘〜 後編
ノイズシティ
ビサエル少尉「で、奇襲はどうする?」
ウルタンク兵士A「カルオス軍士官が1個中隊ほど残っていますがねぇ・・・」
ビサエル少尉「じゃあ、そいつらを先に出すか」
ウー、ウー、ウー、ウー
ビサエル少尉「何だ!?」
ウルタンク兵士B「敵部隊です!高速で突っ込んできます!」
ビサエル少尉「何!?」
ウルタンク兵士B「先頭に深緑色の自動車!その後方から黒い自動車2台を先頭にこちらへ!」
ビサエル少尉「急いで攻撃機を出せ!先頭の奴を集中攻撃だ!」
フォレスト「突撃だ!」
ズゴーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
秘書「なかなかの速さですねぇ、あれ」
門番「こちらも一応時速350kmなのに、あっちはもう500は突破してますよ。道路焼けてるし」
ゴオオオオオオオ
ウルタンク将校「撃て!」
ボン!ボン!
ボゴーーーーーーーーーーン!
ウルタンク将校「何!?やられていない!うわ、突入されたぞ!」
キーーーーーーーーーーーーーーーー!
ズガガガガガガガガガ!ボン!
ボゴーーーーーーーーン!
門番「榴弾砲か!」
秘書「ここで一旦停止!ニビリア軍が来るまで持ちこたえてください!」
ズガガガガガガガガガガガ!
ブオオオオオオオオオオオオオオオ
ヒューーーーーーーーーー
ボゴーーーーーーーーーーーン!
フォレスト「くそっ!何故俺だけ狙われるんだ!」
ヒューヒューヒューヒューヒューーーーーー
ボゴーーーーーーーーーーン!
秘書「フォレスト様が敵の爆撃を引き付けてますよ!」
ミゼット「単純に、彼を狙えばリーダーがいなくなったところで退却すると言うことだけでは?」
秘書「言えてますね・・・」
ブオオオオオオオオオオ
F8Fベアキャット(隊長機)「む!敵が爆撃をしているぞ!援護射撃だ!」
ズガガガガガガガガガガガガガガ!
ヒューー
ボゴーーーーーーーーーン!
ビサエル少尉「何!?」
ウルタンク兵士A「敵航空隊が来たようです!鹵獲機の編隊です!」
ズガガガガガガガガガガガガ!
ボゴン!
秘書「あ、あの機体は・・・」
門番「やりましたよ!日本戦車軍団海軍の援護です!」
カルオス兵士「撃てーー!」
ボン!ボン!
パシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシューーーー!
ボゴーーーーーン!
秘書「連射式ミサイルです!よりによって今はカレー砲は無いし・・・」
ズガガガガガガガガガガガガ!
激戦が続くが、後続の秘書隊は次々と下がっていく
その時!
ボゴン!
ボゴーーーーーーーン!
秘書「砲撃!?」
キュラキュラキュラキュラキュラ
秘書「来ました!ニビリア軍、及びヒチニリア軍です!」
ボゴン!
ボン!ボン!ボン!
ボゴーーーーーーン!
空には軍団第二航空隊、地上にはニビリア軍とヒチニリア軍といった援護を受け、遂にフォレストはノイズコーポレーションのビルに突入した
同じ頃、秘書隊はフォレストの家を初めとする施設を奪回していく。ニビリアの援護もあり、レースコースに配置されていた高角砲をも鹵獲することに成功した
ブオオオオオオオ
ズゴーーーーーーーーーーー!
カルオス兵士「逃げろーーーー!超高速で炎を出しながら高級車が迫ってくる!」
ビサエル少尉「何!?あの時のフォレストか!」
兵士たちはビルの外に待避した
フォレスト「追い詰めたぞビサエル!」
ビサエル少尉「くっ、フォレストか・・・決戦なら、この建物の庭、そう、貴様の倒れたあの庭でやろうじゃないか!」
再びフォレストとビサエルの死闘が始まった
ディスコキングケイブコース内
秘書「非常に広いディスコですねぇ・・・」
ボン!
秘書「ん!?あの音は!」
ボゴン!ボゴン!
ズガガガガガッガガガガ!
フォレスト「カレー弾は前の戦闘で弾切れだし、援護隊はどこかに行っちまったし・・・」
ボゴン!
ボン!ボン!
秘書「フォレスト様がビサエルと決闘を開始したようです!」
急いで援護のために進む秘書隊とニビリア、ヒチニリア軍。しかし次々とウルタンクとカルオスの兵士が向かってくる
ボン!ボン!ボン!
ズガガガガガガガガガガ!
既にフォレストもビサエルも大量の砲弾と銃弾を受けていた
その時!
ケーニヒ「援護に来たぞ!ん?誰もいない・・・」
ゲトラ軍兵士「ケーニヒ司令官、どうやら全員、レースコースにいるようです!」
ケーニヒ「何!?」
ツートーンファクトリーコース
ズガガガガガガガガガ!
ボゴーーーーーーーーーーン!
ビー、ビー、ビー、ビー、ビー
ウルタンク将校「工場の機械に異常が発生したか!なんてこった!」
レイニーマンションコース
ボゴーーーーーーン!
ゴオオオオオオオオオ
フォレストの部下「あ!屋敷が炎上しています!コースが台無しです!」
スプラッシュハイウェイコース
ズガガガガガガガガガ!
ボン!ボン!
ボゴーーーーーン!
ゲトラ軍兵士「逃げろーー!道路が崩れるぞーーー!」
ディスコキングケイブコース
ボゴーーーーーーーーン!
ゴロゴロゴロゴロゴロ!
秘書「待避ーーー!ライトが転がってきます!」
スペーストリップコース
ボゴーーーーーン!
ヒチニリア兵士「早く退避用ロケットに乗れ!コースの一部が崩れた!」
これ以外にも多数のコースが炎上、大破し、レースが不可能となった
ゴオオオオオオオオオ
フォレスト「ビ、ビサエルめ・・・」
ビサエル少尉「な・・・なんて強さだ・・・フォレスト・・・」
ゴオオオオオオオオオオオオオ
ブオオオオオオオ
秘書「ああ!ベングリオンが燃えている!」
フォレストの部下「フォレスト様が!」
ビサエル少尉、フォレスト、共に大破・・・
2台のチョロQの死闘は、共倒れに終わった
日本戦車軍団広報
フォレストVSビサエル!死鬪の末、ノイズシティ奪囘!
ニビリア軍、ヒチニリア軍は、フォレスト隊の先發突撃後、一氣にノイズシティ内に突入、ノイズコーポレーション以外の施設を奪囘。レースコース内の高角砲を鹵獲したが、レースコースの施設などが多少爆破された。また、既に奪囘されていた三町のコースも一部破壞された。ウルタンク機の空襲と思われる。また、ノイズコーポレーションの庭で、フォレストとビサエルが死鬪を繰り廣げたが、どちらも大破し、共倒れとなった。ビサエル少尉は殘存したウルタンク衞生兵がウルタンク帝國に運搬したようだ。フォレストは部下が近邊の病院に運ばれた。どちらも重傷だったようだ
兵器紹介 グラマンF8Fベアキャット
ウルタンク軍の新型主力戰鬪機。日本戰車軍團海軍はこの機體を多數鹵獲し、このノイズシティ奇襲に利用した。この機體はグッドウェイ海戰で同士討ちをした閃電の部下でもあるが、今囘は一機が假隊長を務め、空戰を行った
空母飛鳳艦上
ブオオオオオオオオオオ
F6Fヘルキャット「今回は大勝利ですね」
F8Fベアキャット(隊長機)「しかし、フォレストが重傷らしい。あれでは戦闘は無理だな」
空母瑞鶴艦上
零戦二一型偵察タイプ(実在した改造機。零戦二一型を複座式にした物。零式練習機ではない)「F8F隊長機より入電!『ノイズシティ奪回ニ成功!』!」
震電「そうか!第二航空隊もよくやるではないか!」
零戦二一型「後は飛鳳の帰還を待つだけですな」
その後、空母飛鳳がブルーウェイ港に帰還、ビッグウェイ奇襲の準備を行うこととなった
第64話 終わり
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