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第39話です。このあたりで既にQトルック宣戦布告の模様
第三十九話 史上初の作戦(前編)
秋水「あ、前方から爆撃機が15機います。あれは北斗です!」
震電「15機・・・損害は無いな」
ゴオオオオオオオオオ
震電「陸軍兵が乗る重爆も完成したようだ。全員で空母に戻るぞ」
瑞鶴艦上
震電「今回の作戦は大成功だな」
秋水「全くです。最近は全く我々も出番は無く・・・」
震電「まあ、それもいい意味だ」
秋水「潜水艦の大群であるあの艦隊も、今は南方にある基地で待機しているようです」
震電「そうか。奴らは一番多く戦っているな。別の意味で」
秋水「そうですね」
雷電「次の計画の大艇は完成。爆弾の投下実験を今夜やるようです」
震電「本体は完成したか・・・」
日本戦車軍団基地近郊 航空機工場
技術兵「ついに完成しましたよ、超大艇が」
ピッ
ガチャンガチャンガチャンガチャン
技術兵長「超重飛行大艇・・・」
技術兵「富士です」
チリ元帥たちの目の前にあったのは、巨大な水上機だった
チリ元帥「で、でかい・・・」
チハ大佐「こ、こんなでかいのに我々が・・・」
オイ元帥「設計図などで色々資料は見たが・・・」
チリ元帥「うむ。とにかくでかいな」
技術兵「この「富士」は、とにかく大きな湖や海さえあれば、長ーーーーーーーーーい滑走路など必要ありません」
チリ元帥「それにしても・・・」
チリ元帥「ここから、どうやって出すんだ?」
技術兵「それなら、あの壁が開くので・・・」
ウィーーーーーーーーーーーーーーン
チリ元帥「さすがに、改造してあるのか」
その夜
チリ元帥「訓練開始!」
1 射撃
ズガガガガガガガガガ
零戦21型「後ろの的を狙えよーーー!」
見事に機関銃弾は零戦の後ろにある的(吹流し?)に当っている
そして、的はボロボロになった
チハ大佐「訓練完了!」
しかし、この次の高高度爆弾による爆撃訓練に問題があった
2 爆撃
シキ中隊長(爆撃担当)「撃て!」
ヒューーーーーーーー
ボチャン!
シキ中隊長「外れた・・・」
爆弾は、何度やっても目標(炎が燃えている)に当らない
ヒューーーーー
ボチャン
ヒューーーーー
ボチャン
ヒューーーーー
ボゴッ!
軍団兵士A「味方艦に当ててどうする!」
軍団兵士B「それなら艦隊を別のところに寄せればいいのでは?」
軍団兵士A「そうだな」
数日後、1台の技術兵がやってきた
技術兵「この『四一式高高度爆弾』は、照準を合わせた位置に、ジャイロで方向を修正するという高性能爆弾ですが・・・」
チハ大佐「それがいつも外れる、というわけだ」
技術兵「爆撃兵は?」
チハ大佐「すでに超重爆完成前に訓練を終えて、すでにエリートです」
技術兵「それなら、高度5000なら百発百中ですが・・・」
チハ大佐「5000!?我々は高度7000で投下するが・・・」
技術兵「7000!?爆弾は200〜300あたりで照準を開始しますので、その前にあおられて外れたりして・・・」
その夜
ヒューーー
ボチャン
ヒューーー
ボチャン
ヒューーー
ボチャン
ヒューーー
ボチャン
技術兵「結果はそれぞれ当らず、しかし4発とも、一部いいところがありますね・・・そうだ!」
グイイイイイイイイイーーーーン(メカの音)
技術兵「完成です!」
ヒューーーー
ボチャン!
シキ中隊長「命中!」
その後、四二式高高度爆弾(改)は、目標を外すことが無かった
ヒューーー
ボチャン!
シキ中隊長「命中!」
数日後
チハ大佐「これより、実弾による、最終演習を行なう!」
ゴオオオオオオオ
ヒューーーーーーー
ボゴーーーーーーーン
シキ中隊長「命中!」
こうして、四一式高高度爆弾改は完成、ついにQトルック宣戦布告となった
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