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第78話完成。遂に軍団に特殊部隊!
第78話 軍団突撃戦車隊 前編
日本戦車軍団は海軍結成以降は海軍主体となっていた
遂には「薩摩型航空戦艦」と言う「伊勢型航空戦艦」の逆で、空母から発展した戦艦を建造した。更には新鋭艦「紅鶴」「白鶴」などの空母もある。「翔龍」「瑞龍」といった艦隊空母など、既に大機動艦隊である。15もの艦隊の全てに空母2隻がつくほどである(2つの潜水艦隊除く)
また、九頭龍型駆逐艦、早地峰型重巡洋艦、摂津型超弩級戦艦といった、空母以外にも恐ろしい巨艦がある。摂津型に至っては、艦隊空母1隻を1撃で撃沈できるという巨砲を持つ
しかし、戦車軍団と名乗るからには陸軍も頑張らなくてはならない。海軍から商船改造軽空母「春日丸」を受け継ぎ(新鋭軽空母の完成のためらしい)、それに加え熊野丸を初めとする空母を加えた陸軍機動艦隊を建造した
が、結局海軍力を増やしただけである。陸軍力は一切上がっていない。そのため作られたのが「第75特務連隊」Qタンク陸軍の「第1特殊部隊」に匹敵するほどだ。ちなみに第74特務連隊までの各部隊は北方派遣部隊、南方派遣部隊、そして工作員部隊(スパイ部隊)と言った物となっている
今回のパトラファック作戦はこれと敷島を先頭に、3国(グリシネ、Qタンク、Qシュタイン(軍団はグリシネのレジスタンス的な軍))の主力を突撃させる
装甲列車「三島」内
チハ大佐「今回は第75特務連隊の初陣となる。三島の戦線到着時に『戦線到着!』と打電する。そこで第75特務連隊が三島兵員輸送車から車外に出る。そしてそのまま三島に続いて突撃する。という任務だ」
チリ元帥「で、隊長は、チハ改少将だ」←登場時は准将だったが昇進
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ(ディーゼルエンジン音)
敷島隊、発進
後方から第1特殊部隊、軍団、Qシュタイン主力部隊、Qタンク主力部隊と続く。そして上空にはバーミメアン占領時に活躍した軍団陸軍航空隊。しかし、海軍の姿は見当たらない。陸戦隊も、航空隊もいない。一体どこへ行ったのか。実はこれは陸軍のみで行う作戦のため、海軍は参加しなかったのと、海軍は新鋭艦の建造に忙しかった為である。航空隊も新入りのために演習を行っていたためいなかったのである
震電「橘花、後方の新入りたちは、ちゃんと来ているんだろうな」
橘花「はい、全機、落伍はありません!」
震電「よし、次は着艦だ!着陸と同じじゃないかと思っていたら違うぞ!空母は飛行場とは違い長さも短く、幅も狭い!運が悪けりゃ海にドボンだ!秋水!見本を見せてやれ!」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・
震電「あのようにやるんだ。まあ、秋水はロケット式だから若干早めだが、おまえらレシプロ機はもう少し低速で着艦する。よし、次はレシプロ機・・・烈風、先に着艦せよ!」
ブオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・・・
震電「見てのとおり、少しずつ高度を下げていかないと甲板に激突することがある。よし、まず手前の機体から順番に向こうに見える艦に着艦だ!」
ブオオオオオオオオオ・・・・
橘花「いやぁ、新入りの訓練、ありがとうございます、隊長」
震電「うむ。今まで閃電がやっていたからな。あいつの訓練はめちゃくちゃだったからな。『着艦後の停止のタイミングは勘だ!』と言って、何機海に落としたことか・・・」
震電「さて、全機着艦したようだな。橘花、先に着艦してくれ」
シュゴオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・
震電「よし、着艦!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・・
震電「燃料が後少しで切れるところだった。薩摩、安芸の各航空戦艦は、伊勢、日向とは違い空母からの発展系だからな。着艦はともかく、発艦は速度が少し遅ければ46cm砲塔に激突する」
秋水「それでも、射出機がありますからね」
震電「そんなもの全空母に取り付けている。今までの7隻の主力空母と多数の軽空母をはじめ、新鋭艦にもつけているからな。だから射出時にはかなりの高速で発進が可能だ。噴式機に至っては発進時には秋水並みの高速で射出可能だ。しかし、甲板が短い2隻の航空戦艦は、射出機のない艦隊空母並みの速度しか出なくなるわけだ。まあ、それでも、艦攻が海面ギリギリに降下してから上がっていくって所だが・・・」
秋水「と、言うことはこの艦には新入りが入ってくると・・・」
震電「うむ。一部が転属する可能性もある。春日丸が陸軍に転属になっただろ。それまでの春日丸搭載機を紅鶴に乗っけたらしい」
秋水「春日丸は歴戦艦ですからねぇ。乗っている機体たちもベテラン揃いですよ」
震電「うむ。問題としては、春日丸は噴式戦を乗せられなかったから、レシプロしかいないってことだ」
秋水「今のところは大丈夫ですが、そのうち噴式の時代になったら・・・」
震電「俺のようなレシプロ式は即、引退だな」
秋水「総司令のことですからやらないと思いますが・・・」
軍団総司令部
松井元帥「遂にパトラファック侵攻か・・・高杉、おまえより早く我々はQトルックまで侵攻するぞ!」
ガチャ!(ドアを開ける音。総司令室は通常のドア)
バタン!(ドアを閉める音)
松井元帥「おお、オイ元帥」
オイ元帥「総司令、我が第2師団は近頃任務がないような気がしますが・・・」
松井元帥「対高杉作戦、つまり非核作戦も終わったからな。任務が欲しいならピヨ王国にでも行ってくれ」
オイ元帥「ヒヨコ連合は近頃QQQQに狙われてますからねぇ。しかし、すぐに侵攻と言うのはないかと」
松井元帥「うむ。しかし、あそこもやばくなるだろう。ヒヨコ連合に兵器を輸出しているが、その金も我々の軍資金になる。しかしQQQQは我々と非常に対立している。以前の非核作戦にもあるようなことだ。だからこそヒヨコ連合に守備隊が必要なんだ。Qトルックは第1師団に任せておいて、とりあえず北方の守備にあたってくれ」
オイ元帥「・・・了解!」
ガチャ!
バタン!
松井元帥(なるべく早めに戦争を終わらせたいが、Qトルックは強敵だ。もはや既にCQ暦は244年。それなのに我々は未だパトラファック大工業都市・・・・今頃レイオガルとカルオスはどこへ・・・)
第78話 続く
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