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大和元帥「予定変更で新鋭空母による航空戦。第80話は砲戦の予定」
第79話 パトラファック沖航空戦
Qトルック総統宮殿
ラーテ「何?!パトラファックが占領されただと?!どういうことかねナフォギック!」
ナフォギック元帥「そんなこと私に聞かれても知りませんよ!我々は今までトルック湾軍港にいたんですから!大体海兵師団が壊滅したことであそこは占領されたんです!」
ラーテ「君達陸軍だって三台の指揮官が部隊を組んで防衛をしていたではないか!」
ナフォギック元帥「しかし、敷島ですよ!敷島!」
ラーテ「何だそれは!旧式の軍艦か?!」
ナフォギック元帥「違います!超強力な重装甲列車です!陸軍の殆どがそいつにやられました!」
ラーテ「何!?BT−200は!」
ナフォギック元帥「弾薬庫炎上で爆発しました!火炎放射器を持った集団にやられたそうで」
ラーテ「BT−200でも勝てんとは!かくなる上は海軍で攻めるのみ!第1航空艦隊の修理は完成したのか!?」
イオゼト中将(海軍指揮官。車種:ゲパルト。以前はQトルック艦隊司令長官だったがトルック湾戦により降格)「はい、そのようです」
ラーテ「日本戦車軍団め!正規空母まで撃沈しやがって!我が空母機動部隊が貴様らを駆逐してくれようぞ!フハハハハハハハハハハハハハハハ!」←笑い方がフォレスト並み。恐るべし・・・
イオゼト中将「では機動部隊のアレフュ中将に知らせてきます」
ラーテ「うむ。おそらく、敵艦隊はパトラファック沖で哨戒中だろう」
ラーテの予想はたいていあたる。まさに総統。独裁国家(おい)
トルック湾軍港
軍港施設は非常に荒れ、乾ドックも爆発、駆逐艦がドック内で大破着底した。辛うじて軍港施設の修理は出来たものの、まだ艦の修理は出来なさそうであった
アレフュ中将(車種:レオパルドI。機動部隊指揮官で、イオゼト中将の親友)「戦艦隊のイオゼトか。まさか任務かい?」
イオゼト中将「その通りだ。しかし今回はアレフュ、おまえの機動部隊が行くらしいぞ」
アレフュ中将「そうか。戦艦隊も前に旗艦が撃沈されたからな。なにやら時間がかかるらしいし。じゃ、早速だが、任務の詳細は?」
イオゼト中将「敵艦隊がパトラファック沖にいるらしい。パトラファック沖に機動部隊を進め、攻撃を行えとのことだ」
アレフュ中将「単純な任務だな。ここまで簡単な作戦があったことか」
イオゼト中将「我が艦隊も後援として参戦させるようなので、期待しておいてくれ」
アレフュ中将「おう。仮に敵艦隊が接近した時に、おまえの艦隊がいれば助かるぞ」
その後、アレフュは艦隊旗艦「ラーテ・ウルタンク」に上がっていった
アレフュ中将「今回の任務はパトラファック沖の敵艦隊襲撃である!戦艦隊の護衛もあるようなので、がんばってくれ!」
Qトルック将校A「戦艦隊の護衛が何になる!」
Qトルック将校B「ただの邪魔者じゃないか!」
Qトルック将校C「そうだそうだ!」
アレフュ中将「君たちがそういうのも分かる。事実、我々の沈没艦は空母グッドウェイを除いては全て戦艦を初めとする戦闘艦船である。しかし戦艦は空母にはない特徴がある。巨砲だ。敵艦隊が接近した時のためには魚雷や重砲が必要となる。だからこそ戦艦隊を護衛につけるらしい。足が遅いのが難点だが。とにかく、戦艦隊は来るのが遅いようなので、結果的には我が機動部隊のみの作戦となるだろう。心してかかれ!」
そして、空母ラーテ・ウルタンクを先頭に、次々とアレフュの機動部隊が出航していった・・・
途中でQトルックで補給を受け、パトラファックへ向かった・・・
Qトルック艦隊
アレフュ中将「よし、第1派、発進!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
Qトルック将校A「結局、イオゼトの戦艦隊はこなかったようですね」
アレフュ中将「出てきても、大して活躍できないだろ」
数時間後、パトラファック沖
雪風少将「電探に反応!敵航空隊接近中!」
大和元帥「敵航空隊か!各艦隊、戦闘機射出!総員出撃!三式通常弾装填用意!」
ブオオオオオオオオオオオオオオ!
震電「閃電め、やっと復活か」
閃電「今度こそ卑怯な手を使わんぞ」
このときQトルック軍は正規空母を辛うじて20隻建造、軽空母に至っては35隻だった。一方で軍団は正規空母30隻、軽空母5隻、航空戦艦(空母型)2隻、航空戦艦(戦艦型)2隻。空母の数では一応Qトルックが勝っている
またもや二機の指揮官が戦果を争っていた
秋水「喰らえーーーー!」
ズガガガガガガガガ!
Qトルック艦隊
旗艦 ラーテ・ウルタンク艦橋
アレフュ中将「今頃、航空隊が戦果を上げているところだろう」
Qトルック将校A「そのようですな」
しかし、逆に戦果をあげられていることは艦内の乗組員は知らなかった
アレフュ中将「そろそろ第二派を出そう。出撃!」
ブロロロロロロロロロロロロロ!
第二派、出撃
軍団艦隊上空
ズガガガガガガガガガガガ!
パシューーーーーーーーー!(ロケットの音)
ボゴーーーーーーン!
薩摩中将(航空戦艦薩摩)「敵航空隊、壊滅!」
大和元帥「うむ。新入りとは言え、なかなかだな。なにせベテランが乗っている新鋭空母は紅鶴だけだからな。しかも軽空母からの移転だから小規模だ」
紅鶴級空母は紅鶴、白鶴、蒼鶴、玄鶴で、いずれも翔鶴級空母を強力化させたものである
また、新鋭空母である翼龍型は、翼龍、翔龍、瑞龍が出来ている。これは灰色甲板の空母である。
この7隻は第1艦隊と第2艦隊に入れられ、翔鶴級等とともに活躍している
紅鶴中将「しかし、敵は射出機二基装備の正規空母が3隻いる。残りは平甲板形式だが、それでも空母の数では我々が少ない。軽空母をグッドウェイから5隻しか出さなかったからなぁ・・・」
矢矧少将「電探に反応!敵航空隊接近!」
大和元帥「やはり、第二派か・・・」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオ!
震電「閃電!貴様には絶対勝ってやる!」
閃電「貴様のような機体に言われたくはない!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
陣風「噴進砲発射ーーーー!」
パシュシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーーーーーーー!
ボゴーーーーーーーーーーーーーーン!
第二派、壊滅
Qトルック艦隊
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