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第86話。ブラドン共和国が初登場。和風ファミレスである夢Qが炎上した直後に軍団飛行隊がやってくるのは・・・
第86話 ブラドン空襲阻止 前編
平和な国ブラドン共和国。4つものキュワール大戦で1度も戦場になったことのない平和な国である
アプリコットシティ
レオピック「・・・それにしても、戦争戦争って物騒な話だなぁ」
アムミック「そうだね。そこら中に砲台が配置されているし」
警官(というよりお巡りさんだけど)「今まで、ここだけが戦場にならずに済んだんですけど、戦場はおろか誰にも知られなかったアファノアイランドってところにウルタンクの艦隊が攻め込んだってニュースを数年前に聞いたものですし。それから警察署じゃあ拳銃だけではなく機関銃の装備まで認められたんですよ」
バーチェル「でも、敵も今は負け戦。ここが戦場になるわけないな」
しかし、エジソンタウンではいつもより長く工場が活動する
兵器の生産の為らしい。
作業員A「しかし、いつもいつも、戦争がはじまると忙しくなるもんだな」
作業員B「首都の奴らは『もしここが爆撃されたら、わが国は大変なことになる』などといって、対空砲という兵器を生産させている。全く、ここが戦場になるはずないのに」
作業員C「もしかしたら起こるかも知れないがな。平和な国だったQカラーもクーデター説があるし」
ボンダー「物騒な世の中になった物です。早い内に、戦争が終わって欲しいですね」
サクラポリス(佐倉市にあらず(おい))
ウッパーティ「最近は軍用列車がなんだかだとか。大変だよな、ここの軍も」
ゲッツ電鉄社員「だよな。でも結局、ここが戦場にならずに終戦してることが多いよな」
ウッパーティ「そういえばアムミックの奴、今はアプリコットに戻ってるらしいな」
ゲッツ電鉄社員「そうだな。最近はこんなところでも、戦場になる可能性があるもんだ。帝国、恐るべしだ」
ゲッツ電鉄は私鉄で、新幹線Q2系を大量発注した。最近では敷島までもが輸入されてきた
キュト4800系についても後継機種について色々と激論になっているらしい
また、敷島により鉄道帝国と化したQシュタイン製の列車も輸入されている。とはいえ、Qシュタインは敷島型の生産に忙しい為各駅停車用車両の給与になっている
また、駅の広告には新幹線の延長についてが書かれている
キンカクタウン(日本式に言えば金閣町(おい))
ミトキュ港では国防用戦艦の建造が進む。軍団の技術も入っている
リョウヘイ「また大変なことになったもんだのぉ」
市民A「おい、前のチョロビア見たか?」
市民B「ああ、軍事ネタが久々に出たな」
市民A「というより、あんなこと知ってるわけないよ」
市民B「それでも100は行かなかったな」
市民C「俺あれ知ってたぞ」←ト○ビアだと良くある。実際投稿した人も同じような資料を見て投稿した可能性も
市民A「なんで出さなかったんだよ!」
市民C「何!?お前まさか山分けでもしようと思ってたのか!?」
忍者軍団
カスケ「最近ではスパイという忍者とよく似た敵中に隠れて敵の話を聞くという者がいるそうでござる。ただ英語に変えただけに感じるでござるが」
カネゴロウ「我々とは違い敵に偽装するそうでござる」
リンジロウ「それにしても、近頃は物騒な話ばかり聞くでござるな」
ロクベイ「戦時なんだから当たり前でござるよ」
グリーンビレッジ(注:グリーンタウンとは無関係)
パネピーズ社
アニーマ「ジョイフルトレインなるものが近頃出てきているな」
エーブリド「そうですね。ああいうのを我が社でも出してみるのはどうでしょうかね」
アニーマ「そうだな。今度、ラウミャンツェ社長と話して見るかな」
エーブリド「あとは通勤車の強化でしょうね。グリシネのE231ってのがいいですね」
アニーマ「あれか。そこら中でもどきが出来てるな」
企画部第14課
ライトン「第9課のガキどもが新型車両についての企画を考えているそうだ!こっちも対抗していかねば!」
ライナウ「彼らが企画しているのは高速を誇るQ5000の最高速度を160に引き揚げることですが、各駅停車が70〜80で走っている今のところではおそらく・・・」←さほど知識的じゃないような・・・
ナウト「馬鹿馬鹿馬鹿。いちいち長い事いうな」
ライナウ「なんだとぉ!?本気でやる気か?!」←微妙に意味不明
ガリクリン「まぁまぁまぁ・・・しかし、高速列車が増えすぎると逆に問題が発生するかもしれませんね。ライナウさんのいうように、各駅停車と追突する可能性もあります。現に、軍団は速度の違う列車を二編成混ぜて、それらより少し遅い速度の編成を五編成置いて、若干複雑な路線で、各駅違ったダイヤで走らせました。すると、昼頃に必ず速い列車が遅い列車に追突することが判明したのです」
イオッカ「確かにそうだけれど、後に軍団が各駅同じダイヤでやると、追突率が低くなったという記録が・・・」
ワッケナ「ゲッツ電鉄は350kmの超速列車という記録を軍団に先取りされてしまいましたねぇ・・・」
アリビー「そういえば、軍団のWIN350試験列車が350kmを越しましたねぇ。しかしあれ、営業用編成(=500系)は300kmですので、営業用での記録はゲッツ電鉄が出すでしょうね」
第14課と第9課はそれぞれの思想が違い、若干第14課が上手ながらもいつも採用争いが続いている。第14課は現在の主力各駅停車であるQ350系の高速化、及び新型ディーゼル車の製造を主張し、第9課は速度130を記録する特急車両Q5000系の更なる高速化を主張している
しかし経理部のミッドガウは国土防衛用に敷島を二編成購入することを決定、新型ディーゼルエンジンはこの敷島のエンジンを参考にするとした。敷島は装甲列車のため高価だったため、ディーゼルエンジンについてはこれを流用することとし、第14課の新型ディーゼルカーについては採用された。一方、新型電動車両については一応第14課のほうが優勢である
しかし航空機については飛行艇「あかぎ型」の登場に伴いブラドンの航空会社がこれの民間タイプを購入、もはや軍団の作った兵器同士の競り合いとなっている。軍団の乗り物をどう使うか、そこがブラドンの交通のポイントとなっている
社長室
ラウミャンツェ「四一式ディーゼル機関と言っていたな。敷島のエンジンは」
ペリドッツ「音も我が社のローター8Lモーター(L=ライト)と同じくらいですからねぇ」
ラウミャンツェ「これを通常の車両につけると、重武装を載せた敷島でも100km出るから、150はザラに出るだろうな」
ペリドッツ「会長は他国に続きお座敷車以外でのジョイフルトレインの導入を検討との事で」
ラウミャンツェ「それはいいな。和洋共通車はこう言うのに導入せねば!」
ペリドッツ「あと、現在グリシネなどで開発が進んでいる『旅客装甲列車』の開発協力についてグリシネとQシュタインから・・・」
ラウミャンツェ「それはなかなかよさそうだ。よし、今度いろいろ検討してみよう・第14課、第9課に連絡しておけ」
しかし、遂にこの国も、戦場と化してしまった・・・
ブラドン沖
ブラドン沖には密かにQトルックが空母機動部隊を派遣、奇襲を開始しようとしていた
また、陸上爆撃隊も上空にいた
旗艦 グラーフ・ツェッペリン
アレフュ中将「相手は一度も戦争をしたこともない弱小国家だ!すぐに焦土にすることが出来るだろう!総員出撃!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
グラーフ・ツェッペリンを初め、多数の空母群から、無数の攻撃機が射出された。更に北からはウルタンクのエセックス隊が攻撃隊を出していた
これは初のQトルック、ウルタンクの合同作戦である
しかし、これについては、既に軍団に、数時間前に探知されていた
数時間前 南キュワール洋
伊−61「敵空母機動部隊発見!ただいまより追撃を始めます!」
伊−62「第五潜水隊、敵艦隊追撃開始!」
伊−61、62、64の第五潜水隊が追撃を開始していた
後を追って第一偵察潜水隊(波−101、102、103、104、105、106、107、108、109、110)が追撃戦に参加
更に第七潜水隊(伊−52、53、55)、第一潜水隊(伊−9、10、11、12、呂−100)が続いた
20隻ほどの潜水艦に追尾されているにもかかわらずアレフュ艦隊は北上していたのである
戻って、ブラドン沖
伊−61「友軍第八潜水隊に連絡!『敵艦隊目標ハブラドン。敵ハ航空隊ヲ射出!』!」
第八潜水隊
第八潜水隊は主力艦隊に一番近い位置にいた。通信距離には限界がある。そのため中継基地的に潜水隊同士で連絡を取り合い、バケツリレーのように最終的に主力艦隊に情報が届く
伊−58「友軍第五潜水隊より入電『敵艦隊目標ハブラドン。航空隊ヲ射出!』!」
伊−54「直ちに主力艦隊に連絡!『敵艦隊ハブラドン空襲作戦ヲ開始!』!」
第86話 続く
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