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第90話後編。箭風の登場が第90話になったのは単純に変換が難しかったから
第90話 突入せよ!アレフュ大要塞 後編
市内
チハ大佐「突撃ーーー!」
キュラキュラキュラキュラキュラキュラキュラ!
ドンドンドンドンドンドンドン!(表現しづらい装脚戦車音)
ボン!
ズガガガガガガガガガガガガガ!
セブルーガ中尉「行けーーー!敷島と合流するぞーーー!」
南ハバパル駅
トルック過激派A「もう来やがったぞ!」←トルック過激派:要するに右翼
トルック過激派B「畜生!」
駅員A「市民の皆さんは避難してください」
Qトルック将校「もう間に合わん!速く発車させろ!」
駅員B「まだ多数の市民が・・・」
Qトルック将校「仕方ないだろうが!」
プシューーーーーーー!(ブレーキを解除する音)
ガタガタン、ガタガタン(走り出す音)
ガタン、ガタン、ガタン、ガタン
ウィーーーーーーーーーーーーーン!(モーター音(VVVF?))
南ハバパル駅長「早くしろ!次の列車だ!」
キーーーーーーーーーー!(ブレーキ音)
駅員A「押さないで下さい!」
市民C「すし詰め覚悟だ!」
続々と市民避難列車が走っていく。南ハバパル駅はともかく、中央部で車庫も有るハバパル中央駅は大混乱であった
ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ
駅員C「アレフュ市民の皆さん!敵軍が突入してきました!早急に電車に乗り込んでください!」
ハバパル中央駅長「急がんとやられるぞ!」
市民D「急げーーー!」
トルック過激派C「ラーテ総統閣下バンザーーイ!」
トルック過激派D「叫んでいる暇はないぞ!」
司令部
ストイコ中将「市民避難は続いているようだな」
スラフワク少尉「大変です!まだ市民50台が残っています!『非国民どもが!我々は決して軍国主義者どもに屈さんぞ!』と叫んでいます!」
ストイコ中将「さては頭のいかれた右翼組織どもだな。無理をしてでも避難させろ」←右翼組織:自分達が軍国主義者であることに気付かない超右翼のこと。革命赤軍とかみたいな物。関係ないが日本ではもはや死語に近い軍国主義だが、中国では未だ健在である。やはり中国には未だに「日本=軍国主義者の集まり」と言う考えを改めない人がいるようだ
レコッバチ中尉「了解!」
ビラガド軍曹「市民はその50台及び駅員以外は全員避難しました!」
ストイコ中将「良し!後は残った鉄道要員を避難させろ!ここに残るのは軍人(?)のみだ!」
アレフュ要塞北部
Qタンク元帥「うーむ。やはり押されているか」
ディラット「行くぞーーーー!」
ゴオオオオオオオオオオ!
Qタンク元帥「あれは!新兵器か!」
ボンボンボンボンボンボンボンボンボン!
ボゴーーーーーン!
Qタンク列車兵「列車隊、到着!」
Qタンク陸軍第1軍の支援に回ったのはQシュタイン帝国軍の「敷島」の影響で作られた250型装甲列車。5つの特殊部隊とともにQタンクの切り札である
そしてアレフュ北部要塞突破に成功
するとBT−500及びコンドラチェンコが出撃。敷島の方に向かっていく
既にあたりにはタンクの残骸や脱線した列車の姿が多数目撃された
ガランタン大尉「右方向、敵の列車があります!」
ボルナソス大佐「民間車両だ。攻撃はするな。横の線路を使って追い越せ」
ゴオオオオオオオ!
市民A「あれが敷島か!」
市民B「なんて列車だ!」
市民C「装甲列車より速いはずの民間列車を追い越しやがった!」
ゴオオオオオオオ!
ガランタン大尉「隊長!前方、コンドラチェンコを捕捉!」
ボルナソス大佐「照準をコンドラチェンコに定めよ!一斉射撃だ!」
ゴオオオオオオ!
ルラット大佐「破壊目標発見!主砲、撃て!」
ヴォーーーン!
ボゴーーン!
ガランタン大尉「うわーーー!」
ボルナソス大佐「大丈夫か!」
ガランタン大尉「持ちこたえています!」
ボルナソス大佐「敵は巡洋艦級、こちらは駆逐艦級の主砲しか持っていないからな。これが海戦だったら轟沈だぞ。運良く至近弾ですんだが」
レイザー大尉「障害物ありません!一斉射撃OKです!」
ボルナソス大佐「一斉射撃、撃てーーーーー!」
ボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボン!
ボゴーーーーン!
ルラット大佐「うわーーー!」
コンドラチェンコはそのまま線路から外れていった
レイザー大尉「敵重装甲列車、脱線!」
ボルナソス大佐「よし!ここもすぐに占領できるぞ!」
ガランタン大尉「前方、敵列車発見!未確認だ!」
ラナサヴィット少将「ボルナソスめ!コンドラチェンコ3編成の借りを、このBT−500で返してくれよう!」
ボルナソス大佐「加速して右方向砲戦に移れ!」
新兵器BT−500と敷島の砲戦が始まった
ボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボン!
ボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボン!
ボゴーーーーーン!
ガランタン大尉「また被弾しました!」
ボルナソス大佐「やはり強いぞ!」
しかし、ポイントがあり、BT−500の線路の横に更に線路が通っていた
ボルナソス大佐「ガランタン!八島に打電!『ポイントを切り替えてBT−500の右に移れ!』!」
重装甲列車 八島
トポリ伍長(八島副列車長兼通信手)「列車長!敷島より入電!『ポイントを切り替えてBT−500の右に移れ!』!」
ピクールガ中佐「分かった。すぐに転轍機を右に切り替えろ!」
ガチャン!
ガチャン!
ドロワル上等兵「完了しました!」
ピクールガ中佐「良し!そのまま曲がったら、敷島を追い越せ!」
ゴオオオオオオオオオオオオオ!
ガタガタガタガタガタガタ(ポイントを曲がる音)
ピクールガ中佐「よし!そのままBT−500に並び、砲撃開始!」
ボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボン!
ボゴーーーーーーーーーン!
BT−500車内
Qトルック列車兵A「被弾しました!敵列車2編成に挟み撃ちされています!」
ラナサヴィット少将「何!?」
Qトルック列車兵B「線路が3本に分かれたため、挟撃されたようです!」
ボゴーーーーーーーーーーーン!
ラナサヴィット少将「やられたぞ!脱出!」
Qトルック陸軍の誇るトルック列車隊はこの戦闘で壊滅した
重装甲列車 敷島
ボルナソス大佐「よし!これで列車隊は壊滅か!」
レイザー大尉「残るは守備隊ですね」
ガランタン大尉「津島より入電!『敵陸上部隊掃討中。列車隊撃破次第援護に回って欲しい』!」
重装甲列車 津島
ドナウメタル少佐(津島列車長)「敵守備隊は多いぞ!早くしないと爆撃される!」
ケーブ准尉(津島副列車長兼通信手)「先ほど敷島に打電しました。すぐ支援がくるはずです!」
ポツダメ兵長(津島操縦手)「先ほどの入電では列車隊を撃破したとのことですので、支援は確実です!」
重装甲列車 霧島
コピック中佐「なんて数の守備隊だ!要塞突破でも苦戦したのに、このままでは弾薬が尽きる!」
マグス中佐「敷島、八島がすぐ支援にくるはずと津島より入電!」
ブスラウ曹長(霧島操縦手)「右方線路に敵警備車両!」
コピック中佐「9cm砲で撃破しろ!」
このとき列車隊は二編成ずつに分かれて行動していた
敷島、八島隊は敵警備列車隊の撃破、それ以外はすべて地上部隊の掃討及び要塞の撃破が任務だった
重装甲列車 長島
ザウラーズ大佐(長島列車長)「こちら長島、地上部隊全て掃討、霧島隊の方向に移る!」
エカンプ上級大尉(長島副列車長兼通信手)「ちょうど津島より支援要請が来ていた所です!」
スホーイ大尉(長島操縦手。車種はスホーイに引っ掛けてSU−152)「全速前進!目標ハバパル中央部!」
重装甲列車 淡路島
スコダ大尉(淡路島副列車長兼通信手。車種:スコダ35(t))「長島、全速前進、目標ハバパル中央部!」
チョロンネル中佐(淡路島列車長)「分かった。すぐにこっちも全速で向かうぞ!」
西ハバパル駅
ゴトンゴトン、ゴトンゴトン・・・
駅員D「あれで全部ですね」
駅員E「作業車で撤収するぞ!」
ハバパル司令部
ストイコ中将「・・・何てことだ!BT−500がやられるとは!」
スラフワク少尉「敷島の前にはいかなる列車も無力ですか・・・」
ビラガド軍曹「なんとしてでも止めなくては!ここから先は小規模な町ばかり!トルック湾と首都以外の防衛拠点がどこに有る!」
ストイコ中将「よし!あのイオゼトアールを出せ!日も昇ってきたことだ!」
シュゴオオオオオオオオオオオオ!
イオゼトアールは基地に近づいていく
そして巨大ロボットとなった
Qタンク元帥「でかいぞ!踏み潰されるな!」
チハ大佐「なんてでかい装脚機械だ!」
ビルを蹂躙しつつ(おい)敷島へ迫るロボット。残っていた過激派が負傷する(おい)
ボルナソス大佐「なんて残虐なロボットだ!まさに独裁国家の象徴!」
その時・・・
ブオオオオオオオオオオオオオオオ!
箭風「飛行隊到着!何だあれは!」←箭風:Do335プファイルを改造した新型戦闘機
震電「巨大ロボットか・・・よし!噴進砲を持った機体はあれの脚部を攻撃しろ!」
パシュシュシュシュシュシュシュシューーーーーー!
ボゴーーーーーーン!
地上
チハ改少将「突撃ーーー!火炎放射で奴の脚部を潰せーーー!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ボゴーーーーーーン!
チハ改少将「待避ーーーー!」
大形ロボはそのまま倒れた
そして守備隊は敷島列車隊により壊滅した
司令部
ストイコ中将「大形ロボが航空攻撃で?!」
レコッバチ中尉「早く逃げましょう!」
ストイコ中将「やむをえんな。退却!」
日本戦車軍団広報
アレフュ・ハバパル陷落!敵本土の八割を占領!
Qシュタイン、プロトン、ニビリア、グリシネ、軍團の連合軍が、アレフュ・ハバパルを奇襲、敷島列車隊をはじめとする裝甲列車の活躍によりこれを占領。これにより敵本土の八割を占領した
飛行隊については夜間の爲機數は最初は少なかったが、夜明けとともに新型戰鬪機隊により、突如現れた巨大裝脚機械を撃破した。なお、市民は全員が避難したらしく、敷島が避難列車を目撃した
兵器紹介 重裝甲列車敷島型
Qシュタイン帝國の誇る重裝甲列車。日本戰車軍團の設計で、最高時速は百km、裝甲も非常に厚い。今まで二度の對重裝甲列車戰を勝ち拔いた。現在三十編成以上の同型編成が有る
ドニゲッテル少将「これで敵も分散しての守備に当たるしかなくなったな」
ユゴス少佐「まだあの核兵器が残っているというのが問題ですね」
ドニゲッテル少将「何でも、軍団海軍の水雷戦隊がこれを追跡中らしい」
ユゴス少佐「それなら、すぐに何とかできそうですね」
第90話 終わり
今回の画像は避難列車と敷島。敷島が深緑一色・・・
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