![](http://osuna.s9.xrea.com/x/files/spacer.gif) |
どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
以上、さくらがちる頃に。
|
第十六話。軍団の予想は見事に当たる
第十六話 極秘同盟
日本戦車軍団総司令部
ホニ大佐「総帥、本土の祝賀会も派手でしたよ」
松井元帥(通信)「そうか。チリ元帥がくるまで君は居残りだが、楽しんだそうだな」
ホニ大佐「はっ、大和の砲撃は、素晴らしいものでした」
松井元帥(通信)「こっちの、我らが紀伊も素晴らしいものであった。そして連邦の超弩級戦艦もな」
ホニ大佐「ところで総帥、厄介な知らせです」
松井元帥(通信)「どうした?」
ホニ大佐「セイロン基地の極秘通信機(いわば盗聴器)のほうに不審な言葉が・・・」
松井元帥(通信)「セイロン?あんな僻地に何が・・・」
ホニ大佐「所属不明の赤い艦隊が接近してきた、とのことです」
松井元帥(通信)「・・・・・・所属不明の赤い艦隊?」
ホニ大佐「双胴式の戦艦を始め、謎の大艦隊がいたとのことです」
松井元帥(通信)「傍受した通信では何か手に入ったか?」
ホニ大佐「電磁防壁らしき兵装の装備、謎の巨大ミサイルなどが確認されています。また、奇妙な通信も入っております」
松井元帥(通信)「奇妙な通信?」
ホニ大佐「アマティス軍第一派遣艦隊がどうのってことですが」
松井元帥(通信)「アマティス?どこかで聞いたような・・・あっ!あれだ!エレミア星系第四惑星!」
ホニ大佐「第四惑星!?」
松井元帥(通信)「まさかエレミア星系のほとんどの星にチョロQが住めるとは思いもよらない事態だ。未だにアマティスを始めいくつかにはチョロQの生存が確認されていなかったんだからなぁ」
そう、日戦軍団は既にアマティスの情報を掴んでいたのだ
アマティス、エレミア星系第四惑星で、第三惑星、すなわちキュワールや、第二惑星、すなわちグンナとは違い、国家はアマティスただ一つだ。すなわち星そのものが国家なのだ
他、デトロワなど謎の星々が存在するが、いまだチョロQの存在は不明である
ホニ大佐「キュワールとグンナ以外の惑星ですか・・・また途方もないもので」
松井元帥(通信)「気候的に言えばキュワールが一番住みやすいのだが、まさかグンナと同じく気候の調整装置があるのだろうか。だとしたら、とてつもない技術力だぞ」
ホニ大佐「ううむ、知らない間に、我々は抜かれていたのですか」
松井元帥(通信)「そういうことだな。だが、考えてみろ。電磁防壁は既に第七次キュワール大戦の段階で我々が開発したではないか」
ホニ大佐「そ、そういえば!」
松井元帥(通信)「そして現在、宇宙艦艇用として日戦軍団の主力各艦艇に搭載予定ではないか!」
ホニ大佐「た、確かに」
松井元帥(通信)「だからこそ、我々は他のエレミア星系国家と並ぶ技術力を誇っているのだ!」
ホニ大佐「総帥、熱くなりすぎです。声が割れてます」
松井元帥(通信)「うむ、すまなかった。とにかく、我が日戦軍団はキュワールトップクラスの技術力。アマティスとやらの実力、見てみたいところだな」
ホニ大佐「あと、Qシュタイン連邦から通信です。『昨日、ルナツー沖で拿捕した輸送船団の回航が完了』以上です」
松井元帥(通信)「そうか。確か十何隻か拿捕したんだったな。今までで最多の」
ホニ大佐「はい。確か十五隻だったかと」
松井元帥(通信)「二十何隻かあって、それで撃沈したのが護衛の海防艦八隻以外ではほんの数隻だったんだからな。少々、もみ合いがあったようだが」
ホニ大佐「しかし本当にすごいものですね」
松井元帥(通信)「しばらく、潜宙艦の天下だろうな。今のうちに、対潜訓練をしておかねば。鳴神の出番が来るぞ」
ホニ大佐「そうですな」
彼らは、しばらく談笑していたのであった
パレンバンとキュワールはかなりはなれているのだが、超高速通信機によりキュワール内部と同じぐらいの速度で声が届くようになったのだ。従来型では何時間もかかったのが、ほんの数秒で届くようになったのだ
さて、その一方で造船所では、最新鋭潜宙艦が建造中であった
艦名は「伊−400」。これまた、松井元帥の指揮下における第一特務潜宙艦隊に配備される予定だ
この船の特徴は攻撃機「晴嵐」を三機搭載可能なこと、浮上砲戦でもかなりの火力を誇ること(15.5cm三連装砲を装備)、そして何よりも驚異の索敵性能である
なんと敵艦の艦名と詳細データーまで判明してしまうほどの力。これは松井元帥の労力あってのことだ
ちなみに、15.5cm三連装砲を装備しているのは一番艦「伊−400」のみで、二番艦「伊−401」以降は14cm単装砲に変更されている
また、建造中であった巡潜甲型「伊−13」「伊−14」の2隻もこれに準じた設計に変更された
これにより潜宙艦も次々と進化を遂げることとなったのである
ちなみに、これらは潜宙艦でははじめて、六二式誘導魚雷を初めから搭載した潜宙艦である
当然ながら既存の潜宙艦は五七式魚雷を搭載していたため、六二式誘導魚雷の搭載は後回しになっていたのだ
第一特務潜宙艦隊、その戦力は軽巡一、駆逐艦十二、潜宙艦十二。旗艦は軽巡「大淀(大淀型)」。この大淀型は潜宙艦隊指揮用に建造された船で、大量の偵察機を搭載している。普段は駆逐艦十二(いずれも陽炎型)の護衛の下艦隊行動を取り、潜宙艦隊を裏で支援する。水雷戦隊と潜宙戦隊で一応分けられているのだ
ちなみに潜宙艦は潜特型十、巡潜甲型改二で編成されている
さて、一方でセイロンでは、Qタンク艦隊が寄港していた
そう、アマティス軍に追われ撤収したQタンク艦隊だ
セイロン基地
セイロン基地司令「何!?圧倒的な戦力だと!?」
バルチャー大佐「はい、双胴戦艦が2隻を始め、多数の戦力を配備。敵艦は電磁バリアを装備しており、レーザー兵器が効きません!」
セイロン基地司令「ううむ、厄介な奴らだな・・・」
Qタンク兵士A「来ました!所属不明艦隊です!」
セイロン基地司令「射撃用意!バルチャー大佐、すぐに戦闘配置を下命しろ!」
Qタンク兵士B「しかし、発砲しませんね・・・」
バルチャー大佐「まさか今度こそ中立艦隊とかいうなよ。もう沈めちまったんだから」
セイロン基地司令「・・・・・・」
Qタンク兵士A「所属不明艦より通信です!」
????(通信)「貴官らの所属を問う。一体何者かね?」
セイロン基地司令「他車に名を聞くときは、自分から名乗ったらどうかね?」
????(通信)「そうだったな。我々はエレミア星系第四惑星、アマティス軍第一派遣艦隊。我々の任務は第三惑星、すなわちキュワールの調査である」
セイロン基地司令「分かった。我々は、エレミア星系第三惑星、キュワール連合、Qタンク王国軍セイロン基地。話をはじめたということは、敵ではないということだな」
派遣艦隊司令(通信)「うむ、そういうことだが、一つ、気になることがある。まずは寄港させてくれないか?」
セイロン基地司令「分かった」
こうして、まずはアマティス艦隊が寄港することとなった
派遣艦隊司令「では質問をしようキュワール連合Qタンク王国軍とは、一体どういうことかね?」
セイロン基地司令「・・・そういえばアマティス軍とは?」
バルチャー大佐「・・・まさか、アマティスには国が一つしかないのでは?」
派遣艦隊司令「ご名答。と、言うことは・・・」
バルチャー大佐「鋼鉄世界の異名を持つキュワール、この星には複数の国家が存在しております」
結局のところ、派遣艦隊司令とバルチャー大佐、すなわち先の戦闘で戦ったものたちによる会話が行われた
途中、外交のためQタンク大使までもが総司令部から直接通信に乗り出した
Qタンク王国の各員はアマティスは国家が一つしかないことに驚いた
逆にアマティスの各員はキュワールに複数の国家が存在することに驚いた
やはり、文化の違いは驚きを与えるものだ。だから何だって感じの解説だが
Qタンク大使(通信)「・・・では、せっかく寄港してもらったのだから、一つ、諸君らに言いたいことがある」
派遣艦隊司令「どういうことですか?」
Qタンク大使(通信)「先ほど国王陛下より、多大なる技術力を持つ中立国とは同盟を結んでおいたほうが良いとのお言葉が出ました。そして、陛下は貴国、アマティスとの同盟をご決断されました」←急に敬語になったことは気にしないように
そう、ついにQタンク王国はアマティスと同盟を結ぶことを決定したのだ
これによりアマティスはQタンク王国と技術提携を取ることとなった
が、こんな技術力が他国に渡ってしまうのは困ると考えたQタンク王国は、この同盟を極秘裏に結ぶことにしたのだ
さすが、それぞれが各国の代表と自覚しての会議だ。どこぞの特撮の宇宙人みたいに、星の代表と自覚せず暴れまわり殲滅された、なんて話がなくてよかったものだ(またそのネタか)
その一方で、日本戦車軍団総司令部はこの情報を掴んでいたのだ
日本戦車軍団総司令部
松井元帥(通信)「そうか。Qタンク王国と同盟か・・・」
ホニ大佐「極秘裏に結ばれたようです。奴らもとんでもないことをしました」
松井元帥(通信)「・・・このことは我々日戦軍団および、連邦上層部のみの極秘事項としておこう。一応、大統領閣下には話しておく」
ホニ大佐「了解しました」
最高国家機密をも看破する実力を持つ日本戦車軍団、ここでもセイロンに極秘裏に仕掛けた盗聴器が効果を発揮した
とりあえずは技術提携を結んでいるQシュタイン連邦の軍上層部(T−35大統領含む)にのみ話され、連合本部のあるプロトン合衆国には知らされなかったため、公にばれることはなかったのであった
が、このとき、日本戦車軍団はとんでもない通信を聞いていたのだ
日戦軍団通信兵「司令!大変な通信が届きました!」
ホニ大佐「どうした!」
日戦軍団通信兵「ウルタンク帝国艦隊が、連合本部のあるバチェリットに向かっているとのことです!」
ホニ大佐「なんだって?!」
日戦軍団通信兵「敵は大量の空母で編成されている模様!」
ホニ大佐「厄介だな・・・」
松井元帥(通信)「・・・話は聞いた。すぐに潜宙艦隊に連絡をとる!プロトンにも至急打電しておく!」
ホニ大佐「了解しました!」
ついに本土攻撃艦隊の行動が始まったのだ。潜宙艦隊が真っ先に連絡を開始した
出張っていた「伊−58」からの通信では、敵は大量の空母で編成され、潜望鏡を上げて調べてみたところ敵は大量の大型機を甲板に載せていたとのことであった
この報告を聞き、プロトン軍は精鋭艦隊を発進させたという
いざというときのために連合軍はプロトン近辺に航空隊を派遣する準備をしていた
当然ながら軍団もである
近辺に展開しているのはかなりの数だ
さすが総司令部周辺。それにニビリア、Qシュタインも航空隊を派遣する計画である
この大量の航空機で敵機を迎撃するのだ
そして各国の精鋭艦隊も向かっている。こちらは間に合いそうにないのだが、撤収する敵艦隊を奇襲することは可能である
再び防衛戦に向かった連合軍、果たして、プロトンの運命や如何に
第十六話 終わり
|
|
|
146 hits
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; .NET CLR 1.1.4322)@ntaich165220.aich.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp>
|
|
![](http://osuna.s9.xrea.com/x/files/spacer.gif) |
|