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どうも、お久しぶりです。おすなのかたまりです。
スパムがひどいので、禁止語句を設定しました。
「http://」を禁止していますので、URL を記入する場合は「ttp://」とかにして下さい。
これでこのスパムがツールを使ったものかどうかよく分かると思います(笑
この掲示板は XREA.COM が生きてる限り多分あると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
以上、さくらがちる頃に。
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第十八話 ワレ、サクセンモクヒョウニトウタツセリ
ついに敵の大規模航空隊が来襲した
これを迎撃するのは合衆国第427航空隊(ただし、主力のF−16は出撃できず、F−15と海軍からのF−14が十四機のみ。コードネーム「クルセイダー」)、ニビリア第009航空隊(ユーロファイター、ミステール、ミラージュIII計四十一機。コードネーム「タイフーン(まんまユーロファイターの機体名だし)」)、連邦第212航空隊(ラプター四機を筆頭にMe−262II、He−280II、Ta−152IIが計五十九機。コードネーム「ヴィント(某対空戦車の名前から)」)、日戦軍団第九五陸上航空隊(F−15、震電II、轟雷II計三十八機。コードネーム「セイバー(本来は第一航空隊のコードネームだが、再編中なので流用)」)、同第七八陸上航空隊(四四式戦爆雄型改(三型(注:奇数が戦闘機型、偶数が攻撃機型))十二機。コードネーム「グラディエーター」)であった
その数百六十四機。今までにない大規模な航空隊である
一方で帝国側も極秘裏に発進したカルオス軍第001および第002航空隊(計245機)、グンナ第111航空隊(爆撃機50、戦闘機80)が出撃している
兵力差はかなりのものだ。カルオスも精鋭だ。第002航空隊は良く分からないが
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
プロトン航空隊長(名称未定)「クルセイダー1より各機!目標は敵大型爆撃機!」
六機のF−15と八機のF−14が一斉に敵機を狙った
続いて第九五航空隊である
暫定でバタビア中将が隊長を勤めている。本来は赤城航空隊の隊長だ
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
バタビア中将「セイバー1より各機、まずは護衛機を叩く。AAMの準備は出来たな?」
日戦軍団航空隊は第九五航空隊および第七八航空隊である。第七八航空隊の四四式戦爆機十二機が発進したのだ
本来は全力出撃がしたかったのだが、本部がリゾニア、空中空母(翔鷹型。第六次キュワール大戦時に建造されたもので2隻が建造された。陸上飛行場から発進するシステム)も宇宙空母への改装中、しばらくの間は無理なのだ
Qシュタイン航空兵「各機、散開しつつ敵重爆を叩け!」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオ!
まずは前衛となる第427航空隊、第009航空隊、第212航空隊がグンナ軍爆撃隊の攻撃にかかった
だが、襲い掛かってくるミグは強力なものであった
プロトン航空隊長「よし、各機行動開始!」
そして航空戦が始まった
普通、大型爆撃機を狙う際は護衛機から攻撃を行う。無論、護衛機が少ない場合は無視してもかまわないが
だが、相手は宇宙型だ。戦闘機八十機はいずれも強化されている
隊長機はMig−15を狙い、降下した
プロトン航空隊長「まずは機銃掃射だ」
当然ながらF−15はMigに速度で勝る。相手は宇宙型だがF−15より基本設計が古いガンファイター。ミサイル搭載機のF−15には劣る
20mmバルカン機銃が放たれる。翼部に命中した。Migは急旋回を開始した
それに対し見越し射撃を開始。風防に命中、大爆発を起こし敵機は墜落した
プロトン航空隊長「クルセイダー1、ファゴットを撃墜!」
すると背後から銃撃。他のMigだ
その激しい音から察するにプロペラ式エンジンのMig−1だ
先のMig−15より数段旧式のレシプロ戦闘機。だが、宇宙型のため若干強化されている可能性がある
当然速力で振り切ることが可能だ。連邦航空隊に任せてベアを狙った
だがまたもMig−15だ。今度は機銃を撃つ余裕はない。武装をサイドワインダーに切り替える
そして発射。一撃で命中、撃墜した
プロトン航空隊長「ファゴットを撃墜!」
プロトン航空兵A「こちらクルセイダー2、ファゴットを撃墜!」
次々と届く撃墜報告。だが、いずれも戦闘機だ
プロトン航空兵B「こちらクルセイダー3、ミグを撃墜!」←Mig−1にはコードネームが無いためミグというメーカー名で代用(おい)
一方で第212航空隊、戦闘機の相手を任されることとなった
Qシュタイン航空隊長(名称未定)「これでは重爆は狙えんな。よし、数の多いシュワルベは戦闘機を叩け!ヴィント1から4(全機ラプター)は重爆を叩く!」
全速力で四機が敵重爆に追いつく。追いすがる敵機は全て振り切った
おそらく敵護衛機は後方から来るほかの機体に撃墜されるのであろう
ジェット機のためあまり高機動飛行は出来ないが、それでも急降下、ベアを狙った
旋回機銃が射撃を開始した。グンナ製Tu−95は旋回機銃を搭載している
サイドワインダーを発射、エンジンに命中し爆発した
Qシュタイン航空隊長「ベアを撃墜!」
ラプターの強襲は恐ろしいものであった
一方で第009航空隊、こちらも護衛機の撃墜に当たっていた
ニビリア航空隊長(名称未定)「こちらタイフーン1、先ほどミグを撃墜した!」
ニビリア航空兵「タイフーン2、ファゴットを撃墜!}
だが、既にバチェリットへと近づいていた
グンナ爆撃隊長(名称未定)「本部へ打電。『ワレ、サクセンモクヒョウニトウタツセリ。ヨテイドオリばちぇりっとホンブヲバクゲキスル』!」
グンナ通信兵「了解!」
カルオス帝国第一特務艦隊 戦艦「ニマスト(ついに登場、指揮官名の戦艦。ただのネタ不足)」
カルオス通信兵「シュトーム1(第111爆撃隊コードネーム)より入電!『ワレ、サクセンモクヒョウニトウタツセリ。ヨテイドオリばちぇりっとホンブヲバクゲキスル』。以上です!」
熱田中将「予定通り、だな・・・よし、全速前進、予定空域へ向かう!」
バチェリット上空
バタビア中将「セイバー1より各機、行動を開始せよ!」
護衛機が他の機体にかまっている間に、爆撃機を撃墜する、そのために現れたのが第九五航空隊および第七八航空隊であった
クエゼリン大佐「グラディエーター1より各機、相手は速度が速いが運動性能は劣る。重爆だから後ろから狙え!」
日戦軍団航空隊、その数五十機
クエゼリン機は目前に見えるベアを狙い急旋回、側面から叩くことにした
旋回機銃が射撃を開始した
だが、そういうものは当たりにくいものだ。光学照準儀がしっかり機影を捉える
そして射程距離内に入った
クエゼリン大佐「射撃開始!」
クエゼリン大佐は第二艦隊航空隊司令比島中将の教え子である。第六次キュワール大戦でも橋本派の航空隊相手に大活躍したのだ
12.7mm焼夷機銃が射撃を開始する。旋回機銃に命中、機銃が吹き飛んだ
続いて翼部被弾。クエゼリン機はそのまま旋回して脇をすり抜けていった
そして2度目の攻撃。エンジン一基が吹き飛ぶ。続いて二基目。バランスを崩し、ベアは墜落していった
クエゼリン大佐「こちらグラディエーター1、ベアを撃墜!」
レイテ大佐「こちらグラディエーター2、バジャーを撃墜!」
だが、地上では思わぬ被害が出ていた
バチェリット
ロドスシルト少佐「敵機を撃墜してくれるのはありがたいが、墜落した機体の処理が難関だな・・・」
ロッキード元帥「これさえなければ・・・」
そう、墜落した爆撃機が空中爆発後も破片と化して地上に落下しているのだ。当然、爆発せずに機体ごと市街地に墜落したものもいる
ロッキード元帥「だからといって、彼らがいなければ被害は増すばかりだからな・・・」
ロドスシルト少佐「難しいものですね・・・」
カルオス帝国第一特務艦隊 戦艦「ニマスト」
カルオス通信兵「敵の増援が接近!戦闘機が五十機です!」
熱田中将「よし、各機発艦せよ!」
精鋭の二百四十五機もの航空隊が発進した。連合軍は苦戦することとなった
バチェリット上空
シブヤン中佐「こちらグラディエーター3、バジャーを撃墜!」
バタビア中将「・・・・・妙だな、クエゼリン」
クエゼリン大佐「はい。先ほど電探広域索敵内に入った艦隊が全く行動しません」
バタビア中将「・・・・まさか・・・」
レイテ大佐「まずい!艦隊より巨大な反応!あっ、散開した!戦闘機隊だ!」
バタビア中将「やはりな・・・」
奇襲であった。この奇襲はとてつもないものであった
このとき爆撃機の撃墜数は合計十一機。しかし、このカルオス軍戦闘機隊との空中戦に突入したため爆撃機への攻撃を止めなければいけなくなったのである
こうもなると、爆撃機への対抗策は大統領居城にある四基の高射砲だけだ
相手は機動性には劣るが速力で勝るジェット戦闘機群であった
いくら半ステルス式の四四式でもこれには苦戦することとなった
六機が撃墜された
それに対し、カルオス側に与えた損害はフィッシュベットが一機とフレスコが三機、ファーマーが六機だった
続いて第九五航空隊によるAAM攻撃。だが、相手もフレアを装備していた
二百四十五機数、撃墜したのは四十八機だった
日戦軍団航空隊は撤収した。航続距離と損害の問題である
日本戦車軍団総司令部
ホニ大佐「第七八航空隊および第九五航空隊は撤退しました」
松井元帥(通信)「・・・・それは仕方ないことだ。だが・・・連合本部が空襲されたのだ。街そのものの被害以上に大きいものがあるだろう。やはり、キュワール連合の力では帝国に勝てないのか・・・」
ホニ大佐「・・・・・・・」
松井元帥(通信)「・・・いつか、逆転できると信じていたのだがな・・・」
バチェリット 大統領居城周辺
ロドスシルト少佐「退避ーーーー!」
ボゴーーーーーーーーーーーン!
ロッキード元帥「くそっ、これはどういう仕打ちだ!?」
プロトン通信兵「・・・・・全航空隊、撤退!?」
ロッキード元帥「何っ!?」
ロドスシルト少佐「・・・・クルセイダーまでも?!」
リピーレド元帥「腰抜けどもめ・・・」
ロッキード元帥「リピーレド、そう思うならあんたも迎撃に参加しろ。高射砲は用意してある」
リピーレド元帥「分かっている!」
リピーレドは高射砲へ走っていった
ロッキード元帥「これで撃墜数が増えればいいのだが・・・」
シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
プロトン通信兵「敵機、急降下!」
次々と機銃が咆哮する。高射砲もそれに続く
すると、投下直後の爆弾に高射砲が命中した
ボゴーーーーーーーーーーーン!
爆弾の空中爆発のあおりを受け、急降下した敵機は爆発した
ロッキード元帥「・・・また破片が増えたか・・・」
そして今度はベアとバジャーが水平爆撃を開始した
ヒューーーーーーーーー!
プロトン大統領「何っ!爆撃だと!?」
プロトン兵士「閣下!危険です!退避してください!」
ボゴーーーーーーーーーーーーーーーーン!
日本戦車軍団総司令部
兵士がつけたTVからはプロトン合衆国首都、バチェリットの変わり果てた姿が映し出されていた。そして、プロトン合衆国の広報士官の声が続いた
プロトン広報士官「・・・バチェリット市街地の損害は八十%に達し、国民からは非難の声が上がっています。また、これにより野党の攻勢が・・・」
もはや、あのときのプロトン合衆国の姿はなかった・・・
ホニ大佐「・・・・・・」
松井元帥(通信)「・・・・・・・・・・もう、キュワールは終わったな・・・・プロトンがこうなった今、連合はもはやまとまった組織ではない」
ホニ大佐「・・・・・やはり、我々には敗北の道しかなかったのでしょうか・・・・」
松井元帥(通信)「・・・プロトン本国が悪いわけではない。少なくとも、な」
そして、広報士官はこの言葉でこのニュースを絞めた
プロトン広報士官「・・・大統領のほうは、軽い火傷を負っただけで済んだ模様です」
一方で、ウルタンク帝国軍も、リベージュダースへと接近していたのであった
第十八話 終わり
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